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■Episode of ガテン系デザイナー[9]「何でも屋」にされている私/相子達也

「くわしいんでしょ? 直してよ」取引先で良くPCサポートみたいなことを頼まれます。文字化けやプリンタが認識されないなどのよくあるケースから、明らかに修理に出したほうがいいようなものまで。「何でも屋」にされた私は「はい、いいですよ」と気楽に引き受けて後で後悔します。

「ショートカットをダブルクリックしても開けないんだ」
それサーバー上のファイルですから、ノートPCをネットワークにつないでください。

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「どのパソコンからでもインターネットにつながらないんだよ」
どれどれ、確かにつながらない。PCからルーターにはアクセスできるので回線の問題か? とケーブルモデムを覗くと電源ケーブルが抜いてあります。「雷が鳴ったから抜いておいた」と奥さん。ご苦労様です。

「このノートからFAXが送れなくなっちゃったんだけど」
電話ケーブルはつながってますよ……ね………そこEthernetポートなんですが。

「いつもウイルスなんとかの期限切れどうのこうのって出てくるけど?」
だから、更新してくださいって言ったじゃないですか半年くらい前に……(あれからずっとほうっておいたのか)

「パソコンの動きがすごい遅いんだよ」
そんだけ書類開いてたらQuadコアでも太刀打ちできないと思いますよ。

「CDってどうつくるんだっけ? あ、焼くって言うのか?」
あなたが持ってるのはDVDですから。しかもRWですから。

「Excelの書類をDVDにするとテレビで見られんの?」
そりゃすげーな。出来たらね(笑)

「ちょっといい?」
 うわ、あちこちから呼ばれ始めたぞ。長居は禁物だぞ。
「プリンタにジャムなんとかって出てる」紙づまりです。
「デジカメの電池が切れてるみたいよ」充電してください。
「スキャナどこにあるの?」横にある山のようなファイルの下です。
「コンセントが足らないんだよ」掃除機のコンセント抜いて。
「キーボードが汚れちゃって」お掃除どうぞ。手も洗ってね。
「モニタの文字が読めない」メガネ、メガネ。
「PCが入ってた段ボールをさぁ」段ボールは月曜日です。
「この書類、コピーとってくれない」「あ、電話出て」従業員じゃないんですが……。
「電磁波で死にそう」
「ウチの娘にいい相手はいないかね?」
「そろそろ用紙が切れるんだけどさ」私がキレますよ?

脱力トラブルにさんざん振り回されたあと、重い足をひきずって帰路につきます。ちゃんと請求書は出すのでいいんですけど。

Data Rescue 2 レギュラートラブルといえば「iPhotoのライブラリを消しちゃったんだけど」という依頼。Macを触るなよー、そのまますぐもって来て。iBookの内蔵HDDが足らず、ライブラリを外付けHDDに保存していたので、それをそのまま預かってデータ復旧です。今回使ったのはData Rescue II
< http://www.igeekinc.com/products/datarescue2.html >
FBIが犯罪捜査でも使っているというソフト。おお、なんかカッコいいな。

スペシャルエージェント相子は早速スキャン開始だ。「消去したファイルをスキャン」で数時間後、ほとんどのファイルが復活しました。ファイル名が連番になってしまうので、もう一度ライブラリを整理しなければならないのがツライけど、大事な写真が戻って一安心。

スキャンした後に、救い出したファイルを保存する別ディスクが必要になるので注意。救い出せるファイルタイプはほとんどのものに対応しているし、メディアもフラッシュメモリやデジカメ、iPodからBoot Campのボリュームまで対応。製品のCDから起動することもできます。もしもの時のために一本用意しておきましょう。たいてい悪あがきして、最悪の結果になることが多いですから(経験者談)。

●現場報告 お役所の予算合わせの現場

残念なことに、構造物の設計によっては明らかに自然破壊になる現場もあります。よく見ると、色々な生き物の棲む川をそっくり掘り返して全部コンクリートにしたり、原生林に近い森を壊して道路を作ったりします。

一度壊してコンクリートの護岸にして、生き物を少なくしてからまたそれを壊してホタルが棲めるような川に作りかえたりするんですから、何というムダでしょう。現場の人間も、一体なにをやっているんだろうって気になります。しかも数か月の工事期間中、自然豊かな場所でディーゼルエンジンを一日中全開で作業するわけですから、ほとんど暴力です。

どうしてそんな工事がお役所から発注されるのかはわかりません。たぶん色々な理由があるのでしょうが、施工する業者は適当な理由に納得して工事をするしかないのです。工事の方法を変えたいと思っても、工事を受注した段階で施行方法に基づいた見積りを出しているわけなので、発注者の設計は余程のこと、がないと変更になりません。ましてや施工業者が勝手に変えることなどできないのですから。

もう何十年もそんなことをしてきたので、あちこちに意味不明の構造物がたくさん出来てしまいました。護岸といいながら、すぐ下流では堤防が古いままで増水の時に崩れたり、細い山道の先に舗装されて側溝・歩道付きの8メートル道路があったりと、みっともないったらありゃしない。予算合わせの現場が多くでると、環境や生活と辻褄のあわない構造物だらけになるのです。

子供のころクワガタを捕りに行く小さな森がありました。周りは一面田んぼでなにもありません。小高くなった森まで、自転車ですごく時間がかかった記憶があります。そこも現在、森は公園になって隣に福祉施設ができ、周りは住宅地になってしまいました。もうクワガタも捕れないし、小川でザリガニも捕れません。車に乗るようになったので、そこも近くに感じるようになりました。残しておけばいいってわけではないのは分かっています。でもそこまでやらなくてもいいんじゃないかと思います。

私は直接重機でドカーンと豪快に自然を壊してきました。今は直接壊しませんが、間接的に壊しています。間接的というのは、その深刻さが実感できないということです。

「究極のエコロジーは人類滅亡」が私の持論ですが(笑)、せめて子供が「まいったなぁ」と言いながらも、それなりに生活していけるくらいの未来を残さなければいけないと、とりあえず節電。

【あいこたつや】aitatz@gmail.com
モンスターペアレントなんて聞いて「まーたなんでも名前つけて分類かい」と思っていたら、居ましたよ、子供が行ってる学校にモンスターが。モンスターどもの理不尽な要求や言動よりも、問題なのはモンスターに育てられる子供です。無神経・無遠慮・社会性なし・礼儀知らず、こんな親に育てられておかしくならないのは奇跡としか言いようがないです。子供の言動や行動がおかしくなっている元凶は「親」です。アニメやゲーム、映画やマンガのせいではありません(TVはあえて書きませんよ)。
< http://www.ggrafix.jp/ >

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Data Rescue 2 レギュラー
アイギーク・インク 2006-07-07
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by G-Tools , 2007/12/18

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