[1253] ER

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1253    2003/02/18.Tue発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20563部
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             <You need help>

■電網悠語:Ridual開発記編(28)
 ER
 三井英樹

■デジクリお蔵出し



■電網悠語:Ridual開発記編(28)
ER

三井英樹 / ※Ridual=XMLベースのWebサイト構築ツール
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先日漸く「ER:緊急救命室 VI」を見終えた。シカゴの病院を舞台にした骨太
な人間ドラマ。実際には不可能に近いハイレベルな医療技術が主人公達に要求
される医療現場において、各人の個性や性(さが)を引きずりながら、自分の
出来る限りの努力を尽くす。シリーズ6作目(日本版最新はVII?)。

世に充満する不幸や病気に対して、主人公の誰もが革命的に正すために動いて
いる訳ではなく、自分のやれる範囲で精一杯行動し悩む。しかも、主人公達は
聖人君主ではない。個性も癖も個人的問題も抱えている。共通するのは、患者
を治したいという想いと、簡単には諦めない姿勢。個々人が抱える複数のドラ
マが一話の枠の中に併走し、見る者に考える暇も与えない構成。

DVDで見たので、日本語で見たり、字幕で見たり、色々な角度からドラマに浸
れた。そしてショックを受けた一言にぶつかった。「あなたは病気です」。ER
はシリーズが進むにつれて、精神的な病の領域が増えてきている。特に「VI」
では、NHKが告知なしに放送を控える程の(しかし見ておかないと話の流れが
分からない)話が含まれている。そうした患者に治療を受けるように諭す場面
で使われる言葉だ。実は英語では「You need help(あなたは助けが必要です)」
という。慣用句であり、深く考えないで使われる言葉だとは思うが、このニュ
アンスの差に驚いた。

「あなたは病気です」と言われたとき、どこか死亡宣告のような冷たい響きを
感じる。「You need help」と言われたとき、そこには「help(支援)」する
体制が背後に準備されているイメージを持つ。あなたの必要とする「help」を、
私達は充分に提供できます、安心して委ねなさい、というメッセージ。

週が明けても、「You need help」という言葉が頭から離れない。そして、Web
サイトを眺めながら、この言葉が再度浮かんでくる。サイトの構造が全然イケ
てない。それまでなら「馬鹿じゃないの」と一言で片付けていたのに、
「You need help」と呟いてしまう。「駄目」だと烙印を押すだけでは、駄目
なんだと気がついた。精神を患う人に自覚症状はない。自分の状態を正しく判
定することは、精神の健全さに依らず難しい問題だ。しかし、何処かに「線」
があり、その線を越えた時点で「病気」という領域に入る。それは気付いた人
が諭すしかない。それが病気の場合、通常は医者である。ではWebサイトは誰
が諭すのだろう。名前にバリエーションはあるが、「Webデザイナ」だろう。

ユーザビリティやアクセシビリティ。漸く日本でも話題になってきている。サ
イト診断という言葉でくくられる事が多いかとは思うが、アドバイスをするな
ら、「You need help」的に出していきたいと願う。サイト診断自体について
もいつか触れたいが、今回は作り手や現場を見てみたい。

「help」が必要な状況は、実は作り手の我々の中にも多くある。特定の個人に
多く見られる場合もあれば、尊敬する先輩が陥り堕ちていく場合もある。更に、
自分自身が陥る場合も充分にある。誰もが自分は大丈夫と言えない症候群を幾
つか。

■「あぁ、そういうこと?」症候群

誤解に誤解を重ねる症状。出された状況や資料を一見して判断する。そして本
当の意味とすり合わせ作業を軽視する。思い込みと実態とが異なると分かった
ときに発する言葉が名前の由来。しかし、この言葉を口にしながら、実はやは
り説明を聞いていなかったりする。自分の理解能力が高いと自己評価している
人ほどかかり易く、自覚症状はない。思い込みと実態との差がない場合には問
題にならないが、単に偶然の上に立つ砂上の楼閣プロジェクトの可能性もある。
一部、技術用語の不統一(マスメディア)が遠因という気もしないではない。

■「とりあえず」症候群

権限者が自分の判断を先伸ばしにするために頻繁に用い、疑問なく使ってしま
う言葉が目に見える症状。発注コストという概念と、その「とりあえず」作ら
されたものにもかかるコストを計算できない能力不足、そして決断できない優
柔不断さが有力原因。症例はシステム系にも多々あるが、どちらかというとデ
ザイン系に多いように思われる。

デザイン的な方面に限って言えば、語られた画面のイメージを掴むほどサイト
を見回っていない経験不足や、その画面が使われる場面や使い手の抱く想いへ
の想像力不足も大きな原因と見られる。この言葉を発するときに、自分があた
かも偉くなったかのような錯覚を覚えてしまうのも、蔓延の原因か。ちなみに
エンジニアの世界では、とりあえず作って微調整していく方式は、ある程度チ
ーム人数が増えた段階で「御法度」とされる手法。しっかり設計してしっかり
作るのに勝るものなし。

■「こんなイメージ、分かります?」症候群

機能的にどのようなモノが必要かはほぼ分かっているのだけれど、「絵」を描
くことに躊躇があっていい加減に伝えたがる症状。デザイナが期待しているの
は、純粋に「ラフ」であることを理解していない事が発端だと思える。しかし、
何ら絵に描かないで何度か設計できたと勘違いしてしまうと、およそ思慮不足
な画面「設計」を出してきて、同じ台詞を口にするようになる。きちんと伝え
られる形に出来ていないときは、多くの場合実は自分でも整理できていない。
また、気配りや勘のいい外注先に当たると、自分で考えることを放棄してしま
うことに陥り易い。しかも一旦陥ってしまうと、楽な状況(考えてくれる)か
ら苦しい状況(自分で考える)に戻ることになるので、気の利かん外注だと八
つ当たりをする。自分の仕事を見失っている。自己管理の問題か。

■エクセル症候群

エクセルで資料を作ることだけが目的化している状態。エクセルは優れたソフ
トだが、どのように見られるかも想定しないでシートが山ほど含まれていたり、
一望できないフォーマットにぎっしりと数字が書かれていたり、印刷できない
ほど横に延々と続くファイルをmail添付で送られてきたら、疑ってもよいだろ
う。会議の場では、決まって、「ここに書いてありましたよね」と書いた人で
ないと気がつくはずのない部分を、さも完全犯罪を阻む証拠のように振りかざ
す。長大なエクセルを読む時間が惜しいと思う現場への配慮もない。表形式の
そもそものメリットは、問題点や長所などが一目で俯瞰(ふかん)できる情報
表示方法であることが理解できていない状態とも言える。この場合エクセルは、
事実上「見やすい」ために使われるのではなく、「書きやすい」から使われて
いる。そして、情報はたいてい「見にくい(醜い)」状態で配布される。

■自分のタスクだけしか見ない症候群

会議の場や現場で、割り振られた自分のタスクの消化率しか頭にない状態。
Webシステムが有機的な繋がりでサービスを提供するものである以上、1箇所だ
けがどんどんと進んでいく状況は考えにくい。初めから突出した先行型を設計
していない限り、システム構築の全工程が螺旋状に少しずつベクトルを変えな
がら上がっていくのが常であろう。さっさと自分だけアガッてしまおうという
姿勢はチームワークにも影響する。部分的に完了したために、そこへの再度の
修正コストを考えて、更なるステップを思いとどまることもある。また、回り
も見ながら先行している本当の優秀タスクとの見分けは現場に居ないと困難。

■手ぶらで会議症候群

会議に出るのに何も資料を用意しない、会議の場で一言も発しない、自分は評
価や判断をする人間であるという宣言にも似た態度、が特徴。会議は意見を交
わす場であり、決定を下す場所である。意見を交わすためにはそれなりの準備
を何人(なんぴと)たりとも怠ることはできず、決定を下すには烏合の衆より
も少数精鋭である方が効率が良い。語る人間の数倍腕組しているだけの人に囲
まれて会議をする場合が時々あるが、さすがに各人の時給計算をしたくなる。
往々にして、総額は自分への発注金額より高そうな雰囲気を感じる。この辺り
は個々人の改善というよりは、組織的にその大いなる無駄に気がつかない限り
改善は難しいと思われる。数年前に、会議の長時間化を阻むために座らないで
立って行うというアイデア(本)が出されたが、一案かもしれない。現場とし
ては常にヘトヘトなので座りたいが、そうした「令」がでるということは問題
意識があるということで、改善の可能性もありそう。

■資料作らせたい症候群

性悪説に立つならば、不幸な者や苦労している者を眺めていたいという人間の
性(さが)に由来する。或いは、そのための作業コストを計算できない能力不
足。自分が、時間的にも量的にも質的にも、見れない程の資料を要求する。官
の世界で受注額とキングジムの厚さとが比例しているというマコトシヤカな噂
から出ている可能性もある。短工期高品質開発のための優先順位がまだ見えて
こない過渡期の症状であることを願っている。但し、ドキュメントに関しては
エンジニア系の方が進んでいて、良いツールは出てきてはいる。しかし、まだ
決定打には至っていない模様。根絶には長期的視野が必要だろう。注意が要る
のは、必要な資料は存在するという点。必要な資料を必要なだけ作成し易い環
境、作られた資料が閲覧しやすい環境が必要。資料なしで引継ぎされたサイト
には、頭を抱えるしかない。

■「最初から直すべきだと思っていたんだよ」症候群

プロジェクトの背後から襲ってくるような言葉を平気で言える状態。苦労して
リリース直前にボスから言われようものなら、会社を去ることを本気で考える
言葉。しかし、本人に罪悪感はないらしい。自分は気が付いていたという自慢
げな態度を示せることがその自己満足の原因かもしれない。気が付いていて言
わないのはチームの一員ではない。つまずくと分かっている石ころを忠告する
のがチームメイトである。この難しさはカリスマが先導していて、本当に気が
付いていたのに言えない雰囲気がある場合。共に作り上げていくというモラル
の形成がキーだろう。


ERで「あなたは病気だ」と言われて、「はいそうですか」と答える人は今のと
ころ出ていない。Webサイト開発の現場で見られる症例も、注意したところで、
自覚して自ら改善に励む人も出てこないだろう。でも、「You need help」と
言って、一緒に改善に取り組むならば道は開けるかもしれない。慈善事業じゃ
ないんだし、そんなことやっていられないと思うだろう。けれど、それは自分
の優先順位の問題かもしれない。サイト開発か自分のプライドか。

それにしても個々人の能力向上も大切だが、組織としてのベクトルや、まとま
りが今後ますます重要になってくる気がしている。

【みつい・ひでき】 h-mitsui@nri.co.jp / info@ridual.jp
・[宣伝]2/18(火/本日!)デジハリ東京本校にてRidualについて話します。
読者割引有、当日参加も*頑張れば*可能。扉は自分でこじ開けて:-)
http://op.dhw.co.jp/jsp/user/a1.jsp
記念(?)して100ページ保存可能版提供開始、6末まで使用可能。

・今回の症候群集、私にはかなり一般的なんですが、どんなもんでしょうか?
私は偏った職場変遷をしているので、少し自信ないです。クライアントを持
つと中々言えないことですが、この人にはhelpが必要なんだと思えば、少し
交渉ごとの気が楽になる?。

・Ridual(XMLベースのWebサイト構築ツール)公式サイト
http://www.ridual.jp/

・超個人的育児サイト(書籍は絶版中)
http://member.nifty.ne.jp/mit/MilkAge/

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■デジクリお蔵出し
ちょっと愉快な話。ちょっとコワイ話。ちょっと腹がたつ話。などなど。
お父さんネタにおもしろいのがあり。
激烈に古い話もありますのでご注意。

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●先日、京橋で行われていた「CreatorJam」というイベントにたまたま行った
ら、高校時代の美術の先生が出品していた。5年ぶりぐらいの再会でした。
/ayohata

●うちの20歳になる妹が、「電話機の米印はお米屋さんにつながって、シャー
プ印は電気屋さんにつながる」と思ってたと聞いたこと。/asianyoshi

●最近ではないですが。サッカーに全然興味のなかった私の父。激しいチャン
ネル争いを制した私に無理やり試合をみせられてたのが、時間とともにはまっ
てしまって、最後には感動したらしく涙まで(ドイツ対アイルランドだったか
な?)。次の日、仕事から帰ってきた私はビックリ! なんと、モヒカン頭に
なっていた。もう50歳なのに……。どうやら、選手の中にモヒカンが居たのが
印象的だったらしく、自分もやってみたかったんだって。さらに次の日には金
髪になっていた。周りのみんなに笑いを運んだうちの父なのでした。/yooko

●愉快じゃないかもしれないけど、わたしの髪の毛が売れました。35センチで
15000円でした。35センチが最低ラインで、5センチ増えるごとに5000円増しだ
そうです。もうちょっとのびてから売ればよかったかな。/理香

●最近Jaguarに夢中。といってもMacでもなくクルマでもなく、昔千葉テレビ
で「ハロージャガー」という番組を作っていた六くんローラーのジャガーさん
です。洋服直しの店で億万長者になったのがすごい。/ニジニジ

●忙しくて夏休みを取っていない。/Rainbow2000

●先日NTTにADSLの申し込みをしたのですが(もちろん電話番号上ではエリア
内でしたので)、住んでいる場所が電話局から離れているとの理由でADSLが
つながりませんでした。これがインターネットディバイドかと実感しました。
/朋広

●ある晩、11時半も過ぎたころちょっと外へ出ようとしたらおばあさんが軒下
に寝ていた。おじいさんとケンカしてうちを追い出された。今晩、ここに寝か
せてほしい、と言う。困った。警察へ連絡しましょう、と言うとそんなことを
したら、おじいさんの顔に泥を塗る。殺される。ぜったいにできない、と応え
る。それでも、こんなところに寝せるわけにはいかないし、かといってうちに
泊めるには狭すぎる……、としばらくおばあさんと話した後、一度、部屋にも
どって、とにかく警察へ電話してみた。それから表へ出るとおばあさんはいな
くなっていた。外を探してみると、数十メートル離れたところで、同じアパー
トに住むフランス人とその彼女と一緒に話しをしていた。なんと、そのおばあ
さんは英語がペラペラ。フランス人と英語でやりとりしている。やっぱり家に
は帰れない。泊めてくれ、と頼んでいるらしい。そうこうしているうちにパト
カーがやってきておばあさんを保護してくれた。おばあさんは最初とてもいや
がっていたけれど、やっとパトカーに乗ってくれた。結局、安心して部屋へも
どれたのは3時すぎ。入稿直後でよかった、と思った。/みみこ

●チラシの文字を1文字間違えた。最悪でした。/たかひこ

●今日ヤフオクで落札したウェストシェイプベルトが届いた。アブトロニック
の上位版みたいなもん。電磁パッドの出力レベルは最初「1」。全く刺激がな
いからボタンを押して「20」まであげていったが、これまた効果なし。ボタン
を押す手を休めたところ、ようやく効果が出だした(ボタン押し中はレベルの
変化をとめてたようね)が、その時腹部に激しい痛みが! 慌ててベルトを剥
ぎ取ったけど、8時間経った未だに鈍い痛みが……/まる

●システムも何にも分かっていない上司が外注先と折衝。決まった後に私らが
一から検討。この繰り返し。/直人

●MacのOutlookExpressの送信済みメールデータが全て文字化け状態になって
しまった! あれって過去のも全て一気に全部壊れてしまうんですね。バック
アップから戻すのすごく大変そう~。でもバックアップがもしなければと思う
と恐怖……/セラ

●会社的にEUCでWEBを作っている関係で、長らく「Dreamweaverテンプレート
置換でファイルが壊れる不具合」と戦いつづけてきたのですが、先日もMXに変
えたら、またもやファイルをぶっ壊されてしまいました。それでも懲りずに
Macromediaを信じつづける自分が怖い……。/祐介

●父が蚊を叩いたところ、右手に持っていた爪楊枝を左手に深々と突き立て、
怪我をした。ここまでなら単なるアホ話なのだが、ばい菌が入り、最終的には
病院で切開するほどの大事に…。/こうじや

●オーサリングした私と動作確認の方、二人ともどうしてもわからないバグが
出たため先方へ出向きました。色々な可能性を云々して困り果てた時、ふとス
クリプトを見てみる私。なんと拡張子のドットが抜けているじゃありませんか。
えぇ、その後しっかりと動きましたよ。解決して嬉しいよりも、悲しいやら恥
ずかしいやら。これからは確認作業を怠らないよう気をつけます。すいません
でした~。とほほ/千代川

●先日行われた「Apple User Groups Summer Tour」の大阪会場に行ってきま
した。この時期になってもまだ続けている就職活動をキャンセルして…。そし
て、プレゼントほしさにハンズオンセミナーに参加してきたら、MACお宝鑑定
団のスナップ写真として掲載されてしまいました。教授や知人にバレてはいな
いと思うけど、あまりさぼるのよくないなぁと反省した次第です。/ぶっちぃ

●車で信号待ちをしていたとき、前の車が枯葉マークを二枚はっていた。信号
が青にかわったが、前の車はなかなか進まず、仕方ないな、と思っていたとこ
ろ、ぱかっと給油口のふたがあいた。車はやっぱり進まなかった。/久美子

●ソウル・バンコクとエステ旅に行ってきました。韓国のエステは、即効性が
勝負なのか、きっつくて垢すり&マッサージであざができてしまいました(泣)
タイのエステでは、お約束のタイ人メイクで、おされになりました。はぁ。
/yaponca

●トップページデザインをいやというほどやり直し。さらに結局日の目を見ず。
力不足でした。まだまだアオイな...。/かもめ

●子供が成長するにつれ、その言葉遣いがだんだん親に似てくるのはみてて非
常に興味深いです。「ちゃんとしないといけないでしょう」と怒られました。
4歳児に……反省。/正樹

●先日一発でクライアントチェックがはじめてとおったのだが、うれしい反面、
なぜか寂しく、ホントにいいのかな? と逆に不安にかられた。/とっとこデ
ザイナー

●とある弁当屋に「ひきたつ肉のうまさ!」というコピーの入った広告があっ
たのだが、「ひきたつ肉」「のうまさ」とフォントと色を変えてあり、ちょっ
と読みにくいものでした。一緒に買いに来たおばさんが「たつ肉ってなんてい
う生き物の肉?」と聞いていました。いや、おばさん、「たつの挽肉」じゃな
いですよ。普段広告に関わる者としてちょっと反省する出来事でした。/なつ

●昨日、飲み屋で「マロンティ」と「ハイボール」を同時に頼んだら、どう見
ても同じ色合いのものが2つ出てきた。どちらも茶色なので、皆で飲み比べを
してわいわい言っていたら、結局どちらも「マロンティ」だった。後から冷静
に考えればすぐ分かったのに、お酒の力というのはこわいですー。/R360

●どちらかというと不愉快な話ですが、使えないデータをがしがし作ってあと
は知らないってタイプのデザイン事務所にかぎって、使ってる環境がめちゃく
ちゃ最新だったりするのが悔しい。あとでクライアントがうちに泣きついてく
るのでかわいそうです。なんであんな仕事でお金が取れるのか、営業の人に聞
いてみたいです。/さくらぎけい

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■編集後記(2/18)
・わたしも「CG美少女」ガイドとして参加しているオールアバウトジャパンの
オープン2周年記念「スーパーおすすめサイト大賞2003」が始まった。ガイド
が、年に一度「そのテーマに対して興味を持って訪れた人に、"このサイトだ
けはぜひ見て欲しい"とガイドとして自信を持っておすすめできるサイト」を
選出するイベントである。今年は「スーパーおすすめメールマガジン部門」と
いうのもあり、わたしは当然「デジクリ」と「写真を楽しむ生活」を自薦し、
受賞94マガジンの中に加えることができた。そのなかから、さらに大賞などが
選ばれる一般投票があるのだが、残念ながら内部選考でそこまでは進めなかっ
た。このイベントでは、投票者の中から500人以上に賞品が出るので、よろし
かったらご参加下さい。スーパーおすすめサイト大賞2003サイトは以下(柴田)
http://allabout.co.jp/super/

・夕食は、現地人の忘年会で賑やかな料理店の個室へ。中国人は声が大きい。
食事中でさえ、食べているのか、煙草吸っているのかわからないくらいのヘビ
ースモーカーが多いように思う。その時に初めて気付いたのだが、上海では路
上で喫煙している人がいない。埃はあってもゴミはない。中国人といえば吐痰、
な光景も見られない。これらは禁止事項となっているようだ。人が多いわりに
すっきりした印象を持った理由は、この禁止事項のせいだったのだろう。日本
はやたらと自動販売機が多いし、ゴミは落ちているしで景観としては良くない
よね。上海の再開発地区は自己主張の激しい看板も少ないし、なんていうか生
活臭が少ないんだよなぁ。すぐ近くには、まだ建て直しされていない、ぼろぼ
ろのアパートがあって、狭い窓から洗濯竿を突き出していたり(日本のように
窓に並行ではなく、窓に垂直)するから、つい対比しちゃう。料理店ではMさ
んの知り合いのお薦め料理を食べる。お酒は強くないし、あまり美味しいと感
じたこともないくらいなのだが老酒は美味しかった。アルコールが50度以上な
のでたくさんは飲めないけれど、強かったらどれだけ飲んでいたかわからない。
8人でお酒飲んで、いいものをお腹いっぱい食べても1万円でお釣りが。日本の
仕事しながら上海に住んだら、良い生活できるだろうなぁ。 (hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
 ハマムラデスクの上海土産 1245号。

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>;

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp>
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
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アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com>

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