[1980] (そうは)思ってないでしょ?

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【日刊デジタルクリエイターズ】 No.1980   2006/05/30.Tue.14:00.発行
http://www.dgcr.com/    1998/04/13創刊   前号の発行部数 17789部
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      <そこに表示したい情報は、"h1"ですか"h4"ですか>     

■電網悠語:Ridual内面・展開編[115]
 (そうは)思ってないでしょ?
 三井英樹
 
■買い物の王子さま[122] 
 手にする喜び
 石原 強

■デジタルサウンズ研究室 
 雲の合間にはかなき光を望む
 モモヨ(リザード) 

■イベント案内
 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006



■電網悠語:Ridual内面・展開編[115]
(そうは)思ってないでしょ?

三井英樹
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友人や他人が本当のところどんな風に感じているのかを聞き出すのは難しい。
ストレートに質問したとしても、答えがストレートに返ってくるとは限らない。

さすがに40年強生きてくると、立場上私の職位が上となる関係が増えてくる。
具体的には、私が勤怠管理をしてたりする人たちとチームを組むことも多い。
そんな上司にあたる私のアイデアの評価を聞くのが難しい。

私の作ってきたデザインやアイデアに対して、「部下」にあたる人たちに質問
するとき、いつからか、返される言葉ではなく、相手の顔色を観るようになっ
てきている。人は疑問を抱いたときの反応を、本当に気に入ったときの顔色と
同じにはできない。

特にWeb屋は感情を隠すのが下手な気がする。自分も含めて。Webという情報共
有の場を、恐らくは普通の人の数倍のレベルで見慣れているWeb職人にとって、
その職業上のアイデアやデザインに関しての質問は、自分の立ち位置というか
プライドというか、そんな領域に踏み込む質問になるんだろう。

たぶん眉が微妙に動くとか、言葉が返ってくるまでの応答時間とか、言葉が少
し低くなるとか、そんな変化なのだと思う。職業的センスがまず頭の中を駆け
巡り判断を下す。そして、質問者が誰なのかを思い出し、どう答えるのが社会
的なマナーかを考える。そんな感じのプロセスが受け答えの中に潜んでる。

それを自分もやっているからか、かなりの確度で受け取れている気がする。だ
から、私が感想を求めて、「良いですね」とか返事をされても、時折聞き返す。
「(そうは)思ってないでしょ?」。

●質問する相手をそれなりに選ぶ

仕事をしていて感じることは、リーダーシップを取るタイプに少なくとも二種
類あるということ。一つは「自分のアイデア」が支持されることに快感を感じ
るタイプで、他方は本当に「良いモノ」を世に出すことに快感を感じるタイプ。
その出所が自分である必要はないと思える人。

私は明らかに後者だ。たぶん自分の出すアイデアの質に自信がないことの裏返
しでもある。だから、チームメイトの感性を取り込もうとする。そのためには
正確な感想が必須だ。ご機嫌伺いはいらない。

自分のアイデアが否定されるのは、余り気持ちの良いものではない。けれど、
RidualのようなツールやWebサイトを構築してしまった後に問題が発覚する方
が余程手痛い。デザインやアイデアのよくない火種は早いうちに消すに限る。

でも分析はする。何故拒否されたか。デザインが低品質だからか、アイデアが
アバウトだからか、相手に専門知識がないからか、相手と趣味が異なるからか。
様々な理由が絡んでいる場合も多いけれど、得られた「評価」がどこまで汎用
的か、どの程度他の人にも当てはまるのかを中心に悩む。

そして、明確に「NO」と言われても、翌日「やっぱり、この方法で行くことに
する」と説明する時もある。その時は相手が自分の意見をつぶされた形になる。
言葉は慎重に選ぶし、何故そう結論したかも論理的に話す努力をする。

それもあって、質問する相手をもそれなりに選ぶ。たとえば、私の妻はmailを
ようやく始めたようなレベルなので、HTMLやXMLとか言っても、説明している
だけでこちらが疲れてしまう。素人さんがどう行動するのかを、聞きたい「場
面」に限定して、こんな時どうするのかと聞く。で、5分状況説明をしても理
解してもらえなかったら、「聞いた私が悪かった」といって退散する。

職場でも、やはり相手を選ぶ。あまり予算がない仕事中心だったので、同じス
キルの人はチーム内には複数いないのが通例だ。グラフィックデザインに長け
ている人、CSSに長けている人、プログラミングに長けている人。相手の専門分
野を足場に、この人ならどう感じるだろうか考えた上で、話しかけるか決める。

話しかける場合もあれば、自分で抱え込んで、悶々としている時もある。人と
相談してもしょうがない話題もある。Ridualに関して言えば、その目的とする
部分に関しての話がそこだ。

マーケット的な部分も含めた場合、流れ作業のようにゴリゴリとコードを生産
する会社ではなかったので、そうした現場の感覚を有する人がいない。苦労点
が見えないなら、改善策が浮かぶ訳もない。

Ridualの根幹である、「なんのためにこのツールを作るのか」は、私だけの課
題だった。そうした議題は、会社のざわめきの中で考えるより、子供達を学校
に送り出した後の家のキッチンの方が効率的だった。

質問するということも含めて、人と議題や疑問を共有するには、相手も場所も
考えるようにもなる。話し相手という意味では、面白い傾向も見えてくる。
CSSの専門家は、Ridualプロジェクトからは二人輩出できたのだが、その二人
ともが、画面レイアウトに少しでも関係する質問をすると、その情報の「粒度」
を聞き返す。「そこに表示したい情報は、"h1"ですか"h4"ですか」。

h1やh4は、HTML上の「見出し」部分の定義タグで、数字が小さいほど、上位を
意味する。だから、h1はページ全体を一言で表す見出しであり、h4はその遥か
下の小々見出し、という具合である。

PhotoshopやIllustratorで画面をデザインして、これをHTML化する、というワ
ークフローの時には、こんな質問は返されなかった。情報の論理的な位置づけ
が問題ではなく、見た目のレイアウトが中心に進められたからだ。コンテンツ
とレイアウトが混在する時代と、それらを分離しようとする「波」との端境期
に、我々の時代があることを嫌が上にも意識する。

●キャッチボールが生む信頼感

以前、あるクラシック系のカルテットの方が話しているのを聴いたことがある。
「人の性格が楽器を選ぶのか、楽器が人を選ぶのか、楽器が人を変えるのか、
バイオリンを好む人の性格には類似点があり、フルートにも、バスにもそれが
ある」。その場では、それぞれの楽器奏者がおどけて、音で自己紹介をした。

CSSが人を選ぶのか、人の性格がビットマップを選ぶのか、XMLが人を変えるの
か。それとも、Webが仕事上のコミュニケーションまで変えるのか。

そういえば、アイデアやデザインを聞くだけではなかった。自分が感動したり、
憤慨したWebサイトを見せて、「これどうよ?」という話も重ねる。自分の意
見を先に示すときもあれば、相手の反応が返ってくるまで待つ時もある。

チームとして互いの感性の原点みたいなもののリトマス試験紙的なサイトに出
会った時には必ずそういう会話をした。それが安心して作業をお願いできる地
盤になっていた。これだけ伝えれば、良いものを出してくれる。そんな信頼感。

そんなキャッチボールを繰り返す。だから、私も同様に見透かされる。チーム
メイトが出してきたアイデアやデザインに、「OK」と言っても、目を直視され
て、数秒後に聞き返される。「(良いと)思ってないでしょ?」。

その作業にどれだけの時間をかけてくれたかも知っているから、GOサインを出
したりしているのに、修正作業に取り掛かってくれる。「あ、いや、そういう
訳じゃ..」とか私が口ごもっている間に。でも引き止めることはしない。本人
が納得する仕事をすることこそが、強いチームを作る「要」だから。

更に嬉しいこともある。そうして互いに修正したページを、数日後その人が見
つめていることがあること。何してるの、と聞くと、「これ、良いですね」。
製作中の勢いの中ではない。少し時間の経過した静けさの中でも、良さが衰弱
しない。お客様に届けられる品質の証だ。

もう誰の発案かなんて関係ない。CSSコーディング等はその人がしてくれてい
るけれど、目の前の画面はチームの作品だ。自分達自身が納得して「形」にで
きていること自体に価値がある。自惚れと紙一重の領域だけど、エンドユーザ
ーに褒められたときの次に嬉しい瞬間。そして誓う、次もいい仕事しよう、と。

【みつい・ひでき】 mit_dgcr@yahoo.co.jp
「(そう)思ってないでしょ?」、と聞き合える関係ができること。これこそ
が、「Webマネージメント2.0」かも。
・Ridual < http://www.ridual.jp/ >
・Ridual-users < http://groups.yahoo.co.jp/group/Ridual-users/ >
・ミルクエイジ < http://homepage3.nifty.com/mitmix/MilkAge/ >
・日経ITpro Webデザイン エンジニアリング
< http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060309/232107/ >

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■買い物の王子さま[122] 
手にする喜び

石原 強
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大学時代の写真部仲間とグループ展を開きました。出品したのは、ここ5年間
のダイビング中に撮りためた海の写真です。カラフルな海の中をモノクローム
で撮影するのは珍しいと、なかなか好評でした。せっかくの機会だから出品し
た作品をまとめておきたい。

学生の頃は毎日写真を撮っては、せっせと作品をまとめていました。何時間も
暗室にこもって写真を現像し、それを一枚一枚台紙に貼って糸で綴じて写真集
を作っていました。手間のかかる作業ですが、時間に余裕のあった学生時代な
らではの楽しみでした。

今回プリントアウトしたものをアルバムに貼っておこうと思い、キレイなアル
バムを買ってみたけれど、まとまった時間が取れず手をつけられないまま、ず
るずると先延ばしになっていました。そこで目をつけたのがiPhotoの機能であ
る「フォトブック」の作成サービスです。

PowerBook G4に付属のiPhotoは、その便利さに感動して良く使っているソフト
です。これまでは写真の整理のみでしたが、フォトブックは一度試してみたい
と思っていました。アップルのサイトにはこんな風に紹介されています。

---
iPhotoブックがこれまで以上に楽しくなりました。高解像度の写真を最先端の
デジタルプリンタで印刷したプロの仕上がりで、思い出がページからあふれ出
てきます。
---

フォトブックは一冊から注文ができます。まず複数あるサイズからソフトカバ
ーの大を選びます。20ページで2,500円です。ちょっと割高な感じもするけど、
自分で好きなようにレイアウトして本にできるのはありがたい。学生時代はこ
んなことは考えられませんでした。

その頃はMacの黎明期。プリンターの性能も良くないので、写真集を作るなん
て夢のまた夢でした。自費出版を印刷会社に依頼したら1,000部が最小単位で
す。しかも値段が高くてとても手が出ませんでした。

操作は本当にシンプルです。既に基本のレイアウトは準備されているから、写
真の順番を決めるだけ。最初のページからストーリーを組み立てながら並べま
すが、これが大いに悩みます。ああでもないこうでもないと考えるのはむしろ
楽しい時間です。各写真にはタイトルを入れて完成。

間違いがないかチェックして、最後にiPhoto画面から「ブックを購入」ボタン
をクリック。内容を確認して注文は完了。たったの2クリックで簡単です。ち
ょっと残念なのは、送料が高い上に複数の注文をまとめられないことくらい。
翌日には、発送したとのメールがありました。それから、一週間で郵便で送ら
れてきました。思ったより早い。あけて見ると自分の名前が表紙に入ったフォ
トブックが出てきました。20ページは思ったより薄くて、ちょうど映画のパン
フくらいの厚さです。

それでもキレイにレイアウトされた自分の写真集を見るのはとても嬉しい。し
かもこんなに簡単に作れることに感動です。次はもっとたくさんの写真を一冊
にまとめたい。そのためにいい写真が撮れるいいカメラが欲しいなあ。

フォトブックを作ったお店「アップルストア」
< http://www.apple.com/jp/ilife/iphoto/features/books.html >
(※アップルのサイトのフォトブック紹介ページ)

【いしはら・つよし】info@webanalyst.jp
ウェブプロデューサー、ウェブアナリスト
実は、他にも作ってみたいと、同時に子供の写真を集めたフォトブックも注文
していました。しかし、こちらは待てど暮らせど届かない。アップルに問い合
わせると郵便の事故だろうということで返金となりましたが釈然としません。
・出品した写真「Underseascapes」
< http://web.mac.com/tsuyoponz/iWeb/Tsuyoshi%20Ishihara%20Website/Under
seascapes.html >
・ウェブアナ
< http://www.webanalyst.jp/ >


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■デジタルサウンズ研究室 
雲の合間にはかなき光を望む

モモヨ(リザード)
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土曜、日曜は空模様に泣かされた。子供達が通う小学校の運動会が予定されて
いたからである。当初、開催を予定していた土曜は朝からの雨だったが、某予
報の「午前中は晴れ間も……」という言葉に賭け、弁当持参で登校した子供達
は、皆して空を見上げていた。ぎりぎりのところまで粘ったのだが、結局、中
止を余儀なくされた。

そして日曜日。予報によれば朝のうちに雨があがるはずだったので、土曜日と
同じように学校待機。結局、中止と決まった。両日とも、私はお手伝いとして
参加していたため、この二日間、学校側が苦情対応に追われる姿を目にした。
なかには、手伝いの私をつかまえて苦情を持ち込む人もいた。

内容は二つある。一つは何故中止したのだ、というもの。そして、一つは、も
っと早く中止を決定しろ、という相反するものだった。日曜日には、孫の運動
会を見せるために親戚などを二日間に及んで招待してあったのに、それを中止
するのはどういうことだ、というクレームを数度にわたって受けた。胸に痛か
った。クレームそのものが、ではない。こういう人がいる一方、二日とも朝か
ら雨なのだから、最初から中止にせよ、という意見もあり、こうした二者の間
に挟まれて困惑する先生方の姿が痛々しかったからだ。

責任者を出せと言うのは、こういう苦情の場合の常套句だが、責任者といって
も、そもそも天気が悪いのは誰のせいでもない。そのうえ、上記のような、そ
れぞれの都合によって、求めるところも二律背反しているのだから、対応する
のも不可能に近い。

この五月、皆さんの知るごとく雲行きがあやしい。曇りや雨の日が続き、例年
のような五月晴れは数えるほどしかなかった。この状況を思うべしである。蓄
積された経験を生かせる状況ではなかったのだ。天気予報などでもクレームが
多数発生しているらしいから無理もないが、雲を読む側を責めてどうなるもの
でもない。責任者というなら、五月の天候不順をもたらした元凶に直接、訴え
るべきだろう。

例えば、環境系改革に理解をしめさないアメリカ大統領や中国の指導者に対し
て怒るべきである。いやいや、ジャワ島の地震もあったから、あるいは東アジ
アの地殻変動も影響しているのか。だとすればアメリカ大統領といえども小物
である。運動会の中止に関連する苦情をいうなら、この星を、そしてお天道様
を相手にしなければならない。なんて、馬鹿げたことをつい思ってしまう。

しかし、去年あたりから、異常気象も常態になりつつある。こんなぐずついた
空模様を毎日眺めていながら、もうすぐ梅雨いりと気象予報士、お天気キャス
ターは言う。なんか悪い冗談のような話である。入梅を宣言したとたんカラリ
と晴れ上がり、知らぬ間に梅雨明けなんてことになるのかもしれないが、毎年
続く天候不順である。『異常』と呼ぶことがためらわれてならない。

しかし、やはり異常というしかなかろう。目の前にあるその異常をどうにかし
ようという気にならない地球人がいるのだから恥ずかしい。人類はまだまだ未
熟な生物、そう判断せざるをえない。

天気のことにアタフタしている私達がいる一方で、ジャワ島には多数の被災者
がいる。祈ることしかできない私達であるが、その思いがなければ光を呼び起
こすことはできない。希望は、それを望む者によってもたらされる。

モモヨ(リザード)管原保雄
< http://www.babylonic.com >

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■イベント案内
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2006
< http://www.skipcity-dcf.jp/ >
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7月15日(土)から23日(日)まで開催される、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
2006の全上映作品、審査委員、イベントの詳細が決定。昨日、キャピトル東急
ホテルにて記者発表が行われた。記者発表の様子は、映画祭ホームページの
「デイリーニュース」にアップされる。
長編コンペ部門には、北米、南米、北欧、西欧、東欧、中近東、アジアのデジ
タルシネマ12作品が選出された。短編コンペ部門は、国内のクリエイターを応
援する部門で、高校生制作作品(当時)を含む、11作品が選ばれた。
前売チケット(1回券600円・3回券1,500円)は、チケットぴあ他で発売。映画
祭期間中、JR川口駅から無料直行バスが運行され、またチケットの半券の提示
で、駐車場が無料となる。
問い合せ:SKIPシティ国際Dシネマ映画祭事務局 TEL.048-263-0818


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■編集後記(5/30)
・昨日はネット不具合で発行が遅くなりました。ご心配おかけしました。
・前にも書いたが(そればっかり)夕食時のテレビがやかましくてたまらない。
妻と二人の食卓では、せめてテレビがついていないと間が持たない。わたしは
ニュースを見たい。プロ野球ナイトゲームでもいい。とにかく受け身でボーッ
と眺めているのがいいのだが、妻は脳内エステ、日本語王、平成教育委員会な
どという雑学クイズ系が大好きで、なんだか一週間毎日そればかり見させられ
ているようなかんじ。ナイトゲームを見て欲しいのだが、巨人ファンであるは
ずの妻もさいきんはあまり巨人戦にチャンネルを合わせなくなってきた(嗚呼、
巨人離れ)。わたしはゆっくりビール飲んで食事したいのだ。頭をひねるのは
こんな時間ではない。しかも、ろくな問題ではない、とくにIQサプリ、でも一
応ひねりがあるからマシか。一昨日は平成教育委員会とかで、例の人工音声み
たいな進行が気に触り(前から大ッきらい)、漢字の読み書きでピコピコ時間
経過を示すSEがまたうっとおしい。歳とるともう我慢できない。わたし、キレ
てます。思わずウーッと声をもらすと、妻が非難がましく「そんなにいやなら
好きなのにしなさいよ」と一気に不機嫌に。たかが、夕食のときのテレビ番組
でケンカしてもしょうがないではないか。キレてませんよ、と引き下がるしか
ないが、とにかくテレビ番組以外でも、きらいなもの、不愉快なものが加速度
的に多くなってきたのも歳のせいであろう。…これでいいのだ。 (柴田)

・以前紹介した映画「NITABOH」が、ソウル国際アニメフェス(SICAF)の長編
部門でグランプリ。大好きな映画なので、なんだか嬉しい。最終ノミネート作
品の中には鋼の錬金術師もあった。/映画「下妻物語」がカンヌJr.フェステ
ィバルでグランプリ。こちらも好きな映画なので嬉しい。/ジャワ島中部地震。
被害の大きさに驚いている。数日前に和歌山で地震があり、嫌な揺れ方をした
ので阪神大震災を思い出したところだった。祈ることと、義援金を送るぐらい
しかできない。被害がこれ以上広がりませんように。/昨日の柴田さんトラブ
ル。お家まで行けていいな?とサンタ氏が羨ましかったり。 (hammer.mule)
< http://www.nitaboh.com/ >  公式  ↓受賞作品一覧
< http://sicaf.or.kr/2006_eng/board/view1.php?board_id=news_eng&num=46 >

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編集長     柴田忠男 < mailto:shibata@dgcr.com >
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