[2717] 裸族のお立ち台でバックアップ

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《本当の所有者ってダレ?》

■音喰らう脳髄[76]
 ドキュメンタリー頭脳警察
 モモヨ

■Episode of ガテン系デザイナー[28]
 裸族のお立ち台でバックアップ
 相子達也

■アナログステージ[22]
 どこまでが許される範囲なのかを明確にしない「アソコ」
 べちおサマンサ

■展覧会情報
 e-space 東京'09展

■セミナー情報
 クリエイターのための法律基礎知識セミナー
 クリエイターのための契約基礎知識セミナー
 クリエイターのための法務対談スペシャル


■音喰らう脳髄[76]
ドキュメンタリー頭脳警察

モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20091006140500.html
>
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昨夜、10月5日から始まる新宿ロフトの《Drive to 2010》のイベントに寄せるコメントを書き上げてから、十六夜の月を眺めていたところ、どうにも眠れなくなり、つい11月7日(土)からシアターN渋谷で公開予定の映画、《ドキュメンタリー頭脳警察》三部作のDVDに手を出してしまった。

ロックバンド、頭脳警察の再結成に至る顛末を記録しつつ、パンタの私生活にまで踏み込んで彼の内面世界をさぐる、そんな内容の作品だ。三部作全てで何と5時間14分におよぶ。これまでの常識を打ち破る大作といえる。

見始めたのは夜中の3時頃。途中、子供たちを学校に送り出すなどしなければならなかったため間があいてしまい、見終わったのは結局昼近い11時過ぎ。正直、三部作全てを通して観ることなどできやしないだろうと思っていたのだが、意外なことに、あっさりと三部全編を観てしまった。

単純な音楽映画であれば、よほどの好演が記録されていなければ途中で飽きてしまうに決まっている。

本作の場合、そうした一般的音楽映画の要素のみならず、例えば、パンタが、太平洋戦争当時、従軍看護婦として南方で働き病院船・氷川丸で働いていた御母堂の死を契機に、氷川丸関係者のもとを訪ねて歩く、その様子を克明に描いていたりする。さらに御母堂の葬儀の様子までが記録されており、その席上で彼自らが、自分の代表作のひとつ《マラッカ》が実は御母堂の戦争体験をベースにしたものである、と明かしていたりするのである。

実を言えば、私はパンタとは旧知の仲で、彼が《マラッカ》を発表した前後、けっこう現場で顔をあわせていたはずなのだが、うかつにも、こうした事情を一切知らないでいた。

他にも、獄中の重信房子とパンタとの交流の様子が描かれていたりして、音楽的要素以外の部分がそうとうに多く含まれていて、音楽的興味を抜きに観ていても飽きるところがない。であるからこそ5時間を越える作品として劇場公開される運びになったわけだ。

ある意味、残酷とすらいえる視点で描かれた音楽映画だ。その残酷さの点でも稀有の作品である。

渋谷を皮切りに全国で順次公開される予定なので、機会があれば是非ご覧になることをお勧めする。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■Episode of ガテン系デザイナー[28]
裸族のお立ち台でバックアップ

相子達也
< https://bn.dgcr.com/archives/20091006140400.html
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バックアップの話題が出ていましたので私も遅ればせながら少し。

2年ほど前、増え続けるバックアップDVDの山を眺めながら、ふと気づきました。50枚入りのDVD-Rって2千円から3千円くらい。容量は1枚に約4GB記録するとして200GB。てことは、1TB保存するには50枚入りが5セット必要になる。国産のやや高い3千円の製品を5セット買うと1万5千円。当時で500GB HDDが1万円くらいだったと思います。いまでは1.5TBのHDDが1万1千円前後で1TBが約9千円、扱いやすい500GBなら5千円代で買えるわけです。膨大な枚数のDVDを前に考えてみると、探すのと出すのが面倒であまり触っていない。ひょっとしてこのまま放ったらかし?

もう一つの問題。DVD-Rはバックアップにかかる時間(焼く時間)と、あとでデータを引っぱり出すときの検索性が問題です。DVDをインデックス整理しておいても、何枚も抜き差しをしてマウントされるまで待っていなきゃならない。それにDVD-Rじゃデータが更新された場合の差分バックアップも不可能です。このDVDを焼く時間と探してマウント、取り出して収納の時間も恐ろしく無駄に思えたのでした。

そこでHDDをリムーバブルディスクとして使うという、なんだそりゃな製品を導入。裸族のお立ち台スーパーコンボ(CROS-SC)
< http://www.century.co.jp/products/pc/hdd-kit/crossc.html
>

名前もなんだそりゃですが、裸のHDDを立てて使うという画期的アプローチをそのまま名前にしたわけで妙に納得。この製品の良いところは、2.5インチと3.5インチのSATA HDDが使えてインターフェースがUSB2.0にeSATA、FireWire400&800という充実の仕様なので、どんなマシンにも、また状況に合わせて接続できるところです。

まず、メインマシンの内蔵HDDを丸ごとバックアップ。その他のマシンもそれぞれにHDDを用意して同様にバックアップ。通常はデータ用のHDDを立てて(なんか変な表現)データ用に内蔵HDDのパーティション分けした領域を、昼ご飯や作業終了時にコピーをする。他にメインマシンにはTime Machine用の外付けRAID HDDをつないでバックアップしています。映像・画像データや大量の素材、写真にそれぞれのHDDを用意して、作業時はそこからデータを引き出すようにしています。

裸のHDDを扱うので、冬は特に静電気に注意する必要があります。また、基盤もむき出しになので、ぶつけたりしないように気をつけなければなりません。HDDはコネクタ部分の抜き差し回数に制限があるそうです。普通は設置したら壊れでもしない限り、ケーブルを抜いたりしないわけですからね。それはコネクタ部分の強度にも関係しているはずですから(あまり丈夫にはつくられていない)抜き差し時も慎重にしなければいけません。ちょっと心配・面倒ですが今のところ不具合はありません。

ちなみにむき出しHDDの保存用にこんな製品も。
裸族の村(CRM35-H705)
< http://www.century.co.jp/products/pc/hdd-acce/crm35h705.html
>
ただの段ボールじゃん、自分で作れるじゃんという突っ込みは名前に免じて許してください。

HDDの抜き差しでマシンの起動ディスク、各データのバックアップが実現しましたが、やはりバックアップの基本中の基本、「複数メディアにバックアップ」ということで、さらに環境を整えようと今後の計画を立てました。

大容量で安全な保存先を一つ用意。これはNASにすることにしました。今まではQuickSilverをファイルサーバーにしていたのですが、デカイマシンの電源をいつも入れているのはいかがなものかということで。大容量となると結構な値段のものが多いのですが、いいものを発見しました。

バッファロー LS-Q1.0TL/1D
< http://buffalo.jp/products/catalog/storage/ls-ql_1d/
>

これは1TBのHDDが1台内蔵されていて、残りの3ベイに手持ちのHDDを増設することができます。この製品が約3万円で、1.5TBのHDDが1万2千円×4とすると7万8千円ほどで6TBのNASが出来上がります。自前のHDDでも、耐障害性の高いRAIDで運用すれば安心でしょう。心配ならば搭載されているUSBに外付けHDDをつないでバックアップも可能です。

「複数メディア」ということでBlu-rayドライブも導入予定です。これは内蔵でなく外付けです。複数マシンで使い回せますし、行っている作業によってその都度、空いているマシンを書き込み専用機にできるからです。

今、膨大にあるDVD-RやCD-R、MOディスクをHDDやにコピーしようと考えているのですが、やっぱりDVDのマウント・コピーの遅さを考えるとうんざり......。時間もないしなぁ、と見て見ぬふりが続いております。

【あいこたつや】aitatz@gmail.com
< http://www.ggrafix.net/wp/
>

民主党の皆さんが思った通りのお仕事をされていて、不安が日々増大中。前原大臣(他の人も同様)の言動や行動を聞いていて、なんだかどこかに同じようなことがあったような気がして良く思い出してみた。あー、あの仕事を放ったらかしで2代目のバカボンが集まるあの組織と同じだ。考えてみると社長が自民党で2代目が民主党って感じ。実現できないような理想をさわりの良い言葉(友愛)でぶちあげる(マニフェスト)。じゃそれどういうふうにやるの?と聞くと何にも考えていない。誰がやるの? と聞くと「私ではなく各方面の専門家や有識者に意見を聞いて云々」どういう風に? 「なんとか委員会を作り云々」恐ろしいほどよく似ている。まずい、実にまずい。

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■アナログステージ[22]
どこまでが許される範囲なのかを明確にしない「アソコ」

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20091006140300.html
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こんにちは、14時です。さて、コアユーザのみならず、パソコンをお使いになっているかたなら、一度や二度は名前を見たことある、聞いたことがあるはずの「Winny(以下、ny)」。すでに6年前の騒動ではあるが、未だに結論というか、決着がついていない騒ぎのひとつだ。

ご存知ないかたはウィキなどで詳細を読んでいただくとして、昨日のニュースで、47氏(元・東京大学大学院情報理工学系研究科の金子勇助手。47氏という愛称の由来も同時にウィキに掲載されてます)が、「おそらく、インターネットの共有性実験に配布」したと思われるnyですが、昨日配信のニュースで、エンディングに辿りつけない恋愛ゲームのような展開が続いている。

・『ウィニー開発者の刑事責任は? 8日に控訴審判決』:配信・産経新聞
IZa! < http://bit.ly/oIqPJ
>

・Winny
wiki < http://bit.ly/16CnKG
>

ワタクシなんかより、nyなど、そのテのソフト特性を熟知している読者さんや、利用者のかたは間違いなくたくさんいらっしゃるので、ソフトの特性などもあえてここでは書かないが、ワタクシ自身の独断と偏見で書かせていただくと、この見せしめのような裁判、判決を出すのが難しいのではないかと。

裁判の論点となっている「著作権法違反幇助」だが、悪いが、そんなのはnyだけに限らず、あちこちに出回っているし、言い始めたら本当にキリがない。YouTubeだって著作権法違反幇助じゃないの? テレビ局が版権を持っているテレビアニメや、出版社が守るべき、発売日前にアップされている、人気週刊漫画は、どうなの? ワタクシが知って見ているぶんには十分に著作権法違反幇助だと思うんだけど? それは何かの都合で、また違う範囲になるの?

おそらく、nyに限らず、何に対しても善と悪は付き纏うもので、結論からいってしまえば、「利用する人の使い方」と、至極普通一般モラルな答えになるのではないでしょうか。自動車にしても、市販されているスポーツカーが、時速280kmのスピードが出せるから、どこでも280kmのスピードで走っていていいわけではなく、日本の法律で定められた法定速度以上で走ってはいけません。というお約束がある。

著作権と非常に密接な関係にある読者さんが多数だと存じますが、何年経っても曖昧にされている観が強い著作権。頼りになるはずの法が、まーったく役に立っていない。ワレモノ(違法コピー)や悪質な海賊版などは論外だが、結局は、利用する人がいるから勝手に産業が成り立ってしまっているわけで、需要がなければ商売として成立しない。非営利で提供していたり、みんなで共有し合えるようにと、制作主からの善意が、知らないうちに商品になっていた。というケースも珍しくない。

芸能界きっての、著作権にうるさい某男性アイドル事務所が、必死に所属タレントの写真掲載を拒んでも、Googleなどで画像検索すればいくらでも出てきてしまうし、街に出れば、1枚150円とかで写真まで売っていたりする。事務所サイドにしてみてば、著作権の侵害となるのは当然だが、事務所が知らないところで勝手に商売が成立していたりする。

1回インターネットという大海原にでてしまうと、回収や削除は、100年経とうが4000年経とうが、インターネットやパソコンが存在する限り無理。地球が爆発して太陽系から姿を消せば跡形もなくなくなるが、欲しがる人間も回収に躍起になっている人間も居なくなる。

では、著作権が本当に守られるのは何なのかと問うと、法をもっと厳しくしたり、ガードをガチガチに固めたりするのではなく、本当にその人の良心に任せるしかないのだ。そこに金銭的なやりとりが発生しようがしまいが、地球上の人類がみんな良い人にならないと、「著作権」はただの言葉でしかないのだ。

ワタクシ自身は、著作権などとは遠い業界にいるのですが、世間一般で謂うところの「知的財産権」に絡むことが多く、これまた厄介な風習に悩まされたり、問題にぶち当たったりすることもあります。知的財産権の中には、当然、著作権も含まれているのですが、著作権のほかに産業財産権というものがあります。

産業財産権にいたっては、「なんじゃそりゃ?」と、あまり馴染みがない言葉かもしれませんが、著作権のように、「創った・作った・造った」の自己申告から発生する権利ではなく、特許や意匠、商標など、登録して初めて権利が発生するものです。

ワタクシの業界では産業財産権のほかに、回路配置利用権という、半導体集積回路を開発したときの知的財産権というものもありますが、公に書くと、あとあと自身の都合が悪くなってしまう可能性が高いので、割愛させていただきます。まだ家族で路頭に迷うことはできないので、すいません。

著作権とは縁遠いと書きましたが、まったくゼロということもなく、技術資料などを執筆したりと、多少は絡みはあるのですが、これが面倒の原因となることもしばしば。というのも(書いていいか迷ったんですが、書いちゃう)、技術資料などの執筆で、クレジット(著者)が書いた本人ではなく、会社名義になってしまったりするケースが。実は、ワタクシもやられてまして、かなり腹立ちました。

一般の書店などで販売されるとかではないので、印税を楽しみにしていたとかは、まったくないのですが、個人を無視したような会社のやり方に腹が立ったわけで、初めから「会社の名前で出すよ」と添えてもらえれば、腹も立たなかったんですけどね。ただ、フリーで活動されているプログラマさんなどの協力も得ていたので、そのプログラマさんのクレジットくらいは掲載して欲しかったのは本音。

ご本人は契約事項にはない項目だから、構わないと仰っていたが、フリーで活動されているから、クレジットが載る載らないで、仕事の幅にも影響してくるだろうし......。裁判沙汰の一歩手前までいったのですが、会社がきちんと謝罪してくれたので、とりあえずは落ち着いたんですけどね。

それと同時に業界自体が、著作権と産業財産権とを混同している風習もあり、とにかくハッキリとした基準線が引かれていないことも問題。世に生まれ出てくる音楽を次から次へと「著作権の保護」という名目で、あちらこちらから金を巻き上げている社団法人のようなところもある。ワタクシが風呂場で唄った自作の歌も、この団体の手にかかれば金に化けるような、そんな寄生っぷりだ。

産業としては、当然利益を生まなければやっていけないので、著作権ではなく、産業財産権に登録して囲いをつくります。最近でもないですが、近所の大陸で、日本で有名な産地名を次々に登録したり、「松坂牛」とか商標申請したりとか、大ハッスル気味ですが、早いもの勝ちではありませんが、囲いをつくってしまったほうが勝ち。

登録されたほうはたまったもんじゃないですが、非情な世の中、それが通ってしまう。そのうち、野球関連グッズなどで「ジャイヤンツ」とか「イキロー」とか「王(ワン)」とか登録申請がでても、ビックリしない。あ、カタカナは使わないか。

話が外れましたが、一度囲いを被った産業財産権は、後にたくさんの実を結ぶことがあるので、会社としては、とにかく用意周到になる。準備が整うと、それをアピールする機会を設けるのだが、そのアピールするお手伝いをしてくれるのが、様々なクリエイターの方々であり、成功するかしないかも、クリエイターの腕にかかっていたりする。

会社というものは、本当に自分勝手なもので、「成功したら自分の手柄、失敗したら他人のせい」というビジネス白書に載ってそうな傲慢っぷりだ。パンフレット作成のとき、あまりにトンチンカンなことを言って、デザイナーさんを困らせている担当に「アホか、自分でやれ」と横槍を入れたこともある。

ワタクシが勤めている会社に限ったことではないが、どの業界も、もう少し著作権と産業財産権を明確にしたほうがいいのではないだろうか。とにかく、あやふやだ。夢と魔法のネズミを飼っている会社は、この二つをきちんと区別し、商売として成功させているのだから、やろうと思えばできるのだ。

それに、クリエイターは、もっと大切にされるべきだ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋。
< http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/
>
< http://bachio.posterous.com/
> ←ボチボチとポスト。

・週末、時間ができると、恵比寿になるナディッフへ出没してました。というもの、武さん&山根さんのイベントへ。これがまた触手が動くことばかりで、とても新鮮。10月10日(日)に、SWAMP Symposium vol.5 があります/先週の土曜日もお邪魔してきました。イベントの様子を、ニコ動で生放送配信しているのですが、ちょくちょく出て邪魔したり/夕方からその足で、永吉さん、G/Hさん、イラストやCGデザインでおなじみのkuwaさん、デジクリトークでニョキニョキと面白さを発揮されている、もみのこゆきとさんと、中目黒で密談。/密談の場となったお店は、デジクリの読者さんのお店。日本酒好きにはたまらない肴と空間。っても、ワタクシは日本酒飲めないんですけどね。

・SWAMP Symposium
NADiff a/p/a/r/t:< http://www.nadiff.com/home.html
>

・密談の会場となったお店
ニイガタ025:< http://niigata000.exblog.jp/
>

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■展覧会情報
e-space 東京'09展
< http://www.i-e-space.com/tokyo09/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20091006140200.html
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会期:10月15日(木)〜10月26日(月)11:00〜18:00 初日15時から 日休
会場:山脇ギャラリー(東京都千代田区九段南4-8-21 TEL.03-3264-4027)
JR・地下鉄市ヶ谷駅から徒歩1分 入場無料
内容:広告、出版で活動するイラストレーターの集団「イラストレーター e-space(イー・スペース)」が企画開催する展覧会、今回のテーマは「東京」です。日本の中心都市であり、街・自然・歴史・文化など多くの側面を合わせもつ「東京」を55名のイラストレーターがそれぞれの視点から描きます。作品を通して新たな「東京」や懐かしい「東京」などポップでヴァラエティ豊かなイメージをお楽しみください。

参加イラストレーター:あさいとおる、荒蒔悦子、石川日向、いなざわ友恵いりえ・わ・かめ、岩崎政志、上本眞司、蛯原あきら、大賀葉子、オガワヒロシ、小河原智子、桶あきら、おのうえ稔、柿田ゆかり、神谷一郎、川野隆司、小松原英、塩澤文彦、白石佳子、菅野泰紀、須藤敏明、田川秀樹、駄場寛、たぶき正博、玉神輝美、つぼいひろき、トーマスナカムラ、友永たろ、中野博文、西山'カルロス'さとし、norihide、袴田一夫、花山由理、古屋暁hayakawaz-早川修、BOOSUKA、まつしまゆうこ、松林あつし、まつばらあつし、Mari、丸子博史、水穂真善、みやかわさとこ、宮重千穂、宮島幸次、武藤修、森田秀昭、山田ケンジ、YOUCHAN、夢姫、吉田暁、米澤ともえ、ヨネヤマフミアキ、よねやまゆうこ、Rey.Hori
・ポスター
< http://www.dgcr.com/kiji/20091006/tokyo09_MainVisual_TA >

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■セミナー情報
クリエイターのための法律基礎知識セミナー
クリエイターのための契約基礎知識セミナー
クリエイターのための法務対談スペシャル
< http://gs.dhw.ac.jp/event/090916.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20091006140100.html
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著作権、契約といった、クリエイターにとっては必須の法務知識。必須でありながら、制作に直接関わらないために曖昧にしてしまいがちなこれらについて、必要な法務知識の要点を解説。自衛手段を持って万一の法務トラブルに備えると共に、可能な限りトラブルを未然に回避する術をこの機会に身に付け、クリエイティブに集中できる環境を手に入れましょう。
対談スペシャルには、おかだよういち氏が登場!

●クリエイターのための法律基礎知識セミナー
第1回 10月14日(水)「著作権の基礎」
第2回 10月21日(水)「キャラクタービジネス
第3回 10月28日(水)広告法務
第4回 11月 4日(水)著作権の実際 プラス!
各回19:00〜21:00
会場:デジタルハリウッド大学大学院 大阪サテライトキャンパス(大阪市北区西天満6-5-17 デジタルエイトビル)
参加費:各回2,000円(4回セット5,000円)、学生無料

●クリエイターのための契約基礎知識セミナー
第1回 10月15日(水)契約の基本
第2回 10月22日(水)秘密保持契約
第3回 10月29日(水)デザイン契約 〜グラフィック系〜
第4回 11月 5日(水)デザイン契約 〜プロダクト系〜
各回19:00〜21:00
会場:デジタルハリウッド大学大学院 大阪サテライトキャンパス
参加費:各回2,000円(4回セット5,000円)、学生無料

●クリエイターのための法務対談スペシャル
日時:11月21日(土)14:00〜16:00
会場:デジタルハリウッド大学大学院 大阪サテライトキャンパス
参加費:無料
出演:エサキヨシノリ(情熱の学校 学長)< http://www.jounetsu.jp/
>
おかだよういち(Photographer)< http://s-style-arts.info/
>
サエキエイジ(イラストレーター)< http://www.rush-net.com/
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講師:高木泰三(行政書士。文化庁登録著作権相談員)契約・著作権の専門家として、コンテンツビジネスに従事する起業家、クリエイターにアドバイスや契約のサポートをする一方、関西を中心に公共機関や学校などで講演活動を行っている。
※申し込み・詳細はサイトにて

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【訂正】
■クリエイター手抜きプロジェクト[219]Adobe Bridge CS3/CS4編
グーグルマップの画像データを毎日保存する
古籏一浩

グーグルスタティックマップのver 2ではAPIキーが必須となっています。
ver 1では掲載したサンプルでも動作しますが、ver 2では動作しません。
このため以下のように&key=と取得したAPIキーも指定してください。

lat+","+lng+"&zoom="+zoom+"&size=640x640&maptype=satellite";

lat+","+lng+"&zoom="+zoom+"&size=640x640&maptype=satellite&key=【APIキー】";

また、APIキーの取得は以下のURLから行うことができます。
< http://code.google.com/intl/ja/apis/maps/signup.html
>

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■編集後記(10/6)

エンゼルバンク 1 (モーニングKC)
・三田紀房(またかい)のマンガ「エンゼルバンク」(講社、2008〜)を読んでいる。あの「ドラゴン桜」の社会人版で、今度のテーマは転職。「ドラゴン桜」で英語教師だった井野真々子(32)が、転職代理人の海老沢に誘われ、まったく未知の世界である転職サポート事業会社に転職する。彼女はさまざまなタイプの転職希望者の担当となり、そのたびに思いもかけなかった現実に直面し試行錯誤する。気が強くていい訳の多い女性だがなかなか聡明だ。上司・海老沢や、「ドラゴン桜」で上司だった桜木は、常識はずれとも思える価値観を示し、その意味は自分で考えろと井野に命ずる。彼女とともに読者も、この現実世界の意外な仕組みの謎解きに参加し、学ぶことになる。重要なのは、メディアに騙されるな、イメージに惑わされるなということらしい。たとえば、社員個人は会社の利益なんか考える必要はまったくない、どこで働くかではなく誰と働くかが最も大事、部下の失敗を願う上司は優秀、いい会社の見分け方は中古物件の賢い買い方と同じ、なんていう提示はじつにおもしろい。わたしも若い頃、転職を試みたことがある。ペーパーテストは楽々合格だが、面接で失敗。大手広告代理店では、質問の意味さえ分からずしどろもどろ。大手出版社漫画部門では、残業は望まないと正直過ぎることを言ってしまう。当然あっさり落ちたが、まあそれでよかった。居続けたおかげで好きな仕事ができたのだから。サラリーマンにはおすすめ。やわい自己啓発本よりよほどためになる。「成功の反対は挑戦しないこと」納得。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063726614/dgcrcom-22/
>
→アマゾンで見る(レビュー10件)

・食器をいただいた。使っていないものがあるから、と。私の構想としては、白いシンプルな食器で統一する、というものがあったのだが、あれもこれもと足りない状況で、いただけるならと喜んでいたら、段ボール3箱はありそうなぐらい。和の食器で、どれも手触りが優しく日常が豊かになりそうなものばかり。しかし……これ金箔が入ってませんか? これは備前焼、これは清水焼、えーとこれは何だっけ? あれよ、あれ。と。そして焦り始める。日常使いには贅沢ではないか、慣れない部屋での生活で割ってしまうのではないかと。まずは百均のものを買ってきて使い、間取りや家具配置に慣れてから使う方がいいかも、なんて思ったりする貧乏性。この備前焼のお茶碗だとご飯が美味しそうに見える〜。形も景色もいいの。有元葉子さんのレシピ本かと思っちゃう。(hammer.mule)
< http://www.dtp-booster.com/vol08/
>おなじみ上原ゼンジさんのカラーマネージメントセミナー!