[2630] 手描き、いいなぁ。

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<ほとんど人間テトリス状態>

■気になるデザイン[25]
 手描き、いいなぁ。
 津田淳子

■装飾山イバラ道[34]
 美容院の達人
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[13]
 初心者向け被写体別撮影 Tips:2 結婚式の撮影を頼まれた時(撮影編)
 おかだよういち

■展覧会案内
 グラフィックトライアル2009

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■気になるデザイン[25]
手描き、いいなぁ。

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20090421140400.html
>
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私が勤めている出版社は九段下にある。ここ一か月程は、靖国神社や千鳥ヶ淵などのお花見客や、近隣の私学小中高の入試、卒業式、入学式、日本武道館で各大学が行う卒業式、入学式と、怒濤のごとく人が集まる地域と化していて、日々の昼食をとる店もぜんぜん入れない始末でした。とほほ。

そこを拠点として、日々、いろいろなところに取材に伺っているわけですが、今は次号の『デザインのひきだし』に掲載する特集のため、最後の追い込みで、製本会社に毎日押し掛けている。

昨日は、同じ都営新宿線の「篠崎」という駅にある製本会社へ伺ったのだが、その駅で降りて、すっごく気になるポスターを見かけた。それがこれ。

< http://www.dgcr.com/kiji/20090421/01 >

都内の地下鉄駅で、まさか手描きのポスターに出会うとは! それも朱の筆書き。駅員さんがつくった注意書きのポスターなどで、手描きのものに出会うことは稀にあるけれど、23区内の駅構内にお店が出すポスターとしては、私は見たことがなかった。

これを見たら、無性に精米したてのお米を買いたくなってしまった。ポスターの下の方に、これまた朱書きで「安心安全なお米をどうぞ」と書かれているが、なんとなくちゃんと一人一人、頼まれた分だけを精米して売ってくれそうで、まさに安心安全なお米を買えそうな気がする(あくまで気がするだけで、実際にはわかりません)。

隣にある東京オリンピック誘致のポスターが別にどうの、というわけではなく、ただこういうスマートなビジュアルが印刷されたポスターが大半の中で、一枚ずつ手描きされたポスターというのは、なんとも訴求力がある(見回したところ他に貼っていなかったので、もしかしたら本当にこれ一枚なのかもしれないなぁ)。

それに、なんとも訴えたいことが明確なことか。精米したてのお米が、大特売。それも4月24日と25日に。たぶん、お店の人が自ら書いたものなんでしょうが、「どうしてポスターをつくるのか」ということが、はっきりわかっているので、こういうわかりやすく訴えられるものになるんでしょうね。すばらしい。

他にも最近、気になったものとしては、これも次号の『デザインのひきだし』に掲載予定の覆面座談会中に出てきたものなのだが、東京は自由が丘にある出版社、ミシマ社の手描きのしおり。

ミシマ社
< http://www.mishimasha.com/
>

手描きのしおりなどが載っているブログ
< http://takamorry.com/article/106168255.html
>

しおり以外にも、読者ハガキや刊行案内などもすべて手描き。印刷してあるものであっても、手描きのものって、なんかいいよなぁ。自分が目にするものはどうしても活字というかフォントを使った文字や、ピシッと乱れのないビジュアルが多いので、たまにこういうものがあると、どうも反応してしまう。

で、これを見て、私もちょっとやってみようと思った。何をって? ふふふ、それは来週校了の次号『デザインのひきだし』を待て!(って、校了できるかすら危うい今、こんなこと言ってしまって、本当にできるのか!?)

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp

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< http://www.graphicsha.co.jp/
>

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■装飾山イバラ道[34]
美容院の達人

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20090421140300.html
>
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●お気に入りの美容院

毎月毎月定期的に床屋へ行くだんなさんを見ていると、新学期と正月くらいしか美容院に行かない自分をえらいと思う。いや、毎月行く方がえらいのか?とはいえ。年12回の床屋と年3回の美容院費用の、それぞれの合計はほとんど同じだった。男も女もかかるお金はけっこう一緒かもしれない。

通販雑誌でペットの毛を掃除機で吸いながら切るバリカンを見るたびに、うちのだんなさんもこれで……と提案してみるけれど、そうもいかないらしい。実際短い髪型の方がいろいろデリケートだ。もみあげのところとか襟足のところとか、いつもどおりでとオーダーしているらしいけれど、毎回微妙に違う。

うちの母は「髪はみじか〜く切るのが一番」と言う。「短く」ではなく「みじか〜く」なところに、その度合いの強さが示されている。確かに洗うのも楽だし合理的そうではある。たぶん最も大きな理由は、次に美容院に行くまでの期間を延長できるからだと思う。昔の人らしい節約法のひとつかな。しかしながら、それも行き過ぎると、損なのか得なのかわからない事態になってくる。

ある時、いつも通りに髪を「みじか〜く」切って、パーマをかけてきた母。さっぱりとして良い雰囲気ではあるけれど、私は「それって、肝心のパーマがかかってる毛の部分がすごく短いってことだよね」とするどい指摘をしたのだった。美容院の人も、きっとパーマ液の節約になってよかったろうな。

髪はのびるから、どんどん毛先だけのパーマが残っていく形になる。もう少し、パーマのかけがいのある長さを残しておいた方がお得ではないだろうか。長い目で見て決定したような習慣も、他者から見ると疑問に思えることもある。結局は自分が得して良かった! と思える方法が一番納得できるんだろうけれど。

私の美容院代がちょっと高いのは、10年以上お世話になっている女性の美容師さんが、いつの間にか「ディレクター」という立場になっていたからだ。美容師さんの格によって、施術代が変わるしくみは最近多いらしい。そこではディレクターは、指示を出すのと仕上げのカットだけをして、後はほとんどの作業を若手の美容師さんに任せている。

本当は昔のように、すべての施術を本人にお願いしたいけれど、指名するお客さんも多いのでそうはいかない。そして、この最初の「指示」と最後の「仕上げ」部分がとても大切なので、関わる時間は短くても全体的な価値を認めているのだ。お任せで安心していられる価値は、ちょっとの値段の差を気にならなくさせる。

たくさんいる若手の美容師さんたちは、皆おしゃれでいろいろな髪の色。個性を認めているためか、外見は本当に自由らしい。今時の若者そのものなイメージなのに、ものすごく礼儀正しい。作業に入る前には必ず挨拶をし、適度におしゃべりをしてくれるけれど、決して美容師同士では私語を交わさない。

入れ代わり立ち代りなのに負担を感じないのは、全員にこの流儀が徹底されているからかもしれない。人数は多いのに、スタンバイしている場所と動く場所が決まっているので流れを妨げない。こういった教育の行き届きかげんが、私が長年ここに通う理由のひとつでもある。

●iPhone「美容院ゲーム」

iPhoneに、まさにこの美容院の作業の流れをゲームにした「Sally's Salon」というアプリがある。自分が開いた美容院にやってくるお客さんを、シャンプー台に誘導したり、カットをしたりする。次々と増えるお客さんは、同じ場所で待たされるとストレス値が上がってハートのマークが減り、ハートがゼロになると店を出て行ってしまうのだ。お客のストレスを気にしながら、うまく全体の流れを仕切っていくというゲーム。

そんな仕事みたいなゲームのなにがおもしろいのかと思ったけれど、これが案外スムーズに進んでお会計がチャリンチャリンと決まっていくと快感なのだ。お客さんへの施術がすべて終わって本日の売上目標に達すると、そのお金で新しいシャンプー台が買えたり、従業員を雇えたりする。Yahoo! Games版もあるので、iPhoneを持っていない人でも楽しめる(英語:お試し版あり)。

・「Sally's Salon」Yahoo! Games版
< http://get.games.yahoo.com/proddesc?gamekey=sallyssalon
>

ゲームでやってみると、いかに効率よく持っているものを活かすのが大切かわかる。場所も道具も人間も、ただそこにあるだけではもったいない。一か所に集中させず、うまく分散させて無駄を作らないようにする。慌てると髪型を選ぶのも雑になって、満足度の高いものが選べなくなる。

しかし、与えてしまったストレスも良い仕事で取り返すことができる。全員をパーフェクトな満足度にするのは難しいけれど、目を行き届かせてまんべんなくサービスを分配する。

私が行っている美容院にも、お客を誘導する役目をメインに任せられている人がいる。人の出入りや作業の状況が頭に入っていてすごい。状況は常に変化するのだから、緊張感のある仕事だ。地味だけれど、こういう人のおかげで美容院の評価も上がるんだと思う。

どんな仕事にも、全体を見通す力が必要だけれど、細かい失敗や成功の連続の中で最適な道がハッキリ見えてくることがある。時間経過とともに空気が冴え渡って、視野が広がったような感覚。すごくうまく回せているなという実感。でもそう思ったのもつかの間、今度は疲労という障害がやってくるんだけれど。

美容院ゲームでは、慣れてしまえばお客をシャンプー台やドライヤーへとスタスタと運んで、ほとんど人間テトリス状態になってくる。合う場所に人をはめ込む感覚だから。生身の人間には慣れが通用しないので、毎日違う問題に対処するんだろうな。私も教師をしていると、一人一人にその度ごとの対応を迫られる日々だ。でもそんな苦労が嫌いじゃないから、続けているんだと思う。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
< http://www.eimu.com/
>
装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”

切り干し大根の煮物を初めて作って大成功。安くて量があっておいしいのに、なんで今まで作らなかったんだろう。

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■おかだの光画部トーク[13]
初心者向け被写体別撮影 Tips:2 結婚式の撮影を頼まれた時(撮影編)

おかだよういち
< https://bn.dgcr.com/archives/20090421140200.html
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デジタル一眼レフを買って、レンズも色々と揃ってきたら、親戚や友達から結婚式の撮影を頼まれたりする機会もあるでしょう。結婚式の撮影は、やり直しの利かないシチュエーションで、しかも色々な制約があり、何度頼まれても緊張する撮影です。前回は、そんな結婚式撮影で失敗しないような準備と心構えについてのお話でした。今回は、実際に撮影するときに押さえておきたいポイントなどをあげてみます。

まず、今回はメインカメラマンとしての撮影ではなく、式や披露宴に出席しているゲストの一人として、サブで撮影することを前提としておきます。最近では、ホテルや結婚式場の専属のカメラマンがメインで撮影することがほとんどだと思いますので、それを補完するような写真を心がけるとよいでしょう。

結婚式の撮影は、ジャンルで言うとドキュメンタリーフォトになります。後から一連の写真セットを見ただけで一日何があったのか、どんな会場にどんな人が出席していて、みんなどんな気持ちだったのかなどが感じ取れることが必要です。

よくあるのは、後で写真を見たら殆どの写真が、新郎&新婦か友達や親戚の集合写真のみという内容。これだと、後から見た時に物足りない感じがしてしまいます。挙式・披露宴は色々な場面がありますので、とにかく、印象に残るもの全てを撮ってみましょう。

基本的に新郎&新婦は当日スケジュールに追われ、かなり忙しく聴牌(テンパ)っています。なので、新郎&新婦が見えていない(であろう)風景や様子をしっかり撮っておくと、後からとっても喜ばれます。

例えば、結婚式の日の会場の空。晴れならもちろん、雨天でもそれはそれで素敵な思い出です。
< http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3459607513/in/set-72157615670331003/
>

式場に行くと、花が飾られていたり、ウェルカムボードなどが置かれていたり、色んな小物などがありますので、それもしっかり押さえておきます。
< http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3459608175/in/set-72157615670331003/
>
< http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3460423428/in/set-72157615670331003/
>
< http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3459662221/in/set-72157615670331003/
>

広角で全体の雰囲気、マクロやアップでディテール。被写界深度を深くして全体がわかるように、逆に浅くして背景をぼかして小物のイメージカットなど、同じものも設定を変えて、色々な角度から撮っておきましょう。

式が始まったら、自由に動けるのはメインカメラマンのみ。ゲストとして出席している場合は、自分の席からの撮影になります。また、牧師さんから起立の指示がある場合以外は勝手に立ち上がったり、席を離れることは慎みましょう。このような制約がありますが、逆に考えれば、あなたの席からの視点で撮れるのはあなただけなので、その席から撮れる印象的な風景をちゃんと撮っておきましょう。
< http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3460424404/in/set-72157615670331003/
>

チャペルでの挙式、神社での神式、お寺での仏式、ガーデンウェディングなどの人前式など、様々な形式がありますが、基本的に挙式の場では、三脚やフラッシュの使用が禁止されている場合が多いです。禁止されていなくても、その場の雰囲気が壊れるのでなるべく使わない方がいいと思います。

ただ、室内の場合や照明によっては、かなりISO感度をあげておかないとシャッタースピードが遅くなりブレてしまうので、着席して新郎が入場してくるまでの間、どれくらいのシャッターが切れるのか設定を確認しておきましょう。また、フォーカスが合った時に鳴る「ピピッ!」という電子音や、コンパクトデジカメの電子シャッター音なども、式の邪魔になるので鳴らないような設定にしておきましょう。

披露宴でも、新郎&新婦はやることがいっぱい。出される料理なんて、殆ど手をつける暇がない状態です。コースで出てくる婚礼料理は、箸をつける前に必ず写真を撮っておきましょう。
< http://www.flickr.com/photos/okadayoichi/3460423008/in/set-72157615670331003/
>

メインのカメラマンは新婦&新婦を中心に撮影しているはずなので、あなたは友達や親戚など、あなたの席の周辺で起こっている出来事や表情を残しておくのもポイントです。新郎&新婦がお色直しなどで退席中に、新郎&新婦が坐っていた高砂席に行って、二人の目線からの写真を撮っておくのも結構喜ばれる一枚になります。

最後に、新郎&新婦のツーショットを撮る時ですが、「ニ人近づいてください」と肩がふれるくらいに近づいてもらうと、結構近いと感じると思いますが、実際写真で見るとこれでもかなり離れて見えて、とてもよそよそしく感じてしまいます。せっかくですから、顔と顔がくっつくくらいの、普段ではありえないくらい、恥ずかしいほど近づいてもらいましょう。それでやっと、写真で見るとブライダルフォトらしい仲むつまじい感じになります。

とにかく、好奇心を持って、新郎&新婦が後で見る時の気持ちになって、ご両親の気持ちを想像して、想像力をフル回転させて参加すると、今まで見えなかった被写体が見えてくると思いますよ。

【おかだよういち/WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >

笠居さんと、森さんに触発されて、わたしも自転車を買おうかと画策中。自宅が坂の上なので電動アシスト付きでかっこいいのを探してます。

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■展覧会案内
グラフィックトライアル2009
4人のアートディレクターが挑む、印刷表現の新たな世界
< http://www.printing-museum.org/exhibition/pp/090424/index.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090420140100.html
>
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会期:4月24日(金)〜7月26日(日)10:00〜18:00 月休(5/4、7/20開館)5/7、7/21休館
会場:印刷博物館(東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル)
内容:第一線で活躍するクリエイターが、さまざまな印刷表現に挑戦する実験(トライアル)企画。今回は秋田寛、植原亮輔、佐野研二郎、八木克人の4人のクリエイターが参加する。特殊印刷・加工は使用せずに、一般的なオフセット印刷だけでどのような表現が可能か、プリンティングディレクターと共に印刷実験を重ねてグラフィック表現の可能性を探る。クリエイターの独創的なアイディアと印刷技術を組み合わせて完成させたポスターと、制作過程での数々のトライアルを併せて紹介する。入場無料。

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■編集後記(4/21)

・テレビ見ていてあれこれ。中島みゆきと松田聖子が花嫁姿で共演する、富士フイルムスキンケア化粧品のCM、ホラー映画の予告編かいと思った。この化粧品はエイジングケアを目的とするそうだから、二人のオバサンの起用は正しいのだろう。以前からこのCMシリーズでは、大きな白い犬に引っ張られて笑いながら出て来る中島が異様だったが、今回はさらにエスカレートして白無垢の花嫁姿である。御歳57歳の花嫁はリアルに不気味だ。犬神家か八つ墓村か(こんな登場人物はないが)。47歳の聖子もある種の妖怪だが、まだ見られる。商品名から白のウェディングドレスにしたようだが、冗談のコスプレじゃなく、結婚式場の一幕という設定らしい。こんな無理無理の企画、よく通ったな。花嫁と言えば、エリエール・アテントの「結婚式編」CM、この花嫁役がリアルに初々しくないんだなー。普段着姿もただのオバサンだ。サントリーの金麦CM、ほんとにうっとうしい。元宝塚の檀れい演ずる若妻(?)の、変なぶりっこ演出と絶叫に近い声が気に障る。オジサンたちに人気だそうだが、わたしは大っ嫌い。金麦はけっこうウマイけど。ダイハツ・コンテのカクカク・シカジカという、うっとうしいキャラの「おフランスなシート編」CM、生瀬勝久のフランス語がうっとうしい、うっとうしい、うっとうしい、気が狂いそうになる。カシオの「ダイナミックフォト」のCMも集中投下されてじつにうっとうしかったな。稚拙な合成作例ばかりで、かえって逆効果な感じがしたが、中に変なのがあった。女性の胸の谷間に犬が下りるやつは、クレームがあって修正されたそうだが、それじゃなくって都市をゆらゆら飛ぶ紙飛行機上の人物が静止していたのだ。紙飛行機と人物は一緒に動かないとおかしいだろう。カメラの機能はすばらしいのに、CMは最低。KDDI「auまとめトーク」CMってのも大ウソの場面設定だ。仲間さんは弟くんを寝かしつけるために絵本を読み聞かせしています、って弟は赤ちゃんかい、りっぱな少年だよ。おかしいと思わないのか、関係者。とまあ、相変わらずバカCMを罵倒する日々。平和だ。(柴田)
< http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/tvcm/astalift090404_01/
>
< http://www.fujifilm.co.jp/corporate/aboutus/tvcm/astalift090404_02/
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富士フイルム スキンケア化粧品
< http://www.elleair.co.jp/cm/attento/cm1/index.html
>
エリエール アテント
< http://www.suntory.co.jp/beer/kinmugi/html/ad/cm/2008/
>
サントリー 金麦
<
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カシオ ダイナミックフォト(胸修正前)
< http://www.kddi.com/ad/index.html
>
KDDI auまとめトーク

・胸におりる犬のだけは見たいとアクセスしてみたが、なぜクレーム? と同時に、どうしてこの場面にしたかったんだろう? という疑問が。/NHK教育「つくってワクワク」。について書こうと思ってアクセスしたら、NHKエデュケーショナルの「キッズワンダーランド」に飛んだ。広告が入っていて、一瞬目を疑った。NHKには広告を入れてはいけないイメージがあったので。商標登録出願中なのだそうだ。「つくってワクワク」の何について書こうと思ったのか忘れちゃったよ。/しつこいけれど「DTP Booster」よろしくです。告知はじめて今日で一週間。定員の半分のお申し込みがありました。ありがとうございます。(hammer.mule)
< http://www.nhk.or.jp/kids/tukutte/
>  つくってワクワク
< http://www.n-kids.jp/
>  キッズワンダーランド