■Episode of ガテン系デザイナー[21]話が通じてないお仕事/静かで速い24インチiMac/相子達也
●情報の共有はいったい…?
制作側のことを全然知らないクライアントとの仕事がよくあります。制作側のことを知らない営業は、けちょんけちょんにしてやりたくなりますが、急に担当になったりで「よくわからないんですよー」というクライアントはちゃんと相手をしないと仕事がすすみません。「サーバーってなんすか?」から始まり、場合によっては「HTMLっていうのはね」なんてことにもなります。
その上、間にいろいろな人が入ってきたりで話が誤解される、通じないという事態も頻発します。がんばってくれているのは分かるんですけど、作業にかかる時間を無視して勝手に仕事のスケジュールを作っちゃったり、必要な情報があってこその作業なのに、順番を考えなかったりでてんやわんやです。
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先日、Flash(swf)のインターフェースでムービー(flv)を表示するコンテンツを作る仕事が来ました。掲載するサイトはもう出来上がっていて、Flash部分だけをウチで作るというわけです。プレビューの段階で、インターフェース部にあれやこれやと注文が付きます。場合によっては作り直しか? なんていう修正依頼がきます。最初に決めたデザインや機能の仕様を、先方に渡しましたよね?
それにしては怒濤の修正だ。先方も明確なイメージがあるわけでなくWebで見かけたものから「あんなふうにならないの?」とか適当に言ってくるからタチが悪い。あーたねぇ、それ作り直しとおなじじゃないのよ。情報の共有は一体どうなっているのかと、営業やら担当やらに確認しても「伝えてあります」「資料渡してあります」……仕事の進め方なども含めて向こうが理解したのか聞いた? 投げっぱなしじゃ、言ってないのと同じですからね。
なんなんだよーと言いつつ修正作業をしていると、今度はFlashを表示させるページを作ってくれという連絡が。はいはい? どこに組み込むんですか、そのページ。先方のサイトのデザインと同じもの? というか、それは先方の作業なんじゃないんですか?
「ヘッダのロゴとかどうするか確認します」えぇー? ページこっちで作っちゃうの? CSSとかどうすんのよ。「今のサイトからコピーできないんですか?」おいおい、できるけどやりません。まいったなぁ、また余計な説明しなきゃなんないの?
話を聞くと、デザインも新しくしたページを作って欲しいということが、いつの間にか先方のサイトと同じデザインのページ追加する、になってしまっていたようで。
そんなこんなでなんとか納品を済ませましたが、今回も余計な仕事が増えて振り回されました。
●iMacレポートその4
iMac(3.06GHz)を導入して約5ヶ月、いろんな仕事で使った感想を書いてみます。今年の夏も暑かったです。PowerBookやMacBookが、ひゅーひゅーとファン全開でちんちんに熱くなってもiMacはファンの音がやや大きくなる程度で、ボディ上部がかなり熱くなってもトラブルも一切なしでした。
ただ、レンダリングを続けると70度を軽く超えたりするので、ファンスピードをコントロールするツールで3000回転程度にします。こうすると、レンダリングでCPU使用率200パーセント近くになっても50度前後で落ち着きます。ファンスピードを上げても軽く「フゥーー」ってぐらいな音なので気になりません。これからは涼しくなるので、もっと静かに作業できそうです。
薄型キーボードは最初に少し違和感がありましたけどすぐに慣れて、旧キーボードだとものすごく打ちづらく感じます。ノートタイプのキーボードが好きな人にはぴったりじゃないでしょうか。強く叩く人には向いていない気がします。
気になることのひとつに、FireWireハードディスクのマウントの遅さがあります。400のほうはすぐにマウントされるのですが、800ではやや待たされます。新iMacではFireWireのチップが変更されたそうなのでそれが原因なのか、使っているハードディスクの問題なのかは分かりません。マウントされないということはなく、転送スピードも問題ないので気にしないことにしています。
いろいろなソフトの使用感もほぼノープロブレムです。たまに、一部ソフト(DreamweaverとFireworksの旧Macromedia製品)で反応がワンテンポ遅れるようなことも起きますが、ソフトを起動しなおせば解決します。原因はわかりません。フォントなどウチの環境に原因があるのかも。
PhotoshopやIllustratorはいままでのところトラブルフリー。After Effectsはもともと安定しているソフトなので、何も考えず作業に集中できます。Adobe系はレスポンスも良好です。Final Cut StudioやLogicなどのアップル製品もストレスはほとんど感じません。HD映像を扱ったり、ソフトウェア音源にエフェクトてんこ盛りのプロジェクトなんかは、どんなマシンでも重いですからそういうものだとあきらめます。
3Dはどうなのかしっかり検証しないとなぁ、と考えていたところ、ちょうど店舗のパース作成の仕事が来ました。CINEMA 4Dでテーブルやショーケースなど10点程度をモデリング後配置してテクスチャを設定。注文はフォトリアルな感じということなので、レンダリングはグローバルイルミネーション(以下GI)です。
まずは、プレビューとしてサンプル数などを下げた状態でレンダリング。速いぞ。もはやプレビューの段階からGIが使える。本番レンダリングも、幅2000ピクセル高さ1200ピクセルの画像で1時間で終了。GIで1時間とは、これはうれしい。いままでしこたま時間をかけてGIレンダリングしていたのがうそのようです。当たり前だけど、MacProならもっと速いんだな。買っちゃおうかな。
仕上がりを確認しながら、レンダリングを繰り返すのがいままでのやり方でしたが、画像をマルチパスでレンダリングすると、あとで調整ができてとても便利です。反射や影、屈折、GI、アンビエントオクルージョンなどの画像を構成する要素をレイヤー分けされた状態で書き出せるので、各レイヤーの合成モードや透明度を変えたり画質調整をすることで簡単に理想に近づけるわけです。つまり、「Photoshopレンダリング」であります。時間を稼ぐにはこれが一番。
ウチのiMacは4GBのメモリを載せていますが、CINEMA 4DとPhotoshopを起動して上記作業をしても余裕でこなしてくれました。レンダリング中にメールチェックやWebを見ていても大丈夫。レンダリング時間にほとんど変わりはありませんでした。
何回も書いていますけど、静かで速い24インチiMacはおすすめです。
【あいこたつや】aitatz@gmail.com
知り合いが次々と購入しているiPhone。私は電話機能いらないんですよ、ええ。iPod nanoと携帯で十分なんです。と言い聞かせながら悶々と過ごした数ヶ月。ついに新しいiPod Touchが登場。思った通りに安くなった。さてアップルストアでポチッと……え? すぐ届かないの? 出荷予定2〜4週間? 出ばなをくじかれやや醒める。新しいnanoもいいなぁ。音と映像だけならclassicもアリだし。もう浮気だ。うーん発売になったらポイントの付く量販店で買おうっと。新iPodは、いつ私の手に?!<

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