武&山根の展覧会レビュー 特別編 武と山根の2009年を振り返る
── 武 盾一郎&山根康弘 ──

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山:それにしてもえらい寒なってきましたねえ。もう冬やねえ。

武:いつの間にか12月下旬ですからねぇ。

山:ほんまほんま。

武:2009年を振り返らないとならないじゃないですか! どうでしたか、この一年?

山:どうでしたかって、どうしたもこうしたもw

武:何の年末的感慨もないな、俺。

山:同感です。

武:厄年ですよ。


山:あ、僕はやっぱり親父がもうすぐ死ぬみたいなんで、それはいろいろ思うとこあります。

武:2009年と言ったら、元旦にインフルエンザにかかって、10余年苦楽を共にした恋人と別れて、高田馬場事務所の仕事はとうとうゼロになり、絵に集中した一年でした。おかげで楽しい一年でした。あと、煙草もやめました。

山:へー。なんか結構いい年やったんやな。ええやん。金もかからんし。

武:なんかね、リセット年だったなあ。

山:ええやん。総じて。

武:何の保障もないんだけどね。


山:僕もない。でもまあなんとかやってるしなあ。悲観的になる時ももちろんないとは言わんけど、でもまあ、別にねえ。

武:俺もしばしば悲観的になる、自殺するか犯罪犯すかしかねえのか? とか、ふと思ったりする。

山:そんなこと考えてもねえ。そうしかない! と思えばそうするやろし。

武:しかしそれはモチベーションとなって制作するエネルギーになったりしてね、役に立ってるのよ、怒りと憎しみと絶望は動機に変わる。



山:今の僕はまるでそんな気にもならないんで、淡々と借金かえそうとしてるだけやなあ。しかも減らん。でも何もそこに対して思わない。実際のところ、借金を返そうという気でやってるわけでもない。なんも思わん。これからどういう絵を描こう、ということを、ほんまゆっくり考えてる感じ。悪くないですね。

武:そっか、

山:でも、身体は確実に昔よりあかんね。

武:まあ、絵の何が凄いかって言うとさ、絵って逃げないんだよ、どんなに時間が経ってもそのまんまでいるの。裏切らないの。時間によって進化も退化もしないの。そのままでいてくれるの。


山:一番必要なことって、そういったものを信用できるかできないか、ってことだけのような気がする。武さんの場合は絵なんやろな。そういうものを生きてるうちに創れるのか。ということだけ。あとはどうにでもなるやろしどうにかしろよ、とw 結局ね、僕は何がしたいんかなあと考えると、ただ遠くに行きたいんよね。自分と関係ない遠くに。そこには自分が含まれているんだが、自分から決定的に遠い、そんな場所に自分が存在したい、というか存在してるような気がしたい、という。矛盾なんかねw

武:ネトゲってそういう世界らしいよ。

山:なるほど。同じことなんかもね。ただ僕はやっぱ絵で、自分の絵で感じたい、と。自分で描かんとどうも自分を確認できない。他のものやとどうしても誰かが作ったもの、って思てしまうからなあ。ってやっぱ矛盾か。


武:ところでswamp-publicationの忘年会はいつ?

山:あ、スワンプの忘年会は12月26日(土)、うちでやります!

武:酒とつまみ持ち寄りでか、ウェルかめ! 江戸川橋!

山:早稲田駅も近いですよー。デジクリ忘年会も一緒にやってまおう! みなさん! ようやくうちで宴会です! でもそのあたりはみなさん忙しいんかな。お時間あるかたはぜひ!

武:ぜひ! 未婚女性歓迎! 俺と結婚を考えている女性はぜひ!

山:おらん。

武:じゃあこなくていいわ! 女人禁制! 年末、男祭り! 和太鼓が鳴り響く汗臭い湯気とふんどしと日本酒じゃ! ゴルア!

山:なんでそう両極端やねん。みなさまお気軽にお越し下さい!

武:俺と結婚する気のない女性は来なくていいよー!

山:武さんが来なくていいですよ。。

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