[0615] CGキャラクターという逸材

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0615   2000/06/01.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 16275部
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いよいよ来週6月5日(月)青山TEPIAにて!音楽・映像コンテンツの配信
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で初めてのコンファレンス!世界的な権威英Understanding & Solutionsが
総力を挙げて取り組む。気になる人は来てみて見てみてみ!
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 <我々が年をとったら養老院ではビートルズがかかっているはずだ>

■デジクリトーク
 いつまで続くかわからないが・・50才を過ぎてからのゲーム
 望月澄人

■デジクリトーク
 魔法をかけてちょうだい。
 北澤浩一

■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0082 5/31
 だんだんダナン、ベトナムロケ日誌part1
 ------(フェーズ1)航海日誌9日目-------
 川井拓也

■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0083 5/31
 鳥居船上陸? ベトナムロケ日誌part2
 ------(フェーズ1)航海日誌9日目-------
 川井拓也



■デジクリトーク
いつまで続くかわからないが・・50才を過ぎてからのゲーム

望月澄人
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●クリスマスプレゼント

ゲームをやり始めたのは、3年前。不思議なことに年をとると、これが欲しい、
あれが欲しい、という欲望がなくなって、人がやっているのを見ているだけで
満足するような老人力がついてしまう。

しかも、5年前に札幌に来てからは、暮れや正月のにぎわいもなくなり、定山
渓に沈む夕日をを眺めながら、時が過ぎてゆくのを待っているのが快感なりつ
つある。

新しいMacを買うと、カンフル剤になり、朝の4時からマウスを握っていたりす
るが、慣れてしまうと続かない。そこで私は、サンタが子供にプレゼントをく
れるように、毎年クリスマスには、なにか体験した事のないおもちゃのような
ものを自分に買ってやることに決めた。

1年めは、"グルーブボックス"という DJが使うような楽器(?)を買い、ちょ
っと遊んでみたが、音楽用語で苦しんでしまった。2年めは、プレイステーシ
ョンを買った。これにはマルだった。以下が3年間でやったゲームである。
「鉄拳」
「クールボーダー」
「ファイナルファンタジー7」
「パラサイド・イヴ」
「ファイナルファンタジー8」
「オブシディアン」(Mac)
「リヴン」
「クーロンズ・ゲート」
「ミスト」

●非日常世界の不思議な生物

最初は「鉄拳」。もともとゲームはそれほど好きではなかったが、大学を出た
ての頃、人形作家になりたくて辻村ジュサブローさんのアトリエにいたくらい
で、格闘ゲームの硬質なキャラクターが気に入ったのだ。彫刻家ベルリーニの
作品を"大理石で出来た肉"と呼んだりして、汗をかかない肉体のようなものに
憧れて人形を作っていた事もある。

とにかく初めてのゲームだったが、素晴らしいボディの美人格闘家が、超人的
な技を披露するわけだからたまらない。こんなキャラクターは人間にはまねで
きない。よくバーチャルキャラクターを、人間ではないからつまらない、不自
然だ、とおっしゃる方がいる。

私もTVの世界に長くいたが、歌手や俳優も所詮作られたキャラクターであるこ
とを知らない視聴者は多い。誰かが台本をかき、振り付や演出が行われる。衣
装やメークが飾り付ける。そして最後にカメラマンによって切り取られた俳優
のイメージがお茶の間に届くのである。

面白い事に、演技の世界では自我のない人間ほど、いろんな芸を身に付けられ
る逸材だといわれている。それならCGキャラクターほど素晴らしい逸材はいな
いという事になる。最も極めつけは格闘の技で、武道家の動きをモーションキ
ャプチャによって100%トレースして、さらにダイナミックに編集している。
ここに役者の努力はいらない。

不自然だ、とキャラクターに違和感を感じるのは、おそらくリアルだからだ。
プロポーションが極端にデフォルメされていたいる場合には、そんな風に感じ
ないはず。人形劇の世界では、スプーンやフォークのようなテーブルウェアに
人格を与えてストーリーを演じることが当然の事として行われている。ゲーム
のキャラクターの、ややオーバーなリアルさに感動するか、違和感を感じるか
は人によっても違うが、わたしはマルである。

もちろんゲームの制作側は、この違和感を持ったキャラクターのことは、よく
御存じで「ファイナルファンタジー8」のエンドタイトルには、ものすごく日
常的(?)で印象的な、出演者のパーティシーンを載せている。ここではさら
に日常性を見せるために、ハンディカメラのモーションまでキャプチャーまで
しているのである。

暗黒舞踏とともに過ごした20代には、舞踏を観るというのは、"見知らぬ世界
から連れて来られた不思議な生物を前にして、その一挙一動にみとれる"よう
な状態であって欲しいと思っていた。究極の肉体鍛練から生まれた舞踏家とゲ
ームのキャラクターには、非日常世界の不思議な生物という共通点がある、と
いうのは言い過ぎだろうか。

ゲームに惹かれたもう一つの原因は、その毒々しいセットデザインに興味があ
ったからだ。これらのデザインは、どこか日本的であるとはいえ、国籍不明で
キッチュな違和感が刺激的だ。しかも、どこかにルーツがあって、それを見つ
ける楽しみもある。

「ファイナルファンタジー7」の"神羅ビル"のイメージが、映画「ブレードラ
ンナー」や、「メトロポリス」から来ていると感じたのは、私だけではないだ
ろう。つまりサーカスや見せ物小屋のようなものを求める江戸川乱歩やフェデ
ィリコ・フェリーニ的願望は、まさにゲームという形になって継承されている
のだ。そういえば、「フリーク・ショウ」という、昔サーカスにいたフリーク
の写真を集めたMac版CD-ROMもある(凄い)。

●シンプルな世界

このところ私の興味は、複雑なものから遠離っている。大袈裟な言い方をすれ
ば、アーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」の主人公が、木星に向かう
旅の中でいろんな音楽を聴いた末、バッハしか聴かなくなったように、シンプ
ルなものに惹かれている(もっとも音楽はベンチャーズや、クラフトワークだ
が)。

制作している作品も、すっきりとしてしまった。質感が無くなり、光沢や、写
り込みも無くなって、陰影だけが残っている。だが時々こうしてゲームの世界
に足を運んで猥雑な世界にふれる事は、ちょっとした楽しみである。私はポッ
プスを聞いて育ったので、我々が年をとったら養老院ではビートルズがかかっ
ているはずだ! と言って来たたが、そんな老人達のためのゲームを開発して
欲しいものだ。

正直いって「鉄拳」は、あまりやらなかった。コントローラで格闘することに
興味を持てなかったからだ。ゲーマーじゃない、と言われるかもしれないが、
格闘というジャンルならボディスーツのような入力デバイスが欲しかった。あ
る日、ゲームセンターで高校教師と学生が戦うようなゲームを観てからは、全
くやらなくなった。

【もちづき・すみっと】mochizuk@sapporo-sa.ac.jp
東京芸術大学卒業、暗黒舞踏派大駱駝艦、「ひらけ!ポンキッキ」等で美術を
担当。札幌市立高等専門学校教授。
http://www2.lnet.ne.jp/~sumitto/

ディジタル・イメージサイトの望月さんのページ
http://www.digitalimage.org/artists/MOCHIZUKI/index.html 

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■デジクリトーク
魔法をかけてちょうだい。

北澤浩一
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THE WAY
PDF
ADVERTISING
LOOKS.

魔法をかけてちょうだい。




■ 六月になった。
 常緑樹が花をつけている。
 空気のなかに微かな重さがあって、まだ乾いていない古い恋の匂いにも似
ている。私はステッドラーの色鉛筆を口にくわえた。
 今月のEPSON「MAGPRESS」用PDFカタログの表紙は、月の写真である。
 いつ、何処で撮ったものかよく覚えていない。
 雲があって、それがゆっくりと流れる。月が見え隠れする。
「魔法をかけてちょうだい」
 耳元で、そう言われたことがあったのか。



■ これが広告になるだろうか、と作者が心配するような作品を、EPSONの
担当者土屋氏は大胆に選んでゆく。そこには計算がある訳だけれども、前提
としてWWWとデジタルに対する一定の時代認識があるのだろう。
 ここで技術的な話をひとつ。
 ご存知の通り、Acrobat 4.0を使う上で最も厄介な部分が Distiller の設
定である。多くの方々はここで躓く。PostScript というものが我が国では
一般的でないからだが、今回、「MAGPRESS」用に出力する際も、画像の圧縮
とファイルサイズの点で何度か試行錯誤をくりかえした。
 技術評論社から出ている、山木さんの解説書籍を捲りながらである。
 この本では、難解とされる Distiller の仕組みについて子細な解説がな
されている。これからPDFに触ろうという方々にも、現在プロとして活躍さ
れている方にも、座右の一冊となることはほぼ間違いがない。
 各種教材にも向いていると個人的には思っている。
 そういう意味で、「定番」なんですね。
 あちこちの書店で平積みになっているから、一度手に取られてみることを
オススメ。PDFはデザイナーやモノ書きにとっても、なかなか面白い道具です。



■ 実は、今回の作品には続編があった。
「ピロートークを信用しないで」
 というコピーがそれで、あまりにも切実なので自ら没にした。
 そう言われたことは何度もあったな。


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○Acrobat 4.0 PDF テクニカルマニュアル
発行:技術評論社
価格:2680円(税別)
ISBN4-7741-0997-5 C3055
*Windows、Macintosh対応、最新4.05に対応。
著者:山木 大志(やまき・ひろし)yamakit@a2.mbn.or.jp
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【きたざわ・こういち】lane2526@yominet.ne.jp
コピーライター/デザイナー
http://www.yominet.ne.jp/forum/lane/
「緑色の坂の道」(id/pass: guest で閲覧可)

「MAGPRESS」セイコーエプソン株式会社メディア推進グループ
TEL: 0263-39-2281 FAX: 0263-39-2285 FREE: 0120-17-2283
http://www.magpress.ne.jp
 新作のダウンロードが可能。

▼586号でご紹介した「Acrobat 4.0 PDF テクニカルマニュアル」を技術評論
社から、デジクリ読者3名さまにプレゼント。デジクリ編集長にメールで申し
込む。サブジェクトは「PDF テクニカルマニュアル」締め切りは6月2日正午。
デジクリにかんするコメントをぜひ書き添えてください。当選者には技術評論
社から直接送付してもらいます。

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■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0082 5/31
だんだんダナン、ベトナムロケ日誌part1
------(フェーズ1)航海日誌9日目-------

川井拓也
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【現在の船の位置=凸】
東京>>香港>ベトナム>凸>>シンガポール>スリランカ>セイシェル>ケニア>
エリトリア>エジプト>イスラエル>ギリシア>イタリア>>>>
緯度7゜07'N 経度 107゜44'E 水深 67m オリビア号の速度 17.1kss

【今日のコラム】

ベトナム上陸を前に、まずはピースボートサイドと通訳と車両の打合せ。この
国はもっともピースボートと親交の厚い国でもあり、オプショナルツアーだけ
で10以上もある。私も89年のインドネシアクルーズで、ホーチミンに行った。
その当時はまだ定期便もなく、観光地になっていないベトナムで、いたるとこ
ろに爆撃のあとがあり生々しかったのを覚えている。フエにある塹壕にもぐっ
たりした。

懸念の通訳さんもうまく手配できて万事体制OK! しかし業界の常識で考える
と、前日現地手配などあり得ない状況であるが、帰港時間の短さからあらかじ
め複雑な映像コンテンツを避けているので、なんとかこなせる範囲である。

まずは機材のウォームアップで、健介と福家が7時からデッキに出る。結露を
防ぐため、ベトナムの熱気に慣らすのである。万全を期しているが、はやくも
香港ではカメラのレンズにかびが生えた。ウォームアップが終了。機材の総重
量は40kgを超える。分散させて9時に上陸開始。そこで伝達が。

「ツアーのバスで一緒に行ってください。14:30に手配した子供たちが5人が青
年会館にやってきます」「あれっ? 車では・・」現状にすばやく対応させる
のも今回のプロジェクトのテーマ。「うむ、では最後に乗り込んで行くとしよ
う。子供さえ手配してくれていれば車などなくとも撮影可能だ」

しかしバスはすでにスシ詰めである。
「うーん、これは天井か? 機材もいっぱい詰めるしな・・」

5分後、伝令第二弾!
「こちらの車で行きます~」「おおっ、やっぱり車ありましたか!」どしどし
機材を搬入するipチーム。ちょっとでかすぎるくらいのバンだが、これでひと
安心。寄り道もできそうだ。

3分後、伝令第三弾!
「すいませーん、車こっちでした~」「おおっ!フォードのバンか。いいじゃ
ないですか。エアコンも効きそうだ。うん。じゃ移そうか!」
自分の中で中身がだんだんダナンモードになっていっているのが分る。10分で
汗だく、吉野家のつゆだく。(ああ、食いたい)

そしていよいよ通訳の人との対面! 「怪しい日本語の方で」という自分の判
断に不安になりつつ「この人が通訳のシンさん!」「シンさん、彼らの行きた
いところに連れて行ってあげてくださいね?」「わーかりました」と現れたそ
の人はアオザイを着た美女ではないか!!! だいたいベトナムの女性はみな
きれいである。早速話をはじめると、かなりのエリート。ちょっと安心。でも
日本語は微妙。表情で「わかりません」という分りやすい目をするので、その
部分は安心。

絵コンテと英語企画書を片手に、番組のコンセプトを説明。そしてダナン市街
に向かう途中でウシが行き交ういい感じの道を発見。車を止めてインタビュー
開始! まずは通訳のシンさんに番組を理解してもらうためにインタビュー!
日本語の質問にベトナム語で答える奇妙なインタビュー風景に、道行く人々が
またたくまに集まり、振返ると交通渋滞!

車、バイク、自転車、人、牛が道を塞いでいるではないか! しかもうしろに
軍隊の車が急停車! 「まずい!!」しかしそこから降りてきた軍服のおじさ
んはとなりの果物売りのおばさんと談笑をはじめた。

「ふう~、ダナン、どーなん?」
通訳のシンさんとの凸凹撮影風景はこちら!
http://www.ip2000.net

そしてVaioNetでは、香港でのインタビューを元にして制作したFLASHコンテン
ツがいよいよスタート! スタジオイースペース社長村上氏徹夜の成果!
http://www.vaionet.com/

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■連載「ip2000」プロジェクト奮闘記 0083 5/31
鳥居船上陸? ベトナムロケ日誌part2
------(フェーズ1)航海日誌9日目-------

川井拓也
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【現在の船の位置=凸】
東京>>香港>ベトナム>>凸>シンガポール>スリランカ>セイシェル>ケニア>
エリトリア>エジプト>イスラエル>ギリシア>イタリア>>>>

【今日のコラム】

さて、シンさんとのインタビューも終わり、ダナン市街に到着。ハン河沿いに
あるこの街は、比較的なんでも揃っている町である。交通はほとんどバイクと
自転車、そしてシクロ。「青いパパイヤの香り」やそのものずばりのタイトル
である「シクロ」を思い出す。信号が極端に少なくとにかくワシャワシャと自
転車がすごい勢いで通る。バイクはアクセルよりクラクションという感じでけ
たたましい。そこを「バイクより偉いんだぞ!」的な車はおかまいなしに突っ
込んでいく。

しかし、不思議と事故は起こらない。ひょいひょいとよけていく。ヘルメット
をしている人などいない。でも町にはヘルメット屋がいっぱい。あのヘルメッ
トどこで使うんだろう? 牛骨屋かと思った店はバイクのカウル屋だった。ほ
とんどがカブタイプのバイクだから、カウルは白くそれを針金で天井から吊り
下げてあるものだから、まるで牛の頭の骨みたいに見える。

「煙突のてっぺん屋さん」もかわいい。金属でマヨネーズの絞り口みたいなも
のがくるくる回っている。地上に煙突の頭だけいっぱいあって回っているから
奇妙。ちょっと自分映画「KINO」のロケハンのことを思い出した。天才佐藤さ
んだったら、この光景から音と映像が浮かび、NHKの歌にまでしてしまうに違
いないと。

シクロの兄ちゃんがしきりに乗れ乗れとうるさいので、ドリー撮影もいいかな
と乗ってみる。一時間2万ドン。「万!!」と驚くが1ドル1万4000ドンだか
ら200円もしない。日本人が書いたくれたという「推薦状」なるものがラミネ
ートパウチされており、それを見せてくれる。「この人はとても親切な人です。
買い物するときも親切にアドバイスしてくらました」すでに日本語が変だ。

しかしまあ、カタコトの英語でいろいろと話しながらまずは30分の自由時間。
VJ用の素材にベトナムのビデオを収集。カラオケや欧米のビデオは多いが、メ
イドインベトナムが欲しい「光学姉妹」としては苦戦。なんとかみつけ買うが
PAL・・・くそっ。船で見たかった。

ところで脱線するが、今回のwebのディレクターである村上竜雄氏とは、VJつ
ながりで出会ったのがきっかけ。「光楽迷彩」というチームを率いている彼と
「光学姉妹」というチームの私は「光」つながりというだけで仲良くなったの
である。

今回のプロジェクトを通じて、村上氏の聡明さには大いに助けられ、今後もい
いパートナーシップを築けていけそうな雰囲気。そんな彼と光学姉妹の要であ
る健介と、船内のBARでVJ素材を作るプロジェクトを立ち上げようと話した。
「光学姉妹」は自主映画の影を引きずっているチームなので「撮影」が得意で
ある。一方「光楽迷彩」はデジタルが得意。そこで「姉妹」が各地で撮影した
素材を「迷彩」に渡し、アフターエフェクトで加工してもらいパッケージする。
発売元は「光楽兄弟」ちょっと頭わるそーなプロジェクト名だな・・・・・。

話は戻ってダナンであるが、青年会館に移動。ここではピースボートのイベン
トが行われる。ピースボートは今回のオリビア号で自転車を数百台と消防自動
車(!)2台、それに車椅子などを大量に積み込んでいる。もちろん各地から
の寄付である。これらをベトナムに寄付。寄付されるほうのベトナムサイドは
イベントで盛り上げて「ありがとう」というわけである。

船の上に鳥居が立っているという、どうすればそういうデザインになるのか分
らないが異様に迫力のあるポスターがそこここに貼ってある。「ピースボート
歓迎!」ここで青年連盟のボスの人を紹介される。彼が子供を手配してくれた
という。感謝。早速控え室に行くと、なんともかわいい子供たちがゴロゴロし
ている。女の子は薄い頬紅をつけていたりしてお人形さんのよう。

シンさんのカタコトの日本語を介したインタビューが始まる。かわいい頬紅の
女の子はこちらに写真が上がっている。
http://www.ip2000.net

さらに現在VaioNetではこのインタビューでベトナムの人がなにを「宝物」と
してカメラの前に持ってきてくれるのか? を当てるクイズをやっている。当
たればipチームに「おみやげをオーダー!」といういつぞやの「ネット買い付
け企画」をテスト的にやっているわけである。是非参加していただきたい!
デジクリ読者の方は、是非「デジクリで見た」とコメント欄に書いてください
ね! えっ? 特典?あるかもです~! (柴田編集長! デジクリ大賞一口
5万円でどうでしょうか?)
http://www.vaionet.com/

▼変酋長「デジクリ大賞一口5万円か? どうする、デスク」
 デスク「び、びんぼーなこのデジクリで5万はちと辛いのですが・・前向き
     に検討って感じです。あ、ヘッダー広告大募集中ですので~」

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■編集後記(6/1)
・ギャラ代わりにデジカメという仕事をした。得したんだか損したんだかわか
らないギャラが届いた。ニコンCOOLPIX990にパソコン接続キット、ACアダプタ
ーである。コンパクトフラッシュカードは8MB一枚が付属している。96MBのカ
ードも付けてくれと言った記憶もあるが、まあいいか。さっそく遊ぼうと思っ
たらB6で148ページもの使用説明書がついている。読み始めたら、あまりにめ
んどうなことがたくさん書いてあり早くもウンザリ。カシオ時代はシンプルだ
ったから、いきなり勘で使えたのに。高機能ゆえに複雑操作を生むのだなあ。
仕方ない。じっくりと読み込んでマスターするか。めんどうだなあ。(柴田)

・電子商取引がe-commerce。eが「いい」。comドメインが「どっと混む」で大
流行。やはりシャレとはいえ、通りが良いのだろう。一般商店でも使われる。
そのうち夜のお店でも「e-commerce=イーコマース」転じて「イイコイマース
=いい子いま~す」という店名ができるのではと弟が言った。ベタベタ。でも
ほんとにできそうでヤダ~。              (hammer.mule)

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■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
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