デジクリ読者の皆さん、こんにちは。studio H.M代表のディレクター/デザイナーの杏珠です。今回は、ガジェットが大好きな自分らしく「iPhone」のお話をさせていただきます。
先日、行きつけ美容院で、順番待ちのあいだにiPhoneでメールチェックをしていたところ、担当のお兄さんが私のiPhoneを見て「杏珠さん、iPhoneですね。自分も欲しいとおもっているんですけど...実際のところ、使ってみてどうですか? 便利なんですか?」と、色々質問を受けました。
さて、いつものごとく皆さんに質問です。iPhoneを周りで使っている人、どのぐらいいらっしゃいますか? 私の知り合いの中では、3割ぐらいがiPhoneユーザーです。普通の一般職の友人の中では、まだ一人も持っている人を見ていません。最近では電車内などでも、iPhoneやiPod Touchを使っている人を多く見かけるようになりました。
私の携帯電話の歴史はというと、PHSからはじまって、携帯電話との両刀使いを12年ほど。キャリア(通信事業会社)ではアステル以外のPHS、携帯電話は3キャリアをまんべんなく使っていました(途中、ケータイは2キャリア同時持ちの時もありました)。複数台の携帯電話を持っている時に「なんかいかがわしい...」と何人からも言われたこともありました(笑)。
でも、こんな携帯電話という小さな機械で、電話も、メールも、インターネットもできるなんて、なんて素晴らしいんだ! とにんまりしながら使っていただけなんです。iモード、写メール、ウォークマン携帯、タッチパネル式ケータイ、モバイルフォン...書き始めたらキリがないのですが、その小さな機械にすごく「未来」を感じながら使っていたんです。
先日、行きつけ美容院で、順番待ちのあいだにiPhoneでメールチェックをしていたところ、担当のお兄さんが私のiPhoneを見て「杏珠さん、iPhoneですね。自分も欲しいとおもっているんですけど...実際のところ、使ってみてどうですか? 便利なんですか?」と、色々質問を受けました。
さて、いつものごとく皆さんに質問です。iPhoneを周りで使っている人、どのぐらいいらっしゃいますか? 私の知り合いの中では、3割ぐらいがiPhoneユーザーです。普通の一般職の友人の中では、まだ一人も持っている人を見ていません。最近では電車内などでも、iPhoneやiPod Touchを使っている人を多く見かけるようになりました。
私の携帯電話の歴史はというと、PHSからはじまって、携帯電話との両刀使いを12年ほど。キャリア(通信事業会社)ではアステル以外のPHS、携帯電話は3キャリアをまんべんなく使っていました(途中、ケータイは2キャリア同時持ちの時もありました)。複数台の携帯電話を持っている時に「なんかいかがわしい...」と何人からも言われたこともありました(笑)。
でも、こんな携帯電話という小さな機械で、電話も、メールも、インターネットもできるなんて、なんて素晴らしいんだ! とにんまりしながら使っていただけなんです。iモード、写メール、ウォークマン携帯、タッチパネル式ケータイ、モバイルフォン...書き始めたらキリがないのですが、その小さな機械にすごく「未来」を感じながら使っていたんです。
そんな中、まだiPhoneが存在しない頃、ふとあることに気がついたんです。『色々なことができるけど、携帯電話って、やはり電話なんだよね』って。当たり前のように聞こえますが、これが自分にとっては実に深いんですよ(笑)ここに携帯電話からiPhoneに切り替えた理由の大きな流れがありました。
ちょっと話が外れますが、今回の話に関係している事なので、今まで所有してきたパソコンの話をします。仕事用にMacはこの15年ぐらいは、ずーっとデスクトップ型を使っていまして、平行してウィンドウズマシンもデスクトップとノートパソコンを引き継ぎながら使っていました。
デザイン事務所にいた頃は併用して富士通のINTER Top*とかPanasonicのピノキオ**といったミニノートやモバイル端末も同時に使っており、その流れでデータ通信はPHS、電話は携帯電話という使い方をしていたのです。
*< http://www.fmworld.net/intertop/
>
**< http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/961219/pino.htm
>
このようにマニア的にパソコンやガジェットを用いていたので、それら機械を関連づけて使うというよりも、機械ごとの個別の機能やテクノロジーを味わうという感じでした。当時は『モバイルするぜ!』といっても、いかんせん通信回線速度が遅いので、せいぜいメールやテキストベースのサイトを見るぐらいでしたから、そのためにノートパソコンを持ち歩くのはちょっと...というのが正直なところでした。
その当時のモバイル環境に大きく変化をもたらしたのが、PHSや携帯電話で送受信できるEメールの登場です。実際にメールをする相手のほとんどはプライベートだったので、長文のメールというよりも、フランクな短いメールで済みました。仕事のメールも、閲覧するだけなら携帯電話でも問題ないというのが分かってからは、モバイルマシンを持ち歩くことが少なくなりました。
その後は皆さんもご存じの通り、携帯電話でウェブサイトも見られるようになり、写真も撮れるし、音楽も聴ける、ワンセグでTVも見られて、機種によってはパソコンから送られてきたワードやエクセル、PDF等の添付書類も見られるようになりました。そのため、よほどのことでない限りは、携帯電話ひとつでモバイル生活は事足りるようになりました。
そんな便利に使っているのにも関わらず、自分ってやっぱり欲張りなんですよね(笑)。ここで携帯電話に対して不満がありました。
1)機種変更をするたびに、操作方法が変わってしまう(キャリア独自の仕様によって、できないことも出てくる)。
2)各携帯電話の電話帳データの互換性が完全でなく、機種変更するときに今まで登録していたデータが完全に移行できないこともあった。
3)パソコンで携帯電話内のデータ管理ができないことや、データ管理ソフトによっては使えない機能もあった。
とはいっても根っからのガジェット好きなので、上記の3つの不満があっても機種変更するたびにワクワクしながら新しい機械を触るのはものすごい嬉しいですし『できない』や『トラブル』を解決するのが大好きな自分としては、もはや不満ではなかったりしますが...(笑)
そういった携帯電話との生活の中で、すばらしく魅惑的なガジェットを入手しました。それが2008年1月に入手した「iPod Touch(初代8Gモデル)」です。元々MP3プレーヤーが欲しいと思っていたのですが、どうにもしっくりくるモノがなく、そんなときにiPod Touchの存在を知りまして『これだ!』と思い、速攻で入手しました。
iPod Touchを入手してから、自分の中で携帯電話に対してモヤモヤしていたものが何かということがハッキリしてきました。それは『Mac内の自分に必要なデータをそのまま同期できる利便性と安心感が欲しい』ということでした。以前、Visor Deluxe*というPalmOS搭載ガジェットを使っていました。Mac内でデータの同期ができるというのがものすごく新鮮で、本体以外でもデータが保存ができることに安心感が持てたのです。
*< http://www.ad-visor.net/guide/guide_chapter1-1.html
>
MP3プレーヤーとして、動画やデータのビュアー、ウェブ閲覧、メール、ゲームに...そして、仕事でもプライベートでも活躍しているMacとの親和性、Appleらしいそぎ落とされたデザインや操作性の魅力にクラクラしました。
それほどゾッコンのiPod Touchでしたが、使えば使うほど悩ましいことも出てきました。それが『Wi-Fi環境でしかネットワークに繋がらない』ということです。家の中では、意識せずにいつでもWi-Fiを快適に使っていましたが、一歩外に出ると、フリースポット以外では、ネットワーク機能は一切使えないのです。ある意味、生殺しに近い状態で...。iPod Touchで思わずメールチェックしようとしたことも2回や3回ではありません。もちろん、チェックできるはずもなく(笑)。当時は所有していた携帯電話も大好きでしたが、『小さなMac』というべきガジェットの魅力には勝てませんでした。そんな日々を過ごしている中、ついにその日はやってきたのです。
2008年8月30日、iPhone3G(16Gモデル)購入。7年間使っていた携帯電話からiPhoneに変えて、心底良かったと思っています。そして今年、iPhone3GS(32Gモデル)に機種変更しました。体感速度も容量もUPして、今までにない使い方も日々発見できて、ますます手放せない一品になりました。
私の場合、モバイル機器やパソコンを常に使っていて、機械モノが好きで、Apple製品が好きという歴史があって、そこからiPhoneを購入するに至ったわけなので、一般の方とは違うケースだということを前提にして、くだんの美容院のお兄さんには以下のことをお話しました。
1)パソコン(Mac、Windowsどちらでも)はなくても一応使えますが、パソコンがないと、いざというときや機能は十二分に発揮できません。(データの整理等)
2)おサイフケータイ機能、モバイルSuica(ICOCA、TOICAなど)は使えません。
3)比較的バッテリーの減りが早いので、バッテリーの予備は別途購入することを前提にした方がいいと思います。
4)携帯電話専用サイトやサービスは基本的に利用できません。
5)デジカメの画素数は低めです。
6)タッチパネル式なので、従来の携帯電話のようにボタンを押している感覚がありません。
そして、上記の携帯電話に持っていない機能を踏まえた上で、iPhoneのオススメなところとして。
1)やはり一番の魅力は『小さなパソコン』と思ってもらった方が分かりやすいのですが、有料、無料を問わずに膨大なアプリケーション、そしてWebサービスが公開されていますので、自分にあった機能を追加することが可能。それによってiPhone一台一台が全く違う次元の『携帯電話』になります。お小遣い帳、手書きメモ、音声をテキスト変換、撮った写真の特殊加工、パソコン経由でのプリントアウト、コードレス電話の子機として使う、プレゼン用マウス、路線検索、地図検索など、例をあげればキリがありません。
2)パソコンを併用して使うことで、iPhoneは何倍にも利便性が高まります。アプリケーションによっては、パソコン版やウェブ版も出ています。管理はパソコンで、データの収集や閲覧をiPhoneで行い、リアルタイムにパソコンやWeb上のデータと同期することで、パソコンからでもiPhoneからでも、常に最新状態のデータを活用することが可能。自宅でチェックしたWeb上の記事を登録しておいて、あとで読むといったRSSリーダーとか、仕事で作成したデータが入っているパソコンを遠隔操作することなども。
3)用途やアプリを最小限にすることで、タッチパネルで直感的に操作することが可能。マニュアルを熟読しなくても、使い慣れるのに時間がかかりません。
4)iPhone内の電話帳データ、写真、動画、音楽は、iTunesを使ってパソコンとiPhoneとのデータの同期、入力、管理ができます。iPhone内のデータはパソコンでバックアップできるので、万が一の時のための保険にもなります。
という話を店員さんにしたところ「前向きに検討してみます」と笑顔で返してくれました。自分は『機械と人間とのいい関係を築き、その架け橋になりたい』という信条で色々な方にパソコンやガジェットのお話をさせていただいています。そうすることで、AppleユーザーやiPhoneユーザーが増えることは歓迎です。せっかくワクワクする新しいテクノロジーに触れられるのに、よく分からないまま購入して『これ、使えないな』となるのだけは本当に避けてほしいので、iPhone購入の際には、一軒のお店だけでなく、二、三軒お店を回ってみて店員さんに聞いたり、関連書籍を読んでからにすることをオススメします。パソコンに詳しい人がいれば、その人に聞いて見るのもよいかと思います。
今回はiPhoneの購入についてお話させていただきました。iPhoneに限らず、色んな機械やテクノロジーに触れると、新しい見方や考え方が生まれることも多いので、ぜひ色んなモノに触れてみて下さいませ。
【あんじゅ】ask@happy-montblanc.com
東京都出身。デザイン事務所「studio H.M」代表。エディトリアルを中心にデザイン業を営んでます。愛車のSKYWAVE250にPSPのマップラスナビをつけて、いろんな所に出没してます。大手コンビニエンスストアと某家電量販店でAV機器(カーナビ、衛星放送機器、テレコ)の販売経験を持つ、妙な経歴の持ち主のディレクター/デザイナー。
『みんなが幸せになることはないか?』をモットーに、日々自分が気になることを追求し、業種、仕事にとどまらず多方面で物事を追求し、答えを求めている天国思考な人物です。最近はモチベーションを上げるためにはどうしたらいいか? ということもよく考えるようになったので自分で勝手に『モチベーションクリエイター』という肩書きを作りました(笑)。
趣味は機械モノ(PCとかガジェットとか)やゲーム、料理(食べ物)が大好物です。業種、仕事の内容、もちろん仕事でなくとも『ピンっ!』と何かを感じてくれましたら、いつでもコンタクトいただければ嬉しい限りです。
< http://happy-montblanc.com/blog/
>
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- iPhone、持ってもないのに読んでみた。最高!
- 時間対効果を考えると・・・
- 参考にはなったが・・・。
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- コモライフ 2009-07-17
- おすすめ平均
- いい感じ
- 便利だが...
by G-Tools , 2009/12/11