[0935] 多響的統一

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0935    2001/09/18.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 19506部
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 <だめだよね、あんなことしちゃ>

■デジクリトーク
 多響的統一
 モモヨ(リザード)
 
■デジクリトーク SIPSのゆくえ 連載第1回
 SIPSって北斗神挙 -顧客企業とのギャップ-
 uz
 
■公募案内
 DEP2001コンテスト

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 ディジタル・イメージin 幕張

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 「Web Site Design」(ウェブサイトデザイン) vol.2

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 “笑えるサイト”ガイドサイトオープン

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 ラブミサイルプロジェクト@ICSカレッジオブアーツ

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 3DCG映像業界セミナー

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 「教えて!WEB」-WEBの「?」が氷解する!
 


■デジクリトーク
多響的統一

モモヨ(リザード)
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実は、先週の1960年代後期の文化現象についての枕に続く部分を今回、掲載し
ようと思っていたわけだが、例のワールドトレードセンターテロである。流れ
を断ち切ることになるが、計画を変更したい。現実の世界だって流れは断ち切
られているのだ。私の脳内世界とて例外ではない。後編は次号にまわす、とい
うことで、あの夜の話をしよう。

あの夜は遅くまで5歳になる娘に添い寝していた。というか横になって話をし
ていた。両親のもめごと(離婚)は、彼女を普段より饒舌にした。加えて台風
の前後から風邪が抜けないようで少々熱もあった。

夜、床についてから「パパ、きいて」とあれこれいろいろな話を始めた。「ビ
デオの電源がいれっぱなしだよ。それにビデオも巻き戻してない」と娘がいう
のでビデオのスイッチを入れた。テレビには既に電源が入っていたようで画面
が浮かびでる。

と、ニューヨークの、見慣れたはずの遠景に煙がたなびいている。音声はミュ
ートされていた。「火事みたい、なにか爆発してる」という娘にこたえて音量
をあげたところ、不意に画面は世界貿易センタービルのアップになる。と同時
に叫び声、「いま、ビルが崩壊しました。このビルの陰になっているツインタ
ワーの一方が崩壊したもようです!」そこで、その崩壊の様子がプレイバック
される。

それから、娘が腕が痛いと訴えるまでの間の記憶がどういうわけか、物事の順
序が妙に不鮮明だ。たぶん、二人して画面を呆然と眺めていたのだろう。その
後、事件のことを自分のホームページ上の日記に書いたのは、記事が残ってい
るからわかるのだが、気が付くと、娘の額を冷やし、彼女の腕をさすっていた、
というのが私の実感。

「だめだよね、あんなことしちゃ」
そればかり繰り返している。私が彼女の顔を覗き込むと、
「それより、パパ大丈夫?」
と自分のことではなく、私の体を心配する。
「だって、パパ熱いよ」
そう言われて、私も自分の体調がくずれてきていることに気がついた。体温を
測ると、38.5度、平熱が人にくらべて低めの私にとって、これは大変な熱で
ある。

さっきまで、こめかみがズギズキしていたのは、このとんでもないテロと、そ
こにまきこまれた人々を思い、自分の中で無念の思いを強くしたため、とばか
りに思っていたが、それが、まさかこれほどダイレクトに体調に影響している
とは、思いもしなかった。こうして私達、父と娘は、ともに熱にうかされてす
ごした。

その翌日、父も娘も一日寝込んでいた。

政治的な分析や、宗教がどうしたという問題は、この際、関係ない。親ばかの
私には、娘が発した言葉、
「だめだよね、あんなことしちゃ」
これが、いちばんシンプルな反応だし、そこのところで通じ合えないと、多分、
どんな論理や言葉を尽くしても相互理解は難しい、と私は思っている。

テロ側の無念さ、ここまでの行為をせざるをえない、そうしたことを理解せよ、
というような論を耳にするたび、私は思うのだ。ならば、ある日、突然、将来
を、可能性を奪われた数千人の無念さは、どこに向ければよいのか、と。

言うまでもないが、時として、なし崩し式に駐留し、だらだらと引き延ばす米
国のこれまでの軍事戦略を私は認めるものではない。しかし、人為的な行為が
震災級の死傷者を出した、この手法自体、私は神を冒涜したものだと思う。

私は、キリスト教も、イスラム教、ヒンズー教、仏教、これらすべての宗教に
帰依するものではないし、神々のラッシュといわれる現代日本に住む者である。
そんな私からすると、こうした宗教の人々が、一つの神を信じて争うことが理
解できない。

日本では、山川草木に御霊が宿っているし、神は多数の相をもって私たちの元
に現れるもの、こういう常識を誰もが心奥に秘している。特別な修行者・宗教
者でなくても、大いなるモノが、時々にいろんな仮面をかぶって人の前に顕わ
れる、そう感じているのではないか。

多響的統一という言葉が私は好きだ。音楽家はこれを知覚するセンスがないと、
お話にならない。センスと言うのはモノを見る目の事だ。コードネームだとか、
分数和音とか、二拍三連だとかいうような知識は物理的な話。そういうもので
はない。それぞれのメロディ、リズムを奏でていく複数の楽器が出会い、相和
し、時に離反する。こうした現象の中から美が立ち上る、それが音楽である。

多響的統一には、別の側面がある。たとえば、あり溢れるがゆえに一つのカタ
チが見えてくる時にも言う。満開の花ざかりの下、桜花のトンネルを歩いてい
るときなど、ふと、桜そのものが見える、そんな感じだ。

そもそも、時間、空間的に限定条件下におかれる人間の前に、神が現れるわけ
だから、同じ教えを説くこともないだろうし、同じ名前を名乗るはずもない。
多にして一、そんなことはあたりまえなのである。何故、選別的宗教者は理解
してくれないのだろう。

これをどう説いてゆくかが、問題だが、それは今後の課題としたい。

後になって、この事件をきっかけに体調をくずした人が思いのほか、多いこと
に気がついた。どうやら我等が肉体には、まだ、最低限度の良心機構が機能し
ているようである。実をいうと、この事実は私を少し安心させてくれた。

モモヨ(リザード) 管原保雄 momoyo@babylonic.com
責任編集 バビロニクス/音楽の未来を考える
http://www.babylonic.com

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■デジクリトーク SIPSのゆくえ 連載第1回
SIPSって北斗神挙
-顧客企業とのギャップ-

uz
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顧客の秘孔は、死ぬ程ある。たちの悪いことに、死ぬ程突かなきゃ死なない。
それを突きまくっているのが小規模SIPS(Strategic Internet Professional
Service)の現状だ。

甲冑をつけた戦士なら、鎧で隠れた部分が弱点であることがわかる。しかしラ
ンニングにステテコ姿のおやじに「アタタタ・・・」とやっても、どこが秘孔
なのか全然わからない。肉に埋まる北斗神拳。そのうち突く方も突かれる方も
互いに笑い出してしまう。「あははは・・・、あー虚しい」



「社長の許可がいります」「じゃ社長にプレゼンを」「いいんです、稟議さえ
通れば。どうせホームページの見方もわからない人ですから」「……」

「うちが使ってるデザイナーと共同で作業して欲しいんだよ」「サイトマップ
はうちで作らせてもらえますか?」「へ?カタログをWebにのせるだけなのに、
なんか複雑な仕組みがいるのかね?」「カタログは何ページ?」「全部で100
ページ。写真点数は300点くらいかな」「……」

「ご、御予算は?」「普通、どれくらいでできるもんなんですか?」「規模に
よります」「見積システムは?」「それも規模によります。ちなみに御予算は
?」「30万円でできます?」「……」

「ホームページを活かして、パンフレットもリニューアルしたいんだ。データ
はすべてホームページにあるだろ」「いや、画質の問題が」「じゃ写真はポジ
用意するから。原稿は全部ホームページから取って」「そのホームページって、
現在のパンフレットから転載したものなんですけど」「……」



ヒアリング時のメモを前に、私は企画をどう進めたものか、頭を抱える。私の
アタマには最新号の日経インターネットテクノロジーと日経ネットビジネスの
トピックがいっぱい。ところが、メモを前にして、私は歯の裏の歯石のごとく、
見えない部分にこびりついたモノをほじくり返さなければならなかった。すな
わち、アイディア以前。「ああ、この人たちとどうやったらコミュニケーショ
ンがとれるのだろう」

おおいなるテクノロジーデバイド。錯綜した顧客の知識を、出航したばかりの
小さなSIPSである私達が、どう吸収すべきなのだろう?

DBからセキュリティまでライセンスフリーのアプリを使用。経験1年未満の知
力を結集して徹夜で組み上げるJavaScript。なけなしの経費をすべてつっこん
で回線の増強。プロモーションに予算を割いてもらわねば、アクセス低減で責
められる。なんとかしてサーバーをうちに移そう、5年後くらいには資金回収
できるかなあ?

しかし構築完了を待たずして、たいていの場合「見切りをつける」、すなわち
互いに無視し始める。労力を割く必要なしと見なすのだ。というより、精神力
が持たないのだ。

激安価格ですべてのページをリニューアルし、逃げるようにアップ作業を終わ
らせ、その後こちらからは一切コンタクトするな、ということになったものさ
えある。当たり屋じゃないんだから。



SIPSとして売り込みをかけ、初めにぶつかるのは顧客との認識の差であること
は、いやというほどSIPS各社は実感しておられるだろう。ここで顧客を責める
にあらず。しかし見下げて話もせずに、できることをやるだけでは、Webビジ
ネスの未来はない。

SIPSにあっては、デザイナーは自己プロデュースのための折衝能力だけでなく、
啓蒙と牽引とつきあいと金勘定ができなくてはならない。

しかし顧客が中小企業で、ITに立ち遅れていることの焦りを感じていて、経営
に余裕がない企業である場合、小規模のSIPSは顧客の聞きかじりの知識に煽動
され、巻き込まれ、結果サイトはめちゃくちゃになってしまう、なんて予想も
立つ。

そこでまず、企画に入るまえに、自社内にいる役者達に合わせてシナリオを厳
密に起こす作業が不可欠と言えるだろう。相手顧客の要望の何%を実現できる
のかを、自社の規模や人脈、スキルを統合的に見て判断するのだ。

無闇に突いたってステテコおやじは倒れてくれない。倒れるまでにこちらが体
力を消耗してしまう。だったら1勝負ごとに自分が倒されない程度の体力を残
しつつ、的を絞って突いていくしかない。外れる場合もままあるだろう。勝負
を重ねる毎に突けるポイントを増やしていけるよう、むしろ基礎体力の充実を
優先しながら、勝負に臨まねばなるまい。

「そんなことはわかってる」とおっしゃりたいAD諸氏、バランス感覚を大切に
していますか? 日経システムプロバイダやMdNだけでなく、週刊ポストにも
目を通していますか? 相手が接待ゴルフの「ないっしょー」の一声で受注の
是非を決めるタヌキ達であるという日本の中企業の現実を享受した方が、お互
いの幸福のためです。孤高のWebプロデューサーを気取っていては、そのうち
小さな舟の中で食料を奪い合い、殺し合いがおきるやもしれません。

SE上がりで、一部の限られた大企業に高額アプリケーションを提案することに
慣れきっていた私にとって、ここが小さなWeb舟出航後の第一の壁だった。

秘孔を突けなければ、後にも先にも進まない。しかし突けないことに焦っては
いけない、と悟るまでに、けっこうな月日を費やしてしまった。

【uz】ur7y-skkb@asahi-net.or.jp
某コンピューターパッケージベンダー勤務を経て、現在はWeb系ライター、
Webサイト構築業務に携わる。「映画を研究する人々のためのサイト Urban
Cinema Squad」もよろしく。
http://www.u-c-s.org/

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■公募案内
DEP2001コンテスト
http://www.dep2001.com/
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デジタル・エンタテインメント・プログラム(DEP)は、デジタルクリエイタ
ーの発掘と育成を目的として、(株)ソニー・ミュージックエンタテインメン
ト(SME)が1993年より毎年開催してきたコンテスト。エンタテインメントビ
ジネス業界では優秀かつセンスのあるクリエイターの需要は非常に多くなって
きている。今年のDEPは、優秀なクリエイターに加え、ユニークなアイデアを
持つ人材の発掘を目指し、今まで以上にパワーアップして開催するという。

グランプリ 50万円/入賞 10万円/特別賞(SME賞、SCN賞)
入賞者への特典
1. DepperとしてDEPルーム(SME乃木坂オフィス)の利用許可を与え、ルーム
内の機材設備を自由に使用できる。
2. SonyMusicグループ及びSo-netをフィールドとした様々な制作業務への参加
など、クリエイティブ活動の場が広がる。

募集ジャンル 詳細はサイト参照
SME部門 映像部門、WEB部門
So-net部門 モバイル部門、ネットコンテンツ部門
応募締切 11月30日

ソニー・ミュージックエンタテインメント DEP事務局 TEL.03-5786-8330
(注:電話による問い合わせは、平日10:00~12:00、13:00~18:00)
e-mail : dep2001@dep2001.com

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■展覧会案内
ディジタル・イメージin 幕張
http://www.digitalimage.org/
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アジア最大のデジタル総合展『WORLD PC EXPO 2001』にディジタル・イメージ
が招待出展される。
会期 9月19日(水)~22日(土)10:00~18:00
会場 幕張メッセ イベントホール2Fメインロビー/入場無料
主催 ディジタル・イメージ

110名の日本のトップCGアーティストのアートワークに加え、東京展(銀座ワ
シントンアート)、大阪展(現代美術センター)でも招待出品された中国と韓
国のアーティストの大型プリント作品50点を展示。さらに特別企画として、展
示作品の一部を『EPSONPRINT』で販売する。

WORLD PC EXPO 2001
http://www.wpc-bp.com/ja/index.html

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■新刊案内
「Web Site Design」(ウェブサイトデザイン) vol.2
http://webtech.gihyo.co.jp/websitedesign/index.html
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「情報を伝えるためのデザインと技術」をテーマに、この5月に発売したムッ
ク「Web Site Design」の第2弾です。今回の第1特集は「ナビゲーション」が
テーマ。押しつけがましい「呼び込み」ではなく、ユーザーにそっと寄り添い、
時に応じて的確に誘導する、そんなナビゲーションの作り方をご紹介します。

特集1 見守り、導く、ナビゲーション
特集2 ウェブセーフカラー配色事典 Part2
特集3 Dreamweaver UltraDeveloperの実力
シリーズ サイトデザインの舞台裏
特別企画1 WebDAVで何ができるか? どう使うか?
特別企画2 インターネットストリーミングの現在

1280円(本体)/B5判/208ページ/ISBN 4-7741-1289-5/技術評論社

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■サイト案内
“笑えるサイト”ガイドサイトオープン
http://allabout.co.jp/computer/comicalsite/?NLV=AL000002-27
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オールアバウトの新サイト。ガイドは爆笑、苦笑問わず笑いにこだわる福士雅
人さん。「今が旬!絶対にお勧めの10選」は仕事中に見てはならない。おお、
おすすめトップが「侍魂」だ。

今が旬!絶対にお勧めの10選
http://allabout.co.jp/computer/comicalsite/subject/msub_sp.htm?NLV=AL000002-27

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■展覧会・イベント案内
ラブミサイルプロジェクト@ICSカレッジオブアーツ
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/kanemaru/japanese/love_ics.html
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アーティスト金丸賀也の作品「ラブミサイル」を専門学校ICSカレッジオブア
ーツ柿の木坂校舎のテラス部分から上空に浮かべ、展示しようという試み。ア
ーティスト金丸賀也と和田道子との共同企画のもと、ラブミサイルプロジェク
ト実行委員会を組織し運営にあたる。

日時 9月21日(金)~25日(火)10時~19時 入場無料
場所 ICSカレッジオブアーツ
   東京都目黒区柿の木坂1-5-6 TEL.03-5701-2211

●トークショー「21世紀のアート」
金丸賀也と伊東順二(美術評論家)によるこれからのアートの未来を語る90分。
日時 9月23日(秋分の日)16時より(開場:15:30)
会場 専門学校ICSカレッジオブアーツ 地下30ホール
入場料 500円(当日受付にて)
問い合わせ ラブミサイルプロジェクト実行委員会事務局(担当:和田)
mwada@rd5.so-net.ne.jp

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■セミナー案内
3DCG映像業界セミナー
http://www.dcc-wao.co.jp/wao/
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第1部:笹原組 笹原和也 CGプロダクションの現場での仕事の進め方について
第2部:ミルキーカートゥーン株式会社 プロデューサー山本哲弘 制作進行
    の上で求められるクリエイター像について
日時 9月22日(土)17時~ 定員50名
場所 デジタルクリエイターカレッジWAO!新宿校
   東京都新宿区新宿1-21-1明宝ビル1F TEL.03-5381-0155

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■セミナー案内
「教えて!WEB」-WEBの「?」が氷解する!
http://www.dcc-wao.co.jp/wao/
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今日必要とされるWeb業界のスキルとは? デザインからシステム設計までこ
なす柴田忠浩氏が語る、Web業界で押さえておきたい「ツボ」のお話。
日時 9月23日(日)14時~16時
会場 デジタルクリエイターカレッジWAO!神戸校
   神戸市中央区三宮町1-3-1富士銀行ビルB1F TEL.078-392-2021
定員40名 参加費無料

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■編集後記(9/18)
・角川ホラー文庫「文藝百物語」が非常に怖い。1997年3月17日から18日にか
けてじっさいに開催された「百物語」怪談会の記録だ。井上雅彦、加門七海、
菊池秀行、篠田節子ら8人が語る怪異。とんでもなく怖い目にあっても案外と
客観的に捉えているのは作家ゆえか。それによれば、寺院、神社、病院、ホテ
ル、トンネル、日本中怖いところだらけだ。さいわいわたしはそういうものを
知覚できないため、じっさいに怖い目にはあっていない。あいたいとも思わな
い。怖いときはいちもくさんに逃げること、怪異を深追いしないのがコツ(?)
であるらしい。夜中にひとりっきりで読むことはおすすめしません。(柴田)
・HOTWIREDの記事から 「CDジャケットに、炎上するツインタワー」
http://www.hotwired.co.jp/news/news/20010917205.html>
これは気の毒な事態だ。ところで「噂の真相」10月号の表紙もけっこう、、、

・うーむ。もうこの話はやめようと思っていたのだが。テロはあかんし、テロ
が二度とおこらないために、ある程度見せしめ的に動くのは仕方ない気がする
のだが、「報復」「戦争」「正義」という言葉が先行し、国旗が売れる状況で
は、アラブ系やビンラディンに似た人が殺される事態は避けられないと思うの
だ。世の中に「正義」なんてものはあるのか? 無関係な人が殺されたことに
関しては、「当たり前だが」悲しいし、痛い(今日のモモヨさんの文章を読ん
で、その辺りは麻痺してませんと言っておきたくなった)。 (hammer.mule)
・めっちゃ書いていたが、結局まとまらず。最初に感じたのはYESでもNOでも
なく「怖い」でした。

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発行   デジタルクリエイターズ
     <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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