[1918] カラーマネージメントFAQ

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1918    2006/02/16.Thu.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 18145部
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           <ムスメって特別なんだな>           

■カラーマネージメント三角絞め…[41]
 カラーマネージメントFAQ
 上原ゼンジ

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[95] 
 ムスメ持ちオヤジ・そして3人の子持ちに
 茂田カツノリ

■セミナー案内
 映画『天使』に見るデジタルシネマの最新ワークフロー
 ポスプロからみる日本映画のVFXシーン

■マガジンガイド
 「コマーシャル・フォト」2006年3月号



■カラーマネージメント三角絞め…[41]
カラーマネージメントFAQ

上原ゼンジ
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◆プロファイルって同じような名前のものがあるけど、中身は一緒なの?

◇たとえばJapanColorのプロファイルを例に挙げると同じJapanColorでもコー
ト紙用、上質紙用、新聞用、などの違いがあり、これらはすべて別のプロファ
イルです。名前が似ていても印刷条件が違っているので気をつけなくてはなり
ません。ただ、ややこしいのは同じJapanColorのコート紙用のプロファイルで
あっても、変換結果が違うものが存在するということです。

印刷用のプロファイルというのは、カラーチャートを印刷し、それぞれのパッ
チの色を測定することにより作成します。同じ測定結果から作られるプロファ
イルは同じにものになりそうな気もしますが、実際には作成方法によって変わ
ってきます。

印刷用のプロファイルの中にはCMYK値を基準となるCIEカラーに換算するため
の情報と、CIEカラーからCMYKに換算するための情報が入っています。同じ測
定値を元にした場合、CIEカラーへの換算結果は同じですが、CMYKへの変換結
果に違いが出てくるのです。

CIEカラーというのは印刷の再現域を完全にカバーしているので、測色した値
に1対1換算することが可能ですが、印刷での色再現には限界があるので、CMYK
への変換の場合、再現不可能な色は別の色で置き換えなくてはいけません。し
かし、どんな色に置き換えるのかという部分には感覚的な要素が、入り込んで
くるので、プロファイル作成ソフトにより変わってきますし、作成後のプロフ
ァイルの編集によっても変わってくるというわけです。

つまり全く同じ印刷物の測定値から作り上げたプロファイルでも変換結果は違
いますし、プロファイルの質が悪ければ、変換により画質の劣化を引き起こす
ようなこともありえます。

AdobeRGBやsRGBといったカラースペースの場合は、デバイスのプロファイルと
は違って、元々定義されたRGBの色度やガンマ値を元に作成するので、基本的
には同じはず。ただし、きちんと検証してみないと、完全に計算結果が一致す
るとは言い切れないので、使用には注意が必要。

デジタルカメラで撮影した画像にはカメラメーカーの名を冠したAdobeRGBのプ
ロファイルが埋め込まれることがあります。これにはメーカー独自のタグが埋
め込まれているので、アドビシステムズのアプリケーションにバンドルされて
いるものとはまた違いますが、これをわざわざアドビシステムズ社製の
「Adobe RGB(1998)」に差し替えたりする必要はありません。

◆モニタの色温度を5000K(ケルビン)に設定すると黄色っぽいんだけど、本
当にこれでいい?

◇まず、何の目的でモニタの調整を行なうのかということが重要です。5000K
に設定をするのは印刷目的で、印刷結果をシミュレーションしたい場合。印刷
の仕上がり評価にはD50評価光源(5000K)が用いられるので、この環境と揃え
るという意味があります。6500Kのディスプレイと比べれば、確かに黄色く感
じますが、5000Kで作業をしていれば「色順応」して気にならなくなるはず。

ただ5000Kに設定したつもりでも、実際には5000Kになっていない場合もあるの
で、調整後の色温度を計測できるようなモニタキャリブレーションツールを利
用するといいでしょう。

また、色温度だけではなく画面の明るさの調整を行なうことも重要です。紙の
場合は、観察光源の明かりが反射して見えているわけですが、モニタの場合は
自ら光りを発しています。最近はかなり輝度の高いディスプレイが製品化され
ていますが、紙との比較では明るすぎる場合もあるので、輝度を落とした調整
も必要になってきます。

◆AdobeRGBやsRGBのガンマって2.2なんだから、モニタも最初から2.2に調整し
ておいたほうがいいんじゃない?

◇AdobeRGBやsRGBというのは印刷物やWeb、CGといった様々な制作物を作成し
ていく際の作業用色空間のことです。カラーマネージメントに対応したアプリ
ケーションでは、この作業用空間上に置かれたRGBデータは、正しく色が観察
できるよう、個々のモニタの特性に合わせた変換がされて画面上に表示されて
います。

多くのカラースペースのガンマ値は1.8か2.2で、AdobeRGBとsRGBの場合はとも
に2.2です。ガンマ値というのはモニタのコントラストや彩度を数値化したも
ので、OSによってもディスプレイカードの設定によっても変わってきます。そ
してこの数値が大きいほど暗く、小さいほど明るく見えます。

デフォルトでは Windowsの場合2.2、Macintoshでは1.8 なので、Windowsの方
が暗く見えてしまうのもその違いによるものです。

このガンマ値の適切な設定値というのは、その目的によって変わってきます。
たとえば、印刷結果をモニタでシミュレーションする場合は、ガンマ値を1.8
近辺に調整したときに印刷物と近似する傾向があります。それは印刷物の濃度
が、モニタの明暗比よりもその再現できる幅が小さいことが影響しているとい
えます。

またモニタを使った、よりシビアな印刷シミュレーションを達成したい場合に
は、単にガンマを1.8に設定するだけでなく、印刷物をターゲットとした合わ
せ込みも必要になってきます。

【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com
写真撮影からデザインまでを生業とする。JPCカラーマネージメント委員会副
委員長。MD研究会所属。「デジタルフォトグラフィー─エキスパートのPhoto
shopテクニック」(オライリー・ジャパン刊)監修

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[95] 
ムスメ持ちオヤジ・そして3人の子持ちに

茂田カツノリ
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ええと、FileMakerネタとか会社のこととか書きたいことあるんだけど、今日
はちょっと気分転換して映画の話を。

●男にとってムスメは特別な存在

僕のことではないけど、独身のころにさんざん女性に悪事を働くと、その反省
を求める意味から神様が女の子を授け、そこで男は過去の自分の行動を振り返
り、人間を改めるんだって話を聞いたことがある。誰が言い出したんだか。

で、僕は女性の味方で品行方正で奥手でおとなしくて問題など一度も起こした
ことはないので、あくまで上記の意味とは別な事情があったんだとは思うが、
とにかく神様は第1子として女の子を授けてくださった。

そして、やっぱり父とムスメって特殊な関係だなあ、と実感することができた。
うまい表現がみあたらないのだが、なんか特殊なんだ。たぶん、全世界のムス
メ持ち男性が、この感情に同意してくれるんじゃないかと思う。

もちろん息子もカワイイが、これは意味合いがちょっと違う。男の子は、もう
ほとんど例外なく、凶暴だし自分勝手だ。そして自分の縮小コピーがワガママ
ゆってたりすると、これはもう腹が立ってしょうがなかったりするのだ。

とか言ってる間に、実は3人めの子がもうじき産まれる。第1子と第2子は年子
で、3人めが4歳離れるということで、当分は子育てが終わらないこと確定って
感じである。

あ、ちなみに3人めは男の子らしい。そして、もう名前も決めてしまった。さ
すが多少は余裕が出てきたかもしれない。臨月のカミさんも、いまでも普通に
子育て・家事・イラスト描き・社長業をこなしてて、すげえ余裕である。

子供が産まれたら、1週間ほどは僕だけで子育てである。ま、なんとかなるっ
しょ。

一応、会社がもうちょっとちゃんと利益出せたら、あと2人くらい養子を取っ
てもいいとカミさんはゆってくれたので、目指せ大家族なのだ。

少子化のご時世だから、3人でも子だくさんって感じがしないでもないが、な
ぜだか子供たちの幼稚園仲間には3人兄弟が多い。渋谷で子持ちができる人た
ちって、それなりに余裕あるのかな。考えてみれば、たしかにそんな感じのウ
チが多いなぁ。

●クルマだって乗り切れるかが問題になるのだ

子供が3人になり、もう移動も大変だ。駐車場が6万円する渋谷という土地に住
む以上クルマは諦めていたのだが、ちょっとだけ安い駐車場が確保できたし、
もう買うことにしてしまった。

赤ん坊にはベビーシート必須だから、5人乗りのクルマだと完全にギリギリ。
友達乗せたりを考えると、やっぱり3列シート必須になる。新車買う余裕はな
いし、インチキくさい中古車買うのもやなので、以前お世話になった中古車業
者の人に頼んで探してもらう予定。

僕らが買おうと決めた車種は世の中にとても少ないので、まあ気長に探そうっ
て感じである。どんなクルマを選んだかは、買ったらご紹介するので、いまは
秘密。

●ムスメ持ちオヤジを狙った映画

話は変わるが、どう考えてもムスメ持ちのオヤジ狙ったとしか思えない映画っ
て、結構存在する。子ナシのときはまったく意識できなかったことがいろいろ
見えるようになって、そういうポイントを題材の中核に持ってきた映画って、
ついついハマってしまうのだ。

ということで、僕がツボに入った映画をちょっとだけご紹介しちゃう。

「Matchstick Men」(2003)
Ridley Scott監督、Nicolas Cage主演の本作は、ジャンルとしては「Catch Me
If You Can」(2002)や「The Ladykillers」(2004)と同様の、いわゆる詐欺
師映画に属する。でも、そこでムスメ持ちオヤジの心を思いっきりくすぐるネ
タがあったりして、僕はいい映画だって思ってる。

「Armageddon」(1998)
Michael Bay監督、Bruce Willis主演の、もうとっても有名なアレ。結構いろ
んな人間関係が描かれてるけど、そこに父とムスメの話も含まれる。実はこの
映画見たときはまだ僕は子ナシだったのだが、ムスメって特別なんだな、とい
うことはわかった。

「I Am Sam」(2001)
Sean Penn、Dakota Fanning主演。この映画、ズルい。こんなにわかりやすい
泣かせポイントに引っかかる自分が、ちょっと面白かったりするくらい。実は
予告編見ただけで泣いた。

「War of the Worlds」(2005)
とっても評価の低い本作だが、Dakota Fanningの存在感は見事だと思うし、中
盤までの展開はそんなにひどくない。でも、一応100年前とかの原作なんだか
ら、もうちっとヒネっておかないと、観客は納得しませんってSpielbergさん。
ネタバレになってすまないが、地球を侵略するんだったら環境とかもうちょっ
と調べてからにすればいいのに、って宇宙人クンたちにゆっておきたい、そん
な映画だった。

ということで、最後のはちょっとアレだけど、それ以外は未見なお父さん、お
勧めっすよ。

▼AppleStoreイベント【2月25日(土)13:00~14:00】
- 銀座College Night[3]:
「こんなん欲しかってん」キャンパスツール Part.2
<http://www.apple.com/jp/retail/ginza/week/20060219.html>

充実したキャンパスライフをアシストするツールをFileMaker Pro 8 を使って
大学生自身が作り、全国の学生に無料で提供する。それが同志社大学、同志社
女子大学、ファイルメーカー株式会社による産学協同プロジェクト「こんなん
欲しかってん」キャンパスツール Part. 2 です。MovieやDVDの情報管理がで
きるツールやゼミの議事録を記録しておくツールなどを、プロジェクトに参加
したメンバー自身がご紹介します。
              * * * * *
▼『FileMaker Fun Night!』at AppleStore銀座
「開発事例シリーズ1 歯医者さんの場合」
- 3月11日(土)18:00~19:00

FileMaker ユーザのためのマンスリーイベント「FileMaker Fun Night」。8回
目となる今月のテーマは「開発事例シリーズ1 歯医者さんの場合」です。繰
返しフィールドからxmChartそしてFileMaker7から可能になった「疑似横ポー
タル」の利用へと、ブラッシュアップを重ねてきたシステムには、一体どんな
工夫が盛り込まれているのか、ゲストの鷲沢先生による分かりやすいプレゼン
でご紹介いたします。

・参考:ITmediaでの鷲沢先生の記事
<http://plusd.itmedia.co.jp/products/filemaker/0304/04/hj00_filemaker.h
tml>
              * * * * *

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webプロデューサー/テクニカルライター。このところ仕事に圧迫されて体力
落ち気味のため休載が多くて恥ずかしいっす。でもおかげで自分が本当にやる
べき仕事を選ぶような考えになってきて、先行きは明るいような気がする40歳。
そしてもうじき3児の父。

[1日だけ僕を売ります実験・詳細]
<http://www.dgcr.com/cgi-bin/backnumber/back.cgi?mode=right&year=2005&
month=12&day=1>

[Max_blog ―“インターネット拾いモノ”でも執筆中]
<http://www.maxwald.co.jp>

[mixi ―“永吉克之Fan☆Club”コミュニティ]
<http://mixi.jp/view_community.pl?id=94983>

[有限会社アモニータ(Web制作/プランニング/出版プロデュース)]
<http://www.amonita.com/>

[有限会社レクレアル(FileMakerソリューション開発)]
<http://www.recrear.jp/>

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■イベント案内
映画『天使』に見るデジタルシネマの最新ワークフロー
<http://www.skipcity.jp/event/s/200602151.shtml>
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<主催者情報>
デジタルシネマの制作過程における重要な課題のひとつに、撮影や編集過程に
おいてモニター上で決定した映像の色やトーンが、劇場での上映時やTV放送、
DVDなどの様々な再生環境において制作者の意図どおりに正しく再現されるか
という点があります。
今回のセミナーは、今年1月に全国公開された映画「天使」に採用されたデジ
タルシネマ専用の映像処理システム「D-EDIT」にフォーカスし、実写とCGIの
合成処理の際に起こりうるカラーバランスのバラツキをどう解決していったか、
また10ビット、RGB4:4:4に対応した最新のデジタルワークフローがもたらす
ソリューションについて、VFXスーパーバイザーの古賀信明氏とDI(デジタル・
インターミディエイト)スーパーバイザーの田中敦彦氏のお二人に、「天使」
の制作を振り返りながらお話いただきます。詳細・お申し込みはサイトから。

日時:3月1日(水)14:00~17:00(13:30開場)
会場:彩の国ビジュアルプラザ4F 研修室2
受講料:2,000円(税込み・当日お支払い)
定 員:20名程度
お問合せ:048-263-0818 担当:木村

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■セミナー案内
ポスプロからみる日本映画のVFXシーン
<http://www.skipcity.jp/event/s/200602031.shtml>
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<主催者情報>
最新ヒット作に多く見られるように、最近の日本映画ではVFXが多く使われ、
その技術は本場ハリウッドにも迫るレベルの高さと聞きます。特撮からの長い
歴史を持つ日本映画におけるVFXシーンは、今どのような変化を遂げようとし
ているのでしょうか。
今回のセミナーでは、特撮映画の代表である映画「ゴジラ」に始まり、ハリウ
ッドで特殊撮影の実績がある有田勝美氏を講師にお迎えします。東京現像所で
数々の日本映画のVFX制作を手掛ける有田氏に、現在の日本映画におけるVFXに
ついてポスプロならではの視点でお話を伺います。ワークフローやVFX制作の
実際など、貴重なお話に是非ご期待下さい。詳細・お申し込みはサイトから。

日時:2月24日(金)14:00~17:00
会場:彩の国ビジュアルプラザ1階HDスタジオ
受講料:2,000円(税込・当日お支払い)
定 員:20~40名程度
お問合せ:048-263-0818 担当:木村

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■マガジンガイド
「コマーシャル・フォト」2006年3月号
<http://www.genkosha.co.jp/cp/index.html>
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定価1,300円(税込)/玄光社刊(2月15日発売)
立ち読みページ
<http://www.genkosha.com/read/cp0603/index.htm>

特集=ハイエンドデジタルカメラ新時代
マミヤZD、ハッセルブラッドH2D。相次いで登場した中判カメラベースの一体
型デジタル一眼レフ。一方、カメラバックタイプは3000万画素オーバーの超高
画素化が進んでいる。最新型ハイエンドデジタルカメラ4機種の実力を紹介す
る。Mamiya ZD/HASSELBLAD H2D/Leaf Aptus75/Phase One P45
解説・撮影:早川廣行 撮影:望月宏信・BOCO塚本・笹口悦民

特集=クリエイターが選ぶ 2005年CMベスト10
本誌恒例の「CMベスト10」で2005年の第1位の座を獲得したのは「リクルート
ホットペッパー」だった。CM表現の低迷が続き、さらにWebや携帯電話等、新
メディアが台頭するなど、CMを取り巻く環境が厳しい中、クリエイターたちは
CMに対しどのような評価を下したか。順位結果と投票者のコメントを紹介。

フォトグラファー特集=塚田直寛
連載=写真と人:豊高隆三「桜飛行」、実践ライティング:硬い光でクールに
見せるボトルライティング…馬場道浩、デジタルフォト&ワークフロー 五十
嵐真…別撮りした商品と画像処理した背景の合成、ワンショット:上田義彦、
照明の仕事、ほか


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■編集後記(2/16)
・昨日は4月の暖かさとかで、犬の散歩にも絶好の日和だった。荒川べりに延
々と続く高さ2メートルくらいの、すすきのベルトの中の道を歩くのが好きだ。
すっかり乾燥したすすきの群落が北からの風を防いで、日射しポカポカ、じつ
に気持ちがいい。ススキの中に寝ころびたい。大雨で川の水量が増えて、川辺
に2つあったホームレス小屋とテントがなくなってから大分経つが、ここに来
てひとつが復活した。前の家の基礎(?)を利用して、山岳用テントが張られ
たのが1週間くらい前だ。ススキに三方を囲まれ、南面は遮るものなしで陽光
サンサンである。ところで、以前から心配していた(よけいなお世話だが)一
日中あふれんばかりの日射しを浴びていた市内のあるマンションの南前面の空
き地に、とうとう建築を知らせる看板が立った。2階建ての養老施設みたいの
が出現するという。少なくともマンションの1階と2階は、日照時間がなくなる
に等しい。南前面が広々と空いているという立地だから、いずれなにかが建つ
だろうというリスクを承知で住んでいるのだろうが、現実となってショックだ
ろうと思う。マンションの規模からみて賃貸のようだが、分譲だとしたら悲劇
である。わが家の近くの川辺に出現した日照満点(ただし夏期も同様)のテン
ト、どんな人が住んでいるのか、まだ遭遇したことはない。草原の真ん中でゴ
ミの砦を築いていた正真正銘のホームレス(家なし)さんは、昨年のいつごろ
か気が付いたらいなくなって、いまは元の草原に戻っている。   (柴田)

・ドラマ「神はサイコロを振らない」。ありえない強引な話と展開。10年前に
消えた飛行機が現代にタイムワープしてくる。主人公(小林聡美)の彼と友人
が10年前そのままの姿で現れ、10年前の小林聡美として接してくる。彼女は10
年前の自分とは違うと伝えるが、10年前の自分の夢や姿を思い出して……。公
式サイトにもある「10年前のわたしからの質問」。ありえない強引な話や展開
はどうでもよくなってくるよ。              (hammer.mule)
<http://www.ntv.co.jp/saikoro/>  公式

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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