[1540] 希望を棄てるな

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1540    2004/06/11.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18825部
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     <では書道3段の私めが教えてさし上げましょう>

■映画と夜と音楽と… 215
 希望を棄てるな
 十河 進

■かりん島 
 ユニバーサルランゲージ-3 書道セッション<準備編>
 北川かりん

■展覧会案内
 岩本悠の流学写日記展-世界というレンズを透して見た自分-
 若木信吾写真展 On Going

■大阪産業創造館からの募集



■映画と夜と音楽と… 215
希望を棄てるな

十河 進
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●人間のダークサイドを描く映画作家

チャン・イーモウ監督の初期作品「紅いコーリャン」「菊豆」「紅夢」は、人
間の情念や怨念などをクローズアップするような暗い話だった。それはそれな
りに凄くて僕は気に入っていたのだけど、人間のダークサイドばかりを見せら
れる気がしたものだった。

それらの作品を見ているときに、僕は中上健次の小説群を思い出した。性を中
心に据えた複雑な人間関係を巡る物語が、神話的な高みにまで昇華しているか
らだろうと僕は思った。特に「紅いコーリャン」は荒削りな映像が現実感を感
じさせず、時空間を超えた物語になっていた。

「紅いコーリャン」の公開当時、映画の中に登場する日本軍が中国人を虐殺し
皮を剥ぐシーンが話題になり、一部の右翼が騒いだことがある。実際にそんな
こともあったかもしれないが、そこに出てくる日本軍は人間の悪を象徴する存
在のように僕には思えた。

コン・リーは、そんなチャン・イーモウ作品のシンボルのような女優だった。
菊豆(チュイトウ)を演じたコン・リーは、今村昌平作品のヒロインである左
幸子や春川ますみのように夫以外の男を知り、次第にしたたかで残酷で性に溺
れながら相手の男の小心さを見透かすような女になっていく。

だが、どろどろした人間関係に多少辟易しながらもチャン・イーモウ作品を見
る喜びは、その映像の美しさにあった。愛と憎悪に充ちた物語を美しい映像が
形而上的な世界へ昇華させるのである。「菊豆」の紅く染められた布が天井か
ら差し込む光の中に浮かび上がり逆光で水滴が輝くシーンの素晴らしさは、十
五年近くたっても忘れられない。

チャン・イーモウが変わったな、と思ったのは「秋菊の物語」を見たときだっ
た。1992年のことである。やはり、ヒロインはコン・リーが演じたが、中国の
田舎の平凡な主婦の役である。夫が村長に蹴られ寝付いてしまったため、村長
を訴えるのだが取り合ってもらえず、北京まで出てきて役所へ訴えるという変
な話である。

笑いが起こるシーンが随所にあり、コン・リーも汚れ役に徹してまったくきれ
いに見えない。かつて「中国の百恵ちゃん」と言われ、今年のカンヌ映画祭で
も美しいドレス姿を赤絨毯の上で見せていたが、「秋菊の物語」では中国の田
舎のおばちゃんを演じてリアリティがあった。それもチャン・イーモウの演出
力ではあったろう。

●女性に受ける映画作家に変身

「初恋のきた道」が評判になったとき、僕は監督がチャン・イーモウだと知っ
て意外な気がした。女性に受ける映画を作る監督ではないと思っていたのだが、
「初恋のきた道」はいつも女性客でいっぱいの渋谷のオシャレな映画館で単館
ロードショーになり、若いOLたちの支持を得た。

僕はその映画館が大嫌いなのと、若い女性客の中でひとり映画を見る苦痛を想
像して「初恋のきた道」は見にいかなかったが、後にビデオで見てあまりにあ
っさりした物語だったのでガッカリしてしまった。

映像は美しく、特に紅葉のシーンは素晴らしい。チャン・ツィイーはかわいく
純情可憐だし、一途な純愛物語は確かに感動を呼ぶ。料理はおいしそうだった
し、紅い布のイメージが脳裏に刻まれる。文化大革命時代の苦難も描かれる。
だが、僕にとっては何かが足りない映画だった。

しかし、その前作「あの子を探して」を見たときは、素人だという13歳の女の
子の素朴な演技に感心した。ヴェネチア映画祭で上映されたとき、10分以上の
スタンディング・オベイションが続いたのもうなづける。もちろん作品は「秋
菊の物語」に続いて二度目のグランプリを受賞した。

中国の田舎の小学校が舞台だ。しばらく学校を離れることになった先生の代わ
りに村長は13歳の少女を代用教員に任命する。「生徒がひとりもやめなかった
ら報奨金をあげる」という言葉を当てにして彼女は自分とほとんど歳が変わら
ない二十数人の子供たちを教え始める。

ある日、彼女の手を焼かせた最もやんちゃな少年が学校にこなくなる。少年の
家は貧しく、都会に出稼ぎに出されたのである。彼を連れ戻さないと報奨金が
もらえない。彼女は少年を連れ戻そうとする。だが、町に出るバス代さえない。
彼女は、子供たちと一緒に村の近くにあるレンガ工場で働いてお金を作る。

しかし、町に着いた彼女を待っていたのは働き先からいなくなってしまった少
年の消息だった。大都会の中でどうやって少年を探したらいいのか、泊まるお
金さえない彼女はどうやって少年を探そうというのか…、素朴な話だが展開は
スリリングだ。

「あの子を探して」も笑える場面がいくつもある。感動させようというあざと
いシーンはないが、すべて素人だという出演者のリアルな演技がじわじわと感
動を生む。

町の人に「テレビで探してもらえ」とアドバイスされた少女は、テレビ局の前
で何日も立ち尽くす。ドキュメンタリーのような撮り方が功を奏し、立ち尽く
した挙げ句、ある人物に声をかけられてもそれがストーリー展開のためのご都
合主義には見えない。

「紅いコーリャン」から「あの子を探して」まで、チャン・イーモウは情念や
怨念、憎しみを描く映画作家から、愛と希望を描く作家へと変貌を遂げた。

それは一見、ペシミズムからオプティミズムへの変節のように思えるが、彼の
「この世はつらく厳しく、生きるのは困難だ」という基本認識は変わらない。
その後に「しかし、希望はある。希望を失ってはならない」という言葉が続く
ようになったのである。

●ふたりの偉大な映画作家を思い出す

「初恋のきた道」の後に制作された「至福のとき」は、ストレートに「つらく
厳しい人生だが、希望を失うな」と訴える映画である。盲目のヒロインの最後
のメッセージ「あなたたちの善意の嘘に囲まれて私は至福のときを過ごした。
これから先、目は治らないかもしれない。苦労もするだろうけれど、私はひと
りで生きていく」がこの映画のすべてだ。

「至福のとき」を見ながら僕はふたりの偉大な映画作家とその作品を思い浮か
べた。ひとりはチャーリー・チャップリンであり、彼の代表作である盲目のヒ
ロインと浮浪者の愛の物語「街の灯」だった。本質的に悲観主義者であるチャ
ップリンは「人生はつらい。だが、希望を失わず勇気を持って生きていかなけ
ればならない」とすべての作品で訴えている。

もうひとりは「どの作品も楽観的すぎる」という批判を受け続けたフランク・
キャプラであり、娘の幸福のために街中の人間が嘘をつき浮浪者の母親を一日
だけ淑女に仕上げる物語「一日だけの淑女」という作品である。

若い頃、ホーボーとなってアメリカ中を放浪し様々な職業を経てハリウッドの
下積みから叩き上げて名監督になったキャプラが、人生のつらさを知らなかっ
た訳がない。人生の辛酸を嘗めたが故にキャプラは、ギャングでさえ善意の人
間になってしまう「一日だけの淑女」のような一見脳天気なコメディを作り続
けたのだ。

「至福のとき」も意地悪でひねくれた突っ込みができるコメディであり、ファ
ンタジーである。悪役はあくまで意地悪であり、善意の仲間たちはどこか抜け
ている連中ばかりだ。主人公だってリアリズムで考えれば絶対あり得ないよう
な行動をする。しかし、コメディの成立しにくい現代にあってキャプラのよう
なハートウォーミングなコメディを作ったことに僕は感動する。

●励ましに充ちたラストシーン

熱烈に結婚したがっている中年の(いや、もう初老か)失業中の男がいる。太
った女性は心が暖かいことを信じ、見合い相手に求婚する。相手の太った女は
二度の離婚をし子持ちである。ひとりは自分の息子だが、二度目の亭主の連れ
子で盲目の少女がいる。女にとって少女は厄介者だ。

男は女に旅館を経営している社長だと嘘をつく。だったら、あの子を働かせて
くれ、と盲目の少女を押しつけられ、少女をだまさなければならなくなる。男
は破談を怖れているのだ。少女の目が見えないので自分のアパートを「従業員
宿舎」ということにして住まわせ、自分はベランダで寝る。

勤めていた工場は倒産したのだが、男はその工場跡に様々なものを利用して高
級旅館のマッサージルームを作る。かつての仲間たちが協力する。少女を連れ
てきて、仲間を客になりすまさせて送り込む。少女に渡すチップは男が仲間た
ちに渡すので、何人もの客を送り込むとすぐに金がなくなる。

ある日、仲間のひとりが紙幣と同じ大きさに切った紙束を用意する。目が見え
ないなら大丈夫だろうという判断だ。結婚相手をだますためについた嘘が、い
つの間にか少女に希望を与えるための嘘になっていく。

ある日、父親から届いた手紙を読んでくれと男は言われるが、その手紙には少
女のことはまったく書かれておらず、女の金を持ち出して株につぎ込んですっ
たことの言い訳だけである。少女は、父親が自分の目を治す金を作るために遠
い都会で働いているのだと信じている。

その夜、男は少女に手紙を書く。父親からの手紙だと言って読んでやるためだ。
彼の書いた偽の手紙は、映画の最後に友人によって読み上げられる。その偽の
手紙は娘への愛情に充ち溢れ、娘へ希望を与えようとする想いが伝わってくる。
希望を棄てるな、と彼は書く。

  いろいろ嫌なことがあるだろう。
  つらいこともある。
  だが、さびしくても負けてはいけない。
  苦しくても希望を棄ててはダメだ。

ラストシーン、少女がしっかりとひとりで歩いてゆく励ましに充ちたアップシ
ョットに、僕はチャン・イーモウの志を見た。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
神田さんが朝日新聞のBEでインタビューを受けていた。カラー写真も掲載され
ていて、トレードマークの赤いジャケットが目立っていた。僕は一度お会いし
ただけだが、その時は赤い綿パンだった。

デジクリ掲載の旧作が毎週金曜日に更新されています
http://www.118mitakai.com/2iiwa/2sam007.html

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■かりん島 
ユニバーサルランゲージ-3
書道セッション<準備編>

北川かりん
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前回、キダムのコスチュームデザイナーのティナを訪ねて楽屋訪問した際、テ
ィナがフリーマーケットで購入した大きな書道用の筆を見せてくれた。柄は琥
珀の球をつなげて装飾され、房がとても大きなこの筆は日本人なら絶対買わな
いだろうという代物だったが、これをどうやって使ったものか分からないとい
うので、では書道3段の私めが教えてさし上げましょうという話になった。

書道3段というのは本当だが、普段の字が汚いのであまり公にはしていない。
日本の文化を外国の人に伝える手段を何も持っていないなーと若い頃感じてい
たけど、書道という武器があったのを忘れていた。それに外国人が見れば漢字
のうまい下手なんてわからないだろう。私は進んで先生役を買ってでた。

訪問当日、英語ができて、字のきれいな友人を誘い、ショーが終わった楽屋を
訪ねていった。ちょうど、その頃ウィーンから観光で訪ねてきた姉妹のサーシ
ャが加わり、私達は4人で書道セッションを行なう事になった。

まずは、お互いあまり知らないので、キダムのコンテナにある食堂で一緒に夕
食をとる事にした。2回目の訪問のせいか、前回よりもリラックスして話せて、
会話も盛り上がった。姉妹のサーシャ(初めて名前を聞いた時、宇宙戦艦ヤマ
ト!と思ったのは言うまでもない)はとても日本の現代美術及びサブカルチャ
ーに興味があるらしく、どこに行けば良いものに出逢えるか教えて欲しいと頼
まれた。

詳しく話を聞いていくと、サーシャは奈良美智の大ファンで、後、「ブライス」
という人形のコレクターだという事が分かった。知ってる人も多いと思うが、
「ブライス」とは頭が大きくて目がパチクリしているお人形で、ファッショナ
ブルな着せ替え人形である。リカちゃん等に比べると少しマニアックな存在の
お人形だ。

ティナと比べてぽっちゃりした彼女だが、見知らぬアジアの人間に緊張してい
るのかずっと堅い表情だったが、このブライスの話になると目尻が下がり顔が
くしゃくしゃになる。相当好きらしい。

一番びっくりしたのは彼女が「MANGA(まんが)」という言葉を使った事だろ
う。「コミック」ではなく「まんが」という言葉が世界では市民権を得ている
のである。

そういえば、銀座のグループ展でも観光客風の外国人がやってきて、奈良美智
のグッズを買える店を教えてくれと言われて困ったという話も聞いていたので、
日本の文化は外国では確実にお金になっている事を実感した。日本では全然お
金にならないのにね。そりゃ国をあげてアニメに力を入れるのも納得するよな。
だってお金になるんだもん。

そして店員がコスプレして販売している店にも行ってみたいという事だったの
で、私は「まんだらけ」とオタクの聖地「中野ブロードウェイ」、秋葉原など
何種類かリストアップして簡単な東京サブカルツアーを組んであげた。後で聞
いた話だが、サーシャは1週間の内3~4日を中野で過ごしたらしい。そしてダ
ンボール6箱分買い物して祖国ウィーンに送りつけたという事だ。日本にはも
っと素晴らしい場所もたくさんあるというのに……。

そんなオタク話をして盛り上がって空気も暖まってきた。私の友人は「何を話
してるんだ?」という疑問の念が、張り付いた笑顔の後ろに見えかくれしてい
たが、彼女も気持ちは通じているらしく何となくいい空気が漂っていた。

「じゃあ、そろそろはじめる?」
というティナのかけ声に従って私達は書道セッションの準備にとりかかった。
                             <つづく>

北川かりん
http://www.h3.dion.ne.jp/%7Etasu/index.htm

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■展覧会・イベント案内
岩本悠の流学写日記展-世界というレンズを透して見た自分-
<http://www.earka.com/index2.html>
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会期:6月5日(土)~20日(日)10:00~19:00 
会場:STUDIO EARKA スタジオ・アーカ(大阪市中央区心斎橋筋1-4-29 カメラ
のナニワ心斎橋本店5F)
内容:ハタチで日本から逃げ出して、カシミールの村に水を引き、インドで死
体を焼き、スラムのギャングと働き、大使館に殴り込み。世界20ヵ国以上を旅
して、体験記「流学日記」を自費出版。クチコミでベストセラーになり、その
収益でアフガニスタンに学校を作ろうとしている。そんな男の写真展。インド
の博物館では殺人鬼の生首が保存され公開されていたり、ケニアでは食べるた
めにヤギを生きたまま首からチョンギル写真もある。どれもその国ではあたり
まえの日常であることを伝えてくれる。
 
●岩本悠トークライブ(一般参加者対象)
日時:6月19日(土)15:00~17:00 
会場:セミナ-ルーム内(スタジオ・アーカ横)
参加費:700円
 
主催:ナニワ感動メディア研究所
協力:ゲンキ地球NET、大阪市立南小学校、CLOCKWORKs、Yプロジェクト、
(株)ナニワ商会
問合せ先:ナニワ感動メディア研究所 酒井咲帆 sakiho.sakai@728.co.jp

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■展覧会案内
若木信吾写真展 On Going
<http://www.punctum.jp>
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会期:6月13日(日)~7月16日(金)11:00~19:00 最終日17時 月休 
初日はトークイベントのため17:30展示終了
会場:PUNCTUM Photo+Graphix Tokyo(東京都中央区京橋1-6-6 ハラダビル2F
TEL.03-5250-5001)
(ギャラリーから)「写真の可能性を広げる」ために設営されたフォトグラフ
ィックス・ギャラリーPUNCTUMでは、開館記念展として、現在最も活躍を見せ
る若手写真家・若木信吾(わかぎ・しんご)の個展を主催することになりまし
た。近年、SMAPの広告や映画のスチルなど、広告の分野での活動がめだつ若木
信吾ですが、今回の写真展では、彼の本質というべき、リアルピープルを撮影
した新作を中心に構成を考えております。写真と映像による展示。

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■イベント案内
大阪産業創造館からの募集3件

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●街頭端末や交通ICカードを使ったビジネスアイデア募集
<http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.php?H_A_NO=02421>

新ビジネス創出エリアとして最適な都心部「御堂筋周辺」。そこに設置する
街頭端末で使えるサービス・コンテンツ・技術・ノウハウのアイデアを大募集。
6月14日(月)には事前説明会を開催。

●中小製造業のための経営向上プログラム「ものづくり技術経営(MOT)講座
~知的財産活用プログラム~」参加者募集
<http://www.sansokan.jp/eve/mot03>

ものづくり系中小・ベンチャー企業の経営者に対象を絞り、知的財産権の「創
造→保護→活用」の各ステップにおいて企業が取るべき対応、特に特許につい
て基礎となる知識を深め、「戦略的な創造と活用」を身に付ける。

●ロボカップ2005大阪世界大会に出場する ものづくり企業連合「ドリームチ
ーム」を募集
<http://www.sansokan.jp/robot/>

大阪産業創造館と大阪市は、次代の中核産業として期待されるロボット関連分
野の市場育成のため、ロボカップ2005大阪世界大会(2005年7月13日、インテ
ックス大阪にて開催予定)のロボカップサッカー(ヒューマノイドリーグ)
へ出場する産学官連携による開発グループを募集する。

<応募受付中のプレゼント>
『COOL JAPAN~疾走する日本現代アート』BNN新社刊
 以上デジクリ#1538号。締切は6月16日(水)14時です。

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■編集後記(6/11)
・昨日は久しぶりに渋谷に行く。オールアバウト・ジャパンのチャンネル担当
プロデューサーと打ち合わせだ。わたしのやっている「CG美少女」ガイドサイ
トのアクセス集計表をチェックしながら、サイトの改善点を話し合い、いくつ
かの具体的なアドバイスを受ける。その担当さんは、わたしの娘くらいの年齢
(かな?)で、「CG美少女」の受けるツボをすくなくとも二つは持ってる、明
るくてきれいな人だった。そんな彼女に手をとられ「ドカンとアクセス上げま
しょうね!」と見つめられたら、がんばります! としか言えないのであった
(一部妄想あり)。帰りに、駅前の山下書店に寄った。ここは小規模な店舗だ
ったが、さすがに書店らしい書店で、手書きのポップがちょいとやかましいも
のの、本の配置や品揃えが気持ちいい。これが当たり前の書店の姿なんだと思
う。わが家の付近の本屋とえらい違いだ。「トンデモ本の世界S」「トンデモ
本の世界T」を発見、2冊同時かい、買うしかない。3108円なり。これで数日は
楽しめる。/昨日の永吉さんの国際的発音問題に啓発され、孫娘の呼び方を変
えてみた。凪紗という名前なのでそれまで「ナッチー」と言っていたのを、昨
日妻とお買い物ごっこに興じているところへ「ナッティ~」と呼びかけて近づ
いたら、「あっちへ行って!」とけんもほろろで悲しい思いをした。(柴田)

・これ読んでいるアナタ、最近笑ってます? 額に縦皺出てません? ほおや
口角が下がってきてません? 口の端(それも片側)だけで笑ったりしてませ
ん? ちゃんと目も笑ってます? 私は反省しますわ。ずっと疲れ気味で余裕
がなくて、あんまり笑ったりしなかったんですよね。寝ても疲れがとれなかっ
たし。友人らに「この人混みの中で、一番疲れた顔をしている」「老けてみえ
る」「幽霊みたい」「精気や覇気がない」と言われるここ数年。まぁ、余裕が
なくて化粧や身なり、お風呂すら面倒だと思ってしまうんだから、同年代の女
性よりは老けてますわな。身なりを整えたり、笑ったりするのが面倒で、人と
会いたくなかったりしたし。化粧が面倒な時は「男なら良かったのな~」と思
うことも。集中力に欠けるし、視野(リアル・考えともに)狭まっていて、よ
くこけたり、力が入らなくて物を落としたり。考えると落ち込むからやめよう。
アナタも人生楽しんでくださいね。ちと化粧品でも買ってくるかな。いやいや
ここ数日は元気なはずだ。REDZONE~! 日曜日には極真ウェイト制大会を見
に行くんだい~!                    (hammer.mule)
http://www.kyokushin.co.jp/jpn/news/  極真会館

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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