[2044] LLPって何?

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<人間だって心なんて体のどこにも見当たらない>

■音喰らう脳髄[6]
 心在る場所
 モモヨ(リザード)

■新連載・クリエイターとLLPと……[1]
 LLPって何?
 深川正英

■武&山根の展覧会レビュー 特別編
 うわさの靖国神社・遊就館に行く その1
 武 盾一郎&山根康弘


■音喰らう脳髄[6]
心在る場所

モモヨ(リザード)
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フレンチブルドックの百代を襲った人間の狂気については、法令上さしたる情報価値がないからか、結局マスメディアでの報道はなされなかったが、ネット上では一時騒然と言ってもいい状況にまで発展した。そうした中では愛犬家、動物愛護を旨とする人々の意見が目立ったが、私自身は、そのいずれにも属さない。

猫も嫌いじゃないし、犬も嫌いじゃない。縁に随い私が猫の面倒をみたり、逆に猫が私に新しい生き方の一歩をうながしたり、これまでの人生で彼らと共存する私が自然と形成され、私自身もそれを受け入れている、といえばいいか。

現在は、三階建ての今時の建物なので、猫が迷い込むことがなくなったが、木造二階家に住んでいた時は窓を開ければ隣の屋根、私が窓をあけてギターでも弾こうものなら近所の猫達が自然集まってきて、それぞれにリラックスして聴いていてくれる。で、演奏が終ると三々五々散っていくのである。

こんな体験を日常的にしてきた私としては、犬にしても動物にしても、あらゆる動物に心があると信じているわけだが、動物を研究している専門家の中には動物には心がないと断言する学者がいる。これが私には理解できない。

猫だって寝言を言う。うつらうつらしながら、時には喧嘩をしているようなウナリ声をあげて威嚇したり、時には子猫であったことを思い出しているのか、両手で右左交互に布団を押し、軽く爪をたててごろごろ言っている。いや、たいていそういう時は涎を垂らしているから、うつらうつらしながらとは言えない。熟睡していながら、そうした我々にすらわかるような何かを擬似的に経験しているのだ。

学者によると、そうした行動は反射であって夢を見ているわけではない、という。それどころか、動物には心がない、とすらいうから驚きだ。では、なにかというと、そうした行動の大半は反射だというのである。

そりゃそうだろう、と実は私も思うのだ。

人間だって、視覚、聴覚、臭覚、触覚や味覚など種々雑多な感覚器官から入って来る情報を『いま』という時間座標で脳内において結合させ、そうした情報が出会う場所に自我を想定しているにすぎない。頭蓋骨の中、脳の中に心の主体である何かが寄生しているわけではないし、脳そのものが心か、というと当然それは違う。

いろいろな感情にはそれぞれの部位に化学的な変化が見られるそうだが、そうした化学変化、物理現象や物質が感情かといえば、当然、違う。生物学者は、どこそこが脳の怒りを感じる部位、とか平気で口にしているが、では、その部位が心の正体かといえば、そうではないと応えるに決まっている。

人間だって、心なんて体のどこにも見当たらないのである。

こう言うと、くだんの学者先生、それは暴論だと返すだろう。人には心があるというのである。頑なに信じているのだ。では、それはどこにあるか客観的に示してみろと言えば、結局は、例のデカルトよろしく、

「我オモウ故二我アリ」
くだんの呪文を反覆するお決まりのコースが待っている。

とどのつまりは、こんな調子で分析すれば人間の心だってあやしくなる。いや、存在しないという結論だって導き出せようというものだ。そもそも心が何であるかを把握していないのに、それがあるかないかを論じるなど、それこそが暴論である。

冗談めかして書いているが私はかなり真面目だ。「動物に心がある」と私が言えば、彼らは「いや、それはペットを盲愛する人間の錯覚だ」と言うだろう。

これは、どうどう巡りになるのでこのあたりで止めておくが、一つだけ完全な間違いがあるので正しておきたい。私はペットを盲愛する人間ではないし、博愛主義者でもない。猫好きであり犬好きかもしれないが、その一方、どちらでもない類の人間である。

ただ、ある一時期、人間を相手に音楽を奏でることを遺棄していた私にとって、唯一の聴衆であった彼らが心無きものとは、私にはとても思えないのである。彼らに心がないという者こそ、実は心無きものではないか、私は、そう考える。

Momoyo The LIZARD
管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■新連載・クリエイターとLLPと……[1]
LLPって何?

深川正英
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「クリエイターのつながりを活かすために“LLP”を立ち上げて、様々な案件に対応したり、プロジェクトを進めたりしています。」というのが、ここ一年間の私の自己紹介の決まり文句なのですが……

「LLP」という言葉を見たり聞いたりしたことがあるでしょうか?

おそらく「新しく会社を立ち上げよう」とか「新しいビジネスを始めよう」というような人以外にはあまり知られていないと思います。

LLP = Limited Liability Partnership
・Limited=有限
・Liability=責任
・Partnership=組合

ということでそれぞれの単語の頭文字をとって「LLP」、正式には「有限責任事業組合」と呼ばれる日本では今までになかった新しい事業体の制度です。

「事業体の制度」というと難しく聞こえますが、会社のようなものをイメージしてもらえれば、ほぼ間違いないでしょう。

では、なぜ、クリエイター向けのメルマガでこんな話を書くのかというと、私たちのようなモノ創りに携わる人々にとって、このLLPはうってつけの組織形態だからです。

日本国内で新しい事業を立ち上げやすくし経済を活性化させようという動きがあり、今回の会社法の大幅な改正となったわけですが、有限会社がなくなったり株式会社が立ち上げやすくなったり……という流れの中で、人的資産(=知恵や知識)を活かした共同事業を活性化する目的で、新しい事業体制度の一つとしてLLP(有限責任事業組合)が作られました。

去年の8月1日、つまり2005年の8月1日にLLPの法律が施行されたばかりなので、認知度が低いのは当たり前なのですが、海外ではすでに同様の制度が存在し、それなりの成果をあげています。

実はLLPはイギリスの制度を輸入したもので、アメリカでもLLC(Limited Liab ility Company)という同様の制度があります。

最も有名な例の一つとしてはアメリカのドリームワークスがありますが、映像をはじめとするコンテンツ製作だけなくサービスや製品開発においても、様々なジャンルの専門技術やノウハウが必要な場合に力を発揮します。

LLP自体の詳細は経済産業省のサイトをはじめ、法律関係のサイトやベンチャー関係のサイトで詳しく取り上げられているので、興味のある人は「LLP」で検索してみて下さい。

●有限責任事業組合(LLP)制度の創設について
< http://www.meti.go.jp/policy/economic_oganization/llp_seido.html
>

ということで、次回からは、具体的な例もあげながらLLPの特徴や可能性について書くとともに、私たちの「バビル6LLP」がどのような経緯でが立ち上がり、この一年間どのように試行錯誤してきたか、さらには、これからのクリエイターの組織のありかたについて何か手がかりになることを残していければと思っています。

【ふかがわまさひで】
バビル6 LLP(有限責任事業組合)組合員
※バビル6 LLPは日本第一号のLLP(有限責任事業組合)です
< http://www.b6p.jp/
>

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■武&山根の展覧会レビュー 特別編
うわさの靖国神社・遊就館に行く その1

武 盾一郎&山根康弘
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武: こんばんはー!
山: どうも。こんばんは。
武: いやー、お疲れさまでした。九段下はローグの武道館以来ですよ!
山: ローグ? なんやそれ。おいしいの?
武: ローグと言えば、ボウイを産んだ群馬県のロックバンドですがな。もう解散してるけど。っていうか、今日は雨であいにくの天気でしたが。
山: なかなか風情ありましたな。あの売店。
武: 売店かい! ワンカップ一杯400円はちょっと高いな。
山: 観光地やね。
武: そだねー観光地価格でしたねー。せめて、250円にしてくれ。焼きソバ450円もちょっと高いな、せめて300円にしてくれ。
山: どこを想定した値段やねん!
武: 地元団地の祭り値段。
山: 今どき300円の焼そばなかなかないぞ・・・はあ。ようやく酒の準備が出来た。冷や奴と。うまそー!
武: マジすか! 俺も呑みたい!
山: え? マジすよ。飲めばええやんか。あー! うまいなー!
武: うし! 持って来ました。麦焼酎。あーうめー!
山: 僕は瑞泉。泡盛。
武: でも、ちょっと今回難しいテーマなんであんまり呑まないようにしよー。
山: そう。僕は普通に飲むけどな(笑)

●特別編「靖国神社 遊就館」を観て

武: わはは。というわけでね、今回は特別編として九段下は靖国神社の遊就館に行てまいりました!
< http://www.yasukuni.or.jp/yusyukan/movie.html
>
山: ・・・なかなか素敵なホームページやね。
武: 凝ってるのね。靖国神社のトップページも凝ってるよ。今時、トップページでフラッシュムービーは珍しいけど。
< http://www.yasukuni.or.jp/
>
山: 確かに凝ってる。。うん、しかし広かったなー。
武: いやあ、靖国というロケーションに山根のボウズ頭と鋭い目つきはピッタリハマりましたねー! どうみても民族主義者系。
山: 何言うてんの。武さんもモロやったで。おばちゃん系(笑
武: わはは! 雨だったけど俺傘持ってこなかったんでアイアイ傘しながら靖国の鳥居をくぐったけど、ホモの右翼に見えただろうなあ。
山: 見えへんわ!ゲイの軍事おたくやろ(笑
武: もっとヤダ。
山: わはは。どっちゃにしてもノーマルやないやないか(笑)でもたぶんそういう人たち仰山来てるハズやな(笑)ただね、場所としてはいい場所やった。ある種の求心力あった。
武: そうだの。やっぱり。
山: アースダイバー的(中沢新一著「アースダイバー」より)にはどうなんかね(笑
武: ちょっと待って、アースダイバーマップ見てみる。。。九段下、岬あるねやっぱり。そう言った意味では霊的場所なんかな。
山: ほう。やっぱそういうのあるんかなー。いやあのね、とにかく変な感じしんかったんよ。
武: そだね。それにしても広い! デカイ! そんでもって思ったより人が多い! 20代あたりの若者が多いのはちょっとビックリだったの。
山: そうやな。若い人が多かった……っていっつも言ってへんか? それ。
武: うん。靖国はもっと年寄りだらけかと思ってたんで。まあ、男性が特に多かったけど。
山: おばちゃんも仰山おったで。
武: そうだったけ?
山: おったおった。武さん同類やから分らんかったんやな、顔でかいしなあ。ツアーみたいな人たちもおったし。
武: 顔デカイのは関係ないだろー! まあ、ツアーはいたよね、観光バスが何台も止まってた。んでね、今回靖国をテーマにしたのは何故かというと。
山: ほう。
武: どうもこのあたりで近代日本総括の時期にさしかかってるのではないだろうか。という感じがするのよ。太平洋戦争体験者が実際に居なくなってしまう。
山: このあたり、っていうのは?今、ってこと?
武: うん。太平洋戦争体験者が居なくなると、それ以降の人間は、どうしても史観を確認して行かなきゃならないし、体験者は体験者で最後のメッセージを伝えなきゃならない。今年になって元日本軍兵士の告白本とか出たりしてるし。(風媒社「日本軍兵士・近藤一忘れえぬ戦争を生きる/青木茂」)
山: 体験した人がおらんようになると、おそらく戦争しやすくなるんちゃうか。
武: うーん。。。そうなのかも知れないし、そうじゃないかも知れないし。それは俺達の問題になる。
山: そうやな。僕らはまだ親の世代、じいちゃんの世代は体験者やからね。戦地には行ってなくても。じいちゃんは行ってたか。
武: 俺のじいちゃんは徴兵された。
山: ばあちゃんは満州生まれだ。
武: おーっ! でも、じいちゃんはもう居ない。
山: 僕んとこどっちもおらん。
武: 本当は戦争に対して何を思ってたのか、どんな気持ちだったのか、どんな思想を持ったのか、それは孫の俺には何も話さなかった。
山: 僕も聞いたことない。

●靖国設立のおおよそのこと

武: 靖国と言うと、太平洋戦争のことだけがピックアップされるけど、明治新政府設立、天皇を中心とする近代国家樹立の為に殉じた人達の慰霊施設なワケだよな。
山: どうやら始まりはボシン戦争の後やったみたいやね。
武: そうね、戊辰戦争にはこだわっていたよね。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%8A%E8%BE%B0%E6%88%A6%E4%BA%89
>
  明治新政府からしたらいわゆる旧幕府側だった会津藩なんかは悪者なんですがな。
山: ここらへんはややこしいな。僕はいまだによくわかってない。
武: 悪者の東北人会津藩やらを倒して(戊辰戦争)、西郷隆盛を主とした最後の武士勢力を倒して(西南戦争)
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%8D%97%E6%88%A6%E4%BA%89
>
  欧米列強に打ち勝つべく近代国家明治新政府基盤が整った、と。そん時に明治新政府側、皇軍の斃れた人たちを祀る為に建てられたんだわね。現代日本もその欧米帝国(資本主義?)を目指した明治新政府の土壌の上にある、というのが靖国史観なんですよ。けど、ちょっとややこしいのは、そこに天皇を中心とするという皇国史観も入ってるのよ。遥か彼方の神話の時代の神武から続いてる万世一系天皇と、近代欧米化っていうのをセットにしちゃったところがまずややこしい。
山: なんで王政復古したんですかね。
武: 倒幕の気運を高める為に最も有力な戦略だったんだと思うよ。開国を迫られてた訳だし。遊就館の展示タイトルにもあったけど、「アジアに迫りくる欧米列強」「ペリーの来航と開国要求」「日本海に出没する外国船」とある訳で、凄まじい恐怖の中、日本が植民地化されずに生きてく為には天皇を中心にして国が一致団結しないとならなかった、という解釈だよね。
山: ふーむ。なるほどな。
武: で、確かにそうかもなあって思ったりするんですよ。
山: そうやねえ。実際その時「どないしよ〜やられる〜」って思ったんやろうしな。
武: モーレツに張り切ったんだろうな。
山: そうなんやろな。
武: 俺は思うんよ。こん時、猛烈に焦るんじゃなくて、こんなちっちゃな列島なんだから、野花を愛でて、のほほんと居てさ。
山: お?
武: 欧米から「こんな価値のない島と人を侵略するのはメンドクサイ」って思わせていたらなあって。
山: ははは。まあなんせジパングやしな。ほっとかへんわな。
武: 張り切って、欧米の真似をして肩を並べようとした時点が最大の過ちだったのではないか、と。
山: でも威圧的に「お前ら言うこと聞けー!」ってまったくよーわからん人らに言われたら「何言うとんねん!」って言いたくもなるわな。
武: 太平の 眠りをさます じょうきせん たった四はいで 夜も眠れず。(上喜撰という高級茶四杯呑むと眠れなくなるのと、黒船蒸気船が太平洋側から四隻来て夜も眠れなくほど驚いたということをかけたうた)
山: 今でこそまあ、わかるけどな。張り切ったんやろなあ。我々は眠ってた! と。
武: 心理学者岸田秀の本で……
山: おお。なつかしい。
武: 明治開国を「強姦」と例えていたのが俺には強烈だったんだよなあ。
山: うーん。なんでそこまでトラウマになるんやろね。そんなに痛かったんかね。なんで「強姦」って捉えたんやろ?
武: ホントに強姦まがいだったって事なんだと思うよ。強姦をされた人は、心を硬直化させてしまう、と。それは日本に例えると「尊王攘夷」だ、と。
山: そうか。
武: で、イジメられっこに限って、その後イジメっこに転身するように、日本もそうなった、と。
山: わかりやすいな。

●遊就館の展示

武: 展示の話に入ってみよう。まずね、遊就館を入ると出迎えてくれるのが、零戦。ちっちゃっ!
山: あの零戦やばいな。張り子みたいやった。
武: これが飛ぶんか? これで飛んだんか? と本気で思う。あの小ささだったらさぞかし撃ち落としにくいだろう。
山: よく飛んだみたいやね(笑
武: コンパクトなものを作るのは天才的だよな。日本って。
山: ちっちゃいの好きなんよ。なぜか。
武: もともと、巨大なものを諦めてるとか。もちろん資源がないってことなんだろうけど。
山: 零戦の展示、アンゼルム・キーファーを思い出した。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC
>
武: キーファーって乗り物みたいな立体作ってたっけ?
山: うーん、どうやったか忘れたけど、昔京都で見た時の展示を思い出した。だだっ広いとこにどーんと置かれてた。何が置かれたたんやったかな……藁とか。なんか零戦と全然違うな(笑
武: 藁のような零戦ってことかの……
山: それで入ってすぐ和歌があった。天皇が詠んだのとか、本居宣長が詠んだのとか。
武: 「敷島の やまと心を人問わば 朝日に匂ふ 山ざくら花」by本居宣長
  これはいい歌だと思う。
山: 和歌はよかった。
武: 敷島=日本ね。大八洲とかもいうよね。
山: 煙草かとおもた。ちゅーか、特攻隊も煙草も名前の付け方一緒かい!
武: さくらと言っても山桜ですから、今のソメイヨシノじゃないんだよな。
山: ソメイヨシノは品種改良やからね。
武: そうそう、わりと新しい。桜って日本の伝統だと思いがちだけど、今観てる桜は確か、明治以降。だから、明治で何もかも変ったとは言えるよ。林檎などの果物もほとんど明治以降。
山: 文明開化か。そうするとそれ以前に文明はなかったんか! ってわきゃないわな。
武: で、展示室2に「國の礎 -日本の武の歴史-」ってのがあるんだけど……
山: ああ。あった。あの展示って時系列になってたんよな?
武: 時系列と言っても、神話の登場人物から始まってる。
山: 神武天皇とか、日本武尊やったっけ。卑弥呼はおらんかったね。
武: そうね。天皇が神武から始まった万世一系だっつうことを現そうとしてるんだろうけど。で、武の歴史は明治以降の軍隊へと続いている、と。
山: 天皇国の為の戦争、ということか。
武: そうなんだろうけど、織田信長とか足利義満とかいなかったっけ?
山: あ、おったおった。何でこの流れで出てきたんかな、とおもた。
武: 足利はいなかったか。。。織田信長(と足利義満)は武将としては珍しく天皇を廃そうと考えた人なんだけど、いいんかな(笑)
山: なんであそこに入ってたんやろ?
武: 有名人を集めた(笑)
山: 客寄せかい!
武: なんだろなあ。。。ちょっと支離滅裂な気がしなくもない(笑
山: なんやろねえ。武の歴史も含めたかったんかな。
武: 鎧と兜を見せたかったんかの。
山: まあ確かに軍事博物館的やったね。
武: で、展示なんだけど、
山: はい。
武: 常設だけあって凝ってたというか、なんかビックリするような所が丁寧というか。時代の流れを現した野暮ったいパネルがあったかと思うと、現代建築のオブジェみたいなクールな感じなのが突然出てくるんだよね。
山: そんなんあったっけ? 僕は意外と彫刻が多かったことが気になった。けっこう広かったしボリュームあった。2時間みっちりやったね。やっぱ映画も全部見ときゃよかったかな。まあ美術的価値は別として、絵画、彫刻、レリーフ、いろいろあったな。
武: なんだこれ? ってな感じな彫刻もありましたねー。石もって礎(いしずえ)、みたいなの。
山: 絵はちょっとあれやったな。。亡くなった人が描いた戦闘機とか、自画像とかの方がよっぽどよかった。
武: そうそう、戦争体験記をマンガにしてた人とか良かったよなあ。
山: 絵、好きやったんやろうなー、って思いました。
武: 絵師の力量がそのリアリティー比べるとまるで劣ってる。
山: なんかね。なんでああいう絵を展示してるンかね。

▼本来は明日の掲載ですが、とっても長くなりそうなのでその一部を本日にもって来ました。つづきはまた明日。

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■編集後記(9/12)
・わが家では季節はずれの風邪が猛威をふるっている。孫娘がどこからか持ち込んだのが発端で、たちまちその父母とその祖母をとらえて、もう半月も経つのにいまだにみんな咳をしたり、熱を出したりしている。全然平気だった、その弟(11か月の赤ん坊)とその祖父(=わたし)のうち、弟もここ1週間くらいハナが出て咳もしている(が、動きはすこぶる活発で、昨日も障子を蹴り破った)。まったく風邪っけがないのは、いまやわたしだけである。一日だけ、やたらクシャミが出てうっとうしい思いをしたが、一晩寝たらなおってしまった。なぜ風邪をキャッチしないのか。なぜ風邪が身体に入り込んでこないのか。たぶん、毎日のメールマガジン2誌の制作と発行に合わせて身体が正確なリズムを刻んでいるからであろう。週日は判で押したようなスケジュールである。だらだらしないで集中する。それが身体にいいんだと思う。こんな状態がずっと続いたら、ずっと健康なままかもしれない。そりゃけっこうなことだが、ちっとはビジネスにならないと続けられないのも事実だ。そのうち収穫の時期がきっと来ると信じて、もう長いことやっているのだが、いまだ自分の健康法にしかならないというのは困ったものである。なんとかしたいです。(柴田)

・今日から深川さん連載開始。他のネタもお持ちなのだが、以前個人的にLLP(有限責任事業組合)を検討したこともあって、クリエイター視点でのお話をお願いした。続きが楽しみである。/YouTube。映像だと言葉の壁を気にせず楽しめるね。やはり面白いのは、普段見られないもの、スーパープレイ。テトリスのグランドマスターなんてはじめて見た。本当に人間がやってるの? ポートピア殺人事件の最短クリア。こんな単純な流れだったのか。海腹川背。ゲーム自体はやったことないけど、ゲーム会社はそこを通ることを想定していたのか? 世の中、超越している人っているのねぇ。スポーツのスーパープレイも面白いよ。(hammer.mule)
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