[1779] スキルを磨くよりもセンスを磨く方が大切

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1779    2005/06/29.Wed.14:00発行
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     <60歳を過ぎないとクリエイターは一人前にならない>     

■ネタを訪ねて三万歩(5) 
 スキルを磨くよりもセンスを磨く方が大切
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王(13)
 intuos3 クラシックペン
 吉井 宏



■ネタを訪ねて三万歩(5) 
スキルを磨くよりもセンスを磨く方が大切

海津ヨシノリ
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この数週間、デジクリの配信がない日が多いので、どうしてしまったのだろう
かと思っていたらEudoraのスパムフォルダーに収まっていました。早々解除す
るのですが相変わらず引っかかってしまいます。私の神経質な設定に反応して
しまうようです(ほとんどデフォルト設定なんですけどね)が、それがなんだ
か調べているほど暇でもない(絵に描いたように教科書的な貧乏暇なし状態)
のでそのままにしています。ちなみに本文中の何かの単語に引っかかっている
のですが、それが何かを特定できません。最近の原稿にはもしかして胡散臭く
卑猥な単語が目白押しなんでしょうか?

さて、柴田さんは『週刊ナンタラカンタラ百科』が好きなようで、思わず微笑
んでしまいます。実は私も高校を出たぐらいの時から10年ほどは雑誌の創刊号
を買いまくっていました。そして、やっぱりオマケ付きには相当グラグラして
いたことを思い出しました。とにかく創刊号を読むというのは、いろいろな意
味で突っ走り始めた編集部の荒い息が伝わってきそうな勢いが誌面で爆発して
いるのが分かり楽しい瞬間です。しかし、当然ながら一度買うと続きが気にな
ってしまうわけです。そして毎日のように雑誌が創刊されているわけですから、
経済的にどこかで行き詰まってしまいます。

もちろん創刊号を無節操に買い込んでいたわけではありませんが、それでも毎
月確実に購入する雑誌の数が右肩上がりで増えるわけですから、尋常ではない
のは確かです。最後は食事代まで削っていましたが、とうとう限界に達して一
気にすべての購読を止めたことで我に返ったコトを思い出しました。

そんな風に購読を読者が断ち切らないように、あの手この手の特集を組むのが
編集者の手腕といったところでしょうか。ほんの少し歯車がズレていたら、創
刊時から雑誌ブルータスの編集部に入っていたかもしれない私としては複雑な
心境です。

とにかく購読を止めてしまうと、それらの購読がそれほど深い意味を持ってい
なかったことに気づいてしまうわけです。ちょうどパソコン黎明期に関連雑誌
をすべて購入していたときのような感じです。読まなきゃ読まないで別に困ら
ないことに気がついてしまうと、意外に冷静に対処できたりします。一種の中
毒状態からの脱却という感じですね。

さて、私もいろいろと中毒になったものがありました。物心ついた時からの限
りなく中毒に陥ったものを思いつくままに羅列すると、【折り紙、メンコ、悪
戯書き、プラモデル、SF小説、推理小説、写真撮影、レコード収集、映画鑑賞
……】といったところですが、今はこれらは完全に止まってはおらず小康状態
が続いているといったところです。全部が今も続いていたらそれはそれで怖い
世界ですからね。

でも、こういった勢いとこだわりの多くは、若い時にしかできないのではない
でしょうか。ギンギンに突っ張っている時です。あっ、もちろんヤンキーとい
う意味ではありません。とにかくそんな勢いが一番大切なんだと思います。

たとえば、パソコンやソフトの使い方をどれほどマスターしていたって、それ
でデザインができるわけじゃないし、イラストも描けるわけではないのです。
まっ、世の中には口八丁でデザインしている方が腐るほど居て、意外にそんな
方達の方が羽振りが良かったりします。本物の時代じゃなくなってしまったの
かもしれません。

●不思議な体験--出会い

さて、よく即戦力という言葉をいろいろなところで聞きますが、スキルが伴っ
ていなくてもセンスのある方は順応(即戦力までの道程)が恐ろしく早いわけ
です。つまり、スキルを磨くよりもセンスを磨く方が実は大切なんですが、そ
れを見誤ってしまうと行く先には悲劇しかないと思います。社会に出てから学
んでも十分に間に合うことと、社会に出てしまってからでは学びにくいことと
いうものは確実に存在しています。でも、デジタル化で何だかスキル優先、全
体主義的な価値観が優先されてきているような気がします。

理屈なんてどうでもいいから、とにかく何かを作ることが一番大切なことのは
ずなんじゃないでしょうか。それもやっぱり理屈でしょうか?

例えば、社会のルールを守ることは子供ですら徹底しなくてはならない原則で
すが、デザインやイラストレーションを学んでいる段階でいろいろな業界のル
ールや仕切りに神経質になることはないと思うわけです。そんなことは卒業し
てから関わる仕事でマスターする、あるいは合わせておけばいいことです。大
切なのはセンスなんです。ただ、それが何かを私はココではあえて触れません。
試行錯誤も学ぶことの一つだからです。なんでもかんでも人に頼っていればい
いってもんじゃないですしね。実はそんなことを強く感じた、様々な出会いが
先日ありました。

6月5日に初めて大学の校友会が主催する親睦会に参加したのです。いわゆる同
窓会です。今年は例年行われていた児童を対象とした工作教室などのイベント
にも期待していたのですが開催されなかったのが残念でした。でも、不思議な
体験をしたというのが偽らざる感想です。そもそも多くの参加者が私よりも桁
違いの先輩ばかりで、60歳を過ぎないとクリエイターは一人前にならないと痛
感してしまいました。まだまだ私はパワー不足の若造の域でしかありません。

そんなわけで当然知り合いなど居るはずもなく、オロオロしていると見覚えの
あるデザイン科のO教授を発見。思わず安堵し、授業時間の関係で普段話す機
会のない教授と話をする絶好のチャンスを楽しんでいたら、いつのまにか芋づ
る式に色々な方を紹介していただき、つい数分前までまったく面識のなかった
諸先輩達に誘われて二次会にまで参加してしまいました。着席した斜め前には
絵画学科のT教授がいらっしゃり、その面白い話術の世界についつい引き込ま
れてしまいました。私の恩師でデザイン科のもう一人のO教授もなかなかユニ
ークな話術の持ち主なのですが、その話はまた別の機会に。

実は親睦会で二次会にまでの流れの中で、ある絵画学科油画専攻の先輩と意気
投合するとともにその活動に共感し、何か手伝うことになりました。まだ具体
的なことはお話できませんし、頓挫してしまうかもしれません。しかし、もし
なんらかの形になればこの連載の中で発表してみたいと思います。

ところで、私は強面とか色々と言われてますが、意外に人見知りする方なんで
す。だから、そんな私でも参加したことで新たな出会いが生まれたわけですか
ら、とても有意義な時間であったことは確かです。実際に色々な集まり(招待
されると断れないですからね)で、まったく誰とも話をするタイミングがなか
ったという場合の方が多いわけです。これはさすがに疲れがたまります。だか
ら何のコネクションもない集まりには自然と足が遠のいてしまいます。そう考
えると、今回の集まりは面識はなくても同窓という括りでは共通点があるわけ
です。

だから、出会うべきして出会ったのかもしれないと(ヒツコク書きますが私は
運命論者ではありません)感じています。実は意気投合した先輩も今年初めて
参加したのだそうです。もし私やその先輩が気まぐれを起こさなければ出会わ
なかったわけです。つまり、もしかしたら永遠に出会わなかったかもしれない
わけです。なにせ先輩が卒業した年の私はといえば、まだ小学校5年生になっ
たばかりの良い子(?)だったわけですから。とにかくまた来年諸先輩達とお
会いできることが楽しみになりました。いやいや、その前にいろいろなところ
で遭遇しそうな予感がしています。

出会いといえば、逆に業界内で、いやコンピュータ雑誌などでの執筆者でまっ
たく面識のない方が恐ろしく多いことに気がつきました。もしかしたら住んで
いる世界が全くちがうのではないかというぐらいの感覚です。別に避けている
わけではないのですが、名前は存じ上げていても顔が分からないので知るすべ
がありませんし、さりとてどなたも紹介してくれないので、本当に分からずじ
まいです。もしかしたら、知っていて当然だと思われているのかもしれないで
すね。

基本的に老若男女どんな方達とも話をすることは大好きなんです。得るものが
満載ですから。でも、出会うことがないというのもそれ相応の運命なのかもし
れないですね。そんなときは無理して会おうとしない方がいいのかもしれませ
ん。いろいろな出会いや体験に触れることは楽しいことだと思います。

先日も大学で某メーカーのソフトを使ったハンズオンセミナーが開催された時、
なんとなく見てみたいという欲望がはたらき、私も傍観者というか天麩羅学生
をしようと参上。ところが成り行きでそのまま副手の方達と一緒に天麩羅副手
になってしまいました。でもとっても楽しい時間でした。

その場に居合わせた学生は、普段私が教えている学部とは違う学部の学生なの
で、たぶん私を新任の副手か、メーカーのサポーターぐらいに思ったことでし
ょう。もっとも副手っていうのはちょっと年齢的に無理はありますが、こんな
成り切りゴッコは大好きです。とにかく近いうちに本当に天麩羅学生をする予
定。もちろん事前通告してちゃんと許可は取りますけどね。

既に時効ですから告白してしまいますけど、実は学生の時にインテリアデザイ
ン科の後輩が苦手だった製図演習授業で、複数回身代わりをしたことがありま
す。たぶんバレバレだったと思いますが、先生は知らないふりをされていまし
た。いい時代だったのかもしれません。というわけで天麩羅学生は経験済みと
いうわけです。

ちなみに天麩羅学生という言葉は既に死語だと言うことを知り(びっくり)ま
した。今の学生には理解出来ない単語のようですので一応説明すると、【『天
麩羅~』とは、見掛けと中身が異なるもの。鍍金したものや偽物等を指す時に
使う】というわけです。

●6月のニュースから

ところで、6月はいろいろと業界が騒ぐようなニュースが目白押しでした。

まずAppleがIntelにシフトする件については、大切なのはMacOSのインターフ
ェースや操作性であってCPUの銘柄ではないと思いますので、私にはあまり興
味のない話でした。ソフトウェアを作成している側にとってはとんでもないこ
とかもしれませんが、私は現在はエンドユーサーですから。

続けてAdobe Creative Suite2日本語版のリリースについては、凄くいい仕上
がりで大満足なんですけど、いくらなんでもアップデートのサイクルが短すぎ
ではないかと強く感じていますし、なんとかしてほしいです。このペースだと
もしかしてCS3は2006年の暮れか2007年の頭なんてことになったら嫌ですよ。
そのころはIntel祭りですからリリースしても盛り上がりに欠けちゃいますよ。

次にMicrosoftとしてリリースされる、Expressionの公開バージョンである
Acrylicについては、意外と期待していたりします。見え隠れするLivingCels
のことは置いておいても、Illustratorに対する正当なライバル(FreeHandだ
と信じていた私)が消滅してしまった今となってはもっとも注目していいDraw
ソフトになってしまったからです。

ただし、Macintosh版は出ないみたいですからIllustratorのライバルにはなら
ないですね。少なくとも両方のプラットホームに対応していないと私は認めま
せんので。でもこんな時は何事もなかったようにWindowsユーザーのふりが出
来る私は相当ズルいかも。

最後にAdobe Photoshop World 2005 in JAPAN Conference & Exhibitionの開
催決定については、NAPP(The National Association of Photoshop
Professionals)のDavidさんとScottさんにお会いしているので、妙な興奮が
今からジワジワと沸いてきました。とにかくとっても楽しみです。

てな具合で、そんなことを1か月遅れに近いタイミングで触れてしまうと、な
んとなく間抜けな週刊誌状態(既に中吊り広告や見出しは逆の結果になってい
るという結末は日常茶飯事)の私になってしまいます。さりとて毎週なんて書
けないし、なんか方向性を見いださないとイカンと痛感。

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター
1997年9月号のプロフェッショナルDTP(デジタルプレス発行)から連載を行っ
てきた"Digital Gaphic's Tips"が、諸般の事情でソーテック社から近々に発
行(7月上旬)されることになりました。もちろん連載は今も続いています。
詳しくはソーテック社か私のサイトをご覧ください。

<http://www.kaizu.com>
<http://graphic.pastel.co.jp/kaizu/>

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・Apple Storeのお得な整備済み製品
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■グラフィック薄氷大魔王(13) 
intuos3 クラシックペン

吉井 宏
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別に、グラフィック関係のレビュー記事を連載するつもりはなかったんだけど、
短めにもう一本。

グリップタイプのペンは、初代intuosのオプションとして登場し、intuos2 以
降では標準で付属するようになった。ゴムのグリップ付きの太軸ペン(直径約
12~3mm)は大好評。あの「ドクター・グリップ」に似た使用感で、しっかり
握って描けるのが特長だ。

実は、かなり困っていた。太軸ペンは90%の人には使いやすいんだろうけど、
僕にはまったく太すぎた。腕全体で描くにはいいが、指先でコントロールでき
ないのだ。しかたなく、ゴムのグリップをはずして剥き出し状態(直径約9mm)
に。さらにグリップを固定する溝やボタン部分の出っ張りなどをカッターナイ
フで削り、かなり細くした。intuos2と3のペンの、せっかくの美しいデザイン
が台無し。

僕の主張はこうだった。「描きやすいペンの太さは人それぞれ。だったらでき
るだけ細いペンをデフォルトにして、各自がビニールテープを巻くなり木の軸
に挟むなどして太くして使えばいいし、オプションでゴムのグリップを売って
てもいい。細いペンを太くするのは簡単だけど、太いペンを細くするのは大変
なんだぞ」と。幸い、グリップをはずせる構造だったから良かったものの、プ
ラスチックの一体型だったら初代intuosとFAVOしか選択肢がない状態だった。
なんでもいいけど、オプションで細いペンを用意してよWACOMさん~~、と。

で、出ました。intuos3クラシックペン。
初代intuosと同じ細身ペン。シャープペン感覚で使え、細かい絵も描きやすい。
手の小さい女性には特におすすめ。また、タブレットでの描画が得意じゃない
と思ってる人は標準ペンが太すぎるだけかもしれなく、細いクラシックペンは
合うかもしれない。軸の細さだけ求めるならインクペンという選択肢もあるの
だが、クラシックペンの利点は芯(ペン先)を目的に応じて替えられること。
僕には「クラシックペン+ストローク芯」が最強だ。

余談だけど、intuos3の芯は3タイプある。標準芯、フェルト芯、ストローク芯。
フェルト芯は摩擦が大きくしてあり、ツルツル滑らない。ストローク芯はバネ
が仕込んであって、筆圧をかけるとペン先が少し沈み、小さな丸を描いてもち
ゃんと円形に描けるのが気に入っている。

これらのintuos3用芯は、なんと! 初代intuos、intuos2、FAVO全シリーズ、
Cintiq全シリーズ、昔のArtPadシリーズ、WACOMユニット搭載のタブレットPC
など、ほとんどのタブレットペンと互換性があるのだ(オプションのインクペ
ンなど一部不可)。ペンの感触にこだわりがある人なら、芯だけ購入して試し
てみる価値はある。描き味がぜんぜんちがいます。

【吉井 宏/イラストレーター】
増田ジゴロウの件を知って、気分がどよ~~ん。沈む沈む~~(番組は見たこ
とないが)。個人は無力なのか? 別件で、ガチャポンにもなってる有名オリ
ジナルキャラクターの権利がややこしいことになり、作者には一銭も入らない
ケースも聞いたことがある。事後では何でも言えるし、真相も明らかでない段
階なので、この件から切り離した一般論として書くが、こういう場合に何か対
策がないのかと言えば、やはりキャラクターの仕事では最初に契約書を交わし
ておくべきだったろう。また、3年もあったのなら、最悪の事態を招かないた
め無理矢理にでも権利関係をクリアにしておくことも可能だったろう。法律の
専門家の力も必要。人気キャラクターがおろされることで得する人は誰もいな
い。作者もテレビ局もグッズの会社も視聴者もみーんな大損している。キャラ
クターでなんとかなろうとしてる身として、この件から学びたい。あ~~まだ
沈む~。


<http://www.yoshii.com>
<http://graphic.pastel.co.jp/yoshii/>
<http://www.zbrush.jp>


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■編集後記(6/29)
・先日、久しぶりに上京して(といっても、家から新宿まで30分以内だけど)
やっぱり人混みは苦手で、用が済んだらサッサと退散したものだが、駅の壁面
に並んだスタンドから「R25」というフリーマガジンを抜いてきた。A4判、中
綴じ48ページオールカラー、表紙はデザイン悪いがツルツルの紙でちょっと無
料誌には見えない。「Restrict25」(25禁)というのが命名の由来で、子供は
相手にせず20~34歳が読者対象であるという。メインは25本のコラム、レビュ
ーっていうそうで、だから「R25」の意味も。社会、政治、経済、技術、スポ
ーツ、マネー、BOOK、エンターテイメントなど、1ページに2本ずつ+見開き1
本。これがけっこう読ませる。初期の「POPEYE」もこんなだったなあ。それぞ
れのレビューに「知っておくとためになる医療用語」とか「懐かしのアナログ
ゲーム売れ筋ランキング」などデータがつくのも面白い。ちゃんとしたインタ
ビューや特集もあって、これが無料とはもうしわけない。なぜ無料なのかは、
広告主付きという普通の仕組みだが、ターゲットをR25に絞っているから広告
表現も絞りやすく効果もあるのだろう。インターネット時代にこんな古典的な、
珍しくもない商売が成功しているようだ。「R25」というコンセプト、ネーミ
ングの勝利か。首都圏3000ポイントで、毎週木曜日に60万部配布とはすごい規
模だ。サイトを見たら、上京しなくても入手できるポイントが家のすぐそばに
あった。なんと吉野屋だって、意外だ。明日もらいに行こう。   (柴田)
R25サイト http://r25.jp/

・以前読んだ本のことが気にかかり、本棚から出して少し読む。今はどんな本
を出てるのか、作者のサイトはないのかと調べたらブログがあった。そこにあ
る顔写真を見て読む気が失せた。なんだか軽そうな人だなぁと。自分の数少な
いサンプルパターンでは、その感じの人はきっかり二通りに分かれてて、悪い
方のタイプに当てはまるのだ。何でも知っていそうな硬い文体とのギャップに
ついていけないのだ。でもブログに書かれている言葉は顔写真のイメージに近
いし優しい人のように思える。もう一度写真を見る。ハンサムなのに写真を掲
載しないのは、写真映りが悪い(内面が出ない)人なのかもしれないなぁとも
思い、この本が書かれた頃と今の作者は生き方が違うのかもしれないなぁとも
考える。驚かれるのが面白くて、無理してイメージ作ってるのかもしれない。
年齢を見た。こんなに若い人だったとは。「らしさ」や「尊敬」がくすぐった
い時期で、皆と同じ視線でいたいから、偉そうに見える容貌にはしないのかも。
今は優しい文体の本を書いているのかもしれない。     (hammer.mule)

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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