[1109] 充たされない心を抱いて

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1109    2002/06/21.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21137部
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     【デジクリは「メディア規制三法案」に反対します】

■デジクリトーク129
 充たされない心を抱いて
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 馬○なIM、○鹿になる私/ペラペラへの道
 須貝 弦+堀本真理美

■セミナー・イベント案内
 Mac OS Xクリエイティブワークフローセミナー
 メイキング オブ「ピンポン」
 iMedioショートフィルム スペシャルセッション

■サイト案内
 Too企画サイト「クリエイターズ・カフェ」第12回目公開
 「それでも文字にこだわる人のために」字游工房・鳥海修氏登場



■デジクリトーク129
充たされない心を抱いて

十河 進
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●「フォロー・ミー」は究極の恋愛映画?

先日、数年ぶりにある出版社の書籍編集長のIさんと会った。詳しくは知らな
かったのだが、Iさんは高校・大学時代は映画青年で、自主映画の制作にも手
を染めていたらしい。僕が昔、編集していた「小型映画」という月刊誌も読ん
でいてくれたという。

Iさんは十代半ばで深作欣二監督の「仁義なき戦い」シリーズと出会い、強烈
な印象を受けたのだろう「仁義なき戦い」を最高の映画と言う。僕も異議はな
い。ハリウッド映画の最高作が「ゴッドファーザー」シリーズならば、「仁義
なき戦い」は最高の日本映画だと僕も思っている。

その夜も酒量が増えるにつれ「深作のベストは『仁義の墓場』だあ。『県警対
組織暴力』もあるぞ~~」などと気炎をあげることになったのだが、意外なこ
とにIさんは「フォロー・ミー/THE PUBLIC EYE」(1972/93分)が好きなの
だと判明した。

──あれは究極の恋愛映画です。

Iさんはそう断言し、奥さんと結婚することになったきっかけが、初めて会っ
た時に互いに「フォロー・ミー」が好きだとわかったからだというエピソード
を披露してくれた。いい話である。

今も、「これは」と思う女性がいると「フォロー・ミー」のビデオを貸すのだ
が、「フォロー・ミー」に反応する女性はほとんどいない、いや、皆無だとい
う。奥さんとの純情譚を聞いた後だったので「コラコラ」と思ったが、Iさん
の場合、「これは」と思っても別に色っぽい話ではないから許すことにした。

「フォロー・ミー」に反応する女性がいないということについては、僕も「そ
うでしょうねえ」と相槌を打った。そんな女性がいたら、僕の方がお会いした
い。おそらく、ほとんどの女性は「フォロー・ミー」を恋愛映画だとは思わな
いだろう。

「フォロー・ミー」は「屋根の上のヴァイオリン弾き」(1970/172分)の主
人公テビエを演じたトポルが見られる貴重な映画である。同時に「第三の男」
(1949/105分)で有名なキャロル・リード監督の遺作になった(はずだ)。

主演のミア・ファローは「ローズマリーの赤ちゃん」(1968/137分)や「ジ
ョンとメリー」(1969/92分)で有名にはなっていたが、当時、そんなに人気
のあった女優ではないし、美人というわけではなかった。

ミア・ファローが演じたヒロインは、イギリスのエリート階級の男と結婚しロ
ンドンに住んでいる。しかし、彼女は夫の住む世界ともなじめず、ロンドンの
街を彷徨う。夫は妻が浮気をしていると疑い、探偵に調査を依頼する。この探
偵をトポルが演じた。彼はヒロインの尾行を始める。

しかし、いつも自分の後をついてくる男のことを彼女はすぐに気付いてしまう。
会話を交わすことはない。しかし、次第に彼女は彼のことに興味を持つ。ふた
りは、言葉を交わすことはなく互いの存在を認め始める。そんな状態が続き、
やがて彼は彼女の最大の理解者となっていく。彼女がなぜ淋しそうな表情でロ
ンドンを彷徨っているのか……、彼は理解するのである。

探偵は、新妻の心の中に巣くった「充たされない何か」を理解する。それは依
頼者である夫に伝えられるだろうか……

●「Shall we ダンス?」で貼られていたポスター

周防正行監督の「Shall we ダンス?」(1996/136分)を見ていて、劇中に
「フォロー・ミー」のポスターが出てきた時には、周防さんも「フォロー・ミ
ー」が好きなのだろうなあ、と思っただけだったが、見終わってから「フォロ
ー・ミー」があの映画のベースになっているのに気付いた。

「Shall we ダンス?」の主人公は、毎日、経理の仕事に明け暮れ、特に望み
もなく平凡な日常を生きている。これといった不満はないが、何かが充たされ
ない。一括りにして言ってしまえば、彼はいわゆる「中年の危機」という奴に
囚われているのだ。

何かが充たされていない人生、平凡な日常、そんな時、彼は電車から見たビル
の窓辺にいた美女に惹かれて、ダンススクールに入門する。何日か通ったある
日、彼はその美人教師を食事に誘う。

「Shall we ダンス?」を見る一年前、僕は主人公と同じような状況にいた。
だから、若く美しいダンス教師をおずおずと不器用に食事に誘う中年男を見て、
「やめておけ、やめておけ、傷つくだけだ。後で後悔するだけだ。屈辱にまみ
れるだけだ」と僕はスクリーンから目を背けた。

案の定、彼は美人教師から手ひどい拒否を受ける。僕だったら立ち直れないほ
どの拒絶だ。だが、主人公は、そこでダンス教室をやめたら美人教師だけが目
的だったと思われると思い直し、本気でダンスに打ち込むようになる。受けた
屈辱を跳ね返すために、彼の自尊心はそのように向かうのである。

充たされなかった何か、は彼にとっていつの間にかダンスによって解消される。
ダンスに熱中することで、何かが見えてくる。充実感。彼が求めたときめきは、
ふと見上げたビルの窓に見た美女との恋ではなく、ダンスに打ち込むことによ
って得られるのだ。

そんな夫の変化を不審に思った妻は、探偵事務所へ相談に行く。ドアの前でた
めらって踵を返した彼女に優しく声をかけたのは、所長の柄本明だ。その時、
ソファに座って妻の相談を受ける柄本明の後ろの壁に貼られていたのが「フォ
ロー・ミー」のポスターだった。

僕は探偵事務所だから「フォロー・ミー」なのだと単純に理解した。しかし、
その後の映画の展開を見ると、柄本明の探偵は重要な役割を担っている。彼は
主人公の心の空隙を理解し、彼の心理を解説し妻の想いも娘の心も解説してし
まう。

柄本明のセリフは、部下の若い探偵に説明するという設定だったが、そのセリ
フがすべて観客に対しての説明になっていて、本当にわかりやすかった。そう
した仕掛けが、あの映画をヒットさせたのだろう。

映画のヤマ場であるダンスの審査会場でも柄本は解説者のように喋りまくる。
そのセリフによって観客は社交ダンスの審査に詳しくなる。柄本のセリフは劇
中でまったく不自然ではなく、観客は彼の説明に納得してしまうのだ。

「Shall we ダンス?」では、主人公の充たされない何かも、そんな夫の変化を
怖れる妻の気持ちもすべて探偵役の柄本明が解き明かしてくれる。

これって、「フォロー・ミー」じゃないか。
夫と妻の設定が逆転しているが、まるっきり「フォロー・ミー」じゃないか。

●変わり映えしない人生に投入された「新しい何か」

酒席もたけなわになった頃「フォロー・ミー」と「Shall we ダンス?」の話
をIさんにしたところ、「男と女の設定が逆なので気付きませんでした。
『Shall we ダンス?』も僕は好きなんですよ」と、かなり酔いが回った状態
ではあったけれど、彼はテーブルを叩かんばかりに(実際に叩いたかもしれ
ないのだが、よく覚えていない)力を入れて頷いた。

「この話、カミサンにしていいですか」とIさんは続ける。そんなこと、僕に
断らなくてもいいのに、と思ったが、昔からそういう律義なところのある人な
のだった。とにかく、その夜の最後は「フォロー・ミー」と「Shall we ダン
ス?」で盛り上がったのである。

しかし、帰宅途中の電車から窓の外をぼんやり眺めながら僕は考えた。〈結局
のところ、「フォロー・ミー」のヒロインにしろ「Shall we ダンス?」の主
人公にしろ、それぞれが充たされなかったものとは一体何なのだろう〉と。

終電車に近く、千葉県を抜けて茨城県まで走る快速電車の中は酒気を帯びた、
あるいは酔いつぶれた(比率的にはこちらの方が多かった)勤め人たちがそこ
かしこでうたた寝をしている。吊革にぶら下がるようにして寝ている人もいる。

僕も例外ではない。かなりふらつく躯をドアに凭せかけ、川を渡る鉄橋のかな
たの灯りを見つめていた。もしかしたら、ブツブツと何かをつぶやいていたか
もしれない。まるで「Shall we ダンス?」の冒頭の主人公のようだった。

部下と呑んで郊外の一戸建ての自宅に帰宅する経理課長の主人公は、電車のド
アに凭れていた。そのドアが開くたびに彼は視線を巡らす。ふと目を留めたの
は、ダンススクールと大書された窓を開いて外にぼんやりと視線を投げる憂愁
の影を漂わせた美女の姿である。

その姿は象徴的だった。彼が惹かれたのは非日常である。彼の変わり映えしな
い人生の中に投入された「新しい何か」である。それは彼の心を騒がせ、浮き
立たせ、ときめかせる。「もうひとつの別の人生」が拓けるかもしれない未来
に想いを馳せる。そんな自分の変化が、さらに彼を生き生きと輝かせる。

僕も「ここではないどこか、いまではないいつか」を夢想しがちの人間だ。別
の人生、みたいなものを一日に少なくとも一回は想像する。今の人生には、何
かが欠けている。その心の空隙を埋めてくれる何か、を想像するのだが、それ
が一体何なのかはわからない。

しかし、充たされた生活、充たされた人生などというものは存在するのだろう
か。どんなに「充ち足りた人生」を送っているように見えても、当の本人は心
の空隙に責めさいなまれているかもしれない。

通俗でステレオタイプでメロドラマ的(要するにシドニィ・シェルドンさんの
小説のようなもの)想像をすれば、ビル・ゲイツだって「金は得た。権力も得
た。しかし、真実の愛が欲しい」と、権力者の孤独って奴に浸って深夜に涙を
流しているかもしれないではないか。

もしかしたら、どんな人も自分の人生では「充たされない何か」を抱えて生き
ている。「充たされない何か」を充たそうとするのは、武蔵野の逃げ水を追う
ような行為なのかもしれない。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。娘の合唱祭を見にいった。どのクラスもそれなりに聴かせる。教
員グループは「ジェリコの戦い」を歌ったが、何だか懐かしかった。それにし
ても1000人もの生徒たちが入っている会場は、休憩時間になると耐えられない
ほど騒がしくなる。元気が余っている感じだった。

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■金曜ノラネコ便
馬○なIM、○鹿になる私/ペラペラへの道

須貝 弦+堀本真理美
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■馬○なIM、○鹿になる私――須貝弦

テーマは「ことば」。ことばと聞いてすぐにMacの標準IMである「ことえり」
を思い浮かべる私はおかしいだろうか。Macと付き合うようになって7年になる
が(あれ? 意外と短い)、ほんの数カ月「ATOK」を使っていた以外はずっと
「ことえり」を使っている。なぜって、なるべくOS 標準で済ませたいから。

OS Xになって少しはマトモになったように思えていた「ことえり」だが、実は
大きな問題があった。「ことえり」が勝手にアホな変換候補を表示したり、当
たり前の熟語がなぜか変換されなかったり(送り仮名や文節を変えると出たり
するのだが)なんていうのは慣れっこだ。それよりも「ヘンなことばを覚える
自動学習辞書」のほうが、よっぽどイライラする。

「☆」という記号を何度か入力した。その後で「胃」という言葉を何度か入力
した。そのあと別の機会に「欲しい」と入力したかったのだが、ミスタイプで
文節を変に区切ってしまい「☆胃」となってしまった……そして、自動学習辞
書が、覚えてしまったのだった。

「利奈」というお名前の方がいた。「利」「奈」と別々に変換した。そのあと、
友人にメールを書いていて「見たいな」と入れたかったのが、どういうわけか
「みたい奈」になってしまう。「食べたい奈」「行きたい奈」「それはちょっ
と苦しい奈」等々、怒りを通り越すとはこのことか、という具合である。

ちなみにこれは、自動学習辞書に関連するファイルを「たぶんコレだろう」と
見つけだして、勢い良く捨てて再起動したら解決できた。気になる人は、
「.dict」でファイル検索をしてみれば「たぶんコレかな?」というものを見
つけだせると思う。目的のファイルを見つけだすことができたら、自己責任で
勢い良く捨ててみていただきたい(重ね重ね、自己責任でどうぞ)。

もうひとつ、面白いIMの話を。

5月にauのケータイを買った。ソニーエリクソンの端末で、「予測変換辞書」
という不思議なものが搭載されている。たとえば「いつもお世話になっており
ます」と一度メールを打てば、その後で別のメールを打つときに「いつも」と
入力すると、次に「お世話に」という候補が出てくる。そんな機能だ。たとえ
ば私なんかだと「今」と打つと次の候補は「電車に」、その次は「乗ってます」
というパターンが多い。

また、この予測変換辞書はユーザーが入力したもの以外でも、あらかじめ「こ
うきたら、次はこうだろ?」という感じで、次にくるべきことばを示してくれ
る。「試合」と入れると次の候補は「開始」「終了」と、まぁそんな感じ。で
ね、この予測変換を使っているうちに、気が付いた。

自分の文章じゃなくなっているのだ。なるべく、予測変換の候補の中からこと
ばを探そうとしてしまっている自分がいる。たとえば本当は「今、試合が終わ
った」と入力したかったとしても「今、試合」の後に「終了」と候補が出たら
「あ、これでいいや」と思ってしまう、というわけ。

つまり、私のケータイの予測変換辞書は、私のライター稼業の根幹に関わる部
分を侵しはじめている、とも言えるのだ。

■ペラペラへの道――堀本真理美

先週、地下鉄で向いに座った20代前半とおぼしき女子がカバンから取り出した
のは、女性誌のanan。特集のコピーは、『English Lesson 1か月であなたもベ
ラベラになれる? これで英語が話せる!』とな。ふーむ。

書店に行っても、相変わらず『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英
語の本(向山淳子・向山貴彦著)』は平積みで、最近発売された『ベラベラブ
ックSmaSTATION!!』も語学書ランキング上位に入ってきたようだ。

日本人がこれほどまでに英語コンプレックスに悩まされているのは、多くの人
が中学・高校で6年間勉強したにも関わらず「話せないから」らしい。しかし、
そうめげることはない。私たちが教えられたのは学問としての言語であり、コ
ミュニケーションのための英語ではないのだ──そう思えばいい。

わたしはふと考えた。「話せるとカッコいいから」「今どき英語くらい出来な
いと…」などと思って学んでいるうちは、大して上達しないんじゃないかって。
ただ漠然と「話せるようになりたい」では、外国語は身につかない。現に、フ
ランス語、スペイン語、イタリア語に対して、そういう姿勢でいるわたしはカ
タコトにさえ達していないのだ(自慢にならないよ…)。

ところで、
http://webjapanese.com/
というサイトにカナダ人男性が日本語で書く「The road to "Pera pera"」と
いうコラムがある。現在は更新されていないようだが、それは1999年から書か
れており、彼の日本語の上達ぶりがうかがえて微笑ましい。

わたしが前述のようなことを思ったわけは、この「The road to "Pera pera"」
を読んだことにある。彼が日本語を学んでいくにつれ、日本の文化や習慣につ
いて自ずと知識を深めていく様子がわかる。あくまで謙虚、前向き。日本語を
母国語としないからこそ書ける平易な文章が、「知らないことを知る」という
単純な喜びを伝えている。

言葉を学ぶということは、その言葉が母国語として話されている国(の文化)
に興味を持ち、それを知り、学ぶ、ということだ。それなくして語学の習得は
あり得ない、とわたしは思う。もちろん必ずペラペラになるとは断言できない
のだが……。そうすることで、わたしはながーい時間をかけてなんとか「それ
なりに英語を読める、書ける、話せる」ようになったのである。

■今週の画像
http://www.macforest.com/dgcr/017.html

【すがい・げん】sugai@macforest.com
予測変換辞書を搭載したケータイを持っている人への最高のイタズラは、思い
付く限りのヒワイな単語を入力すること。でもこれじゃぁ、イタズラっていう
かイヤガラセか。

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
先日のノラネコ対談のとき、カフェで英語の勉強していた女子学生約3名(他
人同士)は、全員電子辞書を使っていた。たしかに紙の辞書は重い。けど、ペ
ージをめくって赤線ひいたりすることで記憶に残るんじゃ? おまけに前後に
ある似た単語も関連づけて覚えられたりするんじゃ? つーか、スタバで勉強
って……わたしって時代遅れ?

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■セミナー案内
Mac OS Xクリエイティブワークフローセミナー
http://www.apple.co.jp/hotnews/2002/adobe_apple/
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アップル及びアドビ共催のこの無料セミナーでは、クリエイティブプロが必要
とする制作から出力までのトータルワークフローソリューションをすべてデモ
ンストレーションを通して説明。

大阪会場 毎日新聞ビル オーバルホール
     大阪府大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビルB1
日時 6月28日(金)13:00~18:00 (定員:450名)
参加費用 無料

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■イベント案内
メイキング オブ「ピンポン」
http://www.dhw.co.jp/ds/fukuoka/index.html
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<主催者情報>

主演:窪塚洋介、脚本:宮藤官九郎、原作:松本大洋と、時代をリードするパ
ワフルなキャストが結集した、青春映画のニューバイブル「ピンポン」。その
制作秘話、魅力のすべてを、日本を代表するVFXクリエイターでもある曽利文
彦監督が語ります。特に映像に興味のある人、映画好きな方は必見。

日程 6月25日(火)14:30~15:30
費用 無料(要予約) 定員200名
会場 岩田屋Z-SIDE7F NTT夢天神ホール(福岡市中央区天神2-5-35)
※予約申込は上記URLで受付。

映画「ピンポン」のWebサイト
http://pingpong.asmik-ace.co.jp/

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■イベント案内
iMedioショートフィルム スペシャルセッション
http://www.imedio.or.jp/ssff/
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[#1105-2]情報特集号で紹介したイベント。通常料金1,800円のところを、特別
イメディオ枠1,000円で参加ができる。申込は上記URLから。

・上映会(ショートフィルム厳選5作品、「ほしのこえ」他)
・ゲストによるトークセッション(別所哲也氏/川上豊城氏)

日時 6月27日(木) 10:00~11:50(9:40開場)※定員200名
会場 アメリカ村ビッグステップ4F BIG CAT
   http://www.imedio.or.jp/ssff/access.html
費用 【特別価格】1000円(お一人様・税込み)

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■サイト案内
Too企画サイト「クリエイターズ・カフェ」第12回目公開
「それでも文字にこだわる人のために」字游工房・鳥海修氏登場
http://www.too.com/communication/cafe/
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Tooの企画サイト「クリエイターズ・カフェ」の第12回目を、6月19日(水)よ
り公開。Mac OS Xに標準搭載されている「ヒラギノ」書体を開発した字游工房
鳥海修氏を紹介。

設立直後、本文用明朝体の依頼を受け、2年の歳月をかけて制作した字游工房
初の書体が「ヒラギノ明朝体」。方眼紙、墨、筆、溝引きといったアナログな
道具と共に受け継がれてゆく文字。ヒラギノ書体とMac OS Xのシステムフォン
ト開発の背景や制作秘話を紹介するとともに、書体ザイナーとして大きな影響
力を持った故鈴木勉氏の遺志を引き継ぎ、字游工房が取り組む新書体の話を通
して、デジタル化が進み、読めれば何でも良いという最近の風潮の中で、書体
が担う役割とその意味を問いかける。

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■編集後記(6/21)
・「バーチャルビューティ・CG美少女」なるガイドサイトを作っていることは
家族にはとくに言ってなかった。別に恥ずかしいことをしているわけではない
し、CGホビーやキャラクタービジネスにとって意義ある活動であると思うので
ある。つい最近、インターネットでいろんな活動をしてるんですねえ(やや冷
やかし気味)ト、中学の同級生に会ったときに言われた。ようやくネットに接
続するようになり、ためしにわたしの名前をぶちこんで検索したらしい。そし
て、恐れていたことがとうとう。娘がわたしの正体をネットで探っている。見
たぞ~ト笑っているがちょっと困惑(実はうれしかったりして)。さいわい今
のところ悪い情報はなかったようだが、ネットの中によくも悪くも個人情報が
蓄積されていくのはこわいことだ。               (柴田)

・いやはや疲れた。ちと無茶しすぎたかもしれぬ。FPS2002は、何それ? ど
うなってるの? うっそー、であった。森氏の3Dゲームネタに驚き、笠居氏や
まつむら氏のマジックのようなTIPSをメモする。他の方のネタも面白かった。
スタッフの皆様ありがとうございました。/日経デザインは、うなずいてばか
りであった。またまた頭の中が整理でき、自分の考えが間違っていなかったの
だと、勇気を貰う。リニューアル実例や、実務レベルの話まであって勉強にな
る。関西でもやって欲しいな。多くの人に見てもらいたいから(実は自分が行
きたいだけという…)。無理なんだろうなぁ。/どちらも私には有益で、価値
のあるセミナー(イベント)となった。故に居眠りすることもなく。神経が高
ぶり帰路でも眠れず。とほほ。/土曜日は二度目の長居。ハサンのスピードと
パワーが見たい。ダークホースなセネガルも。人気のないカードらしく、楽に
チケットがとれ、悲しいというか幸いというか…複雑だわ。 (hammer.mule)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/020620ke62550.html 平等の意味

http://www.dgcr.com/fps2001/cgi-bin/video/enq.cgi?id=dgcr  アンケート

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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