[0078] アクション機能のススメ

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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0078 1998/07/11発行
  <http://www.towers-inc.com/mag/daily/>
  情報提供はこちらまで 
  登録・変更<http://www.towers-inc.com/mag/daily/regist.html>
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●コラム「アクション機能のススメ」/ スタジオウッキー
●コラム「半ベソの初仕事」/ 近澤由美子
●コラム「Webデザイナーは料理人?」/ GAUCHO 尾崎

●昨日のディアイティ主催セミナー

●本日のニュース
 ◎主要サイト情報
  Microsoft/ Netscape/ Sun Microsystems/ Adobe/ Strata
●イベント・情報
 ◎第1回関東ウェブマスターオフ
 ◎JAVA COMPUTING EXPO'98 for ENTERPRISE
 ◎Webプログラミングの手法と実例
 ◎ニューヨーク・クリエイティブツアー



●コラム「アクション機能のススメ」/ スタジオウッキー

Adobe Photoshopのアクション機能を積極的に活用している人はどれくらいいる
のでしょうか?まわりに聞いてみてもほとんど使っていないと言います。使っ
てみたらといっても、面倒くさいとか、使い方がよく分からないと言われます。
そういえば、雑誌などではShadeとかQuarkXPressのアップルスクリプトの解説
はたくさんありますが、Photoshopのアクション機能の説明は見たことがありま
せん。みなさん、アクションをもっと有効活用しませんか。アイデア次第で本
当にいろんなことができます。

そんなわけで、今回は僕がアクション機能を使ってどんなことをしているか、
紹介したいと思います。

■バッチ処理
この使い方はDTPとかWEBの仕事をしている人なら比較的多いと思います。RGBの
画像をCMYKに変えたり、保存形式を統一したりとかですね。使い方も一回目の
作業をアクションに記録して、バッチ処理するだけととても簡単です。

■エフェクト処理
これは、いろんなフィルタをかけてつくった自分のお気に入りのテクニックを
アクションに登録しておけば、作業の効率アップになります。市販されている
プラグインのようなことも、かなりできます。特に、ドロップシャドウやテキ
ストの立体化などを作っておくと便利です。市販品で言えば「KPT アクション」
や「ニルズエフェクト」がこれにあたります。
僕の場合は、雨や雪を降らせるエフェクトや古い映画のフィルムのような色あ
せて傷の入ったようなエフェクトを作っています。その作り方をちょっと紹介
します。

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サンプルエフェクト例
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●雨のエフェクト

1)曇ったイメージ
雨が降っているシチュエーションというのは、当然曇っているのものです。
まずは曇ったイメージを作るために、彩度と明度を若干落とします。

2)雨の作成
つぎに雨を作るわけですが、まず新規レイヤーを作成。モードはスクリーンで
中間色で塗りつぶす付き。
このレイヤーにフィルタの「ノイズを加える」でグレースケールノイズで加え
ます。さらに「明るさとコントラスト」で明るさ:-5、コントラスト:100にす
るとノイズの数がきれいに減ります。
これを「ぼかし(移動)」で角度90、距離24にするとちょっと雨らしくなります。
もう一度、コントラスト:64の設定で「明るさとコントラスト」をかけ強調。
この状態では、画像の上と下のところに不自然な部分がある場合があるので、
変形で105%拡大します。

以上で完成です。上記の行程をアクション登録するといつでも画像に対して雨
を降らせることができます。特に、雨を表現しにくい3DCGにとても有効だと思
います。

■ムービー処理
バッチ処理とエフェクト処理を組み合わせて、連番ファイルにエフェクトかけ
ることにより、AfterEffects や FinalEffects を使ったような効果を出す処理
です。
例えば、上で紹介した雨を応用して雨を降らすことができます。ただしムー
ビーの場合、単純にエフェクトをかけても自然にならないことがあるので、工
夫する必要があります。
元々は3DCGムービーに雨を降らせたいと思ったんですが、使っているレイド
リームにはそんな機能はないし、そのためだけにAfterEffectsとFinalEffects
を買うには高すぎると言うことで、知恵を絞って作ってみました。

作り方を解説するより、使ってみてもらった方がいいと思うので、僕のホーム
ページにアップロードしておきますので、使ってみて下さい。

【プロフィール】
スタジオウッキー
仕事は一般企業でDTPでデザイナーらしきをことしています。
3DCGやムービー制作は趣味で日曜デジクリやっています。レイドリームのメー
リングリストをやっていますので、レイドリームユーザーの方やこれから3Dを
はじめようという方の参加をお待ちしております。
mailto:ukkey@246.ne.jp
http://www.246.ne.jp/~ukkey/

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●コラム「半ベソの初仕事」/ 近澤由美子

この5月に就職した。38才にして初めて「会社員」になった。こんな不況時に奇
跡みたいなものだ。

美大を出てからバイトをしながら絵を描いていて、ある日、はっと気がつくと
30代も後半。絵も売れず、嫁にも行けず、定職も無し。さすがに先行きが不安
になった。

働こう、どうせなら、せめて少しでも絵を描く事に近い仕事をしようと思った
が見通しが甘かった。マックを使えればなんとかなると思ったのが、大きな勘
違い。いきなりフリーの仕事が舞い込んでくる訳もなく、就職しようにも転職
年令の限界と言われるの35才をオーバーした上に、会社勤めをしたことも無く
ボンヤリしていた人間を採用してくれる所など、このご時世にそうあるわけが
ない。

ほとんど電話をかけた時点で門前払い。作品すら見てもらえない。世間の風は
冷たい。「アリとキリギリス」ってこういう話だったっけ?
 
『B-ing』も『とらばーゆ』も読み疲れた頃、「そうだ、インターネットで探し
てみよう!」と思い立ち、たまたまたどり着いたのが今の会社のホームページ。
美術館や博物館の展示グラフィックの制作がメインのデザイン会社だ。求人情
報を載せていたので連絡を取ってみると、会ってくれるという返事。後から聞
くと、本当は今、求人をしていなかったのだが、ホームページを作ったデザイ
ナーが辞めてしまい、それ以降、誰もページの更新をしないまま、ほったらか
しにしていたらしい。 それでも私を社内イラストレーターとして採用してく
れたのだから、世の中捨てたもんじゃない。
 
入社早々のイラストレーターとしての仕事は、博物館の展示パネル用の背景画。
北欧の街並をIllustratorで描く仕事だ。他人の意向に沿った絵を描くのはむ
ずかしい。「色味のない、パンチの効いていない絵を描け」なんていう要望が
あるとは思わなかった。それでも初仕事だし、営業部の人達から「本当に描け
るの?」などと言われたからには気合いを入れて描かねばならぬ。だてに長年、
キリギリスやってたわけじゃないんだ。
 
5日間かけて2枚の絵を描き上げてカラーコピー機でカンプ出力しようとしたら
なぜかどうやってもプリントできない。なんてこと、最終データが壊れてしまっ
たらしい!

真っ青になってオロオロしている最中、私の横にいたチーフデザイナーが、捨
てようと思っていた途中段階の試刷りを取り上げて、カッターナイフでなにや
ら細工をし始めた。北欧の街並の建物の部分の輪郭を、底辺を残して切り抜い
て、折って立ち上げ、みるみるうちに飛び出す絵本のようなものを作り上げて
しまった。小さな建物がぽこぽこと立体的に立ち並ぶ。

これには半ベソの私も笑ってしまった。瞬時に気持ちが和らいだ。負けたなあ。
私なら他人のトラブルに夜遅くまで付き合わされた時、こんなことして人をな
ごませる心の余裕なんてないだろう。会社に仕事仲間がいる心強さはいままで
知らなかったことだ。

少し前のバックアップデータが無事だったからなんとか締め切りに間に合った。
カンプを見た営業部長が親指と人指し指で輪を作ってOKサインを出してくれた。
会社員1カ月目としてはまずまずのスタートか。

【プロフィール】
ディジタル・イメージ会員、会社員!
新米会社員イラストレーター・近澤由美子さんへの励ましのお便りは、
mailto:GZL10531@niftyserve.or.jp

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●コラム「Webデザインのつぼ Part2 ~ Webデザイナーは料理人?」
                           / GAUCHO 尾崎

GAUCHO 尾崎(おさき)ともうします。5月30日のゲストコラム
http://www.towers-inc.com/mag/daily/9805/30.html
のつづきということで、またしばらくおつきあいいただければ幸いです。

「Webデザイナー」という職業 (があると仮定して) を、他の職業にたとえると
したら、ちょうど「料理人」のお仕事のような気がします。同じ食材を使って
料理しても、その味が料理人によって違うように、同じ素材を使ってデザイン
されたWebサイトもそのレイアウトやテイストは多分Webデザイナーによって
違ってくると思います。素材はもちろんいいものに越したことはないですが、
もしあまりよくない素材しかない場合でも、料理人の調理や味付けによって、
おいしい料理にかわることがあります。Webデザインにおいても、最終的なWeb
サイトの出来映えはWebデザイナーの調理や味付けにかかってくる場合もあるか
と思います。

「料理人」が素材を調理して、味付けするプロセスは「Webデザイナー」がテキ
ストや写真などの素材を編集・加工して、HTML化していくプロセスに似ている
ような気がします。「料理人」にとっての包丁やフライパンなどの調理道具が、
「Webデザイナー」の場合、さしずめグラフィックソフトやHTMLエディターな
どのツールにあたるということになるでしょうか。「包丁やフライパンさばき」
が上手になることも料理人としては大切なことですが、最終的にはできあがる
「料理の味」のほうがさらに重要になってくるはずです。

企業などのWebサイトをひとつのレストランと仮定した場合、社長がレストラン
のオーナーにあたり、Webマスターがレストランの店長、Webデザイナーやプロ
グラマーがシェフであり料理人ということになります。オーナーは店のビジョ
ンを考え、店長やシェフで店を管理・運営していく、というように、それぞれ
の役割分担を果たしていくことによってレストランの経営も維持できます。そ
れらの関係がうまく噛みあっていないレストランは、いくらいい腕のシェフが
いたとしても維持していけるとは限りません。これはWebサイトについてもあて
はまると思います。しかし、シェフや料理人の役割は「おいしい料理をいかに
お客様に楽しんでもらえるか」であり、その範囲内で最善を尽くせばその役割
を果たすことができると思います。

テキストや写真などの「素材」を「食材」とするなら、「調理」は「デザイン」
に相当します。「料理」が「コンテンツ」であり、料理の「味」がコンテンツ
の「価値」を決めます。また「料理」が和食、フレンチ、イタリアン、中華と
人によっていろいろ好みや味がわかれるように、「コンテンツ」も人によって
その価値や必要性がかわってきます。そのあたりお客様に合わせて、シェフが
臨機応変に対応することも、ときには必要になってきます。

お客様の味わいたい料理 (コンテンツ) を、いかに早く(軽く) 提供するかも料
理人の腕しだいです。いくら凝った料理でも、お客様を待たせすぎる(なかなか
表示されない)ようでは考えものです。しかし、お客様が料理を味わったあとで、
さすが待っただけのことはあると満足すれば、それはそれでいいと思います。
結局、料理 (コンテンツ) もお客様 (ユーザー) の好みによって、その満足度
(評価)がかわるように、調理 (デザイン) や味 (テイスト) はシェフや料理人
(Webデザイナー) によっていろいろだと思います。

また、多くのお客さんが集まる店を作ることも大切なことですが、お客さんが
少なくても来た人の満足度が高い店をつくるのも、そのオーナーや店長、シェ
フの考え方しだいということです。いいかえると、レストランをチェーン展開
して拡大したいのか、隠れた名店にしたいのかという選択も、その店の目的や
内容次第ということになります。Webサイトの場合もその目的や内容に応じて、
当然デザインの仕方がかわってくるはずです。ということで、いい料理人やい
いレストランの条件を考えていけば、いいWebデザイナーやいWebサイトの条件
も自然と見えてくるような気がします。 ( 98.07.07/ガウ著 )

【プロフィール】
尾崎英明(おさき・ひであき)
WEBデザインスタジオ・ガウチョ代表 山陰/鳥取県/三朝温泉在住
1996年よりWebサイトの企画・制作を開始。
仕事のほとんどはネットワーク経由で受注・納品。
「ギャビー」<http://www.gabby.net/>にて水曜コラムを執筆中。
[WEB DESIGN STUDIO GAUCHO] <http://www.gaucho.com/>

[#072] ゲストの出淵さんとは、実は同じ高校の同級生。
昨年、20年ぷりに東京で再会しました。

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●昨日のディアイティ主催セミナー

昨日はネットワークソリューションを提案されている「ディアイティ」に依頼
されて、DTP・プリプレス業界を対象とした「プリプレス向け無料セミナー in
関西」で講演させてもらいました。当日のボクの演題は「Webパブリッシングビ
ジネスの可能性」で、自分自身がDTPからWebに仕事を変えた理由などをお話し
させてもらったのです。

その1週間前の「Fireworksセミナー」。これは関西DTP協会の主催で、ここのと
ころDTP・プリプレス・印刷関連の方々とお話しする機会が増えてきています。
最近の仕事のことを聞きますと、みなさん『不況で仕事がない~』と悲鳴をあ
げていらっしゃいます。6月24日の通産省告示で、印刷・写植・製版・製本業が
「不況業種」としての指定され、7月1日から3ヶ月間は特別措置が行われている
そうです。

ここのところのセミナーで講師をやり、受講者の皆さんの真剣な眼差しを受け
て感じたことです。印刷の仕事がないから、Webの仕事にも手を伸ばそう…と簡
単にできるモノではないかもしれませんが、可能性はあると思います。事業拡
大の一環としてWebを検討する、という悠長な時代ではなく、もっと切羽詰まっ
ているような印象を受けました。

今後もディアイティでは、DTPやパブリッシング業界に向けて様々な提案をされ
て行くそうです。ネットワーク(インターネット)は、もはや生き残りの為の
切り札かも知れませんね。 (森川)

※ディアイティのホームページ <http://www.dit.co.jp/>

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■本日のニュース

●主要サイト情報

◆Microsoft
~~~~~~~~~~~
業界パイオニアのDr.Kai-Fu Lee、Microsoft Researchに参加。
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Jul98/KaiFupr.htm

◆Netscape
~~~~~~~~~~
Netcenterポータルサイトへの顧客増大に向け、マーケティングキャンペーンを
発表。「Netscape Silver Screen Sweepstakes」と呼ばれるプロモーションでは、
Warner bros. Online, Columbia Tristar Interactive, Sony Electronics,
Paramount Digital Entertainment, Hollywood Onlineが共同スポンサーに。
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease645.html

Amteva TechnologiesとNetscape、統合されたメッセージングソリューションを
通信企業やインターネットサービスプロバイダに提供するため提携。
http://home.netscape.com/newsref/pr/newsrelease644.html 

◆Sun Microsystems
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
picoJava Iマイクロプロセッサのコアアーキテクチャのホワイトペーパーを新
規掲載
http://www.sun.co.jp/tech/whitepapers/picojava_arch/

◆Adobe
~~~~~~~
アドビのポストスクリプト3 インタプリタ搭載の高速レーザープリンタ、
InfoPrint20を日本アイ・ビー・エム株式会社が発表。
http://www.adobe.co.jp/whatsnew/index.html

Adobe Photoshop 5.0におけるカラーマネージメント:ユーザーの立場でのテク
ニカルレポート速報
http://www.adobe.co.jp/product/photoshop/color/index.html

◆Strata
~~~~~~~~
「STRATA user日本語版」創刊決定、7月21日発売。本場アメリカのクリエイ
ターをはじめ、 各方面で活躍するアーティスト、STRATA 製品の開発者など、
CGを知り尽くした執筆陣が豊富な情報とタイムリーな話題を提供。
http://www.strata3d.co.jp/

嶋田美香

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■イベント・情報
 今見られるイベント・アート・セミナースケジュール
http://www.towers-inc.com/mag/daily/event.html
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●第1回関東ウェブマスターオフ
http://www.docan.co.jp/~kwmo/

関東ウェブマスターオフ運営委員会では、全国のインターネット上で人気のあ
るホームページのWebマスターや、ネットワークを活用して興味深い活動や事業
を展開している方々をゲストにお呼びしてお話をうかがい、同時にネットワー
カーの交流の場としていく「関東ウェブマスターオフ」を開催いたします。

この会はすでに関西で行われている「関西ウェブマスターオフ」の東京版で、
ネットワーカーの自主運営です。話題のゲストをお呼びし、できるだけ安い参
加費で多くの方に気軽にきていただきたいと考えています。

■日時:7月19日(日)講演会13:00~16:00 懇談会16:00~18:00
■場所:目黒文化会館(品川区上大崎3-11-18 TEL:03-3445-0601)
■コンテンツ:
  ★講演会(パネルディスカッション)13:00~16:00 
第1部 <これからのWebデザイン>
圓尾伸三氏(株パイナップルカンパニー代表)関西
佐々木 博氏(株シンク:「ウェブデザイン・ハンドブック」著者)
生田昌弘氏(株キノトロープ代表:国内トップのWebデザイン会社)
第2部 <これからどうする?オンラインショップ運営の秘訣>
粟飯原理咲氏(NTTマルチメディア情報流通推進部/ML「LIFE」主催)
森本繁生氏(HP「電脳乞食」主催/「IPPIN!!」チェアマン)関西
第3部 <インターネット・ニュービジネス>
神田敏晶氏 (KandaNewsNetwork代表)関西
橋本大也氏 (HP「アクセス向上委員会」主催)
深水英一郎氏 (HP「まぐまぐ」主催:利用者数70万人)関西
   ※各テーマについては変更になることもあります。

  ★懇談会(懇親パーティー)16:00~18:00 名刺をご持参ください。

■参加費:講演会1500円:240名 懇談会1500円 (飲み物&軽食付):180名
■詳細及び申込方法:ホームページ上で参加受付中。定員となり次第〆切り
■問合せ先: mailto:kwmo@docan.co.jp 042-356-6054 玉木宛

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●JAVA COMPUTING EXPO'98 for ENTERPRISE
http://www.nikkei.co.jp/events/jce/

Javaの活用によって進化するビジネスシーン・・・。
Javaソリューション、最新技術とエンタープライズ・コンピューティングの最
先端が、一堂に集います。

日  時:1998年7月15日(水)~17日(金) 午前10時~午後5時
会  場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
入  場:無料

主  催:日本経済新聞社
後  援:日経BP社
特別協賛:日本サン・マイクロシステムズ
協  賛:伊藤忠テクノサイエンス、SAPジャパン、日本オラクル、
     バーンジャパン (五十音順)
協  力:月刊Java World/月刊SunWorld、Javaカンファレンス、
     Javaコンソーシアム、分散オブジェクト推進協議会、
     日本サン・ユーザ・グループ(順不同)

<コンファレンス> 
Java Computingがもたらすビジネス、社会、そして生活へのインパクトや今後
の展望などについて、国内外の最前線の講師をお招きして議論します。幅広い
分野での最新技術や具体的なソリューション、先進事例を通じ、進化するネッ
トワーク・コンピューティングの姿を描きます。

お問い合わせ:コンファレンス事務局
(Tel.03-3582-4145 Fax.03-3582-4828 mailto:regist@wds.co.jp )

7月15日(水)
10:00-12:00 【オープニング・セッション】
「Java Computing Opens Opportunity - Javaが切り開く未来」
米国サン・マイクロシステムズ社
      サイエンスオフィスディレクター ジョン・ゲイジ氏
「次世代のネットワーク・コンピューティング環境を語る」
富士通 取締役会長 関澤 義氏
12:30-13:30【G-1】
「Javaでよみがえる企業システム」
[オーバービュー]
日本アイ・ビー・エム 代表取締役社長 北城恪太郎氏
[講師]
米国IBMコーポレーション Javaソフトウェア事業部
ゼネラルマネジャー パトリシア・スエルツ氏
14:00-15:30【G-2】
「Java Computing 日本のシナリオ」
日本オラクル 常務取締役 新宅正明氏
日本サン・マイクロシステムズ 専務取締役 山田博英氏
ノベル プラットフォーム事業推進本部本部長 小山実氏
ロータス 取締役 JAVA国際開発本部長 柳谷良介氏
[モデレーター]日経コンピュータ 編集長 古沢美行氏
16:00-17:00【G-3】
「インターネット時代のビジネスを変革する Javaアプリケーションマ
  ネジメント」
米国マリンバ社 社長 キム・ポレーゼ氏

7月16日(木)
10:00-11:00 【G-4】
「ネットワークの進化と企業イノベーション
      -Javaは日本の産業を変えうるか?」
一橋大学 イノベーション研究センター 教授 米倉誠一郎氏
11:30-12:30 【G-5】
「TCOからナレッジマネジメントへの進化 
      -Java Computingからの提案」
日本総合研究所 事業企画部 主任研究員 山本精一氏
13:00-14:30【G-6】
「Java Computingケーススタディー -米国ユーザー企業最前線」
[ナビゲーター]
 日本アーンストアンドヤングコンサルティング
       シニアコンサルタント ジョン・伊藤・レナハン氏
[講師]
米国アーンスト&ヤング LLPマネジャー デール・B・ヤング氏
15:00-16:30
【G-7】
「Java Computingケーススタディー --国内ユーザー企業事例紹介」
[パネリスト]
アサヒオプティカル 社長室システム推進 次長 柳原靖博氏
大成建設 技術企画部推進室 課長 成瀬亨氏
ダイドーリミテッド 管理本部システムグループ 唐松俊直氏
日本ユニシス 情報技術部技術研究開発室長 原潔氏
[モデレーター]
日本サン・マイクロシステムズ マーケティング本部
      ソリューション企画推進部長 刀根 繁 氏
17:00-18:00【G-8】
「エンタープライズミドルウエアソリューション
     TXSeriesのJava戦略」
米国トランザーク社 副社長 ギャリー・M・ボイト氏

7月17日(金)
10:00-11:30【G-9】
「家電を越えてひろがるJava環境」
[講師]
アプリックス 代表取締役社長 郡山龍氏
NEC 半導体ソリューション技術本部
      ABC21プロジェクト主任 窪田和弘氏
日本ジェムプラス 技術部部長 クリストフ・ランビノン氏
PFU 東京開発センター研究所 第三研究室主管 山本洋史氏
[モデレータ]
日経Javaレビュー編集長 星 暁雄氏
12:00-13:30【G-10】
「NCセッション-Javaクライアント最前線」
[講師] テンアートニ 代表取締役社長 角田好志氏
東芝 ネットワークコンピューティング事業推進部
      事業推進部長 奥山一幸氏
日本オラクル NC事業部 統括マネジャー 久晴彦氏
日本ガートナーグループ ジャパン・リサーチ・センター
      リサーチ・ディレクター 栗原 潔氏
日本サン・マイクロシステムズ マーケティング本部
      プロダクトマーケティング部 シニア・アドバイザリー 北野敬介氏
[モデレータ] 月刊JavaWorld編集長 福田悦朋氏
14:00-14:50【G-11】
「次世代エンタープライズ・コンピューティングを実現する
     Sunのサーバー戦略」
米国サン・マイクロシステムズ社
データセンター/HPCグループ担当副社長 クラーク・マスター氏
15:10-16:00【G-12】
「Sunの提唱する新しいE-Commerceとそれを実現する技術」
米国サン・マイクロシステムズ社
      チーフ・ネットワーク・オフィサー
ジェフリー・ベアー氏
16:30-17:30【クロージング・セッション】
「Java Computingロードマップ
     -Java Computingを実現するSunのビジョン」
米国サン・マイクロシステムズ社
コーポレートマーケティング担当副社長
アニール・ガドレー氏

※プログラムは一部変更になる場合があります

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●Webプログラミングの手法と実例

デジタルハリウッドThe Multimedia School主催 特別公開セミナー

Guroup Ai Inc. Webプログラマー 愛澤伯友氏(Webプログラマーコース講師)

「インタラクティブなHTML制作に興味がある方」「オーサリングツールの上を
行くテクニックを知りたい方」を対象に、各種Webプログラミングの手法をデモ
ンストレーションと実際の活用例を交えてご紹介いただきます。(プログラミ
ング初心者の方を主に対象とさせていただいております。)

■愛澤伯友(あいざわしろとも)プロフィール■
東京藝術大学大学院卒業。CGソフトのモジュールをはじめ、数多くのプログラ
ミングを手掛ける。また、大手ゲーム会社のアーケードゲーム製作にも携わる。
Group Ai Inc.(グループ・エイ・アイ)を設立し、コンピュータの設置から
運営、データベース製作までをコンサルタント、ならびにディレクションを行っ
ている。

■日時 :7月23日(木) 17:00-18:30(16:45開場)
■定員  :150名
■会場 :デジタルハリウッド東京校 セミナーホール
     (JR御茶ノ水駅下車 徒歩2分)
■参加費 :無料
■申込方法:事前に電話・メールでお申し込みください。当日の受講票を発送
      させていただきます。
 ・電話/03-5281-9221
 ・Eメール/ mailto:dh@dhw.co.jp
  ※タイトルを「公開セミナー0723DC」としてください。
  ※日刊デジタルクリエイターズでお知りになった旨、ご記載ください。
  ※住所/氏名/年齢/職業/メールアドレス/電話番号をご記載ください。

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●ニューヨーク・クリエイティブツアー
インターネット&広告関連ビジネス企業訪問研修ツアー
http://www.threeweb.ad.jp/~katada/jcc/news.htm

近畿日本ツーリスト京都支店は、企画会社の情報コピーライターセンター
(JCC)と共催で「'98ニューヨーク/インターネット関連企業&広告会社訪問研
修ツアー8日間」を開催する。

ニューヨークで活躍している広告代理店、デジタル広告制作会社、インター
ネット関連企業など6社を訪問し、専門担当者からのレクチャーや質疑応答など
を通じてビジネスの最新動向を研修視察するのが狙いだ。昨年開催した同様の
ツアーでは、マイクロソフトニューヨーク本 社、インターネットビジネスで成
功している US Interractive社、インターネッ トと広告ビジネスを両立させ
て成功しているEDMUND BOGEN, Inc.など計6社を訪 問した。今回も、今を代表
する会社訪問をピックアップして訪問する。

旅行代金は1名38万円。8月25日から9月1日までの6泊8日で、中5日間のうち前半
3日間が企業訪問、後半2日間は終日自由時間という内容だ。募集人員は20名。
希望参加業者として、日本のインターネット関連会社、広告代理店、広告制作
会社、デジタルクリエイター、デザイナー、コピーライター、流通業者、イベ
ント業者などを予定している。

申込み締切は7月20日(月曜日)まで。

なお、このツアーを企画したJCCは、過去10数回にわたる「ニューヨーク・アド・
クリエイティブツアー」を企画してきた実績を持つ。

詳しくは、近畿日本ツーリスト京都支店 TEL 075-221-7401(谷元)、 または
JCC Inc. TEL 0726-94-5155 (片田) まで。

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【日刊・デジタルクリエイターズ】 No.0078 1998/07/11発行
発行社  タワーズ株式会社
     <http://www.towers-inc.com/>
     大阪市中央区高麗橋1-5-6 東洋ビル3F
     TEL:06-231-1011 FAX:06-231-0838

編集長  森川眞行 
     柴田忠男 
     神田敏晶 

情報提供はこちらまで 
           担当:濱村和恵
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※リアルタイム編集後記「編集長はつらいよ」はこちら↓
http://www.towers-inc.com/square/editor/visit.shtml
※討論・激論・あったか感想・なんでもありの「日刊デジクリBBS」↓
http://www.towers-inc.com/cgi-bin/towers-inc/daily/dailybbs.cgi
※バックナンバーはこちらから手繰ってくださいね↓
http://www.towers-inc.com/mag/daily/
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 お友達にも是非お奨め下さい (^_^)

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許可無く転載することを禁じます。
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