[1405] 音楽産業への布石?iTunes4 for Win

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1405    2003/10/20.Mon発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 20300部
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       <答えはズバリ「なんでもアリ」(^^;>

■KNNエンパワーメントコラム
 音楽産業への布石?iTunes4 for Win
 神田敏晶

■月曜クリエイターズサロン
 「VJ」の基礎知識(3)
 深川正英

■ライフスライス研究所
 オリジナルデジカメ開発奮闘記(2003年10月20日月曜日)
 第38回「個人的記憶を再現したデジタル写真ワークショップ」
 ユビキタスマン

■シンポジウム案内
 「文化・民族・芸術の記憶:生きのびるためのデジタルアーカイヴ」



■KNNエンパワーメントコラム
音楽産業への布石? iTunes4 for Win

神田敏晶
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KNN神田です。

先週、アップルのiTunes 4のWindows版がリリースされた。
http://www.apple.co.jp/itunes/index.html

iTunes for Windows日本語版は2003年10月21日(火)のリリース予定なので、
よい子の皆さんは、もう一日待ってみたほうが賢明だろう。しかし、一刻もま
てなかったボクは、早速、英語版をダウンロードしてみた。

Windows版のiPod付属の「MusicMatch JUKEBOX」でもあまり、不自由はしてい
なかったが、やはりアップルブランドを選択してしまう。何よりも大きな機能
の違いは、Music Storeでの一曲あたり、0.99ドルで米国(米国サイト)であ
れば購入できるという点だろう。

「あなたの国では利用できません」という無意味な表示に「OK」を押すと、
Apple.comのMusic Storeが、iTunes 4上に表示される。買えないとわかって
いても、ユーザー登録の画面をテストしてみると、メールアドレスまでは打ち
込め、もしかして……と淡い期待を抱いたが、そこから先のパスワード以降が
やはり打ち込めない…。

さすが、アップル。ぬかりはない。残念ながら、日本からは、このように一曲
づつ購入することは不可能なのだが、これはもう時間の問題にしか過ぎない。

音楽著作権の問題がクリアになっていないとしても、もはやiPodのようなデジ
タルデータで音楽を聴くという、新しい音楽形態の登場は、もはや今までの音
楽パッケージのビジネスモデルを根底から変革させてしまうことは明確である。
法的な問題で米ナップスターを葬りさったとしても、MusicStoreと同様に廉価
で販売モデルで、ゾンビのように見事に息を吹き返しているではないか。

ネット音楽配信市場は、2008年には33億ドル(4000億円)市場と予想され、音
楽ソフトの26%を占めると予測される(ジュピターリサーチ)。日本では2006
年に1000億円と予測されているので、レコード盤からCD盤に変化した時と同じ
ようなメディアのスイッチがまもなく訪れることは容易に想像がつく。

テレビの映像も音楽も、すべてモバイル環境で持ち歩ける時代がそこまで来て
いる。すると、かつてのようにアルバム単位で楽曲を発表する必要がどこまで
あるのかも疑問視されてくるだろう。

反対に楽曲のアルバムを一枚のCDというメディアの容量を気にすることがない
ので、The BeatlesのAbby RoadのB面(古っ!)を4倍長くしたバージョンや、
かつてのプログレのように超大作で、一曲が2時間なんて作品も発表できるよ
うになるだろう。

そもそも音楽の一曲が3分から5分という制約もなくなり、同じ0.99ドルなら、
長い方がお得という考え方が登場してもおかしくないだろう。

さらに、音楽のレコメンドも「この曲を買った人は他にこんな曲も買っていま
す」というAmazon.com型の推薦などにより、音楽雑誌のレコメンドも変わって
いくことだろう。

自宅の棚にあったCDの巨大な棚はすでにiPodとPCに吸収されてしまい、1万数
千円でバルクで買った160GBのハードディスクの中のわずかなスペースにおさ
まってしまった。

また、それらのリッピングされた後のCDプラスチック素材と印刷物は、オーク
ションやブックオフに物理的に移動してしまった。本来であれば著作権を考え
れば、磁気媒体から消去しなければならないのだが、誰もそんなことはしない。

レコード会社が販売している従来のパッケージ型の音楽では、中古で何度、流
通されても一枚売れた金額だけしか手にはいらない。当然、アーティストにも
それだけの印税しか渡されないこととなる。

逆にアップルのMusic Storeで、好きな音楽を一曲あたり、120円の缶コーヒー
並の音楽を購入したり、楽譜や歌詞データ、TAB譜や渋谷陽一氏や伊藤正則氏
らのコメントも別途購入できた方がいい。また、写真集のPDFやポスターなど
もデジタルデータで販売できるはずだ。

レコード会社も巨大なパッケージを生産する必要がなく、複雑な流通もいらな
くなるため、さらにメディアへの露出や広告、視聴機会の増加などの新しい販
売促進策を考えざるをえない環境にいることだろう。

いくら、法的に著作権を守ろう! と声を荒げたところで、もうすでに時は遅
しである。現にMusicStoreでは著作権を守ったいい意味でのビジネスがスター
トしている。これは日本の音楽産業も早く参入しなければならないビジネスで
ある。

CDのアルバムで購入すれば一曲づつ購入するより安い。もしくはアーティスト
の意向により、アルバムでしか販売しないとか、コンサートのチケットを買え
ば、先にライブ版のダウンロードのIDとパスワードなどがもらえるなど、いく
らでも販促手段は考えられる。

では、既存のCDを売っている現在のCD屋さんはどうなるのか? これはすでに、
レンタルレコード屋やブックオフなどのリセラー、さらにコンビニエンススト
アと一緒で時代の趨勢に身を任せることしかないのである。

Amazon.comで書籍やレコードが購入できる時代でも、街の大型書店は存在して
いる。ネットで買う時もあれば、店頭で購入することもある。だから街のCD屋
さんもデジタルデータの販売店と業種を変えるのではなく、業態を変えればい
いだけだと思う。

そのうち個別ダウンロード型ではなく、レコード会社ごとに月額課金で好きな
だけ聞けるというような手法もあらわれることだろう。そうなった時の音楽市
場はどう変化していくのだろうか? CD屋さんは、通信会社のように毎月の課
金できるプランをお勧めしてくるようになるだろうし、ライフラインと一緒に
課金できるようなビジネスを目指すかもしれない。

DoCoMoと契約するとユニバーサルの音源が50%off。三井住友銀号に口座があ
ればワーナーの音源が無料! とかの業界を超えたメガコンペティションが生
まれてくることだろう。

きっとジュピターの2008年に26%と予測されているよりも早く、ネット音楽配
信の関連ビジネス市場が熟していくと考えられるだろう。

当然、アップルだけがこの市場に君臨できるルールはないが、インタフェース
の上手な作り方がネットでの購買を大きく左右するので、新規参入は難しい。
当然、マイクロソフトにヤフー!に楽天にとこぞってこの市場は激戦となるこ
とだろう。

最終的に、アップルコンピュータは、MacintoshというPCだけの市場だけで今
後も永続することは不可能と判断し、デジタルハブという概念をもとに、社名
からコンピュータを消してしまう日も近いことだろう。

ハードの上にOS、さらにソフトウェアという一環した戦略の上にコンテンツと
いう軸を新たに追加してきたのだ。それは音楽だけにとどまらず、音楽、映画、
TV、と領域をあいまいにしながら増殖していこうとしている。

あと5年後、10年後とアップルが何をやっているのか、今からまた楽しみな時
代になってきた。G6とかG8とかやっている場合ではないフェイズに突入だ。

●KNN Night Vol.09 「"TrackBack"な飲み会」のお知らせ

2003年10月21日(火曜日)
今回のKNN Nightのテーマは、「ブログ(blog)」です。

2003年、MovableTypeのTrackBack機能の登場により、単なる「日記更新ツール」
から、手軽で簡単な「個人情報発信ツール」となったblogについて、飲みなが
ら、ゆっくりと語り合える情報交換の場をご用意いたしました。「TrackBack
な飲み会」ということで、blogな人々を互いに参照できるリアルな場になれば
と考えております。

Typepad やその他のツール、blog業界の最新動向、ビジネスの可能性などをネ
タにしながら、Webログの達人から、これからの人、ビジネスにしたい人、興
味がある人、一発当てたい人まで……。日本における「Webログの未来」を肴
にコミュニケーションしましょう!

場所は、赤坂見附駅 徒歩3分の「赤坂うまや(赤坂不動尊の隣です)」。まる
で「千と千尋の神隠し」の舞台のような瀟洒なたたずまいで、市川猿之助ディ
レクションのお店であり、最近のボクのお気に入り店です。

【タイトル】
KNN Night vol.9 ブログ(blog)懇親会「TrackBackな飲み会」
http://knn.typepad.com/knn/2003/10/_knn_night_vol9.html
【日時】2003年10月21日(火曜日)(開場)20:00 (開始)20:30?
【場所】赤坂 うまや
所在地 東京都港区赤坂4丁目2番32号
http://www.jrfs.co.jp/umaya/akasaka-map.htm

【費用】5,000円 (創作料理&フリードリンク)
【申し込み】info@knn.comへ お名前・会社名・電子メール、
blogサイトのURLを明記し
サブジェクトに「"TrackBack"な飲み会」としてお申し込みください。

※参加予定の "TrackBacker"の皆様(順不同)
http://www.enatural.org/
http://www.rickdom.com
http://www.joho.tv/
http://masahiko.boo.jp/masa/
http://www.myprofile.ne.jp/barusama/
http://www.love-bears.com/mt/
http://blog.oops.jp/
http://www.ablog.info/
http://netafull.net/
http://naoya.dyndns.org/~naoya/mt/
http://www.ringolab.com/note/daiya/
http://minami.typepad.com/blogcabin/
http://uva.jp/dh/mt/
http://www.karao.com/diary/
http://www.myblog.jp/
http://blog.neoteny.com/wyuki/
and more…

KandaNewsNetwork,Inc. http://www.knn.com/
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#810-2-15-12,Sangenjaya,Setagaya,Tokyo,Japan154-0024
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5430-8887

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■月曜クリエイターズサロン
「VJ」の基礎知識(3)

深川正英
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前回はハード面の話で終わっちゃいましたので、今回はソフト面の話をします。
「ソフト」といってもいわゆる「VJソフト」のレビューをしても前回と似た展
開になるのでしません。じゃあ、この場合の「ソフト」って何なの? と思う
人もいるかも知れませんが……。

●何はともあれ「映像素材」

私は「ネタ」と呼んでますが、映像素材こそが一番大切でしかも大変です。と
にかく作らないといけない。それも大量に。特にオールナイトのクラブイベン
トのような長丁場で不安なくやり通すのなら、100くらいは必要なのではない
でしょうか。

そんなに大量の映像素材をどうやって作るのか? 答えはズバリ「地道に作り
続ける」(^^;

最近は著作権フリーの映像素材が安価で出回るようになったので、それを買い
漁るのが一番手っ取り早いですが、焼き鳥屋でいえば市販のタレを「これがウ
チの味ですねん」と言っているようなものなので、少し混ぜる程度ならいいと
して、あまりお勧めはしません。

初めはネタの数が少ないのは仕方ありませんし、足りない分は素材集などで補
ってもいいでしょう。しかし続けることで数が増え、淘汰されて、だんだんと
自分達の気に入った「ネタ」だけが残り、自然に独自色が出てくるはずです。

そうなればしめたものです。そうなるまでは規模の大小に関わらずイベントに
どんどん参加し、とにかく作り続けないといけない状況に自分を追い込むこと
が近道かもしれません。

でも実際に作るとなると、何をどうやって作ったらいいか? 特にこれから始
めようという人にありがちな疑問です。答えはズバリ「なんでもアリ」(^^;

つまり、実写(の加工や合成)、3DCG、モーショングラフィックス、アニメー
ション、パラパラマンガ、影絵、念写……などなど、絵が動くものならどんな
方法で、どんなものを作ってもいいということです。

それらを、数秒から数十秒の「ループ」にする(繰り返すために始まりと終わ
りを分かりにくく作る)ことが多いです。その方がタイミングを合わせやすい
ですし、スムーズな流れを作ることが出来ます。なにより作る秒数が短くて済
みます。

ただし、ビデオカメラで撮影した映像をベースに加工を加える場合やストーリ
ー性のあるものなどで長時間の映像に関してはこの限りではありません。結局
「なんでもアリ」なんです。

しかし「なんでもアリ」とは言っても、なんとなく「VJ風」と思える映像があ
ったりします。それは「Adobe After Effects」や「Macromedia Flash」とい
ったアプリケーションで作成した、いわゆる「モーショングラフィック」と呼
ばれる、主に文字やグラフィックを動かす映像表現の一種である場合が多いで
す(「モーショングラフィック」について説明すると、なが~くなるので割愛
します)。

それと、特殊な環境で流す映像なので、効果的な作り方を追求すると自然と同
じような方向へ向かうのかも知れません。例えば、クラブのような広くて暗い
空間に照明が明滅している中で映像を見せるとなると、どうしても大きな動き
や強いコントラストが効果的だと気付きます。

さらに「有名VJチームのかっこいい映像」をお手本にして似たものが出回って
しまい→標準化=VJ風、という流れもあるのではないかと思います。最初はそ
ういうものをお手本にしてもいいと思いますが、徐々に自分達の思う表現へ向
かうべきだと思います。

ここまでは「なんでもアリ」を強調してきましたが、実際は「なんでもアリ」
ではないんです。大事なことは参加するイベントやパーティー、ライブで流れ
る音楽や雰囲気に合っているかどうかです。的外れな映像ほど場をしらけさせ
るものはありません。それがクオリティの高いものだとしても、です。

VJはイベントやパーティー、ライブを盛り上げる要素の一つという認識が必要
だと思います。見ていないようでも、やはり映像には人の目を惹き付けるだけ
の影響力を持っていますから。

と、ここまで書いたところで次回へ持ち越しになります。次回は実際にプレイ
する際やその他心掛けるべきポイント等を書いてみたいと思います。

そういえば、たまに何かの映画のワンシーンを使っているものを見かけますが、
これは基本的にはヤバイのでやめておいた方が安全です。

深川正英【ふかがわ・まさひで】fuka@studio-seed.com
プロダクトデザイン、コンシューマーゲームのインターフェイスデザインおよ
びグラフィックデザインを経験した後、1997年に「studio SEED」を設立。
現在はWebやCD-ROMのコンテンツ、モーショングラフィックス主体の映像など、
デジタルコンテンツの企画・デザイン・製作からVJまで幅広く活動中。

スタジオ・シード 代表 http://www.studio-seed.com/
関西文化発信協議会 Web統括 http://www.k-bunka.com/

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■ライフスライス研究所
オリジナルデジカメ開発奮闘記(2003年10月20日月曜日)
第38回「個人的記憶を再現したデジタル写真ワークショップ」

ユビキタスマン
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2004年3月3日に独自仕様のコミュニケーションツールカメラを発売することを
目標に、それまでの道のりをレポートする本連載。カメラを作ること以上に重
要なのが、その写真をどう楽しむか? の部分です。今回は、雑誌取材の申し
込みの目的で行ったICCの「記録と表現」展でヒントを見つけました。

初台オペラシティのNTTインターコミュニケーションセンターで行われている
「記録と表現─アーカイヴを作る・使う」は、展示とシンポジウム、ワークシ
ョップを組み合わせたものです。「空間をアーカイヴ」するでは、多次元フォ
トコラージュにより見慣れた写真を再構築したり、「未来の思い出を作る」で
は3Dスキャナーにより、自分の大切なものをデジタルデータにしてタイムカプ
セルにします。今回覗いたワークショップは「時間をアーカイヴする」という
ものでした。

このワークショップは写真家の三橋純氏によるもので、参加者の撮影した写真
やデジカメ写真を、会場にあるウィンドウズムービーメーカーで加工して発表
するというものでした。あえて特殊なソフトを使わず、ウィンドウズにデフォ
ルトで付属するソフトを使うという点もおもしろいです。参加者は家に帰ると
同じことが自分のパソコンでもできることに気がつく、という点は重要な部分
です。

この発表会で印象的な発表をする人がいました。多くの人は、自分なりのテー
マで写真をモノクロにしたり、エフェクトをかけて画面展開したりと自分の中
の作家性を出そうとするものなのですが、その人は違っていました。

初台の近辺で漫画家のアシスタントをしていたことがある、という本人の前置
きではじまったスライドショーは、個人の記憶をたどる旅でした。駅から漫画
家のマンションまでの道のりを丹念に撮影し、当時なかったもの、あったもの、
それらに目を向けています。写真としてはなんてことのないものが、本人の解
説により見る側は感情移入していきます。特にユニークだったのが、漫画家の
マンションについてエレベーターホールに入ったところでした。そこでは、延
々とロビーの大理石風の床がループでグルグルとスライドされました。

「ここがその漫画家先生のマンションのロビーです。インターホンを鳴らすと
 いつも、『少し待ってて』と言われこのロビーをグルグル回っていたんです。
 だから床の柄はよく覚えています」

そして、スライドは無事原稿を受け取り、近所のコロッケ屋で名物コロッケを
食べて、帰るところまでを追っていきます。個人的な記憶をデジタル上で再現
しそれを第三者に大画面で見せることの意味を鮮烈に印象づけられました。私
たちは、次のイベントの機会にはライフスライスを使ったワークショップを組
み立ててみようと考えています。

ライフスライスブランドカメラ発売まであと138日!

※ICC「「記録と表現ーアーカイヴを作る・使う」
 10月10日金曜日~11月24日日曜日 10:00-18:00 初台NTT ICC
 http://www.ntticc.or.jp/Calendar/2003/kirokutohyougen/index_j.html
 三橋先生によるトークショー付「Photoslideshow of Students COL.3」
 10月24日金曜日 入場無料 18:00-20:30 杜のホールはしもと
 http://archive.tamabi.ac.jp/slide_show/

~「情報伝達」から「体験伝達」の時代へ ~
L I F E S L I C E . N E T > > http://www.lifeslice.net/
ライフスライス研究所 主任研究員 川井 拓也
jp_kawai@lifeslice.net

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■シンポジウム案内
「文化・民族・芸術の記憶:生きのびるためのデジタルアーカイヴ」
http://www.ntticc.or.jp/Calendar/2003/kirokutohyougen/Symposium/event04_j.html
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グローバル化と今世紀世界95%の言語消滅、イラク博物館略奪、人類と個人に
とってのアーカイヴの意味と可能性を様々な視座より照射、シニカルにならず
明るく楽しく前向きでありながら、なおかつ確実な手法を探ります。ひとりで
もみんなでも、むりなくおもしろく。

日時:10月25日(土)14:00~
場所:ICCギャラリーA 東京オペラシティービル内
入場料(展示含む):一般300円、大学生以下無料
定員:200名(先着順)
出演者:平尾大輔(早稲田大学文化遺産デジタルアーカイブ研究所)+中野潔
(大阪市立大学)ほか
・インターネット中継
「文化・民族・芸術の記憶:生きのびるためのデジタルアーカイヴ」の模様は
インターネット中継されます。

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■編集後記(10/20)
・先の週末は、珍しくテレビドラマを見た。といっても、テレビをリアルタイ
ムで見るのはニュースと日本シリーズの一部だけだから、もっぱら録画。まず、
デジクリ関係者の間でも異様な人気の「トリック」を、初めて見た。不思議な
テンポと、ふざけた演技を楽しむ役者たち、このコミカルな推理ストーリーの
脇の甘さはすでにお約束になっているんでしょうね、スキあらばつっこもうな
んて考えずに(スキだらけだ)ぼーっと見ているとなかなか楽しめる。謎解き
があるから次回も見なくては。そして、そのあとは「白い巨塔」だ。このドラ
マには思い入れがあるから、とにかく第1回を録画しておき、サテと構えて見
たら「ニュースステーション」をやっていた。チャンネル間違いという致命的
なまちがいにがっくりきた。こういうことはじつは度々あるけど。(柴田)

・コジマの5年保証。別途加入金なしに保証してもらえるからとコジマで買っ
た友人から聞いた話。パソコンの場合は、修理の際に自己負担金が3万必要な
んだそうだ。ハードディスクの故障なんかだと無料修理は無理っぽい。そして
毎年保証上限が下がる。15万のパソコンだと、5年目は3万までの保証。つまり
自己負担金と同額なので保証を使っての修理は実質できない。買う時にひとこ
と言ってくれればよかったのにと嘆いている。サイトの案内読んでもよくわか
らないしね。だけどコジマは火災、落雷にも対応しているから、いざという時
にはいいかも。ソフマップは火災対応。ジョーシンは保証範囲が細かく記載さ
れていていい。火災、落雷はダメみたい。ヨドバシカメラはメーカー保証のみ。
ビックカメラは1年。店によって全然違うのねぇ。     (hammer.mule)
http://www.kojima.net/utilization/02/0210.html  コジマの保証
http://guide.sofmap.com/guide/ss/f1_01.html  ソフマップ
http://www.joshin.jp/members/5longrun/  ジョーシン
http://www.yodobashi.com/enjoy/question.jsp?page=10  ヨドバシカメラ
http://www.biccamera.com/bicbic/jsp/w/service/total_compensation.jsp

<応募受付中のプレゼント>
 3ds max アートワークガイド 1400号
 Webデザインひらめき☆ブック【レイアウト編】 1404号
 Webデザインひらめき☆ブック 【グラフィックパーツ編】 1404号

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