[1113] 夢のサッカー、サッカーの夢

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1113    2002/06/27.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21218部
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     【デジクリは「メディア規制三法案」に反対します】

■Powerbook Publishing Project ~ (18) 
 夢のサッカー、サッカーの夢
 8月サンタ

■デジクリトーク
 レッツ ゴー トゥ「ロボぐるみ」ワールド(1)
 北川かりん

■書籍紹介
 デジタルイメージギャラリー インプレス刊

■展覧会レポート
 Compact-Impact展

■イベント案内
 「百年の愚行」刊行記念トークイベント



■Powerbook Publishing Project ~ (18) 
夢のサッカー、サッカーの夢

8月サンタ
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6月25日夜の韓国対ドイツ戦を見終えた後に、これを書いている。W杯はあと、
たったの3試合しかない。そう思うと、とても寂しさがつのってきた。六本木
の街からも、毎日少しづつ、いろんな国の人が消えていく。凄く寂しい。二ヶ
月くらいはやって欲しいなと厚かましく思う。そこで今週は、連載をいったん
お休みして、サッカー話で行かせてください。

●"PowerBookでW杯観戦" CaptyTV

今回のW杯は、PowerBookにCaptyTVという、TVチューナユニットを取り付けて
鑑賞した。なにしろ弁当箱くらいの箱を付けるだけで、PowerBookが液晶TVと
ビデオになってしまうのだから、空間効率的には安いものだと思う。今どき、
TV一つ捨てるのにも数千円払わなくてはならないし、現行のTVだって、いつま
でアナログ放送を受けられるかもわからないし。

株式会社ピクセラ 「CaptyTV」PIX-MPTV/U1M 市価約25,000円
http://www.pixela.co.jp/MPTV/

付属ソフトのセットアップは非常に簡単で、地域を選べば各チャンネルがプリ
セットされており、「録画」ボタンを押すだけで、そのまま放送をハードディ
スクに録画できる。画像はMPEG1もしくはMPEG2形式で、編集可能なデジタル・
データに書き出せる。ここは残念なところだが、画質はさすがに、いまどきの
高画質TVには全く敵わない。

録画するとMPEG1で、だいたい1分間17MBというところだ。今はハードディスク
は安価なので、テープの山をひっくり返したりしなくても頭出し一発、ランダ
ムアクセス出来る簡易ビデオデッキとして、かなり使いでがあるだろう。手元
に番組表がなくても、インターネット経由で番組を確認して予約録画が出来る。
この種の機械は他に触ったことがないけれど、操作は実に簡単で、特に不器用
な人でもなければ、十分使いこなせると思われる。

ただし、TV・ビデオとしてMacを使用中は、平行して他のアプリケーションを
使えない。これは大誤算だった。CaptyTV本体にハードウェア・エンコーダを
内蔵しているというのに、かなりPowerBook本体のCPUパワーを食うのである。
DVD再生時なみにファンががんがん回り、メールを打ちながらTV鑑賞、などと
いうことも全体の動作がもたついて、とてもやる気になれない。OSX版(現在
ベータ版が配布中)なら少しはマシかも知れないが、現状、G4/550Mhzでは、
同時作業はあきらめた方が良さそうだ。

今回、あらためて自分が「動画」というものに向いていないということが確認
出来たので、私にはこれ以上の評価はできない。「ムービー」というコンテン
ツ自体に、どうしても情熱を抱けないということがまず一つ。どうも私は時間
軸を自分でコントロール出来ない、動画というものが苦手なようだ。早い話が
待っていられない、ついて行けない、のである。これはどうしようもない個人
的資質で、そういう人も世の中にいるんだ、と思ってください… というわけ
で、CaptyTVは来週、知人に引き取ってもらうことにした。

久しぶりにTVのユーザになってみて、一括りに言えば非難されることを覚悟の
上で書くけれど、やっぱり民放TVの番組の質はひどいと思う。火曜日のモモヨ
さんが腹を立てていたけれど、他の番組も、これほど素晴らしいネタが目の前
にありながら、どのチャンネルでも同じことしか言わない。

今回のベッカムの取り上げ方、番組占有率は視聴者を馬鹿にしてないか。サッ
カー選手は両手を封じられるおかげで、サッカー独特の筋肉の発達を促し、そ
の影響は顔面にも及び、哲学者にも似た「サッカー顔」を生むと言われる。要
は他のスポーツより深みのある、ハンサムな選手が多いのだ。サッカー選手を
アイドルにしたって構わないと思うけど、格好いい選手、勝負を左右する素晴
らしい選手、ベッカム以外にも一杯いるじゃん。日本女性がそれに気付かない
とは、絶対、思わない。32チーム、宝の山を前にして…。

言い立てれば切りがないけれど、見ている自分が果てしなく軽薄に思えてくる
ようなコンテンツ満載のメディアである。こんなものは(私には)いらない、
と思う。ただでさえスカスカの自分が、もっとダメになるような気がする。

幸いなことに、日本人は昔ほど同じ方向を向いてはいないし、TVも昔ほど絶対
的に権力を持ったメディアではなくなってきた。インターネットと、広告代理
店が仕掛けるTV界との、見解の違い、温度の違いというのは、今後、とても、
面白いことになっていくと思う。少なくとも、どちらも同じくらいの信頼性の
メディアだということは理解されていくだろう。みんなが同じ方向を向かなく
てもいい社会、というのは、とても素敵で、素晴らしいことだ。

●サッカー観戦の思い出

前々回、94年米国W杯ではTV自体を持ってなかったので、大事な試合だけを、
友達の家に上がり込んで観た。朝の4時に勝手に盛り上がって、迷惑だったか
も知れないが、パヌッチ、タソッティ、コスタクルタ、バレージ対ドゥンガや
マウロ・シルバといった面々を思い出すだけで胸が熱くなる。(どの勝負かわ
かるよね?)この時の私のベストゴールはユルゲン・クリンスマンの韓国戦の
二点目、ゴールを背にボールを左足で受け、そのままくるりと回転して決めて
しまった芸術的なシュートである。憶えている人も多いだろう。まるで曲芸み
たいだった。

前回98年は、日本対アルゼンチン戦の始まる直前、夜の8時前に耐えきれなく
なって、歌舞伎町向かいの電器屋で14インチのTVを買った新宿コマ劇場に向か
う青いユニフォームの人たちとすれ違いながら、店に段ボール箱を捨ててもら
って、えっちらおっちらむき出しのTVを抱えて帰った。背後から、コマ劇場前
のスクリーンに映ったNHKの有働由美子アナウンサーを称える「ウドウ! ウ
ドウ!」の声援が聞こえてきて、重たいTVを抱えたまま、腹がよじれそうにな
った思い出がある。アナウンサー応援してどうするねん。

このときは、予選リーグのスペイン対ナイジェリアが私のベストゲームだった。
ベストゴールもこの試合のラウルの、背後、頭の上から飛んできたクロスを、
そのままダイレクトボレーで決めたスーパーゴールである。いや、この試合、
凄かったのなんの。こちらはまるでサーカスだった。

サッカーは大好きだ。Jリーグの選手の名前も、数年前まで全員記憶していた。
記憶しないと、ラジオ中継を楽しめないからである。いつの間にか放送しなく
なってしまったけれど、以前はニッポン放送で、よくJリーグの中継をやって
いた。

特に開幕直後の春からゴールデン・ウィークあたりまでは、近所の国立競技場
のゲームの時には、新宿御苑にラジオを持ち込んで、サンドイッチを囓りなが
ら芝生の上でぼぉっとサッカー中継を聴いた。浦和レッズの試合の時には、ス
タジアムの怒声がラジオからだけでなく、直接千駄ヶ谷の方から響いてきた。

サッカーをラジオで聴くという発想は、壇太郎さんの本から得た。壇太郎さん
が若い頃、ブラジルの農場で暮らしていて、だだっ広い草原と家畜以外にはな
にもなく、人々の楽しみといえば隣町へ行って映画を観るか、草原に寝転がっ
てラジオでサッカー中継を聴くことくらいしかなかった、と書いていたのを読
んで、これだ! と思ったのだ。大地と星空とサッカー。とてもシンプルで贅
沢なことに思えたので、真似してみたら、これが結構楽しめた。

ラジオの中継の場合、ボールだけを追いかけていたのでは試合内容がさっぱり
伝わらない。だからボールのないエリアの動きは、乏しい情報を自分で埋めな
くてはならない。両チームの、控えを含めた全選手の名前とポジションと動き
がわかっていないと、イメージを結ぶのは難しい。

しかし慣れてくると、逆に目先のボールの動きとは、別の視点で試合状況を読
めるようになる。サッカーはパスを読む、流れを読む、こぼれ球を読む、常に
次の展開の予測のスポーツだから、ボールのない場所での動きがつかめれば、
選手や監督の立場にぐっと迫って試合が観られるようになる。スポーツとして
サッカーをやっていた人には大なり小なり、こういう感覚が身に付いているも
のだけれど、私のような素人でも、それなりについていけるようになる。

おまけとして、TVで観たときにも、画面に写っていない場所で選手がどう動い
ているか見えるようになってくる。ジュビロの服部の渋さに目覚めてしまう。
ここでこの選手が左サイドから上がってくる! ディフェンスを振り切ってク
ロスを上げる! そこに合わせて走り込んできたフォワードが! という選手
の動き出し、試合の流れが先手を打って読めるようになってくる。これがたま
らない。

まあ、どんな風に観ようと、つまんない試合はつまんないことに、変わりはな
いけどね… こんな楽しみ方もありますよ、ということで。TVだけがメディア
じゃない。ラジオのアナウンサーは、提供できる情報が音声だけとあって、TV
のアナよりずっと真剣な気がする。ヒディンクをヒディングと、連呼し続けた
りはしないと思う…

●世界の選手達とのお別れは寂しいけれど…

4年後の中田英寿選手と日本代表が、本当に、楽しみなのである。中田選手は
日本のローター・マテウスとなるのではないだろうか。4年後はリベロの位置
でディフェンスを統括し、時々前に上がっては、その頃登場予定のロベルト・
カルロス日本版みたいな俊足サイドバックや、同じくその頃登場予定のラモン
ディアスのような悪魔のようなフォワードに、絶妙な球を配球するのである。

闇将軍ナカータ! コーナー・キックの時はやや後ろにいて、小野のコーナー
からのクロスをダイレクトボレーで直接入れてしまう。マテウスがバイエルン
でやったゴールだが、中田はペルージャ時代にそっくりなゴールを決めたこと
がある。中田のマテウス化、イケルと思うんだけど… 2010年もこの手でいけ
そうだしね。そして小野っちはライカールトのようになって… 妄想はこの辺
でやめておきます。失礼致しました。

来週はまたデータベースのお話に戻ります。

【8月サンタ】ロンドンとル・カレを愛する33歳 santa@londontown.to
・「カリフォルニアには雨が降らないと、みんな思っているようだけど、時た
ま降る雨はいつも、土砂降りなのさお嬢さん」カリフォルニアの青い空 by
アルバート・ハモンドを聴いています。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・デジクリサイトの「★デジクリ・スターバックス友の会★」
http://www.dgcr.com/

▼「MacWIRE Express」でもデジクリ研究室員として連載始めました。今回は
InDesign2.0の記事を少々加筆して掲載。よろしく!
http://www.zdnet.co.jp/macwire/0206/18/nj00_digicre.html

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■デジクリトーク
レッツ ゴー トゥ「ロボぐるみ」ワールド(1)

北川かりん
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皆さんはじめまして。北川かりんです。今回縁あって大好きなデジクリのコラ
ムに寄稿させて頂く事になりました(緊張してこの2、3行をすでに書き直して
おります)。どうぞ宜しくお願いします。

私は、「ロボぐるみ」という作品を作っています。「ロボぐるみ」とはなんぞ
や? まだ世間では全然売れていないのでここで説明しよう。

「ロボぐるみ」とはモデルを撮影し、ロボットデザインされた体型(ぬいぐる
みボディ)にモデルの写真をはめ込んだ立体作品である。モデルを撮影し、洋
服をデザインするように新たに身体をデザインし直し、そこに既存の身体をは
め込んだ立体作品「ロボぐるみ」を制作している。そして<オーダーメイドで
あなた自身がロボットになった「ロボぐるみ」を制作致します>と看板も掲げ
ているが、まだあまり注文はない。・・・今はまだ。

とにかくこの作品に出会うまで長い年月がかかった。私は会社に勤めながら美
術の個展を開いたりしていたが、どうにも自分の表現に納得できたためしがな
かった。

初めの頃は、スタンダードに油絵具とキャンバスを使った作品を作ったりした
が、道具、素材、全てにおいてしっくりこない。一生懸命やればやる程、「入
魂作業かい?」とシラケタ自分が背後からせせら笑ってるような気がして、結
局やめてしまった。私は新しい表現方法を探した。色々やってみたが、何ひと
つしっくりこない。

会社のポジションは年齢と共にあがってゆき、責任のある仕事を任されるよう
になると、家に帰ってからも次の仕事の展開や企画を考える事で頭がいっぱい
で、個展どころではなかったが、周囲の人が美術の道をやめないようにと色々
セッティングしてくれて、年に一度は何かしら作品発表をしていた。今思えば
この「続ける」道を作ってくれていた周囲の人の温かさと偉大さにとても感謝
している。

しかし、その頃は何かを生み出す力がもう自分の中に残ってなくて、カスカス
の状態だった。いつしか私にとっての新しい表現方法は誰かのやった、どこか
で見たことのあるような表現を、自分流にアレンジして提示することに変わっ
ていった。

そんなことを何度も繰り返していると、何の評価をされなくても、芽が出なく
ても、「だってあたしは忙しいんだもん」という逃げ道の洞窟にドップリはま
り込んで抜け出せなくなってしまった。

そして、長い間美術の世界に触れていると目だけ肥えてきて、どんどん自分の
実力のなさが目について、その事実を世間に露呈したくない、というプライド
だけが育っていき、私は洞窟の奥の方へどんどん自ら入っていった。ある日、
ふと思った。

「一体自分は何をしてるのか?」と。

ニキビがぷちっと白い膿を出してはじけるかの如く、私の中で今まで見ないよ
うに蓋をしてきたものが容量オーバーで溢れ出してきた。理性が止めに入って
「この年でこのポジションを捨てて、もう他に同じように居心地の良い場所は
ないぞ、安月給でも毎月お金が入ってくることはありがたいんだぞ!」と囁く
が、もう自分に嘘をつき続けることがこれ以上出来なかった。他人に嘘をつく
のは割りと簡単だが、自分を騙すのは中々難しい。

私は約2年間の葛藤を経て会社を辞めた。「辞めて何をするの?」と聞かれる
と一番困った。だって、それを探す為に辞めるのだから。しかし30過ぎた女の
そんな理由など受け入れられる訳がない。私はフリーのデザイナーになろうと
思って、とかなんとかごまかし言い訳した。

全力でぶつかってみたかったのだ、美術というやつに。会社という受け皿はな
く、逃げ道もなくして、自分の稚拙さがモロに出るのが怖くて今までぶつかれ
なかった美術というやつに、もうバカ丸出しで、「ワぁーーーーーっ!!!」
って叫んで突進してみたかったのである。そして、晴れて突撃開始した。

「ウォッリャッァァーーーーーーーー!!」

落武者さながら顔を歪めてガムシャラに突進した先には、だだっ広く誰もいな
い宇宙の暗闇が広がっていた。そこには突撃する相手なんかどこにもいなかっ
た。情けないことに私は、誰に突撃していいかわからずに途方にくれてしまっ
たのである。そして、ここから「ロボぐるみ」に出会うまでまだ遠い道程が待
っていた。(つづく)

【北川かりん】tasu@h8.dion.ne.jp
「ロボぐるみ」制作者。TASU主宰者。初めてのデジクリ寄稿に緊張しながらも
ついのってしまい、長々と書いてしまいました。これからもどうぞ宜しくお願
い致します。

・月刊ASCII(アスキー)7月号の(株)ホリーホックさんの広告にロボぐるみ
と作者の私達が採用され掲載されてます。チェックしてみて下さいね!

・TASU ART WORK ロボぐるみ
*ロボぐるみ作品集無料ダウンロード実施中。
http://www.h3.dion.ne.jp/~tasu/

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■書籍紹介
デジタルイメージギャラリー2002 インプレス刊
http://allabout.co.jp/computer/virtualbeauty/closeup/CU20020503A/index.htm
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デジタルアーティストのグループ「ディジタル・イメージ」恒例の年鑑タイプ
の作品集『デジタルイメージギャラリー2002』が出版された。従来の作品集と
はまったく違う、ある意味トンデモ本なのだがエネルギーの満ちあふれた魅力
あるものにしあがっている。『デジタルイメージギャラリー2002』実行委員会
の隊長・桑島幸男さんに長いコメントをもらった。(一部を以下に掲載)
 
・まず、本とはなんだろうってところから考え始めました。文字が載って、、
じゃ文字ってなんだろう? 日本語ってなんだろう? できるなら新しく絵文
字を作って、絵文字だけで本ができないだろうか? 世界共通言語からつくれ
ないかな? とか、もう、本を作るってより、本を発明できないだろうか? 
っていう訳わかんないところから、はじめちゃったんです。
 
・作家とは謙虚で(?)わがままな人種です。空からお金が降ってきたら、
「なんて、日頃の行いがいいんだろう」って勝手に納得するような人たちです。
そんな野生の猿を町中に放すような行為、一つ間違えば犯罪です。そんなこと
はどんな本も認めていません。
 
・1ページを自由にってことになったら、どんな犯罪が行われるかわからない
じゃないですか! ところが、やってしまったのです。完全なる作家の自由な
空間を与えてしまったのです。166人の作家に与えてしまったのです。今はな
き九龍城の魔境よろしく、いったいどんな犯罪空間が出来上がってしまったの
か? ぜひ、お楽しみ下さい。
 
・コラムは完成までに多い人で10回も書き直しています。充実の内容をより楽
しめるように、ほとんどの作家に書き直しをしてもらいました。ディジタル・
イメージの作家の実体を知ってもらうための「ディジタル・イメージ白書」。
去年の最低月収はいくらか? なんと0円が40人。クリエーターも楽じゃない
よ! そんな気になる他人のお財布。健康、美容、生活にいたるまで、突っ込
んで聞いています。
 
・本の常識、フォーマットいっさいなし! 1ページ1ページがまったく違うデ
ザインで作られた、パワーデザインファイルと言っていい本なのである。
噛めば噛むほど味が出るよ。

『デジタルイメージギャラリー2002』
定価 本体4,800円+税  体裁 224P A4正寸
著者 ディジタル・イメージ編

▼くわしくは上記サイトでお読み下さい。

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■展覧会レポート
Compact-Impact展
http://www.compact-impact.com/ci0502report/index.html
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5月18日から30日まで、NYマンハッタンのロアーイーストサイドにあるアイデ
ィアラボ「TKNY」で第1回Compact-Impact展が開催された。

「Compact - Impact」とは、TKNYが主催する優れたデザインとアイディアを
紹介する展覧会でもあり、さまざまな新しい試みにも挑戦していく一連のイベ
ントである。その活動を通して、新しいテクノロジーやデザインを実際に手に
触れるチャンスや、それらに関わった人たちに出会う機会もつくっていく。

その展覧会のようすがサイトアップされた。不肖・デジクリ編集長も「10名
のエキスパート」のひとりとして(わ、恥かしい!)参加した。

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■訂正■イベント案内
「百年の愚行」刊行記念トークイベント
~8枚の写真による『愚行』と映像ジャーナリズム ~
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地球の未来を考えるきっかけとなる強いメッセージを込めた写真集「百年の愚
行」の中から8枚の写真をテーマに、エディトリアル・ディレクターの小崎哲
哉さんによる公開トークイベントを行なう。ゲストはいとうせいこうさん。

日時 7月6日(土)15:00~開場 16:00~18:00
会場 THINK ZONE
   東京都港区六本木6-2-31 ZONE六本木ビル1階
   http://www.66ic.com
              
定員 先着100名(入場料1500円/1ドリンク付)
参加方法 予約が必要です
     参加希望者は、住所・氏名を明記の上メールにて応募してください。
     00years@ThinktheEarth.net
    ▼100years@ThinktheEarth.net が正しい。まだ若干、席に余裕あり。

主催 Think the Earthプロジェクト http://www.ThinktheEarth.net/jp

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■編集後記(6/27)
・ブラジル、トルコ戦はなんの憂いもなく(?)ゆっくりとゲームを楽しんだ
のであった。欲をいえば、もっと点の取り合いをしてほしかった。パスをつな
いでじりじり迫るより、なんかの拍子に一気に突進するスタイルのほうが見て
いて面白い。W杯についてはいろいろあったが(って、まだ終わってないぞ)
最大の問題は、日本のマスコミの大本営発表報道である。今日になってやっと
週刊文春が「W杯最大のタブー 韓国戦 誤審は『八百長』か」という4ページの
記事を掲載したが、いまひとつしまらないぼやけた内容だった。その前後にあ
ったトルシエ批判記事のほうがおもしろかった。トルシエの銅像とか、国民栄
誉賞とか、いくらなんでもそういうことはないだろうな、日本では。(柴田)

・でもベッカム通りってのができるかも…。/トルコ戦面白かったですよー。
さぁ次は横浜決戦だ。三位決定戦も。これからサッカーを始める子供が増える
かな。未来の代表選手に期待するぞー。/読者の方からの情報。単なるスポー
ツイベントだったのに、メディアや上があんなだから、頼ってられないぜと自
発的な活動発生。意見が飛び交う。これが顔も名前も知らない人同士の協力と
いうことに驚嘆。成果は大きくないかもしれないし、問題は発生するかもしれ
ない。する必要もないかもしれない。でも結果なんて関係ないよね。なんてい
うか、その発案や行為に対して、ちょっと感動してる。   (hammer.mule)
http://zero-yen.com/yokohama/  ここが公式
http://jbbs.shitaraba.com/sports/319/  会議中。肯定ばかりじゃない
http://calcio-t.rivals.ne.jp/default.asp?sid=66&p=2&stid=8089923 不信

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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