[0904] あなたの見ているのはホンモノ?

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0904    2001/07/18.Wed発行
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 <いまどきようこんなのもってくるなあ>

■デジクリトーク MKチャット対談
 あなたの見ているのはホンモノ?
 笠居トシヒロ&まつむらまきお

■デジクリトーク ビット列、意味を探して三千里-2
 符牒、盗聴、特許庁
 中野 潔

■サイト案内
 クリエイターズ・カフェ

■イベント案内
 ネットベンチャーズによる新感覚ビジネスセミナー



■デジクリトーク MKチャット対談
あなたの見ているのはホンモノ?

笠居トシヒロ&まつむらまきお
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まきお: まいどー、まつむらです
かさい: まいど笠居ですー、毎日暑いっすねえ~~。さて、今日は何やろう?
まきお: んとね、「パールハーバー」って映画、今やってるでしょう
かさい: うん
まきお: 先週、濱村さんが編集後記に「セリフが差し替えられている」という
    話を書いていたんだけど
かさい: へえ
まきお: よめよ、デジクリ(^_^;)
かさい: 読んでるひまない(^^;)
まきお: んなこといっってますぜ、デスク。鉄拳いれたってください
かさい: 今見ました(^^;)

●日米では違う映画

まきお: でですね、実はセリフだけではないんですよ
かさい: ふむふむ
まきお: 「スターログ」というSF映画雑誌の情報なんだけど、零戦に爆撃され
    るトラックがね、アメリカ版では赤十字マーク、つまり医療トラック
    なの。それが日本公開版では、デジタル処理で赤十字マークが消され
    てるんだって
かさい: ふうむ、それは日本側の要求でやったことなのかな?
まきお: わかんない
かさい: うーん、今「月刊正論」の阿部達郎氏の記事を読んでますが…
まきお: でですね、わたしが言いたいのは、この映画が国辱ものかどうかとい
    う話ではなくてですね。それはおいておいて、ですね
かさい: ほう
まきお: その阿部氏がアメリカで見た「パールハーバー」と、日本人が国内で
    見る「パールハーバー」は、セリフだけではなく、そういったディテ
    ールまで異なる可能性があるらしいと
かさい: うん
まきお: つまりですねー、「パールハーバー」を見てみて、まぁ、あんなもん
    か、と。ぼくは見てないけどね、見たとして、で、阿部氏の意見を読
    んで、どういうことになるかってことなんですよ
かさい: うーん、意図がよく読めないのだが(^^;)
まきお: わからんかー(笑)
かさい: うん(^^;)
まきお: えっとやな、言葉はさ、英語がわかれば、日本で見てもわかるわけで
    しょう? もちろん、原語まで吹き替えされてたらダメだけど
    4LetterWordsくらいはわかる(^_^;)
かさい: ふむ
まきお: 実際、作為的に翻訳が異なるってことはよくあるんだが。ただ、絵が
    違うとさ、もう違う映画だよね。医療トラックが爆撃されるっていう
    のは、明らかに非人道的という描写がしたかったから赤十字なわけで
かさい: だよね、軍トラックとではエライ違いだ
まきお: 軍の医療トラックなんだけどね
かさい: まあ、そらそうだろうが(^^;) ようするに攻撃しちゃいかんものを攻
    撃している人非人という意味が消されているということだろう?
まきお: そそつまり、言いたいことはさ、日米でひとつの「パールハーバー」
    という映画についてなんらかの意見を言ったところで、最初から食い
    違ってるわけです。違う映画なんだから
かさい: ふむ、そうなるのか
まきお: まぁ、国によって映画が編集されたり、セリフが変わったりというの
    はよくある話なんだけど、赤十字みたいなマーク消したりするっての
    は、なんだかすごいというか、こわいなぁと
かさい: 大きな意味合いまで変わってしまった映画ということになるのかなあ
まきお: まぁ、そのさっぴいても、相当メチャクチャな日本の描写らしいが。
    鳥居に日の丸がかかってたりするらしい(^_^;)
かさい: うーん(^^;) TVCMを見た時点で「いまどきようこんなのもってくるな
    あ」とは思ったけどねえ

●歪んで伝えられる

まきお: で、まぁ「パールハーバー」は置いといてですねー、わたしらもさぁ、
    なにげなくニュースとか映画とか見てるわけだけど、どこかでだれか
    が情報操作してるんだなぁと。ネットになって日本にいながらでもUS
    の情報が得られると思ってるじゃない、普段。でも違うんだねぇ
かさい: 情報ってのは言葉や絵や音だけじゃないんだねえ。人の中にある感情
    ってのも、その内ってことかなあ
まきお: それと、知識ね。「猿の惑星」が公開されるでしょ?
かさい: うん、けっこう見たかったりする<猿
まきお: あれ、もともと原作は、日本人やアジア人を比喩したものだって、し
    ってた?
かさい: ああ、そうなんだ。知らなかったよ
まきお: そうなのよ。西洋人のアジアに対する恐怖心に訴えるモノなの。前の
    映画では、そういう部分は薄かったみたいなんだけど、今回のティム
    バートン版では、猿の衣装とかがアジア風なのね
かさい: へえ、雑誌に載ってる写真とかを見たかぎりではわからなかったけど、
    甲冑姿ばっかりだったからかな
まきお: でまぁ、そういうコトを知って、見ると、また全く違ってくるわけで、
    映画
かさい: なるほど
まきお: これが、「スターウォーズ」のジャワズが日本人だとかまで言い出す
    と、ちょっと被害妄想の気がするのだが(^_^;)
かさい: それホント?(^^;) だれがいってるの?
まきお: よく言われてるよー。ルーカスサイドは当然否定してますが
かさい: 「スターウォーズ」って逆に日本的なものへのオマージュがある映画
    だと思ってたんだが(^^;)
まきお: まぁ、ジャワズは「おっかさーん」とかしゃべってるしね(^_^;)
かさい: そうなん(^^;)?
まきお: しらんのか。EPIVで、R2がジャワズのトラックに運ばれるシーンじゃ。
    よう聞いてみ(笑)
かさい: 機会があれば聞いてみよう。空耳アワーのネタっぽいが(笑)
まきお: 逆に、アメリカ映画で、アメリカではカット版、日本ではちゃんとし
    たモノが公開、というケースもある
かさい: ほほー、どんなの?
まきお: テリーギリアムの「ブラジル」、みた?
かさい: いんや、みてない
まきお: んとね、最後が違うのだ。正式版は「夢落ち」なんだが、あまりに悲
    惨だとうことで、全米公開時は「夢」のままハッピーエンドでおわっ
    たらしい
かさい: ふうむ、カットの仕方ひとつで全然別の話になってしまったわけね
まきお: そそ。というふうに、気をつけてないとね、制作者のメッセージって
    のは、いつのまにか歪んで伝えられるものらしいのだな
かさい: 製作した人間がエンドユーザー全てをフォローできるわけじゃないも
    んなぁ
まきお: ブラジルの場合は裁判になったな。で、これらは故意にゆがめられた
    例で、エンドユーザーはどうしようもない場合なんだけど、エンドユ
    ーザーが気をつけることで、情報が正しく受け取れるケースもある。
かさい: それは例えばどんな?

●映画とテレビ

まきお: 映画ね、映画をTVで見て、その映画を見たと思ってはいけない
かさい: ほう、映画館が嫌いなワシとしては、ちと気になりますなぁ(^^;)
まきお: TVでやる映画はほとんどの場合、3:4でしょ
かさい: ああ、構図の問題は大きいよね、たしかに
まきお: まったく、意味が変わってしまったり、伝わらなかったりするケース
    が多いのよ。よく言われるように、「劇場でみないとダメ」とまでは、
    ぼくは言わないけれど、比率は気にしてほしいと思うよ。自分のムー
    ビーが左右カットでネット公開されたら、嫌だよね
かさい: やだねえ(^^;) まあ、劇場嫌いのボクが言うのもなんだが、劇場で観
    ることを前提に作られている作品だから、ホントは環境もセットで完
    結するものだろうとは思うよ
まきお: ところが、最近の映画はTV放映化も念頭において撮影されてるから、
    話はややこしいのだが(笑)
かさい: メディアが変わることによって表現の幅が変わるのは如何ともしがた
    いが、それを前提として、というのならそれはそれで作り上げるのも
    またプロだとは思う(笑)
まきお: DVDにワイドプログレTVでみると、かなり劇場に近いっすね
かさい: ボクみたいに映画館嫌いの人間にとっては、そういう技術の進歩はあ
    りがたいねえ(笑)
まきお: 逆にね、劇場でアニメを見るのは、ぼくはツライ
かさい: ほお、なんでまた?
まきお: アニメってコマドリじゃない? 一コマごとの移動距離が劇場スクリ
    ーンだと、ものすごい距離でね、チラチラ、ガクガクするのが気にな
    るのよ
かさい: ああ、確かに残像が気になるねえ<劇場アニメ。 Flashのアニメーシ
    ョンも大サイズだと結構残像が気になる
まきお: そうなの。小さいサイズだと気にならない。あとさ、TVドラマはレン
    タルビデオで見るのが吉
かさい: まとめてみられるから?(笑)
まきお: そう、それとCMがない。これが大きい。2倍はおもしろくなる。「踊
    る大捜査線」と「トリック」ってドラマにはまったんだけど、多分放
    映時にみてても、はまらなかったと思うんだよね
かさい: なるほどね。ボクはもともとTVドラマって感情移入できないからほと
    んど見ないんだけど、CMがなければ、もっと没入できるから見れるか
    もしれないってことね。こんなワタクシでも(笑)
まきお: そうそう。しかも、映画とくらべて、長い。面白ければ、長いという
    のはホント、幸せなことよ。TVドラマはもっと評価されるべきだね
かさい: 面白ければね(^^;) あ、レンタルなら面白くなければやめればいいだ
    けか(笑)
まきお: そそ。たとえば笠居さん、「未来少年コナン」好きでしょう? ぼく
    は宮崎アニメであれが一番好きなんだけど
かさい: ええ、大好きですね(笑)<コナン
まきお: あれはやっぱり、26話あっての話だものね。映画では成立しないわけ
    ですよ
かさい: うんヤマトの映画化されたものは、見て幻滅したからなあ。あ、一本
    目のやつね<ヤマト
まきお: ぼくの場合はナウシカがそうだったな
かさい: ナウシカはマンガで先に見ちゃったからでしょ?
まきお: まんが云々という話じゃなくてさ。あれ、TVシリーズなら成立するわ
    けですよ。1時間半であの世界とキャラクターを表現するのは最初か
    ら無謀だよね。作画のレベルが落ちたとしても、TVの方がずっとよい
    ものになったと、ぼくは思ってる
かさい: 深いもんな、話が。登場人物の設定も何人かを一緒くたにまとめちゃ
    ったりしてたし
まきお: そうそう。キャラクターを掘り下げるのは、映画よりもドラマの方が
    向いているんだなぁと思う今日このごろ
かさい: でも、ヤマトの1本目なんかと比べたら、かなり善戦はしてると思う
    けどね<ナウシカ
まきお: ヤマトは編集しただけやんか(^_^;)
かさい: 比べたらアカンか(笑)
まきお: アカンアカン(笑)
かさい: そやな、失礼しました(^^;)
まきお: とまぁ、同じ作品でもね、メディアによって、全く違う、それに気を
    つけないとなぁ、なんてことを「パールハーバー」の話を読んで、思
    ったのでした
かさい: おしまい(笑)

【笠居 トシヒロ/グラフィック&Webデザイナー】
暑さと忙しさで何にも考えられない(-_-;)
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【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
いよいよFlashイベントであーる。来られる方、楽しんでくださいね!
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■デジクリトーク ビット列、意味を探して三千里-2
符牒、盗聴、特許庁

中野 潔
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(承前)

エシュロンの母体は、早くも1948年に「電子情報交換のための秘密協定」とし
て、前述5ヵ国で締結された協定だという。当初は、軍事目的だったが、冷戦
終結後は、産業スパイ組織になったらしい。最初から「電子情報」を対象にし
ていたらしいが、それでも、1日に億単位の通信が扱えるようになったのには、
近年のコンピュータの発達が寄与しているのだろう。

遺伝子のDNA配列の解読も、「コンピュータをぶん回す」ことで進める点では、
エシュロンに似ている。こちらは、グアニン、アデニン、シトシン、チミンの
4つの塩基の並びなので厳密には2進法ではない。しかし、塩基を3つ並べるこ
とで生じる計64の組み合わせを、冗長性をもたせて約20のアミノ酸に対応させ、
このDNAの塩基配列を設計図としてアミノ酸を並べていくという仕組みは、コ
ンピュータのビット列の仕組みとほぼ同じといってよかろう。

バイオインフォマティクス(生命情報学。本来はDNAの塩基配列解読に的を絞
った概念ではないが、現在は、そこに注目が集まっている)の研究では、まず
ヒトやコメの数億ビット(正確には4進法のようなものなのでbitでなくquadit
だろうが)に及ぶ塩基配列を解読する。

次に、そのうち約3万あるといわれる遺伝子(生物のDNAでは役目がわからない
配列が大部分を占めており、役目のある連なりだけが遺伝子と呼ばれる)に相
当する部分を明らかにする。特定の塩基配列の効用を明らかにすれば、特許と
して認められる可能性が高い。

自然物の効用発見者に特許を認めるのは、薬用成分の同定について想定できる
論議による。すなわち、ある病気に効くと民間療法でいわれている薬草につい
て、多大な人知を投入して、まず数千も含まれるであろう各種成分を抽出し、
その中から、生物実験を重ねて、その効いている成分を割り出し、その成分が
なぜ効くのかを解明し、その仕組みを特許化する--。この叡智と努力の成果
を「高度な創意工夫」と認めて守らないとすれば、製薬の研究などばかばかし
くて誰もしなくなるではないか--。

エシュロンもバイオインフォマティクスも、意味のなさそうなビット列から、
意味を持ちそうな個所を取り出して精査するという手順において、よく似てい
るのだ。

▼遺伝子スパイ容疑事件、エシュロンなどについて、拙著「知的財産権ビジネ
ス戦略 改訂2版」 (オーム社、税別2400円、6月20日刊)で詳述している。参考
にしていただければ幸いである。

【なかの・きよし】info@nakano.net
中野社中のページ
http://www.nakano.net/

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■サイト案内
クリエイターズ・カフェ
http://www.too.com/communication/cafe/
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クリエイティブ市場の総合商社・株式会社Tooは、アートデ ィレクター・菊池
美範氏をコーディネーターに迎えて、プロのクリエイターの仕事事情と、こだ
わりのツールから見るアイデンティティやTipsをコラム形式で発信する新企画
サイト「クリエイターズ・カフェ」 新設、7月18日(水)よりスタートする。

「クリエイターズ・カフェ」には、毎月1回、様々な分野の第一線で活躍する
クリエイターが登場する。仕事の現場や裏事情とともに、ハードウェア・ソフ
トウェア・制作材料などの必須ツールを紹介、「こだわり」のツールから見る
クリエイター独自のアイデンティティやTipsに迫りながら、デザイン・クリエ
イティブワークに携わる方々、デザイナー・クリエイターを目指す方々に有用
な情報を届けるという。

第1回目は、デザイン誌「アクシス」のアートディレクションをはじめ、マイ
クロソフト社の「MSN日本版」、「NTT東日本ホームページ」「CITIBANK」「毎
日インタラクティブ」「カネボウ・フレイヤ」「ORCA LIVE」の開発など、様
々なプロジェクトを手掛ける株式会社アクシス(ニューロマジックアクシスデ
ザイン)のアート ディレクター・宮崎光弘氏。

また、同コラムのトピックスは、月刊の同社無料メールマガジン「Too.com通
信」にも掲載、8月14日(火)までに、同メールマガジンの購読申込をした人
の中か ら抽選で10名に、Tシャツをはじめ、オリジナルのクロス作品作りが楽
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企画協力
・コーディネーター:菊池美範
・編集:木村菱治
・インタビュア:池田美奈子
発行 株式会社Too

●問い合わせ先 株式会社Too 販売推進部 TEL.03-5489-2510
E-Mail communication@too.co.jp

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ネットベンチャーズによる新感覚ビジネスセミナー
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<主催者情報>

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催が決まりましたので、ここにご案内させていただきます。

「左脳」ばかりに頼りがちな日常の仕事にブレイクスルーを起こすため、ぜひ
この機会にビジネスで使う「右脳」を鍛えてみませんか。

※22日までの事前登録により、入場料3,000円が2,500円になります。
こちらもぜひご活用ください。

皆様と当日会場にてお会いできるのをメンバー一同楽しみにしています!

    Netventures事務方雑務担当部長兼ウェブマスター
    碓氷光正 mitz@netvetures.jp

公演日 7月24日(火)19時30分~21時
出演 ネットベンチャーズ ※( )内は副業
 倉園佳三 コンテンツ担当取締役(INTERNET magazine編集長)
 阪本啓一 プロデュース担当取締役(マーケティング・コンサルタント)
 大橋禅太郎 マーケティング担当取締役主席即興詩ソリスト
       (「ガズーバ!」著者)
 藤井貴志 事務方担当取締役(INTERNET magazine副編集長)

会場 西麻布「Club RiNG」( http://www.hibiki.co.jp/ring/ )
参加費 1ドリンク付3000円(学生2500円)
申し込み http://netventures.jp/reserve/order.html

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■編集後記(7/18)
・仕事の都合で「Flashパワーセッション2001大阪」に行かれなくなり、あと
でハマムラデスクの鉄拳制裁を覚悟のわたしですが、体調も最悪、本当に行か
れません。窓を網戸にして寝ていた火曜日の朝、さむいな~と思いながらその
まま睡眠続行、みごとに夏風邪をゲット。ゆううつな一日。夜におこなわれた
オールアバウトジャパンのイベントにも行けず、くしゃみと鼻水と頭痛をかか
えて原稿整理に勤しみました。猛暑の中の風邪、ほんと間抜けです。(柴田)

・説明が足りなくてごめんなさい。パールハーバーのことと、日本が侵略した
といわれる事柄は分けて書いています。歴史的「事実」から目を背けるつもり
はありません。史実に沿わない映画を何故作ったのか、作ることによってどう
いったことが起きるか想像できなかったのかな、と。ラブストーリーなの(は
ーと)、見て見てぇ、感動でしょ♪ という推し方をするから神経逆撫でされ
るんですわ。日本がそんな風に作って他国で上映したら国家間問題になるのじ
ゃないでしょうか。「鎮魂とは憎悪を再生産することではない」と私も思いま
す。未来に進みたい。/自信をなくしている感の強い日本。せめてパールハー
バーくらいは、「自分たちの歴史とは違うのだ」と言ってもいいのではないか
なぁ、と。あれを見て、自分の国に対し嫌悪感持つ子供がいて欲しくないです。
/今日は「Flashパワーセッション2001大阪」だ。柴田氏が来られないのが残
念無念。といいつつ、まだ準備てんてこまいまい中。   (hammer.mule)
・鉄拳、てっけん~♪ 未来世紀ブラジルってそうだったのか。
http://cinema.media.iis.u-tokyo.ac.jp/movie.cgi?mid=390
http://www.trond.com/brazil/
http://www.sciflicks.com/brazil/

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

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 担当:濱村和恵
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