[0903] 鎮魂とは憎悪を再生産することではない

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0903    2001/07/17.Tue発行
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 <アキバが変わる。 日本が変わる。?????>

■デジクリトーク
 鎮魂とは憎悪を再生産することではない
 モモヨ(リザード)

■デジクリトーク ビット列、意味を探して三千里-1
 電子、遺伝子、白眼視
 中野 潔

■サイト案内&新サービス案内
 GENKOSHA Web Gallery開設とオリジナルプリント販売開始

■イベント案内
 AKIBAX2001 IT革命最前線。 アキバが変わる。 日本が変わる。



■デジクリトーク
鎮魂とは憎悪を再生産することではない

モモヨ(リザード)
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デジクリ7月12日号の編集後記で濱村さんが、映画パールハーバーのことをち
ょこっと書いておられた。私自身もこの映画は見る気が起きない。

日本に住んでおりアメリカ人と接する機会が少ないと、彼等の心の奥底でこの
言葉が如何に発火しやすいものか、なかなか理解できないだろう。しかし、私
自身は、日本にいながら、とある事件をきっかけに、このことを痛感した。

昨年の夏、あるインターナショナルサイトで私の曲が一位になった時のことだ。
リメンバー パールハーバー! この合言葉によるネット上の攻撃が私に対し
て行われたのである。その際、この心的システムのおぞましさを思い知った。

この言葉を吐いて私に攻撃をしかけてくるアメリカ人の大半は、私より若い。
私自身が終戦から8年を経て生をうけている。むろんのこと、真珠湾攻撃体験
しているはずもない。彼等の「真珠湾をわすれるな」には論理的なものはない。
体感的な、心理的肉体的苦痛などもない。むしろ若き日本人こそが心の痛苦を
覚えるだろう。

あいてのナイーブさを計算して言葉を利用するような行為を、江戸っ子は卑怯
と感じる。その感性すらなくしているのが、伝統的文化の根を持たない国の致
命的な欠損であるように私には思える。

一方、こうした彼等の論理性の欠如や美意識・倫理観の致命的な欠損こそ私に
は多少の救いであった。が、それについては後で述べることにする。その後、
そのサイトでは、私が曲を発表する度に似たような騒ぎがおきた。そして、そ
れは、沈静化せず、さらに上昇する気配を見せさえしたのである。

このサイトとは、以前にここでも紹介した私のホームグラウンド、アシッドプ
ラネット(http://www.acidplanet.com/)である。そこにはオーディエンスが
レビューをつけて採点する。このシステムのポジティブな面については、すで
に紹介した。今回はそのネガティブな面についてお話しよう。物事は、陰陽両
局面から観ずることでしか、その正体をあらわさないものだ。

アシッドプラネットは米ソニックファウンダリー社が運営しているサイトだ。
実をいうとアシッドというソフトで曲を作った後に、パブリッシュメントタブ
をクリックすると、インターネットに自動的に接続され、このサイトにつなが
る。日本語版でも、またヨーロッパの他の国もバージョンでも全てこのサイト
につながる。

当然、世界中のさまざまな国からいろいろなアーティストが作品をアップして
いる。その数は一日に数百曲。もちろん、聴く側としてはこれすべてを聴いて
いるわけにいかない。そのためにユーザーの投票による淘汰システムが用意さ
れている。

ここのサイトの上位50位以内の作品は全て一定の基準に達していると思う。つ
まり、このシステムを積極的に使うと世界各国の人間の優れた音楽に触れるこ
とができるはずなのだが……。

アシッドプラネットはインターナショナルなサイトではある。しかし英語を採
用し本拠地もアメリカだ。通常、私達は日本語を使っているサイト=日本のサ
イトというふうに考える。こうした事情から、アメリカ人ユーザーの多くは、
アシッドプラネットを自国のサイト、つまりアメリカ人のためのサイトと考え
ているわけである。

しかし、実際には、ソニックファウンダリーは、国際的に開かれた場としてサ
イトを公開しており、アシッドという商用アプリケーション(ライト版が当時
日本円では1万円前後だったか)の拡張機能サービスとして位置付けている。
この誤差が大問題の火種になる。

世界中のアーティストが毎日数百曲ここにアップしているのだから、上位に入
るのはたいへんなことなのだ。そしてインターネットである以上、音楽そのも
ので評価される。そこへ世界の各地から才能ある者が曲をアップするのだから、
当然、凡百のアメリカ人の作品が毎日ポロポロと、もれおちていくことになる。

サイトをドメスティックなものと考える者の目には、外人、つまり他国のアー
ティストがチャートを荒らしていると考えるのは当然である。むかついた果て
にそこで荒らし行為に走る、そういうことだ。

結果、どうなったかをお話しよう。私という個人に対しての対日攻撃は日ごと
に激しさを増し、果てはソニックファウンダリーの上層部に対しても働きかけ
があったという。私の曲は二位までにする、という暗黙の了解があるかのよう
な状況が十日間ばかり続いた。それでもレビューやダウンロード数に翳りがな
く数字が上りつづけ、最終的に一位になった。その後も曲を発表する度に同じ
ような騒ぎが起きた。

●アメリカ人の呪縛

そんな中で私の元に一通のメールが届いた。元は英文だが、それを私が受容し
た内容として翻訳を紹介しよう。

ヤスオ、君の気持ちを思うと私は悲しくなる。私は日本のアニメと造形作家が
好きだ。そして、君の作り出す音楽にはただ驚嘆するしかない。君の音楽は私
を敬虔な気持ちにさせるのだ。……しかしながら、残念なことだが、私達の国
民には少なからず人種差別者がいる。これは確かだ。社会の上部に立つ人間に
もこれはいる。実は人種差別反対者の中にもこうした連中は紛れ込んでいる。
というより、私達全ての中にこの感情はあるのだ。

真珠湾を忘れるな! これを理解する心性を私達はみんな持っている。私達の
社会ではその一言で排日の理由になる。どうしたわけだかわからないし、君に
キチンと説明できないのだが、今、こうして君に手紙を書いている私の中にも
それは、ある。理由は問わないでくれ。そして、それがあるということを理解
し、私達を許してほしいのだ。

これがそのメールの概略だ。彼はこの心性を今日のアメリカ人の呪縛として捉
えている。

アメリカ国内ではいまだに人種差別は根強く残っている。日常的に、あるいは
潜在的に摩擦が発生している。この摩擦による緊迫感が増した場合、あるいは
内政に対する不満が鬱屈した場合、社会は当然不安定になる。この場合、そう
したネガティブな感情を外部に投ずるのが一番手っ取り早い。これが戦争発生
の基礎的事象だろう。

外部に生贄を設定し、そこに集中させる。集中したネガティブな感情はその人
柱とともに闇に葬ればいい。この擬似的なシステムが「真珠湾を思い出せ」
「リメンバー パールハーバー」なのであろう。実際に戦争を起こさない。こ
の呪文さえあればいい。

メールの相手は、このイメージ的ヨリシロは日常的に作動している心理操作の
ようだ、と告白している。自分は何の縁もなく、真珠湾攻撃は知っているはず
がない、しかしこのスローガンは理解できる、というか体が反応するというの
である。

彼のこのメールがあってから、私は攻撃や挑発に反応しないようになった。同
じメールの中で彼は自分達の文化的立脚点の希薄なことを嘆いていたからだ。
そのくせ、こうしたネガティブな呪文に縛られているのである。

とうぜん、パールハーバーという映画の製作者側は、この呪文が如何に容易く
効力を発揮するか知っていたにちがいない。条件反射的に刷り込まれている憎
悪を興行成績アップに利用したわけだ。これはあまり潔い行為とはいえないと
私は思う。過去に対する礼儀というものを持たない点が倣岸不遜である。いく
ら文化伝統を持たない国だからといって、人類に共通の礼を欠いてよいという
ことはあるまい。

当然、彼等に返礼する私達も礼を欠いてよいわけではない。私達は礼を持って
彼等に接しよう。私達が終戦記念日に思うのは鎮魂の念である。リメンバー、
思い出すのは戦争の不毛、そして失われた多くのものたちだ。

鎮魂の思いが支配する夏の日を私達は知っている。去年の夏も私は鎮魂歌を書
いている。深い海の底で潜水艦に閉ざされ、世界中の目が見守る前で損なわれ
た若き命に捧げたものだ。ちなみに、その鎮魂歌も一位になっている。

もし一年に一度、憎悪の念を思い出さねばならないとしたら、
これは呪いである。


モモヨ(リザード) 管原保雄 momoyo@babylonic.com
責任編集 バビロニクス/音楽の未来を考える
http://www.babylonic.com/

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■デジクリトーク ビット列、意味を探して三千里-1
電子、遺伝子、白眼視

中野 潔
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手元に、アメリカの独立記念日にあたる2001年7月4日付の京都新聞夕刊がある。
いずれも産業スパイ容疑に絡んだ、2つの記事が並んでいる。1つ目は、理化学
研究所の研究員による遺伝子スパイ容疑事件に関するものだ。「米政府が日本
政府に対し、主犯格とされるA研究員の身柄引渡しを非公式に要求し、日米両
当局が接触を始めた」という事実を、米連邦検察当局が3日、はじめて明らか
にしたという。

この記事に接して左下に、同じ4段抜きの見出しで、英米連合の通信傍受機関
「エシュロン」の存在を確認する最終報告書をEU議会が提出したという記事が
載っている。3日、EU欧州議会の特別委員会が、以下で述べるような内容の最
終報告書を、賛成多数で採択した。すなわち、米、英、加、豪、ニュージーラ
ンドの5ヵ国が秘密協定のもとで共同運用し、企業や個人の情報収集に使用し
ているといわれる、世界を覆う通信傍受網「エシュロン」の存在を確認すると
いう報告書である。

報告書は、エシュロンの存在に疑いの余地はないと断じている。日本の三沢基
地など世界10ヵ所あるいは11ヵ所の米軍施設に設置されている大型パラボラア
ンテナは軍事には不必要で、民間通信の傍受用と考えられるとした。

エシュロンは、世界を飛び交う1日数億通の電話、電子メールを、衛星通信や
海底ケーブル通信やマイクロウェーブ通信や盗聴機によって集め、特定のキー
ワードによって、スクリーニングし、何重にも渡って、絞り込んでいくことで、
チェックしているという。

7月6日付の朝日新聞朝刊の「私の視点」に楡周平氏が寄稿したところによると、
英国のメンウィスヒル基地にあるエシュロンの拠点だけでも1000人以上の米国
人が働いているという。直接の通信文モニター要員が世界に1000人いるとした
ら、 1日1000通として1日計100万通は、人手のチェックに近い調査の対象にな
ることになる。

本来、豊かな世界を築くためであったはずの叡智を、幾千里を隔てた陣営間の
反目のために使おうとする、ヒトの愚かな姿がここにある。

▼遺伝子スパイ容疑事件、エシュロンなどについて、拙著「知的財産権ビジネ
ス戦略 改訂2版」 (オーム社、税別2400円、6月20日刊)で詳述している。参考
にしていただければ幸いである。

【なかの・きよし】info@nakano.net
1956年生まれ。神奈川県育ち。1980年京都大学大学院工学研究科情報工学専攻
修士課程修了。機械メーカーC社、技術系出版社B社、機械メーカーD社、技術
系出版社A社などを経て、現在、株式会社ジェイ・キャスト 担当編集長と、早
稲田大学国際情報通信研究センター 客員教授とを兼任。単著に「知的財産権
ビジネス戦略」(初版1997年、 オーム社刊)、「知的財産権ビジネス戦略 改
訂2版」(2001年6月、オーム社刊)。その他共著多数。デジクリ創刊時に祝賀メ
ッセージを寄稿している「デジクリ3年、恥 掻きネン」族。

中野社中のページ
http://www.nakano.net/

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■サイト案内&新サービス案内
GENKOSHA Web Gallery開設とオリジナルプリント販売開始
http://www.genkosha.com/gallery/photo/
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写真、イラストレーション、広告、印刷、デザイン、ビデオなどビジュアルの
世界をカバーする専門出版社として、「コマーシャル・フォト」「CMナウ」
「イラストレーション」「フォトテクニック」「ビデオサロン」「パソビ(パ
ソコンでビデオ編集)」等を発行する玄光社がWeb Galleryを立ち上げた。

従来からも各誌のパブリシティサイトは立ち上がっており、各誌の最新情報や
出版情報は掲載されていた。また、「コマーシャル・フォト」本誌の求人広告
をネットに掲載するページなども随時更新されていたが、新しくオープンした
ギャラリーサイトは、雑誌媒体の「フォトテクニック」と連動させたもの。

現在、掲載されているのは「フォトテクニック」に連載されている竹内敏信氏
の「新・風景撮法」の作品である。現在、30点ほどの作品がWeb Galleryに掲
載されており、順次、掲載作品は増えていく。Web Galleryの特長としては、
写真家自身の声のメッセージが聞けることである。

竹内敏信氏は、現在、風景写真家として抜群の人気と実力を誇っている。その
写真の魅力は、独特の感性が感じられるフレーミング、衝撃的とさえ言える光
のとらえ方、テーマを鮮明に浮かび上がらせる階調表現など、数え上げればき
りがないが、明らかに竹内敏信印の風景写真になっていることだろう。

そして、Web Galleryからはオリジナルプリントを購入できるようになった。
サイズはオリジナルプリントとしては珍しいキャビネサイズから写真の半切サ
イズよりやや小さいA3サイズまで揃っており、マット加工と裏打ちをしたタイ
プとさらにアルミフレームの額装を施したタイプがある。どちらも、竹内敏信
氏の自筆サインが入る。価格は1万円から3万円と破格である。この価格で竹内
敏信作品が購入できるのは驚異的だ。

その価格設定は、ひとつには作家が「できるだけ安くして多くの人にオリジナ
ルプリントを飾って欲しい」と願っていることと、デジタル時代にふさわしく
富士フイルムのピクトロプリントを使用したことによるものだ。褪色性を大幅
にアップした結果、銀塩プリントと同等の耐光性とメーカーは発表している。

また、写真家自身がピクトロプリントを従来のプリントとは違う表現ができる
新しい媒体と認識していることもある。竹内敏信氏は「ピクトロ表現」と命名
しているが、やはり風景写真の第一人者だけに新しいプリント媒体に対する姿
勢もどん欲だ。

オリジナルプリントの購入はWeb GalleryのページにあるBUYボタンから購入説
明ページに入り、「プリント購入」をクリックすると注文フォームが現れる形
になっている。今後、写真のみならず、イラスト作品の掲載・作品販売も予定
しているそうだ。

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■イベント案内
AKIBAX2001 IT革命最前線。 アキバが変わる。 日本が変わる。
http://www.akibax.com/
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日時 7月19日(木)~22日(日)11:00~19:30(最終日18時)
会場 JR秋葉原駅前広場
入場料 無料
出展ブース情報、メインステージ企画内容など、サイトを参照

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■編集後記(7/17)
・「ディープ・ブルー」はおもしろかった。バイオ技術を施された高知能のサ
メが、暴風雨と爆発で孤立する海底基地で、人間たちを襲い始める。いやはや
このサメの狡猾で凶暴なこと。この映画の主人公かなと思わせたリーダーシッ
プ男も、あっさり食われてしまい、美人の科学者は最後まで生き残り、ト思い
きや……トカ、予想を裏切る殺されようにも目が離せなかった。こわいな~。
でも大丈夫、わたしは水は好きだが水に入るのはイヤという性格だから。水を
かける、火に油をそそぐ、という性格でもあった、むかしはね。 (柴田)

・日本人がアメリカ人と接するたびに「原爆を思い出せ!」と言ったら笑える
よな、実際。奇襲がダメなら(これもいろんな話があるけど)、民間人を含む
無差別大量殺人はええんか?、みたいな。被爆者の人たちは、二度と同じこと
が起こらないように、という未来に対しての言葉を発している。敗戦国が恨ま
ないで、意識改革をして、地球規模思考を身につけようと必死になっている。
それとも日本人がバカなの? 今はいいけど、もっと若い人たちが出てくるよ
うになったら、その日本人的態勢ははがゆいかもね。    (hammer.mule)
↑取引先に、不条理にも頭を下げる親父の生き方に共感できない少年の気持ち。

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デスク     濱村和恵 
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