[0917] 「暗室を知らない写真家の登場」デジカメ(5)

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0917    2001/08/23.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19424部
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 <おれの作品はいい>

■デジクリトーク
 「暗室を知らない写真家の登場」デジカメ(5)
 8月サンタ

■デジクリトーク
 上を向いて歩こう
 永吉克之

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 横浜トリエンナーレ
 YOKOHAMA 2001: International Triennale of Contemporary Art

■展覧会・イベント案内
 「村上隆 召喚するかドアを開けるか回復するか全滅するか」

■公募案内
 第二回アストロデザイン・ムービーコンテスト2001「THE MOVIE 2001」

■公募案内
 キヤノン「写真新世紀」第24回公募



■デジクリトーク インターネットの紆余曲折(17)
「暗室を知らない写真家の登場」デジカメ(5)

8月サンタ
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●皆様、夏休みはいかがお過ごしでしたか

3週間ぶりにこんにちは。8月サンタです。私は2回抜歯に失敗、ずっと歯の治
療をしとりました。顔半分ぶくぶくはらして、うずくまっては痛みに耐える毎
日でした(泣)。正直世間様もお休みで、助かったと言えば助かったのですが。
でも河野英一さん(在英タイポグラフィ・デザイナー)にお会いできて、それ
だけがラッキーでした。近日デジクリにご登場いただくよう交渉中であります!

というわけでひさかたぶりですが、まだまだデジカメのお話を。

●写真の勉強をしようとして

例えば今から、写真の勉強を始めてみたい人が居たとして、オーソドックスに
マニュアル操作の、普通のフィルムのカメラ、つまり銀塩カメラを買うところ
からスタートする意味があるだろうか。

旧来の銀塩カメラの場合、素人が写真を撮るのは運試しのようなものだ。対象
をファインダに収めて、ピントを合わせてシャッターを切るのはいいとして、
素人は「このように写って欲しい」と念じながら撮るだけだ。

その時頭に描いたイメージと、現像に出してプリントされて仕上がった結果が
ぴたりと合うことはまずない。撮影に対する結果を推し量って、カメラをコン
トロールする経験が足りないのだ。

プロ、あるいはハイアマチュアなどのカメラの使い手は、カメラとフィルムを
徹底的に使い込むことによって、予め「この方法ならこの結果が出る」という
ことを理解している。だから、撮影時にファインダを覗いた時にイメージした
ものと仕上がりにぶれがない。カメラという道具を使って、「自分が望んだ結
果を出力できる」ことが絶対的な違いである。

道具としてのカメラを「使いこなす」ことから表現者としてのスタートに立て
る。絵を描くときに、画材の使い方を理解するのと同じである。音楽をやると
きに、楽器の鳴らし方を理解するのと同じである。

でも、ずっと書いてきたように、半端ではないお金がかかる。

●ざっと費用を考えただけでも

カメラが欲しいと思う頃には、雑誌をつらつら眺めながら、初心者用ならイッ
チョマエの一眼レフで3万円から5万円、中級機で約10万円、プロ用では20万~、
あとは欲しいレンズとストロボを買って~などとカタログを眺めつつ夢想する
のが普通である。

しかし、もし本気でカメラの使い方をマスターしようというのなら、たかだか
20万や30万の機材代などの違いなど馬鹿らしいほどフィルム代と現像代がかか
る。そして撮影だけでなく、現像・プリントまで自分の手でやろうとすると、
暗室設備、引き伸ばし系の機器、そして劇薬の取り扱い(カラープリントの場
合、廃液の処分にも気を使う、劇薬と呼ばれる種類の溶液を使う)、もう大変
である。(でも、モノクロ写真なら現像・プリント一式を自分でやるのは、カ
ラー写真ほど大変ではない。趣味でモノクロ写真をやる人の多いゆえんである)

とにかく沢山の経験を積まないと、身に付かない。どの世界も同じで、「量に
よる洗礼」なくして技術はマスター出来ない。写真であれば、「撮ること」だ。
ハウツー本を何冊読んだって駄目だ。高価な機械を買っても、シャッターを切
らなければただの粗大ゴミだ。

また練習中は、湯水のようにフィルムを使いつつ、思うとおりにならない出来
具合に耐えなくてはならない。雑誌などで「始めてみよう!」企画が良く載っ
ているけれど、実際には自分でなんとなく撮って近所のDPEで現像した写真が
雑誌のサンプルのようにできあがることはまずない。それなりのメソッドがな
いことには、不満が残るプリントの山ばかりが溜まっていって、そのうちイヤ
になる。

というわけで、実際に「写真を始めてみよう」という人は結構いるけれど、こ
の「経験を積む」部分で挫折することが多かった。日本中の押入の奥深く、今
も眠っている一眼レフカメラはいったい何個あることだろう。

●写真人口の広がりって…

2001年現在の日本では、銀塩写真趣味とは老人のものだ。老人にはカネも暇も
あるので障害はない。ニコンやキヤノンの高級カメラを買うと、必ず「フォト
クラブに加入しませんか」という旨の案内や申込書が入っている。各メーカー
が、購入者に対し簡単な会員組織を主催しているのだ。内容は展覧会や撮影会
のお知らせなど、趣味の交流をうながすものだ。

その申込書が記入され、メーカーに返送されてくる。その名簿はそのまんま老
人クラブの名簿として通用する。30代が混じっていれば超若手である。これが
現実だそうだ。

もちろん、高齢者が写真を趣味にして悪いはずがない。私の祖父は60過ぎて仕
事を退いてから写真を始めた。その後14年に渡り写真学校に通い、撮影旅行に
出かけ、押入一杯のスライドを残した。理由があって私と私の家族が一緒に写
った写真はほとんど残っていないのだが、祖父はそれらの数少ないショットも
含めて、貴重な貴重な思い出を一杯残してくれた。最高の遺産だと思う。イイ
趣味だと思う。

でも若者が入って来なければ、どんな業界も煮詰まって廃れていくものだ。団
塊の世代の人々も含めて、日本の場合、創作の「厳しさ」は語れても、ものづ
くりの楽しさを、若い人に伝えられる人はとても少ない。本音だけれど、高校
野球のOB軍団のようなウルセエ大先輩が多すぎる。しかも、年々数を増してい
る…。

●デジタルで、シンプルに行こう!

前回まで書いてきたように、デジカメなら低コストで、短期間で、道具として
使いこなすことが出来る。これは若者にはチャンスだ。とにかく、今までの方
法論を破壊するような、「撮れば撮るほど安くなる」という道具なのだ。絞り
効果もシャッタースピードもそれなりに生きるモデルはもう登場しているし、
「銀塩でなくては」という理由はどんどん減っていっている。銀塩写真を知ら
ない、暗室を知らない写真家が登場するのも最早時間の問題だろう。

でも、たとえ結果として銀塩で創り上げたのかデジタルなのか判別出来ない作
品だとしても、しばらくは世間的に認めてもらえない状況が続くと予想される。
うんざりするけどね。(世間って、ねえ…)

でも、こういう考え方もある。「写真を勉強する」なんていう時代じゃないの
だ。もっとダイレクトに行こう。勉強する、修行する、なんて考え方を捨てて
しまおう。漠然と、写真を撮ってる自分がクリエイターっぽくて格好イイ、か
ら写真をやるなんてことはやめよう。

それより、何より、持つべきものはただ一つだけ、「撮りたいものがある!」
という要求だけだ。「撮りたいもの」を持とう。何が何でも撮りたいものが思
いつかないなら、カネの無駄だから手を出すのはやめよう。

人に見せびらかすため、あるいは人に認められるためではなく、「自分のため
に」自分の欲望に限りなく忠実に、こんなショットが撮りたいんだ、という目
的だけを持とう。我慢しないで、ストレートに、自分の表現をぱしゃぱしゃ撮
って追求しよう。

写真家でもなければ、クリエイターでもないけれど、「とにかく撮りたい風景
がある」というシンプル・純粋な意志を持つ人にとって、デジタル・カメラは
最強の道具になるのだ。

     (デジカメ話はあと2回。次は超具体的なデジカメ選び、行くぜ!)

【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する33歳 santa@londontown.to
・初秋。私の一番大好きな季節がやってくる。イングランド・ダン&ジョン・
フォード・コーリーの「秋風の恋」とかもイイですね。「よりを戻したいわけ
じゃないし、君の人生を変えたくもないけれど、こんな秋風の吹く夜は、なん
となく君に会いたくて」爽やかな70年代ロックの名曲です。おすすめ。
・9月になったら一昨年の「ノッティング・ヒルの恋人」に続き「ブリジット・
ジョーンズの日記」みんなで観に行くイベントやります。みんなで映画行って
お茶してのほほんとするだけなんだけど、結構楽しい。30名以上ならカフェ借
り切ってギネスの樽空けします。(多分やるぞ)詳細近日掲載。では~!

ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

▼デジクリサイトの「★デジクリ・スターバックス友の会★」秋だ!早いよ~
http://www.dgcr.com/
 
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■デジクリトーク
上を向いて歩こう

永吉克之
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良いもの、悪いもの、とはっきりした判断が下せず、見る人の趣味で、傑作に
も駄作にもされてしまう、アートという不条理な世界に身を置いて生きてゆく
には、強烈な自己肯定が必要である。

「おれの作品はいい」

この確信に、少しでも疑いを持った瞬間、谷間の中空で足元を支えてくれてい
たと思っていた橋が忽然と消え、奈落の谷底へと落ちていく。

芥川龍之介の短編小説で『仙人』という作品がある。

仙人になるにはどうすればいいか、尋ね歩いている権助という男がいるのを聞
き付けた女がいた。彼女は医者の女房で狡猾く「20年間うちでタダ働きすれば
仙人になる方法を教えてやる」というのである。権助は真っ正直な男で、言わ
れたことを信じて、20年間無報酬で働いた。

そして、20年が経った。もちろん医者の女房は、仙人になる方法など知らない。
そこで、とうてい出来そうもないことを権助にいいつけて、できなければ更に
20年間タダ働きだという注文をつけたが、権助は素直に、医者の女房の言う通
り松の木のてっぺんに登り、言われた通り木に掴まっていた両手を離した。

女房は、権助が地面に落ちて死んでしまうのを期待したのだが、果たして権助
は落ちもせず宙に立ったまま歩き出し、雲の中へ登っていった………

という物語である。私は権助のように一途ではなかったので、今までに何度も
松の木から落ちたが、今は幸い宙に立っている。これはひとえに、

「おれの作品はいい」

という、自己肯定の力によるものである。「自信と誇大妄想は紙一重かもしれ
ない」などと、0.1秒でも考えたら、奈落である。

デザイン界の人たちのように、「こういうのが受ける」「こうすれば売れる」
といった発想を避けて、あるいはそんな発想ができずに、ひたすら自己の世界
を、どうだとばかりに露出し続ける。そして、「どうなるかわからないが、ど
うにかなるだろう」という、根拠のない確信をもって生きてゆく。こういった
生き方を称して「アーチスト活動」という。

だいたい、こんなことをしなければならないのは、アートとは、一体全体何な
のか分からないからだ。

モーゼの十戒のようなものがアートにもあれば楽だろう。

1. 平面の絵でなくてはならない。
2. 色は5色以上使ってはならない。
3. 必ず人間をモチーフに使わなければならない。
4. 樹木を描く場合は、針葉樹でなければならない。
5. 女性は、頭髪は青で妊娠8ヵ月、ワンピースを着ていなければならない。
6. 男性は、全裸にスリッパを履き、楽しそうにしていなければならない。
7. 動物は、キリン、モグラ、ダイコクネズミ、ウニ以外描いてはならない。
8. 人間を8人以上描く場合、最低ひとりはアラブ人でなければならない。
9. 空に雲を描く場合、市販の雲型定規を使わなければならない。
10.便器は、西洋人が使う場合も和式で、水洗でなければならない。

なにしろ、神が「こうせい」というのだから、その通りにやっていればいいわ
けだ。その根拠について悩まなくてもいいのである。

                ●

ときどきスポーツ選手が羨ましくなる。勝ち負けが明瞭だからだ。特に、速さ
や距離を競う陸上競技はいい。

例えばトラック競技では、とにかく一番最初にゴールに入りさえすればいいの
だ。だから、その選手に対して「このランナーの走りには独創性がない。彼の
スタートには独自の世界観が感じられず、マイケル・ジョンソンのエピゴーネ
ンでしかない。私は彼の一位を認めない。ランナーは速ければいいというもの
ではない」とかなんとか批判するスポーツ評論家はいないだろう。ランナーは
速ければいいのだ。

また芸能界のように、大衆の人気を多く得た者が勝ち、の世界で「このタレン
トは可愛くて、スタイルが抜群ということで大人気だが、それは素人の見方で、
専門的に見れば、不細工だ」という芸能評論家もいるまい。

スポーツや芸能と比べて、アートは大衆との接点が少ない。テレビをつけてさ
えいれば、イヤでも芸能人を見ることができるが、アートを見ようと思ったら、
美術館や劇場に行く、高額な画集を買う、などの「努力」をしなければならな
い。WEB上でのアートがあるが、これにしても、コンピューターを買わなけれ
ばならない。

たしかに、ゴッホやシャガールを出すまでもなくアートに関心のない人たちに
も名前を知られているアーチストたちはいる。故岡本太郎氏、日比野克彦氏、
山本容子氏、クマさん氏などなど。しかし、彼らが有名なのはテレビに出るか
らである。彼らの名は知っていても、「じゃ、ドンナ作品を作っているか知っ
とるかね?」と聞かれると、太陽の塔くらいしか出てこないのではないか。作
品あってのアーチストなのに、アーチスト個人の発言や行動や時には容貌が作
品を押し退けてしまっている。まあ、これもしかたあるまい。アートって何な
のか、わからないのだから。

さて、ここで問題です。

1.平山郁夫画伯がビッグコミックにマンガを載せた場合、それはアートになる
 でしょうか?
2.ルノワールが、例えば何かイヤなことがあって、泥酔してヤケクソで殴り描
 きした絵はアートになるでしょうか?
3.もし変質者によってモナリザが100の部分くらいに切り刻まれた場合、その
 一片はアートになるでしょうか?

私の答えは、デジクリNo.27318で発表します。

永吉克之/CGアーチスト
輪廻転生ということばがありますが、もう生まれ変わるのはイヤです。
E-MAIL / katz@mvc.biglobe.ne.jp
URL / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work/

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■イベント案内
横浜トリエンナーレ
YOKOHAMA 2001: International Triennale of Contemporary Art
http://www.jpf.go.jp/yt2001/
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<主催者情報>

内容
・全体テーマ 「メガ・ウェイブ-新たな総合に向けて」
・4人のアーティスティック・ディレクターが世界各地を調査し、選出した110
人のアーティストが参加。各作家には本展のための新作の制作を依頼し、横浜
での現場制作を中心とした展示を行なう。
・屋内会場の展示、またその周辺での屋外展示も加え、近隣の施設へ連携企画
の実施を呼びかけ横浜のまちの魅力を最大限に生かした「美術の祭典」とする。
・展覧会期中は、レクチャーやワークショップなどの関連イベントを実施し、
多数の観客、市民、関係者の間での広範な対話と交流の場の創出を目指す。

会期 9月2日(日)~11月11日(日)
休場日= 9月11日(火)9月25日(火)10月9日(火)10月23日(火)
開場時間=午前10時~午後6時、毎週金曜日は午後8時まで。
会場 横浜市 みなとみらい21地区を中心とした都心臨海部
   パシフィコ横浜展示ホール、赤レンガ1号倉庫、神奈川県民ホールギャ
   ラリー、まちづくりギャラリー、みなとみらいギャラリー、横浜市開港
   記念会館、横浜開港資料館
入場料 一般2000円、学生1500円、小中高生500円 チケットは2日間有効

詳しくは公式サイトを参照

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■展覧会・イベント案内
「村上隆 召喚するかドアを開けるか回復するか全滅するか」
http://www.tef.or.jp/mot/ex/h13/plan13_3.htm
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サブカルチャーとコンテンポラリー・アートのはざまで、常に新しい領域を大
胆に切り開いてきたアーティスト、世界が注目するコンテンポラリー・アート
のスーパースター、村上隆の個展。

会期 8月25日(土)~11月4日(日)
会場 東京都現代美術館
   江東区三好4-1-1(木場公園内)Tel. 03-5245-4111
観覧料 一般800円 学生500円 高校生300円 小中学生100円

関連イベント(予定)
「ヒロポン・ショー」 8月25日(土)~9月9日(日) 東京都現代美術館
入場無料
「芸術道場GP(グランプリ)」 9月2日(日) 東京都現代美術館エントラン
スロビーほか 入場無料
ロックバンド「くるり」コンサート 9月7日(金)19:00~ 東京都現代美術
館サンクンガーデン(屋外)有料(詳細未定)

HIROPON FACTORY
http://www.hiropon-factory.com/

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■公募案内
第二回アストロデザイン・ムービーコンテスト2001「THE MOVIE 2001」
http://www.astrodesign.co.jp/
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デジタル映像分野における全く新しい視点で、創造性あふれる作品を紹介し、
そのデジタル技術を広く紹介していくことを目的として開催している。入賞作
品は11月14日から開催の国際放送機器展(Inter BEE 2001)や、アメリカ・ラ
スベガスで開催予定の「NAB 2002」などでのアストロデザイン出展ブースにて、
作品上映を行う予定。自主制作・商目的で製作されたもの、プロ・アマチュア
問わず広く募集する。優秀作品には、創作支援費(最優秀賞20万円、入賞5万
円)と副賞を贈呈。

締切 10月15日
募集作品 CGムービー部門:秒間30フレームもしくは60フレームでレンダリン
グされた解像度が320×240ピクセル以上のリアルタイム動画CGムービー。ショ
ートムービー部門:10~15分間のフルオリジナル映画。

問合せ先 アストロデザイン株式会社企画部 アストロデザイン・ムービーコ
ンテスト事務局 川崎市中原区上小田中2-22-12 TEL.044-751-1324

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■公募案内
キヤノン「写真新世紀」第24回公募
http://www.canon.co.jp/
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キヤノンは、新人写真家を発掘・育成する文化支援プロジェクト「写真新世紀」
の第24回作品公募を開始した。 応募は8月31日(金)まで、東京・下丸子のキ
ヤノン本社写真新世紀事務局で受け付ける。

応募受付期間
宅急便・郵便(小包)受付:~8月31日(金)
直接搬入日:9月 8日(土) 13:00~16:00
※直接搬入の場合は、応募要項を郵送受付期間内に必ず事務局に郵送のこと。

優秀賞(対象者4名):奨励金1名20万円、『写真新世紀』誌への掲載、インタ
ーネットへの掲載、『写真新世紀』展への参加
佳作:奨励金1名1万円、『写真新世紀』誌への掲載、『写真新世紀』展ポート
フォリオコーナーへの参加

審査員
荒木経惟、飯沢耕太郎、南條史生(美術評論家・キュレーター)、都築響一
(編集者・写真家)

応募・問い合わせ
キヤノン株式会社 文化支援推進課 写真新世紀事務局
〒146-8501 東京都大田区下丸子3-30-2 Tel. 03-5482-3904

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■編集後記(8/23)
・価格破壊状態。川口そごうで古本市を覗いて、いいものゲット。岩波現代文
庫2冊+岩波同時代ライブラリー1冊+岩波高校生に送る生物学1冊+岩波新漢
語辞典1冊で計1000円なり(すべて美本、定価では6930円)。ダイソー100円シ
ョップで分県地図を買う(地図まで100円でいいのか!)。さいきん蕨市に開
店した朝5時までやってるディスカウントショップ「ドン・キホーテ」で日立
のアルカリ乾電池1ダース495円。でも一番感動したのは武蔵浦和東武ストアで
中型スイカが500円だったこと(ふつう800円はする)。家ではカブトムシかと
いわれるくらいスイカとキュウリを食べまくった夏である。    (柴田)
・「バーチャルビューティ・CG美少女」掲示板オープン、参加してください。
http://board.allabout.co.jp/virtualbeauty/

・柴田さんはカブトムシでしたか。私は柑橘類ばっかり食べている。酸っぱい
臭いって腐る臭いらしくて、動物はあまり食べないらしい。サルくらいか。サ
ールサルサルサルゲッチュー。柑橘好きが高じて、お掃除用に「ORANGE X」を
買った。掃除していると、オレンジの爽やかな香りがして気持ちいい。ペット
のシャンプーにもいいそう。/弟が、TVでノートパソコン用の冷却マットが紹
介されていたと騒々しい。ジェル状のもので、テストでは10度も温度が下がっ
たとのこと。持続性はわからないが欲しい!        (hammer.mule)
http://www.orange-quality.co.jp/  ORANGE X
http://homepage1.nifty.com/acp/  こちらも
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/  トレたま8月22日分「PC-COOL」映像あり

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
        森川眞行 

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
 担当:濱村和恵
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