お知らせ

「まぐまぐ」メンテナンスのため、7月1日(水)から3日(金)まで、配信できません。
4日(土)に3日分をまとめて配信いたします。ご了承ください。

2009年07月02日

■私症説[06]ささやかな悲願/永吉克之

われわれ人間に最も近い類人猿、なかでもチンパンジーのみなさんにお願いしたいのは、そろそろ人間の言葉を話せるまでに進化していただきたいということなんです。チンパンジーのみなさんは、今では自動販売機でジュースを買うこともできるし、檻の鍵を開けることもできる。言葉を話せるようになるまで、あと一歩、いや半歩ですよ。後はその手をちょっと伸ばすだけの進化なんです。何を迷う必要があるでしょう。

期待できるのはチンパンジーさんしかいないんです。九官鳥やオウムの一派も人語を発しますが、あ奴らは物真似をしているだけで、自分の意志を伝えているのではありません。あんな下等動物と張り合う必要なんかありません。連中はほとんど爬虫類なんですから。

私がこんなことを考えるようになったのは外でもありません。ある日曜日、4歳の息子を連れて、動物たちと触れあうことのできる動物園に行ったんです。その日は、子供たちが、首輪をはめて柵の外に出したチンパンジーさんに自分の手から餌を食べさせるという趣向でした。大丈夫よと励ましながら、怖がる子供の手をひっ掴んで、無理矢理食べさせている親子が多いなかで、わが息子は、自らバナナを手に取ると、臆することなくチンパンジーさんに近づき、さあ、と言ってバナナを差し出したのです。親として、これほど誇らしいことはありません。よくやったぞ、息子。私は涙を見せまいと、天を仰ぎました。

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■ローマでMANGA[20]スーパー8現る──宿題の結果/midori

前回、イタリアのデ・アゴスティーニ社刊「MANGAの描き方」に付随するサイトで、登録者が投稿する絵の中から適当に選んで講評する仕事の話をした。そして、宿題を出したことも。

宿題は、原稿一枚、日本のMANGA出版社が普通に使うサイズ、270ミリ×180ミリの枠内に、横長のコマを三つ配置し、これをバックにして、左側に全身のキャラ、正面向きを入れる。要するに、キャラを前面に押し出したインパクトのあるページ構成。

私のページ内の「ブログ」に「宿題」というタイトルを設けたので、そこにアップしたことを知らせる一文を入力するように、という条件も出した。

そして、すべての条件をクリアしなければ、添削はしないよと言ったものの、初めてでもあり、皆の一生懸命が伝わってくるし、しかもほとんどが高校生。ええい! 持ってけ泥棒! 全員受け取ってしまうことにした。エラーはちゃんとそのように伝えて。

そして101名の参加者と相成った。2万人の登録者の中の101名というのは、それほど多くもないけれど、講評するには充分の数だ。投稿済みを表明する場所を間違えた人、原稿の大きさを間違えた人は別カテゴリーにした。

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■ショート・ストーリーのKUNI[61]飛ぶ/ヤマシタクニコ

嵐の去った翌朝は、道にちぎれた小枝だとかまだ青いままの木の葉とか、まれには子どものおもちゃなんかが散らばっているものだ。私がそんな道を歩いていると、小枝や葉っぱに交じって女がひとり、横たわっているのに出会った。

女は、簡単な衣服を身につけてはいたが、はだしで、もちろん、何も持っていなかった。私を見ると起き上がり、私が歩き出すと無言でついてきた。そのようにして私は女を連れて帰り、そのまま一緒に暮らし始めた。それがいまの妻だ。つまり、妻はちぎれた小枝や枯れ草、キャラメルの包み紙などと同じように嵐に乗ってどこかから飛んできたのだ。

そういうことがよくあることかどうかは知らない。でも、妻に捜索願いも出ていなかったらしいことから察するに、世間では絶えず、だれかが嵐に乗ってやってきたり、またどこかへ去っていったりするのだと思われる。

私は隣の奥さんに「おふたりはどこで出会ったの?」と聞かれたことがある。私は笑いながら「道に妻が落ちていたのです」と答えた。隣の奥さんはとてもおもしろそうに笑っていた。

最初のうち、妻は強い風が吹くたびに室内で身を固くしておそろしそうにしていた。その風にのって、またどこかへ運ばれてしまうと思っていたようだ。私のほうでも、嵐の夜はたとえ真夏でも戸をしっかり閉めて用心した。妻がどこかへ行かないように。でも、だんだん平気になった。

それから何年もたった。私たちは人なみにけんかもするようになった。
「おまえなんか顔も見たくない! またどこかへ飛んでいってしまえ!」
「あなたが行けばいいのよ!」
「ああ、いいとも、飛んで行ってやる!」

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[2667] ささやかな悲願

<やはり私の出番ではないか>

■私症説[06]
 ささやかな悲願
 永吉克之

■ローマでMANGA[20]
 スーパー8現る──宿題の結果
 midori

■ショート・ストーリーのKUNI[61]
 飛ぶ
 ヤマシタクニコ

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2009年07月01日

プレゼント当選者発表

SANWA SUPPLY OAウェットティッシュ(液晶用) CD-WT4P30●2655号 「液晶用ウェットティッシュクリーナー」

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■ネタを訪ねて三万歩[54]永遠に不変な記憶の黄金比/海津ヨシノリ


●思い出の比率

随分前にテレビで知った気になる話のひとつに、「思い出の比率」というものがあります。曰く、良い思い出が60%、悪い思い出が30%、どちらでもない思い出が10%という割合をキープ出来ないと、人は生きていられないのだそうです。バランスを保っている人に新しい「良い思い出」が加わることで、思い出のバランスが崩れ始めると、全体のパランスを保つために脳が「良い思い出」「悪い思い出」「どうでもいい思い出」のバランスを調整するらしいです。そして、驚くべきことにこの比率は人種、民族、世代に関係なく共通なのだとか。

そういえば、冷静に考えてみると、若い時は怒り心頭であった思い出の幾つかが、いつの間にか良い思い出にすり替わっていることに気がつきました。正確には「それほど怒り狂うような思い出ではなくなっている」に変化してしまった感じです。恐らくこれは、誰もが感じていることではないでしょうか。古い記憶ほど「良い思い出」になりやすい……と。そのためか、子供の頃の記憶はどれも私にとって楽しく痛快な出来事ばかりに変化していました。

ALWAYS 続・三丁目の夕日[二作品収納版] [DVD]今月のお気に入り映画でも触れていますが、授業で使う予定で、"ALWAYS 三丁目の夕日"と、"ALWAYS 続・三丁目の夕日"のスペシャルエディションDVDを買い、改めて二本続けてじっくりと二度も見てしまいました。今更ここで私が解説するようなマニアックな作品ではないので御託を並べるのはやめますが、1958年というのは、新しい東京が生まれ始めた年と言っても過言ではありませんね。東京タワーがその象徴みたいなものですから。

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■グラフィック薄氷大魔王[184]MJとFFとその頃のいろいろと/吉井 宏

同じ日に亡くなるとは。マイケル・ジャクソンとファラ・フォーセット。

ジャクソン5とかぜんぜん知らなかった。80年代の初め頃、日本でスクーターのCMに出てたんだよね。ダンスがうまいかわいらしい男の子だなと思いました。その後すぐに「今夜はビート・イット」や「スリラー」で大ブレイクすることになるわけです。

すごいファンでもないんですが、「スリラー」のLPをはじめ、アルバムやCDはほとんど買いました。ブレイク以降の彼の曲は、お金をふんだんにかけて世界最高の才能を集めて作ったら、どんなポピュラー音楽(と、ミュージックビデオ)を作れるか? の実験みたいで、ゴージャスで好きです。あと、プレスリーもビートルズもリアルタイム体験としては知らないので、彼らに匹敵するであろうMJくらいは追尾しておきたいという気持ちもあったし。

当時はMTVの流行り始め。金曜の深夜にやってた「SONY MUSIC TV」を延々見てました。MJのビデオが流れるのを待ってたのです。ついでにいろんなアーティストを知ったし、いろんな映像表現も覚えました。まだビデオデッキを持ってなかったってことが、ひとつのキーになってると思う。食い入るように見て目に焼き付けるしかなかった。

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■展覧会案内/うえだ好き──写真家・植田正治に捧げるオマージュ

植田正治の世界 (コロナ・ブックス)日本を代表する写真家・植田正治。戦前から2000年に亡くなるその日まで、貪欲に創作活動を続け膨大な数の作品を遺しました。長いその生涯の中で実験的精神旺盛な植田は、写真とは異なるいろいろな分野のクリエーターと出会い、インスピレーションを得て独創的な世界を展開していきます。そのなかでまた、さまざまな人々に刺激を与えていくことになります。

そして、亡くなった後も多くの写真家やクリエイターを魅了してやみません。そんな数多くの写真家やクリエイターの思いからこの展覧会は企画されました。写真家のみならず、各界で活躍されるクリエイター、アーティストの方々にご協力いただき、植田正治へのオマージュの意味を込め展覧会名を『うえだ好き』とし、現在活躍中の作家の作品とコメント(文章)で綴る展覧会となります。

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■マガジンガイド&プレゼント/「Web Designing」2009年7月号 毎日コミュニケーションズ刊

Web Designing (ウェブデザイニング) 2009年 07月号 [雑誌]〈編集部より〉

こんにちは、『Web Designing』編集部の西田です。
みなさん、blogが登場したころのことを覚えていますか? 私は、「トラックバック」という仕組みに「人のサイトに、勝手に自分のコンテンツを付け加えられる!」と衝撃を受けたことを覚えています。blogで受けた衝撃は、人によってはRSSだったり更新の容易さだったりするわけですが、その源流はMovableTypeであることは間違いありません。

さて、今月の特集2は、今や、そのMovable Typeを越えようかという広がりを見せているblogツール「WordPress」です。創始者であるMatt Mullenweg氏へのインタビューから、Movable Typeからの移行まで、WordPressの魅力を余すところなく伝えています。

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[2666] MJとFFとその頃のいろいろと

<古い記憶ほど「良い思い出」になりやすい>

■ネタを訪ねて三万歩[54]
 永遠に不変な記憶の黄金比
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王[184]
 MJとFFとその頃のいろいろと
 吉井 宏

■展覧会案内
 うえだ好き──写真家・植田正治に捧げるオマージュ

■マガジンガイド&プレゼント
 「Web Designing」2009年7月号 毎日コミュニケーションズ刊

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2009年06月30日

■音喰らう脳髄[71]DRIVE TO 2010/モモヨ

ブック・オブ・チェンジズ コンプリート・ワークス・オブ・リザード(DVD付)この秋、新宿ロフトで、30日間にわたるライブイベントが開催される。
< *http://www.driveto2010.com/ >

そのサイトから、少々長くなるが、冒頭の文章をそのまま引用すると、

日本のライブハウス・カルチャーを確立した1979年の伝説的イベント「DRIVETO 80s」。100を越えるバンドが結集し、シーンの多様な収穫を新世紀に伝えた1999年の「DRIVE TO 2000」。

その「DRIVE TO 80s」から30年、「DRIVE TO 2000」から10年の節目をむかえる今年、ライブ・シーンにさらなる活力を呼び込むべく、DRIVEシリーズ第三弾「DRIVE TO 2010」が30日というロングラン・イベントとして開催される。東京ロッカーズに始まる日本のライブ・ロック・シーンの30年の歴史を踏まえ、その豊かな広がりを未来につなげる、ライブハウス・シーン最大の祝祭が始まる。

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■アナログステージ[17]現実逃避を正当化する自己解析/べちおサマンサ

●人の褌で相撲ならぬ、検証をとる。

先月から、プライベートの時間にも余裕ができてきたので、前々からお願いされていた、知人のお店のWEB SITEを作成し始めました。本来なら、お店のオープン前にアップしたかったのですが、ワタクシが出張やら海外からのクレーム(?)でカラダもココロも追い詰められていたので、半年後の今になって、ようやく着手しております。

よそのWEB SITEを作るのは、協力ベンダーさんのところを制作して以来なので、じつに三年ぶりのWEB作成です。その間に、WEB業界もスタイルも、三年前とはまったく違う世界に移り変わっているのは、周知のとおりです。「レイアウトから配色まで、好きに作っても構わないよー」と、WEB SITEの殆どを丸投げしてもらっているで、いろいろと試してみたいことを盛り込んでみようかと。

なかでも、ワタクシの中でいま一番興味がある、Open SSO(下記リンク参照)などのアイデンティティ・サービスを活用してみようかと。個人ショップ(WEB SHOPではない)で、そんな機能といいますか、必要性があるのかといえば、まったく必要ないんです。

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■展覧会案内/山中俊治ディレクション「骨」展

骨―第5回企画展「骨」展展覧会カタログ 山中俊治ディレクションデザイナーとエンジニアの視点を持って活躍する山中俊治を展覧会ディレクターに迎え、洗練された構造を持つ生物の骨をふまえながら、工業製品の機能とかたちとの関係に改めて目を向けます。キーワードは「骨」と「骨格」。12組の作家による作品に触発されながら、「未来の骨格」を探っていきます。

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■イベント案内/デジタルフォト&デザインセミナー 2009

Photo Session/講演タイトル:未定 講師:未定
Movie Session/Adobe Photoshop CS4で生み出すビジュアル・マジック
講師:トーチカ

3DCG Session/Photoshop と 3DCG ソフトウェア、Autodesk 3ds Maxで広告デザインを進化させる
講師:有限会社ディアル 代表取締役 CGディレクター 山岸純

Adobe Session アイディアがビジュアルになる瞬間(とき)

Photoshop CS4でどのように作り上げるか
講師:有限会社クリーチャー 代表 CGクリエイター・フォトレタッチャー 栗山和弥

デジタルフォト&デザインセミナー 2008レポート
< *http://www.genkosha.com/dpds/ >

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■イベント案内/CSS Nite in Osaka, Vol.17

CSS Nite 大阪版として、地元運営に切り替わり初の有料版セミナーイベント、「CSS Nite in OSAKA, Vol.17 powered by KAGOYA Internet Routing」を開催します。今までは、主に「CSS、マークアップ」をテーマにしたセッションが多い中、あえてそこにとどまらず、Webという業種に関わる色々な事を幅広く見つめて、「楽しい」と思えるテーマを揃えました。(案内より)

内容:
「ロールオーバー今昔物語(仮)」鷹野雅弘
「Blog & CMSをPCへインストール! 〜AMP環境でオフライン制作〜」吉岡和彦
「コンピュータ解説書の生まれるまで、と生まれてから(仮)」角竹輝紀
「アニメ漫才が生まれるまで」アキラボーイ
「やめられないとまらない jQueryことはじめ」三島輝彦
「猿でもわかるFlash Lite講座」マンハッタン(よしだゆたか・岡田昇三)

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