[1290] メメント・モリ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1290    2003/04/11.Fri発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20976部
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          <僕は哲学者にはなれなかった>

■映画と本と音楽と… 165
 メメント・モリ
 十河 進

■金曜ノラネコ便
 ライフスタイル別女友だちの分類
 堀本真理美

■展覧会・イベント案内
 2003年度T&I研究会「モノづくり再発見!『匠の技』探訪」
 第3回日本万華鏡大賞公募展 関西展
 2002年度・第70回毎日広告デザイン賞入賞作品展
 ファブリカ展・94/03混沌から秩序へ
 韓国の色と光
 生誕百年記念展 棟方志功―わだばゴッホになる―
 デジタル、カメラ&用品総合フェア
 東京都写真美術館の展覧会





■映画と本と音楽と… 165
メメント・モリ

十河 進
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●何百人もの死を記録した珍書

山田風太郎の忍法帖シリーズが角川文庫から佐伯俊男のカバー絵で出始めたの
は1970年前後だっただろうか。角川文庫のカバーになっていた佐伯俊男の絵は
かなり刺激が強くて(裸のくノ一が陵辱されているような絵です)、まだ二十
歳前後だった僕は買うのが恥ずかしかった。

僕は、表紙を裏返して書店のレジに出してみたこともあるが、カバー絵は裏表
紙にも続いていて、そちらの方が過激でよりエロチックだったりした。しかし、
山田風太郎の小説の面白さはそんなことを凌駕するパワーを持っていた。僕は
恥ずかしさに耐えて(?)角川文庫を買い続けた。

僕が初めて読んだ忍法帖は講談社ロマンブックスで出ていた三巻本の「おぽろ
忍法帖」だった。後に「魔界転生」と改題される山田風太郎の代表作である。
もっとも僕は昭和42年(1967年)に四国新聞に連載されていた「忍法不死鳥」
(後に「忍法剣士伝」と改題)をかなり熱心に読んでいた。しかし、結末まで
読んだ記憶がない。後年、角川文庫で出た時に読んでみたが、忍法帖の中では
不出来な方である。

山田風太郎の忍法帖シリーズは昭和35年(1960年)に連載された「くノ一忍法
帖」あたりから人気が出たようだが、当時はエロチシズムを売り物にした小説
(今で言うポルノ小説)だと認識されていた。中島貞夫が監督第一作に「くノ
一忍法帖」を選んだ時、撮影所の幹部が「エロやから客は入るやろ」と言った
という話がある。

「くノ一忍法帖」のシナリオを書いたのは、今や「北の国から」で国民的シナ
リオ作家になった倉本聰である。おそらく中島貞夫と東大で同期だった縁では
ないかと僕は推察しているが、よくはわからない。1960年代、倉本聰は日活の
青春映画(舟木一夫主演の「学園広場」など)もよく書いていた。

僕が忍法帖を読み尽くした頃、1970年代半ばから山田風太郎は明治ものを書き
始めた。最初にまとまったものは「警視庁草紙」である。僕は明治ものからは
単行本でずっと買い続けてきた。だから、すべてとは言わないが、山田風太郎
の著作の七、八割は読んでいると思う。

しかし、今では名著扱いされている上下巻の大冊「人間臨終図巻」が出た時に
は、高価だったこともあるが、内容についていけずに買うのをためらった。上
巻が出版されたのは1986年5月のことである。下巻は翌年に出た。僕はその背
を眺めながら思案した。僕はまだ三十代半ばで、死を想うには若かった。

いつの間にか「人間臨終図巻」は書店の棚から消え、角川の忍法帖シリーズも
消えていった。僕は歳をとり、皮肉なことに山田風太郎が小説を書かなくなっ
てから再びブームが起こった。その死をきっかけにブームはピークを迎える。
おかげで今まで出ていなかった小説が日の目を見、風太郎に関する本が様々に
出版された。

「人間臨終図巻」は2001年に徳間文庫から三巻本として発行され、多くの読者
がついているらしい。書評も多く出た。五十を目前にした僕も今度は自然に手
に取った。古今東西・有名無名の人間の臨終シーンだけを記録した珍書である。
「十代で死んだ人々」で始まり「三十歳で死んだ人々」からは一歳ごとに記述
され「百代で死んだ人々」で終わる。

誰もがそうだろうが、この本を買った人は自分の年齢と同じ時に死んだ人々の
章から読み始める。僕もそうだった。当時、四十九歳だった僕は「秦の始皇帝、
加藤清正、藤田東湖、島津斉彬、唐人お吉、伊藤左千夫、夏目漱石、ゾルゲ、
マーガレット・ミッチェル、堀辰雄、坂口安吾、山下清」が四十九歳で死んだ
のだと知った。

山田風太郎は「死」について最も多く語った作家である。彼が好んだ臨終の言
葉は勝海舟の「コレデオシマイ」だった。自らの死も茶化してしまうところが
あった。彼は常に死を想い、「人間はいつか死ぬ」ことを覚悟というほど大げ
さではなく、常に飄々と自覚していた。戒名は「風々院風々風々居士」、風の
ように生き風のように死んでいった人である。

●死を想うことで人間は文明を創ってきたのではないか

「メメント・モリ」という言葉は「死を想え」とか「死を忘れるな」と訳され
る。初めて僕がその言葉を知ったのは、写真家で作家の藤原新也さんの文章だ
った。20年以上前のことだが、藤原さんは新潮社の「フォーカス」創刊号から
写真と短文を連載していた。

何回めかの時にインドのガンジス川のほとりに葬られた死体を犬がくわえてい
る写真が掲載された。その写真に添えられた文章に「メメント・モリ」という
言葉が出ていたと記憶している。その後、いろいろな人がこの言葉を使い、か
なり知られるようになった。

人間はみんな死ぬ。このことだけは間違いない。早いか遅いかだけの違いだ。
極端に言えば、オギャーと生まれた瞬間から死に向かって生きている。死の瞬
間がいつくるかわからないが、確実に死へ向かって歩んでいるのである。人間
は「死ぬこと」を知ってしまった。「死」を想うことで人間は文明を創ってき
たのではないか。

宗教や哲学、文学などは人間が「みんないつか死ぬ」ことを自覚したから発生
したことだと思う。「いかに生きるか」は「死をどのように迎えるか」という
ことだし、「いつ死ぬかわからないのだから、生きている間をどのように充実
させるか」ということだ。それが哲学や文学の始まりだろう。

死の恐怖や不安から逃れられない人のためには宗教が起こった。宗教は死の不
安を解放する。現世の救いと共に死後の世界さえも約束するのだ。人間は死だ
けではなく、死んだ後のことも不安なのである。

中島義道さんの「不幸論」(PHP新書)からの孫引きで恐縮だが、パスカルが
「パンセ」の中でこんなことを言っているそうだ。
──気を紛らすこと。人間は、死と不幸と無知を癒すことができなかったので、
幸福になるために、それらのことを考えないようにしてきた。(前田陽一訳)

しかし、死を考えないようにすることは逃げているだけなのではないか、と僕
は思う。死の恐怖から逃れるにしろ、死の不安から救われるために宗教を信じ
るにしろ、死と対峙しないで人は生きていけないのではないだろうか。死を忘
れないでいるからこそ、生を充実させられるのではないか。

常に、死を忘れないこと、自分がいつか死ぬのだと自覚しつつ生きていくこと
──メメント・モリという言葉の意味を僕はそう受け取っている。

●死は残された人間にとって最大の悲しみ

死に関するいくつかの言葉が僕の記憶から消えてくれない。たとえば、用意周
到な自殺を遂げた芥川龍之介は「人生は死に至る戦いなることを忘るべからず。
……若しこの人生の戦いに破れし時には汝等の父の如く自殺せよ」という凄ま
じい遺書を子供たちに遺した(比呂志は名優として、也寸志は音楽家として生
涯をまっとうした。多可志はどうした?)。

また、僕は開高健の「一日に一度、自殺を考えない奴はバカだ」という言葉を
忘れたことはない。同時に、ベトナム戦争に特派員として赴きベトコンの襲撃
に遭遇し死を覚悟したという開高の写真が浮かんでくる。その開高の表情が忘
れられない。いかに死を想い続けていても死を忘れない人であっても「観念の
死、想像の死」と「現実の死」は違うのだと、その開高の表情は語っている。

僕はいつ頃から死を想うようになったのだろう。子供の頃、人間はみんな死ん
でしまうのだと考えた記憶はあるが、別に思い詰めはしなかった。そういうも
のなのだ、と受け入れたのである。僕は哲学者にはなれなかった。

中学生の頃、級友の母親の死に異常に反応したことがある。まるで自分の母親
が死んだほどの衝撃を受けたのだ。それまで、僕の周りで身近な死はなかった
から、現実の死がよほどショックだったのだろう。

高校生の時のことだが、同じ学年の剣道部のYクンが自死をした。方法は知ら
ない。ある朝、学校へ行ったらYクンが死んだと聞かされたのだ。数カ月前、
僕は剣道の寒稽古でYクンと撃ち合ったのに、彼はもうこの世にいないのだっ
た。しかし、その時には僕はもう死に馴れていた。

永く生きていると、いろいろな人の死に出会う。立ち会うことさえある。僕は
飛び込み自殺の遺体を何度か見たことがあるし、ある時はホームの隣の列に並
んでいた女性が飛び込んだのを見た。また、僕のマンションの屋上から飛び降
りた少年を見たこともある。

テレビや映画や小説には死が溢れている。それは、死が日常だからだ。人が死
ぬことは当然のことなのだ。しかし、どんな場合も現実の死は衝撃的である。
見知らぬ他人の死であっても、それが目の前の出来事なら生涯忘れられない印
象を残す。

死にも祝福される死がある。功成り名を遂げ、愛する人々に見守られてこの世
に何の未練もなく死んでいける人の死である。山田風太郎の死がそれだった。
彼自身は死を迎えることに何の怖れも抱いていなかったし、自らの病を人ごと
のように語り己の生涯を見渡していた。若き風太郎が聖女のように敬い愛した
妻は生涯彼に寄り添い、その死を見送った。

しかし、一方で無念の死があり、悲しむしかない死がある。憤死があり、志半
ばに倒れた死がある。親に先立つ子供の死があり、理不尽な死がある。僕も様
々な葬儀に出席した。悲しかったのは壮年の親を亡くした幼い子供たちを見る
時だった。何も言葉にならなかったのは、幼い子供を喪った親を見た時だ。

死は、残された人間にとって重要なことなのだ。愛する者を亡くした人は、人
生の最も深い悲しみを味わう。自分の死を忘れていない人も、自分が愛する人
間たちの死を覚悟しているわけではない。だから、死は突然にやってきて深い
悲しみを残す。しかし、人は生き続ける限り、愛する者の死の悲しみに耐えな
ければならない。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
勤続29年目を迎えた真面目な(?)勤め人。4月になって仕事の内容も変わり
そうなので、プロフィールの説明文を変えました。デジクリは創刊5周年を迎
えます。その5年間で僕のプロフィールは何度変わったかなあ。

旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■金曜ノラネコ便
ライフスタイル別女友だちの分類

堀本真理美
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社会人になると、そういうものなのかもしれないが、学生時代の友人との付き
合いは徐々に疎遠になって行く。とくに一人暮らしの会社員で仕事が忙しく恋
人がいない場合には、気づいたら2週間くらい仕事関係の人としか話してない、
なんてことが案外フツーにある。いまはインターネットがあるからチャットや
メールで疑似会話も成り立つが、それではちょっと寂しい。そして、おそらく
こうしたケースは女性より男性に多い。

なぜなら女は「お喋り」なしでは生きて行けないからである。仕事のグチやら
恋バナやらを「誰かに聞いて欲しい」と思ったら、すぐさまケータイを握りし
め、今この時間にどの友だちに電話をすればいいのか、ということをわかって
いなければシングルトン(※)ではいられない。夜中に電話で話せる友だちはど
うしてもいなくちゃ困る存在のだ。

わたしはいつの頃からか無意識のうちに友だちを分類するようになった。まだ
社会人になって2~3年までは、学校という種別で分けられていた。それなりに
大きな企業に新卒として入社していたら同期という種類の友だちもいただろう。
が、あいにくそういう経験はなく契約社員だったり中途採用だったりしたので、
友だちになって今も連絡をとっている人は少ない。

さらに社会人経験も5~6年を過ぎると結婚というイベントによって「既婚・未
婚」という新しいカテゴリーができあがり、もちろんその次には「出産」が待
っていたのである。

結婚すると多くの場合は妻のほうが改姓する。そして、昔から知ってるAちゃ
んやBちゃんが、ある日からCさん、Dさんになっていく。それも一人や二人じ
ゃなく十数人だ。それをいちいち覚えなくてはいけないのだから、冷静に考え
たら面倒このうえない。単純に考えて、この点だけでも「女友だち事情」は男
性には理解しにくいんじゃないだろうか。

改めて分類すると、友だちは次の5つのタイプに分かれる。
(a) 独身/仕事有り/一人暮し
(b) 独身/仕事有り/実家暮し
(c) 既婚/仕事有り/二人暮し
(d) 既婚/専業主婦/二人暮し
(e) 既婚/専業主婦/子供あり

もちろんわたしは友人との付き合いを分類優先にしているつもりはない。例え
ば、いまだに親友と呼べる女友だちは中学の同級生Y、映画に誘うなら小学校
の同級生Rや短大時代のY、ロックのことは元同僚のH、というように個人の性
格や趣味は友だちとしての大切な要素になっている。しかし「ライフスタイル
の違い」はときに想像以上に隔たりを感じさせる。

先日も、(a)(b)(e) を揃えての食事会のアレンジに苦労したところ。電子メー
ルはこうした違いを乗り越えるコミュニケーションの助けにはなっているが、
子供がいる専業主婦の友人のメールチェックは週に一度だったりして、ちと頼
りないのが現実。これが、男友だちへの、もしくは男同士の連絡なら、オフィ
スアワーに会社か携帯に電話かメールすれば済むのではないだろうか。

結局いちばんフットワークが軽く連絡が取りやすいのは、男女問わず自分と同
じ(a)タイプ、もしくは(b)タイプということになってしまう。学生時代にはよ
く相談にのってもらった友だちも母になってしまった今は、残念ながらいつで
も気軽に「お喋り」というけにはいかないのだ。

※(一人)暮らしを楽しむ働く若い独身女性のこと。『ブリジット・ジョーン
ズの日記』参照

【ほりもと・まりみ】mari@macforest.com
そろそろ衣替え。以前デスクの濱村さんが服装について書いていたのを読んで
「そうそう、わかるなー」と頷いていた。この時期、ショーウィンドウの春ら
しいスカートなんかに目が行くが、実際はパンツスタイルがほとんど。自転車
に乗るわ、撮影で地面に膝はつくわで(ときには寝っころがったりも…)、普
段はあまりきれいな装いができない。たまにOL風の、ちゃんとした格好をする
となんだか背筋が伸びる。メイクもそれなりにはするが、ファインダーを覗く
ときはマスカラ厳禁。女はいろいろ大変ですわ。

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■イベント案内
2003年度T&I研究会「モノづくり再発見!『匠の技』探訪」
主催:(社)大阪府工業協会
http://www.opmia.or.jp/
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<主催者情報>

~こだわりのモノづくり現場を訪ねる見学会~
時代を超えて輝き続ける伝統の技(Technology)、個性あふれるクラフトマン
シップ(Identity)、伝統工芸という、ものづくりの原点に近い分野から、様
々なアイデア・ヒントを得る見学会『2003年度T&I研究会』を月1回(全12回)
開催します。4月25日(金)からスタート! 皆様のご参加お待ちしております。

【見学内容】
4月25日 ウイスキー樽(近江クーバレッジ)
5月23日 金魚飼育・研究(やまと錦魚園)
6月20日 木製彫刻看板(清水末商店)
7月18日 ファルトボート(フジタカヌー研究所)
8月29日 京扇子(京扇堂)
9月19日 スポーツカー製造(童夢)
10月24日 提灯(高橋提灯)
11月21日 京仏壇(小堀仏具工房)
12月12日 播州そろばん(宮本一廣氏)
1月23日 だんじり工芸(彫忠)
2月20日 金網製品(辻和金網)
3月19日 天体望遠鏡(西村製作所)
参加費用:会員/63,000円 非会員/68,250円
定員:20名(先着順)
問合せ:(社)大阪府工業協会振興部  三栖(みす)
TEL.06-6251-1138 eメール:sinko@opmia.or.jp
※サイト内に案内の掲載予定はないそうです。詳細・日程は電話、メールにて
ご確認ください。

▼面白そうですね。関西に住んでいたら参加してますね。(柴田)

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■イベント案内
第3回日本万華鏡大賞公募展 関西展
http://www.sci-museum.kita.osaka.jp/
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第3回日本万華鏡大賞でグランプリを受賞した「夕鶴」をはじめ、さまざまな
工夫をこらした万華鏡や、とても美しい芸術作品など、およそ100点もの入賞
作品が大集合。鏡と光が織りなす世界を覗いてみませんか。

会期:4月8日(火)~13日(日)9:30~16:45
会場:大阪市立科学館B1F研修室(大阪市北区中之島4-2-1 TEL.06-6444-5656)
観覧料:万華鏡大賞公募展は無料(常設展示等は有料)
主催:大阪市立科学館・日本万華鏡倶楽部等

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■展覧会案内
2002年度・第70回毎日広告デザイン賞入賞作品展
http://www.matsuya.com/art/
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会期:4月16日(水)~5月12日(月)
会場:デザインギャラリー1953(中央区銀座3-6-1 松屋銀座7階/TEL.03-
3561-2572 日本デザインコミッティー事務局)
内容:入賞、入選全作品を展示。

▼サイトにはまだ14日(月)までの展示会が掲載中。

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■展覧会案内
ファブリカ展・94/03混沌から秩序へ
http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/
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会期:3月20日(木)~4月18日(金)10:00~18:00 土日休
会場:DDDギャラリー(大阪市北区堂島浜2-2-28 堂島アクシスビル
TEL.06-6347-8780)
内容:ベネトンのコミュニケーション・リサーチセンター「ファブリカ」が、
この10年間に手がけたグラフィック、インダストリアル、写真などを紹介。

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■展覧会案内
韓国の色と光
http://www.ima.or.jp/00_f_set/exhb.html
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会期:4月12日(土)~6月15日(日)10:00~19:00 休館日(祝日以外の)月
会場:岩手県立美術館(盛岡市本宮字松幅12-3 TEL.019-658-1711)
入場料:一般800円、大高生500円、中小生300円
内容:ソウル市立美術館の全面的な協力を得て企画された展覧会。色鮮やかな
刺繍や衣装、近現代の絵画、最新の映像作品やインスタレーションなど、幅広
い分野から特有の色彩感覚をもつ韓国美術のさまざまな姿を紹介。

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■展覧会案内
生誕百年記念展 棟方志功―わだばゴッホになる―
http://www.pref.miyagi.jp/bijyutu/museum/news/
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会期:4月5日(土)~6月15日(日)9:30~17:00 休館日(祝日以外の)月曜
会場:宮城県美術館(仙台市青葉区川内元支倉34-1 TEL.022-221-2111)
入場料:一般1000円、大高生800円、中小生500円
内容:独学で油絵を学び、画の道を歩んだ棟方志功の初期から晩年までの板画
の代表作を展示。このほか、これまで公開されることのなかった「釈迦十大弟
子」の版木や下絵などの資料も出品される。

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■イベント案内
デジタル、カメラ&用品総合フェア
http://www.photofair-osaka.com/
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会期:4月11日(金)~13日(日)10:00~18:00 13日17時
会場:大阪マーチャンダイズ・マート
内容:いろいろなセミナー、すべて無料。「THE DOG 写真展」も。ほかに、こ
ども写真館、有料撮影会、暗室体験、デジタルラボ。特売品や中古販売のコー
ナーもある。

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■展覧会案内
東京都写真美術館
http://www.tokyo-photo-museum.or.jp/
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●ジェネシス~ミケランジェロの誌と光彩~増浦行仁写真展
会期:4月1日(火)~25日(金)10:00~18:00(木金は~20:00、月曜休)
会場:東京都写真美術館3F展示室
入場料:一般600円、学生400円、中高生・65歳以上300円

●川田喜久治展「世界劇場」
会期:3月29日(土)~5月25日(日)
会場:東京都写真美術館2F展示室
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円

●デジタル・フォレスト
会期:4月6日(日)~5月24日(日)
会場:東京都写真美術館地下映像展示室
入場料:一般500円、学生400円、中高生・65歳以上250円

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■編集後記(4/11)
・姉妹誌「写真を楽しむ生活」の情報を集めるためにさまざまなサイトに行く
が、こんなんでいいんかいなト思うサイトも少なくない。とくに地方公共団体
のサイトは、もう4月というのに昨年のイベント案内しかないなど、作ったけ
ど手入れしない所がある。企業やギャラリーのサイトでも、更新が遅れている
ためたった今やっているイベント情報がないなどもったいないケースも多々。
東京都写真美術館のサイトはリニューアルされて見やすくなった。現在開催中
のイベントも一覧できて便利だ(って、あたりまえのことだが)。しかし1階
ホールで開催中の映画「鏡の女たち」はどこを見ても料金が探せない。無料な
のか? そんなことはあるまい。かなりの時間を費やしてサイト内を探ったが
ついにあきらめて、電話で聞いたら当日券1800円だって。東京都写真美術館で
(上記3つの展覧会も見て)半日楽しもうとしたらえらい出費、迷う。(柴田)

・フセイン政権崩壊。たぶん自分は冷酷な人間なんだと思う。だけどやっぱり
わからないのが、他の国の人に開放してもらってあそこまで嬉しいものなのか
な、と。だって次は他の国に支配されるかもしれないのに。自分たちで革命を
選択するなら覚悟もできると思う。フランス革命とか、最近ならチャウセスク
射殺みたいなのとか。とにかく今の悪政から解放されたらいい、今のことしか
考えられない、そこまで苦しかった、ってことなんだろうけど。略奪があった
り、なんだかなぁ。世の中そんなものなのかなぁ。/まつむらさんから教えて
もらった話。日本人は自分を自然に調和させ、道具に合わせ、欧米人は人間に
合う道具や環境を作る。魚用のナイフや肉用のナイフまで作る。でも日本人は
お箸一本で豆までつまむ。昔の日本の良さが、いまの日本や他国にも浸透すれ
ばいいのに。なかったらなかったで済まして欲しかった。  (hammer.mule)
http://www.dgcr.com/cgi-bin/backnumber/back.cgi?year=2002&month=2&day=27
http://www.9tubohouse.com/  9坪でも家は建つって
http://www.allmighty.co.jp/  狭いなら。先生好きやわ~。
http://www.evmeltec.co.jp/ev/  キットですかい!
http://www.aideya.com/  アイデ屋

<応募受付中のプレゼント>
 デジタル・イラストレーション 1280号。
 Digital Information Graphics 1281号。
 サーバのある仕事場 Mac OS Xでサーバをつくる 1281号。
 Web Designing 2003年4月号 1282号。
 ホームページをお手軽に作って10倍楽しむ本 1283号。
 「素材辞典イメージブック6」「素材辞典イメージブック7」 1284号。

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デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com>
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