[1648] 自分らしく差をつけたい

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1648    2004/11/30.Tue.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18195部
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          <iPodはペットによく似ている>

■買い物の王子さま(63)
 自分らしく差をつけたい
 石原 強

■デジタルサウンズ研究室 
 Audacity1.2.3リリース
 モモヨ(リザード)

■クリエイター手抜きプロジェクト(26)
 1分ごと自動的にPSDファイルをPDFに変換
 古籏一浩

■イベント・展覧会案内
 JPC conference 2004は見逃せない!
 もうひとりの山名文夫 1920s-70s
 山名文夫の世界 曲線のモダンガール



■買い物の王子さま(63) 
自分らしく差をつけたい

石原 強
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出かける時はiPodをいつも持ち歩いています。特に通勤時の退屈さを紛らわす
のに大活躍。でも通勤電車の車内を見回すと、iPodの白いヘッドフォンで音楽
を聴いている人をよく見かけます。人気があるのは素晴らしいけど、持ち物が
みんなと同じというのは何だか面白くない。ちょっとでも人と差をつけたい。

iPodはいつも鞄やポケットの中に入れて使います。でも、つるんとした表面は
傷つきやすいし、中には大事なハードディスクが入っているのですから、その
ままだとちょっと不安です。手っ取り早く見た目を変えて、大事なiPodを守る
ケースが欲しくなりました。

ネットで探すと様々なケースが見つかりました。Apple純正のものをはじめと
して、PCアクセサリーメーカーや鞄屋さんのオリジナル商品など。素材も、金
属やプラスチックでがっちり守るもの、革を使って高級感のあるもの、透明な
シリコンやiPodと一体化して見えるものもあります。使い勝手を考えると、ケ
ースをつけたままでも操作できる、充電ができるなんてのも便利そう。どれも
それぞれの良さがあって目移りしてしまいます。

シンプルさが身上のiPodには、過剰な装飾は似合わない気がします。丈夫さも
大事だけど、ポケットの中で邪魔にならない大きさのものがいい。普段使うも
のだから、某ブランドのようにiPodがもう一台買える価格なんてのはもっての
ほか。

そこで選び出したのはシンプルな布製のケース。メーカーは東京、浅草で昭和
28年から帆布を使った鞄を作り続ける老舗。丈夫で実用的な鞄にはファンも多
い。帆布とは、その名のとおり船の帆に使われていた厚くて丈夫な布です。独
特の素朴な風合いで、自然の素材ならではの温かさがあります。

そんなお店が作ったのは、2枚の帆布を重ねて3辺を縫っただけのように見える
簡素なケースです。商品を紹介するコメントは、たったこれだけ。

---
iPod専用ケースです。なんの変哲もないただの入れ物ですが、あったほうが、
ピカピカの背面が傷だらけになるのは防げます。
---

ワンポイントになっている犬のトレードマークがレトロな感じでいい。もちろ
ん価格も手頃。すべての商品は職人の手作りで、基本の9つの色が選べます。
写真はちょっとわかりにくかったですが、同じ素材の他の商品の写真から色の
雰囲気を想像します。iPodの白と銀に馴染みそうなグレーを選びました。

配達日の指定はできませんでしたが、サイトに明記されていた10日間ほどで届
きました。商品は四角い板のようにぺたんこです。何とか口を広げてiPodを入
れてみたけどかなりキツい。取り出すにはチューブを絞り出すように頑張らな
くてはならず、はじめから使いやすいとは言えません。

それでも、何度か出し入れしていると、固い帆布が馴染んできて、iPodにあっ
た立体的な形になってきます。さらに使い込んでいけば、色落ちの変化も楽し
めます。世界にたった一つのケースを目指して、長く使っていけそうです。

iPodケースを買ったお店「犬印鞄製作所楽天市場店」
http://www.rakuten.co.jp/inu/

【いしはら・つよし】info@webanalyst.jp
ウェブプロデューサー、ウェブアナリスト、iPod愛玩家
iPodはペットによく似ている。いい食事(データ)、しつけ(プレイリスト)
はもちろんのこと、一緒に快適にすごすために、服(ケース)もベッド(Dock)
も買った。あとはリード(ヘッドフォン)かな。
・ウェブマスターの情報源「ウェブアナ」
 http://www.webanalyst.jp/mt/

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■デジタルサウンズ研究室 
Audacity1.2.3リリース

モモヨ(リザード)
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これまで、いろいろなツールやサイトを紹介してきているが、今回は、過去に
紹介したものに関して二つ情報があるので、それを書く。書きっぱなしという
のは、やはり、よろしくない。

そこで、まずは、Audacityの新ヴァージョン関連情報。新ヴァージョンは、
1.2.3。なんか酷くゴロがいい。Audacityは、SourceForgeサイト内に有志が集
まって開発してきた、フリーで使える音声編集エディタである。

機能面で特筆すべきものはないが、それでも、私がこの可愛いツールを好んで
紹介するのは、なによりもSourceForgeが開発していること(オープンソース
で開発されていること)があげられる。また機能といえるかどうかわからない
が、このアプリケーションがマルチプラットフォームで動作する点。これを買
っているのである。

本家サイトでは、これをクロスプラットフォームという言い方をしており、以
前紹介したように、Windows、Mac OS X、Linux/Unixの主要なディストリビュ
ーションなど、様々な環境で動作する、ということだ。ここが最大のポイント。

私がアレコレ書くより、今ではサイトの日本語化も進んでいるので、下記のサ
イトに跳んで、右上の国旗群の中から日の丸を選んでクリックし、熟読をおす
すめする。
http://audacity.sourceforge.net/

今回のリリースで何がどう変わったかは、サイトの説明を読んでもらえば理解
できると思う。

各版の詳細なバグフィックスが大半のようだが、日本人である私からすれば、
(実は、かなり前からだが……)ソフトそのものが日本語対応になった点、こ
れがうれしい。

このコラムで最初に紹介した際、サイトで日本語化ボランティアスタッフを募
集中ということを書いた。多言語対応のソフトではあったが日本語版がなかっ
たのだ。それが今や、インスツールの際、言語選択メニューで、Japaneseを選
んでやれば、適切な日本語で諸メニューを表示してくれる。これは、つまり、
日本から有為のスタッフが開発に参加したことを意味している。これは嬉しい。
目出度いことである。

私がこのツールに興味を持ち、簡単な入門用解説記事をサイトにアップした際
に、開発スタッフから日本語化を担当して欲しい旨打診があったのだが、私自
身は個人的揉め事の最中にあり、ここで、皆さんに参加を呼びかけたが、それ
が、少しは効果を発揮したのだと、身勝手に、考えたい。なんかいい気分……。

んで、最後に、もう一つ、LitePC Technologies関連の日本語サイトに関する
お知らせがある。
http://lite.s55.xrea.com/

以前コラムで紹介したが、マイクロソフトの旧OS、98や2000を軽量化するツー
ルを主に扱う会社が、LitePC Technologiesである。上記、日本語サイトには、
その主要なタイプの紹介記事、リンクなどが掲載されているので、一度、チェ
ックしたら如何か。

モモヨ(リザード) 管原保雄
http://www.babylonic.com/

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■クリエイター手抜きプロジェクト(26)Photoshop CS編
1分ごと自動的にPSDファイルをPDFに変換

古籏一浩
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Photoshopのアクションは便利です。しかし、どうしても手作業でメニューを
選択するか、ファンクションキーなどを押さないとアクションは実行されませ
ん。どうせならば、定期的に勝手に処理してくれれば楽なのになあ、と思った
ことはないでしょうか。

MacOS XではAppleScriptとUNIXコマンドの組み合わせで自動的にPhotoshopの
処理を行わせることが可能です。MacOS Xをサーバーとして使っているならば、
フォルダにテキストファイルを入れておけばテキストを読み出して、アクショ
ンを実行させることで自動ロゴ生成サーバーというのも可能です。

それでは実際のやり方について説明します。今回は起動ディスクの最初の階層
にあるpds_dataフォルダにあるPSDファイルを自動的に検索、読み出して起動
ディスクの最初の階層にあるpdf_dataフォルダにPDF形式で保存します。

まず、PDF形式で保存するスクリプトが以下のものです。

// PDF保存オプション
pdfOpt = new PDFSaveOptions();
pdfOpt.alphaChannels = true;
pdfOpt.annotations = true;
pdfOpt.downgradeColorProfile = false;pdfOpt.embedColorProfile = true;
pdfOpt.embedFonts = false;
pdfOpt.encoding = PDFEncoding.JPEG;
pdfOpt.interpolation = false;
pdfOpt.jpegQuality = 3; // JPEG画質。数値が多いと高画質
pdfOpt.layers = false;
pdfOpt.spotColors = false;
pdfOpt.transparency = false;
pdfOpt.useOutlines = false;
pdfOpt.vectorData = false;

// 処理先のフォルダパス
folderRef = new Folder ("/psd_data/"); // 読み込み先フォルダ
savePath = "/pdf_data/"; // 保存先フォルダ
if(folderRef != null)
{
fileList = folderRef.getFiles("*.psd");
for (i=0; i {
fileObj = new File(fileList[i].fsName);
open(fileObj);
saveRef = new File(savePath + fileList[i].name);
activeDocument.saveAs(saveRef, pdfOpt, true, Extension.LOWERCASE);
activeDocument.close(SaveOptions.DONOTSAVECHANGES); }}

保存画質は

pdfOpt.jpegQuality = 3; // JPEG画質。数値が多いと高画質

の数値を変えてください。これはファイルメニューからPDFで保存する際に表
示されるダイアログの画質設定と同じ数値になります。このファイルをsaveTo
PDF.jsとして保存します。ここではdigiというユーザー名のホームフォルダに
保存されたものとします。

次にテキストエディタで以下のAppleScriptを入力しautoPS.txtという名前で
ホームフォルダに保存します。

tell application "Adobe Photoshop CS"
do javascript file "Macintosh HD:Users:digi:saveToPDF.js"
end tell

重要なのは以下の1行です。

do javascript file "Macintosh HD:Users:digi:saveToPDF.js"

"Macintosh HD:Users:digi:saveToPDF.js"の部分が実行したいスクリプトファ
イルへのパスになります。最初の「Macintosh HD」がドライブ名になります。
(ここでのパスはMacOSでのパスでターミナルで表示されるパスとは違います
ので要注意)

これで準備ができました。ここで、正しく実行されるかどうかターミナルから
以下のように入力してみてください。

osascript /users/digi/autoPS.txt

/users/digi/autoPS.txtの部分が実行するAppleScriptのパスになります。こ
こでのパスはターミナル上で表示されるのパス(UNIXでのパス表記)になるの
で注意してください。

これで無事に動作したら、あとは定期的に実行するようにするだけです。ター
ミナルから以下のように入力してください。

crontab -e

エディタ画面になります。iのキーを押してから以下のように入力してくださ
い。

* * * * * osascript /users/digi/autoPS.txt

入力が終わったらescキーを押してから:wqと入力しリターンキーを押します。
おかしくなってしまったらターミナルウィンドウを閉じて、「crontab -e」の
入力からやり直して下さい。その他の編集に関してはGoogleで「vi入門」と入
力すると表示されるリンク先のページを参照してください。

http://www.google.com/search?q=vi入門&ie=UTF-8&oe=UTF-8

これで1分ごとに自動的にPSDファイルがPDFに変換されます。1分ごとでなく
1時間に1回なら

0 * * * * osascript /users/digi/autoPS.txt

とすると12時0分とか6時0分など0分になった時にスクリプトが実行されるよう
になります。5分ごとにしたい場合には以下のように/5を付けます。

*/5 * * * * osascript /users/digi/autoPS.txt

このまま実行すると/var/mail/フォルダ内に実行結果がメールとして送られま
す。このメールが不要な場合には以下のように「 > /dev/null 2>&1」を付加
してください。

* * * * * osascript /users/openspc/autoPS.txt > /dev/null 2>&1

Photoshop だけでなくIllustratorでも同様にして定期的に処理を実行させる
ことができます。詳しくは拙著「Illustrator 10自動化作戦」を参照してくだ
さい。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839913544/qid%3D1075460148/
sr%3D1-8/ref%3Dsr%5F1%5F10%5F8/250-3176011-9058647

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
ハイビジョンカメラHDR-FX1のページを変更し、いろいろなサンプルをDVサイ
ズで見られるようにしました。(要QuickTime)
あと、ブログで利用できるJavaScriptのページも、暫定的に用意しました。
http://www.openspc2.org/blogjs/
LivedoorやMovableTypeなどで利用できます。

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■イベント案内
JPC conference 2004は見逃せない!
最新情報『Macy'sが求めるスピード、コスト、クオリティ』
<JPC メールマガジンより>
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12月10日(金)テピアホールでJPC conference 2004は開催予定だ。
テーマは「SWITCH」~デジタル思考へSWITCH、メディアがビジネスを変貌させ
る~ あらゆるコミュニケーション・メディアがデジタル化するなかで、何が
日本におけるデジタル化の障壁なのか? パブリシングの世界を俯瞰し、問題
を抽出する試みだ。

今回の見所はなんと言っても、アップルコンピュータの基調講演に引き続き、
[最新情報『Macy'sが求めるスピード、コスト、クオリティ』]だろう。

全米に141店舗を展開し、アメリカで最も有名なデパート「Macy's」の事例紹
介だ。今回のために来日するのは技術・プリプレスを担当するマイケル・マー
ゴリース氏。彼は50~60ページに及ぶ店舗広告、1日80~100に及ぶ新聞広告
の出稿、ダイレクトメール用の膨大なカタログページの制作などを統括する。

そのシステムはカスタマイズされたAppleScriptを基盤とし、FileMakerデータ
ベースを運用。統合された制作システムはあらゆる関係者(商品開発、写真家、
コピーライター、デザイナー、レイアウト、プリプレスなど)の間で、コミュ
ニケーションの自動追跡や画像の管理、情報の配布、意思決定を実行する。

またMacy's独自の自動レイアウトツール「Grid Maker」は、複数のピクチャー
ボックスを作成、それをInDesignのページにグリッドとして配置するという反
復作業を省力化するツールだ。しかもそのソフトは誰でもダウンロードできる
(英語版)。などなど最新情報に興味津々だ。詳しくは以下。
<http://www.apple.com/jp/pro/design/macys/>

聞いてみたいことはたくさんある。色管理はどうやっているのだろう? どの
くらいコストは削減できたのだろう? 費用はどれくらい必要だったのか?ワ
ークフローの構築は? トレーニングは? PDFへの移行は? などなど伺っ
てみたいところだ。特にこのセッションはクライアント、代理店、制作プロダ
クション、印刷関係者全てに大いに興味ある事例だろう。DON'T MISS IT!
(JPC メールマガジン11/29 理事長 猪股裕一氏のテキストから一部を転載)

●JPC conference 2004
http://www.jpc.gr.jp/jpc/events/2004/index.html

●JPCメールマガジンは、JPCホームページより配信の登録・変更が行えます。
配信中止やアドレスの変更はこちらから → http://www.jpc.gr.jp/mail/

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■展覧会案内
もうひとりの山名文夫 1920s-70s
<http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/>
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会期:12月1日(水)~12月22日(水)11:00~19:00 土18時 日祝休
会場:銀座グラフィックギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
TEL.03-3571-5206)
内容:これまであまり語られてこなかった資生堂以外での山名文夫の活動に焦
点をあて、ポスター、装幀、パッケージ、イラストレーションなど約300点を
とおして、新たな山名文夫像を描きだす。また、展覧会開催にあわせて、山名
文夫の代表作やデザイン論を収録した「山名文夫AYAO YAMANA 1897-1980」
(定価2,300円+税)を刊行する。

●ギャラリートーク:
出演:仲條正義×和田 誠×中島祥文 
テーマ:「戦後デザイン界と山名文夫」
日時:12月1日(水)16:00~17:30 先着70名 入場無料
会場:DNP銀座ビル5階
※参加ご希望の方は、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(TEL.03-3571-5206)
までお問い合わせ下さい。

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■展覧会案内
山名文夫の世界 曲線のモダンガール
<http://www.shiseido.co.jp/house-of-shiseido/>
───────────────────────────────────
会期:11月9日(火)~12月26日(日)10:30~19:00 月祝休
会場:ハウス オブ シセイドウ(東京都中央区銀座7-5-5 資生堂本社ビル 
TEL.03-3571-0401)


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■編集後記(11/30)
・大塚英志「くもはち」(角川書店 2004)を読んだ。「私があの男と初めて
出会ったのは私がまだのっぺら坊であった頃の話だ。」で始まる、インチキな
妖怪小説(と作家自身が言ってる)。あの男というのが、くもはちと名乗る売
れない怪談作家で、のっぺら坊のわたし「むじな」が狂言回し。わたしは元写
真師だったが、いつのまにかのっぺら坊になってしまい、くもはちとの妖怪コ
ンビで、あやしい事件の解決にあたる(?)という連作。なにしろ、小泉八雲、
夏目漱石、柳田國男、佐々木喜善、田山花袋、コナン・ドイルなどが登場する
んだからたまらない。実在した人物が、いかにもそれらしいニュアンスでうま
く使われている小説って面白い。なんとシャーロック・ホームズまで出てきて、
最後にはくもはちの正体が明かされる。大塚作品では、「北神伝綺」で柳田國
男、「木島日記」で折口信夫を狂言回しにしていて、しかもじつにもっともら
しい民俗学的味付けのうそっぱちなのが痛快だ。大塚作品は活字で読む方が面
白い。マンガ化するときは、なぜか白地の多い、シンプルな線のハイコントラ
ストな絵の作家が組む事が多い。そしてマンガの方が難解だ。最近読んだ「東
京ミカエル」(角川書店 2000)というマンガ、不条理を絵にした内容だから、
痛快なほどわからない。絵もうまくないのでなおさら腹が立つ。  (柴田)

・塊魂。弟が「あなどっていた」といいながら持って来た。フンコロガシのよ
うに、玉を転がしていき、そこら中にあるものをくっつけて玉を大きくしてい
くというもの。固めた玉を夜空に浮かべると星になる。カニ座やハクチョウ座
なんかも作れるし、流星にもなる。単純なゲームなんだけど、はまるはまる。
音楽も変に豪華でよろしい。              (hammer.mule)
http://namco-ch.net/katamari_damacy/  塊魂
http://katamaridamacy.jp/  公式
http://katamaridamacy.jp/game/game_01.html  塊魂って何ですか?

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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