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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0550 2000/03/08.Wed発行
http://www.dgcr.com/ 1998/04/13創刊 前号の発行部数 15461部
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<トップの人間というのは寝ないんだよ(笑)>
■デジクリトーク
MKチャット対談
第一部:Mac 版IE5 はがんばってるらしい
第二部:Webアドベンチャー『冒険@Mc島』ついに公開!
笠居トシヒロ&まつむらまきお
■えむの Hot Space! No.56
PC管理者日記(3)~
山口 壮/えむ
■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0035(3/8)
トラブル続きだが人の紹介に救われる・・・
------世界一周出航まで残り76日-------
川井拓也
■展覧会案内
栃折久美子ルリユール工房作品展
■デジクリトーク
MKチャット対談
第一部:Mac 版IE5 はがんばってるらしい
第二部:Webアドベンチャー『冒険@Mc島』ついに公開!
笠居トシヒロ&まつむらまきお
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まきお: どもー
かさい: まいどですう
まきお: さてさて
かさい: 今回のコラムは二部構成でお届けします
まきお: 第一部は前回の「Mac IE問題」の経過報告ですな
かさい: で、どうなったの?
まきお: えっとですね、まず、あの記事に関してMacromediaの手嶋社長から、
コメントをいただきました。
かさい: はい、結構すばやく対応していただきましたね
まきお: 結構どころか、あの人メチャクチャレスが早くて、寝てないんじゃな
かろうか(笑)
かさい: トップの人間というのは寝ないんだよ(笑)
まきお: そうか、わしも有限会社ルナパークのトップなんだが、一日8 時間以
上ねるぞ(笑)
かさい: げ、ワシ最近平均4 時間くらいしか寝てないぞ(^^;)
まきお: あー、早死にするよ、キミ(笑)
かさい: するよなあ(^^;)
まきお: それはさておき(笑)、公式コメントです。「マクロメディアではこ
の件を日本だけの懸案ではなく、ワールドワイドでの重要事項として
認識しており、MSによく働きかけIE5 では改善されるように要望を出
しております」というのをいただきました。
かさい: おおすばらしい
まきお: また、実際に現場レベルで色々と動いていただいているみたいですよ
Macromediaはじめ、関係各方面
かさい: これでワシらの心配が杞憂に終れば万々歳ですねー
まきお: んでですね、その関係各方面なんですが、さすがに開発中の製品に対
して公式にコメントを出すのは難しいらしくて
かさい: そらそうだわねえ(^^;)
まきお: まぁ、わかっててやったんですけど(笑)で、ここでははっきりとし
た事はいえないんですね。私も見たわけじゃあないし。でもですね、
実はあの記事のあと、実際にIE4.5ではエラーになるFlashコンテンツ
集というのをアップしまして、
http://www.flash-jp.com/ie_for_mac/bad_samples/index.html
それを含めて degitalians.com はじめ、いろんな方がWeb メディア
に転載したりいろいろアクションを起こしてくださいましてね
かさい: どうもありがとうございましたーm(_._)m 結果、現場レベルでは、問
題をちゃんと認識してくれてるみたいですねー
まきお: ですね。ちゃんと現場には届いたようです
かさい: とりあえず、これで一安心できそうでホッとしました
まきお: 今回、ああいう形で問題提起してみて思ったのは…やっぱ、いわんと
あかん(笑)
かさい: (笑)せやね、いわんとなんも解決せんね
まきお: それも、個別で言うのではなくて、ああいった形で、問題をちゃんと
見えるようにして提示することが大事
かさい: このあたり、ネットの威力を再認識しましたね
まきお: クリエイターは同じような問題をかかえてるはずなんだよね
かさい: だよね、Flash に限らずね
まきお: 実際、前回の記事に対して、賛同や、同じような問題をかかえている
クリエイターからたくさんメールをいただきましたよ。(みなさん大
感謝ですっ!)
で、まぁ最初は自分の作り方がわるいんかと思ってMLやサポートにき
きまくるわけだけど、それが明らかにみんながかかえてる問題だって
わかった時点で、それを広く公表することがすごく大事。問題の回避
方法を考えるのも当然大切だけど、それだけじゃあ、根本的な解決に
ならんのね。
かさい: いま、ワシらはネットというメディアを手に入れたわけだから、これ
を利用していくべきだね。こういうことにも
まきお: 月曜に神田さんも書いてましたね。酒の席でグチっておしまい、じゃ
なくて、ちゃんと大きな声で言わないと、届かないの。 それでね、
サポートとかは、個別のレポートはもちろんちゃんとまとめて開発サ
イドに送ってくれるんだろうけど、それって、他のユーザーにはわか
んないわけよ。逆にMLとかのコミュニティの話題は開発現場に届きに
くい。だから、サポートとかに苦情するのと同時に、広く訴えるのも
大切なんじゃないかな。今はWeb でそれができるんだから。 ただ、
クレイマーになっちゃうと嫌がられますが(笑)
かさい: 事例の再現って言うのは難しいんだよね、開発サイドでは。だから今
回のようなサンプルサイトはすごく具体的な良い使い方だね
まきお: まつむらも禁じ手だけでコンテンツを作るという、非常にまれな経験
ができてうれしかった(笑)
かさい: うれしかったんか(笑) ちょっと危ないな(^^;)
まきお: ちょっとだけね(笑)。おー、動かん、動かん、とかいって(笑)
かさい: (笑)
まきお: というわけで、この問題はまたIE5 が出たら徹底検証という形でやり
ましょう
かさい: そうすね、ぜひやりましょう。良い結果がでることを期待して。
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まきお: さて、んじゃあ、第二部です。
かさい: はいはい、第二部は例の日本マクドナルドの話ですね
まきお: 日本マクドナルドの会員制コンテンツ用につくった、アドベンチャー
ゲーム『冒険@Mc島(ぼうけん・あっとまっくじま)』が無事公開さ
れました。あ、会員制といっても、お金は一切かからないので、ご安
心をっ。気軽にチャレンジしてみてください
かさい: ながかったねえ~~(^^;) 公開まで。Expoではちょっとだけ宣伝とか
種明かしとかしましたけど、まあやってみてもらうのが一番わかりや
すいよね
まきお: 島があって、そのあちこちに秘密やアイテムが隠されていて、それを
探してまわると。あと、いろいろ事件とか起こったり、ミニゲームが
楽しめたりするのね。いわゆるアドベンチャーゲームだけど、ちょっ
とRPG 的要素もあります。
かさい: まあ古典的な組み立て方ですが、その分安心して楽しめるかな(^^)
まきお: 子供からおとなまで、ですから。マクドナルド(^_^)。よくある宣伝
コンテンツとちがって、ちゃんと楽しめるモノになってるしね
かさい: 今回、オール Flash でつくっただけあって、アニメーションとゲー
ムの融合っていうのはなかなか良いものになってると思うよ、自分で
いうのもなんだけど(笑)
まきお: ゲームやシステムは笠居さん、アニメーション&グラフィックはまつ
むらですね
かさい: これだけ長大なのはアニメーションとしても、ゲームとしてもWeb で
は初めての試みじゃないかなー。もちろんFlash のコンテンツとして
もたぶん初めてだと思うよ
まきお: なのかな。わし、他のコンテンツあんまり見ないから(笑)
かさい: ワシも全部見てるわけじゃないから確実じゃないけどさー、こんなも
の作ろうと思うヤツあんまり居ないと思うな(笑)
まきお: それは思う。最初話が来たときぼくがプロデューサーに言ったのが、
「これ、ひとむかしまえなら、CD-ROMコンテンツですよ」(笑)
かさい: だよねえ(笑)
まきお: アニメとゲームの融合以外に見所は?
かさい: やっぱ音楽じゃないっすか?
まきお: 音楽はいいですっ。メインの楽曲は元フェアチャイルドの戸田誠司さ
んの書き下ろしがたっぷり!
かさい: いいよねえ、戸田さん以外の音楽も良い曲だしー
まきお: まつむらはフェアチャイルドの前の、Shi-shonen、リアルフィッシュ
というバンドが大好きだったのだ
かさい: 曲ができる前からはしゃいでたもんねー(笑)
まきお: そうそう、完全にミーハー状態(笑)
かさい: で、アニメーションで苦労したところは?
まきお: キャラをですね、日本人ごのみというか、まつむらの絵に作り直すの
と、まぁ、それしかできないという話もあるんですが(笑)
かさい: (笑)
まきお: あと、移動中が全部、主観移動なのね、カメラが。これが大変。最初
はどーしよーかと思ったもん
かさい: プレイヤーの視点で作らなきゃいけないからねー
まきお: そうそう。昔のアドベンチャーゲームみたいな紙芝居にはしたくなか
ったから、シームレスな移動表現に苦労したっす。3Dポリゴンとはま
た違う、2Dの主観移動をお楽しみください
かさい: つまりは背景をまるごと動かさないといけないんだもんねFlash の限
界に挑戦してるよな(笑)
まきお: 移動って、横から見たのを表現するのはカンタンなんだけど、主観に
なると、もう、メチャ大変(笑) おかげで、あとからゲームシステ
ムを組み込むのに苦労しましたねぇ(笑)
かさい: そうなのよお(^^;) 背景まるごとムービークリップだもん
まきお: そうしないと、ファイルサイズがメチャクチャでかくなるから、しょ
ーがないじゃん。わしかて、アイテム自分でしこんだがな(笑)
かさい: インスタンスやら変数やらのパスがむちゃくちゃ大変だったよね。
オマケに基本構造がLoadMovie だし(笑)
まきお: 今回の教訓。Flash が動かない原因の90%はパスの間違いである(笑)
かさい: 70%くらいだよ、あと20%はリテラルと数値の間違い(笑)
疲れてくるとよくやるんだ、これ(^^;)
まきお: んで、あとの10%が先週のね(笑)
かさい: (笑)
まきお: 笠居さん、システム側で見所と苦労したのは?
かさい: そらまあなんつっても『アイテムゲット』と『つかう』でしょう
まきお: そう、アイテムをゲットして集めて使うことができるんですよ、この
ゲームは! なまいきなっ(笑)
かさい: ゲームとしては当たり前やけどね(^^;) でもFlash アニメーションの
中にあるアイテムをゲットできて、それがリストに加わって、んでさ
らに、そのアイテムを使うことで物語が進行していくって、最初この
話聞いたとき頭のなか真っ白になったもん(笑)
まきお: しかも、最終的には、そのアイテムをゲットするためにはXXXXとかね
どんどん複雑になってった(笑)
かさい: そうだよなー、言えないけど(笑) 最後のヤツは自分で提案した仕
組みだったから自分で首締めてたよな~
まきお: (笑)でもおかげで、ゲームとしてかなり充実したものになったよね
かさい: そうだね、途中にあるミニゲームもなかなか良いできになってるし
まきお: 楽しんでいただければうれしいですね。あとFlash だけでここまでで
きるんだと。ここまでやるバカがいるんだと感動してください(笑)
かさい: ミニゲーのうちの一つは「アクションリファ超活用」の柴田さんに組
んでもらったんだけど、これはスゴイよ。最後まで中味いじれなかっ
たもん、ワシ(笑)
まきお: わしも(笑)アピアランスをあとから調整したりしたんですが、もう
爆発物処理班の心境でした(笑)
かさい: そうそう、これムービーの中に組み込んでるとき、動かなくなって冷
や汗かいたもの(笑)
まきお: でまぁ、最後はお約束のバグ取りで苦労しましたねぇ
かさい: だよねえ~、これ作ってて思ったね、開発者はたいへんだーって。こ
の程度のゲームでこれだけ苦労するんだもの
まきお: ねぇ。きっと今夜もPS2 ゲームの開発で苦しんでいる人たちがいると
思うと…うれしくなってくるよ(笑)
かさい: オニ(^^;)
まきお: わはは
かさい: オレはこれから先、アプリのバグにたいして腹立てるのヤメようとか
思っちゃったよ
まきお: いーや! IEの問題もそうだけど、心を鬼にしてのバグレポートがす
ぐれたコンテンツを生み出すのだー
かさい: いやーん、バグレポートもういらない~~、勘弁シテー
まきお: あかん!そんな事いってたら、公開質問状だしちゃうぞ(^_^;)
かさい: シクシク~~(T^T)
日本マクドナルドファンクラブ(@Mc)内
Webアドベンチャーゲーム『冒険@Mc島』
<http://www.mcdonalds.co.jp/>
【笠居 トシヒロ/グラフィックデザイナー】
いやーやっと公開されました。長かったっす(^^;) しかし~~
バグってのは公開後にどっと来るものらしいので、まだ気が抜けません
<http://www.mad-c.com/> < mailto:kasai@mad-c.com >
【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
IEの件は、関係各方面ご協力いただいた方々、賛同の声を寄せてくださったみ
なさん、感謝感激です。きっとよい方向に行くと思います。マクドはもー、つ
かれた(笑)。公開後にどっとくるのは、身体にたまった疲れもだよ、笠居さ
ん(笑)。
<http://www.asahi-net.or.jp/~GU5M-MTMR/>
< mailto:makio@luna.email.ne.jp >
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■えむの Hot Space! No.56
PC管理者日記(3)~
山口 壮/えむ
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今週は「管理者日記」じゃなく、いつもの感じ(コンピューター関連の話題を
2 つ、3 つ、っていうやつです)でいくつもりだったんですが、何しろとにか
く困ったことにネタがないんです、これが。書きたいと思える話題が全然見つ
からない。現在月曜日の午後11時でして、実は締め切りの時間はとっくに過ぎ
てます(ゴメンナサイ>編集長&デスク)。時々こういう事態に陥って、帰宅
してからかなり焦って書いていることもよくありまして、読者の皆さんには申
し訳ない気持ちでいっぱいです。
ですから一応「そのうちに数週間分の原稿を書きためてやろう」なんて思って
はみるんです。しかし、平日はなんだかんだと時間に追われる日々が続いてい
まして、結局いつも週末をめいっぱい使って原稿を書くことになるんですが、
その週末もフルに使えることは少ないんですよね。家族サービス(最近、この
言葉をあまり見聞きしなくなったような気がしますけど、死語になりつつある
んでしょうか?)もたまにはそれなりにしたいですし。
それに、週末と言っても土曜が出勤日の時もしょっちゅうありますから、そん
な場合はますます追いつめられてじたばたすることになります。やっぱりこん
な状態では「原稿書き貯め計画」は実現しないでしょうねー。毎週、夏休み最
後の8 月31日を迎えているようなもんです。ま、ちょっとした緊張感があって
ダラダラせずに済みますから、これはこれでそれなりにいいのかもしれません
けど。でも人様にご迷惑をおかけするのはよくありませんね。皆さんもどうか
お気をつけ下さい。
さて、しょーもないことをいつまでも書いていずに、さっさと本題に参ること
にしましょう。
先週はMac OSのボリューム・サイズの上限を調べていたところで話が終わって
ました。NT Serverにファイルが保存できないことがあるため、Apple社のTech
Info Library(TIL)をチェックしていたんでしたね。
この数少ない頼みの綱であるTILの#11333「Macintosh Operating System:
Maximum Volume Size」によると、PCIバスを搭載している System 7.5.2 以降
のものなら、2 テラバイトまで認識できると書いてある様子です。あ~、これ
なら問題ないんだな、と安心したのもつかの間、続きをよーく読むと、Apple
Share を使う場合にはそれ独自の制限があると書いてあるではありませんか。
う~ん、どうも厄介なことになりそうだなぁと思いつつ、しょうがないのでも
うひとつ「AppleShare File Sharing Chart of All Limitations」(TIL:
15460)を読むことにしました。最初に作成されたのが1994年と少々古い資料
ですが、内容はちゃんと更新されているので問題なさそうです。これによると、
AppleShare IP 5.x以降、もしくはFile Sharing(「ファイル共有」のことで
すね)ですと、ボリュームの最大サイズは2TB(テラバイト)となっています。
2TBもいけるんなら、NT Server につながっている社内のRAIDは全然問題あり
ません。
ところがここまで調べてきて、はたと気づきました。NT Server がMacintosh
クライアントのために提供しているService for Macintosh(以下 SFM)のフ
ァイル共有サービスが、Mac の何をエミュレートしているのかが分からないの
です。AppleShare IP の代わりとして動作しているのか、それとも単なるファ
イル共有として動いているだけなのか。あ~、何のために苦労して英文の解説
まで探したのか、これじゃぁ参考にしようがありません。まったくもって無駄
な時間を費やしてしまったものです。
とは言え、ここで諦めるわけにもいきませんので、気を取り直して、一体SFM
がどうなっているのか調べようと、とりあえずNT Server のヘルプを見ること
にしました。しかしそこには載ってません。手元にある解説書の目次を、目を
皿のようにして探しましたが、残念ながらごくごく簡単な事柄しか書いてあり
ません。技術情報といえるようなものがほとんど何もないのです。
仕方なくこの日は解決するのを諦めました。次の休日に近所の本屋を数軒、NT
Server の解説書を求めて探し回りました。でも、NT Serfer の解説書が何冊
並んでいても、SFM について書ゥれたものってすごく少ないんです。(田舎町
なんで在庫の充実した本屋がないためでもありますが)それだけMac のことが
蔑ろにされているのか、SFM を業務で使う人が少ないのか分かりませんけど、
とにかくSFM は正体不明のまま1 日が終わってしまいました。
本来ならこういう時こそネット上で質問してみたらいいんですよね。でも元々
個人的に好きじゃないNTのことゆえ、たとえ解決方法を教えてもらったとして
も、親切に答えて下さる方に申し訳ないことになってしまいそうです(^^;)。
仕事に私情をはさむなと言われそうですが、NTを相手にして苦労させられるの
は社内では自分1 人ですから、自分で自分の首を絞めるようなマネはしたくあ
りません。やっぱりコンピュータの管理なんてものは少しでも楽してやりたい
です。それに、そこまでしてNTにこだわるよりも、他にもっと面白そうな解決
方法があるはずです。そう思って僕は別の方向に解決への道を求め始めたので
ありました。
【山口 壮/えむ】 mailto:PXX06120@nifty.ne.jp
http://homepage1.nifty.com/emu/
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■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0035(3/8)
トラブル続きだが人の紹介に救われる・・・
------世界一周出航まで残り76日-------
川井拓也 kawai@taiyonet.or.jp
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「ip2000」とは5 月に出航して世界を一周するピースボートという船を移動デ
バイスとして使い、そこに映像、WEB、出版、デザイン、音楽を作るデジタル
ツールを満載し「BSデジタル放送」「CSデジタル放送」「WEB」「雑誌」「CD」
などのソフトウェアコンテンツを制作していこうという壮大なプロジェクトで
す。ソフトウェア業界の「WILL」プロジェクトと解釈していただくとより理解
しやすいかもしれませんね。
ファーストクライアントのVaioNet では15分の12本シリーズ番組で企画が進行
中! CGARTS協会の主催する「プレゼンテーション競演会」の「DAP」に出場!
15組中ベスト3 のプレゼンテーターに贈られる「奨励賞」を受賞! プレス資
料を持ってクライアントを探して東へ西へ昼から夜へ!
●7日(火曜)
1:00-5:00 仮眠。寝すぎた。かなりまずい・・・
5:00-11:00 プレゼンWeb コンテンツ企画書作成
11:00-13:00 某代理店でWeb コンテンツ打ち合せ
■布夢活動
オプション企画で「ip2000」をつける。目玉企画的な意味あい。
14:00-16:00 社内スタッフ打ち合せ
16:00-17:00 トラブル続出。こういうことが起る日はいろいろ連発で起る。
電話、電話、電話で解決していく。
17:00-18:00 某テレビ局オープニングCGオリエン
■布夢活動
是非編成サイドにこの企画をプレしたいのですがと企画書をプレプレ。反応は
いい。僕も乗りたいとの反応。紹介してもらうことにした。
18:00-18:30 メール処理
19:00-21:30 VANTAN にて「映像業界特別講義」を担当。CM業界のことを作品
を見せながら話す。「どうやって業界で生きるか?」を自分の人生を振りかえ
りながら話す。体温の高い話のほうが飽きやすい最近の若者にはいいようだ。
質問も飛出して、やっと双方向の講義になった。
21:30-23:00 渋谷にでデザイナーと合流。某Web サイトデザイン発注。モチー
フをその場で打ち合せ
24:00-2:00 会社に戻り打ち合せ。他プロジェクトの相談を受ける。こちらも
この件の見積について相談。
■布夢活動
強力な紹介が相次ぐ。スケジュール調整。特に某ケーブルネット系社長へのプ
レゼンとデジタルハリウッドでの講義としての「プレゼンテーション」が決定。
ビデオサロン編集部も紹介していただくことになった。また、今日から行われ
ているフランスのテレビ局との交流会にも参加決定。どう考えても自分ひとり
では間に合わないので、ある決断をしてバイトとしてプレスを明日から雇うこ
とにした。先行投資の決断。行けるか? 行けないか? の瀬戸際なので独断
いく。今週の自社社長プレで一気に決済をとる。
2:00-5:00 仮眠
5:00-7:00
■布夢活動準備
今日のプレゼン連ちゃんのためのプレスリリース準備。
7:00-8:00 デジクリ原稿作成。非常に体温の高い1 日だったが花粉症が苦し
く文章に「魂」が入らなかった・・・。もうしわけないです。しかしこのプロ
ジェクトが加速していることは確かです。
で、本日水曜は
10-11 銀座にてCS局打ち合わせ
11-12 電通営業サイドプレ(■布夢活動準備)webサイト見積作成
13:30-14:30 電通雑誌局プレ(■布夢活動準備)
15:00-16:00 音楽打ち合せ webチェック、編集段取
16:00-17:00 インタービジョンプレ(■布夢活動準備)
17:30-18:30 編集室W eb画面録画
17:45-19:00 AD bestプレ(■布夢活動準備)
20:00-22:00 ピースボート定例MTG 合流(■布夢活動準備)東チモール派遣
問題打ち合わせ
22:00-24:00 スタッフミーティング(■布夢活動準備)
24:00-26:00 ソフト開発企画書作成
という流れ・・・・いい結果が何件でるでしょうか?
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■展覧会案内
栃折久美子ルリユール工房作品展
http://www2.odn.ne.jp/reliure/info_lks.html#informations
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会期 3月10日(金)~20日(月)11:00~18:00
会場 池袋コミュニティカレッジ ギャラリー・モーヴ
東京都豊島区南池袋 1-28-1 西武百貨店池袋店イルムス館 8F
池袋駅 東口徒歩 3分 03-5992-0496
日本におけるルリユール(製本工芸)の第一人者である栃折久美子の工房フル
メンバーによる展覧会です。会場の関係で点数は限られますが、アナログとデ
ジタル、その融合したものまで、重厚なものから手のひらサイズまで、いろい
ろご覧になれます。また、会期中は講師が交代で説明にあたります。たくさん
の方のご来場をお待ちしております。
主催者から:
今年の7 月に工房は20周年を迎えます。この機会にあらためてこれまでの仕事
をご紹介したいと思い、入門コースから伝統的ルリユール、デコール、修理、
エコル・プログラムまで、それぞれのクラスの生徒作品と講師全員の作品を集
めました。
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■編集後記(3/8)
・土曜日に秋葉原に行って、USB 対応のFDドライブを買った。G4にあるテキス
トをFDで吸い上げて、わたしの初号機LC575 にテキスト整理をさせようという
ねらいだ。書斎にくらべて2Fのフロアは温室なので、日なたぼっこしながら、
マラソン見ながらお仕事。だが、G4に慣れてしまうと、たかがテキスト処理で
もLC575 がトロくて。いまディジタル・イメージの作品集のデータ整理をして
いるが、とにかく高速に処理してくれるので能率がいい。昨年は6300/120でト
ロトロやっていたことが、すばやくできちゃう。約180 人分の整理が1 日半で
終わった。Win のデータも苦もなく開く。待ち時間がない。トいうことは、待
ち時間に読書していたわたしはその機会を奪われたことになる。(柴田)
・周囲で新マシン購入の話ばかり聞く。柴田さんのG4ちゃんの賢さが羨ましく
なってきた。そんなにマシンパワーで悩まされたりはしていないので、いまひ
とつ食指が動かないけど。ひとつ余分に仕事しようかなぁ。ふむ。それより、
自分の能力を簡単にスペックアップできたらいいのにな~。マルチタスク化し
たいな~。いま発売中の「design plex 」にある信藤三雄さんのインタビュー
が好き。おそれ多くも、共感すること、おんなじ!と思うこと多いです。読め
て良かった。国通大阪の瀧尻さん、ありがとうございます~。(hammer.mule)
http://design-plex.bnn.co.jp/
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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/ <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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編集長 柴田忠男 < mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク 濱村和恵 < mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ 神田敏晶 < mailto:kanda@knn.com >
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