[0937] 「そのあと」を考えるために読む本

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.0937    2001/09/20.Thu発行
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 <日本の報道がどれほど物事を伝えないか>

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 「そのあと」を考えるために読む本
 8月サンタ

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 攻めの配布、守りの配布
 なゆみ かすい

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■デジクリトーク
「そのあと」を考えるために読む本

8月サンタ
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●こんな時だから読んでおくべき本について

デジカメの件から二週連続で離れて申し訳ない。でも今週は、是非読んでいた
だきたい本についてお話したいと思う。そろそろ皆さんも、NYのテロの話題に
食傷気味とも思うので、どれほど関心を引くかは分からない。

でもこの本は教条的な本でもなければ、センチメンタルな本でもない。私は、
いつ読んでも「痛快で爽やかな本」と感じる。アメリカの作家らしく、切れ味
するどく、すぱっと読ませる。活劇映画的、といってもいいから、まず途中で
投げ出す人はいないはずだ。

その今回紹介したい本は、「ライアーズ・ポーカー」マイケル・ルイス著
(角川書店刊 ISBN: 4047911852) である。

●ウォール街~「他人の褌で勝負をする人間たち」

7~8年前のベストセラーだから、古本屋や図書館へ行けば簡単に入手出来る。
著者であるマイケル・ルイスがウォール街の投資銀行、ソロモン・ブラザーズ
に新卒で入社してからの三年間の体験を、ウォール街の歴史を交えながら綴っ
たノンフィクションである。

ちょっとした成功物語だ。マイケルは入社三年目にして年棒数十万ドルの凄腕
セールスマンになり、絶頂のときに辞める。

いわゆる「ウォール街」と、その仕組み、ふるまいについて解説した本は腐る
ほどある。しかし最初の一冊としてこれ以上のものは、未だに、全く、見あた
らない。翻訳者があとがきで、「参考資料としてウォール街や経済の本をいろ
いろと読んだが、かえってこの本がそれらの本のどれよりも解りやすい参考書
となった」とあるが、全く、そのとおりだと思う。

80年代の本だがITバブルの間も全く古びることなく、アメリカと世界の経済市
場を考える上で、最高の教科書であり得た。というのも、この本で書かれてい
るのはマーケットそのもの、「人と金」だからだ。

現実にウォール街を通じて、通貨、株式、債権、先物、その他取引出来るもの
は何にでも投資する、本物の機関投資家の素顔が登場する。数億ドルを動かす
担当者がどんな人間で、どんな思考をしていて、投資銀行のセールスマン達が
その投資家をどの様にカモとしてあしらって、その結果が世の中にどう伝わっ
ていくのか、そのプロセスが具体的に理解できる。

大事なことは、基本的に彼らは「仲介者」である。ということは、実際にリス
クは負っていない。金融商品が大幅に値を下げて、「ふっとぶ」のは常に客で
あって、投資銀行ではない。勿論ときには濡れ手で粟をつかむような美味しい
取引があって、自らいろんなものに手を出すことはあるが、もし損失を抱え込
むような場面になれば、それは全力を挙げて客に付け回すよう努力される。そ
のテクニックも生々しく書かれている。

そしてもうひとつ。ソロモン・ブラザーズではニュー・ヨーク本社とロンドン
と東京は「がなり箱」と呼ばれるインターフォンで結ばれ、株式相場・債権相
場・為替相場・先物相場・金融相場・政府発表・国際ニュース…マーケットの
あらゆるニュースが常に、クオトロンというディスプレイに黒地に緑色の文字
で流されていた。これは結果論的にインターネットの原型そのものだった。

トレーダー、セールスマンたちはその緑色の文字に一日17時間見入りながら、
わずかな変化を捕らえて売りと買い、即ち「取引」を行う。一日のほとんどを
そのような状態に置かれると、物事は限りなく断片的に、刹那的に捕らえられ
る様になる。絶対的な物事の尺度はカネだけで、その他の全ての事象は悪い冗
談のネタに使われるようになる。このシーンにそっくりなものを貴方は今の自
分の回りに見るはずだ。

ここに全ては書ききれないが、ウォール街の人間の振る舞いは、その10年後に
インターネットを通じて世界中に広まった”グローバリズム”のエッセンスが
詰まっている。

●日本の報道がどれほど物事を伝えないか

今週アメリカの金融マーケットは再開された。早速やれ株安だ、パニックだと
ほざいているが、この本を読んだ後は、日本のあらゆる金融報道は幼児向けの
童話に思える。

株式市場=世界経済ではない。いい加減にして欲しい。

まとまった資本は、その時利回りの良い投資先を求めてジャンルを問わず、国
境を問わず、世界中を駆けめぐる。株式市場はその中の一つに過ぎない。

株が下がる=損する人間もいれば、価格が下落することによって儲けている人
間(会社)もいる。信用取引の形態には「空売り」というのがあって、先に価
格が下落する方に賭けることによって、現実にその株(債権、為替、石油や小
麦などの先物~なんにでも当てはまる)が下がったときに差額を手にすること
が出来る。

大幅な下落とともに、笑いが止まらないほど儲かっている人間もいる。また株
式市場全体の価格が落ち込んだなら、カネはそこを引き上げて債権市場や為替
に流れていくだけのことだ。「世界同時安」であればそれは深刻なことだが、
現実には全ての世界の全ての市場が、信用不安に陥ることはなかなか難しい。

相場は上がるときもあれば、下がるときもある。損をする者もいれば、得をす
る者もいる。どうしてかくも短期的で、かくも扇情的に、偏った報道をするの
か。日本のマスコミがやっていることは信用不安をあおっているだけではない
のか。本当に。

ニュー・ヨークの金融取引が再開されたとき、株式の取り引き高はかつて無い
最高の規模だったという。ということは、基本的に手数料収入で生計を立てて
いるウォール街の投資銀行、セールスマン、トレーダーたちは、確かに空前の
下げ幅であったが、右から左へ一日中カネを動かして、相当に潤ったはずだ。

株式が下落して実際に資産が目減りして困ったのは、運用先をもとめて右往左
往している投資家達、もっとはっきり言ってしまえば、莫大な金額を抱えなが
ら利回りを上回る投資利益が出せず、逆ざやに苦しんでいる日本の生保や郵貯
ではないのか。そこに我々は公的資金を投入しているのではないのか。

●「思考停止しない」

ウォール街はありとあらゆるリスクを「破滅」とは見ない。本書の文中には86
年のチェルノブイリの原発の大惨事のときも、数分後に「小麦を買え、値上が
りするぞ」と連絡してくるトレーダーのエピソードが登場する。また、東京に
関東大震災クラスの地震が襲ったとき、円は買いか? 売りか?などというこ
とも現実的に検討される。日本ならすぐに「経済破滅」などとパニックになる
ところだが、まず実際に被害を受けるのは火災保険などの損保の大本締めとし
て「保険の保険」を請け負っているロイズなどの特殊な保険会社だ。また日本
は復興のために世界中から円をまず引き上げにかかるだろう。であれば短期的
には? 長期的には?

悲劇は悲劇だ。しかし彼らはそこで思考停止しない。次の一手を考える。ここ
は見習うべきだと思う。いろんな人のコメントを見ても、「かわいそう」の一
言で、次の思考が出来ない人が多すぎる。

しかしこの非情さを正しいとは言わない。作者マイケルはウォール街で一度モ
ラルを剥ぎ取られ、ある日目覚めてセールスマンから手を引き、この本を書い
た。スペースシャトルが墜落した数分後に、世界中の数カ所から同時に「NASA
ってどういう意味だか知ってるか?"Need Another Seven Astronauts"だぜ」
(新たに七人の宇宙飛行士が必要)などという劣悪なジョークが飛んでくるよ
うな、異常な場所から、自分を取り戻して帰ってきたのだ。

また今回のテロリスト達が破壊したかったのも、まさに世界を覆い尽くそうと
していた「もっとカネを!」「カネのために全てを!」という狂った世界では
なかったか。本書には数々の印象的なシーンが登場するが、特に印象深いのは
次のシーンだ。

(4000万ドル貰ったジョン・グッドフレンド会長について)
「やつが金持ちの気分でいると思うな! みんな一緒さ。新たな段階の貧乏に
突入するだけだ。」

●そして事件が起こった

いつも考えることだが、過去があって、未来がある。ウォール街は世界中のリ
スクというリスク、悲劇という悲劇にさえ、値段を付けて、証券化して、売り
飛ばしてきた街だった。だから今更ながらに、その心臓を一時的に止めた今回
のテロは衝撃的で、象徴的だ。

「ライアーズ・ポーカー」はあそこに何があったのか、どんな人がどんなこと
を考えていたのか、心に響くかたちで伝えてくれる本だ。是非一読をお薦めし
たい。

なお、私の文章のつたなさによって、しっかりとお伝え出来ていない事柄につ
いては、素直に申し訳ないと謝罪したい。

【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する33歳 santa@londontown.to
クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を毎日聴いています。

ロンドン好きのファンサイト
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■デジクリトーク
攻めの配布、守りの配布

なゆみ かすい
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●いざ、攻めの配布へ!

「守りの配布」(たぶん、造語)とは利用に関してある程度の制限が課された
配布形態のことを指します。逆に「攻めの配布」とは利用に関する制限の緩い
もののことを指します。

一方、今やローカルに保存しなくてもネット上からソフトウェア(閲覧や再生
を行うためのものではなく、2D/3DCG・サウンドなどの各種エディター・ソフ
トウェア)に二次利用目的で素材を取り込むことは技術的には容易なことです
し、それができるといくらか便利そうです。

しかし、取り込もうとする素材の利用が本当に許諾されているのかどうかをソ
フトウェアが知る術はありそうで、あまり見受けられません。これは(標準的
ながらも古い)画像や音声などのフォーマットには製作者情報やコメントなど
の格納こそ想定されていても、二次利用に関する情報の格納は想定されていな
いためです。かといって、ここで新たなフォーマットを提案するのはナンセン
スです。

となると、このままでは、そのような機能を備えたソフトウェアに対して不正
な利用を幇助したと濡れ衣を着せられる恐れがあるやもしれません。もちろん、
これが取越し苦労であるなら、それはそれで嬉しい誤算です――本来は人間が
正しく判断すべきことなのですから。

また、商用配布であれば著作権管理の機能を組み込むためのコストをペイする
ことも可能ですが、非商用配布の場合はそうはいきません。同時に、汎用的に
管理情報を提供する仕組みはなかなか見当たらないようです。

そこで、攻めの配布――決済や認証などの複雑な仕組みを必要せず比較的利用
条件のゆるいコンテンツに限って見てみると、そういった仕組みも容易に構築
できるのではないかと思うのです。

そうすれば、ソフトウェアがネット上から素材を取り込もうとする際には、サ
ーバーに確認したり、素材に情報が添付されていればそれを調べて素材の提供
者さんの意思(何をどこまで許すのか)を尊重し、ユーザーの要求を続行した
り、あるいは拒否するなどの適切な挙動をとれ、ソフトウェアとしても安心し
て処理が行えます。

そんなガイドラインを提案および運用できないかと考えるのです。また、これ
が抽象的な叩き台にでもなってくれればと思います。

●攻めの配布の対象

とりあえず、各種エディター・ソフトウェアへの適応を前提としたいので、

・無償で提供される各種素材系コンテンツ

を対象とし、その中から更に

・権利関係がクリアでないもの
・特定の利用者さんにのみ利用を許すもの
・既に二次(以降の)著作物となっているもの → 商業的な理由から孫利用が
制限されているケースが多いため、および、その確認の困難さから
・各種二次利用を認めていないもの → 不許可という意思を示すことは可能
・肖像権のあるもの、その他、問題が懸念されるもの

などを除外したものとします。

●管理情報をやりとりする方法

できれば既存の技術の上に構築するのが簡単で良いと考えています。いくつか
思いついた方法を挙げてみましょう。

<コンテンツに情報を埋め込む方法>
コメント領域を備えているフォーマットならそこに埋め込めばいいし、そうで
ないものは何等かの特別なフォーマットでカプセル化する手もある。

<コンテンツと別ファイルとする方法>
ウェブ・ロボットが用いている「robots.txt」やアンテナ系ロボットが用いて
いる手法に習えば良い。SGMLやXMLで記述する手もある。ただ、ひとつの管理
情報ファイルにひとつの情報しか含めないのか、複数の情報を含めるのか?

<コンテンツの転送時にヘッダーに添える方法>
「Content-Description」や「Set-Cookie」などの既存のフィールドや独自の
フィールド(X-○○○)が利用できそう。これは送出用CGIを用いたり、もし、
サーバーがApacheなら「mod_asis」を使うことによって簡単に実現できる。

<サーバーの認証を利用する方法>
認証で決め打ちパスワード(例えば――ユーザー「nomodify」とパスワード「
anonymous」、同じく「modify」と「anonymous」など、いくつかの組み合わせ)
の設定を推奨して、ソフトウェアは条件の緩い順に試し、認証に成功した段階
に対応する条件で処理を行う。

<特定のサーバーに管理情報だけを集積する方法>
サーバー・トラブルやアクセス(そんなにはないと思うけど)増に対する耐性
が必要(ミラー・サーバーの必要性)。また、運営コストの問題も。

と、いろいろな方法があります。ひとつに決めても、複数を採用してもいいと
思いますが、素材の提供者さんに余計な手間や負担がかからないことが前提と
なります。

なお、ローテクな手段を採用する理由のひとつとして、ウォーターマークなど
の技術には特許問題が介在するということがあります。下手に手を出すことは
困難なのです。それならば、適材適所に棲み分ければいいわけで、攻めの配布
の出番というわけです(ウォーターマークによる劣化だってありません!)。

●対応ソフトウェアの備えるべきポリシー

・何がどこまで許されるのかユーザーに提示できること
・再利用許可と指示および判断されたもの → 取り込み実行
・再利用拒否と指示および判断されたもの → 取り込み拒否
・再利用の可否が不明のもの → 取り込み拒否(または、ユーザーに問う)
・付加的な条件や注記などが含まれている場合、必ずユーザーに提示すること

アクセスを排除するような目的はありませんので、ソフトウェア側からすれば
交通標識に従うか否かということです。紳士的な運用が求められます。

●いくつもの欠点

でも、実は欠点だらけです。

<ソフトウェア側に関すること>
・本当にポリシーを満たした動作をするか?
・対応ソフトウェアを介さずにローカルに保存されてたコンテンツは、従来と
同じで提供者さんの意思が伝わらない(これは管理情報の提供方式にもよる)

<ユーザーさん側に関すること>
・対応ソフトウェアを介さずに画像を取得して警告を回避したりしないか?

<提供者さん側に関すること>
・本当に権利関係などがクリアなものかどうか判断が難しい
・特に商業的な理由から孫(三次以降の)利用は制限されている場合が多い

<その他のこと>
・管理情報の改竄に対する耐性が基本的にない――これはウェブやメールでも
不可避なのは一緒、デジタル・コンテンツには付き物なので仕方ない

これらの理由から、残念ながら的確な利用や管理情報を保証するものとはいえ
ません。ただ、少なくとも啓蒙にはなって欲しいと思うのです。

●最後に

こういのって事業にはならない(=利益に繋がらない)だろうし、あまり出て
こないのかもしれません。商用利用や学術利用あるいは同一性保持が前提だっ
たりする規格や事業はいくつかあるようですが……それら以外のものとなると
聞き及んだ記憶はありませんし、検索の仕方が悪いのか、NTTがSGMLベースで
別ファイル形式の著作権管理技術を研究していた(している?)らしいという
こと以外は、さっぱり。

それなので、もし、そういう規格でオープンなものの情報をお持ちの方がいら
っしゃいましたら、是非、お教えいただけませんでしょうか。それが扱いやす
そうなものだったら、わざわざ亜種を生み出す必要なんてありませんので……。

あるいは、ご関心がある方もご連絡いただければ幸いです。必要であれば、ML
なり、何なり用意しようと思っています。「それって、考えすぎなんじゃない
の?」とか「そんなの、ソフトウェアじゃなくて、ユーザーが判断すべきじゃ
ないの?」とか「エディター・ソフトウェアはネット対応すべきじゃない!」
とか「商用以外の素材ってそんなにないんじゃないの?(ウェブ素材だったら
たくさんある)」とかいったつっこみも歓迎(!?)します。

【なゆみ かすい】mailto:kasui@flux.gr.jp
見てはいけないものを見てしまった気分。それは、栗の実(殻つき)くらいの
大きさで、体が30mmくらいあるクモ。場所は玄関のわき。オニグモっていうの
かな(分布は日本全国)。お腹に角みたいな感じの突起があるし。これ、はじ
めて見たけど、でかい、でかすぎるぅ~。

▼みなさん、反応してくださいね

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審査員は、浅葉克己、勝井三雄、粟津潔、建畠暫、タナカノリユキ、日比野克
彦の各氏。展覧会は12月15日から印刷博物館P&Pギャラリーにて。その後海外
数カ国で開催。作品の搬入受付は10月21日(搬送受付は19日)、応募料は何点
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アイデア部門:船場を"げんき"にする提案ならなんでも結構です。実現化する
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事業プログラム部門:実施計画までの提案で、実現化・事業化まで検討をして
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表彰 アイデア部門賞 賞金3万円(10点以内)事業プログラム部門 賞金10
万円(5点以内)特別賞 賞金50万円
締切 10月10日
詳細はサイトを参照

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■編集後記(9/20)
・今晩こそサイトの整理をやらなきゃ、ト思っているのは夕食前まで。夕食で
ビールを飲んじゃうと、とたんに意欲を失い、ビデオで映画を見る安楽なコー
スを選択してしまう。アメリカ版「ゴジラ」、こいつはゴジラというからダメ
なのであって、日本のゴジラとは別物の、じつによくできたB級怪獣パニック
映画だ。軍隊とのたたかいでマンハッタンはめちゃめちゃだ!(ううう、この
タイミングで見るべきではなかったかも)。続いて、超B級「襲う巨大怪鳥」
(なんたるタイトル!)は、怪鳥Qが摩天楼に棲んでいる! 怪鳥はとっても
しょぼいヤツだが、鳥の目でみたニューヨークの景観がとても美しい。って、
なんか魅入られたようにマンハッタン舞台の映画を見てしまった。(柴田)

・打ち合わせで。Q&Aのコーナーに、質問した人の年齢・性別に合わせて「お
じいちゃん」「おばあちゃん」などのイラストをはめ込むことになった。Q&A
テキストを見ながら「ということは、この人だったら、おねえさんを入れれば
いいんですね」と無邪気に確認すると「い、いえ、そこはおかあさんの……。」
どひゃーん。だってねぇ、30歳の女性って書かれてあったんだもの! 内容を
よく読むと、子供のいる女性のQだったんだけど、20代前半の女性ばかりの打
ち合わせ室の中で、なんともバツが悪かったっす。     (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ
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編集長     柴田忠男 
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