[0701] アイデアという天使が舞い降りるとき

投稿:  著者:


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0701   2000/09/27.Wed発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 16838部
情報提供・投稿・広告の御相談はこちらまで mailto:info@dgcr.com
登録・解除・変更・FAQはこちら http://www.dgcr.com/regist/index.html
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

--PR------------------------------------------------------------------
  ☆★☆イラストレーターデータ入稿で名刺・封筒が作れる!★☆★
     ☆★☆大好評のデータ入稿に封筒もできました!☆★☆
 =-=- 名刺フルカラー100枚→1700円!封筒1色100枚→2800円! =-=
送料・消費税無料当たり前。しかも9月は名刺5%・封筒10%割引サービス!
▼△▼ 【電刷り。】 Click >>> http://www.inaka.ne.jp/denzuri/  ▼△▼
------------------------------------------------------------------PR--

 <咀嚼とでっち上げね、メモメモ…(笑)>

■デジクリトーク
 MKチャット対談
 アイデアという天使が舞い降りるとき
 笠居トシヒロ&まつむらまきお

■連載「ip2000」プロジェクト・サンドイッチコラム 151 9/27
 フェーズ2への胎動「ビデオジャーナリズムの原則」
 川井拓也@land

■えむの Hot Space! No.70
 平井和正のe文庫を買おう!
 山口 壮/えむ



■デジクリトーク
MKチャット対談
アイデアという天使が舞い降りるとき

笠居トシヒロ&まつむらまきお
───────────────────────────────────

●すんごい発明の数々

かさい: まいどですー、
まきお: どもどもー。寒くなってきたねぇ、朝夕
かさい: そうっすねぇ、でも忙しくて出歩いてないから、わかんない(笑)
まきお: いかんなぁ(笑)そうそう、前回 Web用プリペイドカードの残金の件
    で特許とるって話したでしょ?
かさい: はいはい、でも冗談だろ?あれ(笑)
まきお: 以前、デジクリの月曜日で神田さんとビジネスモデル特許について対
    談されてた神宮前さとるさんからメールいただきまして
    (デジクリ565号/3/27号)
    <http://macky.nifty.com/cgi-bin/bndisp.cgi?M-ID=0202&FN=20000327212951>
かさい: ほうほう
まきお:「内容的には取れる可能性があるが、取るならだれにもいわずに
    申請しなくてはいけない」とアドバイス頂きました(^_^;)
かさい: 可能性あるんやー(爆笑) でも、もう公言しちゃったからダメなの
    ね?(^^;)
まきお: ぼくら普段気にする著作権は「公表したもん勝ち」なんやけど、特許
    は「公表したら負け、申請したもん勝ち。あとから文句いうのが一番
    勝ち」だそーで(^_^;) まぁ、そのあたりの詳しい話は前出の神田さ
    んとの対談に詳しいので、バックナンバーを読んでいただくとして、
    こういうのを紹介してもらいました。
    <http://www2s.biglobe.ne.jp/~inaho/patent.html>
かさい: パテント関係のページですか?
まきお: まぁ、いわゆる珍発明とでもいいますか、実際に特許出願されている
    発明の数々と、実際に特許とってる発明の数々。すごいっすよ NECが
    宇宙空間や大気圏を時速数万km~準光速度で航行できる技術の特許と
    ってたり
かさい: 夢物語やなあ(^^;)
まきお: 出願の方はもっとすごい。「宇宙を製造する方法」とか
かさい: (@_@;ホンマか? できん事でも出願はできるんか?
まきお: さぁ(^_^;)できるんやなぁ。あと永久機関とか、松下電器が漫才人形
    とか(^_^;)
かさい: しかし、みんないろんなこと思いつくよなあ…(^^;)
まきお: 漫才人形の出願、平成七年ですよ、七年。幸之助はんの若い頃の話と
    ちゃいまっせ(笑)
かさい: ふざけてるわけじゃないんだよなあ、(^^;) うーむ、大丈夫か>松下
まきお: そこが特許という世界の奥深いところなんだろうねぇ。実際、機械仕
    掛けのペットは売れたモノね。ペットじゃなくて、漫才として出願し
    ちゃったところが実に関西(笑)

●仕事の着想を得るとき

かさい: そうだよなあ、やったもん勝ちかあ(^^;) すげーな特許って
    ところで「思いつく」っていえばさぁ
まきお: うん
かさい: 仕事の着想を得るときって、どんなとき?(^^;)
まきお: 〆切が目前にせまってきたとき
かさい: わははははは、たしかに(^^;) 追いつめられんとやる気にならんよな
まきお: うん。ほら、たまに「〆切に追われるデザイナーの仕事に疲れて、自
    由に創作できるアーティストに転身」とかあるでしょ? わしには絶
    対むり(笑)
かさい: だなあ、ワシもきっと無理だ。(^^;) 〆切無かったら遊んじゃう。で
    もさあ、なんでギリギリになるまでアイデアって出てこないのかねえ
まきお: えーっと、アイデア出すのって、2種類あるねん、ぼくの場合
かさい: ほう、どんなの?
まきお: ひとつは、テーマが与えられていて、それに沿って展開していく上で
    のアイデア。これは非常にロジカルにアイデアを展開していくので、
    わりと苦労なくアイデアが出てくるんだけど、もひとつはまんがのネ
    タみたいにね、なんてのかな、コアなアイデア。こっちはもう、たい
    へんよぉ(笑)
かさい: あー、なるほど。マンガの場合はそうだよね、デザイナーにはないネ
    タの出し方だな
まきお: 本の装丁とか、雑誌のカットとかね、そゆのはほら、よりどころが明
    確なのよ。本文のテーマに沿って、とか、本屋で目立つとか
かさい: 確かにそうだね、デザインの場合は最終ゴールが明確だから、それに
    そって考えればある程度までは何とかなるもんな
まきお: もちろん、表現手段のボキャブラリがどれだけあるかってのが重要な
    んだろうけど、まぁ、なんとかなるわな。笠居さんもデザインのアイ
    デア考えるのって、そんなカンジ?
かさい: そうそう、結局はデザイン的なアイデアっていうのは、表現手段のア
    イデアってことに集約されると思うよ。ぼくもそう
まきお: 目的があれば、使えるアイデア、使えないアイデアは明確に取捨選択
    できるもんね。あとはその枠の中で、いかに自分独自の表現をつくり
    だしていくか、ってコトだよねぇ
かさい: そうなんだよね、デザイナーの善し悪しってそこに尽きると思うんだ
    けど、なぜか、その筋道を考えずに、いきなり表現手段から考えるヤ
    ツが多い(笑)
まきお: あー。でもそれは大変だろうねぇ。ロジカルに組み立てられたアイデ
    アであれば、相手を理屈でねじ伏せるコトもできるが、ロジックがな
    い、表現手段だけだと、相手が気に入るかどうかだけだもんねぇ
かさい: 気に入るもなにも、だいたい、そんなのじゃあまともなものはできな
    いって(^^;)
まきお: いや、まともじゃないのも多いから...(^_^;)
かさい: あははは(^^;) デザインそのものが迷走してるからねえ
まきお: まぁ、まつむらも似たようなもんだけど。、最低限、まつむらの絵が
    気に入らないなら、仕事はできねぇ、って(笑)
かさい: そらそうでしょう(笑) でも、たしかにマンガや小説のネタを考え
    るよりは楽だなー、デザインは。たぶん、げーじゅつから逃げ出した
    のは、その辺が大きいと思うわ、ワシ(^^;)

●なにをよりどころにするのか?

まきお: まんがや小説のネタはねぇ、まず「おもしろいとは何か?」という、
    非常に哲学的なところから入るのよ(笑)
かさい: ほうほう
まきお: つまりね、「おもしろい」っていうなら、道でいかりや長介そっくり
    な小学生と会ったらおもしろいでしょう?
かさい: わははははは(笑) そら面白い
まきお: でも、これはまんがのネタにはならないわけ。
かさい: なんでなんで?「浦安鉄筋家族」なんて、まさにそんな路線だと思っ
    たけどなー
まきお: それだけではならない、って意味よ。それは読んでないからしらんけ
    ど(笑)顔がヘンとかいうのはまんがのアイデアではないの。それは
    単にキャラクターのアイデアね
かさい: ああ、なるほど そっからが大変なわけだ
まきお: そうそう。キャラを立てるのはわりと簡単なのよ
かさい: そいつらをどう使うか、なわけね。つーか、それはもっと後の段階な
    のか?<キャラ
まきお: 4コマまんがで考えればわかりやすいかな。道でいかりや長介の顔の
    子どもと会った。これは四コマまんがとして成立しない。事実として
    体験したならともかく、絵空事で4コマという「出来事」としてはお
    もしろくもなんともないわけ。絵はいくらでも面白く描けるしね
かさい: ふむ、それは出来事の始まりであって、その後の展開があってはじめ
    て話になるわけだな
まきお: っていうか、面白い、ということを、なにをよりどころにするかとい
    う問題なの。よくあるでしょ? TVのCMをネタにしたギャグって
かさい: ふんふん
まきお: あれ、大阪でTVみてるとよくわかるけど、東京ローカルとか、大阪だ
    けやってないCMをネタにされても、面白くもなんともないよね
かさい: たしかに。いわゆる「楽屋落ち」のたぐいだもんな
まきお: そう。つまり、そういうパロディみたいにね、読者と共有知識がある
    という場合は非常に楽なんだけど、そうじゃないと、これはもう、大
    変なわけ。さっきのいかりや顔の小学生ってのも、自分の日常に現れ
    たら面白いかもしんない。でも、一族ご近所みんないかりや顔な人
    (笑)がみても、面白くも何ともないわけ。さらに、「いかりや長介」
    という人物キャラクターを知っているからこそ、面白いわけで、しら
    なきゃそんなに面白くない。不特定多数の人が何を知ってて何をしら
    ないかなんてわかんないし、その知識の内容によってなにがおもしろ
    いのか、なにがおもしろくないのかってのが変わってくるの
かさい: だとすると、何かをよりどころにしてネタを作るってのは王道ではな
    いつーこと?
まきお: いや、何をよりどころにするかのバランスがむずかしい。仲間内意識
    に訴えるようなネタや、相手の知識を確かめるような内容、たとえば
    Flash5の○○が××だよなぁ、って言ったら、ぼくらは爆笑するわけ
    だけど(笑)それは一般向けまんがのアイデアにはならないよね 
かさい: うんうん(^^;)
まきお: 実際、大阪で話術だけで成績トップの営業マンが東京に転勤したとた
    ん、ギャグがまったく受けなくてノイローゼになったって話もあるよ。
    つまり、相手のコトがよくわかっている場合、アイデアを出すのは簡
    単だけど、不特定多数に対しての場合、非常にむずかしい

●親に感謝

かさい: なるほど。じゃあ、まつむらまきおはどうやってアイデアをひねり出
    すの?
まきお: だから、なやむの(笑)
かさい: おーい(^^;) 話、おわってまうやんか(笑)
まきお: んなもん、出し方がわかったら毎回苦労するかーい(^_^;)
かさい: だよなあ(笑) 80%までロジックで解決できるデザインにしても、
    最後の手法のアイデアで悩むもんなあ(^^;) ここもロジカルにできる
    ようにならんもんかなあ…
まきお: できたら特許とれるよ(笑)ほら、最近、発想法とか流行ってるでし
    ょう?
かさい: はいはい、っていうか昔からあったよねえ<発想法。アヤシゲだけど
    (笑)
まきお: アヤシゲだ(笑)
かさい: もしさ『3かい回って「ワン」といいながら1km走ったら確実にアイ
    デアが出てくる装置』とか売ってたら百万円でも買うけどな(笑)
まきお: あ、でも歩くとか、いいっすよ。アイデア出すのには。わし、仕事部
    屋では絶対アイデアでないもん(笑)
かさい: いえてる(笑)ワシもけっこう家の中ぐるぐる歩いてヨメに気味悪が
    られる(笑)
まきお: でまぁ、おもしろいのがさぁ、たいしたアイデアでなくてもね、あと
    は技術、ロジックでなんとでもよりおもしろくできるんだよね
かさい: あ、それはあるね
まきお: 幸いにして、関西に生まれついたおかげで、ボケ、ツッコミ、ノリツ
    ッコミ、ツッコミ返しなどの技術は身に付いてるし(笑)
かさい: 親に感謝(笑)デザイン畑でも結構、経験だけでなんとかしちゃって
    る先輩とかよくいたよ、ワシもやるけど(笑)
まきお: 以前、「マネする」話の時にも言ったよーな気もするけど、まぁ、ま
    っさらなアイデアなんて、まずないよね、もう
かさい: ないない(笑)
まきお: だからといって、そのままパクリじゃあ、しゃーないわけで、要はい
    ままで生きてきて、自分がシゲキされたアイデアを自分でいかに咀嚼
    し、作品にでっちあげるか、ということじゃあないっすか(笑)
かさい: 咀嚼とでっち上げね、メモメモ…(笑)あとはやっぱ「追いつめられ
    ることによって発生する危機感」だな(笑)
まきお: まぁ、いろんな発想法はあるし、ぼくもよくそれに沿ってアイデア出
    すけど、それは企業秘密ということで(笑)
かさい: あ、ケチ(笑)

【笠居 トシヒロ/グラフィックデザイナー】
今度の日曜日は、長男の運動会なのだが、日曜日が丸一日講師の仕事なので、
見に行ってやることができない。その上、次の日からMacromedia UCON-2000で
セッションをするため東京行き。ヨメが撮ってきたビデオを見ることもできな
いかもしれない。スマン>ムスコ(^^;) 帰ったらマリオテニスやろうな。
<http://www.mad-c.com/>

【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
独自ドメインを用意してはや4ヶ月半...(^_^;)、よーやく引っ越ししました。
デジクリ創刊当時からのボクのコラムも読めますよん。
<http://www.makion.net>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■連載「ip2000」プロジェクト・サンドイッチコラム 151 9/27
フェーズ2への胎動「ビデオジャーナリズムの原則」

川井拓也@land
───────────────────────────────────

上のパン●紙を使わなければいけないこと

究極のプリンターは紙を使わないということだと思う。いつだったかDOSVマガ
ジンあたりで将来の技術革新の研究を紹介するページがあった。IBMだったか
どこだったかが、シート状のモノクロ液晶に書類を流し込む研究が紹介されて
いた。データでできている書類である。必要な時にダウンロードして持ち歩く
わけである。

CrossPadの逆だと思えばいいわけだが、人間紙がなくてはいけないのは「手に
もてる」ことや「広げて比較できる」等のメタファーがどうしても必要だから
だろう。しかし実際の紙を「手に持って比べて比較している」時以外は紙とい
うものは場所を占有しているだけでなんの役にも立っていない。オフィスはそ
のような紙が70%というのが普通の会社の現状ではないだろうか? (続く)

具●ビデオジャーナリズムの原則

次なるビデオニュースドットコムは赤坂にあった。高層オフィスビルの中にあ
ったが、ビデオ機器が並ぶポストプロダクションのようなムードが漂っている。
忙しそうにしている担当の方と会った。打ち合わせ中も携帯が鳴り、忙しそう
に対応している。「報道」という世界を感じさせる。

まずはip2000のフェーズ1の成果物をパソコンでプレゼンした。「うまく仕組
みを考えてありますね。ひじょうに感心しました」という前置きつきで担当の
方は続けた。

「VJ(ビデオジャーナリズム)の基本は、記者が自分の足で取材(リサーチ)
して自分の目で見て(撮影して)自分でまとめる(編集する)というのが大原
則なんですね。ですからどこかの映像をもらってきて、それをそのまま流すと
いうのは難しいんです。もちろん現在もNGOからの映像等の提供を受けている
ものもありますが、基本原則はこのようになります。ですから、前提としてピ
ースボートの視点の映像であることを断り流していくことは考えられます。い
ずれにせよ、うちでは編集長にあたる神保のポリシーにかなり寄っているとこ
ろがありますから、彼に今日の話をしてまた次のステップを考えましょう」と
いうことだった。

話からは、彼らがインターネット界のCNNを目指すくらいのブランド、つまり
「信頼」を確立したいという意気込みが感じられた。公平でかつマスメディア
が扱わないような問題も丁寧に取材して発信していく。そこで私は今後もビデ
オニュースとの連絡を密にしながら、ピースボートのコンテンツストリーミン
グ配信とのタイミングを見極め、より効果的に情報を流せるネットワークを作
る手助けをしていきたいと思った。

これはビジネスにはならない。しかし、ネットに関わるものとしてこのような
「企業のメリット」を追求する仕事以外も関わっておくことは重要なことだと
思う。そして次はピースボートの若手との情報交換である。(続く)

下のパン●あいのり

ip2000webボランティアの薮中さんと食事をした時に彼女が言った。「昨日、
母から電話があってね、あいのりいいよーって。見なさいとか言われたのよね
ー。未来日記とどう違うかって感じなんだけど、ああいうの人気あるよねー」
という話だった。

親というのは子供がいくつになっても世話を焼きたい習性を持つが、子供もあ
る程度大人になると、それが「恥ずかしい」という感覚から「ありがたい」と
いう感覚に変ってくる。

うちの親も先日どっさりと新聞のスクラップと本を送ってきた。親にはこのデ
ジクリの原稿を編集長に送信する時にBCCしている。なのでさすがにこちらが
欲している情報を分っていて、スクラップの情報精度が高く、求めている情報
が多く詰まっていた。人が求めている情報を先回りして送る、この行為こそ今
後のネットのキーになる。

そういえば、よくwebの企画をしていると「コンセルジュみたいな・・」とい
うキーワードを使うことがある。親子は数十年のつきあいのデータベースから
これらの情報選択をしていく。数十の項目入力とクッキーの履歴程度では遠く
及ばないだろう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■えむの Hot Space! No.70
平井和正のe文庫を買おう!

山口 壮/えむ
───────────────────────────────────

●FlashとQuickTImeを駆使したマドンナのWebサイト

9月19日に発売されたマドンナの最新アルバム「Music」に収録されている全10
トラックがQuickTimeオンリーで配信されています。全曲フルトラックを惜し
げもなくWebで聴けるようにしたことも驚きですが、それだけでなくフラッシ
ュを使ってあるページがかなり力が入っていていいんですよー。マウスの動き
に合わせた動きが楽しくて美しいです。こういうの、いつか作れるようになり
たいなぁなんて思っていても、本気でやる気にならないと2、3年くらいあっと
いう間に過ぎてしまうんですよねぇ。

マドンナのこのサイトでは、ビデオリミックスも同じくQuickTimeで配信され
ているそうなんですが、どのページに行けば見られるのか、まだ僕は見つけて
ません(苦笑)。ひょっとするとまだ配信が始まってないのかもしれませんけ
ど。ご覧になった方は日刊デジクリ編集部までレポートを提出してくださると、
濱村デスクにとっても喜んでもらえたりするかもしれません。

<News Release - Warner Bros.、Maverick、アップル、マドンナの「Music」
をウェブで配信>
http://www.apple.co.jp/news/2000/sep/20madonna.html

<Madonnna>
http://www.madonnamusic.com

<iCAST - Madonna Showcase>
http://www.icast.com/artist/1,4003,1010-23845,00.html

●平井和正のe文庫を買おう!

ファンとしては情けないことに、「"裏"日本工業新聞!!」を見て知りました。
『幻魔大戦』やウルフガイシリーズで知られる、僕が敬愛してやまないSF作家
平井和正氏のe文庫が思ったように売れていないなんて。

「近況 from Kazumasa Hirai」のページ内2000/08/31のところで平井氏自らお
願いの儀を書かれてまして、これを読んで僕もあわてて定期購読の手続きをし
ようとしているところです。こんなことでは、ファンの風上にも置けんやつと
言われそうですが......

e文庫というのは、平井氏の作品をT-TimeやPDFファイルで販売しているサイト
です。現在のところ幻魔大戦、ウルフガイ、月光魔術團などの各シリーズが販
売されています(まだ全巻はそろってません)。

T-Time版とPDF版の両者とも作者自身のコメントなどが付けられており、普通
の本では味わえない楽しみがあります。また、最新シリーズの『幻魔大戦DNA』
は紙媒体では出されておらず、e文庫でしか読めません。まさに電子ブックビ
ジネスの最先端を走ってますね。これまでに累計数千万部の売り上げを誇ると
は言え、たった一人の作家でどこまで成功させられるのか、非常に興味深い試
みだと思います。

価格は一冊あたり300円~500円。CD-Rに焼いたものも販売されてまして、シリ
ーズ全巻セットだと1割引き、一回の注文が4000円以上になると送料がサービ
スとなります。なかなかお得な仕組みになってます。

支払方法はプリペイドカード式のBitCash、Web Money、Cチェック、そして銀
行引き落としのアコシス、クレジットカード決済のSmashと豊富です(個人的
には@niftyのiREGiにも対応してほしいところです。ネット経由でカード番号
をやり取りしないというのがいいんですよ)。これらの中で多くの人が最も利
用しやすいのは、ローソンなどのコンビニを中心に販売されているWeb Money
でしょうか。(ただしCD-R版は代金引換、郵便 or 銀行振込のいずれかです)

ということで柴田編集長、最近のはあまりお気に召さないそうですけど、とり
あえず10冊ほどまとめていかがですか。

<ウルフガイ・ドットコム(平井和正オフィシャルページ)>
http://www.wolfguy.com/

<e文庫>
http://www.ebunko.ne.jp/

<e文庫/支払方法>
http://www.ebunko.ne.jp/shiharai.htm

<近況 from Kazumasa Hirai>
http://www.ebunko.ne.jp/cgi-bin/diary/upboard.cgi

<T-Time v2.1.1機能限定版ダウンロードページ>
http://www.voyager.co.jp/T-Time/update/index.html

<「Acrobat Reader 4.0」のダウンロード>
http://www.adobe.co.jp/product/acrobat/readstep.html

<"裏"日本工業新聞!!>
http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/nikko.html

【山口 壮/えむ】 mailto:PXX06120@nifty.ne.jp
http://member.nifty.ne.jp/yamaguchi/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(9/27)
・先日、朝起きしなに寝違えた。首が痛く、肩が重く、モニタに向かっている
のさえ不快だったので、娘に連れられて接骨院に行った。そこは娘が友人に教
えてもらった医院で、ときどき揉まれに行くそうだ。腰もさいきんは慢性的に
痛いと訴えると、はらばいにさせられる。肩と腰にたぶんアイスノンみたいな
形状の物体(見ていない)を載せて電気を通す。ピリピリと刺激があり、気持
ちいいんだかくすぐったいんだか、まああったかくてヨイ。20分ぐらいそうし
ていて、次は先生がワシワシともみほぐしてくれる。痛いけど気持ちがいい。
ストレッチされると声が出るほど痛い。1回目はげっそり疲れたが、2回目では
爽快だった。これで300円とはどうなっておるのか? 健康ランド(わたしは
行ったことがない)でマッサージを頼むとこの10倍だから、絶対こっちのほう
がお得、ト娘に言われて自転車で20分かかるが、連日通っている。(柴田)

・レポくださ~い♪ ぜひお願いします! WindowsMediaPlayerだと、東京FM
もNACK5もFM大阪も聴けるらしい。マックな私はRealPlayerやQuickTimeに期待
したが、それらでの配信はない。VAIO立ち上げるかな。ふぅ。
http://windowsmedia.com/iradio/ja_ja/radio.asp
・自信がない。いつでもどこでも自分よりも上の人がいるからだ。偉そうなこ
となんて言えない。培ってきたノウハウにしても、さほど意味がないような気
がする。ノウハウ持っている人なんていくらでもいるからだ。クライアントは
喜んでくれても、自分の心の中では納得していない。もっともっと、と思って
いるうちに納期がくる。「井の中の蛙でも、自信があるのは才能のひとつ」と
友達が言った。そなのよ、バカな方がいいのよ。迷いがなくなるから。ポルノ
グラフティの「アポロ13号」を聞いたとき、ああ同じことを考えている人はい
るんだなぁって思った。夢物語を実現する人は確かにいる。さいきん、夢物語
って思っている以上に簡単に実現できるものなのかもしれない、と思うことが
多い。私の夢物語は仕事じゃないんだなぁ、これが(笑)。 (hammer.mule)

----------------------------------------------------------------------
■ 日刊デジクリは投げ銭システム推進準備委員会の趣旨に賛同します ■
http://www.nagesen.gr.jp/  <投げ銭システムをすべてのhomepageに>
----------------------------------------------------------------------


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
登録・解除・変更・FAQはこちら <http://www.dgcr.com/regist/index.html>
広告の御相談はこちらまで  

★等幅フォントでご覧ください。
★【日刊デジタルクリエイターズ】は無料です。
 お友達にも是非お奨め下さい (^_^)/
★日刊デジクリは、まぐまぐ<http://rap.tegami.com/mag2/>、
Macky!<http://macky.nifty.com/>、カプライト<http://kapu.cplaza.ne.jp/>、
Pubzine<http://www.pubzine.com/>、E-Magazine<http://www.emaga.com/>、
melma!<http://www.melma.com/>のシステムを利用して配信しています。

Copyright(C), 1998-2000 デジタルクリエイターズ
許可なく転載することを禁じます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■