[1952] そもそも「らしさ」とは何か

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1952    2006/04/06.Thu.14:00発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17862部
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      <そんなペンギンなことをしている場合ではない>      

■笑わない魚[193] 
 そもそも「らしさ」とは何か
 永吉克之

■デジアナ逆十字固め[1] 
 デジタルか? アナログか?
 上原ゼンジ

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[101]
 東京大学×FileMakerの産学共同研究プロジェクト
 茂田カツノリ



■笑わない魚[193] 
そもそも「らしさ」とは何か

永吉克之
───────────────────────────────────
私が通っていた高校には制服があったが、ある年、修学旅行に限って私服も可
ということになり、おお、普段は見せられない自分を見せるチャンス、同級生
の福田郁代にオレのファッションセンスを見せるチャンスだと、当時のロック
ミュージシャンの標準的ファッションだったベルボトムのジーンズ、Tシャツ
に襟の広いジャケットという、今から見ればどうということもない服装で集合
場所に着くやいなや、引率の教師から「なんやそれは。お前だけやぞ、そんな
格好してんの。もっと高校生らしい服着んかい」とドヤされてしまった。

私服でいいというから私服にしたらドヤされたという理不尽と、福田郁代の前
でドヤされたという屈辱以上に、教師が好ましいと感じる「高校生らしさ」を
押しつけられることが大いに不快であった。

つまり「高校生らしさ」という、高校生自身の納得を得ていない基準に合致し
ていてもらわないと、大人たちは安心できないのだ、オレはこんな大人にだけ
はならないぞと、この事件を機に決意をかためたのであった。

変わった服装をした人間は人格まで変わっているというのは偏見である。たと
えば、ばいきんまんのヌイグルミを着ているからといって、その人がアンパン
マンの敵というわけではない。またペ・ヨンジュンのヌイグルミを着ているか
らといって、その人が微笑みの貴公子とは限らない。それと同じ理屈だ。

                 ●

ところで今の若い連中の服装だが、あれは何だ。あの短足ズボンは。私服なら
まだしも、学校の制服までずり下げているではないか。初めて見たとき、ペン
ギンがカバンを持って歩いているのかと思ったくらいである。あんな機動力に
欠けた服装で歩いているときに、津波が襲ってきたらどうするのだ。あの短い
脚でヨチヨチと走って逃げるつもりか。

若者は若者らしく質素で清潔な服装を心がけなければならない。服装が着てい
る人間の心構えを決める。女装趣味の男が女装をすると心まで女になってしま
うような気がするらしいが、それと同じ理屈だ。ペンギンの格好をしていれば、
ペンギン程度の心構えしかできない。今わが国は今、津波より恐ろしい脅威に
さらされているのだ。そんなペンギンなことをしている場合ではない。

『中国は日本を併合する』(平松茂雄・著)
<http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4770040318/249-2602194-7364364>
私はこの本をまだ一行も読んでいないし、著者がどんな経歴をもった人物なの
かも知らないのだが、Amazonで紹介されるような本なのだから、それはもう偉
い人の書いた凄い本なのだろう。なにしろ、拙著『怒りのブドウ球菌』ですら
Amazonで買うことができなかったのだから。

そしてこのタイトルからすると、13億の民を喰わせるためにエネルギー資源を
求めて膨張する中国につぎつぎと呑みこまれてゆく周辺国のひとつが日本だと
いうことが書いてあるに違いない。

そして併合された日本は、中華人民共和国日本自治区という名称になるのだが、
従順な日本人はチベット自治区のような独立運動もせず、中国共産党の指示に
粛々と従っているうちに模範的民族ということで党中央委員に選出される日本
人も現れるようになり、きわめて円滑に中国に同化し、かくして日本人という
民族は地上から消滅する、ということも書いてあるはずだ。

そう思うと、中国の恐るべき野望に戦慄を覚えると同時に、近い将来、わが国
の領土と、国の宝である子供、そして国のために尽くしてきた多くの高齢者を、
みずからが盾となって中国から守らなければならないはずの日本の若者が退廃
している現実に危機感を覚えるのである。

ところで私は「君が代はいい歌だ」と口にしただけで右翼だ、軍国主義者だと
呼ばれるような空気のなかで青年期を送った世代なので軍隊生活には適してい
ないし、年齢からして無理だ。こんな年寄りに国のために体を張れと要求する
ような無法が許されてはならない。戦場で血を流すのは若者の仕事なのだ。

だから、最近の若者たちを見ていると、そんなことで、われわれ年寄りを守れ
るのか! 養っていけるのか! 年に二度の温泉旅行を保証できるのか! と
愛情から往復ビンタで気合を入れてやりたくなるのである。

                 ●

ちょっと待った、あんたの言っていることは前半と後半で矛盾しているじゃな
いか、と言う読者もなかにはおられるかもしれないので一応説明をしておくが、
私の若いころの若者と今の若者では、いろんな点で根本的に異なるのである。
たとえば痔の薬も、われわれの世代はみなヘモリンドを使ったものだが、今の
若者たちはボラギノールしか使わない。他も下の表が示す通り共通点がまった
くない。同列で論じるのは不可能なのだ。

【現在と30年前の若者ファッション比較表】2006年4月5日作成

           現在       30年前
----------------------------------------------------------
茶(金)髪      ◯        ×
----------------------------------------------------------
ピアス        ◯        ×
----------------------------------------------------------
短足ズボン      ◯        ×
----------------------------------------------------------
タトゥー       ◯        ×
----------------------------------------------------------
スケボー       ◯        ×
----------------------------------------------------------
iPod         ◯        ×
----------------------------------------------------------
倖田來未       ◯        ×
----------------------------------------------------------

【ながよしかつゆき/アーティスト】katz@mvc.biglobe.ne.jp
ついにペナントレースが開幕してしまった。昨シーズンまでは、タイガースの
試合とジャイアンツが負けそうな試合を見ていたが、今シーズンからは時間を
節約するために、タイガースが勝ちそうな試合だけにしぼって見ることにした。
勝ちそうもない試合を未練がましく見続けるのは精神衛生にもよくないので、
九回表で20点以上差がついていたら、そこでテレビを消すのだ。

・無名芸人<http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz>
・EPIGONE <http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework>
・固定観念打破講座<http://www.maxwald.co.jp>第二、四木曜に掲載中。

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■デジアナ逆十字固め[1] 
デジタルか? アナログか?

上原ゼンジ
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ちょうど一年間連載させてもらった「カラーマネージメント三角絞め」も書籍
化されることになったので、4月からはカラーマネージメントから少し離れ、
連載のテーマを変えさせていただきたいと思う。

●「デジタル人間」って何さ

自分がデジタルカメラを使うようになったのは、いずれは銀塩フィルムを凌駕
することになるだろうと感じたからだ。ただ、いまだに「アナログ」と「デジ
タル」を対立的な概念と捉えて、「アナログのフィルムは本物」「デジタル写
真はまがい物」といった図式で語られることが多いので、「技術も進化したし、
ちょっとデジタルカメラに関する認識を修正してもいいんじゃないの?」とい
う話を今回はしてみたい。

まず、アナログとは何だろう? 人は光や音や温度を感じるとき、その物理量
を連続的に捉えることができる。たとえば、光と影のグラデーションが飛び飛
びの縞模様になって見えることはないし、温度差を感じる場合も「5度おき」
なんてことはなくて連続的に感じ取ることができる。これがアナログ量という
こと。

一方デジタルの場合には、この連続的な量に対して、飛び飛びの目盛りをつけ
て数値化を行なう。この時にこの目盛りが荒ければ、目盛りと目盛りの間の情
報が、欠落してしまうことになる。写真の場合で言えば、連続した階調をいか
に滑らかに表現できるかということが重要なので、デジタル化により情報が欠
落し、階調再現性が悪くなってしまうということは問題だ。

元々のアナログ、デジタルの意味合いとしては、数や量を連続的な物理量で表
現するのか、離散数値で表現するのかといったことだが、現状はもう少し別の
意味で使われるケースのほうが多い。たとえば「デジタル人間」「アナログ人
間」といったような使い方もある。

◇デジタル人間
物事をロジカルに判断する人。しかし、白か黒かという価値基準しかなく人間
味にかけ、ちょっとしたことで暴走して犯罪に走り安い。

◇アナログ人間
物事を情緒的に判断する人。論理的な思考には欠けるが、融通が利き人間味に
あふれる。

あるいは、

◇デジタル人間
子供の頃から「デジタルおもちゃ」に親しみ、コンピュータの扱いが得意な人。

◇アナログ人間
電子機器に疎く、携帯電話を持つと不整脈が出てしまう人のこと。

といったような、よく分からない解釈も生まれてくる。
これをデジタルカメラとアナログ(銀塩)カメラに置き換えてみると。

◇デジタルカメラ
フィルムを使わず、電子ファイルとして記録のできるカメラ。フィルム代、現
像代がかからず、ネットワークを介してデータの送受信が行なえたりと便利で
はあるが、描写は薄っぺらで、銀塩写真には永久に勝てない。

◇アナログカメラ
フィルムを使って記録を行なうカメラ。デジタルでは記録のできない豊富な情
報を持ち、言葉にはできない微妙なニュアンスも写し取ることができる。

などという言い方も出来そうだが、実際にはどうなのだろう。まず、デジタル
とかアナログという言葉自体が元の言葉の意味から離れ、一人歩きを始めてし
まっているので、注意が必要だ。

よくデジタルのデメリットとして、CDとアナログレコードの比較をする場合が
ある。アナログレコードには、CDには記録できないような豊富な音が含まれて
いるというような言い方のことだ。

CDは誕生した当初、従来のレコードよりも音がいいというのが定説だった。と
ころが、レコードでも高価なプレーヤーやアンプ、スピーカーを使って適切な
調整をすれば、CDよりもいい音を取り出すことが可能ということが分かった。
つまり、アナログレコードにもそれなりの情報が含まれていたということだ。

しかし、これにはCDのサンプリング周波数があまり高くなかった点に問題があ
った。サンプリング周波数というのはアナログ信号からデジタル化のために情
報を採取する頻度のことだが、この頻度が多ければ、より正確な変換が可能に
なるということだ。つまり、デジタルだったからレコードに負けたのではなか
ったということだ。

このサンプリング周波数を向上させていけば、アナログとデジタルの違いは人
間の耳には聴き分けることが出来なくなってしまう。デジタル写真の場合も一
緒。最初登場した頃にはジャギーも目立ったので、デジタルはフィルムよりも
画質が悪いという烙印を押されてしまったが、今や携帯写真だってまともに写
るし、プロ用の機器であれば充分な解像度を持っている。

また、カメラ内部での信号処理は12bitや14bitで行なわれている。これは、そ
れぞれ4096階調、16384階調の細かさで計算を行なっているということ。ここ
まで細かく計算が出来るようになってくると、デジタルとアナログの違いを人
間の感覚によって見いだすことは難しくなってくる。

つまり、違いが分からないようなものに対し、観念的に「デジタルには心がな
いのでイカン」などと言って、デジタルとアナログを対立概念のように捉える
というのは、いかがなものか? ということだ。

●印刷データはすべてデジタル

元々デジタルカメラの場合も、CCDで光を受けた段階ではアナログ信号だ。そ
れを、A/D(アナログ・デジタル)変換をしてデジタル信号に変えるという工
程を辿っている。一方、フィルムの場合はもちろんアナログだが、それをスキ
ャニングする段階で同じようにA/D変換を行なう。つまり、印刷する場合には
せっかくフィルムで撮影した場合にも「ハートのないデジタル」に変換してい
るわけだが、これはデジタル嫌いの人的にはオーケーなのだろうか?

また、ネガフィルムで撮影した場合もDPE店に持ち込めば、フィルムをスキャ
ニングしてプリントしているわけだし、作品展示等でもフィルムをスキャニン
グして大判プリンタで出力というのはもはや当たり前。つまり、デジタル嫌い
の人達の写真もいつのまにか、デジタルに変換されているされているというこ
とだ。

デジタル写真の場合、ツルンとした描写で無機質みたいな言い方をされること
もあるが、フィルムじゃないんだから粒子感はなくて当たり前。でも、元々人
間の眼の前にある光景には粒子感なんてないわけだから、それが瑕とはならな
いだろう。どうしても気に入らなければ、銀塩風味のノイズでも加味してやれ
ばいい。

フィルムのほうが色がいい、という人もいるが私はそうは思わない。そんなも
の、自分の好みの色にしちまえばいいじゃん。メーカーお仕着せのフィルムの
色に頼るよりも自分のハートの中の色を表現するほうが、より創造的だと思う。

フィルムはスローフードで、デジタルはファストフードと喩えられることもあ
るが、フィルムだって自分でフィルム現像から紙焼きまでやればスローフード
かもしれないけど、ただ撮影しただけでプリントがお任せならファストフード
でしょ。

逆に、デジタルだって自分のイメージに従って焼き込みや覆い焼きをし、納得
のいくプリントを作り上げるためには、それなりのスキルとセンスと時間が必
要。けっしてファストフードなんかではない。

写真というのはただ撮影するだけでなく、自分のイメージに従い、いかにメデ
ィア上に定着させるのかということが重要だ。たとえば紙にプリントする場合、
自ら発光しない紙の上に目映い陽の光を再現したり、漆黒の闇を表現しなけれ
ばならない。

その場合、現実の世界のすべての階調を表現することは不可能なので、ある部
分はつぶしてもいいが、ある部分はきちんとトーンを出したい、といった取捨
選択をするのが、プリントの技だ。また、見せたい部分以外をちょっと暗めに
して対象の強調を行なうというのも重要な技術だ。

こういった暗室技術が、引き延ばし機や現像液を使わず手軽に行えるのがデジ
タルの魅力だ。ファストフードなどと言わず、その恩恵を享受すべきではない
だろうか。

従来の印画紙が次々生産を取りやめる中、インクジェットプリンタ用紙は様々
な風合いの紙が登場し、色再現域は広がり、締まりのいい黒々とした黒が再現
できるようになってきている。アナログ的表現を求めるのなら、逆にデジタル
に向かったほうが、面白いことが出来るようになってきているということだ。

今後の連載では、デジタルイメージをメディアに定着させる方法や、デジタル
カメラを使ったアナログ、アナクロ、プリミティブな遊び方について考えてい
ってみたいと思う。

【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com
「すぐにわかる! 使える!! カラーマネージメントの本~仕事で役立つ色あわ
せの理論と実践マニュアル」(毎日コミュニケーションズ)が来週発売予定。
<http://book.mycom.co.jp/book/4-8399-1937-2/4-8399-1937-2.shtml>

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[101]
東京大学×FileMakerの産学共同研究プロジェクト

茂田カツノリ
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ええと、まずは僕の出演イベント告知なんですが、あさって土曜日です。

■FileMaker Fun Night at AppleStore銀座
「初心者脱却大作戦・FileMaker落とし穴特集」4月8日(土)18:00~19:00
今回のスピーカーは僕です。FileMakerに関係ないひとも、僕のこと一発殴っ
てやろうとか思ってるなら、ぜひお越しください。世の中は、intel Macで
Windowsが起動する「Boot Camp」の話題でもちきり。

・Boot Camp Public Beta
<http://www.apple.com/macosx/bootcamp/>

でも、僕はあくまでもFileMakerのお話しをするのであった。

●東京大学×FileMakerの産学共同研究プロジェクト

第一次大戦期の、国威高揚とか大衆コントロールとか用に作られたポスターは、
その後の商業広告にも大きな影響を与え、印刷技術なども当時の最新を採用す
るなど、実に興味深い存在なんだそうだ。

で、このことを研究なさってる東京大学の吉見俊哉研究室が、研究成果の管理
と公開にFileMakerを活用し、ファイルメーカー社も産学共同研究プロジェク
トとして協力を行なった。これについての記者発表会があったので、今回はそ
の話。

東京大学は、貴重な史料を多数所有していて、それをデジタル技術でもって効
果的に管理・公開しようって動きになって、その第一段が、デジタルアーカイ
ブ「第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスター・コレクション」のWeb公開な
のだ。

・第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスター・コレクション
<http://archives.iii.u-tokyo.ac.jp/>

この公開に使った道具がFileMaker Pro 8。ポスターは661枚あるそうで、これ
の画像と関連データを、たとえば手作業でWeb作ったりしてたらもう大変。か
といって、専用のWebアプリケーションなんて作ったら、それこそガッポリ金
かかってしまう。

というわけで、こういうのはFileMakerの大得意とするところなのだ。

史料をデジタルアーカイブ化するにあたって、まず現存するポスターの修復、
管理ナンバーの整理、保存環境の改善など、アーカイブ化の前提となる作業を
し、それと並行して画像のデジタル化を行なった。

スキャニングはかなりの高精度で行なわれ、イラストレーターのサインのよう
な細部もはっきり確認できるそうだ。で、画像がデジタル化されてしまえば、
あとはFileMakerの出番。ポスターに付随するデータ項目の決定、データベー
スの構築、入力、翻訳といった作業は、ほとんど東京大学を中心とした各校の
教授と大学院生が自力で行なった。

Webサイト上では、ポスターの画像を公開しているだけでなく、発行年・サイ
ズ・印刷方法の説明・色数などの解説が付き、これらの項目で検索やソートも
可能。

ポスターって大きいから、複数を並べて特徴を研究するというが大変だったの
で、このシステムはかなり便利かつ貴重なものなのだそうだ。いまは日本語サ
イトだけれど、英語版も作る予定とのこと。

●これからの公開にも期待

ということで、「プロパガンダポスター・コレクション」のWeb公開は、僕の
ように好奇心旺盛なひとたちにはとってもうれしいし、デザインやコピーライ
ティングの勉強をしているひとにも、とっても参考になる。

そして東京大学としては、これ以外にも情報アーカイブの構築・公開の構想が
多数あるそうで、学内だけではなく海外の研究所や企業等とも連携した「新し
い産学協同のカタチ」を模索していくとのこと。

情報が公開されるのはとってもうれしいし、それの道具としてFileMakerを使
うっていうのも、とてもいいことだと思う。もしFileMakerじゃなかったら、
プロのSI'erとかにデータベース構築を依頼することになって、金はかかるし
融通は利かないし、ということになるに違いないのだから。

・ファイルメーカー社の記事はこちら
<http://www.filemaker.co.jp/solutions/posters.html>

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com Webプロデューサー/テクニカル
ライター。発作的にクルマ買っちまったのに、乗る時間ぜんぜんなくて子供か
らブーイングくらっている40歳。

[1日だけ僕を売ります実験・詳細]
<http://www.dgcr.com/cgi-bin/backnumber/back.cgi?mode=right&year=2005&
month=12&day=1>
[Max_blog ―“インターネット拾いモノ”でも執筆中]
<http://www.maxwald.co.jp>

[mixi ―“永吉克之Fan☆Club”コミュニティ]
<http://mixi.jp/view_community.pl?id=94983>

[有限会社アモニータ(Web制作/プランニング/出版プロデュース)]
<http://www.amonita.com/>

[有限会社レクレアル(FileMakerソリューション開発)]
<http://www.recrear.jp/>


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■編集後記(4/6)
・読まなければいけない本がたまってしまい、いまは並行して5冊読んでいる。
そのうち2冊がたまたま戦争物で、有川浩「図書館戦争」と三崎亜記「となり
まち戦争」である。血なまぐさい殺し合いの場面なんかない、みょうな新機軸
「戦争」のお話だ。まだ途中なので結末がわからない。あとはSFと獄中ものと
カタストロフィーものだ。あっち読んでこっち読んで、もうだいぶ混乱してい
る。なぜこんな事態に陥ったのかというと、図書館のせいだ。市立図書館のネ
ットでいろいろ検索していると、すぐ読みたい本、新刊当時読まなかったけど
いま読みたい本、いま興味をもって調べている物件の資料などぞろぞろ出てく
る。棚にある本は回送依頼手続きをすれば、近所の分館に届く。貸し出し中の
本は予約を入れておくと、いずれ届く。これがけっこう重なるのだ。一冊ずつ
来ればいいのだが、まとめて数冊ということがもう二度もあった。その場合、
返却期日は一緒になる。まだお貸ししないで保管しておきましょうか、とやさ
しいお姉さんに聞かれるのだが、いや大丈夫、読みます、と言って持ち帰り、
3日で1冊ペースだなとか計算する。いや、いま本を熱中して読んでいるひまが
ないのだけどなあ。久しぶりに紙の本(小冊子)の編集しているが、入稿日は
明日なのにまだ原稿が来ないという、よくある事態に。ああ、この緊張感は久
しぶり、って感慨にふけってる場合ではない。          (柴田)

・シンガポール武道家一族が、空手家探し青森の雪山で遭難したというニュー
ス。日本もまだミステリアスな国に見えるんだな。/タレントさんやアナウン
サーさんたちは、ばっちりネイル隙なしメイクをしているのだと思っていたら、
意外にも私と同じような日記を書いている方発見。徹夜仕事で疲れている時に、
この人を見るとほっとするんだよね、な、中田有紀さん。もうこんな時間かと
焦る時もあるけど。男性ファンが多い。女の私から見ても綺麗で凛としててか
っこいいと思う人なのよ。                (hammer.mule)
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060405-00000124-mai-soci>ニュース
<http://www.centforce.com/akinakada/20050825.html>  中田有紀さんの
<http://www.news24.jp/430/profile/nakada/20050811.html>  そうよね……
<http://www.centforce.com/profile/t_profile/nakada.html> 4時半から4時
<http://www.nhk.or.jp/neo/>  中山ネオミ

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発行   デジタルクリエイターズ <http://www.dgcr.com/>

編集長     柴田忠男 
デスク     濱村和恵 
アソシエーツ  神田敏晶 
リニューアル  8月サンタ
アシスト    鴨田麻衣子

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