[0465] マッカー創刊1カ月

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0465   1999/11/12.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 14333部
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 <しょせん裸一貫でフリーになった身>

●デジクリトーク
 マッカー創刊1カ月
 須貝 弦
 
●ハード&ソフト使用レポート QMS2060プリンター
 我が家にもとうとうPSプリンターがやってきた!
 宗像 香

●セミナー案内
 WEB INFINITE FUTURE ~デザインの原点から無限に広がるWebの世界へ~

●コンテスト案内
 ニュースパークのロゴタイプ、シンボルマークを募集



■デジクリトーク
マッカー創刊1カ月

須貝 弦
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Webマガジンの「マッカー」を立ち上げてから、1ヶ月と半分ほどがたった。
無謀にも「シェアサイト」などという仕組みを打ち出したわけだが、ありがた
いことに1ヶ月の間に十数人の方が登録と振り込みをしてくださったので、原
稿を書いてくれた人への謝礼も、わずかながら支払えそうである。

今後の課題は、コンテンツを充実させて新規の読者を呼び込むことだ。今のと
ころはデジクリ以外ではほとんど告知をしていないのでだが、口コミで拡がっ
ていくくらいの勢いが欲しいところで、そのためにはやっぱ「りコンテンツを
充実させるより他にない」という結論に達するわけだ。

しかし、コンテンツを増やすといっても新製品の情報などをプレスリリースの
丸写しで掲載したりとか、「とりあえずお約束だから」という感じのインタビ
ュー記事をやるつもりもなく、じゃあ何をやるのかというと案外難しかったり
する。「情熱系」だとか「文系」だとか言っているが、それは「独りよがりで
ワケがわからん」ということと表裏一体だったりもするからだ。実際に私は、
昨年ある作家が始めたデジタル関連の Webマガジンの立ち上げに関わったが、
途中から言っていることがわからなくなって脱落してしまったという苦い経験
がある。

私としては、煮詰まった文系少年っぽい雰囲気はなるべく排除して、胸がスッ
とするようなコンテンツを増やしていきたいと考えている(本来自分は軽いの
が大好きなのだ)。場合によっては、Mac とはあまり関係のないようなネタも
出てくるかもしれない。 Macユーザーが好きそうな話題だったら、何にでも飛
びついていこうと思う。

実務的な面で少し問題だと思っているのは、月に2回と定めた更新サイクルだ。
いまのやり方だと、更新のときにコンテンツの半分以上は入れ換わるから、充
実感というのはある。しかし1回の更新量が少なくても、もっと短いインター
バルで頻繁に更新があったほうが、ちょくちょくと覗きにくる楽しみがあって
いいのではないかと思っている。

さすがに私ひとりで毎日更新するのは難しいが、他のメンバーにも助けてもら
えば、週2回更新くらいは十分ニイケると思う。ていうか、何人かの協力者を
得ているにも関わらず、結局自分ひとりでやってしまう現在のやり方も改めな
くてはいけない。

登録してくれた方にお送りしている「マッカーからのメール」で編集を手伝っ
てくれる人を募集したところ、ひとり名乗りをあげてくれた人がいる。他に、
すでに協力をお願いしている人が3人ほどいるので、これらの人たちの力も借
りながら、週2回更新を実現させたいと思う。できれば、新年を迎えると同時
に新体制に移行したい。それまでは現在のペースで進めつ、じっくりと企画を
考えたいと思う。

【すがい・げん】gsugai@hh.iij4u.or.jp
っていうか、まだたったの1カ月だ。3カ月/半年/1年/3年――と続けて
いけたらと思う。

・マッカー
http://www.dgcr.com/mac/

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■ハード&ソフト使用レポート QMS2060プリンター
我が家にもとうとうPSプリンターがやってきた!

宗像 香
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はじめまして。フリーでDTPの制作をしている宗像と申します。DTPとの関
わりは印刷会社にいた頃からなので、かれこれ6年になります。私の仕事は主
にエディトリアルデザインで、デザインからフィルム出力までデータ作りをし
ています。

「そんな仕事をしていたら、当然PSプリンターくらいはなくっちゃね。何を
今更PSプリンターなんて……」とお思いでしょうが、それはしょせん裸一貫
でフリーになった身、数10万円するPSプリンターは高根の花、レーザーを
使うときは出力センターで高いお金を払って出力しておりました。(/_;)

だが、しかし、我が家にもとうとうPSプリンターがやってきたのです。

「わーい!わーい!」と喜んでせっせと設置……と思いましたが、梱包が思い
のほかデカイ!! 玄関が軽く埋まってしまいました。(-.-;) 見なかったこ
とにしよう……と一日そのままにして、翌日開梱。なんとか設置しました。と
いうわけで、QMS2060プリンターのレポートです。

QMS2060は、3年前に発売されたプリンターです。QMSプリンターは、印刷会社
にいた頃にQMS860を使って以来なので、どういったところが良くなっているの
かが楽しみでした。

まず、プリンター本体については、配紙、給紙がすべて前面で出来るので設置
スペースを考えるときに、プリンター背面(後部)のスペースをあまり気にし
なくてよいのは利点ですね。せまい我家にはもってこいです。

他メーカーのプリンターで、前面がすっきりしているものを見たときに、初め
はいいなあと思ったのですが、背面にカセットのでっぱりがあります。やはり
設置スペースに余裕がない場合は、QMS2060 のように背面がすっきりしたプリ
ンターの方がいいでしょう。

また、QMS はトナーカートリッジと感光ドラムが一体式なので、トナーの交換
と共に感光ドラムもいつも新品が使えるのは嬉しいことです。ただ、一体式な
ので他より若干値段が高い……そうです。

操作パネルの設定が全部英語なので、慣れるまではマニュアルを離せないかも
しれませんが、パネルの設定メニューが階層になっていて順番に押していけば
よいので、他メーカーのようにボタンを二つ押しながらの設定等がない点は、
面倒がなくてよいでしょう。

英語の弱い自分を棚に上げてのことですが、欲を言えばせめてメニューが日本
語表示になってくれるとすごく使いやすいのに……と思います。

スピードは20枚/分ですが、遅くはないと思います。3年前では早い方だっ
たのでしょうが、今となってはまあまあでしょう……と思います。前に勤めて
いた印刷会社でも、お客さんのところでも、PSプリンターを見ているので、
このスピードは当たり前なんだろうという感じです。最近では、インクジェッ
トプリンターでの出力をじっと待つことに慣れていたので、「うわっ!はっや
~い!」というのが本音です。

ランニングコストについては、それを把握できる程、まだ使用していないので
何とも言えませんが、長く使っているユーザーに聞いたところ、別に気にする
ほど高くもないし、かといって驚くほど安くもないとのことです。

用紙サイズは、標準カセットではA5~A3まで、多目的トレイを使用すれば
トンボ付きのA3ワイドまでの出力が可能なので、DTPユーザーにとっては
ありがたいです。

また、A3ワイドまで出力できるプリンターは今では珍しくありません。他メー
カーのプリンターユーザーのところでテストしてもらったのですが、A3ワイ
ドでトンボ付きで出力したものと比べると、QMS2060 の方が寸法の狂いが少な
いとのことでした。

インターフェースは、標準で Ethernet(10Base-2,10Base-T)、パラレル(IE
EE1284 Centronics上位互換)、SCSIポートの使用。オプションで LocalTalk、
シリアル(RS232C)に接続が可能。SCSIポートで外部ハードディスクにも接続
できます。異なるプラットフォームからのデータも自動受信可能なので、大規
模なネットワークで使用するにはよいと思われます。

また、QMSに標準装備されているQMS CrownNet のユーティリティを使用して、
ホストコンピュータからのゾーンの設定等が出来るのはとても便利です。

残念ながら、私はネットワークを使用しない環境なので、クラウンネットは今
回は必要ありませんでした。今後、ネットワークを構築した際に使用すれば楽
だなと思いました。

余談ですが、マニュアルがネットワークゾーンでの使用を重視しているため、
私のように1台のマシンに繋げるには……のような記述が少なく、単純なこと
で悩んだりしました。もうすこ~し親切に書いて欲しいなあと思いました。

解像度は、標準で600×600dpiですが、1200dpiドータボードをプリンタに装着
し、オプションで増設メモリを装着することによって1200×1200dpi にアップ
グレードできます。文字の出力が多い場合は600dpiでも十分かと思います。実
際に他メーカーのプリンターとの出力を比べてみましたが、文字も画像も人間
の目ではそれ程の差を見ることは出来ませんでした。

QMS2060 は、日本語ポストスクリプト言語互換プリンターで、現在はポストス
クリプトレベル2対応までしか対応していないのが残念なところです。今後、
フォントを購入しようと思うと少し悩まされます。

と、長々と書いて参りましたが、私の感想としましては、ポストスクリプトの
レベルの問題さえなければベリーグッドだと思います。以上、QMS2060 プリン
ターのレポートでした。

QMS 2060 PrintSystem/F5
モノクロ・レーザー・マルチプロトコルネットワーク、A3ワイド、20ppm、
600dpi、モリサワ5書体
http://www.qmsj.co.jp/Products/2060f5/overview.html

QMSの製品ガイド
http://www.qmsj.co.jp/Products/index.html

【むなかた・かおり】munazo@tky2.3webne.jp 
http://www2.tky.3web.ne.jp/~munazo
某印刷会社に10年間勤務後、97年7月よりフリーランスのデザイナーとし
て独立。最近某ホームページで精神年齢鑑定をしたら実際の年齢より7歳上だ
った。自分では絶対下だと思っていただけにちょっぴり嬉しい。でもここ数カ
月NHK教育TVアニメ「おじゃる丸」にはまりビデオを揃えて観てる自分は
やっぱり精神年齢マイナス20歳かも…と思う。

・新企画です。ハード、ソフトの使用レポートを募集します。よく書いてくだ
しとも、欠点探してください、ともいいません。実際に使用して感じたことを
ストレートに書いてください。いわば、デジクリ暮らしの手帳。(柴田)

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■セミナー案内
WEB INFINITE FUTURE ~デザインの原点から無限に広がるWebの世界へ~
http://www.yo.rim.or.jp/~tatsuru/
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<以下は主催者情報>

日時 11月20日(土)14時~16時
会場 ソフト産業プラザ MADO プレゼンテーションルーム WTCビル 20階
  (大阪市住之江区南港北1-14-16 OTS線トレードセンター前下車)
講師 伊藤幸治@イメージソース
http://www.imgsrc.co.jp/~itok/
   WEB DESIGN コンソーシアム幹事を務め、日本のWeb業界のトップ・プロ
   デューサー。(株)キノトロープで数々のWEB サイトの開発・制作に携
   わる。98年5月同社を退社、(有)イメージ・ソース設立。現在月刊
   MdNの「プロフェッショナルWebデザイン」を担当。BMW Japan、Suntory
   The CocktailbarClub、So-netなど数々のWebサイトを手がける。
費用 1000円(税込)
定員 150名(先着)
主催  INFINITE FUTURES
申し込み方法 http://www.yo.rim.or.jp/~tatsuru/enter.html
問い合わせ
INFINITE FUTURE(担当:森 達)
〒562-0036大阪府箕面市船場西2-10-34-101
TEL&Fax 0727-49-0059  携帯 090-2114-4122
E-mail tatsuru@yo.rim.or.jp

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■コンテスト案内
ニュースパークのロゴタイプ、シンボルマークを募集
http://www.pressnet.or.jp/LMUSEUM/l40museum.html
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<以下はサイト情報>

来年10月、横浜にオープンする「ニュースパーク(日本新聞博物館)」がロ
ゴタイプ、シンボルマークを募集している。 http://www.pressnet.or.jp/

締切 2000年1月16日(日)当日消印有効
応募・問い合わせ先
 日本新聞教育文化財団 ニュースパーク シンボルマーク募集係
 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-1 プレスセンタービル内郵便局留
 TEL:03-3591-4673(平日午前10時から午後5時)
 FAX:03-3592-6577
賞金 最優秀賞(1点)に100万円、優秀賞(2点)に各10万円

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■編集後記(11/12)
・作品数約600点掲載の「もも本」の入稿やっと終える。思えば長いたたか
いであった。あとはケミカル校正一発でおわり。点数が多いだけにいまからミ
スが心配だ。これでようやくシーボルトに行ける。さて、先日、半村、イーデ
スの件を発見したと得意になって書いたが、これは「事実」らしく、イーデス
のファンだった清野平太郎が半村良と名乗ったらしい。読者からの便りで知っ
た。ちょっと恥ずかしいぞ。ペンネーム図鑑 ~は行 は以下。(柴田)
http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/pen-name/

・「大正九年」のCD「最新式ひるね百科」が仕事中のBGMとしてヘビーロ
ーテーション。おすすめとして貰ったのだが、いい~。かわいい。この手の声
や音は好き。大阪でライブするなら行くぜ。そういや、ゴルチエモデルとして
も活躍していた花代は今どうしているのかなぁ。大正九年聞いていたら思い出
しちゃったよ。(hammer.mule)
http://www.kt.rim.or.jp/~kirakira/home.html

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.shohyo.co.jp/nagesen/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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