[2102] 飽くなき飽食

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<景観というのも要するにデザインなんだな>

■笑わない魚[212]
 飽くなき飽食
 永吉克之

■デジアナ逆十字固め…[27]
 魚眼は楽しかった
 上原ゼンジ

■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[129]
 子育てSOHOオヤジ in CA[続編]
 茂田カツノリ

■展覧会案内
 オブジェクツ・サブジェクツ イマジネイション オブ ウルトラ


■笑わない魚[212]
飽くなき飽食

永吉克之
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われわれは古いものに飽きて、新しいことに興味をもつことができるから前進することもできるのである。もし、生まれた時からこれまで、ひとたび興味をもったすべての物や人から興味を失なうことがなければ、われわれはみな狂い死にするにちがいない。

もし私がまだ石川さゆりに飽きていなかったら、今日、坂本冬美を好きになることはできなかっただろう。そして、坂本冬美もいつかは飽きなければ、次の香西かおりを好きになることができないのだ。なぜなら、私は一度にひとりの女性しか愛することができないからである。

また私は、この3か月ほど毎日カレーライスばかり食べているが、これだけでは栄養が偏ってしまうので、はやくそれに飽きて今度はハヤシライスを食べなければならないのだが、カレーライスというやつは、日本人の好きな食べ物のベスト4(カレーライス、カレーうどん、カレーパン、ホセ・カレーラス)にいつも入っている食べ物で、なかなか飽きるということがない。もし次回休載したら、栄養不良で死んだと思っていただきたい。飽きることを知らないと、命すらも危うくするのだ。

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「飽きる」と「疲れる」はどこか似ている。実際、英語でも"tire"は、自動車のタイヤを意味するだけでなく「飽きる」「疲れる」の両方の意味にもなる。つまり、あるものに対して関心を持ち続けることに「疲れた」時、「飽きた」と感じるのは、日米両国に共通した感性だということなのだ。日米両国に共通することなら、全人類に共通することと考えるのが常識というものだ。

チューインガムを想像すればよくわかるだろう。どんなに好きな味でも長い時間噛んでいると味もなくなり、そのうち噛んでいるのが苦痛になってくるが、これは、もう何の快感も楽しみも興味も期待できなくなったものに、いつまでもかかわっていることへの徒労感なのではあるまいか。

「お、カワイイな、あの女」「やだ、カッコいいじゃん、あの男」的な動機でつき合っている男女の関係などは典型的なチューインガムだ。顔と体に飽きたら何も残らず、話すこともなくなって一緒にいるのが苦痛になる。せめてキシリトールでも配合されていれば、容貌には飽きても、まあ歯の健康にはよさそうだから、もうしばらく噛んでいようという気にもなるだろう。私は歯が弱いので、キシリトールガムをよく買うが、いったん口に入れたら、味がなくなった後も、何時間でも、吐き気がするまで噛むことにしている。男女関係とはそういったものなのである。

だから石川さゆりも、結局はチューインガムだったのだ。彼女の曲は『津軽海峡冬景色』しか知らないが、顔が可愛いので好きになった。今のところ好きな坂本冬美も、どんな曲を歌っているのか憶えていないが、糸を引いたような細い目を持った和風美人だから好きになったのだ。そして次に好きになる予定の香西かおりも単に顔が気に入っているだけだ。ちなみに3人とも演歌歌手というのは偶然である。悪いが最近の演歌はあまり好きではない。

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書いているうちに、このテーマに飽きてきたので話題を変える。以前、バトンメールについてデジクリに書いたことがある。いくつかの質問の「バトン」を受け取った人が自分のブログでそれに答えるというアレだが、これが、かなり以前からmixiでも流行っていて、私もよくバトンを渡される。

面白そうなので、ここでそれをやってみよう。なにしろデジクリ初の試みだ。デジクリライターによるバトン。これは読者にウケるにちがいない。そこで、これまでに私が受け取ったバトンのなかから「暴露バトン 」というのを選んだ。質問の「◯◯」の部分に自分の暴露話をはめこむのだ。そんなわけでデジクリライターの方々、指名してバトンを渡しますのでデジクリ誌上で回答してください。そして他のライターにバトンを回してください、よろしく!

1)実は◯◯がいる。

孫がいます。私には子供がおらず、お国のために貢献することができないのを恥じ、せめて孫くらいはと思って作りました。女の子で、名前は「李春慧」(リー・チュンフォイ)です。そしてできるなら、ひ孫も作ろうと思っています。こんどは男の子がいいですね。名前は「アブラハム」にするつもりです。

2)実は◯◯をしたことがある。

誕生したことがあります。とはいっても50年ほど昔の話で、ほとんど憶えていないから話すこともないんですが、かつて誕生した経験をもっている人に、これは隠さなくちゃいけないようなことじゃないんですよ、と伝えたいので、あえて暴露しました。

3)実は◯◯が苦手。

極秘来日、電撃入籍、瀬戸際外交、即身成仏。このの四つがもうぜんぜんダメです。特に、すでに日本にいる私が、どうやって極秘に来日すればいいのか、見当もつきません。極秘来日をせずに済ませる手はないものでしょうか。

…質問はまだまだあるのだが飽きたのでもうやめる。ちなみに私は子供のころ、「飽くまでも〜」を「悪魔でも〜」と思っていた。そんな人多いと思うけど。

【ながよしかつゆき/征夷大将軍】katz@mvc.biglobe.ne.jp
いわゆるデコメール用の画像を公開しているau&Yahoo!ケータイ公式サイト「ちょ〜絵文字」に手書き風顔文字を載せてます。< http://emoz.jp/
>
トップページから「デコレーションメール・パーツ画像」→「ジャンル」→「アーティスト別」→「ながよしかつゆき」のなかに12点、ちょっとユルい感じのアニメが入ってます。あ、PCでは見られませんので。スイマセン。
詳しくはこちら< http://www.pressnet.tv/log/view/8652
>

・無名芸人< http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz
>
・EPIGONE < http://www2u.biglobe.ne.jp/%7Ework
>

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■デジアナ逆十字固め…[27]
魚眼は楽しかった

上原ゼンジ
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今回はいよいよ、顕微鏡を使って写真を撮る……予定だった。確か「刮目して待たれよ!」と書いたような気もする。しかし、諸事情により、一部というかほぼ全面的に内容を変えてお送りしたい。

諸事情というのは、私の連載を読み、実際にドアスコープをカメラにくっつけた人=Oさんと出会ったことをきっかけに、また変な工作をして遊んでいたからだ。時が過ぎれば、締め切りがやってくるのは世の常だが、じたばたしてもしょうがない。ここはまあ臨機応変に対処させていただきたいと思う。

ドアスコープというのは玄関のドアの所にくっつけるレンズのことで、小さな穴から覗くと誰がきたのか分かるようになっている。ちなみに逆観察用スコープを使って、このドアスコープをドアの外から見ると、中を覗くことも可能だ。玄関のあたりで裸で踊る趣味のある人は気をつけたほうがいいだろう。

私は色んなレンズをカメラにくっつけて遊ぼうと考えついた時に、100円ショップや東急ハンズなどで物色していたのだが、その時に近所のサティのアイディア商品市で買い求めておいたのがドアスコープだった。ちなみに値段は380円。ただし普通は1500円ぐらいで売られていることが多いようだ。

このドアスコープは一眼レフにダイレクトに付けようとしてもうまくピントが合わない。普通の撮影用のレンズを付けた状態で、その先端にくっつけると魚眼レンズとして使えるようになる。私が考えた取り付け方はフィルターに円形に切った段ボールをはめ込む。そしてその段ボールに小さな穴を開けておいてドアスコープをはめ込む。たったこれだけの画期的な方法だ。

一眼レフではうまくいったのだが、コンシューマ機ではフィルターが付けられないので、どうしようかなあ、などと思いつつほったらかしていた。そこへ、リコーGR DIGITALで工作をした人が現れたのだ。GR DIGITALというのは、値段からするとちょっと高いのでコンシューマ機とは言えないかもしれない。

焦点距離は35mm判換算で28mm、F2.4の明るい短焦点レンズを備えたシンプルなスナップカメラで、通の間での評価が高い。小金を持った写真好きの編集者が自慢をするために持っているカメラだ。ちなみに、もう少し給料のいい編集者はエプソンのR-D1sを自慢するために持っているが、どちらもカメラマンの前ではしまっておいたほうがいいだろう。

GR DIGITALはコンパクトではあるが、アダプターを付けることによりフィルターの取り付けが可能になる。フィルターさえ付けられれば私がやったのと同じ方法で、ドアスコープの取り付けも可能だ。ドアスコープを取り付けられたGR DIGITALは、なかなかに間抜けで格好良かった。

●コンデジも魚眼に

私もすぐに真似をすることにした。私の持っているCOOLPIX5000でもアダプターを付けることにより、フィルターの取り付けができるようになる。ズーミングの度にレンズが繰り出したり引っ込んだりするので、どう工作すればいいのかと思っていたのだが、アダプターを付けておけば、レンズが繰り出した際にもぶつかることはない。

COOLPIX5000のいいところはズームレンズであるということ。GR DIGITALの場合は広角の短焦点レンズのため、けっこうケラレてしまう部分が多い。魚眼レンズで撮影すると丸くトリミングされたように写るのだが、撮影できている丸い部分が小さくなってしまうのだ。それがズームレンズであれば、ちょうどいいサイズになるようズーミングできるというわけだ。

Oさんと私は情報交換の場を作ろうということで、ミクシィの中に「キッチュレンズ工房」というコミュニティーを作ることにした。この日刊デジクリでも紹介させて貰ったので、徐々に参加者は増えてきている。そしてある日、参加者の一人から、サイバーショットのDSC-P8でやってみたいという投稿があった。

型番を調べてみると、おばあちゃんのEXILIM Z500と構造は似たような感じだった。パワーをオンにするとボディーに沈んでいたレンズが繰り出してくるタイプだ。しかし、GR DIGITALやCOOLPIX5000のようにフィルターが付けられるような仕組みにはなっていない。

三日三晩悩み抜いた末に考えついたのは、両面テープで貼り付けてしまうということだった。もちろんいくら私でもレンズに直接テープを付けたりはしない。レンズの周囲にはテープを貼る余裕があるので、レンズにはかからないようにして、段ボールとドアスコープを貼り付けてしまう。

◇EXILIM+ドアスコープ
< http://kitschlens.cocolog-nifty.com/blog/
>

つまりレンズが繰り出したり、引っ込んだりするのと一緒にドアスコープも出たり引っ込んだりするというわけだ。ここがアダプター+フィルターで取り付ける場合との違いだ。まあ、乱暴と言えば乱暴な方法だが、ドアスコープ自体はひじょうに軽いものなので、重みで垂れ下がってしまうということもない。

早速、EXILIMでテスト撮影をしてみたのだが、これがけっこう調子がいい。今まで魚眼レンズというのはレンズ自身の個性が強すぎて、いまいち乗り切れなかったが、撮っていて楽しい。

魚眼レンズでの撮影というのは、撮る際の位置や角度で見え方が、けっこう変化する。一眼レフの場合はファインダーを覗いているので、自らの位置や角度を変化させなくてはならないが、液晶を見ながらの撮影する場合、手元で位置や角度を変えるだけで、構図も大きく変化する。

ピントもオートで合うので、液晶を見ながら、いい感じになったらシャッターを押せばいい。フィルムだったら、こんな下らない写真を撮るのは憚られるが、デジタルならいい気になってシャッターを押してしまう。とりあえず撮影して、いらないものは捨てればいい。

LOMOフィッシュアイなんて使ってる場合じゃないよ。今すぐ金物屋さんに行って、ドアスコープをゲットだ!

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇マミンカ
< http://www.maminka.com/
>
◇ZEN STUDIO
< http://www.k5.dion.ne.jp/%7Ecolor/
>

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■子育てSOHOオヤジ量産プロジェクト[129]
子育てSOHOオヤジ in CA[続編]

茂田カツノリ
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というわけで、先週に引き続きカリフォルニア出張日記なのだ。

●やっとこさノースウエストのシルバーエリートに

毎月太平洋往復しているから、当然ながらマイルがたまってきた。ノースウエストでは年間マイルが25,000を超えた時点で会員のランクが「シルバーエリート」に変わり、マイルが1.5倍付き、席指定の制約も解かれる。

僕は夏のフロリダ往復と先月のサンフランシスコ往復とで25,000到達の予定だったのだが、出張直前で24,764マイルと、236マイルだけ不足…。この部分のマイルは買い物などでは付けられず、実飛行マイルのみが有効なので、もうどうしょもないのだ。おかげで往路はヒラ会員。ちぇ。

でも、ようやく復路に乗る時点でシルバーになれたのだった。

そしてこの原稿も飛行機の中で書いてるわけだが、AC電源の口部分が接触不良で、挿してもしばらくすると電気がこなくなってしまう。

隣に挿しても同じ状況、というか、いままでもほとんどが接触不良だった。おまけに腹いせのつもりでみた映画「マイアミバイス」がつまんなくてさらにイラつく。コリン・ファレル版のソニー・クロケットは好演だったけど、脚本がちとイタすぎね。

●高級リゾート地での会議

今回の訪米も、先月同様カリフォルニア州オークランドの顧客先に出向いて、打ち合わせや提案、そして開発作業を行うもの。今回はさらに、先方企業での年に一度の支店長会議のようなものがあり、それにご招待もいただいた。

当初は「なぜカリフォルニアの会社がうちに依頼を?」という疑問があって、もしかしたら我々の能力を間違っていいほうに誤解して買いかぶりすぎてるんじゃないか、という点が心配だった。でもいまは、顧客に満足していただけている状況なので、ひと安心。

その会議は、オークランドからクルマで3時間弱南下した観光地「モンテレイ」の高級リゾートホテルにて開催。太平洋に面し、陸からちょっといくと急にすごく深くなっていて、陸から普通にクジラが見られるという話。僕は今回残念ながら目撃できなかったが、ホエール・ウオッチング船に乗れば、かなりの確率で出会えるそうだ。クジラといえば小笠原だが、モンテレイのほうが近くて便利で、安価かも。

●日米観光地比較

開催場所となったホテルは、海にせり出した岩場に基礎を築いて建てていて、窓を開けると眼下は海で、ちょっと怖くて気絶。そして宿泊費が$600とかいう噂で再度気絶。

モンテレイの町並みは、おそらくは条例で景観を統制しているのだろうと推測されるような、落ち着いた雰囲気。海岸線も、ドライブ中の眺望を明らかに計算したように、ガードレールや標識などが目立たないような配慮がなされ、眺めの良いポイントには駐車場がしっかり整備されている。

これだけきれいな町なら、ここ出身の人は誇りに思えるだろう。

それに比べて日本の観光地って、とにかくギトギトしている。ガードレールは黄色いライン、その上に電柱と電線が空をふさぎ、そしてお店の看板が不揃いに並ぶ。モンテレイと比較すると、日本の観光地ってあまりにもあんまりだと思う。

で、具体的に何が違うのか考えてみたのだが、圧倒的に文字の看板が少ないことに気づいた。なるほど、景観というのも、要するにデザインなんだな、と思ったのだった。

●評価していただいて照れる

今回の会議では、なんとキーノートスピーチ直後の今後の目玉として、僕らのソリューションを紹介いただいてしまった。そして無事デモを終えて賞賛されて、かなり照れてしまった。照れはしたが、こうしたことが自分を向上させる大きなきっかけになるかとも思うので、いい方向に生かしたいものだ。

それに比べると、日本ではこの仕事しても、低く見られることが多いなあ。別に高く見てもらう必要はないんだけど、正当な扱いをされないと、いい仕事はできないってものだ。

FileMakerの開発会社が集う組織「FileMaker Solutions Alliance(FSA)」には、僕が数えたところ48の会社が参加してる。しかしFileMaker 8 資格認定試験を取得した開発者は僕の知る限りたったの10人。みんな、お客さんから金取るんなら、この資格はちゃんと取っておこうよ。

そしてその中で、わがレクレアルは3名の認定者を保有するという点で日本一。このことはアメリカではすごく賞賛していただいたが、日本では、どうかなあ。

【しげた・かつのり】shigeta@amonita.com
Webコンサルタント/プランナー & FileMakerデータベースデザイナー。
世の中には2種類の人がいる。それはWiiをやったことある人と、ない人だ。こいつぁ単なるゲーム機の枠を超えた、素晴らしいユーザインターフェースを提供している。およそデザインに関わる仕事してるなら、傍観者はやめて、まず買って体験してください。

・【Blogはじめましたっ!】
< http://amonita.jugem.jp/
>

・【イベント】「FileMaker Fun Night! AppleStore銀座」
12月16日(土)18:00〜19:30
< http://www.sevensdoor.com/event.html
>
いつも大人気の、「FileMaker Server カスタムWebテクニック」著者、松尾篤氏の回。FileMakerのWeb公開機能についての情報を得るチャンスなので、ぜひぜひお越しください。僕もこの頃には帰国してますので。Tips対決などもあります。バージョン8.5のインスタントWeb公開機能や、FileMaker Server 8.0v4 Advanced、及びFileMaker API for PHP Public Betaに関する最新情報を紹介。

[有限会社レクレアル(FileMakerソリューション開発)]
< http://www.recrear.jp/
>
[有限会社アモニータ(Web制作/プランニング/出版プロデュース)]
< http://www.amonita.com/
>
[Max_blog —“インターネット拾いモノ”でも執筆中]
< http://www.maxwald.co.jp/
>

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■展覧会案内
オブジェクツ・サブジェクツ イマジネイション オブ ウルトラ
< http://www.parco-art.com/web/museum/ultra/
>
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会期:12月8日(金)〜12月31日(日)10:00〜21:00 31日17時
会場:パルコミュージアム(東京都渋谷区宇田川町15-1 パルコパート3 7F TEL.03-3477-5873)
料金:一般500円、学生400円、小学生以下無料
内容:ウルトラマンがテレビシリーズとしてスタートし、今年で40年がたつ。これを機に、アートとしての目線であらためてヒーローと怪獣の造形を、写真とオリジナルプロップを通して見直すという企画。同時に、ウルトラマン制作に関わった20人を写真パネルで紹介していく、サブジェクツコーナーも展示する。各メーカーより、オリジナル限定商品の販売も予定。
・トークショー
日時:12月10日(日)14:00〜
会場:パルコミュージアム内特設スペース
出演者:原口智生(OBJECTS ディレクター)照内潔(フォトグラファー)桜井浩子(ナビゲーター)

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■編集後記(12/7)

・「エネルギー」でGoogleすると東京電力のサイトがトップに出てきた。なんだ、スポンサー枠なのか。「エネルギーと向き合おう。」という東京電力のキャンペーンサイトだ。弘兼憲史キャラの東田研という若き科学者が現代のエネルギー問題に鋭くメスを入れる、というドラマ(アニメ)全3話が予定されている。その第1話「世界のエネルギー情勢編」のイントロは新聞に掲載され(非常に興味を引かれるうまい設定だ)、続きはサイトでということになる。東田は天才にありがちな茫洋とした性格という設定で、誰が声を担当しているのか、むずがゆくなるような声で気にさわる。それは我慢するとして、示されるデータはわかりやすく、また恐ろしいものだ。わたしたちひとりひとりがエネルギー問題に日頃から真剣に向き合わなければならない、と東田は(東京電力は)言うが、データを見れば見るほど個人では無力感に襲われる。ドラマのタイトルで出てくる「急激な経済成長」「エネルギー需要拡大」「エネルギー資源争奪戦激化」、これはまさしく中国そのものを指している。限りある地球の資源と地球環境問題を考えると、中国だけでも13億人という人口は地球にとってあまりにも危険だ。近代化に狂奔する中国は誰も止められず、そのせいでいずれ地球と人類は滅亡するだろう。第1話のオチが、パソコンの電源はまめに消しましょうではお気楽に過ぎる。しかし、東京電力は、本当はなにを言いたいのだ?(柴田)
< http://www.tepco.co.jp/pavilion/energy/
> 東田研に聞け

・軍手。テレビを見ていたら、ボディタオル代わりに軍手を使うことを勧めていた。綿100%のものがいいらしい。ホームセンターに行った際、軍手のコーナーを通りかかり、テレビのことを思い出して買ってみた。お風呂に入って使ってみる。はめる。爪の長い人には向かない。湿気のあるところで、厚手の軍手をはめるのは難しいから。石けんをつける。これは、軍手の間に石けんをはさみ、アライグマするだけ。ボディシャンプー派の人は、ポンプしてアライグマ。体をこすってみる。! ごっつい快適。いつもはボディタオルで洗っていたのだが、軍手だと全部の指を自由に細かく使える。手で体を触っているような感覚で洗える。軍手のごつっとした肌触りが、老廃物をとってくれそうでいい!マッサージ効果もありそう。見た目がいまいちなのと、乾きにくいのが難点。それを割り引いても使う価値あり!(hammer.mule)