[1791] 「リロ&スティッチ」最高!

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1791    2005/07/15.Fri.14:00発行
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   1998/04/13創刊   前号の発行部数 18107部
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<長生きすれば何が起こるかわからないわ!>

■デジクリトーク:映画と遊ぶ夜
 キャラクターを好きになるって、こういう事だったんだ!
 高橋里季
 
■Otaku ワールドへようこそ!(8)
 パリジェンヌ、ナンパ大作戦
 GrowHair

■マガジンガイド&プレゼント
 Web Designing 2005年8月号 毎日コミュニケーションズ刊


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■デジクリトーク 映画と遊ぶ夜
宇宙最強!「リロ&スティッチ」
キャラクターを好きになるって、こういう事だったんだ!

高橋里季
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こんにちは。イラストレーターの高橋里季(たかはしりき)です。

手許にある、ユング心理学の手軽な心理テストでは、私は「外向思考型と内向直感型」の点数が高得点です。それで思い当たるのが、映画の好み。おもいっきりエンターテインメントの作品を楽しむか、思いっきり重くて難解な作品に涙を流すか、のどちらか。っていう感じがします。涙を流す場合っていうのは、ほとんどストーリーが解らなくても泣くし、マイナーコードじゃなくても泣きます。こういうのが、内向直感っていうのかな~?

そういう観点から、「マトリックス」は、エンターテインメントで楽しんで、しかも、訳もなく涙も出ちゃうんじゃないかな~? と期待していましたが、とうとう三作目でも、涙は出ませんでした。でも、わりと気に入った映画だったので、太極図をパソコンで描いてみて、入れ子模様にしてみたり、鏡像で並べて模様を作ったりして、「あ、この模様がマトリックスっぽいな」とかやって、遊びました。

そして! ここ数年で出会った、最大のエンターテインメントが、ディズニーの「リロ&スティッチ」です! もっと新しい映画の話しを書きたいんだけど、スティッチのインパクトを超えるモノは、ありません。

・ディズニー「リロ&スティッチ」公式サイト
< http://www.disney.co.jp/character/stitch/
>

だいたい私は、子供の頃からキャラクター商品っていうのは、好きになった事がなかったの。というのは、お誕生日とかにプレゼントでスヌーピーとか、いろんなぬいぐるみやマスコット人形を頂くのが定番で、高校生の時には捨てるに捨てられないキャラクター商品が、衣装箱に三個分はたまっていたにもかかわらず、私はそういうのを眺めるとカワイイとは思うものの「女の子って、こういうのが本当に好きなのかな~?」と、いまひとつ理解できませんでした。

デザインを学ぶようになってからも、クリエイターとして、キャラクター作品の仕事の内容を尊敬する事はあっても、キャラクターを好きになる事はなかったのね。

しかし! スティッチで、目覚めた私は、「キャラクターを好きになるって、こういう事だったんだ!」と実感。もう、スティッチだったら、携帯サイトの小さい小さいアイコンを見つけてもうれしいったらないんです。ぬいぐるみも六個も買いました。

私は、自分の年齢が恥ずかしいので、母親が子供にぬいぐるみを選んでいるような風情で、ディズニーストアで買い物をするんですが、どうしてバレてしまうのかしら? ストアの店員さんは、「スティッチがお好きなんですか?」と私の顔を見てニッコリ笑って、「スティッチ(の非売品)が当たるといいですね」と、クジを引かせてくれるのだ~! そりゃあ、欲しいさ!!!

スティッチのどこが好きかっていうと、解らないので一作目のDVDは、一カ月くらい、一日一度は必ず見ていました。全部が、好き! スティッチが、「宇宙最強の破壊本能を備えた生物として造られた試作品で、頭脳はスーパーコンピューター以上!」という設定でなければ、好きにならなかったかも。生意気~なスティッチじゃなきゃダメだし、もしも、スティッチの目の大きさが、10%小さかったらダメ、声も大事だし、間のとり方なんかがすっごくカワイイし。

サーフィンなんかやったことないのに、ポンと海に放り込まれたみたいに生まれちゃったスティッチが、なんとかボードに乗った! 次の波をかわした! また大きい波が来る! 行けるぜ~~~~!!! っていう感じが、気分爽快なのね。

スティッチ インパクトは、私に、「この年齢にして初めてキャラクターにハマったんだから、長生きすれば何が起こるかわからないわ!」という大きな希望を予感させ、9月にはスティッチの最新作DVDが発売されるの! っていうだけで、ハリのある毎日ですの。楽しみ~!

【高橋里季】riki@tc4.so-net.ne.jp
< http://www007.upp.so-net.ne.jp/RIKI/
>

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■Otaku ワールドへようこそ![8]
パリジェンヌ、ナンパ大作戦

GrowHair
https://bn.dgcr.com/archives/20050715140200.html

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思いきってパリジェンヌに話しかけてみよう。密かにそう心に決めて、フランスへ向かった。つい先日、6月中旬のことである。

いや、フランス行き自体は仕事で出張なのだが、帰りの飛行機の乗り継ぎの関係で、パリでほぼ丸一日空き時間ができる。その時間をいかに楽しく過ごそうか、という画策である。

去年の6月初旬に同じような状況で街をぶらぶらしたときは、いろいろな人が話しかけてきて、ちょっとした会話を楽しむことができた。向こうから話しかけてくるのがアリだったら、こっちから話しかけるのもアリではないか? カメコで培ったクソ度胸を発揮すれば、楽しみがいっそう広がるかも。で、収穫という言い方も何だが、とびっきりきれいな20歳の大学生3人が30分ばかり雑談につきあってくれた。

というわけで、今回はオタク文化を解説するという趣向からは外れるが、それはちょっと一休みということにして、個人的な旅行記におつきあい頂ければ。

●「ムッシュウうんちゃらかんちゃら」

去年の6月初旬のフランス出張では、仕事を済ませた後、マルセイユから高速鉄道TGVでパリに戻ってきて、ヒルトンホテルに宿泊した。エッフェル塔が見えると謳った部屋は一泊4万円もしたが(払うのは会社ね)、見えたのは脚一本だけ。ただの鉄骨じゃん。近すぎて、全体が見えん。

直前に決まった出張で、下調べする暇もなく、フランスのことをほとんど何も知らない状態で来てしまった。中学・高校時代、社会科の成績は全面的にほぼ壊滅状態で、ヨーロッパの白地図の上で、フランスがどれだか指せないほどであった。負け惜しみに「一生行かないようなところに詳しくなってどうするんだ」なんてうそぶき、その後も大して知識を蓄えてこなかった。行かないことにしていれば大丈夫と決め込んでいたので、行けと言われる事態はまったくの想定外。今さら不勉強を後悔した。

出張自体は駐在さんが送り迎えしてくれるので不自由はなかったが、パリで一日自由時間ができて、困った。どこへ行こう。ヒルトンのフロントで土産が買える手ごろなところはないか聞いてみたら、ボンマルシェを教えてくれた。もちろん聞いたことのないところ。タクシーで15分ぐらい。行ってみると、超高級ブティック街だった。ご婦人ものの洋服のお店がずら~っと立ち並ぶ。さすがはヒルトン。紹介するとこが違う。

教えてもらった通り、大きなスーパーがあり、チョコレートやら、マルセイユ名産のハーブ入り石鹸やら、土産物はすべてそこで間に合った。チョコレートを選んでいると、母親と高校生ぐらいの娘が近くでやはりチョコレートを見ていた。その娘さんが突然話しかけてきた。

「ムッシュウうんちゃらかんちゃら...」。こちらは予期せぬことに、口ぱくぱく状態でしばらく声が出なかった。何とか「英語が分かりますか」みたいなことを英語で言ったら、向こうも英語で返してくるではないか。で、「東京への土産を選んでいる」と言うと「私が好きなのはこれとこれ」とどんどん選んでくれる。ど、どうも~。

助かったけど、ちょっと面食らった。東京だとこういう場面で話しかけてくる人はめったにいない。こういうとき、頭が混乱する。あの女の子が特別に気さくな性格だったのだろうか。それとも、このあたりは人々が親近感をもって暮らしている地域なのだろうか。それとも、これがフランスの文化なのだろうか。答えは社会科の教科書に書いてあったっけ?

土産物選びが思いのほか早く片付いちゃったので、まだ暇がある。適当ぶらぶらしてみるか。適当にと言っても、どっちへ? またしても話しかけられた。「ムッシュウうんちゃらかんちゃら」。20代後半ぐらいのカップルの女性の方。英語で返すと、やはり英語に切り替えてくれた。

フランス人はプライドが高いので、英語が分かっても話してくれない、とよく耳にする。だけど、話してくれてるじゃん。ひょっとして、発音が悪すぎて英語だということに気がつかないだけだったのでは?

「何かお困りかと思って」。特に困ってはいなかったが、ちょうどよいので聞いてみた「この辺ってご婦人もののお店ばっかりですよね、紳士物はないのでしょうか」。さっきのスーパーの上の階にあるという。「ただし、すごく高いですよ。あ、あなたにとってはどうか知りませんが」。こちらもすかさず「確かに私は日本人ですけどね、そういうリッチな部類ではありませんから~」。ウケた。やった~♪

どうやら、少なくともあの女の子が特別ということではないらしい。東京の人ごみの中を誰とも口をきかずに何時間もさまよっていると、顔が仏頂面になってくる。そして、体力的な疲労とは別の疲労感が蓄積してくる。しかし、パリで、いつ誰から話しかけられるかという状態で歩いていると、顔がいつでも笑う準備をしている。そうすると、歩いていても何だかうきうきしてくる。そう言えば、街行く人々、みんな表情が豊かだ。

後々になって、あの出張は楽しかったなぁと思い出すのは、そういうことであった。旅先では、その土地の人と話をすることによって、そこへ来たなぁという実感が湧き、旅情に浸れるというものである。エッフェル塔や凱旋門はどうでもいい。

●今年もまたフランスへ

フランス出張なんて、もう一生ないだろうと気を抜いていたら、今年もまた来た。しまった、勉強しておくんだった。しかし、パリの楽しさはすでに知るところ。今回は思いきってこっちから話しかけてみよう。行くぞ、神風特攻隊。で、今回はリヨンで仕事を済ませた後、やはりパリのヒルトンを拠点にボンマルシェへ。横断歩道を渡っていると、横から「サヨナラ」と声を掛けられた。20代半ばぐらいの男性が愛想よく笑っている。「コンニチハ」と言ってみるが、向こうは「サヨナラ」。それしか知らないらしい。「ハイ、サヨナラ」。

去年のチョコ売り場には売り子さんがいた。南仏の太陽のように明るいおばさん。やたらと口が達者で、英語でしゃべってもよどみがない。姪っ子が日本に嫁いだだの、自分はまだ行ったことがないだの。スーパー全体での買い上げ額に応じてチョコをおまけしてくれた。ひょっとして経営者? メールアドレスを聞いてみたら、そんなものはないという。「パソコンだ、ネットだ、携帯だ、ってああいうのは仕事で使うもの。私の生活にはいっっっさい関係ないのッ!」と言ってカラカラカラと笑った。

外に出て、どこへともなく歩いていると、伝統の風格を感じさせる建物がある。塀で囲まれていて、入口から中庭が見える。教会だろうか、学校だろうか。入口脇から声を掛けられた。化粧気がなく地味ないでたちの中年の女性。フランス語しか話さない。「モンジェ」って「食う」って意味だっけ? レストランの客引き? これでは全く話にならない。でもなぜか、分かっちゃうんだな。物乞いだ。金を恵んでくれと言っている。5ユーロ(650円)あげたら、もっとくれと言う。あつかましいぞ。

塀伝いに歩くと別の入り口があり、警官が4人、ものものしく張っている。ここは何かと聞くとひどい発音で「公園」という。入ってもいいかと聞くといいという。特にIDの提示を求められることもなく、すんなりと。中は先ほどの敷地とは、壁一枚で隔てられている。

初老の夫婦が孫と思しき男の子をサッカーボールで遊ばせていた。聞いてみると、女性の方が「英語なんて何年ぶりにしゃべるかしら」と言いつつも答えてくれた。隣は修道院だという。道理で。で、さっきの女性は間違いなく物乞い。修道院は静観か、と言ってみると、道で起きていることは、関知するところではないという。ふーん、そういうもの?

一旦、外へ出て、パンと飲み物を買って戻ってきた。ここで昼飯にしよう。日差しが照りつけて、やたらと暑い。5歳ぐらいの子供たちはパンツいっちょで走り回っている。バケツで水をかけ合う家族も。

木陰のベンチに腰掛けてパンをかじる。美味いっ! フランスパンにハムとチーズが挟まっている。そのチーズが、ところどころに空洞のできたごつい食感のやつで、臭みが強くて実に美味いのである。ベンチの背もたれに小さな女の子が顔を伏せて「アン、ドゥ、トロワ、サンク、シス、...」と10まで数えた。かくれんぼみたいな遊びらしい。

さて、そろそろ...。

●ナンパ

正面には芝生が広がっていて、10歩ばかり先で若い女性が3人、芝生に直接座って軽い昼食をとりながら談笑している。揃いも揃って、みんな可愛い。フランス人の可愛いコというとソフィーマルソーが浮かぶが、ソフィー級のコなら、そこいらへんにいくらでもいる。すごい国だ。

悩んでいると一層緊張してきそうなので、さらっと声を掛けてみる。「ちょっとお話してもいいですか」。にっこりと笑って応じてくれる。やった♪ いける、いける。こちらは仕事で来ていて、今日のフライトで東京に帰るので、土壇場の観光だと告げる。聞いてみると3人とも大学2年生で20歳。社会学・政治学専攻。午前中に経済学の試験があり、それが済んだのでくつろいでいるのだという。大学名はシアンス・ポーというらしい。聞き覚えのない名前だ。

真正面のコはアリス。めっちゃ可愛い。にこにこと愛想よく笑いながら話してくれるので、こちらの緊張がほぐれる。けれどその笑顔がこの世のものとも思えないくらいきれいで、クラクラしてくる。またいでたちがちょっと挑発的で。濃紺のブラの上に真っ白なキャミソール。下着姿ではないか。ドキドキ...。

左側のコはサラ。ベンチからは背中しか見えなかったが、顔を見るとアリス以上に可愛くて、びっくり。インド風のデザインの小さな髪飾りをつけていて、極細の鎖状の金属がシャラシャラとたくさん垂れている。薄手のロングスカート。近づき難いほどの美しさを備えた若い女のコがすぐ横でフレンドリーな笑顔を向けてくれるのは、奇跡を見るよう。

右側のコはシシリア。アリスとサラが精巧な工芸品のような鋭い美を放っていたのと対照的に、ややぽっちゃりとして親しみやすそうな雰囲気を放っている。性格もややおとなしめで、おっとりしていそう。

まずはかねてよりの疑問。「聞きしに反し、けっこうみんな英語しゃべってくれるけど?」。「しゃべりたくない気持ちはあるわね」と白キャミのサラ。「それは、文化的に侵食されたくない心理?」「アメリカが嫌いなのよ」。はあ、イギリスではなくてアメリカですか。身も蓋もない物言いを反省してか、一般論的に「よその国に行くならせめて片言ぐらいしゃべれるようになって行くのが礼儀ってもんでしょ。母国語で世界を渡り歩けるって態度が傲慢なのよ」。「でもそれって(態度の問題ではなく)現実じゃん」と髪飾りのサラの突っ込み。

少なくとも主義に一貫性のあるところを示したかったか、アリスは留学先を決めたときの話をした。大学のカリキュラムには海外留学が含まれていて(どんな大学だよ?)1年のときに留学先を選んでおかなくてはならない。日本にしようかとよほど考えたけど、日本語を習得するのが大変そうなので断念し、結局カナダにしたという。自分の主義主張に縛られて行動が制約されるのももったいないなぁ。

日本語は難しいか、と聞いてきた。何か気休めを言ってみるべきかとも思ったが、ぶっちゃけ難しいでしょ。文法の構造が全然違うので、日本語と比較したら、英語もフランス語もドイツ語も方言みたいなもんでしょ。

アリスによれば、言語には美しい言語と美しくない言語があるという。フランス語はもちろんとして、ドイツ語も美しい。けど、スペイン語はそれほどでもないという。何が基準なんだと聞いてみると、言語全体の構造かな、という。それと、リズム。はあ~、さっぱりピンと来ない。

日本語の単語を何か知っているかと聞いてみたら、3人揃って、全く何も。とりあえず「どうもありがとう」を教えてあげた。覚え方は "Donnezmoi des gateau." (どねもわでがとー)。意味は「お菓子ちょうだい」。ちょっとウケた。やった♪

フランス語は分かるのか、と聞かれた。い、痛いっ。大学のとき第2外国語でいちおう取ってはいたのだ。しかし、1年目は基礎の基礎で終わり、2年目はジャン・ジャック・ルソーを読まされた結果として、何ひとつ身につかなかった。成績はそれほど悪くはなかったはずだが。大体、一生使う機会がないと思ってる言語の学習に身が入るはずがないでしょ。

日本にはどんなイメージをもっているかと聞いてみた。他の二人はアリスに「答えてよ」とばかりに目配せして、いつもアリスが答える役になってる。まじめ、よく働く、学生はよく勉強する、と。いちおうヨイショした後、「正直に言っていい?」と聞いてきた。「どうぞ」と言うと、「個人主義の考え方ができてなくて、集団優先なんでしょ」と。その言には、まだまだ考え方が前時代的というニュアンスが。いちおう、最近は急速に変わってきている、と弁明しておいた。それと「生徒はいじめられて自殺しちゃうんでしょ」と。はぁ、よくご存知で。

日本の文化はフランスにどの程度浸透しているか、聞いてみた。すぐに出てきたのは、日本食レストラン。パリのあちこちに店があるという。ポップカルチャーに話を振ると(やっと出ました、オタ話)宮崎アニメがまず出てきた。やはり「千と千尋の神隠し」の金熊賞受賞は大きかったようで。それとポケモン、たまごっち。日本語を全然知らなくても、そういうのは出てきますか。

だいぶん話し込んだ。そろそろ行かなくては、という。いや~、楽しかったよ。いちおうこちらの名刺を渡したが、彼女らの連絡先を聞き出すことはできなかった。その後、向こうからの連絡は、ない。 _| ̄|○
多分、雑談なんて日常茶飯事の、軽いこと。私のことなんざ、もう記憶の片鱗にすら残っていないかもしれない。まあ、いいさ。

さて、彼女らの大学を調べて見ると...。パリ政治学院(Institut d'EtudesPolitiques de Paris)は社会科学系のグランゼコール(Grandes Ecoles)でフランス屈指のエリート校。通称 Sciences-Po。著名な出身者にはジャック・シラク(現フランス大統領)、フランソワ・ミッテラン(元フランス大統領)がいる。

ぶっ。雲の上だったのね。

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
国際遊び人。6月はサンノゼ、リヨン、またサンノゼとちょっと多忙だった。出張から帰って上司から「どうだった?」と聞かれ、思わず「楽しかったです」しまった。苦虫噛み潰し顔の上司。
7/1(金)の『Creator's Table Vol.3』で初めてデジクリスタッフの方々にお会いしました。柴田編集長が思い描いていたのと全然違う印象でびっくり。明るく、元気に、愛想よく仕切っておられました。編集後記からはもっと気難しい印象でしたが。「だってじいさんだもん、来年還暦」。全然そうは見えません、って。本来写実的なはずの写真を素材にして、天使を描写した幻想的な作品に仕上げる所幸則さんは前々からすごいと思ってましたが、手の内を聞けて尊敬の念を新たにしました。スタッフのみなさん、楽しいひとときをありがとうございましたー。

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■ブックガイド&プレゼント
Web Designing 2005年8月号 毎日コミュニケーションズ刊
< http://book.mycom.co.jp/wd/
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<編集部より>
こんにちは、Web Designing編集部の木村です。洗濯のタイミングに気を使う今日この頃、いかがお過ごしですか。梅雨が残っているんだかなんだか、まだまだ雨の多い7月ですね。今日は降らないだろう……と思って外出すると夕立に遭ってしまい、コンビニの味気ないビニール傘が増えっぱなしの日々です。みなさんはどうですか?

さて、今月のWeb Designingは今話題のソーシャル・ネットワーキングにも繋がる新しい「クチコミの効能」を分析しています。人間のつながりを意識した(?)表紙は、いつもより少しだけアーバンな雰囲気。ぜひ本屋さんでチェックしてみて下さいね。

●特集1「クチコミがWebマーケティングを変える」ーWebの特性を最大限に活かす古くて新しいメソッドー

Webを利用したマーケティングにおいて、最近特に注目を集めている、「クチコミ」というキーワード。リアルな世界での友人や知人とのコミュニケーションによって成立していたクチコミは、Webという広範で柔軟なメディアを得て、急速にその存在感を増しつつあります。特に、blogやソーシャルネットワーキングサービスなどによる個人と個人の新たな結びつきは、これまでになくスピーディーで効果的なクチコミの拡散を可能にしているのです。特集1では、従来のマーケティング手法を根幹から揺るがしつつある、このクチコミという現象について考えてみたいと思います。

●特集2「一段上のフォトギャラリー」―カスタマイズ可能な5つのデザインパッケージ―

写真を誰かに見てもらいたいという気持ち。それをWeb上で簡単に実現できるのが“フォトギャラリー”です。しかし、そのパッケージ作りは意外に曲者。ソフトに手軽さを求めれば同じようなデザインになってしまい、ゼロから作るには手間がかかる。「どちらかをあきらめるしかないの?」というジレンマを抱える読者は多いはず。そこでWeb Designingでは、5人のWebデザイナーさんに、フォトギャラリーサイトに使えるフリーテンプレートを作成していただきました。

これらは、ECサイトの商品カタログとしても応用できます。同じ見せるなら、より使いやすく、よりクールなパッケージで。仕組みから使い方、カスタマイズまでまとめて解説します。

その他、PHPのちょっと面白い使い方を提案する「PHPでいこう! 2nd Flight」や電話音声でWeb上に書き込めるスケジューラを解説したVポータル連載( http://www.ntt.com/v-portal/
)、イラストレーター奥原しんこさん( http://www.shinko.cc/
)をフィーチャーしたツクルヒトなど、情報満載でお届けします。お楽しみに!

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は7月22日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月上旬掲載予定です。
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■編集後記(7/15)
・今日の朝は、犬に起こされた午前5時。いつもは玄関か仕事部屋で寝かせているが、10日にいっぺんくらい夜中にふにゃふにゃ鳴くのでテラスに出しておくことがある。昨夜はそのケース、朝になって猛烈に吠え続けるので、あわてて家の中に収容したのだが、原因は近所の黒犬ラッキーの脱走だった。老夫婦に飼われているようだが、ときどき逃げ出してあたりを徘徊し、よその飼い犬に吠えかかる性悪なヤツで、あちこちで犬の声が聞こえるのはヤツがその方面に行っているからだ。敏捷だから逃げたらしばらくはつかまらない。老夫婦が路上でおろおろしている。9時頃まで町内の犬たちをかまって歩いていたようだ。おかげで、5時に目が覚めてそのあと眠っているような目覚めているような中途半端なまま、いつもの起床時間が来た。なんとも調子の上がらない午前中だ。本当は5時にそのまま起きてしまえば、仕事に早く着手できていいのだが、決断できないのがわたしの弱いところ。ねむい。(柴田)

・KNN Night 関西「未来のラジオを手に入れよう!」~話題のポッドキャスティングを手中に収める7つの秘訣~参加者受付中。/プレゼントでおなじみのWeb Desiging誌。木村女史より「musikism_あの人のオススメ音楽」というコーナーの執筆を仰せ付かる。雑誌やビジネス系フリーペーパーで、ITやアプリケーション絡みの執筆をしたことはあったが、音楽について書ける機会は今後もそうあるまい。二つ返事で引き受けたもののとっても難しい。本文は真面目なものと後記ちっくなものと二つ書いた。どちらが採用されたかは……良かったら見てね。明日発売!(hammer.mule)
http://www.dgcr.com/seminar/knn.html
 KNN Night 関西

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