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■KNNエンパワーメントコラム Twitterで変わるライブイベント/神田敏晶

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KNN神田です。

ライブイベントは、今までは参加した人だけの経験であったが、ブログやmixiが登場してきてからは、ライブイベントの翌日には、いろんな体験者が現場のレポートを「アップ」するようになった。

まるで、昨日の野球の試合をスポーツ新聞で勝利を再確認するかのような追体験ができるようになった。自分の気のついていなかったような事も、いろんな立場の人の視点として確認でき、参加したイベントがより立体化するような経験をしてきた。

それがTwitterが加わることによって、その流れがさらに大きく変わりはじめた。LiveTweet(tsudaる)である。
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第一段階は、参加者が現場の状況をLiveTweetするようになる。ライブイベントの会場は、通常どおりにプログラムが進行されているが、その現場からのLiveTweetによって、現場にいない人までも現場を疑似体験できるようになってきた。しかも、ライブ放送ではなく、140文字だけの瞬間的に要約(?)された限られた情報のみなので、妄想力を働かせながら現場の雰囲気を想像する。

そして、第二段階。現場にいない人が、フォローしている人のLiveTweetを見つけ、そのイベントに対して、質問を投げかけたり、リアクションを起こす。現場の参加者がその声に応える。この時点で、もう現場の参加者はレポーターとしての機能を持ち始めている。そして、現場にいない人も、広い意味でのイベントの参加者となっている。

さらに第三段階、その状況のやりとりを発見した人や、第二段階の人が「RT」を展開することにより、フォロワーのフォロワーの人たちが気づきはじめる。そして、さらに現場の状況が拡大化されていく。「#ハッシュタグ」などが追記されていると、途中参加の人も、ハッシュタグで検索し、登場した140文字の要約レポートを読みすすめ、話題をキャッチアップしていき、第二段階の人たちと同化していく。

そして、第四段階、ライブでそれらの状況に参加できなかった人や、全く気づかなかった人たちも、イベント終了後に参加したり、ライブで参加していた人たちが後から他にも情報を求め始めたりする。当然、マスコミなどが気がつくのが、このあたりの話題になってからだから、周回遅れ的な雰囲気になってしまう。

......というのが、Twitterが登場してきてからのライブイベントの状況だった。しかし、それがTwitterを導入したイベントとなると、様相が変わってくる。

まず、第一、第二段階のtweetを画面に流し始めたりすると、会場や会場外とのインタラクションが可能となる。横浜でのTwitter議員の登場するイベントでは、少々、発言が長くなっている人がいた時に、会場内から「○○さん、しゃべりすぎ!」というtweetが大きく画面に映されて、その前でしゃべっていた○○さんの発言が、会場のLiveTweetによって阻止されてしまうというようなことも起きた。

これは同時に、司会者の仕事が奪われていた瞬間のようにも感じられた。進行にさえもLiveTweetが影響を及ぼしはじめるのである。そして、壇上にいる人たちがLiveTweetすることによって、事態はさらに大きく変わる。これが第五段階だ。

壇上にいる人たちが、LiveTweetの世界にも参加する。こうなると、ライブイベントは、リアルな現場とTwitter上の二点間に存在してくる。さすがに発言中の人はtweetはしないが、発言していない前後の時間は、登壇者はTwitter上の参加者となる。

発言者のLiveTweetと、その前後の発言者の心情や感想が同時にタイムライン上にあらわれてくる。これはもう、目の前で可視化されている社会よりも詳しい情報を得ることができるようになった。まるでセカイカメラで世の中をかざして見るのと同様に、イベントをTwitterをかざしてパラレルに楽しむという状態である。

Twitterイベントの特徴は、ライブイベントとタイムラインイベントの同時進行であり、どちらもリアルであることだろう。Twitterによって、イベント参加者も、聞くだけではなく、参加し、発言するといったアクティブな参加者へと向かうような気になってきた。

また、この同時に複層している事象に反応や処理できるタイプの人が増えているのも特徴的だ。いわゆる「ながら」で鍛えられた特殊な能力なのかもしれない。セミナーやイベントで、居眠りしている中高年との落差は広まるばかりである。

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