[2071] アロエの言いわけ

投稿:  著者:


<所幸則「天使に至る系譜」が成安造形大学で本日から>

■KNNエンパワーメントコラム
 アロエの言いわけ
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[105]Illustrator CS/CS2編
 一年分のカレンダーを自動生成する(1)
 古籏一浩

■イベント案内
 文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』
 アートとエンターテインメントの融合と進化

---PR-----------------------------------------------------------------
  ポスター印刷やチラシ・小冊子の印刷は特売プレスにおまかせ下さい!
 B1サイズ ポスター100枚 81,900円〜   ポケットフォルダー印刷も対応
   〜印刷業界向けPDFであるPDF/X-1a入稿も多数実績があります〜
                     http://www.ddc.co.jp/tokupre/

        入稿データについては→[ http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/
]
-----------------------------------------------------------------PR---


■KNNエンパワーメントコラム
アロエの言いわけ

神田敏晶
───────────────────────────────────
KNN神田です。

「わかるよ わかる 君の気持ち」と、生ギターで歌う小池徹平くん。森永アロエヨーグルトのコマーシャルでも、コマーシャルのあとに、森永のロゴは登場してこない。その代わりに検索窓で、「アロエの言いわけ」というユニークなキーワードが登場し、小池徹平くんの特別コマーシャルが続く。

サイトでは、アロエヨーグルトのマストバイキャンペーンが展開され、アロエヨーグルトにかかわる森永社員の説明が展開されている。

この「キーワード」による製品サイトへの誘引はいろんな意味でコマーシャルの価値をかえるのかもしれない。

1.「もう誰もURLを打たない」
2.「トップページに誘導してもしかたがない」
3.「SEOよりもユニークなキーワード」
4.「CMの世界をさらに進化、さらに深化」
5.「友達に教えるボタン」
6.「ダウンロードするキャンペーン用紙」
7.「CM以外の演技をしているタレント」
8.「テレビで見れないコマーシャル」
9.「森永に提案したいいくつかの事」
  ブロガーを使う
  前面にFlash化するジレンマ
  YouTube用のコマーシャル
  CGMを促進する替え歌キャンペーン
  トラックバック

1)かつては、「http://www.」を連呼するコマーシャルだったが、長いURIを連呼しても誰も反応しなくなった。すべては、URIの直打ちではなく、「検索」でサイトへ来訪しているからだ。もう誰もURLを打ちたくないのだ。


2)企業のトップページに誘引されても、関係のない興味のないものを見させられてしまう。社会貢献からリクルートまで、コマーシャルで喚起した注意を促進しなければ意味がない。トップページに誘導してもしかたがないことがようやく理解されてきた。

3)SEOで企業名をアップさせても、ユーザーにとっては迷惑なだけだ。Google相手にSEOを繰り返しても製品力やサービス力がない企業には、トラフィックが集まっても、2秒でユーザーはサイトを離れてしまっている。むしろ、SEOよりもユニークなキーワードでしっかり上位に検索されることが重要。「覚えやすく」「製品をイメージさせる」「他に使われない言葉の組み合わせ」が必要である。「アロエの言いわけ」は、誰もが一回で覚えられる。

4)アロエヨーグルトサイトでは、さらにコマーシャルの世界観を進化させてくれる。これが大事だ。小池くんファンにとっては垂涎モノだろう。そしてサイトを見ていくうちに、アロエヨーグルトの開発情報にたどりつく。

「マーケティング担当の森内です。アロエヨーグルトが誕生してから何年になるか知っていますか?」と続く…。単に製品の歴史を語られてもつらいだけだが、企業の担当者が直接に説明する姿には意味がある。コマーシャルを「深化」させている。

できれば、顔出し、事業部名、役職、フルネーム、メールアドレスまで登場させるくらいになればさらにインパクトがあるだろうし、現実味が増してくる。これからのサイトでは、まやかしは通用しない。消費者と呼ばれるエンドユーザーに対峙する、企業の真摯な姿勢が問われるからだ。

テレビ、CMでは、いままで、そんな深いレスポンスは期待できなかった。これは、トピックごとにレスポンスがもらえるいい機会なのだ。問題があるとすれば、サイト公開時だけメールアドレスを広報部で管理すればいいだけである。せっかくのユーザーの気持ちが直で聞けるチャンスを逃すな。

5)「友達に教えるボタン」ほど効果的なバイラルキャンペーンはない。友達に教えたくなるというのはサイトへの最大の評価である。その理由は「ユニークだった」「だまっていたくない」「早く知らせたい」「感謝されたい」といった心理的な振る舞いが想定される。

しかし、文面にはもう少し工夫が必要だ。

件名「森永アロエヨーグルト プレゼントキャンペーン」
No.1 アロエヨーグルト Presents
あなたが選ぶ No.1 キャンペーン
総計2,600名様にプレゼント!
< http://www.aloe.ne.jp/
>

というコピーだけでは、送られた知人は「?」な気持ちだ。送る人の手間をかけないためには、もっと、○○さんが、あなたに見せたいと思うサイトがあるようです! …といった、ユーザー視点のアプローチが必要である。

6)今回のキャンペーンで秀逸なのが、「ダウンロードするキャンペーン用紙」だ。マストバイキャンペーンで、10枚ものアロエヨーグルトのマークを貼らなければならない。実はこの用紙をユーザーの手元に届けるのはもっとも困難であった。スーパーマーケットやコンビニでは、その用紙をおくためのスペースの確保に多大な苦労を強いられていたからだ。顧客から要望があって、はじめて手にわたるキャンペーンであった。それが、印刷も紙もユーザーもちでダウンロードしてくれるのである。さらに、もらった応募用紙ではなく、ユーザーが自らプリントアウトした応募用紙なので、応募率は高まるはずだ。

7)今回のキャンペーンにおいての小池くんの演技はCM本編で3本、サイト用で8本もある。これだけの撮影をこなすのは大変かもしれないが、1本のコマーシャルにかけるコストと条件面では8倍にならないことは確実だ。むしろ、「キミのブログにボクの好きな動画をはりつけてね。ソースはこちらで作ってね、できれば、トラックバックもちょうだいね」と呼びかければさらにCGMを利用した誘引が期待できたはずだ。

さらに、投稿動画サイト用のコマーシャルも有効だ。「YouTubeをご覧のみなさま、小池徹平です…」と、個別のプラットフォーム用のコマーシャルも作成が可能だろう。

検索窓で検索するコーマシャルが増えてはいるが、まだ個別にユーザーを抱えようとしてしまうDNAが企業側には残っている。もっとユーザー視点にたったプロモーションが必要だろう。

ブロガーを積極的に参加させる。そのブロガーのサイト、その先のブロガーなどで展開されることを期待することが、さらにテレビコマーシャルのチカラを増大させるだろう。

また、全面にFlashを使用することの弊害も考えよう。単調に繰り返される音楽、毎回読み込みにかかる時間のストレスを考えなければならない。

今回の小池徹平の歌ならば、替え歌キャンペーンで、投稿サイトに「勝手コマーシャル」をつくってね! みたいな替え歌キャンペーンで、ビデオ投稿サイトに応募させることも可能だろう。

このコマーシャルをもっとバイラルに活かす方法はまだまだあるようだ。

企業が、コマーシャルをTVだけのものではないことを意識しはじめたのが1996年。1997年は、ネットへの誘引を考えたコマーシャルでいっぱいになることだろう。しかし、重要なのは、ユーザーとどれだけサイトで親密なコミュニケーションがとられているのか? という視点は、決して忘れないでほしい。


■2006年11月1日、「BarTube」開店のお知らせ!

2004年から2年間、お世話になったSNSをテーマにした「dotBAR」を閉店し、11月1日から、ビデオ投稿スタジオを併設したBAR「BarTube」を開店いたします!現在はその工事をしながら、飲める「The 工事現BAR」として、誰もが大工仕事をしながら飲める場所として営業中。

今まではクローズドのBARでしたが、今回からはオープンとなりますのでデジクリ読者のみなさん、ぜひ、遊びにきてくださいね。また、勝手CMを作っていくスタジオになります。新たな映像文化を先取りできる場を展開する所存です。

10月31日まで「The 工事現BAR」で工事しながらのBAR
11月1日より「BarTube」としてオープンします。

【営業時間】21時から24時まで
【おやすみ】日曜・祝日
【料  金】3,000円(ドリンクチケット)
【場  所】〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町33-13 クスハラビル3F C
渋谷駅からセンター街へ進み徒歩7分です
< http://map.livedoor.com/map/?SZ=500,320&ZM=10&MAP=E139.42.0.5N35.39.27.9
>
【電  話】03-5458-6226 or 090-7889-3634(神田携帯)

毎週金曜日22:00MXテレビ「BlogTV」出演中 < http://trj.weblogs.jp/blogtv/
>
NetSurfin2.0 放送中!デジハリ大学放送部 < http://blog.dhpodcast.com/
>
神田敏晶著「Web2.0でビジネスが変わる」735円(税込)新書発売中です!
< http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797335939/
>

KandaNewsNetwork,Inc. < http://www.knn.com/
>
CEO Toshi Kanda mailto:kanda@knn.com
#502 1-4-8 Komaba Meguro Tokyo Japan,153-0041
TEL 090-7889-3604 FAX 020-4622-7170
< http://mixi.jp/show_friend.pl?id=550
>
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■クリエイター手抜きプロジェクト[105]Illustrator CS/CS2編
一年分のカレンダーを自動生成する(1)

古籏一浩
───────────────────────────────────
今回は一年分のカレンダーを自動的に生成するものです。長いので手短に書きます。スクリプトで//■〜となっている部分の数値は変更しても構いません。スクリプトが長いのは、日本の祝祭日、春分/秋分の自動計算、ハッピマンデーも自動的に計算するためです。最初に新規ドキュメントを用意してから実行してください。

// Calendar Script for Adobe Illustrator CS/CS2
baseX = 10; //■カレンダーの最初の表示位置(X座標)
baseY = 900; //■カレンダーの最初の表示位置(Y座標)
calDX = 30; //■カレンダーの1日あたりの横幅
calDY = 30; //■カレンダーの1日あたりの縦幅
blockX = 250; //■1月あたりの横の差
blockY = 250; //■1月あたりの縦の差
txtColor = new RGBColor();
docObj = activeDocument;
function calendar(theYear__,theMonth__){
var wrtMonth= new Array(0,31,28,31,30,31,30,31,31,30,31,30,31);
var wrtDate = new Array("日","月","火","水","木","金","土");
//■↓一週間分の色(赤輝度,青輝度,緑輝度)
var wrtColor= new Array([255,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,255]);
var special = new Array(3,21, 9,23, 1,1, 2,11, 4,29, 5,3, 5,4, 5,5, 11,3, 11,23, 12,23);
var specCnt = 15;
var specCol = [255,0,0]; // 休日の文字色
var theDate = new Date(); // 日付オブジェクトを生成
specCnt = 13; // Happy Monday対策
if (theYear__){ // 年月が指定されていた場合は年月を再設定
theDate.setYear(theYear__); // 指定年を設定
theDate.setMonth(theMonth__-1); // 指定月を設定
}
theYear__ = theDate.getFullYear();
theMonth__= theDate.getMonth()+1;
if (((theYear__ % 4 == 0) && (theYear__ % 100 != 0)) || (theYear__ % 400 == 0)){
wrtMonth[2] = 29; // 閏年だったら2月を29日にする
}
// 春分/秋分の日を求める(1980-2099まで)
special[1] = Math.floor(20.8431 + 0.242194 * (theYear__ - 1980)- Math.floor((theYear__ - 1980)/4));
special[3] = Math.floor(23.2488 + 0.242194 * (theYear__ - 1980)- Math.floor((theYear__ - 1980)/4));
theDate.setFullYear(theYear__); // 指定年を設定
theDate.setMonth(theMonth__-1); // 指定月を設定
theDate.setDate(1); // 日付を1日にし曜日を次の行で取得
var count = theDate.getDay();
var day = 0; // 曜日カウンタを0にする
var date = 1; // 日付を1日にする
var flag = false; // 休日&日曜日フラグ
var hFlag = false; // 休日フラグ
var xFlag = false; // 成人の日/体育の日
var i,j;
var week = 0; // 2000年からの体育の日と成人の日対策
calX = 0; //■カレンダーを表示する相対座標(X)
calY = 60; //■カレンダーを表示する相対座標(Y)
drawColor([0,0,0]); // 色の初期化
write(theYear__+"年"+theMonth__+"月", 95, 0); // 相対座標(95pt,0pt)に描画
for(i=0;i< 7;i++) write(wrtDate[i], 0+i*calDX, 30); // 曜日書き出し
flag = false; // 休日が日曜日だった場合true
for(i=1;i< =wrtMonth[theMonth__]+count;i++){
hFlag = false; // 休日だったらtrue
if (day >=count){
wrt = ""+date;
for(j=0; j< specCnt; j++){
if ((special[j*2] == theMonth__) && (special[j*2+1] == date)){
drawColor(specCol);
if ((day % 7) == 0) flag = true; // 休日が日曜日だったらtrue
hFlag = true; }
}
date++;
if ((day % 7) == 1) week++; // 月曜日の場合は週の数を増やす
}else{ wrt = " "; }
// 1月と7月と10月の休日処理(Happy Mondayの処理)
xFlag = false;
if ( ((theMonth__ == 1) || (theMonth__ == 10)) && (week== 2) && ((day % 7) == 1)) xFlag = true;
if ( ((theMonth__ == 7) || (theMonth__ == 9)) && (week== 3) && ((day % 7) == 1)) xFlag = true;
if (xFlag){ drawColor(specCol);
}else{
if ((hFlag == false) && flag == false) drawColor(wrtColor[day % 7]);
if (((day % 7) == 1) && flag == true) { drawColor(specCol); flag = false;}
}
drawBox(calX, calY); //■枠を表示する部分。しない場合は行ごと削除
write(wrt, calX, calY);
calX += calDX;
if (day % 7 == 6) { calX = 0; calY += calDY; }
day++; // 1日増やす
}
}
// write textbox
function drawBox(x, y){
var pObj = docObj.pathItems.rectangle(0,0,calDX,calDY);
pObj.translate(baseX + x - 15,baseY-y+calDY-9); //■ここで位置を微調整
pObj.filled = false; // 塗りなし
pObj.stroked = true; // 線あり
pObj.strokeWidth = 0.2; // 線幅0.2ポイント
// pObj.fillColor = setColor(255,255,255); // 反映されないが一応塗りの色を指定(白色)
pObj.strokeColor = setColor(0,0,0); // 線の色を指定(黒色)
}
function write(txt, x,y){
var textObj = docObj.textFrames.add();
textObj.contents = txt;
textObj.translate(baseX + x, baseY - y);
for (var i=0; i< textObj.characters.length; i++){
textObj.characters[i].fillColor = txtColor;
}
textObj.paragraphs[0].justification = Justification.CENTER;
}
function drawColor(col){
txtColor.red = col[0];
txtColor.green = col[1];
txtColor.blue = col[2];
}
function setColor(r,g,b){
var tmpColor = new RGBColor();
tmpColor.red = r;
tmpColor.green = g; tmpColor.blue = b; return tmpColor;
}calYear = prompt("作成する年を入れてください",2007);storeX = baseX;
cal = 1;
for (cy=0; cy< 4; cy++){ //■縦に4つ
for (cx=0; cx< 3; cx++){ //■横に3つ
calendar(calYear, cal);
baseX += blockX;
cal++;
}
baseX = storeX;
baseY -= blockY;
}

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
もう少し早い時期の方が役立ったかもしれませんが、来年向けということで...。
Ajaxで一番利用されているprototype.jsライブラリのリファレンスを作ってみました。
< http://www.openspc2.org/JavaScript/Ajax/ref/prototype.js/ver1.4/
>
#今の時代は「システムを作れば大金持ちになれる、システムを利用すれば金持ちになれる、システムに使われれば貧乏になる、システムを作る人に投資すれば大富豪になれる」といった感じでしょうか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』
アートとエンターテインメントの融合と進化
< http://plaza.bunka.go.jp/ex/
>
───────────────────────────────────
<主催者情報>

新しい表現領域であるメディア芸術の振興を目的とした「文化庁メディア芸術祭」。1997年の開催から今年で10年目を数えます。文化庁とCG-ARTS協会は10周年を記念した企画展『日本の表現力』を、2007年1月21日から2月4日まで、六本木に新しく開館する国立新美術館で開催します。

この企画展では「日本の表現力」をテーマに、デジタルアートからゲーム、ロボット、アニメ、マンガまでにまで広がる「日本のメディア芸術」を、現在・過去・未来のを以下3つの視点で紹介していきます。

1)日本のメディア芸術1950-2006
Webアンケートと専門家投票によって選出された「日本のメディア芸術100選」を中心に、1950年代から現在に至る、メディア芸術の軌跡を時代背景とともに紹介します。

2)表現の源流
江戸から縄文にまでさかのぼり、現在のメディア芸術につながる“表現の源流”を探ります。現在の 「マンガ」「アニメーション」「ロボット」「フィギュア」「ゲーム」などに受け継がれる 日本古来の表現文化を紹介します。

3)未来への可能性
科学技術やメディアと共に進化し、さまざまな分野や文化とも融合し続けるメディア芸術。「かんじる」「つながる」「うごく」「かたちとしかけ」の4つの視点で選ばれた作品を展示し、日本のメディア芸術の未来を展望します。

さらには、メディア芸術の第一人者等による「シンポジウム」「ライブ」「トークセッション」など、多彩なイベントも開催。「特設シアター」では会場でしか観られない特別プログラムの上映も予定しています。

名称:文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』
会期:2007年1月21日(日)〜2月4日(日)【入場無料】
会場:国立新美術館(東京・六本木)< http://www.nact.jp/
>
主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)、国立新美術館
お問合せ:CG-ARTS協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」
TEL.03-3535-3501 FAX.03-3562-4840 contest@plaza.bunka.go.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(10/23)

・デジクリの企画した所幸則さんの超大型写真展「天使に至る系譜」が成安造形大学で本日から。学外の人でも見られます。入場無料です。

所幸則写真展「天使に至る系譜」
< http://www.seian.ac.jp/event/artsite/00195.html
>
日時:10月23日(月)〜11月2日(木)12:00〜18:00 10/27・28・29休廊
会場:成安造形大学ギャラリー アートサイト(滋賀県大津市仰木の里東4-3-1 TEL.077-574-2111)
主催:成安造形大学
コーディネーター:まつむらまきお(成安造形大学 デザイン科助教授)
企画:デジタルクリエイターズ
制作:東京リボン株式会社 スコッチプリント事業室

・昨日は、ちょっと調べものがあって、朝一番で川口市中央図書館に行った。9時オープンだが、すでに20人くらいがシャッターの前で待っていた。学生らしい人が半数だ。いい席を確保して勉強に励もうという感心な人たちだと思う。1/3くらいの人が早足で進んだのが、新聞と雑誌のコーナーである。とくに、明るく開けて外の見えるガラスに向いた席が人気だ。机で向かい合うのではなく、部屋の中に背を向けて一人で座る席である。たしかに、この座り心地のいい椅子で新聞や雑誌を読むのはいいものだろう。わたしも図書館のそばの住人だったらなあ、午前中の数時間をここで過ごしたいと思う。6人がけの大机で写真とCGの資料を開いていたら、近づいてくる大きな音に驚く。図書館にありえないような騒音である。木の床をガンガン音を立てて歩いてくるブーツ娘だった。斜め前の男子学生の知り合いらしく、なんやら話をしていた。彼に、それうるさいんじゃないのと言われていたが、その後も平気で大きな音をたてて派手に歩き回っていた。ブーツだって、少しは音を忍ばせて歩けるのではないか。それに、図書館内はそんなに歩き回るものではないだろう。でも、このブーツ娘以外にも、足もとをカツカツいわせて歩くヒール女もいた。度々思考を中断させるこのバカ女どもの非常識さには腹が立った。夏場に街に出ると、ずっちゃらずっちゃらいわせて歩き、階段ではカツンカツンとものすごい音を出すミュールとかいうサンダルをはいた女性も目立ったものだ。元気なのはけっこうだが、人の迷惑も考えて欲しいものだ。まあ、無理か。    (柴田)

・図書館には絨毯を。人が少なかったら、「カツーン、カツーン」とゆっくり音をさせながら近づいてくる紳士の姿ってのは物語のオープニングのようでかっこいいんですが。/昨日行った心斎橋筋のサンマルクカフェは、図書館並に静かで会話している人がほとんどいなかった。照明は落とし気味で、ソファで仕事や勉強をしている人、ぼーっとしている人たちが長居していた。とても落ち着く。サンマルクカフェのイメージが変わったわ。/アロンソにルノー。わかっちゃいたけど。シューマッハは完走できて良かった。スーパーアグリもいい感じだ。と書きつつ、実はまだ録画したものを見ていないの。シューマッハの周回遅れで寝てしまったさ。調べもののために検索エンジンにアクセスをしたら誰が優勝したのかわかっちゃったさ。(hammer.mule)
< http://www.saint-marc-hd.com/cafe/
>  サンマルクカフェ