■映画と夜と音楽と…[386]シネマとジャズの濃密な関係/十河 進
●リトル・ジャイアントと呼ばれたジャズマン
ひと月ほど前のことだが、新聞にジョニー・グリフィンの死亡記事が載った。シカゴに生まれ、1940年代から音楽活動を開始、「リトル・ジャイアント」の異名を取り、テナーサックス奏者として活躍したとある。共演者に、アート・ブレイキーやジョン・コルトレーン、セロニアス・モンクの名前が挙がっていた。80だったという。荒っぽいところはあったものの、僕はジョニー・グリフィンのテナーサックスが好きだった。荒っぽさは力強さにつながる。「THE LITTLE GIANT」というアルバムでは、その力強さが全面に出ていた。もちろん、代表曲になった「HUSH-A-BYE」のしっとりした演奏も忘れがたい。僕としてはアルバム「A BLOWING SESSION」(1957年)の「THE WAY YOU LOOK TONIGHT」が印象に残っている。
さて、手持ちのジョニー・グリフィンのCDを調べてみたら、リーダーアルバムが5枚、サイドメンに入っているのが5枚あった。リーダーアルバムはわかっていたが、サイドに入っている5枚は改めて見ると「へえー、この人のアルバムにも参加していたのか」と意外な感じのものもある。

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