■音喰らう脳髄[49]夜明け前/モモヨ
自民党総裁選挙があったときに、福田氏が、これほどに、強権力を発動して法案を無理やり通す従来のやり方を踏襲するとは考えてもみなかった。彼であるならほんの少しソフトな行き方をとるはずだと思っていた。それがなんと、である。
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さきの総理、小泉氏などは「衆議院議席の三分の二をとったのだ。おおいに利用すればいい」みたいにのたまう。私たちとすれば、口をあんぐりさせて眺めつつ、腹の底で呪詛を繰り返すしかない。その選挙の際に、「今回の選挙は、郵政問題についてのみ意見をききたい故の選挙」そう位置づけているという彼の言葉は何だったのか、それを問いたい。「うっそぴょーん」なんて答えが返ってくれば、私たちは彼を日本政治家の恥部として葬り去らなければならない。
雲行きが危うくなってきたのは、前政権の、郵政解散造反議員を復党させたあたりからだろう。今に至れば、正体見たり、という気分。俺を愚民扱いしやがってと奥歯をかみ締める人々の呪詛はそうとうなものであろうが、残念ながら政治家たちの心には、それこそ、悪霊たちが曖昧模糊とした暗雲のようなバリヤーを張り巡らしているのだから、人々の思いは届かない。大げさな妄想じみた言葉だが、そう思わなければ、彼らの厚顔無恥ぶりは説明がつかない。
そんな呪詛が地球の中心に届いてしまっていたかのように私には思えるのだ。地球が怒っている。
思えば、ここ何年か、私たちの心は汚染され続けてきた。例のNYのテロ以来、アメリカは正義という手前勝手なヒロイズムを振りかざして、他国に対して宣戦すら布告せずに侵略し、それを内政問題であるかのごとく扱ってみたり、エコや愛と平和を振りかざす立場の人間が、自分の立場の対極に立つ人間を手段を選ばずに傷つけたり、こぶしを振りかざす。そんな図を繰り返し見るにつれて、私たちの心は、まっとうな判断を下すことが困難になってしまったかのようだ。
もちろん、これはアイロニーにすぎない。私たちの心の奥底では、いつだって涙を流す少年少女がうずくまっていた。Noと叫んでいたはずである。彼らの叫びを表に現さないだけ、のことだ。人間には単純な衝動がある。時としてそれは暴力的であったりもするが、これほどに陰惨な殺戮、無責任な人命軽視の時代にあっては、より根底にある無垢な衝動、無垢な叫びがたちあらわれる。
子どもであった日に、友人たちの喧嘩を目の前にして「なぜ仲良くできないのか」そう叫ばずにいられなかったやるせなさ、あの感情が出口をなくして膨れあがり、地球、この星のマグマの中にその思いが蓄積されているように思えてくるのである。
歴史がくりかえすものであれば、現在は、そうとうに危ないターニングポイントにあるかと思う。世界経済が急速に冷え込み、世界が価値決定の機軸を失い、失意とともに落ち込んだ暗澹たる混沌、第二次世界大戦、その前夜を連想させる臭いがする。地球はそれを警告してくれている。
もっとも闇が濃くなるのは夜明けの直前だ、そんな言葉を吐いていたのが誰だったか忘れたが、いまは、そんな言葉にすがって生きようと思う。もちろん、この闇を払うのが私であり、あなたである、このことを忘れてはならないわけだが。
Momoyo The LIZARD 管原保雄
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コメント
いやぁ久しぶりです。
日本の領土はあっても、国は無いと思っています。何一つ不自由の無い、二世三世のお坊っちゃん議員達に、他人のイタミは絶対にわかるはずはない!自分の選挙区が自分の国だとしか考えていないと思います。
国民の生命と財産を守る?ふざけるのもいい加減にしろこの野郎。怒られるかもしれないけど、もう一度どこの国でもいいが、何処かの国に、占領してもらうしかないんだろうか?
それがいやだから、考え、行動する。昔、学生運動がおこったが、今、日本の国をかえようと起こったとしたら、おいらは、参加するぜぃ。
若林 一彦
投稿者: 若林 一彦 | 2008年5月20日 21:40