[2546] 原点回帰する最新鋭の携帯電話

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<これからは脳内クリエイターと自称していこうかと>

■音喰らう脳髄[60]
 バビロンロッカーはしる
 モモヨ

■アナログステージ[5]
 博士と助手 1ラボ目「原点回帰する最新鋭の携帯電話」
 べちおサマンサ

■デジクリトーク
 DTPデータ解体新書──DTPな人たちのソフトウェア環境は今(2)
 笹川純一


■音喰らう脳髄[60]
バビロンロッカーはしる

モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20081202140300.html
>
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デジクリでもこれまで時に応じて、製作中、とアナウンスしてきた私とリザードの全集がやっと完成した。タイトルは、

ブック・オブ・チェンジズ
コンプリート・ワークス・オブ・リザード

そうとう長いけれど、私は全集とか『白いアルバム』で通している。発売日は来年1月の30日、金曜日。サイズはなつかしきLPサイズ。なのでひどくでかい。本体は三面の厚紙で構成されている屏風状。ひらくと、でっかいコンビナートの夜景がパノラマになっている。内側にはロンドンのパブ、ミュージックマシーンの壁、そこにCD10枚とDVD枚のディスク、そしてリザードアーミーバッヂ(昔のリザードファン必携品復刻版)を収録する。そんなおおげさな仕様になっている。

作品内容は、これまでも書いてきたように、旧作をあらためて発掘整音したものによって、これまでの作品を概観するために、新たに10枚の単独CDとして制作もので、その総計が679分。

アナログ時代には、60分程度のアルバムに一年をかけるのが通例だった。すでに録音してあるテープを発掘したので録音時間が短縮されたのは確かだが、いずれにせよ、これを数年でしあげることができたのは、まさにデジタル時代だからこそだと思う。その点、時代にふかく感謝、である。

そうした作品それぞれには詳細なノートを書き、正式アルバム以上のライナーを付した。さらにはジャン=ジャック・バーネルとの対談や年表、資料、写真、そして多くの方から寄せられたコメントなど、総計112ページに及ぶブックレットにまとめた。これもアルバムサイズ。なので、そうとうに内容が濃い。というか情報量が多い。

ついでに、私がここ数年手がけてきた映像作品「The Amazing LIZARD」をPVとしてまとめたものに加え、80年デビュー間もない頃のライブや、ファーストアルバムリリース時に製作された16ミリのプロモ映像。続けて2006年、2007年のライブを一枚のDVDに収録。これが117分。

とにかく、いま、こうやって書いているだけでも息が切れてきそうな内容だ。よくもここまで粘り腰で耐えてきたものだと思う。とにかく、あとはリリースだが、実際にリリースされるまでは気をぬかないでいようと思う。いや、リリースのあかつき2月5日には、ロフトでライブがある。キーボードのコーとベースのワカという1979年のメンバーに加え、ドラムスに元ARBのキースという危険なメンバーで敢行する。このライブが終わるまで気がぬけないかもしれない。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■アナログステージ[5]
博士と助手 1ラボ目
「原点回帰する最新鋭の携帯電話」

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20081202140200.html
>
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《ここアナクリ研究所は、まつばら博士と助手の小松カヲリ、二人で運営される自称・国内最先端の研究所だ》

「カヲリクン! 見たまえ、いまだかつてないデザイン、最新の技術を結合させた携帯電話が完成したぞ!」
「やりましたね博士、おめでとうございます!」
「これが完成された携帯電話じゃ。」
「……。博士、このコップが電話なんですか?」
「うむ、いかにも。糸電話のようで懐かしいじゃろ?」
「どう見ても、ただのコップにしか見えないのですが……。」
「カヲリクン、キミは何年助手を務めているのだね、キミのその目はホラ穴か? なんちってー、なんちってー、ゲハゲハゲハ。」
「それより博士、巨大掲示板のスレタイのようなタイトルは、どうにかならないんですか?」
「うむ、大人の世界には知らなくてもいいことが沢山あるのじゃ。」

《博士が開発したコップのような形をした最新鋭の携帯電話は、どうやらただの電話ではないようですが、その驚く機能とは……》

「この携帯電話は、全て自動音声認識によって操ることができる優れものじゃ。電話をかけるときも、相手先の番号を喋れば発信できる。試しに……090〜○×△□……はっしん!」
「は、はっしん? なんですかその掛け声?」
「誤作動防止で、はっしん! といわないとかけられない仕組み。オチャメじゃろ。」
「もの凄く恥ずかしいですね。」
「日本の携帯にはなくてはならないカメラ機能も最高峰じゃ。なんと、20メガピクセルの大型CCD搭載で、ワシが独自に開発したCMOSセンサーを搭載しておる。そのへんのデジイチ(デジタル一眼レフ)より高性能じゃ。しかも、長時間の動画もバッチリ。」
「なんか、無駄に機能がすごいですね……。」
「どれ、試しに撮ってみよう。この底の部分全部がレンズじゃ。はい、撮りますヨー、笑って〜、ハイ、チーズ♪」
「博士、ハイ、チーズ♪ を言わないと撮れない仕組みですか?」
「そうじゃ、誤作動防止のためじゃ。ナウいじゃろ。」

《使うにはちょっと恥ずかしい様子の携帯電話ですが、機能は充実してそうです。しかし、なぜコップの形をしているのでしょう》

「でも、なんでコップ形状なんですか?」
「わしが子供の頃の遊びといったら(中略)、それこそビー玉や(中略)、糸電話なんぞ本当に楽しい遊びじゃった。その糸電話の魅力を再現したのが、この電話最大の目玉、ヒソヒソ機能じゃ。Bluetoothを使って、糸電話のようにヒソヒソ話しをして遊べる。毎日仕事に追われても、子供心を思い出させてくれる、和み系のアイテムとしてリラクゼーション効果を発揮するのじゃ。それに今の携帯電話のデザインを見たまえ。どのキャリア、どこのメーカも同じようなデザインばかりで、代わり映えしないものばかりじゃないか。」
「まぁ、確かにそうですね。」
「結局は、工業デザイナーがデザインしたものを成形して塗装しているだけだから、デザインよりも機能を充実させることで、メーカ間の差別化を図っているのじゃよ。もう記事がリリースされてるから話しても大丈夫だと思うが、来年発売される携帯電話で、P社がM社のデザインそのままを発売するじゃろ?あれはじゃな、P社が、」
「は、は、博士! それは喋っちゃマズいですよ、絶対に問題になってデジクリに連載されなくなってしまいます!」
「不味いかな。」
「確実にマズいです。文章の冒険はやめておきましょう!」
「うむ、この携帯電話の外面は、全て有機ELを加工してある。電話帳やメールなどの表示も、すべてここに表示される。テレビもほら、キレイに映るじゃろ? 外面全部がディスプレイになっておるから、ホラ、スーパーワイドスクリーンじゃ。映画館を持ち歩いてる感じじゃろ? 欲しくならんか?」
「はっしん! とか、ハイ、チーズ♪ とかなくなれば……。」
「メール作成も、そのまま喋りかけるだけで、自動的に文章が作成される。絵文字を挿入したい場合は、『はーと』とか『ぷんぷん』とか言えばOKじゃ。3Gのような失敗はせんよ、フェフェ。」
「やはり、メールを送る場合は……」
「そうしん!」
「………。」
「それと、コイツの凄いところはまだある。この先端に付いているリング、このリングの部分が記録メディアになっておるのじゃ。」
「凄い! このリングがメモリになっているんですか?」
「そうじゃ。なにもSDカードやコンパクトフラッシュのような、カードタイプばかりがメモリとは限らないぞ。実際にはどのような形状でも作ることは可能なんじゃ。ウエハーの蒸着構造を変えれば、あらゆる素材に蒸着させることも可能なんじゃよ。ただ、工程上、素材の形状上で影ができる部分の精度を出すのが難しいことと、まったく汎用性・互換性がないので、とにかく需要がない。」
「博士、そんなことを不特定多数の読者さんたちに喋ってしまって、大丈夫なんですか?」
「ちゃんと喋っていい範囲はウィーペリアで調べてあるから問題ない。」
「ウィキペデイアですよ、博士。ところで、バッテリーはどうなっているんですか? 見た感じ、バッテリーが付いているようには見えませんが……」
「さすがカヲリクン、いいところに気が付いたねぇ! バッテリーはこれじゃ。」

《レンズ周りに装着されているリングを外す、まつばら教授。バッテリーもリング形状になっているのでしょうか》

「ほれ、これがバッテリーじゃ。軽いじゃろ。リチウムポリマー電池を使うことによって、形状の自由度と軽量で長時間の稼動を得ておる。バッテリーの周りに付いているのはシリコン系のセル(ソーラーパネル)じゃ。外出先でのバッテリー切れの心配はいらん。蛍光灯の明かり程度でも充電される。」
「博士、これは画期的というより、すごいですね!」
「メーカのセカンドベンダーは嫌がりそうじゃがな。」
「またそうやって、読者様に分からない話をする…。」

「完全防水で熱にも強いので、中央の空間にコーヒー注いで、飲みながら通話も大丈夫じゃ。ただ、コーヒーを飲んでいる音は丸聞こえじゃが。」
「聞いてるほうは、素晴らしく嫌ですね。」
「この中央の空間は、飲み物を注いだり、ヒソヒソ機能を楽しむ以外にも、モードを切り替えてこうやって中央の空間を覗くと……底のレンズを活用して望遠鏡にもなる優れモノじゃ。望遠鏡モードにする場合は、『覗き見発動!』と言えば、自動的に切り替わる。ほれ、やってみるか?」
「その掛け声とか、どうにかならないんですか?」

「話ついでに、有機ELを活用したシャツも発売されているが、有機ELを用いた、もっと凄いシャツも考えたのじゃよ。その話は、そのうち登場するデジタルファッションアドバイザーの、ポコはるみ先生に任せるとして、この携帯電話とELシャツを腹肥商事から発売させてもらおう。」
「博士、何気に連載登場キャラの連携プレーが見事ですね。」
「そういえば先日、腹肥商事に電話したら、女性オペレーターが何かアナウンスしていたのぉ。」

──次回、腹肥商事が大変なことに。

【べちおサマンサ】 pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマーと、秘密でいっぱいのナノテク業界の開発設計屋。
・本職を訊かれると、内容を説明するのに大変な時間を要する。説明が下手なこともあるが、簡単に説明し難い仕事で、○○屋と簡易的に云えない不便さにもどかしさを感じます。傍から見ると、どうやってもサラリーマンには見えないらしいので、これからは脳内クリエイターと自称していこうかと思ってます。といっても、本当にただのサラリーマンです。自由度は高いけど。
・忘年会ラッシュが始まりました。お体、ご自愛ください。
WEB SITE < http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/
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■デジクリトーク
DTPデータ解体新書──DTPな人たちのソフトウェア環境は今(2)

笹川純一
< https://bn.dgcr.com/archives/20081202140100.html
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データ入稿の印刷という業務に携わって、もう8年くらいでしょうか。今まで印刷通販という業務形態を通じて、全国のお客様の様々なデータを拝見させていただきました。

色々な印刷用のデータを見ていると、結構な数の入稿データ(Illustratorデータ)がアウトライン化されているのですが、アウトライン化されていないものもそれなりに存在しています。

また、PDF入稿だと、結構色々なフォントを使用されている方も多く、実際どんな感じのフォントを使用しているのだろうかと思い、今回もWebでアンケートを行いました。今回はフォントメーカーではなく、フォントの種類の話で、Open Type Font・CID Font・OCF・True Type Font(OTF・CID・OCF・TTF)を指します。最近のAdobe CreativeSuiteでは小塚のOpen Type Fontが付属していたり、Mac OSXではヒラギノフォントのOpen Type Fontが付属したりしています。

また、Mac OSでのDTPで以前からの環境であれば、CID Fontなども多く使用しているかもしれませんし、WindowsではTrue Type Fontなども多いかもしれませんが、どんな感じなのか…。アンケートの結果は以下のようになりました。

■最もよく使用されるフォントの種類 …投票数:454票

 1位…OTF/Open Type Font     …46.9%
 2位…よくわからない        …20.0%
 3位…CID Character IDentifier font…16.1%
 4位…TTF/True Type Font     …11.5%
 5位…OCF/Original Composite Font … 5.5%

■2番目によく使用されるフォントの種類…投票数:352票

 1位…TTF/True Type Font      …30.4%
 2位…CID/Character IDentifier font…22.2%
 3位…OTF/Open Type Font      …19.6%
 4位…よくわからない        …19.3%
 5位…OCF/Original Composite Font … 8.5%

一番よく使用されるフォントの種類はOTF、2番目に使用されるフォントの種類はTTFになりました。MacとWindowsのDTPを分けていないので結構順当な結果なのかな、という感じですね。

OTFは一番よく使用されるフォントの種類、2番目に使用されるフォントの種類でともにそんなに低い順位ではないので、広く使用されているということでしょうかね。

最近のフォントレンタルサービス(モリサワパスポートやフォントワークスLETSなど)ではOTFの選択ができるので、選択肢として入ってきやすくなったのと、またソフトウェア側から見ても以前はInDesignくらいしかOTFの特徴的な機能に対応していなかったのが、今ではInDesign・Illustrator・Photoshop・QuarkXPressなどの、主要なDTPソフトウェアでも対応しているためかもしれませんね。

TTFはどんなメーカーのものが使用されているのか、このアンケートからは分からないのですが、やはりダイナフォントが多いのでしょうか…。Windowsのフォントとしては様々なソフトウェアにバンドルされているということもありますし、フォントのパッケージとしては驚異的に安いので、使用されている方も多いかもしれませんね。

以前はDTPでTTFは使っても出力ができない、なんて時代もあったのですが、メジャーに使用されているのを見ると時代は変わったなぁなんて思ったりもしますね。結局アウトライン化しているのか、フォントを含めてPS書き出しをして出力しているのかは分かりませんが、とにもかくにもTTFを使っている人は結構多いってことでしょうか。

CIDは、以前からMacでDTPをされている方にとってはスタンダードなフォントですね。投票の割合的にもまだまだ多くの方が使用されているようです。2番目に使用されている割合が高めなのは、従来のデータの流用などがあるからなのかなと考えられますね。

CIDの詰め情報などは、古くからIllustratorでDTPをされている方には便利な機能なのですが、Illustrator CS以降は詰め情報が効かないようになっているようですね。Mac OS8やMac OS9対応のIllustratorから、Mac OSX対応のIllust ratorに移行するとこの点でちょっと戸惑うかもしれませんね。

▼イラレCSでの文字詰め - DTP駆け込み寺BBS過去ログ
< http://dtp-bbs.com/dtpbbs/archives/cs_20051015161531.html
>

▼[223460][ReadMe]新しいテキストエンジン
< http://support.adobe.co.jp/faq/faq/qadoc.sv?223460+002
>

OCFはさすがに使用頻度は減ってきてはいるのでしょうが、まだまだ現役な所もあるかもしれませんね。アウトラインプロテクトが掛かっていないメーカーのOCFフォントを使用して、Illustratorなどで入稿時にアウトライン化して入稿すれば、作業的には問題がないですからね。

ただ、アウトラインプロテクトのあるフォントが含まれた文字列をアウトライン化しようとすると、文字が消えてしまう場合があるので注意が必要ですよ。

▼[Illustrator]文字をアウトライン化する時のエラーについて
< http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20050720/003212.html
>

あと「最もよく使用されるフォントの種類」で「よくわからない」が20%というのはちょっと多いかな、という印象です。「そんなことで大丈夫なのか?」と思われる方も多いかと思いますが、確かにOTFやCIDの特徴的な機能を使用しない場合、OTFだろうがCIDだろうがTTFだろうがあまり気になることはないのかもしれませんね。Illustratorでアウトライン化すれば良いという考えもありますし…。

さらに、印刷業界ではPDF入稿が着々と進んでいますので(もちろん吉田印刷所は対応しています)、PDFにフォントを埋め込めればフォントの種類を意識することもないので、入稿も問題ないのかもしれませんね。

▼[PDF]PDF形式の7つのメリット〜なぜPDFなのでしょうか?
< http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20050704/114733.html
>

フォントなどを自由に使える時代というのは、まさに作り手側の方に主導権が移動してきたということなのでしょうかね(=フォント環境を出力する側に依存しなくても良い)。その分、作り手側でしっかりしたデータ作りを行わないといけないので、色々な手間も発生してしまいますが…(いや、きちんと作ってもらうのが前提なのは元々か…)(苦笑)

●フォントの種類について…
【OTF】
< http://blog.ddc.co.jp/mt/words/archives/20050912100126.html
>
【CID】
< http://blog.ddc.co.jp/mt/words/archives/20050916105532.html
>
【OCF】
< http://blog.ddc.co.jp/mt/words/archives/20050912112902.html
>
【TTF】
< http://blog.ddc.co.jp/mt/words/archives/20050809113842.html
>

【笹川純一】sasagawa@ddc.co.jp
DTPデータ入稿を手がけてまだまだ8年目の、個人的には若手だと思っている印刷会社の人。昔は出力できなさそうなデータでも最近のパワフルなRIPだと、あっさり出力できてしまうので、一抹の寂しさも感じる今日この頃(笑)。
今まで出会ったDTPデータのエラーや、PDF変換手順などを掲載した冊子の販売も行っています。
< http://www.ddc.co.jp/
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現在「DTPでよく使っているフォントのメーカーは何?」というアンケート実施中。やっぱりモリサワ・フォントワークス・ダイナコムウェアあたりなんでしょうかね?
< http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20081113/122500.html
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■編集後記(12/2)

・やっぱり現れた。裁判員候補者名簿に登録されたと、ネットで公開しちゃう人が。早速、裁判員制度サイトに「裁判員候補者になられた方のプライバシーや生活の平穏を守るため、裁判員候補者名簿に登録されたことを公にすること(インターネット等で公表するなど、裁判員候補者になったことを不特定多数の人が知ることができるような状態にすること)は、法律上禁止されていますので、ご注意ください。」と警告が出た。法律上は禁止されているが、公にしてしまっても罰則はない。なぜ禁止するかというと、裁判員候補者を保護するためである。それなら、公にした(公にされた)人は保護される(辞退を認められる)べきだ、というのも理屈である。そういう考えの確信犯もいるだろう。おっと、訂正、犯ではない。回答票を出さないとどうなるのか。裁判員辞退の意向はないとみなされて、裁判員選任手続の召集令状がくる可能性がある。わたしのところに名簿記載通知は届いていない。拍子抜けである。もし来た場合どうするか。「わたしは裁判員になる意志はない。名簿から削除してください」と書いて、送られて来た封筒ごと送り返す。なる意志のない人に、呼出し状をむだに送らなくて済む。効果があるかどうかはわからない。この度の警告に「プライバシーや生活の平穏を守るため」公表するなと書いてあるが、公表しようがしまいが、個人のプライバシーや生活の平穏に必ず深刻な問題が生じるのが裁判員制度である。/2008ユーキャン新語・流行語大賞。「あなたとは違うんです」こそ大賞だろう。いくら福田元首相が辞退しようが、一方的に授賞するのがこういうイベントの趣旨ではないか(違うらしい)。こういったステキな発言は「現代用語の基礎知識」に収録し、永久保存すべきだ。(柴田)

・いやー、いくら時代の象徴とはいえ、揚げ足とか非難、言葉狩りに繋がるものが流行語として選ばれて欲しくないですわ。うっとおしい。暗い時こそ笑顔で明るく、暗いのをどかーんとぶっ飛ばすような一回り大きなものをですね、ええ。上野投手のは流行語ではないけれど、受賞させてくれて審査員ありがとうって思いましたもん。何年か経って、流行語で時代を振り返る時に、女子ソフトの試合良かったな〜と思えますもん。「アラフォー」はドラマ作った人が受賞するわけじゃないのね……。天海祐希、エドはるみはアラフォー。上位三つはすべて女性。バブル時代、冷めた目で見てたし、今の金融危機もそうで、こっちに恩恵ないまま、勝手に盛り上がって勝手に迷惑かけられている感じはあるけど、お立ち台で頑張ってたパワフルで華やかな女性らが、その頃の楽しさを忘れずに今の時代を生きてくれたらいいなぁとは思うよ。暗い時代だから質素に、というのと、だからこそ派手にエネルギー爆発みたいなのは共存できるでしょう。個人の資質上、踊れないけど(お立ち台に象徴されるもの以外に楽しみを感じてしまうけれど)、同じ阿呆なら踊らにゃソンソンってのは年をとるごとに(重ねる、と使えばいいんでしょうが)思うよ。楽しいというのを知っている人は、子供にも楽しいことを教えられる気がするよ。ちまちましたことにとらわれずに生きてそうな気がするよ。パワフルなアラフォーママらよ、子育て終わったら起業したりネットワーク活かして景気回復していってよ。お金のある人は使ってくれたらいい。ワーキングプアが増えるのは贅沢のせいではなく政策のせい(連日暗い話題ばかりのマスコミや、国民個人個人の責任でもあるけど)。贅沢は敵ではない。お金よ回れ。美しく回っているうちは平和。グルメなOLよ、ますます美味しいものを追求していってよ。突き抜ければ、個性にも知識にもビジネスにもなる。バランスのとれた美味しいものは、いずれ血となり肉となり、頭の回転、健康、エネルギーになり、いろいろなものを生み出していく。出来合いやインスタント食品を過剰に子供に与えなくなったりするかもよ。優雅な時間を持て。海外旅行にもどんどん行け。世界を見てこい。何に対しても賢くなれ。暗い話題にはもう飽き飽き。暗い時に暗い話をして何になる? 揚げ足をとる、非論理的な非難ばかりする政党に誰が投票したくなる? 今の日本って小さくない? 小さくまとまるな。負のスパイラルをぶっ飛ばせ!(hammer.mule)