[1805] これからはローキックの時代だ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1805    2005/08/18.Thu.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18477部
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      <作品には「鑑賞の手引き」がもれなくついてます>     

■笑わない魚(165)
 これからはローキックの時代だ
 永吉克之

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト(75)
 Apple Store銀座でFileMakerユーザイベントやりますっ!
 茂田カツノリ
 
■イベント・セミナー案内
 Filemaker関西ユーザグループ
 F-siteセミナー
 「読んでから観るか観てから読むか」アート展
 KNN Night Kansai vol.02「テレビとインターネットは融合するのか?」
 


■笑わない魚(165) 
これからはローキックの時代だ

永吉克之
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ボクシング用語を使って「ボディブローのように後で効いてくる」という比喩
的表現を日常よく使うが、これまでボディを執拗に打たれて、その蓄積したダ
メージが後になってジワジワと効いてきたという経験がないので、それがどう
いうものなのか実感がわかない。

なんの番組だったか、美人アナが「こういう言葉がボディブローのようにジワ
ジワと効いてくるんですよね」とかなんとか話していたが、どうしても彼女自
身が、ボディブローを受けた苦しい経験から言っているとは思えなかった。

実際にボディブローを打たれて、後でジワジワと効いてきたことのある人間は
私の周囲にはいないようだ。営業マンだった亡父が「取引先で担当者から、さ
んざんボディに連打を浴びてね、会社に戻るころにはそれが効いてきて、仕事
にならなかったよ」と疲れた顔で話していた記憶がない。

また、イトコの子供で小学校五年生になる男児が、下校途中から自宅に着くま
で不審者による執拗なボディ攻撃を受けつづけて、すっかり体力を消耗したと
話しているのも聞いたことがない。

つまりボディブローを受けて、後になってダメージが効いてくる状態を経験し
ているのはボクサーだけだから、真にこの表現を使う資格があるのもボクサー
だけである。これは、道を歩いていたら脇にある竹薮から、いきなり棒が飛び
出してきてビックリした経験のある人間だけが「そんな薮から棒な」と言える
資格があるというのと同じことだ。

ところで今の日本は、ガッツ石松や輪島公一、具志堅用高が活躍していたころ
のようなボクシング王国ではない。信じられないだろうが、ボクシングはかつ
ては毎週ゴールデンタイムに中継をやっていたほどの人気格闘技だったのだ。

それが格闘技といえば、今では、K-1やPRIDEに完全に人気をさらわれて、世界
タイトルマッチですら、よほどのカードでなければテレビ中継されないという
凋落ぶりである。だから「ボディブロー」ではなく、K-1にならって「ローキ
ックのように効いてくる」と言った方が、経験のない人でも分りやすいだろう。

ローキックとは、要するに相手の脚を蹴る技で、これを何度も食っているうち
に脚が激痛を覚えるようになり、ときには骨折することもあるらしいのだが、
なにしろ地味な技なので、シロウトがテレビで見ていて面白いものではない。

●コンピュータの発する音はローキックだ

今持っている唯一のマシン(PowerMac G4)は、たしかもう5年以上使っている。
人間の年齢に換算すると75歳以上だ。いつ逝ってもおかしくない年齢なのだが、
なにしろ赤貧洗うがごとくなので、買い替えることもできない。

しかし、いまだにパワーキーを押すと、ピンカラポンと元気な起動音を鳴らし
てくれる。ほっ、今日も生きていてくれたか、いじらしい奴め、と安心すると
ともに、この音が死出の旅への一里塚、臨終へのカウントダウンにも聞こえる
ようになってきたのである。いまではパソコンを立ち上げることすら恐く感じ
るほどダメージが蓄積してしまった。なにしろ、このマシンがイカれたら、私
はただでさえ失業者なのに、もっと失業者になってしまうのである。

だから、本体からの異常音には特に過敏になっている。あるとき「ジジジ…」
という耳なれない音がしたので、わっと驚いてシャットダウンしたのだが、ま
だ聞こえている。シャットダウンしたのにまだ異常音が止まないとは、もはや
これまでか、と覚悟をしたが、結局それがエアコンの漏電の音だと分かって命
拾いをしたような気になったものだ。

またあるとき、「ガターンガターン」という電車が走行するような大きな音が
聞こえてきたので、あわてて制作中のデータを保存して、MOにバックアップを
とって、ユーティリティでチェックをしたが、どうしても音が止まないので、
またシャットダウンしたら、自宅の前の高架を電車が走行する音だと判明して
九死に一生を得た思いがした。

そしてつい最近のことだが、

「和子はん、ええかげん契約書に印鑑おしたらどないでんねん」
「いいえ、わてが生きている間は、この店は誰にも売るつもりはおまへん」
「そやけどな、こんな店もう流行りまへんで」
「ほっといとくれやす。この店はわての死んだ亭主の形見や思て守ります」
「ほーでっか。ほなしゃあないな、組長、組長! 来とくんなはれ」
「ごめんくさい」

といった会話のような音が聞こえてきたので、こんどこそ完全にマシンが逝っ
てしまったと観念し、なにもかも投出して畳の上にごろんと寝転んで、テレビ
の方をみたら、その音の出所が、吉本新喜劇だということが分かって、地獄で
仏に会ったような気分を満喫することができたのであった。

このように、ローキックとは人を狂わせるのである。

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
どえらく前にテレビから録画しておいた中国映画『始皇帝暗殺』をやっと観た。
どうせスケールがでかいだけで中身の薄い作品だろうと思っていたが、独特の
演出や映像美が印象的で、ストーリーが分かりにくかったが楽しめた。とにか
く、ちょっと変った映画だ。中国映画に対する観念が変った。

・Blog <http://www.naga44.com>
・EPIGONE <http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework>
・携帯メルマガ『絶対真理』<http://mini.mag2.com/pc/m/M0040937.html>

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト(75)
Apple Store銀座でFileMakerユーザイベントやりますっ!

茂田カツノリ
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幼稚園~小学生くらいの子を持つ親にとって、一年じゅうでもっとも恐怖な時
期、それは夏休みだ。うちの場合は幸いにも年子姉弟で、ほっといても勝手に
遊びを考えて盛り上がってるので手はかからないほうだが、それでもカミさん
はまともに仕事させてもらえてない。まあ、どうせすぐに遊んでもらえなくな
るから、いまのうちなんだけど。

●イベントを仕掛けてみて思ったこと

以前も書いたとおり、僕は仲間と共同でFileMakerのデータベース開発専業の
新会社「有限会社レクレアル」を作った。そして渋谷に事務所借りたので、来
週くらいから本格稼働を始める。

そしてFileMakerのイベントを主催することになったので、そのへんは後半で
ご紹介させていただく。

僕はフリーになってからずっと一人でやってきたし、結婚してカミさんと会社
作った後も、本職のWeb制作においては外部の人と深く協力しての仕事はして
こなかった。しかしこの点を近年結構な勢いで反省していて、もっと同業者と
かと協力しなきゃと考えるようになったのだ。

そのおかげで、今回の新会社にしても、後述するトレーニングやApple Store
でのイベントにしても、結構楽しそうなことが実現できた。当たり前の話だが、
やっぱり人との交流は深めにやらなきゃなあ。交流を広めることで痛い目に遭
うこと、不快な思いをすることもあるけど、それも人生だなあとか思ってたり
する。

さらに言うと、人材というものについても柔軟に考える必要があるかと思う。
世間の大企業では、資本関係のない相手どうしでも、より深く共同事業を行お
うという際などには社員の出向を行っている。

我々のようなほぼ個人レベルで仕事しているものでも、たとえば一年間社長自
身が他の企業に出向するとか、企業の若手社員に現場経験を踏んでもらうため
僕の助手を一年やってみるとか、そうした人材交流っていうものをもっと進め
るべきなんだろう。

常に人が足りない状況なのがWeb制作会社の常だけど、それでも一定期間別の
企業に出向するというのは、本人にとって貴重な体験になる。そのあたりを、
いかに柔軟に考え、柔軟に対応できるかっていうのは今後大事なような気がす
るのだった。

たとえばの話だけど、フリーでやってきたけど売り上げ伸びないし、いっそ就
職でもしようかなとか考えてる人は、あくまでフリーの立場のままで一年契約
とかをめぼしい会社に売り込んでみるのはどうだろうか。

フリー経験のある人はコントロールしにくいという企業側の意識もあるみたい
で、他の社員と横並びの雇用は難しいという話を聞いたことがある。それより
も、自分の一年間とかを買ってもらう形のほうが、お互いにいいんじゃと思っ
てみたのだ。

ということで、僕もUSのFileMaker社に履歴書出してみよっかな。

●FileMaker関連イベント三連発!!

【1】FileMaker 7トレーニング「ステアウェイ・トゥ・セブン」

明日8月19日(金)から8月21日(日)の開催は、実は本日お申し付けいただけ
たらギリギリご参加いただける可能性がある。この場合、携帯電話等のご連絡
先を明示お願いします。お申込いただいても、万が一間に合わなかったらすみ
ません。下記に来月以降の日程が掲載されていますので、ご検討ください。
<http://www.sevensdoor.com/seminars.html>

正直、このトレーニングについては集客を相当心配していた。アメリカのFMP
trainingという著名なコースを翻訳していて、内容はイイ。しかしFileMaker
のプロの開発者向けな内容であり、日本にはそんな人あまりいない。おまけに
告知もプロの開発者にどこまで届くかが不安だった。

しかしフタを空けてみたら、ちゃんと集まって頂けて感謝である。3日間で
138,000円というのはプロ向けのハンズオントレーニングとしては普通の価格
設定だと思うし、実際それでも赤字にはなるのだが、その赤字幅も「ま、いい
か」と思えるレベルだったからよかったのだ。

【2】DevCon行ってきます

毎年8月末にアリゾナで開催されるFileMakerの祭典「FileMaker Developer
Conference」(DevCon)に行ってくるので、しっかり情報を仕入れてきます。
実際、ここで紹介されるノウハウは素晴らしいものがあり、FileMakerという
ソフトに対する意識すら変えさせる力がある。ここで得たネタは、可能な限り
書籍やWebサイト等でご紹介します。

【3】Apple Storeでイベントしますっ!

DevCon終了直後でいろいろと話のネタがある時期ということで、下記イベント
を開催することになりました。

[FileMaker Fun Night at AppleStore銀座]
DevCon帰りのsevensdoorメンバーが、FileMaker最新情報について2時間ぶっ通
しで語ります。何をどこまで話せるか、その限界に挑戦しちゃいます。DevCon
お土産プレゼントもあります。ぜひご参加ください。

イベント名:FileMaker Fun Night
主催:sevensdoor.com
日時:9月10日(土)17:00~19:00(2時間)
場所:AppleStore銀座 3Fシアタールーム
参加費:無料(事前登録等も不要です)
・内容(予定)
(1)FileMaker Developer Conference旅行記
(2)どこまで語れる?FileMaker最新情報
(3)自由質問コーナー
(4)Developer Conferenceお土産プレゼント大会

※ご存じの通りApple Store銀座のシアターは結構広くて、あまり閑散として
は恥ずかしいから、なんとか来てくださいお願いします。人数あわせで親戚と
かお子様とか近所のオッサンとか等身大の特殊な人形とかをご同伴いただくと、
なおありがたいです。

[イベントの詳細はこちら]
<http://www.sevensdoor.com/>

▼助手募集!
前号で書いた助手募集、いまだ継続中です。
<http://www.dgcr.com/cgi-bin/backnumber/back.cgi?mode=right&year=2005&
month=7&day=28>

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター。いろんな企みを進めてはいるが、
その歩みがどれも鈍すぎて、このままでは還暦になっちゃうぞと危機感つのる
40歳。めまいと頭痛が治らないのが悩み。

[mixi ―“FileMaker DevCon - 2005”コミュニティ]
<http://mixi.jp/view_community.pl?id=169852>

[mixi ―“永吉克之Fan☆Club”コミュニティ]
<http://mixi.jp/view_community.pl?id=94983>

[有限会社アモニータ]
<http://www.amonita.com/>

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■イベント案内
Filemaker関西ユーザグループ
<http://www.filemaker.gr.jp/fmkansai/next_m.htm>
<http://www.balloon.co.jp/>
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<主催者情報>
Filemaker関西ユーザグループは来る9月9日(金)、アップルストア心斎橋に
てオフ会を開催します。個人ユーザーからプロの開発者が集まり、ファイルメ
ーカーProのTips情報や問題点の解決策など、交流の場として企画しました。
今回のテーマは、今回はアメリカで毎年開催されているファイルメーカーデベ
ロッパーカンファレンスのホットな情報をお伝えします。はじめての方もお気
軽にご参加ください。

【一次会】
日時:9月9日(金)19:00~20:00
会費:無料
場所:アップルストア心斎橋
<http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/map/>
【二次会】
日時:9月9日(金)20:15~22:30
会費:実費(3500~4500円程度)
場所:たべてや
<http://r.gnavi.co.jp/k423901/>
参加申し込み:info@balloon.co.jp(浜地)

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■セミナー案内
F-siteセミナー「スクリプト系&著作DAY!+BlogとAS2.0ガイド」
<http://f-site.org/articles/2004/03/25003056.html>
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<主催者情報>
F-siteはWebとセミナーを通じ、楽しい制作に役立つTipsをお届けしています。
次回は、スクリプト系&著作からのお題解説です。注目度の高いBlogとFlash
を連携させる方法と、AS2.0形式でのスクリプト活用を完全ガイド! 
当日、書籍をお持ちいただくと、著者から直筆サインのプレゼントもあり。

●demo1「ピクチャーギャラリーとしてFlashBlogを使う」原 一浩(60分)
Blogの更新性+Flashのインターフェイスならば、向うところ敵無しっ!?
著書「Flashでデザイン 差がつくBlogサイトの作り方」のお題を生解説。
●demo2「サンプルで見るActionScript2.0完全ガイド」大重美幸(60分)
サンプルを見て、イメージを掴んだ後に勉強する方が、上達もきっと早い。
著書「FLASH ActionScript 2.0入門完全ガイド+実践サンプル集 」より。
●企業デモ:株式会社ディ・ストーム

日時:8月27日(土)13:15~17:00
会場:代々木・国立オリンピック記念青少年総合センター
参加費用:1,000円(会議室使用料など)

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■展覧会案内
「読んでから観るか観てから読むか」アート展
~作品には「鑑賞の手引き」がもれなくついてます~
<http://www.linkclub.or.jp/%7Eheel-toe/mebic/2005mebic.html>
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主催:デジタルクリエイターズ
共催:扇町インキュベーションプラザ メビック扇町
会期:8月22日(月)~26日(金) 10:00~20:00
会場:インキュベーションプラザ・メビック扇町 <http://www.mebic.com>
  大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎内 TEL.06-6316-8780
参加予定作家:
朝倉民枝/小川アリカ/梶谷葉子/北岡久美子/木村智博/久納ヒロシ/中川
佳子/永吉克之/藤田剛/松永順/溝川秀男/向垣内良明/村上佳明/メグリ
/山本修/安井千博

●出展するアニメーションユニットの「鑑賞の手引き」から

お話は、1995年の神戸。もう春は来ないと思った私の体験。絵描きたいものが
ある。キャラクターもCGで動かし、バックも粘土で制作。
「さて?これをどうやって画面に映し出そうか?」考えても先に進まないので、
どうにかなるさ……と、とにかく頭の中のイメージを形にしていく。
そんなある日、以前TVCMで、お世話になった演出家から「粘土を撮影し、CGと
合成するムービーを創りたいのだけど、何かある?」と言われ「あります! 
あります!」と提出したのが、今回のムービー。(ラッキー、どうにかなるも
のだ!)
映像にする為、いろんなことを教えていただきながら、修正、追加を重ねよう
やく9か月目で完成!さあ撮影だ!
<イラストレーター 小川アリカ>

私ども事務所に接写が出来る面白いDVカメラがある。そのカメラについて、TV
CMでご一緒させてもらっている監督にこんなカメラが入ってるよ……それから
数日後、監督がTVCMでミニチュアを創って頂いた小川アリカさんを連れてこら
れ、彼女創作のCGとミニチュアの家を見せてもらい、皆で撮影設計を行うが、
本来CG(デジタル)との撮影にはコンピュータで制御するカメラオペレートが
必要、しかし皆の懐具合から全てアナログ、それも手という最高の武器でいざ
撮影。狭い私たちの事務所で皆のスケジュールを調整しつつ、数回に分け撮影
を完了!? この時点での実写撮影は材料なのでどのように繋がるのか予測出
来ず、完全アナログ撮影とデジタルとの進行形の形で編集が始まる、後は監督
の腕次第・・・
<さつえい 倉田修二(IDC)豊浦律子(IDC)>

普段は、自分で演出コンテを描いてから作業をするので、ベースになるCGが出
来ていて、そこにプラスアルファして行くという今回のコラボレーションは、
新鮮な体験でした。
CG部分に関しては、ほとんど流れができていたので、若干のカット割の変更や
インサートカットの追加などを提案させていただき、アフターエフェクトでの
合成までトライしました。
コマーシャルの制作と比べて「何を伝えたいのか」をハッキリさせないまま、
今回のムービー『あかいつき』の制作に入りました。
小川さんに言葉で説明をお聞きするよりも、ベースのCGを見て僕が感じたまま
の方が良い仕上がりになると思ったからです。映像の編集後も音楽担当のたて
べさん、音声担当の田中さんにも、それぞれの解釈で音を加えて頂いたので作
品がさらに濃くなりました。
 
「どこまでわかりやすくすればいいのか?」今回ずーっと悩んでいたのはココで
す。これ言っちゃっていいのかな?わからない人のために、、、最後に空から
降ってきたのは、離れた街から風にのって飛んできた火事の灰です。
<演出家 藤田 剛>

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■イベント案内
Mebic + デジタルクリエイターズpresents
KNN Night Kansai vol.02「テレビとインターネットは融合するのか?」
~地上波テレビが死ぬまでにやっておきたいいくつかの事~
<http://www.dgcr.com/seminar/knn.html>
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毎月定例で最新のインターネットの醍醐味をお伝えするプレゼンテーション
「KNN Night」。話題になる前のインターネットメディアを、少しだけ未来の
視点で、マーケティング的要素と、ユーザーサイドの心理的影響と、海外動向
をあわせもってレクチャーする会合となります。

また、実際に日本においての展開や事業性ををふくめ、懇親会を通じて、ネッ
トワーキングする新しいタイプのセミナーです。ぜひ気軽にお越しください!

講演内容:「テレビとインターネットは融合するのか?」
~地上波テレビが死ぬまでにやっておきたいいくつかの事~

米国で生まれた「Tivo」というハードディスクレコーダーは、TVの視聴を根底
からくつがえすものとなった。CMスキップ問題から、真のタイムシフトによっ
て、テレビが生まれてはじめて「危機」を感じている。

「視聴率」から、「視聴数」、「視聴質」へ。ダブルスクリーン問題から、携
帯端末、ワンセグ放送まで。

何のための、誰のためのデジタルTVなのか? そして、メディアに君臨してい
たTVはいったいどうなるのか? をKNN独自の視点で、解説いたします。

日時:9月5日(月)19:00開演
会場:扇町インキュベーションプラザ Mebic(大阪市北区南扇町6-28)
<http://www.mebic.com/>
講師:神田敏晶 <http://www.knn.com>
参加費:セミナー3,000円、交流会3,500円
申し込み:info@dgcr.com宛に題名「KNN Night 関西」本文「お名前、フリガ
ナ、郵便番号、住所、会社名、メールアドレス、交流会参加の有無、メッセー
ジ」にて送りください。
共催:扇町インキュベーションプラザ Mebic

詳細は<http://www.dgcr.com/seminar/knn.html>をご覧ください。


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■編集後記(8/18)
・お散歩カメラが欲しい。当面、買えないのだけれど、量販店に行ったらデジ
タルカメラをさわりまくり、カタログもいっぱいもらってくる。一眼レフはど
うせ使いこなせないからいらない。前から欲しかったのはRICHO Caplio R2で
ある。なんといっても広角28ミリが魅力だ。そしてコンパクトで美しいボディ。
カタログを壁に貼っておく。こうすると、そのうち実現するものである。田中
チョートクさんのサイトを見たら、リコーの新製品お披露目会について触れて
いた。「ただしまだ内々のものである。リコーの新型機は、期待できる。今ま
での『目まぐるしいデジカメの新製品交代劇』に一矢を報いた感あり。発売告
知は30日。新製品発表会は9月13日」とのこと。なんだか期待の新製品が出る
ようだが、「一矢を報いた感」てのに違和感。相手の攻撃に反論や反撃を加え
て、わずかでも仕返しをする、というのが本来の意味だから、適切な表現とは
思えない。たぶん間違った用法であろう。感も正しくは観ではないか。まあい
い、そのあとの話題に注目だ。「この夏の佃の不思議の一つである、アオスジ
アゲハが異常に多数見られること」を昆虫写真の第一人者・海野和男さんに質
問して「答えはその通りであって、自分の少年時代の数十倍の個体数らしい。
アオスジアゲハは楠が成長に必要だが、その楠を公共団体がよく植えるので、
その関係で個体が増えたとか」という。昆虫少年のわたしが、敏捷でなかなか
つかまえらえなかった貴重なアオスジアゲハが、都会で普通に(異常に多数)
見られるとはおかしな時代だ。見に行きたい。          (柴田)

・ライブドア堀江さんや、料理研究家の藤野真紀子さんが出馬。藤野さんのお
菓子の本を何冊か持っていて、憧れの人の一人だが、政治、それも衆議院に出
馬するとは驚きだ。新聞を読んでいると「誕生。堀江スタイル。」と一面広告
が。よくよく見ると、大阪の南堀江に出来た高層マンションの広告であった。
/郵政解散についてはいろいろ書いていたが、夏休みだったのでボツ。とにか
く私利私欲よりも日本の将来を考えてくれる人、自分の一票は個人のものでは
なく、たくさんの人たちの代表のものだとわかっている人が当選して欲しい。
優先したい課題はあるだろうが、目の前に出された課題ぐらいはさっさとやっ
てくれないと、会議ばかりしてたって良くならないってば、と長時間会議ばか
りで潰れていく危機感のない会社を見てきた人間は思うざます(hammer.mule)
<http://www.linkclub.or.jp/%7Eheel-toe/mebic/2005mebic.html>読ん観る展

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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