[1048] 映画に賭ける

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1048    2002/03/15.Fri発行
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 <「儲かる映画」ではなく「よい映画」を>

■デジクリトーク 117
 映画に賭ける
 十河 進

■デジクリトーク 金曜ノラネコ便
 私がかつて出会った「デジカメの原点」
 堀本真理美

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■デジクリトーク 117
映画に賭ける

十河 進
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●映画への夢を実現させる

少し前に出た本だが「夏草の道 小説・浦山桐郎」(田山力哉・著/講談社)
を読んでいたら気になる記述が出てきた。

浦山桐郎は五木寛之のベストセラー「青春の門・筑豊篇」(1975)と「青春の
門・自立篇」(1976)を監督しているが、その時に助監督に就いていたのが後
に「泥の河」で監督デビューする小栗康平である。

その小栗が「泥の河」の映画化のために奔走していたという部分に「小栗は映
画とは一切関係のなかった木村元保という人を探してきて単独出資させ…」と
いうくだりが出てくる。映画評論家で映画界の事情通を自認していた田山さん
にしては、ちょっとまずいのじゃないか、と僕は思った。いや、木村さんの丸
い顔が浮かんで気の毒になったのだ。

木村元保さんは1976年に増村保造監督の「大地の子守歌」をプロデュースし、
海外の映画祭でも多くの賞を獲得している映画制作者である。「大地の子守歌」
は16歳の原田美枝子の大胆なヌードで話題になった。

1978年には再び増村保造監督と組んで「曽根崎心中」を制作する。ダウンタウ
ンブギウギバンドのリーダーとして決してサングラスを外さなかった宇崎竜童
がカツラをかぶり、初めて自分の目を見せた映画である。その目が意外に優し
かったので、多くのマスコミが話題にした。
 
「泥の河」が制作されるのは1981年のこと。すでに2本の実績を持つ映画製作
者だったのに「映画とは一切関係のなかった木村元保」と書かれてしまう木村
さんの無念を僕は想像して、読みかけの本から顔を上げて溜め息をついた。
 
「泥の河」は配給会社も決まらず、青山の草月ホールを借りて三日間だけの先
行試写会&ロードショーを行った。当時、僕は木村プロからの招待状をもらっ
て「泥の河」を見にいった。どんな監督か、どんな映画かも知らず、生涯忘れ
られない作品に出会ったのである。
 
しかし、映画界の本流の人々から見ると木村さんは「素人」扱いされる存在な
のかもしれない。今や他業者からの資金導入に躍起になっている映画界ではあ
るが、当時は「素人の会社の社長が道楽で映画を作っている」としか見られな
かったのだろう。
 
木村さんは、宮崎駿の新作アニメに投資するテレビ局・某商社・宅配業者のよ
うに自社のイメージアップや利益を狙って映画に投資したわけではない。映画
が好きで好きでどうしょうもなくて家業を投げ打ち、映画に投資したのである。
「儲かる映画」ではなく「よい映画」を彼は作りたかったのだ。
 
かつて、下町の旦那たちの道楽映画と陰口を叩かれた16ミリで制作した股旅映
画「三保の豚松」などという映画ではなくて、彼は賞が獲れる映画を作りたか
った。アマチュアではなくプロとして映画に関わりたかったのである……。

●朝日新聞の死亡記事に驚く

……ここまでの文章を書いたのが3月2日の土曜日のことだった。そして、3月4
日、月曜日の朝日新聞の朝刊にこんな死亡記事が出ていた。

【木村元保(きむら・もとやす=映画製作者 木村プロダクション社長)2月
28日、肺炎で死去。67歳。葬儀はすでに済ませた。喪主は妻弘子さん。自宅は
……。「泥の河」「大地の子守歌」などを手掛けた】

僕は妙な暗合に驚き、しばらく新聞記事を呆けたように眺めていた。木村さん
に最後に会ったのは1982年のことだから、もう20年前のことになる。当時、30
そこそこの僕から見て木村さんはかなり年輩に見えた。この文章を書き始めた
時も、木村さんはもうとっくに引退していると思っていたのだ。

しかし、今年67歳だったとすると、僕が会った時の木村さんは現在の僕より若
かったことになる。丸々とした躯に丸々としたふくよかな顔がのっていた。木
村さんはエネルギッシュに喋り、身振り手振りを交えた。映画に賭ける情熱が
うかがえた。

20年前、雑居ビルの一室にあった木村プロのオフィスで会った時の木村さんの
姿を甦らせながら、彼が映画制作に進出したのは40歳頃からだったのだと、僕
は逆算した。40歳……、ウーム。

40歳の時、僕は自分の夢を実現するために、まったく未知の世界に進出しよう
と決意できただろうか。残念ながら、ノーと答えるほかにない。

もちろん、人それぞれの状況の違いはある。木村さんは会社社長として豊富な
資金を持っていたのだろう。だから、金を出して映画を作る制作者として映画
界へ入っていった。
 
2作、増村保造監督で実績を作り、次に新人監督に投資した。制作者として堅
実なやり方だ。しかし、そこにリスクはいっぱいあったはずだ。「泥の河」が
評判になった後、木村さんは制作費は回収できたようだが、利益があったかど
うかはわからない。
 
それに、木村さんの映画への夢は、やはり制作者としてだけでは満足できなか
った。彼は「ナナカマドの挽歌」という映画では自ら脚本・監督を手掛け、そ
の後、1988年に制作した「龍飛岬」では監督は引いたものの自ら原作を書き上
げている。本当は自分で原作を書き脚色し、監督をしたかったのだ。
 
CD-ROM版「ぴあシネマブック」で「木村元保」と検索したら「大地の子守歌」
「曽根崎心中」「泥の河」「龍飛岬」がリストアップされた。少なくとも増村
作品と「泥の河」は映画史に残る作品である。監督として名は残らないかもし
れないが、彼は間違いなく名作をプロデュースしたのだ。
 
木村さんは素人と言われながらも独立プロを30年近く運営し、映画史に残る作
品を作り生涯を閉じた。冥福を祈りたい。
 
12年前に「木村プロのこと」という原稿を映画好きの仲間で出していた機関誌
に書いたことがある。僕は木村さんの家業は鉄工所と聞いていたのだけど、本
当は資本金も数千万の立派な会社らしい。その辺のことは修正せずに以下に掲
載する。

●12年前に書いた「木村プロのこと」
 
下町で鉄工所を営む映画好きのオジサンがいた。典型的な中小企業の社長さん
なのだが、オジサンの映画道楽はハンパじゃなかった。8ミリから入った映画
作りの夢は、仲間を集めて16ミリでの本格的股旅映画作りになり、そして、つ
いに35ミリ映画へ進出することになった。
 
オジサンは家業も放り出し、プロデューサーとしてデビューした。その木村元
保さんの第1作は「大地の子守歌」。監督は、大映時代に数々の傑作を作りな
がら、決定的な代表作がまだなかった(ATGで作った「音楽」、デビュー作の
「くちづけ」あたりは一般的だろうか)増村保造。主演は、デビューしたばか
りの原田美枝子。まだ十代半ばだったが、娼婦の役が話題になった。
 
この映画は、世界各国の映画祭にも出品され、国内・国外を問わず評価された。
僕のいた編集部にも、木村さんから寿司屋の湯呑みたいなのが届き、そこには
世界各国で受賞した賞が書かれていた。記念に湯呑を配るという感覚に僕は泣
けた。
 
それから数年。木村さんは多大な借金を苦にもせず2作目を制作した。初めて
宇崎竜童がサングラスを外して勝負を賭けた「曾根崎心中」である。宇崎はも
ちろん徳兵衛で、お初は梶芽衣子。「この世のなごり。夜もなごり……」とば
かりに今回も増村監督は、賞の取れる映画を作った。賞はいっぱい取った。評
価は高かった。

しかし、儲からなかった、と木村さんはつぶやいた。だが、儲けるつもりで始
めたことではなかったのだ。
 
さらに、それから数年。再び、木村プロから試写会の招待券が届いたのは、19
81年の春先のことだった。場所は草月ホール。監督は聞いたこともない小栗康
平。タイトルは「泥の河」……これは「蛍川」で芥川賞を受賞した宮本輝の太
宰治賞受賞作だということは、知っていた。その興味だけで僕は出掛けたが、
スクリーンに幕が下りてからも、しばらく席を立てなかった。ひさしぶりに感
じた感動だった。
 
それから数カ月、東映セントラル配給が決まり「泥の河」が一般上映されるこ
とになったのを機会に、僕は小栗監督にインタビューに出掛けた。会っていき
なり「泣いてしまいました」と言うと、「泣かせるつもりで作ったんじゃない
けどね」とかわされた。
 
ウーム、処女作だけに気負いがあってこれは難しそうだ、と僕は思ったが、案
の定、観念的な話が多い監督だった。一番好きな映画は「灰とダイヤモンド」
だというから、「するってぇと、てめぇインテリだな」と寅さんのように僕は
つぶやいた。
 
この映画も相当に評判になり、木村さんはホクホクだったが「あの映画、一箇
所だけ失敗している。ラストシーンでカットが変わると船が逆に進んでいるん
だ。小栗も若いからな」と自分で作りたそうに言っていたが、それから数年、
ついに自ら「ナナカマドの晩歌」を監督した。
 
しかし、残念ながら前3作のような評価は得られなかった。それでも、オジサ
ンはめげない。最近、確か「龍飛岬」という映画を作ったはずだ。

僕は、こんなオジサンががんばっている日本映画が好きだ。木村さんが作る映
画は決してシャレてはいないけれど、日本人の心情や情念を描こうとする日本
人の映画なのだから……。       (シネフィル9号/1990年3月発行)

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
出版社勤務。数年前から花粉症の症状が出るようになった。時々、ティッシュ
が離せなくなる。目がかゆくなり、瞼が痙攣しそうになる。窓が開けられなく
て、布団も外に干せなくなった。

投げ銭フリーマーケットに旧作掲載
http://www.nagesen.gr.jp/hiroba/

ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
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■デジクリトーク 金曜ノラネコ便
私がかつて出会った「デジカメの原点」

堀本真理美
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●プリクラのフレーム(みたいなの)を作ってました

先週「スガイ氏、デジカメのカタログを比較検討の図」があったので、今日は
ひとつデジタルカメラのことを書いてみます。

わたしは、プリクラがデジタル写真(カメラ)普及の原点ひとつだったのでは
ないかと思っています。プリクラは、早い話が人物とフレームの合成です。プ
リクラがまだずいぶん人気だった頃は「新しく人気キャラクター○○のフレー
ムが出来ました!」というニュースがプレスリリースされたりしていました。

ところが、デジタルカメラの普及につれ、「自宅で手軽にプリクラを作れる!」
という画像編集ソフトがジワジワと売れ始め、プリクラの需要を補ったり、置
き換えたりし始めました。

この頃某デザイン制作会社に勤めていたわたしは、パソコン用に「自宅で手軽
にプリクラを作れる!」アプリケーションで使われる、写真フレームなどをデ
ザインすることがありました。実はその当時、一度もプリクラを撮ったことが
なかったわたしにとって、そういったソフトウェアへの意見やどんなフレーム
に要望があるか、といった情報を知るのは面白い経験でした(いまもってプリ
クラ経験2回)。

例えば「ペットと一緒に撮りたい」という希望は、プリクラ未経験のわたしで
も一番身近に思えるものでした。プリクラの機械があるのはたいてい繁華街で
すし、犬や猫でもそこまで連れていくのは簡単ではないでしょう。ましてや小
鳥やハムスター、フェレットだったら、喧噪に驚いて逃げて出してしまいそう
です。動物はジッとしていてくれませんから、すぐ確認できて、失敗したら消
去してバンバン撮り直しできるデジカメは、ナニゲにウケたのでした。

出始めのデジタルカメラは、各社とも多少の違いはあれど「高い・大きい・画
質が悪い・電池がもたない」というネガティブな面がまだ強く、銀塩写真とデ
ジタル写真を比べたら画質の差は天と地でしたから、カメラ好きの人に至って
は、完全に見下していた感じです。それでも、先に挙げたようなプリクラ程度
の出力サイズであれば(編集ソフトの仕様に注文はあっても)画質に対するユ
ーザーの不満の声はさほどなかったように記憶しています。

●中途半端に高機能なものにはそそられず……でも今後に期待

そうこうするうちに、デジタルカメラの品質は加速度的に向上してきました。
同時に「OSって何?」と聞いたわたしの友人(おそらくJPGやGIFってのも知ら
ない……)までもがデジカメユーザーになり、消費者の知識や製品に対する要
望も以前に比べればレベルが高くなっています。しかしそれがゆえに、デジカ
メを作る側からすると、どんな購買層をターゲットにするか、という判断が難
しいのだろうな~と想像します。

友人知人たちが所有するデジカメは、何が購入の決め手だったのか詳しく聞い
たことはないですが、サンヨー、ソニー、フジ、キヤノン、エプソン、オリン
パス、ミノルタとそれぞれ違うメーカーの製品です。一組ぐらいダブっても良
さそうな気がするのに、ちょっと不思議な気がます。それだけ、みんなが欲し
がるような突出したメーカーやモデルがないのでしょうか?

わたしは仕事でオリンパスのE-10を使っていますが、理想を言えばキヤノンや
ニコンのレンズ交換式のタイプが欲しいです。しかし、残念ながらそれらは高
額でわたしには手が届かず。普段使いに軽くて小さいデジカメが欲しいな~と
思ったりもしますが、E-10の画質の良さや露出や絞りが自分で調整できること
に慣れてしまうと、今さら130万画素レベルの製品をメモがわりの遊び用と割
り切って買おうとも思えません。また、200~300万画素あたりはラインアップ
こそ豊富ですが、性能も価格も中途半端に思えて「買う」ところまで結びつき
ません。

それでもわたしは、これから出てくるであろうデジカメに期待をしています。
デジカメはまだまだ発展途上で、続々と新しい製品が出てきます。わたしのE-
10も、後継のE-20が出たことによって、あっという間に「一世代前」の製品に
なってしまいました。とくに、ハイママチュア~プロユースの製品については、
これからもいろいろ改良されて、より銀塩に近付いていくことでしょう。

一方で、飽和状態になりつつあるコンシューマ向けデジタルカメラは、もしか
したら消費者の興味が失われて行くかもしれないですし、プリクラのときと同
じようなブームが別の形で起こるかも知れないですし、これからどういう傾向
に流れていくのかちょっと楽しみだなぁ~と思いつつ、ときおりカメラ量販店
の店頭をのぞいてみたりしています。

ツラツラと書き綴ってきましたが、デジタルカメラの一番の売りは「すぐに確
認でき、失敗したら消せる」、これにつきます。感材費を気にせず写真が撮れ
るなんて、こんなすばらしいことはありません。

●今週のURL
http://www.macforest.com/dgcr/006.html

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
電話帳から近所の税理士事務所を見つけ書類の書き方を教えてもらい、無事に
確定申告終了。心軽やかになるはずの春だというのに、中途半端な花粉症と体
重増加に悩まされるこの頃です。『月刊猫の手帖』(発行:猫の手帖社)に
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だけだから3分で終えた。今年の新式書類はわかりやすく、記入もとっても簡
単だった。フリーになって以来、毎年還付金があったが、今回は予想外に金額
が少なかった。仕事はあまりやらずに収入を抑えたし、必要経費があまりかか
らず、2人暮らしになって(実態は隣の娘夫婦と一緒だけど)いろんな控除も
減ったので、まあそんなもんです。昨年は健康保険税が最高限度額で、2人で
こんなに払うんかい? と驚きだったので税額の算出根拠を市役所に聞いてみ
たら、やっと聞き出せたのが、所得から33万円を引いて税率を掛けるのだとい
うこと。今年の税率はいま市議会で審議中とか。じつはいままでもずっと最高
限度額だったのだが、家族の人数で納得していたのだ。それが2人になっても
同じだったのでおかしいなと思ったのである。所得とリンクするのは承知、今
年は税額が減るはずだが、通知書をあけてみなければわからない。 (柴田)

・月の土地が買えるって。素敵だと思わない? その話を聞いて、ドキドキ、
わくわく。いつも何気なく眺めている月と自分の接点ができるなんて。しかし、
この話をした時の世間の冷たさと言ったら…。現実主義の人は案外多いのね。
数年後には、自分のものと主張できなくなるかもしれない。詐欺かもしれない。
一生その土地に足を踏み入れることはできないだろうし。でもその間だけでも
夢が見られるの。私にとっては、それだけで充分なの。   (hammer.mule)
http://www.moonshop.com/   楽しいと思うけどなー。知らなかったよ。
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編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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