■グラフィック薄氷大魔王[197]資料をチラ見する方法/吉井 宏
アプリのウインドウを画面いっぱいにして制作していると、当然だけど資料画像は見れない。画面の端や隙間に資料を覗かせておくのもいいけど、せせこましいし、作業ウインドウを広く使えない。そんな時、「プリントする」以外の最もシンプルな解決法は、デュアルモニタ。サブモニタに資料を表示し、メインモニタで作業する。一般的にはこれで何の問題もないはずだけど、僕自身はデュアルモニタが苦手。タブレットを使ってるとデュアルモニタはややこしいのです。
OSXでは画面の狭さをカバーする、というよりもさらに広く使える方法がいくつか用意されてます。OSX10.5 Leopard以降の標準機能で可能な「資料チラ見」の方法を列記してみました。
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○Exposeでチラ見
Exposeという非常に便利な機能があり、ウインドウを画面いっぱいにして制作していても、Expose一発で背後に隠れている写真をチラ見できる。Finderやアプリで多数のウインドウを開いて、散らかし放題にしておいてもExposeがあれば平気。
以前のExposeは、ウインドウの並び方がちょっと予測できない感じでイマイチだったのだが、OSX10.6 Snow Leopardでは整理された形で並ぶので見やすい。キーボード左側のoptionキーに「すべてのウインドウ」、shiftキーに「アプリケーションウインドウ」を割り当ててます。プレビュー.appなどに資料画像を大きく表示しておけば、optionキーをちょっと押すだけで画像をチラ見できます。
ただ、Photoshopでウインドウ枠のない全画面表示にしたり、アプリケーションフレームを使っていると、開いた複数の画像がExposeで表示されない。そのあたりのPhotoshopの表示方式の不満については、別の機会に書きたいと思ってます。
Snow LeopardではDockからアプリで開いている書類をExposeできるけど、カーソルをDockまで持っていく必要があるので、頻繁にチラ見するには向いてないかも。
○Spacesでチラ見
もうひとつの超便利なOSXの機能がSpaces。画面というかデスクトップを仮想的に何個も持てる機能。アプリケーションごとにどのデスクトップを使うか設定も可能。F1キーにSpacesを割り当ててあります。資料画像用に専用デスクトップを一つ作っておけば、ワンタッチで資料チラ見が可能。複数の画像表示ソフトを別々のデスクトップに起動しておくのも便利。
まあ、Spacesを資料の表示だけに使っていれば問題ないんですけど、開いているアプリやドキュメントが多くなってくると、どのデスクトップで何が開いているのか混乱してくるのが難点。Spaces一覧表示してる最中にExposeでウインドウの一覧もできるんですけどね。
○Dashboardでチラ見
画像を表示するウィジェットを使う方法。例えばDecorというウィジェットでは、Finderから画像や画像の入ったフォルダをドラッグ&ドロップでダッシュボードに表示しておけます(sキーで表示サイズも調整可能)。僕はダッシュボードをF2キーに割り当ててますので、やはり一発で資料をチラ見できます。
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○スティッキーズでガン見
資料をチラ見するのでなく、作業中ずっと見れる状態にしておくにはスティッキーズが便利。コピペやドラッグ&ドロップで画像をスティッキーズに入れられます。で、フローティングウインドウモードにしておくと、常に画面の最前面にスティッキーズを置いておける。画像の拡大縮小表示ができないのが惜しいけど、あらかじめ見やすいように加工しておけばいい。
【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
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Exposeの最後のeには上に点がついてますが、文字コード上不安なので取りました。ところで、194回「マルチタッチBamboo」で「ズームとスクロールの操作が混乱するようだ。」と書きましたが、原因が判明。Photoshopの環境設定で「スクロールホイールでズーム」をオンにしてあったためでした。これをオフにすると、ズームとスクロールの操作はきちんと動きます。
●アニメ『ヤンス!ガンス!』放映中。TVK(テレビ神奈川)
金曜朝7:25と深夜25:25。

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