[1389] 手垢にまみれた陳腐な表現を追って言葉狩りをしよう

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1389    2003/09/25.Thu発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20053部
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   <これからはビクビクしながら文章を書かなければならない>   

■笑わない魚 85
 手垢にまみれた陳腐な表現を追って言葉狩りをしよう
 永吉克之

■Powerbook Publishing Project ~ (62)
 再度推薦、InDesignって、いいよ!
 8月サンタ

■ライフスライス研究所
 オリジナルデジカメ開発奮闘記(2003年9月25日木曜日)
 第28回 ライフスライス・コラムニストの登場
 ユビキタスマン

■ブックガイド&プレゼント
 スタイルシート ステップアップアレンジブック

■セミナー案内
 小笠原たけし「プロがこっそり教えるウェブ制作術」



■笑わない魚 85
手垢にまみれた陳腐な表現を追って言葉狩りをしよう

永吉克之
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中途半端に古い話になるが、6/17のデジクリの柴田氏の編集後記の中で「目か
らうろこ」という表現について述べてあり、

「いずれにしろいまや陳腐な表現のひとつだ。こういう言葉は便利だけど、な
るべく使いたくないなあト思ったら、その日の朝日ではこの欄を含めて3か所
も出てきたゾ」

トいう一節があった。たしかに私にも、文章を書くときには極力使いたくない
表現というものはある。例えば、「~と言っても決して過言ではない」という
言い方だが、これなんか、もうすでに手垢にまみれてドロドロになっているの
で恥ずかしくて使えない。いわゆる「クサい」(この言葉自体もクサい)表現
ということになるのだろうか。ただ演出上、おおげさな表現が必要な場合に、
赤面しながら使うことはある。

また、今では大時代な響きがあるのが、「~いや、~」という構文である。例
えば、「彼の功績は日本中で、いや世界中で賞賛の的となっている」といった
ような形をとるが、なんだかわざとらしくて、ナウなヤングには違和感がある
のではないか。文章にするのも恥ずかしいのに、街頭演説などで未だにこんな
表現をしている人がいるが、いい根性である。

そして、こんな言葉を人前で口にするくらいなら、舌を切り落とした方がまし
だと思っているのが、「同じ穴のムジナ」である。

【むじな】
1.アナグマの異名。
2.(毛色がアナグマに似ているので混同して〕タヌキのこと。(goo国語辞典)

「どんなに偉そうなこと言ったって、結局、政治家なんて、どいつもこいつも
同じ穴のムジナじゃないか」

迷信がはびこっていたその昔、タヌキやキツネの類は性悪なケモノと見られて
いたことから、悪い意味で「同類」だと揶揄するときに使われるようになった、
という説がある。だから恥ずかしいからといって「どいつもこいつも同じ穴の
パンダじゃないか」に変えてしまっては何の意味もないのである。

「鶴の一声」「恐怖のどん底に突き落とす」「雨が降ろうが、槍が降ろうが」
「人間の皮を被ったケダモノ」「~が服を着て歩いているようなもの」など、
「手垢にまみれた言葉」狩りをしているうちに、どれもこれもが手垢まみれな
表現に思えてきて、評価基準が分らなくなってしまった。そもそもこの「手垢
まみれ」からして手垢まみれな響きがある。これからはビクビクしながら文章
を書かなければならない。これも言葉狩人(WORD HUNTER)の宿命か。

                 □

これらの表現は、山田さんか川口さんか知らないが、最初に誰かが言い始めた
のは間違いないわけで、それを聞いた人が、こいつぁ気が利いてらぁってんで、
真似をしたのが広まって人口に膾炙し、膾炙しすぎて食傷してしまった。今で
は、結婚生活が倦怠期に入って、妻(夫)の裸を見てもなーんにも感じないど
ころか、不快感すら覚える夫婦のような関係になってしまった。

【人口に膾炙する】じんこうにかいしゃする
膾(なます)や炙(あぶった魚)が多くの人に賞味されることから、詩文など
が、広く人々の口にのぼって、もてはやされること。(goo国語辞典)

しかし、日本語の語彙を豊かにすることに貢献した、山田さん、川口さんたち
の功績は認めたい。だから、例に挙げたような表現は陳腐だが、死語にしてし
まうのは惜しい。何の変哲もない、みすぼらしい土器でも、弥生時代のもので
あれば粗大ゴミに出すわけにもいくまい。

したがって今や死に体となりつつある表現を、新しい使い方によって蘇生させ、
二億年にも及ぶ日本の言語文化を継承していくことこそ、われわれ帝国臣民に
課せられた使命であることは、『教育勅語』の中でも異口同音に語られている
かどうかは知らない。

【死に体】 しにたい
相撲で、つま先が上を向いて足の裏が返り、立て直すことが不可能と判断され
る状態。(goo国語辞典)


■陳腐表現リサイクル計画広報ホームドラマ“THE CHIMPSONS”シナリオ

《登場人物》 パパ(39)、ママ(36)、娘・智恵(13)、息子・和宏(11)

 子供達とママが居間でテレビを観ているときに、突然パパがゾンビの被り物
 で現れる。

パパ「むがふははは。俺は墓場から甦ったゾンビだ~、お前らを喰ってやると
   言っても決して過言じゃないぞ~」
智恵「ぜんぜん迫力ないわよ、パパ。わたしにはカエルの面に小便よ」
パパ「ちぇっ、せっかく喜ばせてやろうと思って、被り物を徹夜で作ったのに、
   ひねくれた小娘だ」

 被り物を八つ裂きにすると、パパはふて腐れてタバコに火をつける。
 それを真似して和宏もタバコをくわえる。
 それを見たママが、慌てて和宏からタバコをひったくる。

ママ「タバコ吸うなんて、とーんでもないわ!」
和宏「でも、パパ吸ってるよ」
ママ「パパはいいの。パパは大人が服を着て歩いているようなものなんだから」

 薮から棒に機嫌が良くなったパパが、子供達に話しかける。

パパ「ふたりとも、学校の勉強はうまくいってるか? 智恵は歴史が得意だと
   いってたから、パパが歴史の問題を出してやろう」
智恵「わーい、出して出してえ。雨が降ろうが槍が降ろうが出してー!」
パパ「じゃあ、チンギス・ハーンと卑弥呼とムッソリーニの共通点は何だか分
   るかい? ナゾナゾじゃないから真剣に考えてごらん」
智恵「うーん、何かしら。時代も国も違うし…、うーん」
和宏「ボクわかったよ、三人とも哺乳類なんだ!」
パパ「そうだ和宏、えらいぞ、つまり三人は同じ穴のムジナということだね」
智恵「ひどーい和宏、わたしが答える問題なのにー。殴り殺すわよ!」

ママ「ほらほら、みんな、もうすぐ叔父さんが来るから、その辺かたづけて」
和宏「やだなー、あの叔父さん怖いんだよ。会うたびに恐怖のどん底に突き落
   とされるんだ」
智恵「わたしも嫌い。多いときなんか、一日に八回も恐怖のどん底に突き落と
   されちゃって、へこんじゃったわ」
ママ「たしかに厳しい人で、ママも何度も恐怖のどん底に突き落とされたけど、
   根は優しい人なのよ。ケダモノの皮を被った人間なの。そして叔父さん
   は大会社の社長さんで、五人、いや五千人もの社員をかかえているの。
   だから、資産は二千円、いや二千億円は下らないでしょうね」
和宏「強がり言ってたけど、ボク、ほんとは叔父さん大好きなんだ」 
智恵「わたしも叔父さんのこと、蓼喰う虫も好き好きよ」

 一家の和やかなの鶴の一声が居間を満たす。           (完)

【ながよしかつゆき/アーティスト】
前回この欄で、初個展は関西でやるべきか、東京でやるべきか悩んでおる、と
書いたら、平気で単純化する人から「関西と東京で迷ってるなら、両方でやれ
ばいいじゃないか」という、切れ味も鮮やかなアドバイスをいただいた。なる
ほど気がつかなかった。迷っている時は単純に考えるに限る。

E-MAIL / katz@mvc.biglobe.ne.jp
W.SITE / http://www2u.biglobe.ne.jp/~work

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■Powerbook Publishing Project ~ (62)
再度推薦、InDesignって、いいよ!

8月サンタ
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8月に思い切って、主力機をPowerMac G4 1.42GHz Dualに買い換えた。理由は
ひとつ、常用するようになったAdobe InDesignが、快適に動く機械が猛烈に欲
しくなったからである。iBookの700MHzを限界まで酷使するというのが楽しか
ったし、事実満足していたけれど、InDesignだけは使っていていらいらするほ
ど遅い。それでもこのソフトは手放せなくなってしまったのだ。InDesignのた
めに、環境を変えたと言っていい。

最近は企画書もチラシも本の表紙も、全部InDesign一本でやってしまう。デー
タは全部PDFで納品するので、メールOK、印刷OK、もう最強のワープロ環境で
ある。本来はレイアウトソフトという呼び名が正式だろうが、ドキュメント作
成環境として、とても使いやすい。

・Adobe InDesign 2.0J (体験版あり)
http://www.adobe.co.jp/products/indesign/main.html

どのくらい使いやすいかというと、あの名作「クラリスワークス」の、ドロー
環境の使い心地が、そのまま高精度・高機能になったといえば、わかってくだ
さる人が多いだろうか。直感的に、マニュアルをあまり見なくても操作が出来
るし、操作を憶えやすい。

●「表づくり」が楽しい!

特筆したいのは『表作成機能』である。InDesignにしてから、表を作るのが楽
しくて楽しくて仕方がなくなった。表そのものが簡単に作れる上に、表内の文
字配置の指定、フォントの指定、枠線の指定、一度使うと「表=面倒な作業」
と思っていた、今までの苦労は一体なんだったんだ」というレベルの操作感で
ある。

この使い心地はDTP関係者だけでなくて、むしろ上司からMicrosoft Wordと、
同Excelの組み合わせで美しい資料を作れと日々頼まれている、普通の人々に
体感して欲しいと思う。値段がまだまだ高いのがネックだけど…(98000円は
きついですな)でも、お勧めして導入してもらった会社には、100%満足して
もらっている。

高価だが、このソフトに限っては、機能を落とした廉価版、などというのは意
味がないと思うし、当分価格が安くなりそうもないので、興味のある方、是非
一度体験版を使ってみて欲しいと思う。意図した場所に、意図した画像とコメ
ントを正確に貼り込みたい、それだけのために、Excelで苦労して芸術的な技
を使っている人なら特に是非。

●PDF納品OKな環境が整ってきた

PDFがOKな印刷屋さんが周りに増えてきたのも大きい。どんな面付けソフトを
使っているのかは聞いたことがないのだが、「あ、うちPDFなら大丈夫ですよ」
の一言で、バイク便・宅急便不要、ばんばんメールで流してしまえるので安く
て楽である。

PDFの裁ち落としの細かい設定なども、InDesignのPDF書き出しの設定で数字を
入れておくだけでOK、本当にめんどうなことがなくなってきた。だから、同じ
手数料の仕事でもバリューが上がってくる。各種の表がびっしり入った旅行会
社の料金表チラシなんて、手間を考えればなかなか時給に見合わないことって、
多いでしょう?

実は7月に、実際に本作りをやってみた。原稿書きから印刷屋探し、代理の版
元を探してお願いし、店頭に並ぶところまで、話を聞くのと実際にやってみる
のでは大違いで、これは近く「出版社になってみる」という記事で、ここに公
開したいと思う。本を出してみるというのは本当にオモシロイ。

そして、次回の第二作目からは、完全InDesign体制で行く予定である。という
のも、今回やってみて、200ページを超す本であっても、PDF納品で作れる見込
みが立ったからである。

●ウィークポイントは?

やっぱり重量級ソフトなので、速い機械が欲しい。今回もMacを買い換えて、
「もう当分ノートは買えない」と思ったくらい快適になった。Windowsでもい
いかも知れない。ウィルスにうんざりしてるので、まだまだ私はMacがいいけ
れどね。

もう一つは、あえて書いていなかったけどフォント。OpenTypeフォントを使わ
なくてはメリットが生きない。で、モリサワOTFのセットは約30万円であった…
いや、本当はそれ以前のフォントにくらべれば、ものすごくバリュー高いんだ
けどね。(これは使うと実感します)

何も追加で揃えなくとも、最低限InDesign本体に小塚フォントファミリーが同
梱されてくるわけだし、Macならそれに加えて、癖のないヒラギノ書体も手に
はいる。こればっかりは、ひとそれぞれの環境に合わせて、ということになる
だろう。

というわけで、日々書類作成に追われる皆様、InDesignをご検討下さい。今更
98000円のソフトを買えるか! という社会状況ではあるけれど、資料作成、
ワード・エクセル・パワポなんかより、間違いなく楽しくなります。

【8月サンタ】LondonとLyallとLeCarreを愛する35歳  santa8@mac.com
・ネタはいっぱいあるんだけれど、デジクリDBその他を頑張ってやってます。
予告、来週は京都ネタです。街がひねり出す色って、なんだろうね?
・今週はダン・フォーゲルバーグの"Hard to say"。何度も書くが、この手の
曲が生で聴ける小さなライブハウスが欲しい。禁煙で。

・ロンドン好きのファンサイト
http://www.londontown.to/

・投稿ロンドン写真館に写真よろしく
http://www.londontown.to/cgi-local/upppu/upppu.cgi

・デジクリサイトの「デジクリ・スターバックス友の会」
http://www.dgcr.com/

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■ライフスライス研究所
オリジナルデジカメ開発奮闘記(2003年9月25日木曜日)
第28回 ライフスライス・コラムニストの登場

ユビキタスマン
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2004年3月3日に独自仕様のコミュニケーションツールカメラを発売することを
目標に、それまでの道のりをレポートする本連載。今回は、ライフスライスで
撮影された画像を使ってユニークなコラムを書いている人の紹介です。

ライフスライスを日記のように使っていると、毎日100枚もの画像がたまって
いきます。これは普通に考えるととても多い数です。ライフスライス研究所で
はカメラから100枚の画像を一気にネットに転送するアップローダーを開発し
たり、簡単にそれらの画像を活用できるようにしたりしています。

しかし、これらの仕組みを使わず独自にhtmlを組んでライフスライス日記を発
信しているユーザーもいます。今日、ご紹介するのは「多苗尚志の本気で生き
る」という個人サイトです。

このストイックな名前を持つサイトの持ち主は、多苗尚志という名前の男です。
彼とは「とあるバー」で偶然席を隣にして知り合ったのでした。彼は5DKの家
で7人の男女のルームシェアをまとめており、自らを「城主」と呼びその家を
「牙の城」と呼んでいました。なんというセンスでしょう!

私は彼の持つ謎のパワーの源を知りたいがために、この「牙の城」に入城する
ことにしたのです。それから半年、外国人を含む女性2名、男性5名の奇妙な共
同生活を体験したのでした。そして、首からかけているカメラに彼はすぐに強
い興味を示したのでした。

「くわいさん!(彼は私のことをこう呼ぶ)それなんですか! おのれにも分
けて欲しいっ!」

しばらくして、彼が送りつけてきたURLが、「多苗尚志のライフスライス日記」
なのでした。私は、それを見て爆笑してしまいました。独特の改行と色使い、
それに妙なテンションのコメント。大ブレイクした「侍魂」を彷彿とさせる部
分もあります。最新作では、自分の誕生日の一日をスライスしているのですが、
なにを思ったか京都まで終電の新幹線で移動し、友人と一杯飲んで始発で帰っ
てくるということを思いつき、実行に移します。さて、本当にそんなことでき
るのでしょうか? はちゃめちゃな毎日が、ライフスライスの画像と高いテン
ションの文体で綴られます。

このような、ライフスライス作家ともいうべき人物の登場を見ると、「体験伝
達」というものが広がっていく可能性を感じるのです。漫画世代ならではの、
絵に対するコメントのつけかた。そこにMTV世代の、テンポ感が加わり独自の
世界を作りあげていたからです。体験の連続体である「画像」にどんなコメン
トをつけるか? という部分で楽しむ。彼の日記はたくさんのヒントを与えて
くれました。

ライフスライスブランドカメラ発売まであと163日!

※「日帰り京都大作戦」
http://www.kiai.st/TaNaEHisAsHi/lifeslice/chaser.htm
 「多苗尚志のライフスライス日記」
http://www.kiai.st/TaNaEHisAsHi/lifeslice/sliceframe.htm
 「侍魂」
http://www6.plala.or.jp/private-hp/samuraidamasii/


~「情報伝達」から「体験伝達」の時代へ ~
L I F E S L I C E . N E T > > http://www.lifeslice.net
ライフスライス研究所 主任研究員 川井 拓也
jp_kawai@lifeslice.net

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■ブックガイド&プレゼント
スタイルシート ステップアップアレンジブック
http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1252-1/4-8399-1252-1.shtml
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著者:エ・ビスコム・テック・ラボ
定価:本体2,600円+税
B5判 288ページ
ISBN4-8399-1252-1
発売日:2003年9月17日 毎日コミュニケーションズ刊

内容:「使える」スタイルシート(Cascading Style Sheets=CSS)をマスター
したい人のための、活用テクニック集。スタイルシートをどう使い、どの点に
気を付ければいいのか、HTMLとの使い分けはどのようにすればいいのか、応用
する際のポイントは、などが、サンプルを使った「ワークブック」形式で学習
できます。

CSSに関心がある人だけでなく、Webサイトのデザインを向上させたい人、サイ
トの更新をもっと楽にしたい人、簡単にサイトデザインの変更を行いたい人な
ど、Webデザインのステップアップを狙う人は必読の1冊です。
CSSを徹底活用して、Webデザインをグレードアップしましょう。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。応
募フォームをつかってください。締切は10月9日(木)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に10月10日頃掲載予定です。
http://www.dgcr.com/present/p_style.html

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■セミナー案内
小笠原たけし「プロがこっそり教えるウェブ制作術」
http://www.uketsuke.jp/show_event_detail.php?uno=47
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日時:10月3日(金)15:00~17:00
会場:Mebic扇町(大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎 2F
   TEL.06-6316-8780 fax.06-6316-8781)
主催:デジタルクリエイターズ
共催:Mebic扇町
協力:ソフトバンクパブリッシング
申込み方法:上記URLより申込み登録受付
受講料:2,000円(税込み)当日決済
定員:70名 満員になり次第受付終了
※当日、講師 小笠原たけしさんの著書「プロがこっそり教えるウェブ制作術」
を販売いたします。準備できる冊数に限りがありますので、購入希望の方は事
前に、フォームの「その他要望欄」に購入希望と明記してください。

内容:知らないと大きなミスにつながる落とし穴や「これさえ知っておけば!」
というTIPSを、わかりやすく解説。よくあるウェブ制作の本やマニュアルには
書かれてない、経験から得た情報やテクニックを紹介する、ウェブ制作現場の
人たち向けのセミナー。

受講対象:ウェブ制作を一通りできる方で、これから仕事としてやって行きた
いと思っている方。企画やプロデュースの人よりは、実際に手を動かして制作
する作業者、デザイナー向け。
(例)「会社で自社のサイト制作を上司から頼まれてしまった人」
   「経験の少ないウェブプロダクションの方」
   「これからフリーとしてやって行きたい若葉マークのデザイナー」

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■編集後記(9/25)
・キリンアートアワード2003で「最高作なのに非公開 なぜ?」という事態が
起きた、と朝日文化欄にあった。現代アーティストの登竜門的存在といわれて
いて、14回目となるこのアワード、著作権や肖像権問題で揺れている。その作
品「ワラッテイイトモ」は最優秀作品に内定したが、「笑っていいとも!」の
場面を使いまくっているので公開するには権利者の許可が必要、それは物理的
に無理、では非公開にしようということになったが、キリン上層部からは「そ
もそも非公開では賞は成立しないはず」ともっともな指摘。結論は「作品を修
正してもらい、公開できる形になったと判断した時点で、新たな賞を設けて授
与する方向」になったという。「現代芸術のより大きな可能性を求め、多様化
する現代芸術の作品に柔軟に対応するため、従来通りあえてジャンルを規定す
ることなく、自由な発想による個性豊かな作品を募集します」と応募要項でう
たっていても、現実はヤバイ(?)アートの出現にあたふたしている様子がレ
ポートされて面白い。どこが「現代芸術の作品に柔軟な対応」なんだとも思う
が、経過を知るとなかなか柔軟な対応だと感心できる(笑)。   (柴田)

・ニュースを見ていて、どこかで見たことのある人だなぁと思ったら、Mebic
の5Fにいる人たちだった。ベンチャー関係の話になると、知っている顔がちょ
くちょく出てくる。「知っている」程度なんだけど。で、横にいた母親に「こ
の人知ってるわ」と言うと「で、あんたはどうなの?」と突っ込まれる。ああ
痛い痛い。「商売下手なんだよねぇ」と逃げ腰で話すと「そうねぇ」と深く頷
かれてしまった。向いてないんだよなあ。やるしかないけど。(hammer.mule)

<応募受付中のプレゼント>
 こちらFlashMX放送局 1384号
 Mac OS X UNIXアプリケーション 簡単活用ガイド v10.2対応 1385号
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 スタイルシート ステップアップアレンジブック 本日号

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/ >

編集長     柴田忠男 <mailto:tdo@green.ocn.ne.jp >
デスク     濱村和恵 <mailto:zacke@days-i.com >
アソシエーツ  神田敏晶 <mailto:kanda@knn.com >
アシスト    島田敬子 <mailto:keiko@days-i.com >
リニューアル  8月サンタ <mailto:santa@londontown.to >

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