[1119] みんな貧しかった頃

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1119    2002/07/05.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 21317部
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     【デジクリは「メディア規制三法案」に反対します】

■デジクリトーク131
 みんな貧しかった頃
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 引き出しの中には何が詰まってますか?
 須貝弦×堀本真理美

■セミナー案内
 携帯コンテンツビジネスセミナー2002



■デジクリトーク131
みんな貧しかった頃

十河 進
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●懸命に働いても貧しさから逃れられない

子供の頃、近所で牛乳をとっている家は、なぜか揃ってブロック塀で囲まれて
おり、僕にはみんな金持ちに見えた。決まって小鳥の巣箱のような木の箱がブ
ロック塀の玄関脇に吊されていた。その箱には「森永乳業」とか「明治乳業」
という社名が書かれ黄色や白に塗られていた。

時には玄関に箱がなくて、牛乳瓶が2本ポツンと並んで置かれていることがあ
った。そんな牛乳瓶の姿が悪ガキたちを誘惑し、牛乳ドロボーの出現は日常茶
飯事だった。もちろん、ドロボーたちは牛乳を飲むのも目的だったが、牛乳瓶
のフタを集める目的もあった。

牛乳瓶は丸い厚紙でフタがされ、薄いビニールのカバーが付いていた。ビニー
ルカバーは瓶の首のところを絞ってあった。店で牛乳を買うと、おばちゃんが
小型のアイスピック(少し違うけど)のようなものでブスリとビニールと厚紙
のフタを同時かつ豪快に刺し貫き、手首をひねってフタを開けてくれた。

しかし、小学生たちにとっては、フタに穴があいたのでは価値がなくなってし
まう。僕らは牛乳瓶のフタを傷つけないように周囲を少しずつ瓶と分離させて
きれいなまま残そうとした。あるいは、牛乳が多少飛び散るのを承知で瓶の中
へフタを押し込んで開ける方法もあった。

僕らの給食は薄いアルマイトのカップに脱脂粉乳を注いだものが付いてくるの
が基本だったから、牛乳などほとんど飲めなかった。脱脂粉乳は表面に薄い膜
が張っていて、冷めたそれを飲み干すのはほとんど拷問だった。それでも、ひ
と月に一度くらい牛乳が付くことがあり、僕らは先を争ってフタを確保しよう
とした。

集めたフタを持ち寄って僕らは勝負をした。メンコ(僕の地方ではパッチンと
呼んだ)のようなものだったが、掌でポンと叩いて裏返せば自分のものになっ
たのだ。牛乳瓶のフタを束にして持っている強者(つわもの)もいた。

当時は、何かを集める時には「拾いにいく」のが基本だった。僕らは磁石に紐
を付けて地面を引きずって歩き回り鉄くずや電線の切れっ端を集めたし、パチ
ンコ屋の近くでパチンコ玉を拾ったし、河川敷のゴルフ練習場でゴルフボール
を拾った。

だから、牛乳瓶のフタを集めるために僕らは学校の給食室の床を這い、牛乳屋
の周囲を物色した。しかし、牛乳屋の周囲で手に入れられるフタは多くが穴あ
きもので二級品だった。無傷の上物は、やはり新品の牛乳から採取するのが一
番だった……

浦山桐郎監督の処女作「キューポラのある街」を久しぶりに見て、そんなこと
を思い出した。1962年、昭和37年の作品だ。東京オリンピックの2年前の封切
りである。もう40年前のことになる。

「キューポラのある街」は「貧しさ」を描いた映画だ。ヒロインの吉永小百合
は浦山桐郎監督に「貧乏とは何なのか考えなさい」と宿題に出され、「貧乏な
らわかってます」と答えたところ「君のは山の手の貧乏だ」と言われた。

主人公の姉弟は貧しさに負けずにたくましく生きているが、あの頃、あれくら
いの貧乏は珍しくはなかった。懸命に働いても貧しさから逃れられない、そん
な時代だった。

●牛乳配達は少年たちのアルバイトだった

「キューポラのある街」の出演者で評判になったのは、この作品で史上最年少
のブルー・リボン主演女優賞受賞者となり「女優開眼」と言われた当時18歳の
吉永小百合だけではない。

彼女の小学生の弟役を演じた市川好郎は天才子役と言われ、その後、数年間は
テレビや映画に数多く出演している。ただ、天才子役と言われた者の多くが大
成しないように、彼もまたいつの間にか消えてしまった。

「キューポラのある街」で彼が演じたタカユキという小学生は、したたかでた
くましい少年だ。時には犯罪行為にさえ手を染めてしまう。

たとえば、タカユキは鳩を飼育している。昔、僕の近所には鳩を飼う少年たち
がいっぱいいた。二階に鳩小屋を作り何羽もの鳩を飼い、時々、遠くから鳩を
放ち帰ってくるように訓練していた。鳩の雛の売買は子供たちにとっての副業
だったのだ。

タカユキも鳩の雛を売る約束をして先に代金を受け取るが、その雛を猫に襲わ
れて代金を返せなくなり、相手に脅されて鉄くずを盗みにいくエピソードがあ
る。その窃盗を聞きつけた中学三年生の姉のジュン(吉永小百合)が止めにい
き、首謀者の不良との対決シーンが見せ場になる。

そんなタカユキにとって牛乳ドロボーなど犯罪とさえ自覚していない所行であ
る。彼は在日の少年とふたり、何度か牛乳ドロボーを繰り返している。ある朝、
牛乳配達の少年に見つかり彼らは逃げる。少年は執拗に追跡してくる。「おま
えたちだな、いつも牛乳を盗んでいるのは!」と泣きながら牛乳配達の少年は
どこまでも追ってくる。

川に繋留していたボートをこぎ出して逃げたふたりに牛乳配達の少年は叫ぶ。
──僕はお母さんが病気だから、牛乳配達してるんだぞ。それを、おまえらが
盗むから給料から引かれてクスリも買えないんだぞ。恥ずかしくないのか、お
まえら~。

僕はこのシーンを見て、ひどくショックを受けた。タカユキたちと同じように
しょげていたかもしれない。牛乳を毎日配達させるような家は金持ちだから、
そんな家から1本や2本牛乳を失敬してもいいや、くらいに僕らは思っていた。
まさか牛乳配達の人間に責任を取らせるなんて……

●クラスでの犯人探し

──今朝、牛乳ドロボーをした人がいます。

担任の谷本先生が言った。赤い鼈甲縁のメガネの奥の目が光っていた。口調は
物静かだったが、怒っているのは明らかだった。教壇の中央に立ち、教室中を
見渡した。ゆっくりゆっくり視線を移動させていく。ひとりひとりの表情を見
渡していた。

最近、頻繁に牛乳を盗まれるのに腹を立てた学校の近くに住む老人が、その朝、
犯人をつかまえるために牛乳配達が現れるより早く起き、玄関脇に潜んで待ち
かまえていたという。牛乳が配達され、続いて新聞が配達された。

牛乳をドロボーから守るためにはさっさと牛乳を取り込めばよいのだろうが、
毎朝、彼が牛乳を取り込むのは7時過ぎだった。配達されるのが6時頃だから、
ほぼ一時間の間に盗まれるのだと彼は予想した。だから老人はいつもの時間ま
で待つことにして新聞を読み始めた。

物音がして新聞から目を上げた時にはもう子供が逃げ去るところだった。慌て
て追いかけたが、追いつけなかった。牛乳はまたも盗まれてしまった。しかし、
老人はしっかりとその子供の後ろ姿を見た。小学校の制服を着ていた。

その当時、僕らの県では小学生も制服を着ていた。僕も私服などは持っていな
くて、外出の時はいつも制服を身に付けていたし、制服以外での外出は保護者
同伴でなくては許されなかった。だから老人は犯人が僕らの小学校の生徒だと
確信し、校門が開くのを待ちかねて校長室に怒鳴り込んだのだった。

その結果、職員会議で全クラスで犯人探しをすることが決定したのである。現
在なら、そんなことをすると保護者からの抗議、あるいはそのことをマスコミ
にリークされて新聞などに載ったりすることの怖れから、もっと慎重になるの
だろうが、当時はそんな配慮はなかった。

そんな説明を終えた後、谷本先生はもう一度、クラス全員の顔を見渡した。谷
本先生の怒りは生徒に向けられているのではなく、犯人探しをすることになっ
た職員会議の決定に対して向けられているのだった。

──このクラスの生徒かどうかは、わかりません。でも、先生はこの学校の生
徒が疑われたのが口惜しくてなりません。小学生だったというから、そうなの
かもしれません。でも、先生はとても残念です。

──先生、捕まったら松島大学へ入れられるんですか、と誰かが言った。

僕の小学校の近くには刑務所があった。僕らは高い塀で囲まれた刑務所の周囲
をどれだけの速さで一周できるか、自転車で競争するのが日常だった。松島大
学の周囲で自転車競争をしていると、時々、看守に見張られて掃除をしている
囚人たちに出会った。

「松島小学校」が僕の学校の名前だったが、刑務所は別名「松島大学」と呼ば
れていた。教師たちはよく「そんな悪いことばかりしていると、将来は松島大
学にいくことになるぞ」と僕らを脅した。

──そんなことは、ありません。でも、もし、身に覚えのある人がいるのなら、
後で先生のところにきてください。一緒に謝りにいきましょう。では、授業を
始めます。

僕は、ホッと息をついた。

──今から持ち物検査をします。

先生がそう宣言したらどうしようかと、僕はハラハラしていた。牛乳瓶のフタ
には日付が入っている。どこの会社の牛乳かも印刷されている。少なくとも、
その日の日付が印字されており会社名が盗まれた牛乳と一致すれば、そのフタ
の持ち主は状況証拠から見て犯人と疑われる可能性があった。

僕は、その日の日付の入った牛乳瓶のフタを持っていた。

朝一番にY君からもらったものだった。先日、彼が休んだ時に僕が給食のコッ
ペパンを届けたお礼だという。その日、彼が休んだのは、妹が風邪を引いて熱
を出したからだった。彼の家は両親が揃って働きに出ているため、病気の妹が
ひとりぼっちになるので休んだということだった。

その時、僕はY君を疑っていたのかもしれない。「もしかしたら…」と思った。
しかし、Y君はどちらかと言えばおとなしい優等生タイプで、牛乳ドロボーを
するような図太さ(あるいはたくましさ)はなかった。Y君の様子をうかがう
と、谷本先生の話の間もまったく平気な顔をしていた。

その時の犯人がつかまった話は聞かなかった。ただ、それ以後、小学校の近く
で牛乳ドロボーはなくなったという。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雑誌編集者。北澤浩一さんのMM「青い瓶の話」8号に2回目の原稿が載りました。
いつかデジクリで書こうと思っていた「東京夜曲」を使ってしまいました。ワ
ンソースマルチユースにしないと、ネタ切れ(?)になるかも。

ネットギャラリー&オリジナルプリント販売
http://www.genkosha.com/gallery/photo/

CM音楽検索サイト
http://www.genkosha.co.jp/cm/music/

撮影スタジオ・撮影関連サービス・フォトエージェンシー検索
http://www.genkosha.com/power/

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■金曜ノラネコ便
引き出しの中には何が詰まってますか?

須貝 弦×堀本真理美
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須貝:まぁ毎回あまり深く考えずにテーマを決めているノラネコ便ですが、今
回のテーマは「インスピレーション」ということで行ってみたいと思いまっす。
仕事のインスピレーション、アイディアとかひらめきとか、そういうのをどこ
から得るかってことですな。

堀本:最近の私は「とりあえずなんでもネットで調べてみる」というのがクセ
になっているんだけど、みんなはどうなんだろう?

須貝:まぁとりあえず何かテーマを与えられたら、ネットで調べてしまうのが
人間のサガってものだね。

堀本:ウェブデザインをするときの一例に挙げると、クライアントさんの希望
がまずあって、コンピュータ系とかファッション系とか、その仕事で参考にな
りそうなサイトを記憶の中からひっぱり出して、検索エンジンでサーチすると
ころからはじまるんだけど。

須貝:それって、どこをどう見てるの?

堀本:とにかくいろいろ見て、色使いや構成を比較する感じ。いろいろなサイ
トのザッピングから「あ、メニューはこんな並びがいいな」とか「フォントは
サンセリフだな」とか「キーカラーは青にしよう」っていう、自分なりのイメ
ージが固まってくるんだよね。

須貝:パクリとは違った意味でね、人の作った物を参考にするのは当然だよね。
でも最近自分はあまりネットで調べものしなくなったかも。Googleで検索とか
してても、集中力が続かないよ。

堀本:ライターの須貝さんは、他の人が書いた文章とかは参考にする? 文章
の場合は「参考」って感じじゃないか。

須貝:うーん、私の場合はどっちかっていうと取材モノが多いんだよね。取材
モノっていうのは、取材そのものがインスピレーションの基だから。

堀本:取材の前って、予備知識とかはどうなの?

須貝:もちろんそれなりのアウトラインは頭に描いてから取材にいくけれど、
結局は取材相手との会話の中から「あ、コレは使える!」って思う部分を見つ
けだす作業になってくる。

堀本:会話から生まれるアイディアって多いよね。

須貝:もちろん、取材ものじゃなくっても話すってことは大事。とにかく他の
ライターや担当編集者と話すこと。たとえ雑談レベルでもね。っていうかほと
んど雑談だけどさ。

堀本:インスピレーションって言えばね、4、5年前に私「アイデアを出すのに
苦労する人って(この仕事に)向いてないんじゃないのかな。僕の引き出しに
はアイデアなんて山ほどあるからね」みたいなコトをフリーのクリエーターさ
ん言われたよ。言われた当時は、しばらく考え込んでしまった……。

須貝:ようは「引き出しの中にネタのストックがどれだけあるか」って話だか
らね。取材モノの原稿は取材次第だし、テクニカルな原稿についてはあまり考
える余地もなかったりするんだけど、編集者的な仕事になると「ああ、引き出
しがもっとないとダメだなぁ」って思うよ。

堀本:そりゃ誰でも「ネタのストック」は多いほうがいいと思うでしょ。で、
「ダメだなぁ」っていうのは?

須貝:デザイナーに渡すラフレイアウトを作るときにね、見せ方のパターンが
思い浮かばないときがあるんだよ、悔しいけど。もちろんそんなときは、さっ
きmariさんが言ったのと同じように、他の雑誌を片っ端から広げてみることに
なるんだけど。

堀本:じゃぁ、部屋にはいろんな雑誌が積んであるのかな。カバンの中によく
雑誌が入ってるもんね。自転車雑誌だったりするけど(笑)

須貝:積んであるけど、偏ってるからなぁ(笑)。 夜中にいてもたってもい
られなくなって、コンビニに雑誌を見に行ったりもしてるよ。すぐに思い浮か
ばないってことは、自分ってばひょっとして向いてないのかな!?

堀本:その時々でパッとイメージ浮かんでデザインが固まることもあれば、う
ーんと考えてあれこれ手を尽くして固まってくることもあるよね。でもネット
で情報を検索するにしても、あれこれ悩んでリンクを辿っているうちに、思わ
ぬ収穫に出会うことも多い。

須貝:それはネットならではだよね。でも、それが私の場合は集中力が無くな
る原因になるんだよ(笑)

堀本:気が付いたら、とんでもない時間になってることもあるよね。ついつい
宵っ張りになってしまったり。

須貝:でもさ、それもアウトプットするための下準備だから。ネットサーフィ
ンしたり雑誌読んだりしながら、考えてるだけでお金がもらえるワケじゃない
しね。いや、それだけでお金がもらえたらいいなぁとは思うけど。あ、サイク
リングしてるだけでお金もらえたら、もっといいや。

堀本:なに言ってんの?!(笑)

■今週の画像
http://www.macforest.com/dgcr/019.html

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
濱村さんの自転車への見事なハマりっぷりに嫉妬さえ覚える今日この頃(笑)
お下がりのクロスバイクには全く気を使っていなかったけれど、ちょっとキレ
イにしてあげようかと思い始めました。『自転車生活の愉しみ』ぜひ読んでみ
ようと思います。

【すがい・げん】sugai@macforest.com
気が付けば深夜のデニーズである。というか、空は白んでいる。デジクリの原
稿をまとめあげて、他の仕事も進ませて、もう帰って寝ればいいのになぜか雑
誌を広げる自分。コーヒーは3杯目とやや少なめ(このあと更に2杯……)。で、
『自転車生活の愉しみ』は、私からもオススメしたい。

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■セミナー案内
携帯コンテンツビジネスセミナー2002
http://www.knn.com/weblog/seminar.html
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<主宰者情報>

携帯電話のハードインフラが多様化し、もはや携帯は、新たな文化さえも生み
出しています。また、携帯電話にとどまらず、情報通信としてのユビキタス端
末の可能性から無線LAN、新たなテレコミニュケーションの姿が見えてきました。
2002年上半期の携帯電話市場をふまえ、今後の携帯電話のコンテンツの歩む方
向をレクチャーいたします。この大きな変化の潮流をなす携帯電話コンテンツ
市場についてそれぞれのスピーカーの領域からのレクチャーと、ITプレイヤー
の皆様の懇親と情報交換をかねたセミナーを開催したいと思います

日時 7月10日(水)14:00~16:30
場所 南青山会館 東京都港区南青山5-7-10(地下鉄表参道駅より5分)
http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&nl=35/39/33.246&el=139/42/59.360&grp=all&co

開場 13:30~
開会 14:00~14:10
ご挨拶 KandaNewsNetwork,Inc.CEO 神田敏晶

第一部 14:10~14:50「2002年携帯電話コンテンツにもとめられるもの」
    ~サイバードがめざす次世代コンテンツ~
    http://www.cybird.co.jp/
    株式会社サイバード 岩井陽介専務取締役

第二部 14:50~15:30「ケータイは、企業の販促・宣伝効果アップのためのツ
    ールである」
    ~520の導入実績にみるリクルートのケータイマーケティング戦略~
    http://mo-on.net/
    株式会社リクルート マーケティングソリューションディビジョン
    モバイル推進G グループ MO-ONプロダクトマネジャー 鈴木昌樹

第三部 15:30~16:00「海外における携帯コンテンツ事情」
    ~欧州GSM圏の携帯電話ビデオレポート~
    KandaNewsNetwork,Inc.CEO 神田敏晶
    
16:00~16:30 携帯電話コンテンツプレイヤー懇親会
16:30 終了

参加費 8,000円(税込み)
    (資料、KNN Empowerment Report VIDEO、懇親会費を含む)
    
お申込はメールにて承ります。以下の項目についてご記入の上、下記までご連
絡ください。追って、参加受付証をお送りいたします。

Subjectに、[デジクリ7/10携帯コンテンツ2002参加希望]と明記し、
参加申し込みメールアドレス info@knn.com まで

[7/10携帯コンテン2002参加希望]
会社名  :
部署名  :
役職   :
お名前  :
電子メール:
お電話番号:

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■編集後記(7/5)
・「あやかし通信『怪』」(大迫純一、ハルキ・ホラー文庫)を読む。こうい
うこわい話が好きなのだ。数多い「本当にあったこわい話」のなかで、もっと
も恐ろしい本としてネット上の伝説となっていた実録怪談集「あやかし通信--
九夜でおくる怖い話」(実業之日本社)を全面的に加筆・修正したものである。
実録怪談集といえば「新耳袋」シリーズ(メディアファクトリー)がある(角
川から文庫で1、2が出ている)。これはこわい。淡々と語られるだけに圧倒的
に怖い。ではどちらが怖いかというと、いままでは「新耳袋」だったが、いま
は「あやかし通信『怪』」である。こちらは語るだけではない。解説や分析も
加わる。大迫自身、ある人から「あなたは本質的に、妖怪退治の人だから」と
いわれているくらい、あやかしの世界が見えて、多くの怪異な体験をしている。
怖い話は大好きだけど、体験するのはまっぴらなわたしだが、以下は覚悟して
読めという話も読んでしまった。熱帯夜にくわえ、この本に出てきた怪異を思
い出して、ほんとうに寝苦しかった。こわいけれどやめられない。 (柴田)

・ハマってますな。ちょっとした気まぐれで、いつもと違うルートを通れば、
何かしら発見があるので楽しい。ママチャリの時には何とも思わなかったけど、
いまの自転車だと、歩道と車道との段差にピリピリ。サスないし、パンクした
ら困るし。歩道は歩行者をひきそうになる。で、車道の走りやすさに嫉妬。そ
もそも自転車は車道を走る規定になっているなんて知らなかったよ。片道2車
線ある車道を勇気出して、邪魔にならないよう左端を20km~30km/hくらいで走
るのだが、1車線を駐車に利用されていると、それらを追い越すために右側に
膨らまないといけない。これがコワイ。大きな車だと地響き立てて迫ってくる
が、こっちは生身。脱線するけど、最近のファミリーカーってどうしてたくさ
んの人が乗れるようになってるの? 時代と逆行してる。荷物たくさん運べる
のがウリならいいんだけど、そんなに大きな車が必要なものなの? そういう
車やトラックは車線ぎりぎりだからこっちは譲る。その譲った車の後ろにミニ
バイクがいたりして、自転車接触ぎりぎりをスピード出して抜いていく。自転
車は風圧でぶれる。一度止まるとすぐにスピード出ないから、ほんとに邪魔に
なる。だけど交差点では、抜かれた車をごぼう抜き。こっちはため息。また追
い越され、同じ車に気を遣われるのか。早く車道通行テクを身につけないと、
宝の持ち腐れだなぁ。まだギア半分しか使ってなーい。   (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 

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 担当:濱村和恵
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