[2212] 自信は人を輝かせるか

投稿:  著者:


<僕は十五歳だった>

■映画と夜と音楽と…[335]
 自信は人を輝かせるか
 十河 進

■展覧会案内
 佐野研二郎展_ボツ
 日本の新聞広告賞作品展2007

■セミナー案内
 A.e.Suck Flashアニメーション講座

■デジクリトーク
 帰ってきた「デジクリお蔵だし」

---PR-----------------------------------------------------------------
■アニメーション講座 6月29日開講!■
Flashアニメ界の大御所、A.e.Suck(えーいーさっく)氏が、
アニメーションの基礎からFlashアニメの応用テクニックまでを徹底指導!!
お問い合わせ・お申し込みは映像テクノアカデミアまで。
TEL:03-3352-7084 vta_office@vta.tfc.co.jp http://www.vta.tfc.co.jp

-----------------------------------------------------------------PR---


■映画と夜と音楽と…[335]
自信は人を輝かせるか

十河 進
───────────────────────────────────

●I.W.ハーパーに付いていたヒッチコックのDVD

いつもいく安売りの酒屋でバーボンウィスキーの棚を見ていたら、I.W.ハーパーにDVDの付録が付いていた。以前、ワイルドターキーに小さなCDが付いていて、ジョン・リー・フッカー、エルモア・ジェイムス、ローウェル・フルソンのブルースが入っていたことがあるが、映画が付録になっているのには驚いた。

いや、驚いたというより感慨に耽ったのだ。そう、もう四十年前のことになる。高校生のときに友人のTが「将来は本屋で映画を売っているよ」と確信ありげに言ったことがあるが、そんな時代はとうに過ぎて、今やウィスキーの付録になる時代なのだ。「映画は映画館で見るべきだ」などと野暮なことは言わないけれど、それにしてもなあ、と複雑な心境だった。

I.W.ハーパーには二種類の映画が付いていて、どちらもアルフレッド・ヒッチコック監督の名作である。ハリウッドへ渡って作った第一作「レベッカ」(19 40年)と第二作「海外特派員」(1940年)だった。どちらも発表後六十七年になるから著作権が切れているのだろう。

以前はワイルドターキーやI.W.ハーパーを呑んでいたけれど、最近、質より量になってきた僕は千円ほどで買えるフォアローゼズにしていた。しかし、その日、僕はDVDにつられてI.W.ハーパーを買って帰った。二本買えば「海外特派員」と「レベッカ」が手に入ったのだが、「海外特派員」はもう何度か見ているので「レベッカ」の方にした。

「レベッカ」には、ちょっとした思い出がある。僕が「レベッカ」のDVDが付いたI.W.ハーパーの前で足を止めたのは、間違いなく感傷に襲われたからだ。「レベッカ」のポスターが印刷されたDVDのジャケットが一瞬で僕の目に飛び込んできた。四十年前の記憶が恥の感覚を伴って甦る。

「レベッカ」を見たのは高校生の頃だった。たった一度だけ、リバイバルで公開になったときに見た。映画雑誌の紹介記事で、ヒッチコックの「鳥」(1963年)の原作者ダフネ・デュ・モーリアの代表作だと知って、見にいきたくなったのだ。「鳥」と「サイコ」(1960年)で僕はヒッチコック・ファンになっていた。

その頃、「0011ナポレオン・ソロ」というテレビシリーズが人気があった。ロバート・ヴォーンがナポレオン・ソロというプレイボーイ・スパイを演じ、相棒のイリヤ・クリヤキン(デビッド・マッカラム)も人気があった。彼らのボスを演じていたのが、レオ・G・キャロルという俳優だと知ったのも「レベッカ」の紹介記事によってだった。

僕は、レオ・G・キャロル(「ナポレオン・ソロ」のボス)が「レベッカ」に出ているという情報を映画が始まる前、隣に座っているそのひとに得意そうに言った。やがて映画が始まり、中盤を過ぎたところで大きな邸宅(というより城だったが)が映り、執事が登場した。そのとき、僕は「ほらほら、あれがナポレオン・ソロのボスだよ」とそのひとに耳打ちした。

しかし、その執事は大した役でもなかったし、よく見るとナポレオン・ソロのボスとは違っているようだった。「あれっ」と僕は思った。もしかしたら早とちりか。だが、映画が後半に入ってもそれらしい人物は登場しない。ようやく、ラスト近くになってロンドンの医者が現れた。レオ・G・キャロルだった。重要な役だが、ワンシーンにしか出てこなかった。

知ったかぶり、早とちりは昔からだったのだ、と四十年後の今になって改めて思う。数え切れない失敗をしてきた今の僕なら「いやぁ、早とちりしちゃったよ。医者の役がソロとクリヤキンのボスだったんだ」と言えるだろうが、僕は十五歳だった。

恋をしている相手に、そんな言葉は出なかった。僕の早とちりについては知らんぷりをしてくれているのだろう、映画が終わるとそのひとは何も言わずに席を立った。僕は落ち込んだ気持ちのまま明るくなった映画館の中でうなだれていた。

●ジョーン・フォンテーンは自信を得て輝き始める

四十年ぶりに「レベッカ」を見ると、ジョーン・フォンテーンの美しさに目を見張る。ジョーン・フォンテーンは新人女優で、どことなく自信のなさそうな様子が「レベッカ」の主人公には合っていた。清楚で、地味で、愛する人にひたむきな印象が最後には輝くような美しさに見えてくる。

ファーストシーンはヒッチコック映画らしく断崖絶壁に立つ男の姿だ。ローレンス・オリビエが演じるイギリスの富豪マキシムである。断崖に向かってじりじりと足を踏み出す。その瞬間「いけないわ」と声がかかる。マキシムが振り向くとヒロイン(ジョーン・フォンテーン)が心配そうに立っている。

ふたりはやがて恋に落ち結婚してマキシムの居城マンダレー館にやってくる。それまでにヒロインはマキシムが一年前に妻を亡くしたこと、レベッカというその妻は美しく誰もが賞賛する女性だったという話を聞いているのだ。そして、マンダレーには死んだレベッカを崇拝するダンバース夫人がいる。ダンバース夫人が館を取り仕切っているのだった。

ヒロインはダンバース夫人からレベッカが完璧な女性だったと吹き込まれる。やがてレベッカへのコンプレックスから夫は今もレベッカを愛しており、自分は愛されていないのだと思い込む。どんどん自信を失い、女主人でありながらダンバース夫人の顔色を窺うような振る舞いをする。

だが、仮装舞踏会の夜、マンダレー館の裏の海岸に難破船が見つかり、その下から沈没したクルーザーが見つかる。その船室にはレベッカの死体があり、調査の結果、船底に穴が開けられていた。事故死だとされていたレベッカだったが、自殺かあるいは他殺なのか…。マキシムが疑われる。

レベッカの呪縛から解放され、夫が自分を愛していたのだと確信できたジョーン・フォンテーンが素晴らしい。自信が漲り、夫を守るために何でもやるわという献身がうかがえる。もしかしたら、撮影が進むうちに女優としての自信が出てきたのかもしれない。ヒッチコックは女優を育てるのに定評のある監督だった。

「レベッカ」を初めて見たときに僕は何を思ったのだろう。完璧な女性などいないのだ、ということだろうか。イギリスの上流社会を背景にしたゴシック・ロマンに現実感を感じられず、夢物語として見ていたのかもしれない。だが、「レベッカ」は単なるサスペンス映画以上の何か残したのだろう。四十年後、もう一度見てみたくなるような何かを…

●オスカーを巡る女優姉妹の悲劇的な因縁

「レベッカ」を見た同じ頃、僕は「風と共に去りぬ」(1939年)もリバイバル上映で見た。原作を読んだのは中学生の頃で、僕はスカーレット・オハラよりメラニーに理想の女性像を見た。そして、映画版でも良妻賢母のメラニーを演じたオリヴィア・デ・ハビランドに好意を感じたものだった。

今から思えば、メラニーは「男から見た」という限定をつけなければならない「理想の女性」である。清楚で、慎ましく、愛する夫や子供のために献身的に尽くす女性。自己犠牲を厭わない。かと思うと、スカーレットと共に闘う強さを持っている。だが、彼女自身の幸せは何だったのだろうと、今の僕は思う。

しかし、1960年代半ばを生きる少年にとってオリヴィア・デ・ハビランドが演じたのは、理想の女性だった。そして、オリヴィア・デ・ハビランドがジョーン・フォンテーンの実の姉であることを僕は映画雑誌で知った。

川本三郎さんの「アカデミー賞」(中公新書)の中に「オスカーに引き裂かれた姉妹」という章がある。オリヴィア・デ・ハビランドは「風と共に去りぬ」でアカデミー助演女優賞の候補になるが受賞を逃す。翌年、新人女優ジョーン・フォンテーンが「レベッカ」で主演女優賞の候補になる。

「レベッカ」では受賞できなかったが、翌年、同じヒッチコック作品「断崖」でジョーン・フォンテーンは再び主演女優賞にノミネートされる。そして、オリヴィア・デ・ハビランドも同じく主演女優賞にノミネートされるのだ。史上初の姉妹対決を制したのはジョーン・フォンテーンだった。

そのオリヴィア・デ・ハビランドとジョーン・フォンテーンは、東京生まれである。オリヴィアは1916年生まれだから、大正時代の話だ。その後、両親が離婚し、姉妹は母親と共にアメリカに移住する。ジョーン・フォンテーンは母親が再婚した後、実父を頼って東京に戻り、聖心女学院に学んだという。

そんなことも僕は「風と共に去りぬ」を見た後で、そのひとに話したことだろう。その頃の僕は自分が知ったことを人に話さないではいられなかった。そのひとの歓心を得ようと僕は得意になって話した。そんなことは何の役にも立たないのだと僕はまだ学んでいなかった。自分の興味があることがすべてだったのだ。

高松の常磐街の入り口にある喫茶店だった。ロココ調の派手な飾りが今でも浮かんでくる。当時は流行っていたのだろうが、そんな装飾の店なんかもうどこにもないだろう。椅子はビロードで覆われていたし、店の真ん中にはゴージャスなシャンデリアが下がっていた。

そんな時代の恥ずかしい思い出ばかりが記憶から消えてくれない。思い出せば唇を噛み、天を仰ぐ。まったくなあ、と頭を振る。自信がないから、他から仕入れた知識をそのまま話し、話したことで自己嫌悪に陥る。本当の輝きは自信の中から生まれてくるものだ。それは知識を蓄積し、熟成させ、自らのものにして初めて生まれる。その自信が人を輝かせる。「レベッカ」のヒロインのように…。

それでも、あの自信のなかった若い頃を振り返れば、妙に胸が疼く。感傷に襲われる。先日、実家の母親からファックスが入った。父親の耳がほとんど聞こえなくなり、去年帰ったときに実家にファックスを設置してきたのだ。以来、僕からの連絡もファックスが多くなった。昨年暮れに僕の本が書店に並んだこと、今年の三月に賞をもらったことなども実家にはファックスで知らせていた。

その母親のファックスには、何かの用事でそのひとと数十年ぶりに電話で話す機会があり、たまたま僕の本のことを知らせたとあった。翌日、そのひとから僕の本を買って読み「とても懐かしかったです」と連絡があったと母親は書いていた。「レベッカ」や「風と共に去りぬ」を見たとき、僕の隣りに座っていたそのひとは、今、小学校の校長先生になっているという。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com
どうも体調がうまくない。咳が出る。頻繁に腹痛に襲われる。元々、通勤時間は長いのだが、最近、途中下車する頻度が増えた。何か心理的な原因か? 単なる飲み過ぎだという意見が主流なのですが…

●第1回から305回目までのコラムをすべてまとめた二巻本
完全版「映画がなければ生きていけない」書店・ネット書店で発売中
第25回日本冒険小説協会特別賞「最優秀映画コラム賞」を受賞しました
< http://www.bookdom.net/shop/shop2.asp?act=prod&prodid=193&corpid=1
>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
佐野研二郎展_ボツ The Second Stage at GG #19
< http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_ex_0706/gg_ex_200706.html
>
───────────────────────────────────
会期:6月4日(月)〜6月21日(木)12:00〜19:00
6/15イベントのため18:30まで
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:佐野研二郎氏は博報堂/HAKUHODODESIGN クリエイティブディレクター/アートディレクター。今回の個展では、これまで手がけた仕事のアイデアスケッチやボツ案、メモ、プレゼンカンプなどをご紹介します。前代未聞の「ボツ」展覧会。ロゴやキャラクターの完成にいたるまでの過程が見られ、デザインの奥深さ、おもしろさを実感できます。
◇トークセッション「長嶋りかこ(博報堂)が佐野を斬る!」
6月15日(金)19:00〜 定員制・要予約(TEL.03-5568-8818)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
日本の新聞広告賞作品展2007
< http://www.idcn.jp/topics/detail/shinbun.html
>
───────────────────────────────────
●公募作品の部
会期:6月20日(水)〜6月25日(月)11:00〜19:00
会場:国際デザインセンター・デザインギャラリー(名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル4階 TEL.052-265-2106)
内容:新人クリエーターの登竜門と言われる朝日広告賞(一般公募の部)をはじめ、毎日広告デザイン賞(発言広告の部)、読売広告大賞(読者が創る広告の部)の、優秀な人材の発掘をめざし広く一般から作品を募った公募作品の部より、各入賞作品あわせて約60点を展示。(サイトより)

●広告主参加作品の部
会期:6月20日(水)〜7月20日(金)9:00〜16:30 土日祝休
会場:愛知県デザインセンター(名古屋市中区丸の内3-1-6 愛知県産業貿易館西館7階 TEL.052-231-6351)
内容:朝日広告賞、中日新聞広告賞、日経広告賞、フジサンケイグループ広告大賞、毎日広告デザイン賞、読売広告大賞の、広告主参加作品の部各入賞作品約130点を展示。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
A.e.Suck Flashアニメーション講座
< http://www.vta.tfc.co.jp/info/seminar/07_flash_anim_class/flash_anim_class.html
>
───────────────────────────────────
開講日:6月29日(金)〜 毎週金曜日19:00〜21:00 全36回
会場:映像テクノアカデミア(東京都新宿区新宿1-18-14 東北新社新宿ビルTEL.03-3352-7084)
カリキュラム:アニメーション概論、Flash作画の基本、絵コンテと演出法、アニメーション技法(基本)、アニメーション技法(ルールとテクニック)、Flashアニメの基礎実習、Flashアニメーションのパブリッシュ、アニメーションの企画・演出、修了制作

講師:A.e.Suck(株式会社ロクナナ)
アニメーターとして多くのTV・劇場用アニメに携わった後、1997年からFlashでのアニメ制作に移行。2000年にはFlashアニメーション制作プロダクション「ダイナミックトゥーン」設立。Flashアニメーション界の大御所として、WEB、TV、DVD、イベントなど様々なアニメコンテンツを制作する他、書籍執筆、TVやDVDへの出演、様々な教育機関での講義など、幅広く活躍中。

コメント:
WEB向けコンテンツとしてFlashアニメーションが登場してから、すでに10年以上が過ぎました。今ではモバイルはもちろん、TVや映画、イベント、アミューズメント、DVD製品などの分野で幅広く活用されるようになり、アニメーション業界でも広く認知されています。Adobe Flashで制作する手描きアニメーションは、従来からのアニメーションのテクニックとCGアニメーションの生産性を活かして、今後も発展していくでしょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジクリトーク
帰ってきた「デジクリお蔵だし」

───────────────────────────────────
久しぶりのお蔵だしです。プレゼント企画の応募フォームに書き込んでもらった「愉快な話」をピックアップ。賞味期限が切れただいぶ前の話もあるので、取り扱いにはご注意下さい。お蔵出しはこれから時々掲載します。

●担当者のミスで7回シリーズの広告企画が3回でキャンセルとなった。頭を丸めて出直してこい! と言ったら本当に頭を丸めてきた。怒る気がなくなった。(MacDavinci)

●東京から地方に引っ越して来て、夜自転車で走ってたら、用水路に落ちた…。車道があったのでガードレールの内側は歩道だと思い、曲がったら用水路…。都会の常識が通用しませんでした…。(し)

●最近MacBookを購入しWindowsを入れOSXと交互に使用しているのですが、Windowsで起動しているときについついコマンドボタンを押してしまい、うにょーんとスタートメニューが出てしまうのですが、その度に「とほほ」な気分になってしまいます。(ニャオ〜ン)

●CM制作でうるさいクライアントと仕事をすることになった。いくら打ち合わせしてもいくら直しても「うーんイメージがー」……しかし一向に自分では考えず(笑)おまいの脳みそここに置いてみぃ!(hulk)

●自転車で三つ隣の駅まで飲みに行ったところ、自転車をこいで帰る自信がなくなって(実際転がりそうだった)…友人と朝までファミレスでフリードリンクを頼み、ウーロン茶を飲み続けました。若者みたいな体験も久しぶりでしたが、無事帰れて次の日は数ヶ月振りの二日酔に。(I&L&M)

●つまらないことですが・・・先日小雨の降る中、ハードコートでテニスをやったとき、地面がぬれて、踏ん張れず、みなすってんころりん。マンガみたいにそのまま、つつーって滑って近くに居る人に体当たり。っていうのを繰り返してて、なんか妙に笑えました。(まつ)

●最近、企画を考えていると必ず雲子を踏んでしまう・・・(れれれ)

●DBの容量が37GB(HDDの80%以上)を越えて、バックアップができなくなった。笑い話。

●締切に追われて入稿が遅れそうな夢をよく見る。

●警察官が近所のおばあちゃんに尋問されているのを見ました。「実家どこなのさ?」「群馬です」「ちゃんと帰ってるのかい? 帰る時何で帰るのさ?」「車です....」オチ無し..すいません(じみへん子)

●最近会社の経営が思わしくない。そのせいなのか、昔亡くなった先代会長、副会長が毎晩毎晩会社内を心配そうにあわただしく歩いていると、ビル住み込みの管理人さんが言っていた。こわ・・・

●アメリカ版のチェリーコークを大人買いして、チェリーコークタワーを部屋に築き上げました。(まさっぷり)

●自らのことを「私ヤリマンなんですよ」という女性に会った。

●mixiで趣味の日記やマイミクを続けていたが、最近のmixiの広まりで、会社の同僚たちがやたら「mixiやってるよね〜。ニックネーム○○だから探して」と言ってくる。いや、だから会社にはまずいんだって(汗)(YN)

●ルートビアも大好きな私は、海外からチェリーコークを1ケース買った。日本のは物足りないので・・。みんなからは「口内炎ができる」とか「まずい」とかさんざんな酷評。。(メリP)

●MAC OS9で、メディアが読めないフォーマットだったらしく、「このメディアは読めません初期化しますか?」でうっかり「はい」を押してしまいました。きれいさっぱり、なくなりました。

●今年になって二度もヒップポーチをバスに忘れてしまったが、経済的に価値の在るものが何も入ってなかったので、二度とも営業所に届けられていて助かった(笑)。ゴミ袋に見えたのかも知れません。。。。。(タカアンドドジ)

●とうとう、都営地下鉄の車内でもワンカップを嗜まれておられる方と遭遇してしまった・・・(笑)(タカアンドドジ)

●買って三日でサングラス落とした。愉快と思わないとやってらんない。(さき)

●ご祝儀貧乏。結婚する人おおすぎ。

●客先から別の人に電話がかかって来たが、手違いで出てしまい、お互いに気づかずにかなり長く話をしてしまった。(サントス)

●三つ上の兄が突然、「世界を見にいく」とだけ言い残して旅立っていきました。数日後、家に大量のキムチが届けられました。兄の旅先は韓国でした。近っ!(ルート99)

●うっかり間違って正社員になってしまった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(6/1)

・前に書いたかもしれないが、と断って書く。おそらく書いたろう。バックナンバーの編集後記は、いまとなっては恥ずかしいのでなるべく見ないようにしているのでチェックしない。が、ときには読んでちょっと落ち込んだりする。さて、社会保険庁改革関連法案と年金時効撤廃法案のふたつが、怒号の混乱の中、衆議院を通過した。こういった与野党の対立激化が必至の状態で、必ず絶対間違いなく100%お約束通り、与党が言い出すセリフが「粛々と法案を通します」である。粛々とは、ひっそりと静かな様子、厳かでひきしまった様子、つつしむ様子のことである(岩波国語辞典)。どこが粛々なんだ。じつに不愉快である。批判に正対せず、ただただ数をたのんで、強行に押し切る、といった見苦しい行為を粛々なんていわせない。きっと誰かが言い出して、なんとなくもっともらしいイメージなので使うようになったのだろう。ただし、勝算があるときだけ使うように思えるのが薄汚い。数年前、まだ浦和市に住んでいたとき、建設会社寮の跡地に大規模マンションが建つというので住民が「考える会」を結成して(結局、わたしがなにからなにまでまとめて引き受けざるを得なかった)、相手側の近隣対策工作専門グループと対峙したことがあったが、ここでも相手側から「粛々と工事を進めるのみである」と言われて逆上しそうになった。そのときは実力行使で、工事を数日立ち往生させてやったが。国会でも「その粛々とはどういう意味か」と野党のだれかが質問したらどうだと思うが、そんな場面がかつてあったのかどうかは知らない。ことばの間違った用法を、それが定着しそうならまあいいから認めてしまえ、辞書にも載せてしまえといった風潮があるが許せるものではない。そして、いまも粛々と文化の破壊が行われている。(柴田)

トラッキー だっこ人形・西武側に座っていたので、トラッキーの活躍はほとんど見られなかった。調べていたら、野球のマスコットにもキャラ立っているのがいるんだね。ブラックホッシーとか、ドアラとか。Youtubeにはマスコットキャラのパフォーマンスがたくさんアップされていて楽しい。Wikipediaだとそれぞれのキャラクターの項目があってびっくり。スーツアクターによって人気が出たり、不評だからと交代したり。球団の一方的な都合でスーツアクターを解雇したからとファンが抗議運動を行ったりしたことも。知らなかったよ〜。/「ルートビア」も知らなかった。へぇ。(hammer.mule)
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=12840309
>
マスコットキャラ一覧
< http://momohiyo.at.infoseek.co.jp/body_01.html
>
私達のトラッキーを返して!
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=12249555
>  ルートビア