[2690] デザイナーズ物件の憂鬱

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<セイウチはしっかりカメラ目線>

■気になるデザイン[30]
 デザイナーズ物件の憂鬱
 津田淳子

■装飾山イバラ道[40]
 伊勢旅行記(2)鳥羽水族館と二見シーパラダイス
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[19]
 各社から面白いデジカメが続々と!
 おかだよういち

■展覧会案内
 BASQUIAT SAITO WARHOL
 ♪しゃぼん玉飛んだ 170人のイラストレーターが描く日本の童謡・唱歌
 第1回写真「1_WALL」展
 第4回 金の卵 学校選抜オールスターデザインショーケース


■気になるデザイン[30]
デザイナーズ物件の憂鬱

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140700.html
>
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気がついたら8月ももう終わってしまう。仕事では年賀状の本も、もう見本誌があがってきてしまった……(苦笑)。出版を仕事にしていると、どうも季節を先取りしすぎていて、変な感じです。

校了時期はどうしても仕事に追われて、ゆっくり書店に行って本を買う時間がなくなって悲しい。でも往復の電車内では、仕事と関係のない本を読みたいと思うのですが、もう買い置き本のストックも底をつき……。そんなときは、駅のKIOSKで何か買います。

先日、めちゃめちゃ久しぶりに「SPA!」を買ってみた。愛読誌(?)として毎週のように買っていた時期もあったのだが、なぜかパタッと買わなくなって早数年。特集記事「ムダ遣いして何が悪い」が気になって買ってしまった。いやぁ、私もムダ遣いばっかりなもんで……。

でも実際に読んでみて気になったのは他の記事。「[ワケあり物件]○得(マルトク)激安ガイド」というもので、物件内で事故や自殺等があって相場より安くなっているものを紹介しているのだが、そこでこんな小見出しを目に!

──自殺や病死だけでなく、さまざまな格安のワケあり物件が存在!
(略)
「デザイナーズ物件は騒音や匂い以上に不評!?」
(略)そして、最近の不動産業界において、ある意味もっとも“いわくつき”
なのが、デザイナーズ物件。「家具が配置しづらい多角形の物件や、部屋のド
真ん中にらせん階段があるような物件など、もの笑いのタネでしかない。(後
略)」(週刊スパ 2009年8月4日号 23ページより抜粋)

う、うーむ。そんな風に思われているきらいがあるんじゃないかなぁ、とうっすら思っていたが、やっぱり……。

そもそもデザイナーズ物件とかデザインマンションとかデザインホテルとか、言葉の使い方、デザインの捉え方自体が間違ってる気がする。「奇抜」だったり「意味もないスタイリッシュさ」だったりを「デザイン」って呼んでいるんでしょうか。

このコラムでも何度か触れたことがあると思いますが、「機能性」とか「使われ方」とか、見た目以外の部分の設計も含めて、すべてが「デザイン」だと思っているんですが、どうもマスコミを中心に「見た目」「ビジュアル」だけを「デザインだ」としている記事や話題を多く目にして、いつも、違う! と思ってしまう。きちんと「デザイン」をしてるデザイナーの方々は、私以上にもっと困るでしょうねぇ。なんか誤解されてて。

まあ、こんなお笑いデザイナーズ物件は、ホンの一部だとは思うんですが、とはいえ実は私の自宅から20mくらいのところにある一軒家が、どうもいわゆる「デザイナーズ物件」と呼ばれているもののようで、案の定(?)なんかおかしい。住んでいる人とは知り合いでもなんでもないので、家の内部がどうなっているかはわからないんですが、玄関までの階段、これが変。

まず一軒家なのに、わざわざ家を地面から1.5mくらい嵩あげしたところに建てているのがよくわからないんですが、そのために玄関まで道路から階段になっている。結構、横幅が広い階段で2m以上ある。

横幅が広いのはいいのだが、階段がコの字状になっていて、センター付近がポコッと70cm四方くらいの穴が空いているような状態になっているのだ。言葉で言うとわかりにくいのでこちらをご参照ください(知らない近所の家の写真を撮るのもなんなので、パースとかまったくわからない私が描いたダメダメ図ですみません)。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090825/01 >

階段の途中からなぜか左右ふたつにわかれ、その中央部分はストンと地面まで何もない。建設途中は「ここに何か入るのかな?」と思っていたんですが、家が完成し人が住み始めてもこのまんま。特に何かに使われることなく完成後3年くらいたったんですが、近頃、子どもの自転車が置かれるようになりました(苦笑)。

これ、なんのためにあけた空間なんでしょうか。手すりもないし、向かって右の階段なんて幅は60cmくらいしかないし。降りるとき怖そう。おまけに上から3段降りてくるとき、真ん中付近を降りてきちゃうと、4段目はないんですよ! ひょえー。

まあ、個人住宅なので、好きに建てていいんですが、この階段を見ていた、うちの夫と近所の飲み友だちのおじさん(共にデザインに関わらない仕事をしている)が、二人で「まったくなんだこの階段は。だからデザイナーズ物件は嫌なんだよ」というようなことを話しているのを聞いて、うーむ、やはりデザイナーズ物件とか、大きく言えばデザインっていうことは、そんな風な認識がなされているんだなぁと。

デザインっていうのは、そういうもんじゃない! と、ちゃんとわかって欲しいものだし、そういう「デザイナーズ物件」をつくっちゃったデザイナーの人、反省してくださいな!

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
前回のコラムを書いた後に行った奄美大島では、なんとか日食を体験できました。あたりが暗ーくなって、気温も下がって、不思議な感じでした。

3つの別冊(?)付録と、計12枚の綴じ込み付録がついた函入りの『デザインのひきだし7』。特集は「製本加工はここまでできる!」と「スケスケな紙、素材、加工、大集合!」の2本立て。小口まで真っ赤に染まった本が、段ボール箱に入って、全国書店に並んでます!

金銀とCMYKの掛け合わせ見本帳『標準 印刷見本帳2 銀×青金×赤金×CMYK×CMYK×マット/グロスニス編』発売中 他に最近作った本は『デザインアイデア&ヒント』『ハニカムペーパー・クラフト』『標準 印刷見本帳1 蛍光色×CMYK×マット/グロスニス編』『デザイン事務所の封筒・名刺・ビジネス文具コレクション』『しかけのあるブックデザイン』など。
< http://www.graphicsha.co.jp/
>

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■装飾山イバラ道[40]
伊勢旅行記(2)鳥羽水族館と二見シーパラダイス

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140600.html
>
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伊勢旅行記の2回目は水族館について。伊勢志摩のガイドブックには、お伊勢参りと海の幸の他に水族館が必ず取り上げられる。海で囲まれている伊勢地方には大小の水族館やイルカ島があって、好みに合わせてプランを組むことができるのだ。

・鳥羽水族館
< http://www.aquarium.co.jp/index.html
>

伊勢地方の水族館で、規模や知名度でTOPと言っていいのはやはり「鳥羽水族館」。海に隣接した大きくて立派な建物。ここは観覧順路がとくに決まっていないということも特徴だ。ジャンル別に分けられた12のゾーンを自由に見て回ることができる。

水槽ひとつひとつが大きいのでそれなりに歩くけれど、見物客で混んでいる水槽を後回しにしたり、自分の好きなように動けるのはいい。まずは、アシカショーやセイウチパフォーマンスなど、いくつかあるショーの開始時間をチェックしておくのも忘れずに。

やはりここの目玉と言えるのは「人魚の海」ゾーンで、特に縦にも横にも大きいジュゴンの水槽は圧巻だ。優雅にゆったりと泳ぐジュゴンの姿に癒される。白くて大きな体に小さな目、笑ったような口元はとても魅力的だ。ペアのジュゴンが二つの水槽に分かれて、それぞれに魚や海ガメと一緒に泳いでいる。

・ジュゴン
< http://www.eimu.com/dgcol/jyu01 >

そういえば、学生時代に教育実習で母校の中学校に戻った時に、男子生徒に「ジュゴンに似てる」と言われたことがある。その生徒と交わした会話で覚えている唯一の言葉がそれ。軽いショックを受けたっけなぁ。

ジュゴンの他に大きな動物は「ジャングルワールド」ゾーンのマナティ。ジュゴンとマナティは似ているようで全然違っていた。マナティは横に平べったい体で水槽の床で寝て、たまに床をのしのしと歩いては空気を吸いに水面へ泳ぐのを繰り返していた。床で寝ていると、どこにいるのか見つけにくいので「マナティは空気を吸う時に動くので数分待って下さい。」というような注意書きがあった。そうしないと、寝ているマナティを岩かと思って素通りする人がいるんだと思う。

アシカショーのエリアは、客席数の収容人数もたっぷりで階段状になっている。ショーの開催時間の前に座席を確保した方がいい。場所はあまり前だと水がかかる覚悟が必要なのはどこの水族館も同じ。元気なトレーナーのお姉さんと、かわいいアシカたちのショーはとても楽しい。アシカの環くぐりは、デジカメでジャンプのタイミングに合わせてシャッターを押すのが難しいけれど、偶然ばっちり撮れているのがあった。

・アシカの環くぐり
< http://www.eimu.com/dgcol/asi02 >

・二見シーパラダイス
< http://www.futami-seaparadise.com/
>

大きな鳥羽水族館の人気に押され気味なようでいて、しっかりとファンを確保していると思えたのが「二見シーパラダイス」だ。伊勢志摩の観光ポスターには鳥羽水族館のジュゴンの写真が使われるのが定番だけれど、駅で多く見かけたのは二見シーパラダイスの人気アイドル「アッカンベーアザラシ」の写真。お笑いの「響」のモノマネでもおなじみの、アザラシが立ち上がって胸びれを顔にあてながら舌を出すあの芸だ。

かなりのインパクトがあるその表情を、生で見ることができるのがこの水族館のウリで、「海獣王国」といううたい文句がぴったりくる場所。私もアッカンベーアザラシのために、どうしても二見シーパラダイスに行きたかったのだ。

アッカンベーをするアザラシの種類はミナミゾウアザラシで、写真で見る印象とは違ってものすごく大きい。本当に大きい。ショーが始まる前にミナミゾウアザラシの水槽を見てみるとドーンを水の中に寝そべっているだけで、姿形はよくわからない。そういえば、ゾウアザラシってどこの水族館でも体が大きくて寝ているという印象しかない。それが、ショーが始まると全く別の動物のように全員はりきって動き回るのだから驚く。

実は立ち上がってアッカンベーをするポーズというのは、腰から上を90度に曲げている。それでトレーナーと同じくらいの高さに頭が来ているので、全長は倍くらいあるのだ。トレーナーのお姉さんの「アッカンベー!」という大声に合わせて、しっかりと表情を作るゆみこちゃん。

・アッカンベーアザラシのゆみこちゃん
< http://www.eimu.com/dgcol/aka03 >

目が大きくてかわいい(?)でしょう。顔はかわいいけれど、体格はド迫力なので想像していたラブリーな印象とは違っていた。でも人気No.1なので、みんなに見えるようにがんばって何度もポーズを決めていたのが健気だ。

今回の旅で見た動物の中では、セイウチが大好きになった。セイウチと言えば、大きなオスに生えた立派な長い牙が恐ろしい印象。たぶん、私のイメージの中で勝手にトドと混じってしまっているんだと思う。実際、トドの水槽は時折荒々しい声が聞こえて、水しぶきと共にダイナミックな動きを見せていた。ちょっとこわごわと見てしまう。

一方、セイウチは人を笑わせる天才で、床に敷かれた防水シートの上を何のしきりもなくノシノシと体全体で滑ってくる。小さな子供たちが前方最前列にいたのでハラハラしてしまった。かなり危険度の低い動物としてトレーニングされているようだ。

鳥羽水族館ですっかりセイウチが気に入ってしまった私は、二見シーパラダイスのセイウチのショーも、防水シートから最前列を確保して地べたに座って待っていた。二見のセイウチの方がずっと大きくて、500kgを越える巨体なのに身軽に体を滑らせて来る。くるりくるりとターンをして定位置につく器用さ。

・セイウチ
< http://www.eimu.com/dgcol/sei04 >

一頭のセイウチは、胸びれを口で吸ってチュパっとひれを離してポンポンと音を出す、投げキッスのような遊びをずっとしていた。普通はトレーナーの指示した芸だけをやる海獣たちだけれど、そのセイウチには口で音を出すことが楽しくてやっている感じがあったので驚いた。

動物たちにはどうしてもご褒美でもらえる魚のカゴばかり見てしまう種類も多いのに、このセイウチはショーの時間を楽しんでいるような、高度な情緒があるように思う。見た目も「スター・ウォーズ」のどこかの星にいた宇宙人のようだけれど、人間に近い気さくな性格(?)の生き物なのだ。最後の記念撮影では、スタッフに自分で持って来たデジカメを渡すとポーズを取ってくれる。後で確認すると、セイウチはしっかりカメラ目線だった。本当に何もかも理解して人間につきあってくれているのだ。

二見シーパラダイスは水族館の規模は大きくはないし、水槽設備は鳥羽水族館とは比較にならないけれど、ショーのオリジナル感や館内の展示の工夫に温かみを感じる。

例えば、イルカのショーでは小さなプールで最前列の人が透明なビニールシートを両手で掲げて、ジャンプではねる水を防ぐしくみ。当然私も一番前に陣取っていたので、後ろの人に水がかからないようにイルカのジャンプのタイミングでシートを上げ下げしていた。もちろん、ジャンプ前に泳いでいるイルカは水の中にいて見えないのですごく難しい。でもそのスリルがたまらない。

ここでは本当に間近にイルカを見ることができるし、最後にはイルカと握手もさせてもらえたので、小さい水族館の良さを堪能した感じ。伊勢志摩方面へお出かけの時は、ぜひ二見シーパラダイスもコースに組み込んでほしい。

【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com

自分用のおみやげは、地域限定キューピーの「ジュゴンキューピー」と「セイウチキューピー」。水族館のカプセルフィギアもリアルでいろいろありました。鳥羽水族館のアクアリムショップのWEBからも買えます。

装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
>

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■おかだの光画部トーク[19]
各社から面白いデジカメが続々と!

おかだよういち
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140500.html
>
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長い長い梅雨が明けたと思ったら(東北地方では梅雨が明けないままだったそうですが…)あっという間に8月も終わりに近づき、今年の短い夏が過ぎ去ろうとしています。

毎年夏になると、あたり一面のひまわり畑に写真を撮りに行く* 私の住んでいるとなり町の兵庫県佐用町では、台風9号の影響による集中豪雨で川が氾濫し町中が洪水になり、連日全国ニュースで被害の様子が報道されていました。その他にも新型インフルエンザの流行など、何かと大変なちょっと異常な2009年の夏でした。みなさんはどんな夏を過ごされたでしょうか?
*< http://s-style-arts.info/index.php?ID=507
>

いろんなニュースにまぎれて見落としがちですが、この夏、いろんな面白い機能を搭載したデジカメが各社からいっぱい発表されました。特にコンパクトデジカメは、実験的な機能も含め斬新なコンセプトで、カタログを見てるだけでも楽しいですよ。今週から9月にかけて発売ラッシュなので、その中から気になったものを紹介します。

[ペンタックス Optio WS80]
< http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/compact/optio-ws80/feature.html
>
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KIWLBQ/
>

1,000万画素、1/2.3型CCD搭載で2万円台の低価格ながら、防水で水深1.5mまでの水中撮影が可能です。子供と水遊びのシーンなどは、高価なデジタル一眼では、水を浴びて故障するのが怖くてなかなか撮り難いですが、これくらいの安いカメラで防水であれば一台あると重宝しそうです。

面白い機能としては「小顔フィルター」。顔認識オートフォーカス&自動露出が進化しただけでなく、検出した顔だけを撮影後に3段階から選んで小さくできる機能だそうです。もう「何が本当の写真か」「写真は真実を写すのか」などと言う論争すらアホらしくなるような内蔵デジタル画像処理機能です。女性には喜ばれるのかもしれませんね。その他にも、1,280×720ピクセル、30fpsのハイビジョン動画撮影が可能なので、水辺での写真&ビデオ撮影にこの値段は魅力です。

[ニコン COOLPIX S1000pj]
< http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/style/s1000pj/
>
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002KAPJK4/
>

なんと、デジカメにプロジェクタを搭載するという斬新なアイデアを形にした製品。カメラ本体だけで、写真や動画をどこでもその場で壁や天井などに投影して、仲間と一緒に鑑賞できます。2mの投影距離で40型程度のサイズになるようです。

どうせなら、PowerPointやKeynoteなどのプレゼンで使うファイルか、それが無理でもPDFくらい扱うことが出来れば、簡単なプレゼンはこれで済ませることもできそうで用途も広がったのにと思いますが、年末年始の人が集まるパーティーシーンでは、撮って直ぐにみんなで観て楽しめるので盛り上がりそうですね。

パーティーシーンで楽しめそうと言えば、今回の新製品の中で、一番気になるデジカメがソニーから出ます。いや、デジカメではなく関連商品ですね。

[SONY Party-shot IPT-DS1]
< http://www.sony.jp/cyber-shot/products/IPT-DS1/
>
< http://www.sony.jp/cyber-shot/party-shot/
>

顔認識機能がかなり進化してきたので、もうここまできたら素人のあなたが撮らずとも、いっそお任せしてカメラ自身に撮らせろ的なコンセプトです。この台にカメラをセットしておけば、カメラが自動で回って角度も調節して、ズームインしたり引いたりしながら構図まで考えて、もちろん露出も決めて勝手にバシバシ撮ってくれます。これをセットしておくだけで、もう宴会シーンで自分だけ一枚も写ってないなんてこともありませんよ。

結婚式の披露宴なんかも、カメラマンが新郎新婦を中心で撮っている傍らで、会場に何台かセットしておけば、ゲストのカメラを意識していない自然な表情が沢山撮れるので、楽かもしれません。とってもソニーらしい製品で、久々に惹きつけられました。

こういう製品を見てると、楽しいなぁと思う反面、もっと進化して完全にカメラ自体がロボット化し、そこそこいい写真を撮るようになるとカメラマン要らなくなっちゃうな。って思ちゃってちょっと焦りますね。

【おかだよういち/WEBクリエイター・デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >

今週末は久々に仕事用の一眼レフを新調する予定です。D300Sについては、またレポートしますね。

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■展覧会案内
BASQUIAT SAITO WARHOL
< http://www.g-sho.com/current/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140400.html
>
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会期:7月27日(月)〜8月29日(土)11:00〜19:00 土17時 日祝休
会場:ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート(東京都中央区日本橋3-2-9 三晶ビルB1F TEL.03-3275-1008)
内容:サイトウ・マコトが敬愛するバスキアと、バスキアの才能を見いだしたウォーホルに捧ぐオマージュを初公開する。また、バスキアとウォーホルの貴重な名作も合わせて展示する。

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■展覧会案内
♪しゃぼん玉飛んだ 170人のイラストレーターが描く日本の童謡・唱歌
< http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_ex_current/g8_ex_current.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140300.html
>
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会期:8月24日(月)〜9月18日(金)11:00〜19:00 初日10:30〜日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)
内容:毎年恒例の東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の展覧会は、今年で15回目。「日本の童謡・唱歌」をテーマに、30cm×30cmの正方形に描き下ろし。約170名の作家が出品する。各作家の作品に関するコメントも紹介し、展示作品の販売も行なう。1点35,000円 会期初日より先着順で販売。
◇第214回クリエイティブサロン
日時:9月16日(水)19:10〜20:40
出演:小沢昭一(俳優)「うたとお話でつづる日本の童謡」
会場:クリエイションギャラリーG8 入場無料 要電話予約

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■展覧会案内
第1回写真「1_WALL」展
< http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_exh_200908_2/gg_exh_200908_2.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140200.html
>
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会期:8月24日(月)〜9月17日(木)12:00〜19:00 日祝休 水20:30
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:予備審査(ポートフォリオ審査)と一次審査(ポートフォリオレビュー審査)を通過した6名(大丸剛史、佐藤航嗣、仲山姉妹、中山史崇、矢島陽介、渡邊有紀)による最終プレゼン。グランプリは誰の手に?
◇公開二次審査会:9月3日(木)18:00〜20:30
要予約 TEL.03-5568-8818
◇オープニングパーティー 9月3日(木)20:30〜21:30

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■展覧会案内
第4回 金の卵 学校選抜オールスターデザインショーケース
< http://www.axisinc.co.jp/publishing/exhibition/200908.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090825140100.html
>
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会期:8月27日(木)〜9月6日(日)11:00〜19:00 最終日17時
会場:アクシスギャラリー(東京都港区六本木5-17-1 TEL.03-3587-2781)
内容:デザインの未来を担う「金の卵」を一堂に紹介し、学生と社会を結びつける場となる展覧会。各大学から選抜されたデザイン系学部3年生の作品(プロダクト、空間、情報デザイン他)約40点を展示するほか、デザイン教育における新しい試みについても一部を紹介。テーマは「社会を良くするデザイン」。会場内には、合計約250名分のポートフォリオ・ライブラリーを設置。

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■編集後記(8/25)

・一週間前、今年最初で最後のツクツクホーシの一声を聞いた。ああ、夏も終わってしまった。悲しい。子どもの頃も大学生の頃も、この声を聞くと「夏休みが終わってしまう。まだ宿題が終わっていない……」と激しい焦燥感に襲われるのが常だった。この夏、たまに実家に行ってみると、裏山からカナカナカナとはかなげが声が聞こえて来て、これもまたもの悲しい。ヒグラシは今住むところでは一回も聞かない。朝の5時前から鳴いていたミンミンやアブラゼミだったが、ここ数日で一気に静かになった。夜明けが遅くなり、日が短くなった。もう秋か。哀しい。この夏の一番暑い頃、デジクリは「写真を楽しむ生活」のサイトをつくっていた。といっても、デスクがひとりで構築の作業をして、わたしはまったく役にたっていないのだが。メールマガジン「写真を楽しむ生活」は2002年8月28日に創刊した。近い将来、写真のポータルサイトを開くと宣言して以来放りっぱなしの7年間だったが、ようやく昨日8月24日にサイトを公開できた。まだまだポータルサイトにはほど遠いが、少しずつ充実していく予定なのでご期待いただきたい。(柴田)
< http://photo.dgcr.com/
> 「写真を楽しむ生活」

・雪豹が出た/「写真を楽しむ生活」のサイト。テンプレートをちょちょっといじって、と軽い気持ちで作りはじめた。予算はゼロなのでWordPress(WP)での構築、オールGoogle検索結果仕様。いま思えば本ぐらいは買えば良かったと……。まずは構成を考える。ページで作るもの、エントリー形式にしたいもの、カテゴリー分け、土台となるテンプレ調べ。WPでどんなことを皆は実現しているんだろう、これとこれは実現したいんだけど、という観点。いくつか見つけたテンプレから、長いURLが格納できる今のテンプレを選ぶ。しかし他人の作ったテンプレ。解析にも結構時間がかかる。変更箇所があっても、どこをどうさわればいいのかわからないのだ。テンプレのためにユーザビリティに目を瞑った箇所もあり……。時間がないといいつつも、更新しやすくないと更新ストップしてしまいそうなので、自動リンクやら自動改行の実現、カテゴリーの並びを自由に変更、エントリーの並びも変更、独自タグを簡単に入力できるようにとか、外部リンクと内部リンクを区別させたいとか、マークダウン形式、キャッシュ形式、バグとり、凡ミス、何やらかんやら。プラグインを駆使しつつも、結局最後にはプラグイン自体やphpをいじり、である。元原稿(メルマガ)からの複数一括置換用ファイルも作ったよ。やればやるほど課題が出てきて、まだやり残していることも。終始英語との格闘。日本語の先駆者エントリーがあるとラッキー、なければ英語のフォーラムやエントリーで頭痛。おらのTOEIC点数を知れば、よくやったとねぎらってくれる人はいるはずだ! あ、ケータイやiPhoneでもアクセスできるのでよろしくであります。定期的にトライしては実現できない項目が多くて断念していたのだが、今回やっとここまではできた。世界中の先駆者達に感謝!(hammer.mule)
< http://michelf.com/projects/php-markdown/
>
これがなかったら実現不可能だったさ