[1806] Webサイトの新しい編集形態を探る

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1806    2005/08/19.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18474部
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    <居間のこたつ机の上にどーんとパソコンを置いている今>    

■デジクリトーク
 Webサイトの新しい編集形態を探る
 劇評サイトwonderland の一年(上)

■展覧会案内
 「読んでから観るか観てから読むか」アート展
~作品には「鑑賞の手引き」がもれなくついてます~

■イベント案内
 JAWACON2005
 move on web. Shinsaibashi3「青池良輔特集」
 
■マガジンガイド&プレゼント
 Web Designing 2005年9月号 毎日コミュニケーションズ刊



■デジクリトーク
Webサイトの新しい編集形態を探る
劇評サイトwonderland の一年(上)

北嶋孝@ノースアイランド舎
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小劇場で開かれる芝居やダンス、パフォーマンスなどをレビュー形式で記録す
るWebサイト「wonderland」を始めて、この8月でちょうど一年になります。昨
年5月の連休後から準備を始め、2か月余りでスタートにこぎ着けました。主に
東京や横浜で開かれる舞台のようすを次々にテキストで定着し、ミニデータベ
ースとして機能させようと考えたのです。8月17日現在のエントリー(記事)
数は320、コメントは77件に上ります。休み休みですが、結果的にはほぼ毎日
更新と言っていいのではないでしょうか。

当初からweblogと呼ばれるフリーのソフトを使って運営してきたので、手作り
のホームページほど手間がかかるわけではありませんが、しかしそれなりにエ
ネルギーは使います。これまでのいきさつや問題、課題を振り返り、小劇場の
活動に少しでも光が当たるよう努めてみたいと思います。

▽ぼくが記者を辞めたわけ

在京の通信社を辞めたのが昨年7月です。不祥事を起こしたわけではなく、会
社や上司に抗議・反抗して辞表をたたきつけたわけでもありません。そんなカ
ッコいいこと、悪いことに縁のある性格ではないのです。いまから考えると勤
続疲労と言うか、燃料切れというか、かなりの酸欠状態だったことは間違いあ
りません。

記者生活のほとんどは文化部暮らしでした。音楽記者としてスタートし、その
後高齢・障害問題の取材が長く、書評・出版の仕事も受け持ちました。文化部
の後はどういう風の吹き回しか、経営企画室でインターネットの企画調査とホ
ームページ運営に携わることになりました。組織改編のあおりを受けてインタ
ーネット企画室、メディア局と名前は変わりましたが、仕事は一貫してインタ
ーネット関連。事業立ち上げで関連会社と一緒に会社回りをしたり、クライア
ントである新聞社との付き合い、つまり調整に追われて過ごす日々でした。

文化部を離れた1990年代後半は、インターネットが商用に解放されたばかりで、
数多くの人々が多種多様なアイデアを競い合いました。80年代後半からパソコ
ンで遊び始めていたぼくにとって、90年代は疾風怒濤のような、混乱とハラハ
ラドキドキがない交ぜになって猛スピードで押し寄せた時期として記憶されて
います。ネットで伝えられる動きをいち早く社内に紹介し、情報の共有を図ろ
うと幹部用のメルマガを発行したり、各局をまたぐ横断的なグループ活動を始
めたり、社外の人々との付き合いも広がりました。

コンピュータ技術のなかで特に注目したのがXMLとwebサービス、PtoP、それに
weblogとRSSでした。共通するのはコミュニケーションの双方向化と自動化、
情報共有でしょうか。データベースの重要性もおのずから明らかになってきま
した。

社内で実現した機能もあれば、組織の制約で難しかった企画もあります。本格
的な仕組み作りは内外への慎重な配慮と組織的点検が欠かせません。組織で動
いても実現までは時間がかかり、限られたことしか現実になりません。おそら
くこのあたりの事情が「燃料切れ」と「酸欠状態」という印象を残したのでし
ょう。

▽ネットレビューの三層構造

フリーの生活に入ってから身すぎ世すぎは別にして、これまでの記者活動とは
異なったフィールドでコミュニケーションツールを生かしてみたいと考えまし
た。演劇、それも小劇場のレビューを中心にしたサイト、というアイデアはす
ぐに浮かんできました。映画や読書(書評)はネット上にあふれていますが、
芝居に関するサイトはそう多くないからです。

よく知られている演劇レビューのサイトには、「1行レビュー」の書き込み機
能をもつ「えんげきのぺーじ」(http://dx.sakura.ne.jp/%7Ennn/play/)や、
個人の超人的な活動でなりたつ「演劇◎定点カメラ」
http://homepage1.nifty.com/mneko/)などのサイトがあります。また演劇
評論家で東京芸大助教授の長谷部浩さんが粒ぞろいの書き手とともに立ち上げ
たCLP(クリティック・ライン・プロジェクト http://clp.natsu.gs/)もレビ
ューを知るためには必須のサイトだと思います。

しかし、独力でそれらに張り合う気は毛頭ありませんでした。そうかと言って、
だれでも書き込める公開掲示板は、匿名の誹謗中傷を防ぎきれないので最初か
らあきらめてしまいました。ユーザー登録者だけが閲覧できる会員制サイトも
大勢の人々に見てもらう、読んでもらうという目的には合致しません。

試行錯誤の結果たどり着いたのが、ネットレビューの三層構造です。まず常連
執筆者の層。元大学教授から院生、フリーライターなど、当初は5人で出発し
ました。原則実名です。第二層は寄稿ページです。常連執筆者以外の寄稿を広
く受け付け、掲載する道を開きたいとの考えです。三つ目は、ネットで芝居を
みた人々の意見や感想などを紹介するページです。限られた執筆メンバーだけ
ではカバーしきれない舞台の情報をキャッチしたいと考えたのです。

▽「ネット編集」のあり方を探る

もうひとつ、通常の新聞や雑誌とは違う形の「編集・出版」イメージを、この
webサイトで実現したいという思いがありました。webマガジンのあり方の実験、
と言い換えていいかもしれません。意思疎通できる常連メンバーと共同でレビ
ューサイトを運用していく上で、原稿の採否を決める「編集長」的な役割をで
きるだけ薄め、しかし記事のクオリティを放任するのでもなく、二つの機能の
重なる領域を探る試みでもあります。

まず常連執筆者は、編集人のぼくがお願いしました。執筆ポストに名前を連ね
た人は、自分の責任で原稿を直にサーバーにアップします。この層では「編集」
行為がメンバー選択以外は介在しません。

「寄稿」は編集人が目を通し、書き手とやり取りする場合があり、あまりに以
前のレビューだと載せないケースもあります。ここでは「編集」機能が緩く働
きます。

三つ目の「紹介ページ」は、編集者の「目」がほとんどすべてかもしれません。
時間が許す限り、ページを探し、意見や感想を読み、セレクトして載せる作業
となります。

ではユーザーの意見はどう反映されるのでしょうか。雑誌や新聞なら投稿欄が
あり、取捨選択され、ある場合には「整形」された意見が掲載されます。
Wonderlandサイトはweblogツールを採用し、書き込みはとりあえず自由にした
ので、読んだ人が反論を書き込むことが可能です。

こうしてみると、編集されているような、編集されていないような、従来の枠
組みではあり得ない形態だと思います。

* * *

では、この一年運用してきてうまくいっているのか。どんな問題が生まれ、こ
れからどちらの方向に進んで(あるいは退いて)いくのか。サーバー移行の予
定や、劇評内容自体の難しさ、さらに現在の小劇場の実態はどうなっているか、
どこがおもしろいのか、などは次回に触れたいと思います。

北嶋孝@ノースアイランド舎 kitajima@northisland.jp
共同通信を2004年7月で退社、フリーに。在職中は文化部生活が長く、最近数
年はインターネットとコンピューター絡みの仕事が続く。演劇と音楽のコラム
を雑誌に十年余り書き続けて2004年夏一段落。入れ替わるように小劇場のレビ
ューサイトwonderlandを始める。同サイト編集人。

・wonderland(劇評サイト)
<http://wonderland.tinyalice.net>

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■展覧会案内
「読んでから観るか観てから読むか」アート展
~作品には「鑑賞の手引き」がもれなくついてます~
<http://www.linkclub.or.jp/%7Eheel-toe/mebic/2005mebic.html>
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主催:デジタルクリエイターズ
共催:扇町インキュベーションプラザ メビック扇町
会期:8月22日(月)~26日(金)10:00~20:00
会場:インキュベーションプラザ・メビック扇町 <http://www.mebic.com>
  大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎内 TEL.06-6316-8780
参加予定作家:
朝倉民枝/小川アリカ/梶谷葉子/北岡久美子/木村智博/久納ヒロシ/中川
佳子/永吉克之/藤田剛/松永順/溝川秀男/向垣内良明/村上佳明/メグリ
/山本修/安井千博

●出展するメグリさんの「鑑賞の手引き」から

「G.K嬢13」(-ジャズピアニスト ビル・エヴァンスに捧ぐ-)

「3DCG美少女」の制作は、簡単に言えばモニター内で彫刻をしている感覚です。
ただしその内情と言えば、ノミで木を削るといったような訳ではなく、まず、
3DCGソフトのポリゴンって何? から始まり、テクスチャーの貼り方やレンダ
リング(完成作品に仕上げる2D化)の為のカメラアングル設定やライティング
や、まどろっこしいパラメータの数々を暗記する。などなどの「操作方法」を
覚えるところから始まります。

そして、最低限の操作を覚え、実際に「人物」なるものを作ってみますと、大
概、最初の10人ぐらいは「おばけ」を作ってしまいます。(今、巨匠となって
おられる方々であっても例外ではないと思います。そんな中、過去の恥部を懐
かしんで「おばけ」データを残してはる巨匠もいるかも知れません。僕個人的
には、フェイフェイの作者の方が昔作ったであろう「おばけちゃん」を見てみ
たい気もします)。

そして、3DCGで「美少女」を作るようになっても需要はまだまだなくて、全然
商売に結びつかなく、それだけでは到底生活が出来ません。「おまえの腕がま
だまだ商品になるものを作られへんからやろ~!」と、いま横から妻の声が聞
こえたような気がしますが、そのような時には、「これからなんや、これから。
生まれるのが20年早かったんやっ」、と、口には出さず、心の中で叫ぶように
しようと思っています。

デジタルにのめり込むまでの僕は、銅版画のメゾチント(これぞCG以上にじれ
ったい工程ばかり。銅板をベルベット状にする為の下地作りだけで3週間はか
かっていました)や油絵、アクリル、木製レリーフ造形など、色々な画材で作
っていました。

余談ですが、他には過去に大型バイクやジャズレコード収集や熱帯魚飼育にも
ハマリました。未知の世界をちょっと覗いてみると全て奥が深くて新しい発見
ばかりで、新鮮な感動を与えてくれます。(略)

話を戻しますと、様々な画材(メディア)で作品をつくり続けてはいたのです
が、上記のようにしちめんどくさい工程の「3DCG美少女」をこの5年間、何故
メインとして作り続けて行けているのかと言いますと、孤独を愛さない(寂し
がり屋という意)僕としては、アトリエに一人閉じこもってタブローを描いて
いたりすると時間と共にどんどん寂しくなって来て、居間にいるみなさん(妻
と犬猫達)を何の用事もないのにたまに覗きに行っては、「うんとね。なんか
ね。一人でさびしくなってもてん」と言って、しばらくして和んでから又アト
リエへ戻って行くようにしていました。

ところが、居間のこたつ机の上にどーんとパソコンを置いている今は、生活空
間の中でどっぷりと制作出来るようになりました。時々、真剣なまなざしで制
作に打ち込んでいる僕のつばをもらいに、愛犬のダイアンが横から顔を出して
来ます。僕は(しつこいくらいに)ペチャペチャとやられながらもつばを与え
つつ、目は決してそらさずモニターを凝視し続けています。家族は、決して邪
魔者ではございません。

夏にはパソコンのファンがうぉぉぉんと唸っているのですが、「今日はもうこ
れで終わりっ」とパソコンの電源を切るなり「あー、すっとした!」と毎回の
ごとく妻に言われてしまいます。そんな時も、「女のしゃべりはずっと聞いて
ても最後にオチもないし、合いの手も入れる隙間もなく一方的に喋り続けられ
るし、パソコンの音もそれに比べたら静かなもんやなあ、と俺は思う」と、こ
れまた心の中で反撃するようにしています。

前置きが長くなりましたが、この作品は、クリムトの真似しです。真似は、ま
ねる、まなぶ、学ぶ、「学ぶ」が語源なんやと、どこかのいつの時代かの誰か
の偉いさん(アバウト過ぎ)が言っておられたと記憶しています。

グスタフ・クリムトの服まで取り込む「装飾平面手法」のエッセンスをヒント
に、「G.K嬢13」では肌部分までその延長を試みてみました。(そして制作中
はずっと、ジャズピアニストのビル・エヴァンスのCDを聞きながら作っていま
した)。

根本的な作り方は今迄作り続けている「3DCG美少女」の手順と変わらず、主体
のキャラをレンダリングした画像に背景はフォトショップでイメージを作って
合成するという手順なのですが、今回はキャラをオールヌードでレンダリング
してから服に当たる体の部分もフォトショップ上でばっさり消してしまい、消
した部分もひっくるめてレイヤーを何重にも重ねて背景と溶け込むように平面
イメージを作っていっています。だから大半の比重がフォトショップの加工作
業が占める為、おくがましくて3DCGとは言えない状態になってしまいました。

●出展する村上佳明さんの「鑑賞の手引き」から

「UKA」制作ノート

形を生み出す仕組みに遊ぶ。

たとえば直線をひく。円を断面として指示してやると仮想空間に、円柱の立体
ができる。加えてグラフを描き、それが太さの変化である事を指示することに
よってこんな形が生まれる。あるいは複数の円をつないで皮が貼れる。この方
法を使うとこんなきれいな曲面が作れてしまう。これは内部で方程式が生み出
す形だ。(図は略)

これは3DCGという新種の「へんな絵の道具」が作り出す形のひとつだ。描く手
順をパズルのように考える、あるいは描かせ方や数値、偶然(!)の組み合わ
せで「形を生み出す仕組み」。思わぬ発想をくれる面白さ。そんな魅力がやめ
られない。そしてそういう技法で特に「形」にこだわった創作を続けている。

そして形がやって来た。

アイデアスケッチをする。自然物、プロダクト物や建築、マーカーのオートマ
ティックな軌跡、抽象図形あそびなどなど、とにかく手を動かしてみる。

今回は流木の形からのひらめき。羽→蝶→昆虫→さなぎ→硬く冷たい骨格→人
工翼→新型実験機→飛行エナジ充填ベッド→………発想はこんなところ。ご自
由に物語を作って下さい。たとえば「X000年、人間は空間を自由に飛行できる
ようになっていた。そのとき彼はそのベッドに包まれ、静かに浮遊エナジが充
填されるのを待っていた………」そんな風に。

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■イベント案内
JAWACON2005
<http://www.jawacon.net/>
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日時:8月27日(土)10:00~18:30
会場:大阪産業創造館(入場無料・上映会チケット1000円)
<http://www.sansokan.jp/calendar/view.rb?id=9761&year=2005&month=8>
内容:人気作家の新作上映会(4F)と話題作の大量展示(3F)からなる、ウェ
ブアニメの一大イベント。作家主導のこのイベントはウェブアニメという新ジ
ャンルの認知向上をはかり、製作者、ユーザー、そしてその仲介となる企業へ
ウェブアニメの今を伝えることで、三者にとって理想的なマーケットを築くこ
とを目指します。4F上映会は公式サイトから予約可能。(締切8/24)
予約特典としてチケットと同額の公式ガイドブックがついてきます。
チケット予約 >> http://www.jawacon.net/ticket/index.html
公式ガイドブック >> http://www.jawacon.net/html/goods.html

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■イベント案内
move on web. Shinsaibashi3「青池良輔特集」
<http://www.jawacon.net/>
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日時:8月25日(木)17:00~18:00
会場:アップルストア心斎橋(入場無料)
<http://www.apple.com/jp/retail/shinsaibashi/week/20050821.html>
内容:8月27日に行われる一大ウェブアニメイベントである「JAWACON2005」の
プレイベント。本番直前の今回はカナダ在住の作家青池良輔氏を招き、1時間
のイベント時間内に1本のショートアニメ制作という離れ業を実演。

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■ブックガイド&プレゼント
Web Designing 2005年9月号 毎日コミュニケーションズ刊
<http://book.mycom.co.jp/wd/>
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<編集部より>
こんにちは、Web Designing編集部の木村です。残暑お見舞い申し上げます。
各地で花火大会が開催されていますが、みなさんはどこか行かれましたか? 
私は「浴衣の人が駅に多い」ことで開催日を知るというありさまです。夏らし
いことをしないうちに、秋になってしまいそうです。あ、そういえば西瓜は食
べましたが……。

さて、Web Designingは今月でついに50号を迎えます! これも応援してくだ
さるみなさんのおかげ。というわけで、おめでたい記念にオリジナルトートバ
ッグをプレゼントします。ふるってご応募下さいね。特集は、女性の心を掴む
Webサイト作りを考えます。男性が多いと言われるWeb業界で、女性に向けて
「どう作ったらいいかよくわからない」という男性、男性に「イマイチアイデ
アをわかってもらえない」という女性、みんなまとめてWDがお助けします。そ
うそう、今月の表紙は写真でないので驚かれる方が多いかもしれません。デザ
インは本屋さんでのお楽しみ、ぜひチェックしてみて下さいね。

・ 特集1「女性の心を掴むにはどうすればいいのでしょうか?」―Webでも見逃
せない彼女たちの存在―

本誌の「Webデザイナー白書 2004」によると、回答者の男女比はおおよそ「8
:2」。この結果にちょっとした不安がアタマをよぎりました。
「Web制作業界は男性社会ってこと? でも、世の中半分は女性で、男性と同
じくらい女性もWebを利用しているはず。女性ユーザーにとっても魅力的なWeb
をちゃんと作れているのかな?」と。
昔から「女心と秋の空」という言葉があるように、女性の心を掴むのは難しい
ものです。ならば、その筋のプロに聞け! ということで、女性の心を掴むノ
ウハウをあちこちから探してきました。

・特集2「CSSとJavaScriptで作る“使いやすさ”のアイデア」―Ajaxコンテン
ツが教えてくれた、HTMLページが持つ可能性―

プルダウンメニューを配置するだけでつまらない。そんな印象を持ってはいま
せんか? 現在ではWebブラウザ側のCSS対応が進んだこともあり、CSSとJava
Scriptを組み合わせることで、これまでのHTMLページの常識を覆すようなコン
テンツが作り出せるようになってきているんです。Ajaxとまではいかなくても、
ちょっとした気遣いでHTMLページの使い勝手は大きく変わります。この特集で
はそれを実証する豊富なサンプルを解説しています。

その他、デザインと社会のつながりをWebサイトから考えるコラム「DESIGN
MAKES THE WORLD MOVE FORWARD」がスタート。また、携帯フルブラウザを解説
した短期集中連載や、ステンドグラスデザイナーの土屋隆亮/PUCCIさん
http://www.JAHPON.com/)をフィーチャーしたツクルヒトなど、情報満載で
お届けします。どうぞお楽しみに。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は8月28日(日)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に9月上旬掲載予定です。
<http://www.dgcr.com/present/list.html>


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■編集後記(8/19)
・テレビニュースで、ロボットのイベントが報じられた。出てきたサービスロ
ボットのしゃべりは「させていただきます」の連発である。誰がプログラミン
グしたのか、聞き苦しいったらない。ばかな会社だ。プロ野球ナイトゲームの
CMの競輪がやかましいったらない。けいりんじょーにこいなんとかー、ちゃり
ーんとかいうマヌケな歌とぶざまなアクション、2回くりかえされる。もうい
いだろうと思ってから、まだまだ続く。しつこさナンバーワンで腹が立つ。小
林桂樹と藤岡琢也が出ている年寄り向け携帯電話のCMがリアルでいやんなっち
ゃう。身も蓋もない年寄りぶり。よくもまあこんな演出にOK出したもんだ、こ
の二人。役者生命にとりかえしがつかないことになるんじゃないかと心配して
しまう。ほんとにクソジジイなふたりだ。シャットというトイレ洗剤の傍若無
人ぶりに怒り心頭。なにしろ、午後7時の夕食の真っ最中に、便器の内側にこ
びりついた黄黒い汚物を取り除くというリアルな映像を流して下さる。この会
社の社長よ、食事しながら自社のCMチェックしてみろってんだ。といっても、
最近はこの時間に見かけないのだが、クレームがあったのかもしれない。NHK
のニュースで埼玉県加須市(かぞし)をカス市と読んでいた。とかなんとか、
テレビ見てると文句ばかりのクソジジイなわたしだ。夕食の時のニュースかナ
イトゲームしか見ないけど。ああ、まだ「二十四の瞳」の録画ビデオ見ていな
い。「怪談」も。雪が降るまでに見られるだろうか。       (柴田)

・今日は「読んでから観るか観てから読むか」アート展の準備だ。仕事の課題
も残っていて焦る。初日22日は18時半よりオープニングパーティーがあるので、
気軽に来てね! 永吉さんのTシャツを販売予定。/来月5日のKNN Night
Kansai「テレビとインターネットは融合するのか?」もよろしく! 融合して
いく方向なら、ビジネスチャンスが広がるかも、という参加者コメントあり。
/運動で脳も持久力が向上するらしい?          (hammer.mule)
<http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework/>  作品サイト
<http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050819i501.htm>  乳酸代用で
< https://www.thomas60th.jp/ >  トーマスと一緒の写真で

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

情報提供・投稿・プレスリリース・記事・コラムはこちらまで
                        
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