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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[39]仁寺洞の伝統茶/HAL_

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●耕仁美術館(キョンインミスルグァン)に行く

韓国に行くたびに仁寺洞へ行っているのに、仁寺洞の中にある耕仁美術館には訪れるチャンスを逃していました。今回は「絶対行くぞ!」と意気込んで仁寺洞の裏路地へと入り込みました。耕仁美術館は普通のギャラリーとは違い、広い敷地内に展示館があるとは知っていたのですが、想像していたものとは全く違う美術館でした。

それは仁寺洞メインストリートから少し裏側に入ったところにあります。裏路地は大小の食堂が入り乱れるように存在するところなので、本当にそんな所に美術館があるのかと考えこんでしまいます。メインストリートから目的の路地に入っていくと、曲がり角左側に大きな看板があり、それはすぐ目に止まるので迷うような場所ではありません。
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看板のある角を左折すると、幅が二メートルはないだろうという狭い道に入ります。そのまま進むと突き当たりになっている道ですが、突き当たり右側手前に大きなお屋敷にはいるような門柱が立っています。その門の向かい側には、食堂が並んでいるという裏路地ならではのロケーションです。

門を入ると、広い庭を中心に韓国の伝統家屋が建ち並んでいます。そして、庭にはそこかしこに彫刻らしき物が点在しています。美術館とはいっても、そのまま韓屋の集合といった風情です。ここは元々、朝鮮第25代目の王の住居跡で、なんとソウルの中心に500坪という広さを保っているそうです。このような場所を、一般に無料で開放しているのは素晴らしいことだと思います。

三月だったので木々の緑は少なく、おかげで全ての建物が見通せました。館は第一展示室、第二展示室と別れているようなのですが、一見しても何処が何処やら分かりません。どんなものかなと思いながら一軒のお屋敷に入りますが、各展示室の展示内容はバラバラだったので、まるで集合ギャラリーのような感じです。展示物も、書あり、工芸品あり、デジタルプリンターあり……。これは、古い絵をデジタル化してくれるらしいです。

展示物の美術品としての価値は分かりませんが、「書」は日本にない韓国文字の中に興味深いものはありました。他の書画に関しては、私達にとって新しい刺激にはならなかったことが残念でした。

●伝統茶はチョントンチャと言う

耕仁美術館のもう一つのお楽しみは伝統茶院です。伝統茶の発音は全て口をつぼめながら言うと良いのですが、なんだか面白いフレーズで、口の形と音が脳に焼き付いてしまいます。韓国の伝統茶は、漢方型の味と穀物型の味、フルーツ型の味があります。このことからも分かるように、「茶」という名称が付いてはいますが、茶葉を使わない韓国での伝統的な飲み物と考えた方が良いでしょう。

その中でも私が大好きなのが雙和茶(サンファチャ)です。これは生姜やピーナツ、ナツメ、松の実などを煮出して作った濃厚な黒褐色で、味もまた濃厚な漢方薬のような味のするものです。これは韓国内で健康茶としてよく飲まれているということです。相棒のsatokoの頼んだものが五味子茶(オジャミチャ)で、五味子という実を煮出して作った、さっぱりした酸味とちょっと濃いめの甘み、それに苦みと塩辛みと辛みの五つの味の混ざった赤い色をしたお茶です。こちらは初めての人でも飲みやすいお茶です。

伝統茶は日本でもちょっとしたブームがあり、韓国製品を置いてあるマーケットなどでは柚子茶(ユジャチャ)が有名ですね。伝統茶院にはその他にも、お米から作ったお茶や木の根から作ったお茶、梅の実、生姜、等々興味深いお茶がたくさんあるのですが、ソウルにしては値段が高いのが難点です(6000w〜7000w)。生活に直接必要のない物として捉えられているので、税金が沢山かかっているのでしょうか。

でも、それら雙和茶などの一般的なお茶は、マーケットに行くとドライパック(粉末)になって売られているので、お土産品としても最適です。もちろん、私も紅茶のティーパックのようになった箱入り雙和茶をロッテマートで購入してきました。韓国は食べ物も美味しいのですけれど、食べ過ぎてお腹が苦しくなることのない、様々な伝統茶を楽しむのもいいかなと思いました。

耕仁美術館の入り口

伝統茶院入り口

伝統茶、手前が雙和茶、向こうに五味子茶真ん中にあるのは「もち米油菓」

韓国家屋


○「Jazz香る・版画展」御礼

二週間という長い期間、皆様の温かいご支援のおかげで、無事に「Jazz香る・版画展」を終了いたしました。雨の中遠くから来て下さった方々、何度も足を運んで下さった方々、久しぶりに顔を拝見することの出来た方々、本当にありがとうございました。また、お祝いのメッセージをくださった方々にもお礼申し上げます。

今回は他の仕事の関係上、全日会場にいることが出来ませんでした。作者不在で、お話できなかった方々には申し訳なく思っています。次回はいつになるか分かりませんが、今回会期中ご都合つかなかった方々には、是非おこし頂ければと思います。

個展が終わり、ホッとする間もなく本日6月9日(月)午後7時から、横浜ZAIMにてPainterワークショップが開催されます。この春に引き続き、今年二度目のワークショップですが、毎回様々な年齢層の方々が参加され、活気あふれる催しになっています。このワークショップは、最終的に公共の場への展示を目的としていますので、当然ではあります。またその中で、多くの新しい出会いが刺激となり、新たな作品に展開されることと思います。

○DogArtEx開催

「ドッグアート博覧会」会話するアート愛すべき犬たち
会期:6月20日(金)〜22日(日)10:00〜21:00
会場:玉川高島屋ショッピングセンター 1Fアレーナサロン
観覧料:一般/大・高校生 500円、中・小学生250円
主催:Brain communications

昨年から始まった「ドッグアート博覧会」です。昨年は駅から離れていたにもかかわらず多くの方々にご来場頂き、好評を博しました。今回二度目は玉川高島屋に会場を移し、24名のアーティストの犬たちが会話します。三日間という短い期間ですが、是非ご来場下さい。もちろん、私も参加アーティストの一人です。

いついかなる時代でも、子供達の瞳に映っていてほしいもの、大人たちが人生のくつろぎを感じるもの、それは人々のまわりで輝いている「美」にほかなりません。私たちはその「美」の体験の魅力的な方法のひとつとして、ドッグアートをひときわ大切にしていきたいと考えています。(ドッグアートエクス、チラシより)
< http://www.brain-communications.jp/dae/ >

○ZIetZ Sound Drawing LIVEのお知らせ

銀座アップルストアーでのライブ5回目、通算6度目のライブです。今回のテーマは「雨」。今回から構成を少し変更して新たな展開となります。テルミンと詩、そして光の絵画の時をゆったりとした気分でお楽しみ頂ければと思います。
日時:6月25日(水)19:00〜20:00 Theme「雨」
Apple Store 3F Theater
詳細はサイトにて御覧ください。
< http://zietz.hal-i.com/ >

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/ >

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