[2617] 美容院で映画の話

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<いまから「おくりびと」でも見にいったほうが賢明だろうか>

■ショート・ストーリーのKUNI[57]
 レーズンパン
 やましたくにこ

■ショート・ストーリーのKUNI[別冊]
 美容院で映画の話
 やましたくにこ

■展覧会案内
 「09 TDC展」The Tokyo Type Directors Club Exhibition
 フィリップ・ワイズベッカー展「recollections」
 CALENDAR SALONE 2010(JAGDAカレンダー見本市)
 デザインのYES NO
 氾濫するイメージ 反芸術以後の印刷メディアと美術 1960's−70's

■イベント案内
 Adobe Design Summit 2009 〜グッド・デザインで不況をぶっ飛ばせ!〜

■気になる情報・記事CLIP


■ショート・ストーリーのKUNI[57]
レーズンパン

やましたくにこ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140900.html
>
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それは街のあちこちに桜の花びらが舞う春の日。私がふとバス停のベンチでふうっとため息をつくと、まるでため息に含まれている意味をすっかり読み取ったかのごとく、隣にすわっていたおばあさんが話しかけてきた。

「男運が悪いことくらいでそんなにめげるこたあねえが」
私はびっくりしておばあさんの顔を見た。
「え、そうでしょうか」
「んだ。たいていの女はわかってねえんだ。かんたんなことがな」
私はむっとした。こんなおばあさんに何がわかるというのだろう。
「男を釣ることくらいかんたんなものはねえべ。あんなもなあ、ザリガニやセミをつかまえるよりかんたんだべ」
「そうかしら」
「男はみんなレーズンパンが好きだで、わたしゃきらしたことがねえ。あれさえあればいっくらでもひっかかる」
「まさか」
「疑ってどうすんだ。こうみえてもわたしゃ男に不自由したことがねえでな。よかったら、うちにいっぺん来てみるか。うまいレーズンパンをごちそうすべえ」

そこで私はなんとなくおばあさんについて行った。
おばあさんは小柄な身体を地味な洋服に包んだ、どこにでもいるような冴えないおばあさんなのだが、家は予想を裏切って瀟洒な洋館風の建物で、その庭にもけだるそうに桜の花びらが舞っていた。

おばあさんは居間のテーブルに紅茶の用意を整えると、その中心にレーズンパンが載った皿を置いた。どうということはないレーズン入りの食パンだ。厚みは8枚切りくらい。

「ほんとに、こんなもので男が釣れるんですか」
「ああ、いくらでも」
そういうとおばあさんは遠い目になり、そればかりかおばあさんを中心とする半径1メートルの範囲はぼかしフィルタのかかった、いかにも遠い別世界になった。と思うと、すぐに元に戻った。

「ああ失礼。レーズンにまつわる男たちの思い出を反芻してたもんでな」
「あ、そうですか」
「んだ。ああ、ほんとに、あの男も、この男も、レーズンパンを食べてるときはみーんな、無邪気でかわええもんだべ」
「はあ」
「レーズンは、このくらいたくさん入ってるほうがええ」
「はい」
「んで、これを焼いて、軽くバターを塗って」
「はい」
おばあさんはむしゃむしゃとレーズンパンのトーストを食べ始めた。私もいっしょに食べる。
「ああ、んめえ」
「ええ、おいしいですね」

テレビではニュースが始まった。
「今日、○○駅前のデパートで大規模火災が発生しました。逃げまどう人々で現場はパニック状態、女性客が一人上層階に取り残され、あわやの事態となりました。しかし、突如現れた男性がこの女性を救いました。まるで映画『スパイダーマン』の一場面を見るようでした!」

画面ではその男性と救出された女性がにっこり笑っていた。男性はマスクをつけ、アメコミのヒーローのようなマント姿だった。りっぱな体格はコスチュームを通してでもわかった。

「へーっ、そんなことがあるんだー。かっこいいー!」
私は思わず大きな声で叫んでいた。おばあさんはにこにこして画面を見ていた。それからすぐ、表のドアがばたんと開いた。居間に入ってきたのはたったいま、画面でにっこり笑っていた男だった。コスチュームもそのままだ。

あっけにとられていると男はせかせかとテーブルに歩み寄り、よく磨いた金属のような声で
「ふー、疲れた。ただいま、マリー」
そういうとおばあさんにキスをした。マリー? このおばあさんが?!
「ご苦労じゃったの。ほれ、レーズンパンだべ」
「ああ、ぼくのために用意してくれてたんだね! うれしいなあ!」
男はハンサムな顔を喜びでくしゃくしゃにすると、レーズンパントーストにかぶりついた。

むしゃむしゃと夢中で食べ、それからふとおばあさんの前の皿を見て
「マリー、だめじゃないか! いつも言ってるだろ、レーズンパンのレーズンをほじくって捨てるのはもったいないって!」
「だってね、わたしゃレーズンはそれほど好きでないんだよ。レーズンパンは好きだけど、このレーズンパンはレーズンがたっぷりすぎて。レーズンパンはレーズンをほじくっても、そのあとの穴のまわりに甘みと香りがほんのり残ってるべ。それだけで、わたしは十分満足なんだから」
「ああ、困った子だねえ、マリーは! なんてわがままなんだ! わかったよ。いつものように、君が食べ残したレーズンはぼくが食べてあげる。ぼくとマリーはレーズンパンのレーズンとパンのように、ふたりで一人前なんだからな!」

そういって男はおばあさんの皿から、おばあさんが食パンからほじくり出したレーズンをひとつずつつまんではおいしそうに食べ始めた。おばあさんは、それを見て楽しそうにほほえんだ。

私はぼうぜんとしながらも、おばあさんがおみやげにくれたレーズンのたっぷり入った食パンをしっかりバッグに入れ、アパートに戻った。

その夜、私は半信半疑でレーズン入り食パンをトーストし、軽くバターを塗った。部屋はたちまちおいしそうなにおいでいっぱいになった。
しばらくすると、ドアをノックする音がした。

【やましたくにこ】kue@pop02.odn.ne.jp
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://midtan.net/
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■ショート・ストーリーのKUNI[別冊]
美容院で映画の話

やましたくにこ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140800.html
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もう一本書いてもいいよと柴田さんに言われて、映画の話でもと思ったのだけど、よく考えたら、最近忙しくて映画を見ていない。

私はここ数年来ずっと同じ美容院に行ってるのだが、私が映画好きなことはよく知られていて、行くと必ず「最近なんか映画見ました?」と聞かれる。彼女たち(あるいは彼ら)もなかなかの映画好きで、けっこう映画の話で盛り上がったりする。中にひとり、浜村淳の生まれ変わりかと思うくらい映画のストーリーをしっかり覚えていて、それをていねいに、上手に語ってくれる美容師さんがいる。

前にも書いたが、私は映画のストーリーを覚えるのが苦手で、「おもしろかった」と言って「どんなふうに?」と突っ込まれるとたちまち返答に窮するタイプなのだが、彼女はそれはそれはよどみない口調で、「魔法にかけられて」から「ガメラ」や「ミーア・キャット」まで語ってくれる。こっちはその語りをきいてるだけでげらげら笑ってしまうほどで、しかもそれを(当たり前だが)ひとの髪をカットしたりブローしながら語るわけなのである。私からみればほとんど神業である。

昨年暮れに行ったときは「何か見ました?」と聞かれ「ウォーリィ」と答えると、ぷーっと吹かれた。どうも私は「ウォーリィ」とミスマッチらしいのだ。そうなのか。

「でも、ウォーリィって、私、予告編でみましたけど、あれでしょ、あれがこうしてこうして、で、あれがこうなって、こうなるわけでしょ、こういうとこが感動的で、でも、ちょっとこれで、みたいな?」
「そうそう、まったくその通りです……」
「ねえ、だから、見なくてもわかってしまいますよねー」
すいません(ちなみに、ウォーリィって、まるでE.T.だよね)

次にその美容院に行ったら、また「最近、なにか見ました?」と聞かれたので
「ええ、『俺たちに明日はないっす』を」と言うと「え、なんですか、それ」
と言われたきり、会話がまったくはずまなかった(そうだろうなあ)
「あ、それと『ワールド・オブ・ライズ』も見ました」と言ったが、これも
「はあ? ああ、ディカプリオの、ですね」と言われてしまった。
なるほどなあ(何が)

で、そろそろまた美容院に行こうと思ってるのだが、前に行ったときから後、何を見たかというと、それが忙しかったもので「チェンジリング」だけなのである。これを美容院の椅子の上で語るのはちょっと無理がありそうな気がするが、どうなのか。予習をかねて説明してみると。

知っているひとは知っているだろうが、ご存じクリント・イーストウッド監督作品。アンジェリーナ・ジョリー扮する母親(クリスティン)が息子と二人暮らしなのだが、ある日息子がいなくなる。何ヶ月も行方不明になり、やっと見つかったと連絡があって駅のホームで報道陣に囲まれながら息子と感動の対面、と思いきや、列車から降り立った「息子」は似ても似つかぬ別人。ショックを受けるクリスティンに捜査当局は「何を言ってる、あなたの息子です」「この年頃の子どもは何ヶ月かの間に変化するんです」と無茶苦茶なことを言いはり、とにかく「息子」をクリスティンに押しつける。

いったんはその少年を家に連れて帰るが、納得できるわけもなく「行方不明になる前より背が低くなってるじゃないですか。ありえない」とかしつこく訴えるとしまいに、クリスティンのほうが精神病者扱いされ、無理矢理入院させられ、屈辱的な仕打ちを受け、一方、息子の行方不明事件からとんでもなくオソロシイ事件(ほんとにほんとに、オソロシイんですよ〜)が明るみに出て、その犯人がつかまって、また一方、クリスティンを支援する人たちが活動を始め、次第に支援の輪がひろがってどうこうという、んまあ、すんごく密度が高く、問題がいっぱい含まれてて怒ったり憤ったり腹立ったり(いっしょか)、たいへんな映画なのである。

いちおう、佳作とも力作ともいえると思う。まじめな映画だから、しろうとの私がうかつなことを言えばしばかれそうでもある。だから、言わないが、この映画にもやはり問題点があって、それは主人公を支援する人たちの中心人物である牧師を演じるのがジョン・マルコヴィッチだということである。信用できない。なにかありそう。マルコヴィッチだと思ってたら15分だけ他の人間かもしれないし。だから、「これは絶対、もう一回どんでん返るぞ」と思ってたらそうはならなかったので拍子抜けだった。あれは困る。キャスティングミスである。もっとわかりやすく、たとえば、キアヌ・リーブスなら絶対に悪いことはできそうにないと思うからどうだろう。いや、そのかわり、あまり手腕を期待できそうもないか。さらに、ヒロインと恋愛感情が芽生えるというストーリーなのではと誤解を与えてややこしくなってしまいそうだ。ううむ。

キャスティングの問題はもう一つあって、それはクリスティンが戻ってきた息子と対面するシーンだ。ひと目見て「えっ」と、息をのむヒロイン。ちがう、ちがうじゃない……なによ、これ、どういうことなの、私の本当の息子は……。それを表情だけで見事に演じるアンジェリーナ・ジョリーはなかなかのものだが、こっちは少年の顔がアップになっても「えっと……違ったっけ?……違ってるかもなあ……」なのである。本当の息子の顔をちゃんと覚えていないので。ていうか、白人の男の子って日本人にはあまり区別つかないでしょ。しかし、ここは観客もいっしょに「え、違うじゃん!」と思うべきところではないか。だから、困るのだ。

いっそのこと、戻ってきた「ニセ息子」役は黒人にすればよかったのでは。これなら私にも区別がつく。そんなの違い過ぎだろうといわれるかもしれないが、腐敗しきった当時のロス市警である。「何を言う。これは確かにおまえの息子だ」「成長期の子どもは肌の色も変わるのだ」「マイケル・ジャクソンの例もあるじゃないか」くらいは言いそうである。まったく、権力というやつはとんでもないやつなのだ。

というような話を、次に美容院に行ったときにしたら、私はあほと思われるだろうか。いまから「おくりびと」でも見にいったほうが賢明だろうかと、真剣に悩む私である。

ところで、美容師さんたちがけっこう映画を見ているのは、実はふだんは忙しくて帰りも遅くなり、テレビも十分見られないらしい。それで、気晴らしといえば映画、なのだそうだ。彼女たちのためにも、もっともっとおもしろい映画ができるといいなあ。

【やましたくにこ】kue@pop02.odn.ne.jp
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://midtan.net/
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■展覧会案内
「09 TDC展」The Tokyo Type Directors Club Exhibition
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140700.html
>
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会期:4月3日(金)〜4月25日(土)11:00〜19:00 土18時 日祝休
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)
内容:本展は、ますます国内外での評価・注目が高まる「東京TDC賞」の2008年秋の公募に寄せられた3,316作品(国内:2,386、海外27カ国より930)の応募作品の中から、厳正な審査の結果により選ばれた「東京TDC賞2009」。この受賞作品9作品をはじめ、ノミネート作品、優秀作品など、国内外の最新鋭な作品や新しい可能性を含んだ実験作品、あわせて約100作品を展覧いたします。(サイトより)

大阪巡回◇dddギャラリー第169回企画展「09 TDC展」
会期:6月16日(火)〜7月22日(水)11:00〜19:00 土18:00 日月祝休
会場:dddギャラリー(大阪市西区南堀江1-17-28 なんばSSビル1F TEL.06-6110-4635)

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■展覧会案内
フィリップ・ワイズベッカー展「recollections」
< http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_ex_current/g8_ex_current.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140600.html
>
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会期:3月30日(月)〜4月25日(土)11:00〜19:00 日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)
内容:パリ、ニューヨーク、バルセロナを拠点にアーティスト、イラストレーターとして活躍するフィリップ・ワイズベッカー展を開催。私たちの日常にあって誰も気にとめない、しかし目立たないがゆえに、年月の試練に耐えて存在し続ける、無名のオブジェたちの簡素な美しさを復元し、その記憶が永遠になるよう、紙や段ボール、鉛筆や定規を用い、シンプルかつ印象的に描いている。紙に描かれたデッサンや、テーマ毎に描かれたノート、立体作品など、最近の作品を中心に約100点を展示する。

同時開催◇Phillippe Weisbecker展「Selected Works」
< http://www008.upp.so-net.ne.jp/myhogasa/surmurs/smga.html
>
会期:4月7日(火)〜5月2日(土)10:00〜18:30 日月祝休
会場:スュール・ミュール(東京都渋谷区元代々木町4-6 TEL.03-5465-6430)

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■展覧会案内
CALENDAR SALONE 2010(JAGDAカレンダー見本市)
< http://www.designhub.jp/dl/release_exhibition_sp5.pdf
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140500.html
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会期:4月1日(水)〜12日(日)11:00〜19:00 会期中無休
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー5階)
入場料:無料
内容:JAGDAに所属する会員デザイナーがデザインした2010年版のカレンダー(見本)を展示いたします。グラフィックデザインの力を、カレンダーという身近なアイテムを通して広く社会にアピールするとともに、展示作品の実用化・商品化を図るためのプレゼンテーションを行います。グラフィックデザイナーによる趣向を凝らしたカレンダー100点が一堂に会すという、大変稀な展覧会にご期待ください。(プレスリリースより)

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■展覧会案内
デザインのYES NO
< http://www.designhub.jp/dl/release_exhibition_16.pdf
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140400.html
>
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会期:4月15日(水)〜5月31日(日)11:00〜19:00 会期中無休
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー5階)
入場料:無料
主催/企画・運営:東京ミッドタウン・デザインハブ
内容:各界で活躍する約150名のクリエイターに、自らの考える「YES」と「NO」をデザインで表現していただき、社会に向けたメッセージとして発信します。これらの「YES」と「NO」は、それぞれTシャツとポストカードにデザインされ、デザインハブ会場に出展されます。つねに社会の動きと関わりながら新しい創作を担うクリエイターの目には、いま何がYESで、何がNOであると映っているのか、来場者が楽しみながら理解できる内容です。(プレスリリースより)

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■展覧会案内
氾濫するイメージ 反芸術以後の印刷メディアと美術 1960's-70's
< http://www.yumebi.com/exb.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140300.html
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会期:4月4日(土)〜5月17日(日)10:00〜19:00 月休 5/4開館・5/7休館
会場:八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
入場料:一般500円、学生(小学生以上)・65歳以上250円、未就学児無料
土曜日および5月5日こどもの日は小中学生無料
内容:昭和40年代、情報化時代の到来とともに、主に印刷メディアを通して華々しく展開したビジュアルなイメージ。赤瀬川原平、粟津潔、宇野亜喜良、木村恒久、タイガー立石、つげ義春、中村宏、横尾忠則の8名による仕事から、600点を超える多量のポスターや装丁、挿画、絵画や版画等を通して多様なイメージの数々を展覧します。(サイトより)

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■イベント案内
Adobe Design Summit 2009 〜グッド・デザインで不況をぶっ飛ばせ!〜
< http://www.camroc.co.jp/adobe/design_summit/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140200.html
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東京:4月23日(木)ベルサール六本木(東京都港区六本木7-18-18 住友不動産六本木通ビル B1)定員600名
大阪:4月24日(金)大阪 プリーゼプラザ(大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー 7F)定員300名
東京:5月20日(水)東京 ベルサール六本木 定員600名
入場料:無料 事前登録制
内容:「デザイン」がどのようにビジネスを拡げたり効率的におこなえるか、アドビのCreative Suite 4が旧バージョンと比較してどれだけ作業時間とコスト削減できるかを紹介すると共に、ここでしか会えない多彩なゲストスピーカーを迎え、アイデアをクリエイティブに展開していくプロセスや、デザインとビジネスとの関わりなどをお話しいただきます。(サイトより)
プログラム:サイト参照

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■気になる情報・記事CLIP
< https://bn.dgcr.com/archives/20090402140100.html
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●【コラム】Flashアニメ作家・青池良輔の「創作番長クリエイタ」1クリエイターになるために、有効な時間の使い方を考える(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/kurieita/001/index.html
>

●【コラム】作家・青池良輔の「創作番長クリエイタ」2 クリエイターがアイデアを具体的な形に落とし込む方法とは?(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/kurieita/002/index.html
>

●【コラム】クリエイターのためのライフハック 1週間の時間が把握できる便利なログブック─「SugarDash Pocket Log」(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/lifehack/087/index.html
>

●【コラム】Mac Fan ソフトウェアレビュー ペイントソフト「Corel Painter Essentials 4」(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/column/macfansoft/019/index.html
>

●「Photoshop CS4」のキーパーソンが、PIE2009でデジタルフォトの未来を提示(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/27/069/index.html
>

●書体数3,000以上─国内最大級のフォント専門サイト「フォントナビ」登場(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/30/029/index.html
>

●スタバ、環境をテーマとした学生作品の展示会を銀座で開催(マイコミジャーナル)
< http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/31/063/index.html
>

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■編集後記(4/2)

ターミネーター2018 [DVD]・BC級SF映画をコンスタントに見続ける日々。今回は「ターミネーター2018」である。タイトルからして怪しい。内容は「収容所を脱獄したアメリカ人ダンテは、不死身のサイボーグ犬ロットワイラーに執拗に追われている。ミッションはただひとつ、ターゲットを殺すこと。狩る者と狩られる者との壮絶な戦い」というもので、パッケージが素晴らしい。こんな殺人マシンに追われたらこわいな〜、期待高まるビジュアルだ。原題は「ROTTWEILER」で、もちろん「ターミネーター」とは一切関係ない。2018とは西暦2018年の話という設定だから、だって。でも、出て来た犬はパッケージのハスキーとは犬種が違い、本物の黒い大型犬(ROTTWEILERというらしい)にメーキャップした代物で、メカニックな感じはゼロ。そのうえ人肉を食ったり、撲られて血を流したりで、サイボーグ犬らしさがない。追われるこわさがないのが致命的。最後に金属のフレームだけで現れるがショボい。主人公の男が全裸で山岳地帯を逃げ回ったり、欲求不満女にレイプされちゃったり、無意味なシーンも少なくないダメダメ映画。もう一本は「ヴァンパイア・バット 死蝙蝠の町」で、原題は「Vampire Bats」。どうせアホなBC級だろうと期待して見たら、意外にまともな生物パニック映画だった。新種の吸血コウモリに襲われた町の騒動を描いて、人間関係もよくわかり辻褄があった話になっている。ただし、肝心の怪物たちの姿や動きは全然こわくない。巨大化したわけでもない、普通のコウモリだし。CGで描く大群はけっこう見映えする。タイトルやパッケージはおバカぶりを発揮しているが、つっこみどころが少ない佳作、拾いものであった。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GIWP40/dgcrcom-22/
>
アマゾンで「ターミネーター2018」を見る(レビュー2件)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B001FYZONS/dgcrcom-22/
>
「ヴァンパイア・バット 死蝙蝠の町」を見る

・(続き)質や価格に関係なく、電話応対の良いところに出したいなぁと思ってしまうのって、目が曇っているのだろうか、そんなことで決めていいのだろうか、電話応対と仕上がりとは違うとわかっているのだけれど。でもきっと電話応対の良い方を選んでしまうだろう。営業さんが一件とるのに必死で歩き回ったり電話攻勢している反面、飛び込みで入ってきた仕事を電話応対一つでなくしてしまうってことか。自分のお客さん(代理店や同業者さん)に、きちんと対応できているのだろうか、忙しいとか相手には関係ないよな。価格は桁外れでなければ、細かな金額ってあんまり関係なく、対応や信頼、安心感。細かな数字まで見ているようで見ていない。だって根拠がわかんないんだもの。なるべくなら知人友人がやってもらったところやツテ。効果や仕上がりは専門家ではないので、細かなところまで見比べることはなく、見比べてもあまりわからないだろう。それよりも気持ちよくやってくれたらこっちも気持ちいい。(hammer.mule)