[1855] 継続を力にする秘法

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1855    2005/11/01.Tue.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18293部
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      日刊デジタルクリエイターズから二冊の本が出ました。    
      美しく、読んで楽しい本が出来上がりました。        

「映画がなければ生きていけない」十河進・「怒りのブドウ球菌」永吉克之
        【発売中】 <http://www.dgcr.com/books/>       
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    <あの二冊がなかったら、人間に戻れなかったかもしれない>   

■デジタルサウンズ研究室 
 継続を力にする秘法
 モモヨ(リザード)

■カラーマネージメント三角絞め…[28]  
 ジャパンカラーとJMPAカラー
 上原ゼンジ

■買い物の王子さま[106] 
 小さめが食べやすい
 石原 強

■公募案内
 第26回『ひとつぼ展』

■展覧会案内
 祖父江慎+cozfish展
 Production I.G展
 


■デジタルサウンズ研究室 
継続を力にする秘法

モモヨ(リザード)
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このところ、季節の変わり方が妙なせいか、うちの子供も私も、ひどく不安定
な健康状態で毎日を過ごしている。

この一週間は特に最悪だった。子供の病気を自らも熱の中で看病しつつ、週の
初めには、どうしてもあげなければならない仕事が重なり、それがなんとか終
ったと思ったら、今度は首の下のリンパが腫れだし、声が出なくなった。

週の中ごろには、顔面半分がダヨーンの叔父さん(わかるかなぁ、昔の赤塚キ
ャラね)状態になり悶絶していたのだ。そんな悶絶の日にデジクリ編集部から
二冊の本が届いた。

あらためて、書くまでもないが、十河進さんのエッセイ「映画がなければ生き
ていけない」と、永吉克之さんのエッセイ「怒りのブドウ球菌」である。熱の
せいで最初は、あれこれ眺め回していただけだったが、結局、そうこうしてい
るうちに全部読んでしまった。

不思議なもので、というより、随分前から思っていたことだが、こうして書籍
化されると、メルマガで読んだ際の感触と文章の印象がだいぶ違う。ページを
前後して読めるということが影響しているのだと思うが、例えば、同じ一つの
主題が、通奏低音のように全ての文章の底で聞こえていたり、逆に、そうした
ものを否定しようとして、右へ左へと五条大橋の牛若丸のように跳躍する軽業
じみた力技の様が見えてきたり、そのような楽しみは、やはり書籍特有のもの、
そう思ってしまうわけだ。

いずれも、お二方の独壇場、というか、このデジクリというものの振幅をみご
とにあらわしている二冊である。編集部の方々には、個人的に悶絶からの解放
に対する助力に対し御礼申し上げたい。あの二冊がなかったら、人間に戻れな
かったかもしれない、マジでそう思う。

しかし、人のリンパというのは不思議なもので、危ないと思ったのが週初め、
それが、あれよあれよという間に膨れ上がるのだから不思議である。といって
も最大に成長するまで三日ほどかかったが、これなら三日もあれば、仮面ライ
ダーの変身くらいなら、なんとか実現しそうな気がしてきた。ただし、変身に
三日かかり、もとにもどるのも三日かかる。

そこから逆算すると、週に一日くらいしか働けないことになるわけだ。この稼
働日数はいただけないが、仮面ライダーはともかく、超人ハルクぐらいの変身
なら、けして非科学的ではない。それをこの一週間、思い知った次第である。

継続は力なり、とは陳腐な言葉であるが、ひるがえっていえば、継続には、そ
れを力とする試みがまた必要である。ただ継続するなら歯磨きや生活習慣とな
んら変わらない。生活習慣にいたっては、生活習慣病の病因となる。継続をプ
ラスの力に転ずるには、やはり行動が必要とされているのだ、そう思うのであ
る。

ここしばらく、継続に対する一つの疑念を個人的に抱いてきたが、そこに何を
加えるべきか、今回の書籍化は、そういう意味で大いに私を刺激してくれた。

編集部の皆さん、ありがとう。

モモヨ(リザード)管原保雄
<http://www.babylonic.com>

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■カラーマネージメント三角絞め…[28]  
ジャパンカラーとJMPAカラー

上原ゼンジ
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ジャパンカラーとかJMPAカラーといった言葉はどこかで目にしたり、耳にした
ことはあるはず。どちらも印刷に関わる色の標準のことだが、クリエイターに
どう関わってくるものなのだろうか?

●印刷と標準化

印刷というのは全くのアナログの世界だ。用紙、インキ、印圧、湿度等、様々
な要因で再現される色は変わってしまう。ただ、製版までを含めたデータ制作
サイドとしては、どのように印刷が上がるのかが、ある程度予想できなければ
仕事にならない。そこで印刷の標準化ということが重要になってくるわけだ。

良く知られた印刷の標準にはSWOPがある。Specifications for Web Offset
Publicationsの略で、アメリカのオフセット輪転印刷の規格のことだ。広大な
国土のアメリカでは、より標準化は重要になるわけだが、このSWOPの普及によ
り大きな恩恵を受けている。

一方の日本では、まだまだ標準化が浸透しているとは言えない状況だ。それは、
各印刷会社が納得できるような規格自体がなかったこと。アナログの印刷を安
定させるためには高い技術が要求されること。日本中の印刷が同じになってし
まうよりも、自社の「いい色」をアピールしたい、といった印刷会社の想い。
などがその要因として上げられるだろう。

日本の印刷の標準にはジャパンカラーがある。しかし、このジャパンカラーは
登場した当初評判が悪かった。それは日本での印刷条件がうまく反映されてい
なかったからだ。印刷会社としては何でこんなものに合わせなきゃいけないの
か? という感覚だ。特に拘束力があるようなものではなかったために普及に
は至らなかった。

●クライアント側からの提案

ただ、印刷を依頼するクライアントとしては、印刷の標準化というのはぜひと
も実現してもらいたいことだ。デジタルデータというのは、それ自体ではどん
な色なのか分からない。モニタやプリンタに出力してみても、どの色が正しく
て、どう印刷されるのかよく分からないので、色に関するトラブルも増え、誰
の責任なのかも曖昧になってしまったからだ。

そんな中、登場してきたのがJMPAカラー(雑誌広告基準カラー)だ。日本雑誌
協会から生まれた標準だが、その誕生には広告主協会や広告代理店が関わって
おり、言わばクライアント側からの標準ということになる。たとえば、ある製
品の広告を様々な媒体に掲載する際、製品の色はどの媒体でも変わらぬよう印
刷して欲しいわけだ。用紙の違いや印刷会社の違いを乗り越えて色を合わせた
い。つまり、「いい色」になんかしてくれなくていいから、同じ広告は同じ色
に刷って欲しいということだ。

このJMPAカラーをいち早く取り入れたトヨタには「かんばん方式」と呼ばれる
生産システムがある。これは在庫や運搬等の無駄を省くために、必要な時に必
要なものを必要な数だけ作るシステムのことだ。これを印刷に当てはめて考え
れば、印刷の品質の安定化を図り、各地方で必要な数だけチラシやカタログを
刷れば、在庫や運搬の無駄は省けることになる。その時重要になるのは、どの
地方の印刷会社で印刷しても同じように仕上がるようなシステム作りというこ
とになる。

JMPAカラーの特徴はその中心に、きちんと管理されたDDCPによるプルーフを据
えるということだ。DDCPというのはダイレクト・デジタル・カラー・プルーフ
ィングの略で、網点をシミュレーションしたり、本紙を使った出力もできるよ
うな校正機(ハイエンドDDCP)だ。制作サイドではそのDDCPでの色再現を基準
とすることで、印刷のシミュレーションが可能になり、印刷サイドではDDCPで
のプルーフを校了紙として利用することにより、制作側のイメージの再現がし
やすくなる。

一方のジャパンカラーというのはISO/TC130国内委員会と日本印刷学会により
作られた色の標準であり、インキ、用紙、ベタ色等の細かい取り決めがあり、
基準となる印刷物に近似した印刷結果が求められる。つまり、JMPAカラーは制
作サイドからの基準であり、ジャパンカラーというのは印刷側の基準という違
いがあるということだ。

登場した当時は評判の良くなかったジャパンカラーだが、2001年に改訂があり
日本の印刷条件が反映されたものとなった。現在でもジャパンカラーの悪口を
言う人はいるが、古いイメージで語っている場合も多いだろう。実際に誰しも
が乗れるような標準というのはありえない。

ジャパンカラーはISOというデジュール・スタンダード(公的標準)であり、
DTPのデファクト・スタンダード(業界標準)とも言えるアドビシステムズの
製品にプロファイルとして標準搭載されている。印刷を発注する側からも、も
う少しジャパンカラーという単語が出てきてもいいのではないだろうか。

たとえば、印刷物を発注する際に「ジャパンカラーで印刷お願いします」とい
うリクエストを出したとする。そうすれば印刷機毎のプロファイルなどという
ものは不要で、標準搭載のプロファイルを利用してモニタやプリンタでプルー
フが可能になる。遠隔地の印刷会社で刷り、校正も出せないような場合にも向
いているだろう。ただし、どの印刷会社でもジャパンカラーに対応できるとい
うわけではない。

JMPAカラーの場合も同様に印刷シミュレーションが簡単にできる。アドビのア
プリケーションにバンドルされているJapan Web Coated(Ad)というプロファ
イルを使えばいいのだ。Webはオフセット輪転機、Adはアドバタイジングで広
告の意味。JMPAカラーとはプロファイル名に謳っていないが、JMPAカラーを参
考に作られたプロファイルだ。モニタやプリンタの校正設定で、このプロファ
イルを選択すれば、JMPAカラーでの印刷結果をシミュレーションすることが出
来るというわけだ。

MD研究会の庄司正幸氏が関わる「RGBワークフロー」に関する記事がアップル
のサイトに掲載されています。ここまで出来れば文句ないんですけどね。
<http://www.apple.com/jp/pro/design/ema/>

【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com
写真撮影からデザインまでを生業とする。JPCカラーマネージメント委員会副
委員長。MD研究会所属。「デジタルフォトグラフィー─エキスパートのPhoto
shopテクニック」(オライリー・ジャパン刊)監修

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■買い物の王子さま[106] 
小さめが食べやすい

石原 強
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日々の食事で、意外とよく使うのが中華の「レンゲ」です。ラーメンやスープ
などはもちろん、お粥や麻婆豆腐などスプーンでは熱くなってしまう料理を食
べる時にうってつけ。最近まで使っていたレンゲのフチが欠けてしまったので、
新しいものを探していました。

よく使われているレンゲは、すくう部分がちょっと大きくて口に入りづらいと
常々思っていました。もっと食べやすくデザインされたものがないかといくつ
ものお店を見て回ったけれど、なかなかこれぞというものが見つかりません。
デザインの良い食器のほとんどが洋食器や和食器で、中華の食器であるレンゲ
はラインナップから外れてしまうのです。

ネットを半年くらい探してキッチン用品専門店でやっと見つけたのが、イギリ
スの「ウェッジウッド」のレンゲです。「ウェッジウッド」の名前は知ってい
たけれど、精緻な装飾を施した工芸品であり、日常使いの食器とは考えていま
せんでした。でもこれはちょっと違うみたいです。

白一色で派手な柄もないシンプルな食器。他の食器と合わせても違和感がなく
使えそうです。重ねて収納できる機能性もあります。しかも最高級の磁器であ
る「ボーン・チャイナ」なのです。「ウェッジウッド」が高級ホテルやレスト
ラン向けに作った業務用の製品だということです。

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中華のレンゲより小さめで気品が漂います。すくう部分はひし形でおしゃれな
デザイン。深さも浅めなので口当たりがよく、すくいやすく食べやすいです。
杏仁豆腐などのデザートにもぴったりですよ。
---

イメージどおりのものだったのに、見つけた時は既に売り切れでした。いつ頃
に入荷するのかサイトで問い合わせると「入荷したらメルマガで知らせる」と
返信がありました。思ったより早く10日後には、入荷のお知らせが届きました。

100円から買えるレンゲに1,000円は高いかなとも思ったけれど、シンプルなが
ら中身は本物。丈夫さも折り紙付きということで決断。見た目がスマートなス
クエアプレートも一緒に注文してしまいました。

それから一週間後に到着。ちょっと大きめの箱に、たっぷりの緩衝材に包まれ
て一つ一つ丁寧に梱包されていました。取り出したレンゲは、やさしい光沢の
ある白色で、裏にはウェッジウッドの「W」のマークが輝きます。

普通のレンゲをちょうど一回り小さくしたサイズで、薄く作られているから軽
くて食べやすい。しばらくしてから家人に使い心地を聞いてみたら、一言「今
度のレンゲは、カップヌードルの細いカップに入るから便利だね。」

レンゲを買ったお店「プロキッチン」
<http://www.rakuten.co.jp/prokitchen/>

【いしはら・つよし】info@webanalyst.jp
ウェブプロデューサー、ウェブアナリスト
「ボーンチャイナ」は、「Bone(骨)」の「China(磁器)」という意味で、
18世紀のイギリスで生み出された磁器の一種。磁器の主成分である「カオリン」
の代わりに牛の骨灰の「ボーンアッシュ」を使います。動物による骨の成分の
違いが、焼き上がりの色に影響するため、牛の骨が最も適しているのだそうで
す。
・ウェブアナ
<http://www.webanalyst.jp/mt/>

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■公募案内
第26回『ひとつぼ展』
<http://www.recruit.co.jp/GG/compe/3.3/youkou-n26.html>
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募集作品:グラフィックアート部門・写真部門ともテーマ、手法など自由。サ
イズ・重量:平面作品/縦1.82m×横1.82m以内の壁面、重さ20kgまで。立体作
品/高さ1.82m×幅1.82m×奥行0.9m以内の空間、重さ50kgまで。但し、縦2.1m
×横0.8mの搬入口より搬入可能な状態であること。応募資格:年齢35歳以下。
個人制作であること。一人一件の応募に限る。出品無料。提出物A:応募用紙、
提出物B:ポートフォリオ(作品ファイル)B4サイズ・一人一冊。写真部門は
大四つ(11×14インチ)のファイルでも可。ポートフォリオには次の3つの内
容をまとめる。『ひとつぼ展』への出品作品、及びその展示レイアウトプラン。
これまでの作品、活動など(写真部門の場合、1テーマを10枚程度、5テーマ以
内、計50枚以内)にまとめる。グランプリ受賞者個展プラン。
応募締切:グラフィックア-ト『ひとつぼ展』…2005年12月6日(火)20:00
写真『ひとつぼ展』…2006年1月17日(火)20:00

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■展覧会案内
祖父江慎+cozfish展
<http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/>
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会期:11月4日(金)~11月26日(土)11:00~19:00 土18時 日祝休
会場:銀座グラフィックギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
TEL.03-3571-5206)
内容:ブックデザインの新しい潮流を牽引するグラフィックデザイナー祖父江
慎(そぶえ・しん)。今回の展覧会は、並はずれた「うっとりパワー」を軸に、
ブックデザインを中心として幅広く活躍する祖父江慎と、彼の率いるコズフィ
ッシュ15年間の軌跡を紹介する。

・ギャラリートーク:
日時:11月18日(金)18:30~20:00
出演:しりあがり寿+祖父江慎

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■展覧会案内
Production I.G展
<http://www.parco-art.com/web/museum/production_ig/>
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会期:10月21日(金)~11月14日(月)10:00~21:00 最終日18時
会場:パルコミュージアム(渋谷パルコ パート3 / 7F TEL.03-3477-5873)
料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料 
内容:「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」で日本作品としては初の米ヒット
チャート1位を獲得し、タランティーノ監督の「キル・ビル」アニメパートな
ど、世界中からアニメーション制作のオファーが殺到する日本最高峰=世界最
高峰のアニメーション制作スタジオ「プロダクション I.G」。最先端の表現手
法としてアニメーションを制作し、世界中を魅了しつづけるプロダクション I
.Gの最新の試み、そしてその歴史を紹介する。
・プロダクションI.G展 オフィシャルサイト 
<http://www.igten.com>


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■編集後記(11/1)
・「Sankei Web」に「合成写真掲載のおわびと経緯」という記事が掲載されて
いた。今朝の読売新聞の報道を読んで、当該はどう言っているのかを読みたか
ったので検索した。「月をバックに大空を舞うコウノトリ。早朝の一瞬の出来
事だった」という写真、奇跡とも言うべきすばらしいショットである。「宙を
舞う鳥に神々しさと命の尊さを感じ、生きる勇気を与えてくれるのも事実だろ
う。」(服部孝章立大教授のコメント)。まさしく。こんな素晴らしい写真、
一生のうちで一度撮れるかどうか(撮れなかったから合成に頼ったわけだが)。
「しかし、加工したことを隠したまま読者の目の前にさらすことは、これから
ベストショットを狙い、思い通りの写真を撮った場合に、いらぬチェックを受
け、読者の疑念を生む可能性を残したのでないか。それが、最も重大なことだ
と私は考える。」(コメントのつづき)。まさしく。これからは、みごとな写
真はまず疑われるようになる。写真なんて"なんでもあり"の世界だと誰もが知
っている。それにしても、このコウノトリと月、「見事な出来栄えだ」とほめ
る前に、合成を疑うのは普通の感覚じゃないのか、デジタル時代のジャーナリ
ストだったら。とはいえ、いい作品だ。合成と断ってさえいれば高い評価を得
たと思う。スーパーのチラシの写真みたいに「これはイメージです」って入れ
るの。でも、朝日新聞の虚偽報道問題に比べたら、無罪だよ。   (柴田)
<http://www.sankei.co.jp/pr/info/owabi051031.htm>

・永吉本、十河本の実物が手元に届いた。一般購入者よりも後である(笑)。
予想以上の予約が入りうれしい悲鳴。このプロジェクトには直接私は関わって
おらず、東京側で完結しているという理由もある。編集長が編集し、エディト
リアルの向井氏がデザインし、DTPを鴨田氏が担当し、営業と調整は8月サンタ
氏で、数ヶ月かけて完成させたもの。今も東京組が毎日受付をし、送付作業を
行なっている。私の仕事といえば、資金繰りどうすんねん、ぐらいである。た
くさんの人の目に触れてもらいたいから営業したいとは思いつつ。告知先やツ
テをお持ちの方、書店関係者の方、ぜひご一報くださいまし。/で、皆の苦労
の結晶を手にとって、客観的な目で「いい本だ」と思った。自分で作っていな
いので自画自賛じゃないし、内部を誉めるのは恥ずかしいことだと認識した上
で書いている。カバーや本文の紙やインクの匂い、インクの色や余白がとって
もイイ。あとがきや奥付を読むのが好きなので嬉しかったりするし、モニタ上
の等幅フォントで読むのと違い、縦書きで読むと印象まで違ってくるね。
                            (hammer.mule)
<http://www.dgcr.com/books/>  PDFを見て

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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めろんぱん<http://www.melonpan.net/>、MAGBee<http://magbee.ad-j.com/>、
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