2008年05月09日

■映画と夜と音楽と…[373]屈折せずに下降志向で生きていけるか?/十河 進

●「インテリヤクザ」は誉め言葉になりうるか?

昔、ある写真展のオープニング・パーティの二次会で大手出版社の週刊誌編集者たちと一緒になったことがある。その場には、かつてのその週刊誌の編集長だった人の夫人もいて、なぜか僕はその人の話を聞くことになった。相手の年齢に関係なく、僕は女性にとってよい話し相手だったことはない。

僕は当時、四十代半ば。夫人は五十代後半に見えた。そのせいか、僕としては気楽に話ができた方だと思う。相槌を打ちながら話を聞いていた。彼女の夫は名編集長と呼ばれた人らしく、スタッフたちにも敬愛されているという。だから、夫人も編集部のスタッフたちのことはよく知っているようだった。そのうち、彼女はこう言った。

──週刊誌の編集者なんて、みんなヤクザよ、インテリヤクザ。

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■うちゅうじん通信[21]究極の未来美生物/高橋里季

急に思いついたんだけど、みんなで究極の未来美生物をつくる企画! ってどうでしょう? みんなでアイデアを出し合って、どんどん形にしていくようなやり方で進めていけたら面白そうじゃない?

《本能的でない子孫の残し方(性)が、たぶん見つかるでしょう。動物的でない欲望を持つことが、たぶんヒトはできるようになるでしょう。本能の能力を活かしながら、新しい「食・性・闘」を開発するでしょう。ヒトは、この地球史上初の「殺さない死なない美しい生き物」に成るのだわ!》

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■展覧会案内/タイムトンネルシリーズVol.26 十文字美信展「写真に落ちていく」

感性のバケモノになりたい―十文字美信写真十文字美信のデビュー当時から現在に至るまでの広告・作品写真を、二会場で紹介する。

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[2418] 屈折せずに下降志向で生きていけるか?

<なんでもありな感じがいいと思うの>

■映画と夜と音楽と…[373]
 屈折せずに下降志向で生きていけるか?
 十河 進

■うちゅうじん通信[21]
 究極の未来美生物
 高橋里季

■展覧会案内
 タイムトンネルシリーズVol.26 十文字美信展「写真に落ちていく」

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2008年05月08日

■笑わない魚[244]自愛ネタ…そんな自分が大好きです/永吉克之

「"自虐"の反対語が"自愛"かどうか、俺はそんなことは知らない」(永吉克之)

僕って、けっこういい人なんですよ。若い頃はずいぶん心が狭くて、怒りっぽくて妬み深くて意地悪で、いやなやつだな、こんな僕って嫌いだな、と思ってましたけど、最近の自分、わりと好きなんです。相手の立場に立って考えたり、感じたりできるようになった気がするんです。

駅の出口なんかで、ティッシュやチラシを配ってることがよくありますけど、僕はたいてい受け取ります。ゴルフとかエステとかテレクラとか、一生どころか来世まで縁のなさそうな内容のものでも、受け取ります。

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■デジアナ逆十字固め…[75]水滴にハマる/上原ゼンジ

前回はコンパクトデジカメで水滴クラウンの写真を撮る話を書いたが、あいかわらず水滴にはまっている。もともとは水滴をレンズにしてみようという魂胆だったが、もうそんなことはどうでもよくなって、ただ被写体としての水滴を面白がっている。

単純に造形として美しいということがあるだろうな。液体が球状を保っていることの不思議。その透明性。キリッと入るハイライト。滑らかなエッジ。ファインダー越しに覗いていて飽きない。

それから撮影自体はけっこう難しい。まず、すごく小さな被写体だから等倍以上のマクロ撮影になる。球体のどこにピントを合わせるのかは悩ましいし、ブレてしまうと面白くない。撮影機材などが映り込んでしまうと美しくないし、映り込んだ光源の形なども気になってしまう。

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■展覧会案内/グラフィックトライアル2008 4人のアートディレクターによるグラフィック表現の追求

第一線で活躍する4人のアートディレクターと、凸版印刷のプリンティングディレクターがコラボレーション。“オフセット印刷”のグラフィック表現の可能性を探る。参加デザイナーは、廣村正彰、永井裕明、高井薫、米津真理の4氏。それぞれ「印刷原点を視覚で捉える」「美・味・品の三拍子揃った幕の内弁当を」「紙とインキでやりたかったことは……」「感触のイメージを膨らませると」をテーマに、印刷実験を重ね、ポスターを制作した。独創的なアイディアと多様な印刷技術を組み合わせて完成させたポスターの数々や、制作過程でのトライアルを楽しめる。

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■展覧会案内/デザイナー誕生:1950年代日本のグラフィック

戦後の混乱がようやく落ち着き始め、高度経済成長へと向かった日本の1950年代。デザインは社会において、特に経済・貿易活動のなかで急速に注目されていきました。伝統工芸品はもとより工業生産品といった、「ものづくり」に関わるデザインは、確実に日本の経済を支えるパーツの一つとして重要視され、産業活動に組み込まれ成長します。本展は、1950年代を戦後デザインの土台を築いた時代ととらえ、そこで繰り広げられたグラフィックデザインの諸相を、ポスター、新聞・雑誌広告、冊子、包装紙・パッケージ、書籍などと関係資料合わせて500点を通じてご紹介するものです。(サイトより)

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■展覧会案内/アラン・フレッチャー:英国グラフィックデザインの父

The Art of Looking Sideways2006年9月に没した巨匠アラン・フレッチャーは、イギリスのみならず、現在のグラフィックデザインに大きな影響を与えた存在です。デザイナー集団ペンタグラムの創設者の一人であり、ウィットと風刺を駆使して、新しいデザインの可能性を切り開きました。また、ファイドン・プレスのクリエイティブ・ディレクターとしてコンサルタントを務め、数多くの美術書籍を広く普及させた立役者でもあります。本展覧会では、ロンドンのデザイン・ミュージアムの所蔵作品から、ポスターを中心に約60点をご紹介いたします。長いキャリアの中で、ビジュアルへの豊かな好奇心を保ち続けたフレッチャーの世界が見てとれます。(サイトより)

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■イベント案内/AERA創刊20周年記念 坂田栄一郎「LOVE CALL」─時代の肖像─

LOVE CALL 時代の肖像写真家・坂田栄一郎が1988年から20年にわたり撮り続けてきた肖像写真約900点を、丸ビルや新丸ビル、行幸地下ギャラリー、丸の内オアゾの4会場に大規模に展示、映像上映も交え、各会場において大型プリントによるダイナミックなインスタレーションを行います。展示作品は、すべて本展のために新たにトリミングしたポートレートです。坂田が20年間に撮影してきた約800人の人物の肖像写真を丸の内の様々な空間に展示、来場者がエリアを巡りながら作品を見てまわるという、かつて例のない試みです。丸の内が、坂田栄一郎のポートレートで埋めつくされます。(サイトより)

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