[2285] 病夢譚

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<「ASIAGRAPH 2007」無料で楽しめるセミナー15本>

■笑わない魚[232]
 病夢譚
 永吉克之

■デジアナ逆十字固め…[61]
 はじめての動画
 上原ゼンジ

■展覧会案内
 安齊重男の"私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)"1970-2006

■イベント案内
「ASIAGRAPH 2007」で行われるシンポジウム、セミナーなど


■笑わない魚[232]
病夢譚

永吉克之
< https://bn.dgcr.com/archives/20071004140400.html
>
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前回のネタをひっぱるつもりはないが、今度は風邪をひいた。熱で脳みそが茹で上がって考えがまとまらない。この数日の急激な気温の変化が原因だろう。いや「だろう」ではなくて間違いなくそれが原因である。

そういえば、なんとかダロウという名前の有名人がいたなと思って、ググってみたら、ヘンリー・ダロウというアメリカの俳優がいた。出演映画のリストを見たが、観たことのない作品ばかりだ。なんでまたそんな俳優の名前を憶えているのだろう。

また「だろう」と言ってしまった。申し訳ない。ちょっと気を緩めるとこれだ。もう二度と「だろう」とは言わないからご容赦願いたい。

ところでこれは「ランナーズハイ」のようなものだろう。風邪をひいて熱が出ると、脳内麻薬が分泌されるのかどうかは知らないが、体はだるくても、酒に酔ったときのような気分の高揚がある。前回は青息吐息だったが、今回はけっこう楽しい。いや別に楽しいわけではない。しかし、こういう状態のときは、どういうわけか、くっだらないことばかりが次々と浮かんでくるから嬉しい。いや別に嬉しいわけではない。

ダロウに話を戻すが、アメリカの法律家で、クラレンス・S・ダロウという人もググっていたら出てきた。おめでとう。いや別にめでたいわけではないが、彼の名前が出ているページを見ると、たいていは以下のような諺も載っている。ペシミスティックなユーモアがあっていい。こういう人生観は大好きだ、いや別に大好きというわけではない。

我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。
我々の一生の前半は親によって、後半は子供によって台無しにされる。

ちなみに同じ諺を10並べてあるが、これらはこの諺が載っている10のサイトから別々にコピペしたものである。一言一句違わず、読点の位置と数まで同じ文章になっているところが面白い。いや別に面白いわけではない。

翻訳文なのだから、人によって「我々」が「われわれ」になったり「台無しにされる」が「台無しにされるのだ」になったりするのが自然だと思うのだが、ここまで同じということは、誰かが翻訳した文を、ハイエナのように皆でコピペしあっていると考えざるをえない。まことに遺憾なことである。いや別に遺憾というわけではない。

                 ●

私は誰かに人生を台無しにされたとは思っておりません。自分で台無しにしたんだと思っておりますんでございますよ。ですからこの失敗人生の残り時間、つまり寿命が気になって気になって仕方がないんでございます。

といっても、あと何年生きることができるか、じゃなくて、あと何年生きなくてはならないのかが気になるんでございます。ちょうどお勤めの方が、早く終業時間にならないかと、時計が気になるようなものでございましょう。

そこで寿命診断をしているサイトをいくつか回って、判定してもらったんでございますよ。星座や血液型、好きな異性のタイプなど、いろいろ入力した結果が寿命となって出るのですが、いちばん短いので41歳というのがございました。しかし、これだと私はすでに死んでいることになりますので、別のサイトで出た57歳という寿命を採用することにいたしました。いちばん長いので76歳というのがありましたが、あと25年も、冗談じゃございません。

57歳で寿命が尽きるといたしますと、今51歳ですから、あと6年。なんとか耐えていけそうな気がいたします。矛盾するようなことを申して恐縮ですが、寿命が決まると、妙に気分が前向きになるのでございますよ。

                 ●

早いところ逝ってしまいたいと思うのは、もちろん第一の原因はわしの弱さにある。じゃがな、弱い人間にそう思わせてしまう社会にも原因があるとは思わんか? 年金をはじめとする老後の不安はもちろんじゃが、それよりも社会が、わしら老人を排除しようとするのが赦せんのじゃ。

たとえば就職がそうじゃ。今のわしの収入では、干上がってしまうのは時間の問題じゃから、もう叶わぬ夢はあきらめて堅実に仕事を探そうと、求人誌を見とったが、いったいなんじゃ、あの年齢制限っちゅう偏狭な基準は。30歳位までとか40歳未満とかケチな枠組みを作りおってからに。採用は能力で決めんか、能力で。

中高年の雇用を増やすために、制限年齢を引き上げようという厚生労働省の働きかけのせいか、求人サイトで探すと、制限年齢が表示されとらん場合が多いが、お前ら雇用者の腹は読めとるぞ。男女雇用機会均等法があるので「男性のみ募集」とは言いとうても言えんが、それと同じで、年寄りは要らんとは言えんのじゃろう。

本音は、老眼鏡をかけた白髪頭のジジイやババアに仕事場や店でうろうろされたら、客に対するイメージが悪いから嫌なんじゃろ。はつらつとした若さが職場にみなぎっているような虚像を、お前らは作りたいんじゃ。広い知識と長い経験をもった老人より、若さみなぎる馬鹿の方がいいと思うとるんじゃ。

それと、うんと上の世代の人間にうまく接することができんから、近い世代ばかりを雇おうと考えとる奴らもおる。わしは徴兵されて軍隊に入ったから、同期でもいろんな年のもんがおった。そんな連中と寝食どころか生死までともにするのだから、いろんな世代の人間とつきあうことができたのじゃが、今の若い連中にはそれができん。

とにかく企業は、財産のある年寄りにカネを使わせることは考えとるが、年寄りの見識を積極的に仕事に役立てようとは考えとらん。それどころか、勇退だの禅譲だのといった美名の下に年寄りを排斥しとる。

そんなに年寄りが邪魔なら、さっさと処分してくれ。チャールトン・ヘストンが主演しとった『ソイレント・グリーン』みたいに、役に立たない老人を原料にした食糧を作って、貧しい人びとに配給したら喜ばれるぞ。それに、わしらもそうやって役に立つのなら本望じゃて。さあ喰え、わしらを喰え。

【ながよしかつゆき/地蔵尊】katz@mvc.biglobe.ne.jp
かなり以前からだが、メールを送ったと言われたのに届いていないケースがときどきある。スパムと判断させるキーワードにもひっかかっていないのに届かないのだ。私にメールを送ったのに返事がないという方、誰の仕業かはわかりませんが、とにかくすいません。

・ちょ〜絵文字< http://emoz.jp
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■デジアナ逆十字固め…[61]
はじめての動画

上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20071004140300.html
>
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歪んだ硝子を作ろうと七輪を買った私だったが、ここで大きな問題が発覚した。七輪を使って炉を作るためには、七輪の上に逆さまにした七輪を重ねなくちゃいけないんだって。何それ! 仕事でどうしても必要なんだと家人を説得し、ようやく七輪一つをゲットした私だが、二輪はいらないよね。残念ながら家人を納得させる自信はない。

素焼きの植木鉢をかぶせるんじゃダメだろうか? ガラス関係は失敗が続き、少し気持ちが萎えてきてしまっている。せっかく買った七輪だから、サンマを焼くだけではなく、ガラスを溶かしてみたいものだが、実験にとりかかる前にもう少し研究をしてみたほうが良さそうだ。

もともと何がやりたかったのかと言えば、ガラスの歪みを利用して、世の中を歪めて撮影してみようという実験だった。ガラスコップの底のおへその部分を使うと面白い感じに撮影できるのだが、コップを持ち歩くのはカッコ悪いから、もう少し平たくコンパクトにならないだろうか、と思ったわけだ。

最初から平たくコンパクトで歪んだガラスがあればいい。とりあえず「ガラス」「小皿」というキーワードでネット検索してみる。なんだかいっぱいヒットするんですけど……。なんでこんな簡単なことを今まで思いつかなかったんだろう。わざわざ「ボトルカッター」まで買ったというのに、すべて無駄だったのだろうか?

ただし、ただのガラスの皿が欲しいわけではない。世の中が歪んで写るように、いい感じに凸凹感のあるものでなければならない。さらに探してみると、私の望みに近いのは作家物の皿だということが分かった。

作家物だと手作り感を生かし、わざとぐんにゃりした感じにしたり、気泡を入れたりということをやっている。七輪を使ってぐんにゃりさせてみたかったのだが、最初からそういったものが売っているのなら、自分でわざわざやる必要はないよな。もともとのコンセプトはと言えば、誰でも気軽にできるということなのだから……。

●工作手順を動画に

先日紹介した工作雑誌「Make:」のブログが面白いなと思っていたのだが、それは動画をうまく使っていたからだ。工作手順はテキストと写真で紹介するよりも、動画があったほうが分かりやすい。動画というのは、クオリティーを求めれば敷居が高いが、携帯電話やデジカメを使えばかなり身近なものになる。

今までこの連載で行った工作にしても、動画を使えばけっこう分かりやすいだろうなというものがある。たとえば蛇腹レンズの工作。私はなぜかいきなり蛇腹が折れてしまったので、つまづき所が分からないのだが、最初のきっかけがつかめないと悩んでしまって折れないものらしい。

こんなのは、動画で説明をすれば、けっこう分かりやすいと思う。Youtubeに載せれば、海外の人でも蛇腹レンズの工作ができるんだよな。よし、今度やってみよう。

で、今回はネットを使って入手した、ガラス小皿を使った撮影法の動画を作ってみた。今までGIFアニメの簡単なものは作ったことがあるが、ムービーの編集は素人、どんなアプリケーションを使えばいいのかも分からないところから始まって、ついさっきYoutubeにアップしてみた。

撮影はRICOHのCAPLIO GX100で行った。動画はよく分からないが、とりあえずスチルのつもりでライティングをしてみた。まず、ガラス皿を写す。そして被写体の人形にパンし、撮影しているGX100の前に皿をかざす。そして皿を動かすと被写体がグニャグニャと揺れ動く。最後の部分に完成したスチル写真をくっつけるという内容だ。

編集にはMac OS付属のiMovieを使った。普通であれば簡単にアプリケーションの使い方をお勉強してから始めるところだが、とりあえず撮影データをパソコンに移す、とりあえずデータをアプリケーションに読み込んでみる、という感じでいきなり作業を始めてしまった。

こんな風に初心者が簡単にいじれてしまうというのは、インターフェイスがすごく工夫されているんだろうなあ。ヘルプも見ずになんとなくできてしまった。最後のスチルの部分にはカメラのシャッター音を入れたいと思ったのだが、「シャッター音 素材」というキーワードで検索をしたら、簡単にフリーのシャッター音も入手できてしまった。本当に便利な世の中だ。

Youtubeにアップしたものをみたら、生活音が入ってしまっている。そうかスチルには音は入らないけど、ムービーの場合は同時録音してるんだよな。でもまあいいや、細かいことは気にしない。それより、個人が簡単に動画で情報発信できるということのほうが大きいよ。うまいこと利用したいものだ。

◇ガラス皿の歪んだ世界
< http://jp.youtube.com/watch?v=iNUX-ZdnH4k
>

【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
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■展覧会案内
安齊重男の"私・写・録(パーソナル フォト アーカイブス)"1970-2006
< http://www.nact.jp/exhibition_special/2007/anzai/index.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071004140200.html
>
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会期:9月5日(水)〜10月22日(月)10:00〜18:00 金20時 火休
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)
入場料:一般1,000円、大学生500円、高校生300円
内容:国内外で高い評価を受けている、アーティストを被写体にしたポートレートで有名な安齊重男が、日本の現代美術の「私」的な視点で「写」し取った現代美術の動向の記「録」、約3000点を一堂に展示するもの。

◇安齊重男トーク「で、思い出すままに現代美術」
日時:
10月6日(土)第5回「ギャラリーから都市へ」
10月13日(土)第6回「そして90年代へ」
10月20日(土)最終回「国際展へ 横浜トリエンナーレ、越後妻有アート・トリエンナーレなど」最終回のみ特別ゲスト:村田真氏(美術評論家)
毎週14:00〜
会場:国立新美術館 企画展示室2E
聴講無料(ただし本展の入場券が必要)

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■イベント案内
「ASIAGRAPH 2007」で行われるシンポジウム、セミナーなど
< http://www.asiagraph.jp/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071004140100.html
>
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アジア地域で活躍するCG分野の研究者とクリエイターが集まり、学術発表や作品展示を通してアジア独自のメディア芸術文化について情報発信と交流を行なう、学術性と芸術性を兼ね備えた国際的CGイベント。

会期:10月11日(木)〜14日(日)(11日は招待者デー)
会場:秋葉原UDX(JR秋葉原駅より 徒歩2分)
実施内容:記念講演パネル、国際シンポジウム、トーク&上映、CGアートギャラリー、CGアニメーションシアター、セミナー、ワークショップ、クリエイティブファクトリー、プレゼンテーション、先端技術展、適職フェアなど。主催:アジアグラフ2007実行委員会、経済産業省、財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)
共催:日本バーチャルリアリティ学会

以下、入場料・受講料無料 定員175名 事前登録制

●記念講演パネル アキバ3Dシアター(UDX 4F)
・アジアの映像表現の魅力を探る
10月12日(金)10:35〜11:55
河口洋一郎、押井 守、さかもと未明

・日本のコンテンツの表現力
10月13日(土)13:00〜14:20
中谷日出、富野由悠季、玉木正之


●国際シンポジウム アキバ3Dシアター(UDX 4F)
・アジアの文化芸術の多様性とメディア文化
10月12日(金)13:15〜14:35
浅葉克己、金鍾棋(木ヘンではなく王ヘン)、余為政、魯暁波

・新しいバーチャルリアリティ技術が拓くアジアのコンテンツ
10月12日(金)14:55〜16:15
廣瀬通孝、梁玄承、潘志庚、岩谷徹

・アジアのCGコンテンツ制作事情
10月12日(金)16:35〜17:55
塩田周三、大島景絋、郭景洲、李鍾元


●トーク&上映 アキバ3Dシアター(UDX 4F)
・CGアートギャラリー・CGアニメーションシアター
アジアの若きクリエイティブ
10月13日(土)11:00〜12:20
喜多見 康、黄穎、雪渦

・メタバース:3Dヴァーチャルコミュニティ
〜メタバースとメタバース・クリエイターの将来像
10月13日(土)14:40〜16:00
三淵啓自、森山雅勝、梶塚千春、小川剛

・「ALWAYS続・三丁目の夕日」VFX のひみつ
10月13日(土)16:20〜17:40
今間俊博、山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀

・映画『西遊記』にみる宣伝手法と特徴的プロモーション、特撮・VFXの世界
10月14日(日)12:30〜13:50
増田真一郎、尾上克郎

・韓国デジタルコンテンツ産業の未来を語る〜韓国立体アニメーションの最高
傑作「土偶大将チャチャ」と韓国アニメーション事情
10月14日(日)14:10〜15:30
金相賢、崔宰源、金洙勳


以下、入場料・受講料無料 定員60名 事前登録制

●セミナー&ワークショップ UDX Conference(UDX 6F)
・立体コンテンツ制作の現状と課題
〜魅力ある立体コンテンツの普及を目指して
10月12日(金)12:30〜14:00
泉邦昭

・バーチャルアナトミア
…最新の医用画像技術を駆使したリアルタイム四次元人体モデル
10月12日(金)14:20〜15:50
平井直哉、大竹義人、鈴木薫之

・アート展におけるCG利用の可能性
10月12日(金)16:10〜17:40
森山朋絵、永井智子

・セカンドライフの制作事例
10月13日(土)12:30〜14:00
井上幸喜、川村順一

・CGテクニカルセミナー由水桂のキャラクターデザイン術
10月13日(土)14:20〜15:00
由水桂

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■編集後記(10/4)

・朝、テラスを掃除していたら、外壁の地上高約5センチに、美しい緑色のかたまりを発見。近寄ってよく観察したら、約3センチくらいのアゲハチョウの幼虫がさなぎになる前の状態で眠っていた(前蛹という)。これから形と色を変えて蛹化し、その後成虫になるのだが、それらのシーンは見られるのだろうか。ときどきチェックに行かねばなるまい。わが家の庭は芝生だけだから、お隣の家の繁みからたぶん昨夜フェンスを越え、テラスの段差を乗り越え、ヨチヨチとやってきたのであろう。そう想像するとなんとも健気である。/まだ対応する気はないが「地デジ」のCMがやかましい。「ぢでぢ」と聞こえる。下品な響きである。/L&Gのマルチ商法「円天」が摘発された。そもそもビジネスとは呼べない詐欺話を信用して大損した被害者にはお気の毒だが、そんなうまい話なんてあるはずがないのだから、欲に目がくらんだ自己責任ともいえる。それにしても、みるからにうさんくさい代表者の風貌やしゃべり口に疑問を抱かなかったのだろうか。「数年後はドルもユーロも世界の通貨はすべて円天になる」なんて大ボラには笑うしかない。いままでもこういう詐欺事件に共通するのは、代表者の怪しげな風貌である。人は見た目が99%である。このごろ、無能とか狡猾とか小心とかを顔に書いたわかりやすい人物が多いと感じる(とくに相撲界なんかに)。わたしは何と書いた顔なんだろう。(柴田)

・「タイムショック」に才女三人。麻木久仁子、西川史子、山本モナ。この三人が絡んでるの面白いわ〜。三人とも負けず嫌いっぽい。この人たちのあとのグループからは三択問題になっちゃって、面白くないので消したのであった。最近好きなのは「Qさま」のプレッシャーStudy。といってもいつやっているのかは知らず、食事時にやっていることが多いからついつい見てしまうという程度だが。一人ひとつずつクイズに答えていき、十人全員が時間内に解答すればクリア。十個ある問題には難易度に差があって、最初から全問が見えている。誰がどの問題を解くかによってクリアできるかどうかが決まってくる。最初の方の回答者が、これは簡単だろうと残していた問題を、最後の回答者が他の答えはわかっていたのにそれだけが解けなかったり、誰もが解けなかった問題を最後の回答者に託したり。テレビの前で燃えながら問題を解いてしまう。自分のわからない問題を解答できる人たちには回答者でもないのに「ありがとう!」「そうそう!」とか「ファインプレー!」とチーム気分になってしまう。地理問題に弱く、形だけで都道府県名を答える問題の時に助けてもらうと(別にTVの中の人とはチームではないのだが)お礼を言いたくなるよ。都道府県パズルって子供の頃にやったような気はするんだけどなぁ。/今の子は紙パズルじゃなくていいんだ! ネットで特訓してみようかしら。もっと他のことに時間を使うべき?(hammer.mule)
< http://www.tv-asahi.co.jp/qsama/
>  Qさま
< http://www.tv-asahi.co.jp/qsama/contents/p_study/
> プレッシャーStudy
< http://earth.endless.ne.jp/users/yoshi216/tizu-top.htm
>  難しい