[1038] 映画を愛したある出版人の死

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1038    2002/03/01.Fri発行
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 <人間の印象というのは、コロリと変わってしまうものである>

■デジクリトーク115
 映画を愛したある出版人の死
 十河 進

■デジクリトーク 金曜ノラネコ便
 思わずツラれてみたい
 堀本真理美



■デジクリトーク115
映画を愛したある出版人の死

十河 進
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●大勢の人で溢れたMさんの通夜

立派な葬儀場だった。全面ガラス張りだから道路から中がよく見えた。6時か
らの通夜に15分遅れたのだが、すでに会館の中には人が溢れていた。入り口ら
しきところも人がひしめいていて、一瞬、どこから入ろうかと僕は迷った。

──やっぱり人徳だな。

葬儀場の前で佇んだまま思った。Mさんは定年退職して8年ほどになる。リタイ
アした人間の葬儀はさびしいものだと、以前、誰かに聞いたことがあったから、
さびしい通夜の光景を思い描いていた。それが大きく裏切られて、僕は何とな
く安堵した。しかし、それにしても68歳の死は早すぎた。

後からきた人が脇をすり抜けて入り口を押して入る。その老夫婦について僕も
中に入った。入ってみてわかったのは、列がふたつできていることだった。ひ
とつは焼香の列、もうひとつは受付けの列だった。5、6人が並んでカウンター
に向かい参列カードに記入している。そんなに時間がかかるわけでもないのに、
参列者が多くて受付けをすませるまで列に並ばねばならない。

ようやくカウンターにたどり着き香典を出そうとすると、先にカードを渡され
た。急いで住所を記し、ふと手が止まる。故人との関係をどう書くかである。
会社関係、友人などいくつか書かれていて、チェックするだけになっているの
だが、迷った。しかし、それも一瞬のことで「友人」のところをチェックして
香典を添えて係に手渡す。「友人」はおこがましいと思ったが「人生の後輩」
などという欄はなかった。

焼香の列もなかなか進まない。僕は時間つぶしに花を送ってきた人たちの名前
が木札に書かれているのをひとつひとつ読んでいった。「共産党世田谷支部」
から花がきていた。Mさんは党員だったのだろうか。少なくとも共産党シンパ
だとは思うが、党員だと聞いたことはなかった。

「出版労連」から花がきているのは当然だろう。主婦の友社で定年まで勤め上
げ、出版労連の活動家として生涯を貫いた人だ。定年後も「出版ユニティ」事
務局の世話をしていた。「出版ユニティ」は組合のない出版社に勤める人たち
が個人加盟できる組合である。

花を送ってきた人たちの名前の中に「ソニーミュージック」や「東京スカパラ
ダイスオーケストラ」、女性デュオの「パフィ」のふたりの名前が出ていた。
Mさんの子供たちの関係だろう。

Mさんの息子たちがラップ・グループを結成し活躍しているというのを本人か
ら聞いたことはなかった。誰かの噂話で知ったのだった。テレビによく登場し
ていたグループで、パフィも友人のお父さんが亡くなったから花を送ってきた
のだろう。

顔を巡らせていると、少し前に並んでいた岩崎書店を昨年退職したFさんと目
が合った。軽く会釈をする。焼香を終えて出てきたのは、もうずいぶん会って
いなかった実教出版のYさんだった。まだ定年には数年あるはずだが、すっか
り髪が白くなっている。

故人の写真が何枚か貼られているコーナーがあった。その中の一枚は、闘病中
のものだろうか、髪がすっかり抜け落ちてしまっている。「やっぱり、癌だっ
たのかな」と思った。抗ガン剤の副作用だろうか。Mさんは、数年前から何度
か長い入院を繰り返していた。

最後に会ったのは2年半ほど前のことだったろうか。すっかり痩せて、病後の
せいか呂律が回らない感じの話し方も少し気になった。それでも、Mさんは元
気な声で言ったものだった。

──十河さん、「踊る捜査線 THE MOVIE」はなかなかいけますよ。

●大手風を吹かせる教条主義者?
 
Mさんと最初に話をしたのは、神田にある教科書出版社の労働争議の時だった。
その会社で不当解雇問題が起こり、出版労連(正式には日本出版労働組合連合
会という)の神田地区担当議長だったMさんが、撤回闘争の支援要請で電話を
してきたのだった。
 
当時、僕は中小出版社で作る出版労連の共闘組織の事務局長をやっていた。13
社ほどが参加する共闘会議であり、毎週一回、その代表たちを集めて会議を進
行したり、要求案を作ったり、それぞれの会社の団体交渉に出たり、スト設定
をしスト指令を出したりする役だった。
 
そんな僕のところにMさんは「支援要請」の電話をかけてきたのだった。しか
し、その時のMさんの印象を正直に言うと「大手風を吹かす教条主義者」とい
うところだった。「同じ出版労働者として支援するのが当たり前。何人、動員
できるか」という高飛車な感じだった。
 
現在の出版労連は加盟組合を業種で区分しているが、以前は規模で区分してい
たことがある。「大手」「中小」「零細」という呼称である。その中で「婦人
誌」は「大手」(講談社、小学館、集英社、岩波書店などが入っていた)に次
ぐ準大手の位置づけで特に「主婦の友社」はその中でも中心的な組合だった。
 
中小組合の共闘会議の代表として出版労連の会議に出るたび、僕は大手出版社
の組合員たちのだらしなさと自分たちが出版労連を担っているのだという奢り
に苛立った。僕が事務局長をしていた組織は13社の組合の全員を併せても300
人ほどだったが、主婦の友1社でそれ以上の組合員がいたはずだ。
 
僕が所属していた組織の動員力は抜群で、半数の150人くらいはいつでも動員
できる態勢が整っていたが、講談社の組合など数千人もいながら10人も動員で
きない有様だった。主婦の友社にしても、そう変わらない状態だった。そうし
た状況への憤懣が、Mさんの最初の電話の時に僕に反感を抱かせたのだろう。
 
今にして思えば、Mさんと最初に電話でしか話さなかったことが、そんな印象
を受ける原因だったのかもしれない。その後、出版労連の新聞にMさんが「出
版人の映画の会」を作ったという記事が載った時にも関心はなかった。それど
ころか「出版人」という言い方にエリート臭を感じ、反感を持ったものだった。
僕は自分が「出版人」だなどと思ったことは一度もない。
 
しかし、それからしばらくして実教出版のYさんに会った時、「『出版人の映
画の会』の事務局長をやっているのだが、その機関誌に原稿を書いてほしい」
と頼まれ、僕は「映画のことならいくらでも書きますよ」と答えてしまったの
である。1988年の秋のことだった。僕はまだ30代で若く、自分の中にある想い
を人に伝えたがっていたのだ。

●ニコニコと好々爺のような笑顔
 
機関誌に書いた文章が好評で、Yさんからは連載の依頼がきた。もっとも、10
ページ前後の簡易印刷のパンフレットだし、読者も数十人しかいない。それで
も僕は喜んで引き受けた。
 
連載のタイトルは村松友視さんの「私、プロレスの味方です」をもじって「私、
日本映画の味方です」とした。当時から、映画好きだと言う連中のほとんどが
洋画の話しかしないことに僕はへそを曲げていたのだ。彼らは一様に、見ても
いない日本映画を「暗い」とか「貧乏くさい」とか「低級」と決め付けた。見
て批判するのならわかるが、見もしないで否定することを僕は許せなかった。
 
原稿を書いたのがきっかけで、僕は1989年の「出版人の映画の会」の新年会に
参加することになった。案の定、そこで俎上にのぼるのは洋画ばかりだった。
それも岩波ホールに代表されるミニシアターでひっそりと上映されるような映
画が話題になっていた。つまり、みんなインテリぶっていたのである。
 
まあ、自ら「出版人」と名乗る人々だからインテリなのであろう、と僕は少し
斜に構えて話を聞いていたのだが、その中で会長のMさんは穏やかな表情でニ
コニコと座っていた。僕と電話で話したことはまったく覚えていないらしく、
初対面の挨拶をした後、他の人の話を聞いてうなずいている。
 
Mさんは剣呑な顔をして時々皮肉な笑いを浮かべている僕に気遣ったのだろう、
いきなり「十河さんは、どんな映画を見るんですか」と声をかけてくれた。好
々爺とでも形容したい笑顔だった。基本的には素直(だと思う)でまっとうな
性格である僕は、そんな風に話しかけられるとニコニコと応じてしまうのだが、
その時も「去年見た『異人たちとの夏』がよかったですね」と答えたのだった。
 
Mさんは「片岡鶴太郎がよかったですね。あんなにうまい役者になるとは思わ
なかった」と僕の言葉に反応し、やはり穏やかにニコニコ笑っていた。人間の
印象というのは、コロリと変わってしまうものである。僕は、その夜、すっか
りMさんと打ち解けてしまった。
 
それから数年、60歳満了日(61歳の誕生日の前日)を迎えて主婦の友社を定年
退職したMさんは、出版労連OBとして出版ユニティに個人加盟し、労働組合活
動は亡くなるまで続けることになる。
 
出版ユニティの組合員になってしばらくした頃、Mさんから僕に「出版ユニテ
ィの組合員のためにレイアウト講座をやってもらえないか」という電話がかか
ってきた。当時、僕はビデオ雑誌の編集長という肩書きだったから、そんな講
義ができると思ったのだろう。
 
僕は自信がないからと断ったのだが、熱心に頼まれてとうとう引き受けること
になった。しかし、Mさんの人脈なら他にも頼める人がいるだろうに、という
疑問はぬぐえなかった。主婦の友社には、僕などよりずっと適任の人材がいる
のではないだろうか。

●いつまでも記憶に残るMさんの笑顔

恥をかかないように万全の準備をし、講義要項をプリントして僕は出かけた。
何人くらい集まるかわからなかったが、実際に集まってきたのは十数人だった。
僕は1時間半ほど話をしたが、用意した内容の半分ほどしか消化できなかった。
質疑応答の時間を取り、一ヶ月後に後半を改めて話すことにして終了した。

資料を鞄に詰めているとMさんが謝礼だと言って封筒を差し出した。謝礼は断
ろうと決めていた僕は固持し、「じゃあ、これからみんなで飲みにいきますか
ら、付き合ってもらえますか」とMさんが言う。「では、ご馳走になります」
と言って、僕は彼らと付き合うことにした。

飲み屋で丸テーブルを占拠してからが、本格的なセミナーの始まりだった。質
疑応答の時には出なかった本音の質問が次々に飛び出してくる。みんな、仕事
の現場で様々なことに困っているのだった。「表紙をモノクロで複写する時に
はどうしたら…」とか、何でもかんでも自分でやらなければならない小出版社
の編集者ならではの質問ばかりだった。

Mさんが僕を指名した訳がわかった。大手出版社の編集者なら「そんなことは
編集者の仕事じゃない」と言ってしまうだろう。僕は自分で取材の段取りを付
け、写真を撮り、取材テープを起こして原稿をまとめ、レイアウトをして入稿
するという仕事をやっている。今でこそデザイナーに仕事を依頼しているが、
入社して最初に買った本は「レイアウト入門」だった。
 
僕の会社は60人ほどの出版社だ。写真やイラストや印刷やグラフィックデザイ
ンなどの分野の専門誌を出している。出版社の中では中小規模に分類されるだ
ろう。しかし、出版ユニティに加盟している人の中には数人の会社に勤める人
もいた。会社に組合がないので、ユニティに個人加盟して出版労連の組合員に
なっているのだ。
 
ある大学の出版局に勤める女性がふたり参加していた。花森安治編集長で有名
な出版社の若い編集部員がふたり参加していた。リベラルな出版物で知られ、
有名な女性社長は出版の良心のように思われている会社だが、社内で組合の話
はしにくいと言う。僕は彼らの話にひどく興味が湧いた。
 
先頃まで「エスクァイア」編集部に在籍していたという女性もいた。講義の中
で僕が最も評価するエディトリアル分野のアートディレクターとして木村裕治
さんの名前を挙げ「『エスクァイア』のデザインは素晴らしい」と言ったこと
に感激していた。
 
同じ出版業界でも恵まれた環境にいる人たちではなかった。そんな彼らは会社
では話せないことを同じユニティの仲間同士で話し合い、座はますます盛り上
がっていた。彼らの父親の年齢であるMさんは、いつものようにニコニコと穏
やかな笑顔で彼らを見守っていた。

その夜、ふたりで駅へ向かっている時、Mさんは僕にしみじみ言ったものだ。
 
──ユニティに入って、あの人たちと付き合うようになって、ああいう人たち
が出版業界を支えているんだな、とよくわかりましたよ。大手の出版社の正社
員と較べると年収は半分以下、ひどいところは四分の一。何でも自分でやらな
きゃならない。レイアウトだってデザイナーに出せないから、みんな、本気で
勉強したがっているんです。
 
そう言うと、Mさんはニコニコと笑いながら「来月もよろしくね。十河さん」
と手を振って駅に消えていった。「不思議の国のアリス」のチェシャ猫のよう
に、笑顔だけがしばらくそこに残っているようだった……

2月19日の夜、焼香をする僕の正面には、あの時と同じ笑顔のMさんがいた。
──最近、いい映画ありました? 十河さん、という声が聞こえてきた。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。勢古浩爾さんの「まれに見るバカ」(洋泉社新書)は確かに面白
い。以前に「こういう男になりたい」(ちくま新書)を読んで面白い人だと思
ったが、今度の本の方ができがいい。洋書輸入会社に勤めるサラリーマンであ
るのも何だかいいなあ。ちくま新書にはポートレートが載っていて、僕より年
上のくせにハンサムで渋い。ちょっとカッコつけすぎだけど。

投げ銭フリーマーケットに旧作掲載
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

CM音楽検索サイト
http://www.genkosha.co.jp/cm/music/

撮影スタジオ検索・撮影関連サービス検索・フォトエージェンシー検索
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■デジクリトーク 金曜ノラネコ便
思わずツラれてみたい

堀本真理美
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当たりまえといっちゃあ当たりまえなのですが、「モノを売るための宣伝はつ
くづく大変だなぁ」と最近改めて感じています。

地下鉄で移動中だったある日のこと。なにげなく車内広告を見回してしていた
ら、いつもは注意を払うことのない煙草の広告が目に入りました。煙草という
のは明らかに身体に悪い成分が含まれているわけで、宣伝をするにも「この商
品のココがイイ!」と積極的にアピールするわけにもいかず、結局イメージ戦
略に頼ってしまう場合が多いのですよね。

“白人の男女・南国の海・サーフィン”などというイメージが、スモーカーに
「どのように、どれほど」アピールしているのかよくわかりませんが、煙草の
車内広告の多くは似たり寄ったりです(そういえば、最近煙草のTVCFを見かけ
ないのですが、アメリカ並みに法律で禁止されたのでしたっけ?)。

ほかに車内広告で最近よく見るのは発泡酒を宣伝するもの。有名タレントやス
ポーツ選手を登場させ、明るい、あるいは力強いCMソングなどもバッチリ用意
され、“ビールじゃないんだけどビールに限りなく近い美味さがある”という
ようなコピーで売る。やはりこちらも(製品の味はともかく)コマーシャルの
印象は似たり寄ったりではないですか?

昨年、もう頭がヘンになるくらい繰り返しTVで流されていたマイラインの各社
コマーシャルときたら、たった数円の安さを「革命的」と言わんばかりでかえ
ってシラけてしまいましたよ。一年定期に十万円預けてつく利子で缶ジュース
一本買えるかどうかって低金利時代に……数円の安さじゃ心に訴えかけないじ
ゃありませんか(決して数円をバカにするつもりはないのですが)。

それに比べたら、マクドナルドの「平日半額」の宣伝は実に効果的だったと言
えるでしょう。というか、実際あの金額は企業側の英断と言えるものだったか
ら多くの消費者にアピールしたわけですけどね。

TVを見ていると、こちらの希望などおかまいなしにあらゆるモノのコマーシャ
ルを見せつけられます。その制作に関わった人の事を考えると(デザイナーの
はしくれとしても)、そうそう悪くは言えないのですが、製品自体は良い物か
もしれないのにコマーシャルを見て敬遠してしまうような、ずいぶんお粗末な
ものもあります。

しかしながら、「これじゃ逆効果じゃないの?」と思ってしまうようなもので
も、『とりあえず人の記憶に残る、という意味では宣伝の効果はある』と誰か
が言ったのをずいぶん前に聞いてなるほどと思いました。そして、マーケッタ
ーとかリサーチャーという専門職があることに今更ながら納得。

最近とあるメーカーサイトの新製品紹介のウェブ制作をしていましたが、その
新製品は……工業製品と言っておきましょうか。とりあえずわたしの生活には
無縁なので、メーカー側の訴求ポイントがすぐには飲み込めず、資料やパンフ
レットを何度も見てやっと「あぁ、なるほど」と思うわけです(それでもまだ
「そうかなぁ…」と疑念を抱いたりするわけですが)。

あるいは、携帯コンテンツの制作に関わったときに、キャリアごとに色々なサ
ービスがあり、利用者増加に伴って競争も激しいという事実に「へぇ~」と感
心はするけれど、個人的には特に魅力的には思えませんでした(世の中はわた
し以外の人たちにモノを売っているのね……)。

須貝氏は数年前にある女優が出ていた煙草のコマーシャルにつられてその商品
を買ったことがあるそうですが「ツラれて買ったものある?」と聞かれ、考え
てみたけれど……わたしは(ショッピングは大好きなのですが)コマーシャル
につられてモノを買うということをほとんどしません。せいぜい中吊り広告で、
興味をひく見出しがあればその雑誌を買うくらいで、コマーシャルに影響され
てということはありません。なぜかなぁ……モノに対するこだわりが少ないか
ら? 飽きっぽいから?

たまにはコマーシャルを見て「ツボにハマった」とか「思わず買ってしまった」
とかって言ってみたい気がします。

●今週の画像
http://www.macforest.com/dgcr/005.html

【ほりもと・まりみ】boxmh@air.linkclub.or.jp
初めての確定申告にビビっています。関連書類を整理しながら、モーレツに面
倒になって投げ出しそうになる気持ちを静めるのに必死です。
『月刊猫の手帖』(発行:猫の手帖社)に「島猫だより」連載中♪
・box
http://www.linkclub.or.jp/~boxmh/

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■編集後記(3/1)
・確定申告の準備を始めた。1年間の記録を見直して、あまりに外出が少ない
ことを改めて確認した。外出を電車に乗って、ト規定すると主な仕事先の市ヶ
谷は当然多いが、遠距離にはまったく行ってないのであった。最も遠くは大島、
次が横浜、柏、幕張、そして上野毛の多摩美くらいで、かつては頻繁に往復し
た関西になんと一度も行ってなかった。これは異常である。家人からわたしが
家にいないと不便だといわれて、つい仕事もずるずるひきずって家に居続けた
からである。今年はもっとフットワークを軽くしなければと思う。(柴田)

・昨日は打ち合わせに行ったあと、その仕事や、別件の仕事を整理すべく、ア
ントステラに入る。ここは、樹のぬくもりのあるカントリーインテリアが可愛
くて好きだ。ひとりで入ってのんびり読書したり、考えごとをするのに最適。
どのくらい前から通ってたっけ。私のよく行く支店は、こじんまりとしていて
落ち着き、自宅だとはかどらない、混乱しがちな仕事も進む。試験前に図書館
で勉強するのと同じ感覚。プラスのお茶やお菓子が嬉しい。それから百貨店の
子供服やおもちゃ売り場を探検。子供ってどんなのが好きだったかなと、しば
し子供の気分で遊ぶ。子供向けの仮面ライダー系ヘルメットが入った。モンス
ターズ・インクのコーナーが出来ていて、予告のビデオが流れている。見るだ
けでうるっとくる。世界ができていて好き。これは見たいな。(hammer.mule)
http://www.auntstella.co.jp/  お洒落な店も好きだけど、可愛いのも好き
http://www.bandai.co.jp/products/items/item0000000588.html こんなやつ
http://www.disney.co.jp/movies/monstersinc/  話はわかってるけど見たい
http://www.amelie-movie.com/  アメリも見てみたい
http://www.lord-of-the-ring.com/  チケットありがとう、ジョーシン

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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