[1848] 思春期の異星人たち

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1848    2005/10/21.Fri.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18346部
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      <フラフラと振れている、ゆらゆらと揺れている…>     

■映画と夜と音楽と…(267)
 思春期の異星人たち
 十河 進

■デジクリトーク
 原始人、クレイアニメ制作に挑戦
 小川アリカ

■セミナー案内
 デジクリ主催「マクロメディア Studio8 緊急特別セミナー(仮)」
 


■映画と夜と音楽と…(267)
思春期の異星人たち

十河 進
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●揺れ動く感情を映像で伝える

ハリウッド映画「ヒマラヤ杉に降る雪」に子役で出演した演技派の鈴木杏を僕
はけっこうひいきにしていて、金城武と共演した「リターナー」なんて映画ま
で見てしまったし、NHKで放映した山田太一ドラマ(中井貴一が堅物の電車の
運転手を演じた)の娘役は素晴らしかったと今でも思っている。

そんな鈴木杏が出ていることもあって岩井俊二監督の「花とアリス」を見始め
たのだが、花役の鈴木杏が主人公だと思っていると、どんどんアリス役(有栖
川という姓だ)の蒼井優がよくなってくる。

岩井俊二作品は前作「リリイ・シュシュのすべて」が目を背けたくなる話だっ
たので、そういう監督だったのかとちょっとうんざりしたのだが、本来「花と
アリス」のような物語が向いているのだと思う。

少年たちを描いても、少女たちを描いても岩井監督の叙情性は隠せない。「ス
ワロウ・テイル」や「リリイ・シュシュのすべて」のような題材に無理がある
のだろう。僕の好みの問題なのかもしれないが…

「花とアリス」は思春期のふたりの少女を描くのにふさわしく、カメラはいつ
も何となく揺れている感じだし、描写も曖昧だ。陰影がくっきりした映像では
なく、どこから光がきているのかもはっきりしない。

「曖・昧・Me」なんて裕木奈江主演の語呂合わせタイトルの少女映画もあった
けれど、「曖昧さ」は十代の少女を描くときのキーワードなのかもしれない。
フラフラと振れている、ゆらゆらと揺れている…、十代半ばの少女の状態はそ
ういうものかもしれない。

「花とアリス」は、どちらかと言えば「十代の少女たちの思春期の揺れを描く」
といったキャッチフレーズが似合いそうな映画だが、ストーリー(バカバカし
くて笑える)が明確でディテールがきっちりと描かれるために、ふたりの少女
の友情物語なのだ!! という感動が最後に訪れる。

爽やかで、切なくて、昔、初めて岩井俊二作品「Love Letter」を見終わった
後の感覚を思い出した。少女趣味かもしれないが、こういうテイストを持った
監督も珍しい。もしかしたら第二の大林宣彦になれるかもしれない。

●現実感のない設定を納得させる

物語は冬の早朝、アリスに連れられて花が知らない駅に向かうところから始ま
る。アリスと花は、その駅で電車を待つふたりの高校生を盗み見る。小柄な少
年と大柄な外国人のような少年だ。アリスは、その大柄な外国人のような高校
生に憧れているらしい。だが、花は小柄な少年にひと目惚れをしてしまう。

別の日、花はひとりで出かけ、少年をデジタルカメラで盗み撮りをする。少年
は落語の本を片手に「じゅげむ」の練習をしている。道を歩くときも本を手放
さない。花は彼と同じ高校に入学し、さっそく落語研究会に入る。先輩はその
少年を含めてふたりしかいない。

宮本雅志というその先輩を尾けた花は、先輩が本を読みながら歩きシャッター
に頭をぶつけてひっくり返る現場に遭遇する。「大丈夫ですか」と抱え起こす
と「君、だれ」と聞かれ、花は「先輩、もしかして記憶喪失?」と言い返す。
そのまま「先輩、じゃあ、私に『好きだ』って告白したことも忘れたの」と言
うと、先輩は記憶喪失であることを半信半疑ながら信じてしまう。

先輩が記憶喪失を信じたのをいいことに、花は彼の恋人として振る舞う。しか
し、ある日、パソコンの調子が悪くなって先輩に見てもらったとき、彼はその
中に自分の写真が大量に保存されているのを見付ける。その写真は花が入学し
てくる以前に撮られたものだ。

そのことを問い詰められた花はとっさに嘘をつき、アリスを先輩の元彼女にし
てしまう。花に頼まれたアリスは訳がわからないまま先輩の元彼女として振る
舞うが、次第に先輩は「どうして僕は君とわかれたのかわからない」と言い始
める。先輩は「僕が花さんに惹かれるわけがないと思う」と言い、アリスへの
恋を告白する。

嘘から始まった複雑な関係は、やがて子供の頃から仲がよかった花とアリスを
恋のライバルにしてしまうのだ。花とアリスのバレエ仲間の少女は「花ちゃん、
アリスと喧嘩しちゃダメだよ」とやさしく忠告する。

花と先輩のストーリーがメインだから、最初、アリスは脇役のような印象だが、
街で芸能プロにスカウトされ様々なオーディションにいくエピソードが描かれ
るあたりから、アリスのキャラクターが立ち上がってくる。

両親は離婚し、アリスは母親(相田翔子)と同居している。しかし、母親はだ
らしなく食事も掃除も娘に頼りきりだ。ある日、アリスはケーキ屋で男連れの
母親に会うが、母親は大きな娘がいることを男に知られたくない態度を露骨に
示す。また、男に振られて泣く母親をアリスは慰めたりする。

そんな環境で育った複雑な性格のアリスを蒼井優が明るく演じている。アリス
は自立せざるを得ないし、様々なことを耐えて生きている。だが、明るさを失
わず、強い意志を持つ少女であることをうかがわせる。

一番の盛り上がりは、アリスが何度目かのオーディションを受けにいき「バレ
エが得意」というプロフィールを読んだカメラマンに「踊ってみてよ」と言わ
れ、本気で踊り出すシーンだ。僕はこのシーンで蒼井優のひいきになった。

カメラマンに「踊ってみてよ」と言われて、スカートをつまんでつま先立ちし
たり脚を伸ばしたりして「こんなカンジとか、こんなカンジ」と中途半端に身
を動かすと、「それだけ?」とカメラマンに言われ、アリスは戸惑う。

帰りかけようとして振り向いたアリスは「ホントに踊っていいですか」と言い、
紙コップをつま先にかぶせガムテープでグルグル巻きにしてトゥシューズ代わ
りにする。そして、スタジオ内を縦横無尽にジャンプし踊り出す…

そのシーンから何かが確実に伝わってきた。けなげさ、力強さ、反発、意地、
それから長く学んできたバレエに対する敬意…、ひと口には言い表せない何か
である。その爽やかさが気持ちいい。

●一瞬の心情吐露が描かれる

僕も娘の中学生、高校生の時期を見ていたから、「花とアリス」には父親とし
て見ると印象的なシーンがあった。離婚し別居している父親とアリスが会うシ
ーンだ。ちょっと高級そうな料理屋の座敷である。父親は高校に入学した娘と
会い、お祝いとして万年筆を渡す。

平泉征が演じる父親は娘と何を話していいのかわからないのだろう、お祝いに
持ってきた万年筆に関して無意味なことばかり言って座を持たせている。アリ
スはもっと父親と会いたいのだが、それを素直に言い出せない。

間が持たない父親は「制服はどんなの、ブレザー、セーラー服?」と聞く。ア
リスはぶっきらぼうに「ブレザー」と答える。「見たかったなあ。着てくれば
よかったのに」という父親に「やらし」と応酬する。「なーんで、やらしいの
よう」と答える父親は少し傷ついている。

散歩している途中、父とアリスは携帯電話を拾う。アリスが出ると、どうも中
国人からの電話らしい。父親が代わり、中国語で応える。父親は商社らしきと
ころに勤め、今は中国を相手にビジネスをしているらしいことが、娘に一方的
に喋る父親の言葉からうかがえる。

その後、父親はアリスに「ウォー・アイ・ニー」という言葉を教える。「中国
語でアイ・ラブ・ユーのことだ」と。「今度、いつ会える?」と聞くアリスに
父親は「電話するよ。いや、メールする」と言う。「いつ覚えたの?」とアリ
スが問うと「最近」と父親は答える。「やらし」と再びアリスが言う。

駅のホームでアリスは父親と別れる。電車に乗り、ドアが閉まりかけたとき、
アリスは言う。

──パパァ、ウォー・アイ・ニー

そのとき、僕は数少ない娘との記憶を甦らせた。14歳になった頃からだろうか、
娘が一切口を利かなくなった。女の子はそういう時期がある、と人には聞いて
いたが、実際にそうなると訳がわからない。ある日、突然という感じだった。
話しかけても返事をしない。

そんな状態が半年も続いた頃だった。カミサンが数か月入院することになった。
僕は子どもたちに食事をさせ、土日は洗濯と掃除に明け暮れた。その間を縫っ
て病院に通う。今から振り返ると、自分でも大変だったと思う。

そんなある日、娘が風邪をひいて寝込んだ。その日、娘のために昼食を用意し
てから会社へ出ると、娘からメールが届いていた。

──面倒かけてごめんなさい。パパも疲れているのに。だいぶよくなったよ。
のどが少し変だけど、心配しないで。明日から頑張るからね。パパも無理しな
いで体をこわさないようにしてください。お仕事、頑張ってください。早くマ
マが帰ってこれるといいね。

しかし、その夜、少しハイテンションになった父親は、やはり返事をしない娘
に向かって間が持たず、意味のないことばかりを喋っていた。

映画の中でも現実世界でも十代半ばの少女たちは中年男にとっては異星人(エ
イリアン)である。たとえ実の娘であっても…。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
雨の日曜日、早朝からシャワーを浴びてベランダ側の窓を大きく開けて涼みな
がら、水しぶきをあげて走る車の音やシトシトとベランダに置いた鉢植えに降
る雨の音を聴いていると、自然の中で雨や風の音を聴きたいと痛切に思った。

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■デジクリトーク
原始人、クレイアニメ制作に挑戦

小川アリカ
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私は粘土で立体イラストを制作する仕事をしてます。このキャラクターが動け
ばいいな……との思いから、超アナログ派と言われている私が、CGアニメを始
めました。

CGは意外と面白くてドンドンのめり込んでいきましたが、ある方に「何故?
粘土の技術をアニメに生かさないの?」とのご指摘を受けたことをきっかけに、
粘土とCGと合成したアニメを制作してみることにしました。

でも問題が……超アナログ派の私は、合成方法が分りません! なにせ、カメ
ラも時計も携帯電話も持たない、原始人と呼ばれたような人間ですから!

しかし深く考えることも嫌なので、「マア、どうにかなるだろう」と、いいか
げんなB型プラス思考(!)全開で、試しにデジタルビデオを購入し、動く部
分はCG(コマ撮りができないので)、バックは粘土でつくり、ペットの写真を
数カット撮りましたが「やっぱカメラは面白くない」と、棚の飾り物になりま
した。

そんな折り、以前TVCMの仕事でご一緒した演出家から、「接写のできる凄い
デジタルビデオが手に入ったので、クレイとCGを合成するようなムービーを
つくりたいのだけど、何かあります?」と聞かれ「ラッキー!」とばかりに
このプロジェクトに飛びつきました。
 
さていよいよ撮影に入るわけですが、思った以上に合成って複雑なのだ……と
思い知りました(私の購入したデジタルビデオでは、対応できなかったでしょ
う)。キャラクターは、切り抜き使用で動画にしてレンダリング。背景は、キ
ャラクターをはずして静止画で。窓からもれる光はフォトショップで描き、こ
れらを撮影した粘土のオブジェに当て込みます。

いろんな撮影や合成方法があるのだと後から知ることとなり……「あちゃー」
な、思いが残る作品ではありますが、チームで作業できたことは、個人で動く
イラストレーターにとっては新鮮なものでしたし、音や曲、声によって様々に
変わっていくムービーは魅力のある生き物のように面白いものでした。

そんなこんなで、仕上がった「あかいつき」ムービーよろしかったら見て下さ
い!
 
<http://www.mukaibato.jp/springboard/springboard.html>

思いを残した部分は、今回結成したアニメチーム「スプリングボード」でただ
今進めている作品に生かしたいと思い、またまた凝りもせず粘土をこねており
ます。

小川アリカ
<http://www2.ocn.ne.jp/%7Earika/>

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■セミナー案内
デジクリ主催「マクロメディア Studio8 緊急特別セミナー(仮)」
<http://www.dgcr.com/seminar/20051026.html>
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マクロメディア Studio8が発売されました。2年ぶりのアップグレードでどう
変わったのか? どう生かすのか。レギュラー執筆者のまつむらまきお氏、笠
居トシヒロ氏、数々の書籍を執筆してらっしゃる森巧尚氏、植木友浩氏の解説
をお見逃しなく!(当日は、デジクリ本の展示販売もします!)

日時:10月26日(水)14:00~17:30(受付 13:30より)
場所:扇町インキュベーションプラザ
(大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎2F TEL.06-6316-8780)
費用:1,000円 懇親会は別途。(詳細は未定、人数によって予算変動)
主催:デジタルクリエイターズ
共催予定:扇町インキュベーションプラザ

申し込み:以下よりお申し込みください。
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■編集後記(10/21)
・毎朝毎朝、スパムメールの駆除から仕事が始まる。いや、朝に限らず、メー
ルをチェックする度である。ろくでもないヤツがゾロゾロ出てきて、その隙間
に重要な通知があったりするからあぶないあぶない。かつては必要なメールか
そうでないかは件名でほぼわかったものだが、いつのまにか友達ふう、業務連
絡ふうが現れて、差出人を見なくては見分けが付かなくなった。でも、もう99
%間違いなくクズメールは一瞬で分かる。1%の中には、必ず捨ててしまいあ
とから怒られる友人メールがある。いまどき件名で「こんにちは」はないだろ
う。件名のない場合もある。たいていは携帯電話からのメールだ。クズメール
のまぬけな件名を見るのも、じつはきらいではない。こちらから出すときも、
間違って捨てられては困るので「柴田@デジクリです10/21」とか「柴田@CG
美少女です10/21」とか芸のない件名を書いている。つい先日は「犬の坂本で
す」なんて件名が。なんという怪しいメールだ。でも、これは「All About」
仲間の「犬」ガイド・坂本さんからだった。「All About」ガイドで犬を飼っ
ている人に写真とコメントをもらっちゃおうという、かなりお手軽な企画なの
だが、わたしも参加した。これがうちのハニー号だ。ほかはすべて軟弱な(で
もないのもいるが)こじゃれた洋犬だ。柴雑が一匹、気を吐いているのだ。や
っぱり、うちの子が一番可愛い。 (柴田)
<http://allabout.co.jp/pet/dog/closeup/CU20051009A/index.htm>

・事故の処理中はセーフティーカーが入り、車間距離をとったF1マシンが行儀
良く走っている。少しスピードを落としているので、その間に目を慣らし、順
位の確認をしてみた。事故車は移動されお掃除も済んだが、クレーン車がなか
なか待機場所に戻れないらしい。場内実況でピエールさんが「クレーン車も頑
張って戻ろうとしているんです」「あと●メートル」「クレーン車の実況をし
たのははじめてです」と言って観客の笑いを誘う。レース再開。M.シューマッ
ハが後ろからのプレッシャーを受けながら、なかなか抜かさせない。インテグ
ラの時、抜こうとしている車はわかると書いた。まさにその抜こうとしている
後ろのマシンを抜かさないようにと押さえ込んでいるのだが、ずっと張り付か
れたままだと神経すり減るだろうなぁと。見ているうちにだんだんとドライバ
ーの個性がわかってくる。といってもマークしていた数台だけなんだが。一緒
に行った素人二号(一号は私)は、青いマシンのドライバーは誰かと聞いてき
て「あの走りが好きだ。攻め方も。テクニックは高いと思う」と言っていたの
だが、現チャンピオンのアロンソであった。       (hammer.mule)
<http://www.dgcr.com/seminar/20051026.html>  FlashやDreamWeaverは?
<http://www.dgcr.com/books/>  今日から一冊ずつ

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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